元スレほむら「絶対にみんなを助けてみせる!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
201 = 191 :
猿さんって俺らが書き込んどけば回避できるの?
202 = 1 :
マミの夢の中
マミ「ここは、どこかしら?」
マミ「ずいぶんと冷たいわね」
マミ「あれ? もしかして、閉じ込められてる?」
マミ「ど、どうして」
マミ「誰か、誰か助けてよ」
マミ「鹿目さん、美樹さん、暁美さん、佐倉さん」
マミ「わたしはもう一人じゃないはずなのに」
マミ「誰か……」
バキーン
203 = 180 :
>>197
打算も裏切りもあるんだよ
204 = 191 :
>>203
そんなの絶対おかしいよ!
ここまで魔法少女の裏事情を何も知らないマミさんが時限爆弾みたいでハラハラする
205 = 180 :
>>201
一人で書き込みすぎるとバイバイさるさん
206 = 1 :
現実世界
マミ「ハッ」
杏子「大丈夫か?」
マミ「佐倉……さん」
杏子「どうやらQBに閉じ込められてたらしい」
さやか「だからあたしと杏子で」
杏子「助けてに来てやったよ」
マミ「あ、ありがとう……」ウルウル
杏子「お、おい泣くなよ」アセアセ
さやか「ラブラブですな、お二人さん」
杏子「ちげえよ、ラブラブとかじゃねーよ」
マミ「うっ、うっ……」
杏子「ああ、もう泣くなよ」
207 = 1 :
ほむら「ここにいたのね、杏子」
まどか「みんな……」
杏子「おっ、無事だったか」
ほむら「ええ、すぐにQBの気配が分かったから行ってみると」
ほむら「案の定契約を迫っていたわ」
ほむら「あと一秒でも遅かったら危なかった……」
さやか「あれ? じゃああたしいい仕事した?」
杏子「ん? 何かしたのかよ」マミサンカカエテ
さやか「いやあ、ずいぶんQBと長話してたからね」
さやか「内容は空っぽなんだけどさ」
まどか「ありがとう、さやかちゃん」
ほむら(たまには役に立つようね)
ほむら「そろそろ帰りましょう」
208 = 191 :
>>205
頑張って支援するわ
209 = 1 :
マミホーム
ほむら「また何か仕掛けられてるかもしれない」
ほむら「十分に気をつけなさい」
ガチャ
杏子「見た感じ、何も変化はねーな」
ほむら「それでも何があるか分からない」
ほむら「食事は全て安全と分かっているもののみ、食器も同様」
ほむら「睡眠も当番制にしましょう」
まどか「あの、ちょっといいかな?」
ほむら「何かしら?」
まどか「なんでQBは、あんなに魔法少女にしようとするんだろう」
まどか「ほむらちゃんも、どうして会って間もないわたしたちを助けてくれるの?」
210 = 191 :
そういやまどかさんはずっと何か気になってる感じだったな
211 = 1 :
ほむら(まずいわね)
ほむら(真相を話せば魔法少女にはならないかもしれない)
ほむら(でもその場合、巴マミがどうなるか)
ほむら「……それは」
さやか「友達が欲しいんだよ、ほむらは」
まどか「友達……?」
さやか「転校する前、ずっと入院してたから友達がいないみたいなんだよ」
さやか「だからあたしらと親しくしてくれるんでしょ?」
ほむら「え、ええ。その通りよ」
ほむら(そういえば、美樹さやかにはそう言ったんだったかしら)
212 = 191 :
この青…できる……!
213 = 1 :
杏子「なんだ、そんな理由だったのかよ」
杏子「ほむらが本当に仲間か悩んだあたしがバカみたいじゃないか」
杏子「いいよ、友達って奴になってやんよ」
マミ「実はわたしも全然友達がいなくてね」
マミ「一人暮らしで忙しい上に魔女も狩らないといけなかったから」
マミ「今みたいな時間は、とっても嬉しいの」
マミ「暁美さん、あなたはわたしの友達よ」
さやか「もちろん、あたしもだよ」
さやか「ほむらにはいろいろ助けられちゃったからね」
さやか「ほむらとあたしは友達さ」
214 = 1 :
まどか「正直、最初はほむらちゃんが何考えてるのか分からなくて」
まどか「ちょっと戸惑っていたんだよね……」
まどか「でも、ああまでして助けに来てくれて、わたしとっても嬉しかったんだ」
まどか「ほむらちゃんは、わたしの最高の友達だよ!」
ほむら「みんな……」
ほむら(全員から好感を得られるなんて、今まで一度もなかった)ウルウル
ほむら(やったわ。わたし、ついに成し遂げたのね)ポロッポロッ
まどか「顔を上げてよ、ほむらちゃん」
まどか「涙、拭きにくくない?」
まどか「わたしが拭いてあげるからね」フキフキ
215 = 191 :
キマシ
216 = 1 :
ほむら「ありがとう、まどか」ウルウル
まどか「お礼を言うのはわたしの方だよ」
