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謎の牢屋 さやか側
さやか「…………うん?」
さやか「あれ? あたし……」
さやか(どうしてここにいるんだろう)
QB「美樹さやか、目が覚めたようだね」
さやか「あんたは!」
さやか(あ、思い出した)
さやか(お菓子を食べたら意識を失ってたんだった)
QB「僕と契約して、魔法少女になってよ」ニコッ
さやか「は?」イラッ
さやか「魔法少女ってつまり、魂を抜き取られてしまうってことでしょ?」
さやか「その上戦いを強要されるなんて、なりたくなんかない」
さやか「…………うん?」
さやか「あれ? あたし……」
さやか(どうしてここにいるんだろう)
QB「美樹さやか、目が覚めたようだね」
さやか「あんたは!」
さやか(あ、思い出した)
さやか(お菓子を食べたら意識を失ってたんだった)
QB「僕と契約して、魔法少女になってよ」ニコッ
さやか「は?」イラッ
さやか「魔法少女ってつまり、魂を抜き取られてしまうってことでしょ?」
さやか「その上戦いを強要されるなんて、なりたくなんかない」
QB「でも、魔法少女になるのならなんでも一つ願いを叶えてあげるよ」
さやか「なんでも?」
QB「そう。どんな奇跡だって叶えてあげる」
さやか「そう言われてもなあ、願いなんてないし」
QB「いや、君にも何か叶ってほしい奇跡があるはずだよ」
さやか(奇跡って言われても、別に不自由なんてなかったしなあ)
さやか(最近はほむらも優しくていろいろしてくれたし)
さやか(新しく気になっちゃった人もいるけど……)
さやか(恋は自分で叶えたいし)
QB「何かあったかい?」
さやか「本当に、なんでもいいの?」
QB「もちろんだよ」
さやか「なんでも?」
QB「そう。どんな奇跡だって叶えてあげる」
さやか「そう言われてもなあ、願いなんてないし」
QB「いや、君にも何か叶ってほしい奇跡があるはずだよ」
さやか(奇跡って言われても、別に不自由なんてなかったしなあ)
さやか(最近はほむらも優しくていろいろしてくれたし)
さやか(新しく気になっちゃった人もいるけど……)
さやか(恋は自分で叶えたいし)
QB「何かあったかい?」
さやか「本当に、なんでもいいの?」
QB「もちろんだよ」
さやか「じゃあ、その願いを叶える回数を百回に増やしてよ」
QB「残念ながら君の持つ力では無理な願いだね」
さやか「なんでもって言ったじゃんか」
QB「一般常識を考えてほしいな」
さやか「じゃあ、今後の世界をあたしが描いた通りにしてほしい」
QB「さすがに無理だね」
さやか「誰一人不幸にならず、世界の全員が一生幸福に暮らせるようにしてほしい」
QB「必要な力が膨大過ぎるよ」
さやか「あたしが邪魔に思った生命体を消し去ってほしい」
QB「それも難しいなあ」
さやか「ポッキー食べたい」
QB「契約成立だ」
さやか「いやいや、冗談だって」
QB「残念ながら君の持つ力では無理な願いだね」
さやか「なんでもって言ったじゃんか」
QB「一般常識を考えてほしいな」
さやか「じゃあ、今後の世界をあたしが描いた通りにしてほしい」
QB「さすがに無理だね」
さやか「誰一人不幸にならず、世界の全員が一生幸福に暮らせるようにしてほしい」
QB「必要な力が膨大過ぎるよ」
さやか「あたしが邪魔に思った生命体を消し去ってほしい」
QB「それも難しいなあ」
さやか「ポッキー食べたい」
QB「契約成立だ」
さやか「いやいや、冗談だって」
全ての眠気を生まれる前に消し去りたい。すべての宇宙、過去と未来の全ての眠気を、この手で
おめめがしゃばしゃばしてきた
おめめがしゃばしゃばしてきた
QB「なんだい? ポッキーを食べたいんじゃないのかい?」
さやか「冗談に決まってるだろが」
QB「いいと思うけどな、ポッキー」
QB「魔法少女になったら、ポッキー・フィナーレを使えるよ?」
さやか「使いたくねえわ!」
QB「冷蔵庫の中にあった、ような……って言いながらポッキーを食べれるよ」
さやか「魔法少女にならなくても食べれるよ!」
QB「ポッキーはとっても美味しいなって再確認できるよ」
さやか「知らないわ!」
QB「ポッキーもプリッツもあるんだよ、って決め台詞もあるよ?」
さやか「いい加減ステマはやめろおおおおおおおお!」
QB「全く、わがままだなあ」
QB「じゃあ先にまどかのところへ行くよ」サッ
さやか「ちょっ、待っ……」
さやか(まどか、大丈夫だよね?)
