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元スレ少女「私を食べてくれない?」青年「いいよ!」

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1 :

町中──

青年(あ~あ、つい金貸しちまった)

青年(まぁアイツはきちんと返すヤツだからまだいいけど)

青年(頼まれると、イヤっていえないんだよなぁ……)

青年(というか、ほとんど反射で“いいよ”っていってる時もあるし)

青年(この癖治さないとなぁ……)

2 :

カニバ?

3 :

いいよ(パニッパニッ

4 :

カニバだよなもちろん

5 :

青年(癖なおった)


6 = 1 :

青年は一人の少女を見つけた。
しきりに町を歩く人に話しかけているが、誰にも相手にされていない。

青年(なんかマッチ売りの少女みたいな光景だな)

青年(どれ、俺が少し相手をしてやるか)スタスタ

「あのぉ」

青年「なんだい?」

「私を食べてくれない?」

青年「いいよ!」

「ホント!?」

青年(あれ、もしかして俺、やっちゃった……?)

7 = 1 :

「ありがとう、嬉しい!」

青年「ちょっと待ってくれ、食べるってどういう意味──」

「じゃあさっそくあなたの家に行きましょ」グイッ

青年「いやだから、ちょっと」

「ほら早く、早く!」グイグイ

青年(なんつう強引な子だ!)

8 :

珍しいカニバリズムスレ

9 = 1 :

青年のアパートに到着した。

「へぇ、ここが私の調理場か」

「ちょっと汚いけど、まぁいいかな」

青年「え~と、ごめん。君はいったいなんなんだ?」

青年「私を食べて、ってのはどういう意味だ?」

「文字通りの意味だってば」

青年「つまり俺は君を調理して、食べればいいってことか?」

「うん!」

青年(いまいち理解できないけど、子供の間でこういう遊びが流行ってんのかな)

青年(まぁいい、少し付き合ってやれば満足するだろ)

10 :

マジキチSSか

11 = 1 :

青年は手と口で、少女を切ったり焼いたりする振りを始めた。

青年「トントントン」

青年「ジュ~ジュ~」

青年「サッサッサ~」

青年「オリーブオイルをかけて、と……ドバドバ」

青年「はい、出来あがり~……とこんなもんでどうだい?」

「ふふ、今のは予行演習?」

青年「え?」

「じゃあ次はちゃんと私を調理してね」

青年(お、おい……今ので満足してくれよ……)

12 :

東京赤ずきんだっけ?
食べてもらいたがってる漫画あったよな

13 = 1 :

青年「あ、あのぉ……」

青年「調理するってのは、つまり……君を包丁で切ったり焼いたり、ってこと……?」

「もちろん!」

「揚げてもいいし、煮てもいいし、蒸してくれてもいいよ」

「楽しみ~」

青年「おいおい待ってくれ。そんなことしたら、君は……死ぬぞ」

「うん」

青年「うん、じゃないだろ! 死んじまうんだぞ!」

「だって私、そのために生まれてきたんだもの」

14 = 1 :

青年「そのために生まれて……って誰の子だよ、君は!?」

「料理評論家の××よ」

青年「!」

青年(××っていったら、有名な美食家じゃないか!)

青年(そういやついこの間、死んだってニュースでやってたな)

15 = 1 :

青年(なんでも臨終の言葉が“一番食べたいものが食べられなかった”だったらしく)

青年(まだ食べ足りないとは、さすがは希代の美食家、とかいわれてたっけ……)

青年(独身っぽかったが、子供がいたんだなぁ)

青年(けっこう強引な性格してたし、この子の強引さもきっと遺伝かな……?)

青年「………」

青年(あいつの“一番食べたいもの”って、まさか──!)チラッ

「?」

16 :

処女のまま食うのか?

