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    元スレほむら「絶対にみんなを助けてみせる!」

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    タグ : - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 1 :

    謎の牢屋 さやか側

    さやか「…………うん?」

    さやか「あれ? あたし……」

    さやか(どうしてここにいるんだろう)

    QB「美樹さやか、目が覚めたようだね」

    さやか「あんたは!」

    さやか(あ、思い出した)

    さやか(お菓子を食べたら意識を失ってたんだった)

    QB「僕と契約して、魔法少女になってよ」ニコッ

    さやか「は?」イラッ

    さやか「魔法少女ってつまり、魂を抜き取られてしまうってことでしょ?」

    さやか「その上戦いを強要されるなんて、なりたくなんかない」

    152 = 1 :

    QB「でも、魔法少女になるのならなんでも一つ願いを叶えてあげるよ」

    さやか「なんでも?」

    QB「そう。どんな奇跡だって叶えてあげる」

    さやか「そう言われてもなあ、願いなんてないし」

    QB「いや、君にも何か叶ってほしい奇跡があるはずだよ」

    さやか(奇跡って言われても、別に不自由なんてなかったしなあ)

    さやか(最近はほむらも優しくていろいろしてくれたし)

    さやか(新しく気になっちゃった人もいるけど……)

    さやか(恋は自分で叶えたいし)

    QB「何かあったかい?」

    さやか「本当に、なんでもいいの?」

    QB「もちろんだよ」

    153 = 131 :

      さる…
         よけ…
    さる…       さる…

    154 = 1 :

    さやか「じゃあ、その願いを叶える回数を百回に増やしてよ」

    QB「残念ながら君の持つ力では無理な願いだね」

    さやか「なんでもって言ったじゃんか」

    QB「一般常識を考えてほしいな」

    さやか「じゃあ、今後の世界をあたしが描いた通りにしてほしい」

    QB「さすがに無理だね」

    さやか「誰一人不幸にならず、世界の全員が一生幸福に暮らせるようにしてほしい」

    QB「必要な力が膨大過ぎるよ」

    さやか「あたしが邪魔に思った生命体を消し去ってほしい」

    QB「それも難しいなあ」

    さやか「ポッキー食べたい」

    QB「契約成立だ」

    さやか「いやいや、冗談だって」

    155 = 131 :

    全ての眠気を生まれる前に消し去りたい。すべての宇宙、過去と未来の全ての眠気を、この手で


    おめめがしゃばしゃばしてきた

    156 = 1 :

    QB「なんだい? ポッキーを食べたいんじゃないのかい?」

    さやか「冗談に決まってるだろが」

    QB「いいと思うけどな、ポッキー」

    QB「魔法少女になったら、ポッキー・フィナーレを使えるよ?」

    さやか「使いたくねえわ!」

    QB「冷蔵庫の中にあった、ような……って言いながらポッキーを食べれるよ」

    さやか「魔法少女にならなくても食べれるよ!」

    QB「ポッキーはとっても美味しいなって再確認できるよ」

    さやか「知らないわ!」

    QB「ポッキーもプリッツもあるんだよ、って決め台詞もあるよ?」

    さやか「いい加減ステマはやめろおおおおおおおお!」

    QB「全く、わがままだなあ」

    QB「じゃあ先にまどかのところへ行くよ」サッ

    さやか「ちょっ、待っ……」

    さやか(まどか、大丈夫だよね?)