さやか「冗談に決まってるだろが」
QB「いいと思うけどな、ポッキー」
QB「魔法少女になったら、ポッキー・フィナーレを使えるよ?」
さやか「使いたくねえわ!」
QB「冷蔵庫の中にあった、ような……って言いながらポッキーを食べれるよ」
さやか「魔法少女にならなくても食べれるよ!」
QB「ポッキーはとっても美味しいなって再確認できるよ」
さやか「知らないわ!」
QB「ポッキーもプリッツもあるんだよ、って決め台詞もあるよ?」
さやか「いい加減ステマはやめろおおおおおおおお!」
QB「全く、わがままだなあ」
QB「じゃあ先にまどかのところへ行くよ」サッ
さやか「ちょっ、待っ……」
さやか(まどか、大丈夫だよね?)
謎の牢屋 まどか側
まどか(どこだろう、ここ)ガクガク
まどか(突然意識を失ったまでは覚えてるけど……)ガクガク
まどか(なんだか怖いよ……)ガクガク
QB「やあ、鹿目まどか」
まどか「あなたは……」
QB「ずいぶんと怖がってるみたいだけど、大丈夫かい?」
まどか「ここって……」
QB「見るからに牢屋だね」
QB「鹿目まどか、君はなぜここにいるか覚えているかい?」
まどか「なんだか、意識を失っていって……」
QB「そう、何者かが食べ物に睡眠薬を仕込んでいたようだね」
まどか「あなたじゃ、ないの?」
QB「僕は君を助けに来たんだよ」
まどか(どこだろう、ここ)ガクガク
まどか(突然意識を失ったまでは覚えてるけど……)ガクガク
まどか(なんだか怖いよ……)ガクガク
QB「やあ、鹿目まどか」
まどか「あなたは……」
QB「ずいぶんと怖がってるみたいだけど、大丈夫かい?」
まどか「ここって……」
QB「見るからに牢屋だね」
QB「鹿目まどか、君はなぜここにいるか覚えているかい?」
まどか「なんだか、意識を失っていって……」
QB「そう、何者かが食べ物に睡眠薬を仕込んでいたようだね」
まどか「あなたじゃ、ないの?」
QB「僕は君を助けに来たんだよ」
まどか「助けに……来た?」
QB「そう、優秀な人材を餓死させるわけにはいかないからね」
まどか「あなたの目的はなんなの?」
QB「僕は君に魔法少女になってほしいんだ」
まどか「魔法……少女……」
QB「もうすぐワルプルギスの夜が来るのは知ってるかい?」
まどか「え?」
QB「ワルプルギスの夜というのは、凶悪な魔女さ」
QB「それが通れば、その場所が吹き飛んでしまうくらいに強力」
QB「今いる魔法少女だけでは確実に勝てるという保証がない」
QB「でももし君が魔法少女になったなら、確実にワルプルギスの夜は倒せるだろうね」
QB「そう、優秀な人材を餓死させるわけにはいかないからね」
まどか「あなたの目的はなんなの?」
QB「僕は君に魔法少女になってほしいんだ」
まどか「魔法……少女……」
QB「もうすぐワルプルギスの夜が来るのは知ってるかい?」
まどか「え?」
QB「ワルプルギスの夜というのは、凶悪な魔女さ」
QB「それが通れば、その場所が吹き飛んでしまうくらいに強力」
QB「今いる魔法少女だけでは確実に勝てるという保証がない」
QB「でももし君が魔法少女になったなら、確実にワルプルギスの夜は倒せるだろうね」
>>162
流行らせないよ!
流行らせないよ!
まどか「こんな、わたしでも、役に立てるの?」
QB「いや、鹿目まどか。君だからこそなのさ」
QB「君の持っている魔法少女の資質は計りしれない」
QB「君が魔法少女として戦う限り、その場所の治安は約束されたも同然さ」
QB「それほどに君の力は凄まじい」
まどか「わたしでも……わたしだからこそ……救える……」
QB「教えてごらん、君はどんな祈りでソウルジェムを輝かせるのかい?」
QB「どんな奇跡だって叶えてあげるよ」
まどか「わたしは……」
QB「いや、鹿目まどか。君だからこそなのさ」
QB「君の持っている魔法少女の資質は計りしれない」
QB「君が魔法少女として戦う限り、その場所の治安は約束されたも同然さ」
QB「それほどに君の力は凄まじい」
まどか「わたしでも……わたしだからこそ……救える……」
QB「教えてごらん、君はどんな祈りでソウルジェムを輝かせるのかい?」
QB「どんな奇跡だって叶えてあげるよ」
まどか「わたしは……」
シュバババン
蜂の巣QB「…………」
まどか「……え?」
ほむら「全く、危ないところだったわ」
まどか「ほむらちゃん……」
まどか(頭から血が出てる……)
ほむら「まどか、お願いだから、QBと会話しないで」
まどか「え? え?」
QB「酷いなあ、暁美ほむら」モグモグ
QB(あそこからどうやって脱出したんだ?)