マミ「さて、一段落着いたし、食事にしましょう」
マミ「とりあえず今日はお店で買ってくるわ」
杏子「じゃああたしも付いていくよ」
杏子「また何かあるといけないし」
ほむら「そうね。それがいいわ」
ほむら「ただし、魔女がいても、魔女図鑑に書いてない魔女とは戦ってはダメよ」
杏子「分かってるさ」
杏子「でも、できれば今は少しでも早くグリーフシードが欲しいな」
ほむら「そう……ね」
217 = 1 :
マミ「行ってくるわ」
ガチャ
ほむら「さて、今から状況を整理しましょうか」
ほむら「今はいろいろ疑問があるでしょう?」
まどか「そう、だね」
さやか「はいは~い、質問」
さやか「ずっと気になってたんだけど、ソウルシードとかグリーフジェムとかってつまり何?」
ほむら「ソウルジェムとグリーフシードね」
218 = 111 :
さやかちゃんいいこ
219 = 118 :
まだあってうれしいほむ
220 = 1 :
ほむら「ソウルジェムとはわたしの魂みたいなものよ」
ほむら「いつかQBが言っていたように、これが無事なら絶対に死なない」
ほむら「逆に、これが砕けたら肉体は健康でも死ぬわ」
まどか「えっと、その、色が濁っていくのはなんでなの?」
ほむら「魔力を消耗したり、肉体や精神がダメージを受けた場合に穢れていくの」
さやか「穢れきったら魔法が使えなくなったりするの?」
ほむら「穢れきった魔法少女は、魔女になるわ」
さやか「え?」
まどか「……え?」
221 = 191 :
出勤時間がきてしまった……
222 :
おもしろしえん
224 = 1 :
さやか「ちょっと待ってよ」
さやか「魔法少女は魔女を倒す存在……でいいんだよね?」
さやか「魔法少女が魔女になったら本末転倒って言うか」
まどか「そうだよ、魔法少女として頑張った娘が魔女になるなんて、そんなの絶対おかしいよ」
ほむら「それがQBの狙いなのよ」
ほむら「難しい話は抜きにして、QBはわたしたち魔法少女が魔女になるときに出る力を欲しがっているの」
ほむら「QBと契約するってことは、すなわちいずれ魔女になるということよ」
225 :
織莉子ちゃんキリカちゃん対策はしないのん
226 = 1 :
さやか「じゃあ、ほむらや杏子、マミさんは」
ほむら「ええ、その通りよ」
まどか「そんなっ、そんなのってないよ」
まどか「魔女にならないで済む方法はないの?」
ほむら「もちろんあるわ」
さやか「な、なんだよ、あるのかよ」
ほむら「グリーフシードを使うことで、ソウルジェムの穢れが取れるのよ」
さやか「ああ、なるほど」
さやか「あれ? でも、グリーフシードって」
ほむら「魔女が持っているものよ」
227 = 118 :
ほむ
228 = 111 :
残酷ですなぁ
229 = 1 :
まどか「魔女が持っているって、つまり」
さやか「もともと魔法少女だった奴が持っているってことかよ」
ほむら「だから、ソウルジェムを穢れさせないためには、常に誰かを魔法少女に契約」
ほむら「そして魔女にさせて仕留める必要があるわ」
ほむら「つまり、あなたたち二人を魔法少女にしないようにしているのはイレギュラーってことよ」
まどか「魔女にならないためには、誰かを犠牲にしないといけないなんて」
さやか「魔女にならない方法はそれだけなのかよ」
ほむら「もう一つだけあるわ」
230 = 118 :
ほむっ
231 = 111 :
まみまみ
232 = 1 :
ほむら「自分自身のソウルジェムを、穢れてしまう前に砕くことよ」
さやか「なっ……」
まどか「そんな……」
ほむら「悲しいけどこれが事実よ」
ほむら「これで分かったでしょう」
ほむら「いかにQBが悪質か」
ほむら「そして、絶対に魔法少女にはなってはならないということが」
さやか「それを、知ってて魔法少女になったの?」
ほむら「これを知ったのは……、契約したあとよ」
まどか「マミさんや杏子ちゃんは知ってるの?」
ほむら「いえ、まだ知らないわ」
233 = 118 :
ほむぅ
234 = 1 :
ほむら「そこで約束してほしいの」
ほむら「ソウルジェムは、精神的に苦痛になるだけで穢れてしまう」
ほむら「だから、この話は絶対に二人に内緒よ」
さやか「……分かっ……た」
まどか「…………うん」
まどか「でも、それって、いつかほむらちゃんも魔女に……」
ほむら「ならないわ」
ほむら「……絶対に」
ガチャ
マミ「ただいま」
杏子「帰ったよ」
ほむら「おかえりなさい」
235 :
ほむ
236 = 118 :
ほむほむ
237 = 1 :
杏子「しかし、魔女は全然いなかったよ」
マミ「平和なのはいいことね」
杏子「でもそれじゃあグリーフシードが」
マミ「佐倉さん、そんなに急がなくたって大丈夫よ」
杏子「はあ……」