    157 = 131 :

    わたしの、最高のお菓子

    158 :

    もう外が明るい…

    160 = 1 :

    謎の牢屋 まどか側

    まどか(どこだろう、ここ)ガクガク

    まどか(突然意識を失ったまでは覚えてるけど……)ガクガク

    まどか(なんだか怖いよ……)ガクガク

    QB「やあ、鹿目まどか」

    まどか「あなたは……」

    QB「ずいぶんと怖がってるみたいだけど、大丈夫かい?」

    まどか「ここって……」

    QB「見るからに牢屋だね」

    QB「鹿目まどか、君はなぜここにいるか覚えているかい?」

    まどか「なんだか、意識を失っていって……」

    QB「そう、何者かが食べ物に睡眠薬を仕込んでいたようだね」

    まどか「あなたじゃ、ないの?」

    QB「僕は君を助けに来たんだよ」

    161 = 1 :

    まどか「助けに……来た?」

    QB「そう、優秀な人材を餓死させるわけにはいかないからね」

    まどか「あなたの目的はなんなの?」

    QB「僕は君に魔法少女になってほしいんだ」

    まどか「魔法……少女……」

    QB「もうすぐワルプルギスの夜が来るのは知ってるかい?」

    まどか「え?」

    QB「ワルプルギスの夜というのは、凶悪な魔女さ」

    QB「それが通れば、その場所が吹き飛んでしまうくらいに強力」

    QB「今いる魔法少女だけでは確実に勝てるという保証がない」

    QB「でももし君が魔法少女になったなら、確実にワルプルギスの夜は倒せるだろうね」

    162 = 100 :

    目がティロティロしてきた... 朝日こわい。

    163 = 131 :

    >>162
    流行らせないよ!

    164 = 1 :

    まどか「こんな、わたしでも、役に立てるの?」

    QB「いや、鹿目まどか。君だからこそなのさ」

    QB「君の持っている魔法少女の資質は計りしれない」

    QB「君が魔法少女として戦う限り、その場所の治安は約束されたも同然さ」

    QB「それほどに君の力は凄まじい」

    まどか「わたしでも……わたしだからこそ……救える……」

    QB「教えてごらん、君はどんな祈りでソウルジェムを輝かせるのかい?」

    QB「どんな奇跡だって叶えてあげるよ」

    まどか「わたしは……」

    165 = 1 :

    シュバババン

    蜂の巣QB「…………」

    まどか「……え?」

    ほむら「全く、危ないところだったわ」

    まどか「ほむらちゃん……」

    まどか(頭から血が出てる……)

    ほむら「まどか、お願いだから、QBと会話しないで」

    まどか「え? え?」

    QB「酷いなあ、暁美ほむら」モグモグ

    QB(あそこからどうやって脱出したんだ?)

    まどか(自分自身を食べてる……)

    ほむら「酷いのはどっちかしら?」

    QB「何が言いたいんだい?」

    QB「僕は見ての通り、鹿目まどかを救いに来ただけじゃないか」

    ほむら「ええ、確かにそうね」

    167 = 1 :

    ほむら「でも、牢屋に閉じ込めたのもQB、あなたじゃない」

    QB「どうしてそう思うんだい?」

    QB「僕はマミの部屋には入れてもらえないんだよ?」

    ほむら「わたしたちが巴マミの蘇生を待っている間でしょう?」

    ほむら「その間部屋を無防備にしていたのはわたしのミスね」

    QB「なるほど。君はそう推測したのか」

    ほむら「いいえ、あなたが自ら白状したじゃない」

    QB「それで、君はどうするつもりだい?」

    ほむら「あなたとまどかを、今後一切会わせないようにするわ」

    QB「…………それは、迷惑だね」サッ

    まどか「ほむらちゃん、無事だったんだね」

    ほむら「杏子がいなかったら、危なかったわ」

    ほむら(今ごろ彼女も、二人を救ってるかしら)

    169 = 131 :

    誰か保守頼む

    おれは屁ぇこいてブレイクダンスして寝る!

    170 = 1 :

    少し前 マミホーム

    杏子(ヒント……ヒント……)

    杏子(ほむらなら何か手掛かりを残しそうなんだけどな)

    杏子(とりあえず、勘に頼ってうろつくしかねーか)




    杏子「くそ、何の手掛かりもなきゃ探しようがねーぞ」サッサッ

    杏子(せめて、携帯とか、テレパシーとか使えたらな)スタスタ

    杏子(神様頼むよ、あたしのことは救わなくていい)サッサッ

    杏子(だからせめてあいつらを助けさせてくれよ)サッ

    杏子(頼むよ……、神様)サッ

    キラキラ

    杏子(ん? ソウルジェムが……反応してる?)