まどか(自分自身を食べてる……)
ほむら「酷いのはどっちかしら?」
QB「何が言いたいんだい?」
QB「僕は見ての通り、鹿目まどかを救いに来ただけじゃないか」
ほむら「ええ、確かにそうね」
蜂の巣QB「…………」
まどか「……え?」
ほむら「全く、危ないところだったわ」
まどか「ほむらちゃん……」
まどか(頭から血が出てる……)
ほむら「まどか、お願いだから、QBと会話しないで」
まどか「え? え?」
QB「酷いなあ、暁美ほむら」モグモグ
QB(あそこからどうやって脱出したんだ?)
まどか(自分自身を食べてる……)
ほむら「酷いのはどっちかしら?」
QB「何が言いたいんだい?」
QB「僕は見ての通り、鹿目まどかを救いに来ただけじゃないか」
ほむら「ええ、確かにそうね」
ほむら「でも、牢屋に閉じ込めたのもQB、あなたじゃない」
QB「どうしてそう思うんだい?」
QB「僕はマミの部屋には入れてもらえないんだよ?」
ほむら「わたしたちが巴マミの蘇生を待っている間でしょう?」
ほむら「その間部屋を無防備にしていたのはわたしのミスね」
QB「なるほど。君はそう推測したのか」
ほむら「いいえ、あなたが自ら白状したじゃない」
QB「それで、君はどうするつもりだい?」
ほむら「あなたとまどかを、今後一切会わせないようにするわ」
QB「…………それは、迷惑だね」サッ
まどか「ほむらちゃん、無事だったんだね」
ほむら「杏子がいなかったら、危なかったわ」
ほむら(今ごろ彼女も、二人を救ってるかしら)
QB「どうしてそう思うんだい?」
QB「僕はマミの部屋には入れてもらえないんだよ?」
ほむら「わたしたちが巴マミの蘇生を待っている間でしょう?」
ほむら「その間部屋を無防備にしていたのはわたしのミスね」
QB「なるほど。君はそう推測したのか」
ほむら「いいえ、あなたが自ら白状したじゃない」
QB「それで、君はどうするつもりだい?」
ほむら「あなたとまどかを、今後一切会わせないようにするわ」
QB「…………それは、迷惑だね」サッ
まどか「ほむらちゃん、無事だったんだね」
ほむら「杏子がいなかったら、危なかったわ」
ほむら(今ごろ彼女も、二人を救ってるかしら)
少し前 マミホーム
杏子(ヒント……ヒント……)
杏子(ほむらなら何か手掛かりを残しそうなんだけどな)
杏子(とりあえず、勘に頼ってうろつくしかねーか)
外
杏子「くそ、何の手掛かりもなきゃ探しようがねーぞ」サッサッ
杏子(せめて、携帯とか、テレパシーとか使えたらな)スタスタ
杏子(神様頼むよ、あたしのことは救わなくていい)サッサッ
杏子(だからせめてあいつらを助けさせてくれよ)サッ
杏子(頼むよ……、神様)サッ
キラキラ
杏子(ん? ソウルジェムが……反応してる?)
杏子(ヒント……ヒント……)
杏子(ほむらなら何か手掛かりを残しそうなんだけどな)
杏子(とりあえず、勘に頼ってうろつくしかねーか)
外
杏子「くそ、何の手掛かりもなきゃ探しようがねーぞ」サッサッ
杏子(せめて、携帯とか、テレパシーとか使えたらな)スタスタ
杏子(神様頼むよ、あたしのことは救わなくていい)サッサッ
杏子(だからせめてあいつらを助けさせてくれよ)サッ
杏子(頼むよ……、神様)サッ
キラキラ
杏子(ん? ソウルジェムが……反応してる?)
同時刻 謎の牢屋 ほむら側
ほむら(このままじゃ、まどかを救えない)
ほむら(その上、時間を巻き戻すことすらできない)
ほむら(そうなればQBの一人勝ちになってしまう)
ほむら(なんとかして脱出しないと)
ほむら(でも、わたしの力では牢は壊せない)
ほむら(唯一捕まってない佐倉杏子が、最後に残った道しるべ……)
ほむら(どうにかして場所を伝えないと)
ほむら(しかし、携帯は使えないし、魔法も使えない)
ほむら(ああ、こんなネガティブになってはソウルジェムが穢れてしまうわ……)
ほむら(!)