ほむら「…………」
まどか(つまり、今はソウルジェムが穢れた魔法少女はいないってことかな)
さやか(さっきの話を聞くと、なんか気まずい)
マミ「どうしたの? 三人共」
ほむら「いえ、なんでもありません」
杏子「じゃあ飯にしよーか」
239 = 1 :
翌日
ほむら「おはよう、杏子」
杏子「ああ、もう起きたのか」
ほむら「悪いわね、見張りを頼んじゃって」
杏子「いいってことさ」
杏子「今はあたしが一番元気なんだから」
マミ「ん……、あら、佐倉さん、暁美さん、おはよう」
マミ「暁美さん、早いのね」
ほむら「いえ、今起きたばかりです」
杏子「さて、二人起きたし、あたしは眠るかな」
マミ「佐倉さんお疲れ様。ゆっくり休んでね」
杏子「おやすみ~」
240 :
あんあん
241 = 1 :
さやか「うーん、あ、おはよう」
マミ「おはよう、美樹さん」
まどか「ん……、お、おはよう」
ほむら「おはよう、まどか」
マミ「さて、みんな起きたし、朝食の準備をしましょうか」
ほむら「あの、わたしは少し、風に当たってきます」
マミ「そう? 一人だと危険だし、すぐ帰ってきてね」
ほむら「もちろん分かってます」サッ
242 = 1 :
外
ほむら(やっぱり、魔女は一人もいないわね)
QB「やあ、暁美ほむら」
ほむら「来たわね、QB」
QB「町の変化に気付いたかい?」
ほむら「ええ、魔女を消し去ったのでしょう」
QB「まあね。この町に今は魔女が現れない」
QB「かといって、他の町に行っても同じさ」
QB「君の行く町に先回りして、魔女には消えてもらう」
QB「暁美ほむら、君にはこの意味が理解できるかい?」
ほむら「さあ、全く分からないわ」
243 = 118 :
QB汚い
244 = 1 :
QB「やれやれ、本当は分かってると思うけどなあ」
QB「魔女がグリーフシードを落とすのは知ってるだろう?」
QB「その魔女がいなくなれば、当然君はソウルジェムを浄化できない」
QB「ソウルジェムが穢れきるとどうなるか、君なら知ってるんだろう?」
QB「だとしたら、これは一大事だよね?」
QB「ワルプルギスの夜が来るのを待つなんてことすらできない」
QB「なぜなら、暁美ほむら、巴マミ、佐倉杏子はその前に穢れきるからね」
ほむら「そうね」
245 = 1 :
QB「そこで君と、特例の契約をしたい」
ほむら「……」
QB「君が条件を飲んでくれるなら、魔女を消し去るという行為をやめてあげるよ」
ほむら「条件は何かしら?」
QB「鹿目まどかを僕に譲ってほしい」
ほむら「…………ふふ」
QB「ん? 何がおかしいんだい?」
ほむら「QB、あなたにとってまどかとは何?」
QB「最強の魔法少女になる逸材さ」
ほむら「それだけではないでしょう?」
QB「……そうだね」
QB「僕のノルマ達成に必要な人間、とも言えるかな」
246 = 1 :
ほむら「あなたにとってまどかがそんな存在でも、わたしにとっては違うのよ」
ほむら「QB、あなたに分かるかしら?」
ほむら「まどかがわたしにとっての何か?」
QB「そうだね。相利共生、といったところかな」
ほむら「いいえ、全く違うわ」
ほむら「まどかはわたしの、最高の友達よ」
QB「それは相利共生とは違うのかい?」
ほむら「ええ、違うわ」
ほむら「人間わね。自分のために友達を渡したりしないのよ」
248 = 118 :
ほむ
249 = 1 :
QB「それほどに君は鹿目まどかを渡したくないのかい?」
ほむら「ええ」
QB「でも、その場合、君や巴マミ、佐倉杏子は命を失うよ?」
ほむら「なんとか策を考えて、穢れを最小限に抑え、ワルプルギスの夜に迎え撃つわ」
QB「ワルプルギスの夜と戦えば、確実にソウルジェムは穢れきるよ」
ほむら「方法は思い付かないけど、なんとかしてみせる」
QB「そう簡単にどうにかできる問題じゃあないんだけどなあ」
QB(ソウルジェムが完全じゃない三人が戦ってもワルプルギスの夜には勝てないだろう)
QB(そうなれば鹿目まどかは契約するだろうね)
ほむら「あなたにあげられる情報はこれだけよ」
QB「分かったよ、僕は身を引く」サッ
250 = 1 :
マミホーム
ほむら「ただいま」
まどか「おかえり、ほむらちゃん」
杏子「魔女はいたか?」
ほむら「いえ、全く」
マミ「そう……。でも穢れきる前には現れるでしょうね」
ほむら「それもないわ」
さやか「ほむら、なんなのさ。何か知ってるの?」
ほむら「QBはしばらくの間、わたしたちに魔女を会わせないようよ」
杏子「え?」
まどか「じゃあソウルジェムは」
さやか「穢れたまま?」
マミ「……」ピキピキ
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