    171 = 131 :

    またさるってたのか…

    やっぱ時代はゴリラだな

    172 = 1 :

    同時刻 謎の牢屋 ほむら側

    ほむら(このままじゃ、まどかを救えない)

    ほむら(その上、時間を巻き戻すことすらできない)

    ほむら(そうなればQBの一人勝ちになってしまう)

    ほむら(なんとかして脱出しないと)

    ほむら(でも、わたしの力では牢は壊せない)

    ほむら(唯一捕まってない佐倉杏子が、最後に残った道しるべ……)

    ほむら(どうにかして場所を伝えないと)

    ほむら(しかし、携帯は使えないし、魔法も使えない)

    ほむら(ああ、こんなネガティブになってはソウルジェムが穢れてしまうわ……)

    ほむら(!)

    173 = 158 :

    >>171
    ブレイクダンスは終わったのか

    174 = 131 :

    >>172
    了解
    んじゃ今のうちいっとくわ。お疲れさん

    落ちたら途中からでも良いからまた立ててくれるとありがたい

    175 = 131 :

    >>173
    それがなかなか屁が出なくてな…

    176 = 1 :

    ほむら(そうじゃない)

    ほむら(ソウルジェムが離れていたら、変身も穢れの回復もできない)

    ほむら(でも離れていても、ソウルジェムの穢れを増やすことはできる)

    ほむら(ソウルジェムが穢れきったら魔女が生まれる)

    ほむら(その膨大な魔力に反応するのがソウルジェム)

    ほむら(だとすれば、わたしのソウルジェムをギリギリまで穢れさせれば)

    ほむら(佐倉杏子が気付いてくれるかもしれない……)

    ほむらの ずつき!

    ほむら「うっ」バコーン

    ほむら「今は信じるしかないわ」バコーン

    バコーン バコーン バコーン

    179 = 1 :

    同時刻 外

    杏子(魔女はあたしが倒し尽くしたはず)

    杏子(だからソウルジェムが反応するなんてことはあり得ない)

    杏子(それなのにソウルジェムが反応してるってことは)

    杏子(今さっき新たな魔女が現れたのか、それとも)

    杏子(ほむらたちのSOS……?)

    杏子(分からねえ、分からねえけど)

    杏子(今はそれに賭けるしかねーな)

    杏子(待ってろよ、みんな)サッサッ

    杏子(反応は……こっちか?)サッサッ

    杏子(町からかなり外れてきたな)サッサッ

    杏子(ここ、か?)

    180 :

    さるったか?おつかれと言っておこう

    181 = 1 :

    杏子(なんだよ、薄気味悪いな……)

    バコーン バコーン バコーン

    杏子(なんだこの音は? 何かいるのは確かだな)

    杏子(十分に警戒して行かねーと)

    バコーン バコーン

    杏子(うわあ、牢屋がいっぱいある、ここ工場だよな?)

    杏子(魔法で改造でもしたのか)

    バコーン

    杏子(近い……!)

    バコーン!

    杏子「誰だっ!」

    ほむら「あ…………」フラッフラッ

    183 = 1 :

    杏子「ほ、ほむら」

    杏子「大丈夫かよ、頭から血が出てるぞ」

    杏子「今ここから出してやるからな」

    バキーン

    ほむら(佐倉杏子……来てくれたのね……)

    杏子「お前のソウルジェムは……あれか」

    杏子「っておい、ソウルジェム穢れまくってんぞ」

    杏子「あたしのグリーフシードを使って」

    キラキラキラ

    杏子「これである程度は、大丈夫か?」

    ほむら「助かっ……たわ。佐倉……杏子」ゲホッ

    185 = 1 :