17 = 1 :

青年「つまり君は、××に食べてもらうために生まれて、育てられたってことか?」

「そだよ」

「お父さんいつもいってたっけ」

「“私はこの世のあらゆる食材を堪能したが、人間だけは食べたことがない”」

「“お前は私の美食家としての最後のピースを埋めるために、生まれたんだよ”って」

青年「………」

18 :

なんだ、バリバリムシャムシャバキバキゴクンってするわけじゃあないのか

19 = 1 :

「人をさらうってことも考えたらしいんだけど」

「リスクが大きいし、どうせなら自分で最高の食材を育てたいってことで」

「どこかの女の人にお金を払って私を産ませたみたい」

「味がよくなるかもっていっぱい運動や勉強をさせられたし」

「……でもお父さん死んじゃったから、私を食べてくれる人がいなくなって」

「私、家から逃げて、自分を食べてくれる人を探してたの」

青年(もうわけ分からん……)

20 = 1 :

青年(なんか、ドラえもんの作者が描いた、ある短編漫画を思い出してしまった)

青年(でも、あれはあくまで広い宇宙には……って話だが)

青年(××と少女は、紛れもなく俺と同じ種族だ)

青年(人間を殺して食う、のはいけないことだという法の下で生活している)

青年(そういう人もいるんだね、じゃ話は済まされない)

青年(美食家がやっていたことは、れっきとした犯罪だ)

21 :

川越シェフの娘かよ

22 :

子供はおしりがいいと聞いたな
東京赤ずきん思い出した

23 :

むしろ青年が川越シェフ

24 = 1 :

青年(もし俺がこの子を食べて逮捕されたら、親は泣くだろうな)

青年(というか、ドン引きだろう……)

青年(面会とかにも来ないんじゃなかろうか)

青年(まちがいなく犯罪史に残るよ、俺の名前)

青年(それに……食材にされるために生まれてきたこの子の価値観も哀れすぎる)

青年(なんとしても、説得しなきゃならない……!)

青年(さっき勉強してたといってたし、心をこめて説得すれば分かってくれるはず!)

25 = 1 :

青年「えぇと、だ」

青年「結論からいうと、俺は君を食べることはできない」

「えっ?」

青年「なぜなら食べてしまったら、君は死んでしまうからだ」

青年「死ぬというのはとても悲しいことなんだよ」

「え、でも私は食べてもいいっていってるよ?」

「むしろ食べてもらえない方が悲しいんだけど」

青年「まぁ、そうかもしれないんだけど……」

26 = 1 :

青年「きっと包丁で切られたりしたら、痛いぞ~苦しいぞ~」

「もちろん覚悟してるよ」

青年「い、いや覚悟したって痛いもんは痛いだろう……」

「でも私、食べてもらえるためならどんな苦痛だって我慢してみせる!」

「安心して!」

青年(安心できるかよ……)

青年(心に訴えるのは無理そうだな……。じゃあちょっと角度を変えてみるか)

27 = 1 :

青年「この国には法律というものがあってだね」

青年「人を殺す、ましてや食べるなんてのは言語道断なわけだ」

「ふぅん」

「でも今さらだよね」

「私をここまで育てるまでに、お父さんは山ほど法律違反してるだろうし」

青年「まぁ、たしかに……」

「罪が法に照らし合わされる頃には、私はもう胃袋に入ってるんだしさ」

「つまり、あとはあなた次第ってこと」

青年「………」

28 = 10 :

いいよいいよ

29 = 1 :

青年「俺は、犯罪者にはなりたくない……」

「そっか」

「じゃあ、また私を食べてくれる人を探しに行くね」スッ

青年「!」

「相手してくれて、ありがと」

青年「ちょ、ちょっと待て!」

30 :

ミノタウロスか


確かに話の流れは似てるね

31 :

俺なら
「もっとおいしくなるために色々経験しなきゃ」と少女に言い聞かせて色々する。

32 = 1 :

青年「はっきりいっておこうか。この国には君を食べてくれる人なんていないぞ」

青年「さっきみたいに町で勧誘していたところで、いずれ誰かに通報されて」

青年「警察に補導されて……ってのがオチだ」

青年「だからもう、自分を食べてもらおうなんてマネはやめろ!」

「……そうなんだ」

「私を食べてくれる人なんて、いないんだ……」

青年「そうだよ! だから──」

「だったら……死ぬ」

青年「!?」

33 = 1 :

「私を食べてもらうことは、私にとって全てだった」

「でもそれが叶わない夢だと分かった以上、もう生きる意味はないよね」

「じゃあね、お兄さん……」スッ

青年「お、おいっ!」

青年「わ、分かった! 食べる!」

青年「君を食べてやるから、少し落ち着けって!」

「ホント!? 今度はウソじゃないよね!?」

青年「あ……」

青年(また勢いで適当なことを口走ってしまった……)

35 = 1 :

「今、いったよね? 食べてくれるっていったよね?」

青年「ああ、いった、ね……」

「よかったぁ~……やっぱりお兄さんを選んだ私は正しかった!」

青年(俺のバカ……)

「──で、焼くの? 煮るの? 蒸すの? 揚げるの? 炒めるの?」

「私も自分がどんな味だか知らないから、あまり大きいこといえないけど」

「きっと美味しいから!」

37 = 1 :

青年「……まぁ、待て」

青年「君ほどの食材、どう調理するかなんて簡単には決められないさ」

青年「だから三日間、猶予をくれないか?」

青年「その三日で、君をどう調理するか考えさせてもらうよ」

青年「それまではここで寝泊まりしていいから」

「うん、分かった!」

青年(あっちゃあ……どうせなら一週間とか一ヶ月とか長めにいっとけよ……)

38 = 1 :

「あぁ~ワクワクしてきた」

「お兄さん料理は下手そうだけど、食べてくれるだけで嬉しいよ」

「ありがとう、お兄さん」

青年「ハ、ハハ……シェフになったつもりで、頑張るよ……」

青年(どうする……)

青年(どうする──)

青年(どうする!?)

39 = 1 :

青年(もしこの問題に正解があるとしたなら──)

青年(『町で少女を無視する』だったが、はっきりいってもう手遅れだ)

青年(──となると、やっぱり警察か?)

青年(でも、こんな価値観の子を警察に突き出したら)

青年(警官の目を盗んで自殺しかねんぞ……)

青年(かといって食べるってのはなぁ……)

青年(どうしよ、マジで……)

青年(つうか、なんで俺、人を食べるとか食べないとか本気で考えてるんだろ)

青年(もう、俺もおかしくなりつつあるのかな……)

40 = 1 :

夜になった。

青年「じゃあ寝ようか」

「うん、おやすみなさい」

「すぅ……」スヤスヤ

青年(あどけない寝顔だ……)

青年(俺、本当にこの子を食べられるのか……?)

青年(食べられるわけないよなぁ……)

41 :

性的な

42 = 1 :

翌日、青年はファミレスでバイトをしていた。

青年(いつもはバイトなんかかったるいけど)

青年(今日に限っては、なんか日常に戻れたって感じでほっとするな……)

青年(今俺の家には、自分を食べられたがってる女の子がいるなんて信じられないよ)

青年(さてと、このハンバーグを焼いて……)

青年「!?」

青年の目には、グリルで焼かれているハンバーグが、あの少女に見えた。

44 = 1 :

青年「うっ……」

青年「うぇっ……!」ガクッ

バイトA「おいどうした、大丈夫か!?」

バイトB「しっかりしろ!」

青年「だ、大丈夫だって……うぅっ!」クラッ

バイトA「大丈夫じゃねえだろ、顔真っ青だぞ!」

青年「わ、悪い……ちょっと休むわ」

バイトA「おお、無理すんなよ」

青年(やべぇ、本当におかしくなったのかも……)

45 = 1 :

結局、青年はバイトを早退した。

青年「はぁ……」

青年(肉はおろか、野菜やデザートまであの子に見えてしまうとは……)

青年(やばいなぁ、こんなことが続くようじゃあそこ辞めなきゃならないぞ)

青年(せっかく仕事に慣れてきたとこだったのに……)

青年(なにか、いいリラックスの方法はないかなぁ)

青年(ちょっと本屋にでも寄って調べてみるか)

46 :

とりあえず付き合って
いちゃいちゃして
結婚して
セックスして
子供ができて
孫ができて
ヨボヨボになって
臨終を向かえたら食べればよくね?

48 = 1 :

青年(リラックスの本とか、どこら辺にあるんだろ)キョロキョロ

青年(……あ、あれは料理の本だ)

青年(なんでこんな時に限って、料理の本なんか見つけちまうんだよ)

青年(いや、ここはあえて料理の本を眺めて克服した方がいいかもしれない)

青年(よし、見よう)ペラッ

青年「………」

本をめくると、そこにはさまざまに調理された少女の写真が並んでいた。

青年「うっ……」

青年「うわあぁぁぁぁっ!」

青年は本屋を飛び出した。

50 :

女体盛りだ


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