    杏子「当たり前だろ!」

    杏子「あたしたち、仲間だろ?」

    杏子「ワルプルギスの夜を三人で倒すんだろ?」

    ほむら「そうね、ありがとう、佐倉杏子」

    杏子「だからさ、その、佐倉杏子って呼び方もやめろよ」

    杏子「杏子でいい」

    ほむら「…………ええ、杏子。ありがとう」

    杏子「ああ」

    …………
    ……

    186 = 180 :

    まださるってなかったか
    よかったよかった

    187 :

    ほっほー

    188 = 1 :

    ほむら「だいぶ回復してきたわ」

    杏子「そうか。他の奴らはどこだ?」

    ほむら「どうやらわたしと同じように閉じ込められているようね」

    杏子「くそっ、ひでえことしやがる」

    杏子「統計とやらで位置は分からねえのか?」

    ほむら「残念だけど、データがないわ」

    杏子「そっか、じゃあ二手に別れて探すか」

    ほむら「ええ、急がないとまどかがQBと契約してしまう」

    杏子「もしもQBと接触してたら止めればいいんだな?」

    ほむら「そうしてもらえるかしら?」

    杏子「じゃああたしはこっちを探す」サッ

    ほむら「わたしはこっちね」サッ

    189 :

    ほむほむ

    190 = 1 :

    杏子(どこだ? どこだ?)スタスタスタ

    さやか「テマはやめろおおおおおおおお!」

    杏子(な、なんだ?)ビクッ

    杏子(今の、さやかの声だよな?)

    杏子(こっちの方にいるのか?)スタスタ

    杏子(しかし、テマってなんだ?)スタスタ

    さやか「…………どうすりゃいいのさ、あたし」ボソッ

    杏子「さやか!」

    さやか「あ、あんたは、杏子?」

    杏子「助けに来てやったよ」

    さやか「あ、ありがとう」

    191 :

    追い付いた
    久しぶりに胸踊る良作支援

    192 = 1 :

    さやか「さすが魔法少女、頼りになるわ」

    バキーン

    杏子「さ、出てきな」

    さやか「う、うん」

    杏子「他の奴らの居場所を知らねえか?」

    さやか「えっと、QBがまどかのところへ行くとは言ってたけど」

    さやか「場所までは聞いていないよ」

    杏子「そっか、まあそうだよな」

    杏子「じゃあ他の奴らも救いたいから、移動するか」

    さやか「うん、分かった」

    193 = 191 :

    あんさやが二人になると途端に不安が押し寄せてくるのはなぜだ

    194 = 1 :

    杏子(今はただ闇雲に探すしかねーか)テクテク

    杏子(ソウルジェムの反応もねーしな)テクテク

    杏子「あれ?」

    さやか「どうかした?」

    杏子「なんかこっちから、すげえ甘い匂いがするんだけど」

    さやか「え? そうかな」

    杏子「するって、なんか知ってる匂いなんだよな」

    杏子「あ、そうそう、家出る前に食べ掛けたケーキの匂いだ」

    さやか「え? じゃああっちにマミさんが」

    杏子「だろうな、行くぞ」

    195 = 191 :

    いや、マミさん一人の方が不安だな……

    196 = 180 :

    ほむほむの計画でマミさん助ける必要あるのかな
    家の提供以外不安材料以外の何者でもない気がする

    197 = 191 :

    >>196
    みんなを助けたい気持ちに打算なんてないんだよ

    198 = 1 :

    杏子「こっちからするぞ」サッサッ

    さやか「ちょ、早いって」ハァハァ

    さやか(あれ? 確かに甘い匂いがする)

    杏子「おーいさやか!」

    杏子「やっぱりここにいたぞ」

    さやか「マジで?」

    さやか(杏子の臭覚どうなってんの……)

    さやか「マミさんの様子は?」

    杏子「まだ眠ってるみたいだな」

    マミ(ムニャムニャ)

    杏子「よし、牢を壊すぞ」

    199 :

    ちょっと仕事行ってくる


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