ほむら(このままじゃ、まどかを救えない)
ほむら(その上、時間を巻き戻すことすらできない)
ほむら(そうなればQBの一人勝ちになってしまう)
ほむら(なんとかして脱出しないと)
ほむら(でも、わたしの力では牢は壊せない)
ほむら(唯一捕まってない佐倉杏子が、最後に残った道しるべ……)
ほむら(どうにかして場所を伝えないと)
ほむら(しかし、携帯は使えないし、魔法も使えない)
ほむら(ああ、こんなネガティブになってはソウルジェムが穢れてしまうわ……)
ほむら(!)
>>171
ブレイクダンスは終わったのか
ブレイクダンスは終わったのか
>>173
それがなかなか屁が出なくてな…
それがなかなか屁が出なくてな…
ほむら(そうじゃない)
ほむら(ソウルジェムが離れていたら、変身も穢れの回復もできない)
ほむら(でも離れていても、ソウルジェムの穢れを増やすことはできる)
ほむら(ソウルジェムが穢れきったら魔女が生まれる)
ほむら(その膨大な魔力に反応するのがソウルジェム)
ほむら(だとすれば、わたしのソウルジェムをギリギリまで穢れさせれば)
ほむら(佐倉杏子が気付いてくれるかもしれない……)
ほむらの ずつき!
ほむら「うっ」バコーン
ほむら「今は信じるしかないわ」バコーン
バコーン バコーン バコーン
ほむら(ソウルジェムが離れていたら、変身も穢れの回復もできない)
ほむら(でも離れていても、ソウルジェムの穢れを増やすことはできる)
ほむら(ソウルジェムが穢れきったら魔女が生まれる)
ほむら(その膨大な魔力に反応するのがソウルジェム)
ほむら(だとすれば、わたしのソウルジェムをギリギリまで穢れさせれば)
ほむら(佐倉杏子が気付いてくれるかもしれない……)
ほむらの ずつき!
ほむら「うっ」バコーン
ほむら「今は信じるしかないわ」バコーン
バコーン バコーン バコーン
同時刻 外
杏子(魔女はあたしが倒し尽くしたはず)
杏子(だからソウルジェムが反応するなんてことはあり得ない)
杏子(それなのにソウルジェムが反応してるってことは)
杏子(今さっき新たな魔女が現れたのか、それとも)
杏子(ほむらたちのSOS……?)
杏子(分からねえ、分からねえけど)
杏子(今はそれに賭けるしかねーな)
杏子(待ってろよ、みんな)サッサッ
杏子(反応は……こっちか?)サッサッ
杏子(町からかなり外れてきたな)サッサッ
杏子(ここ、か?)
杏子(魔女はあたしが倒し尽くしたはず)
杏子(だからソウルジェムが反応するなんてことはあり得ない)
杏子(それなのにソウルジェムが反応してるってことは)
杏子(今さっき新たな魔女が現れたのか、それとも)
杏子(ほむらたちのSOS……?)
杏子(分からねえ、分からねえけど)
杏子(今はそれに賭けるしかねーな)
杏子(待ってろよ、みんな)サッサッ
杏子(反応は……こっちか?)サッサッ
杏子(町からかなり外れてきたな)サッサッ
杏子(ここ、か?)
杏子(なんだよ、薄気味悪いな……)
バコーン バコーン バコーン
杏子(なんだこの音は? 何かいるのは確かだな)
杏子(十分に警戒して行かねーと)
バコーン バコーン
杏子(うわあ、牢屋がいっぱいある、ここ工場だよな?)
杏子(魔法で改造でもしたのか)
バコーン
杏子(近い……!)
バコーン!
杏子「誰だっ!」
ほむら「あ…………」フラッフラッ
バコーン バコーン バコーン
杏子(なんだこの音は? 何かいるのは確かだな)
杏子(十分に警戒して行かねーと)
バコーン バコーン
杏子(うわあ、牢屋がいっぱいある、ここ工場だよな?)
杏子(魔法で改造でもしたのか)
バコーン
杏子(近い……!)
バコーン!
杏子「誰だっ!」
ほむら「あ…………」フラッフラッ
杏子「ほ、ほむら」
杏子「大丈夫かよ、頭から血が出てるぞ」
杏子「今ここから出してやるからな」
バキーン
ほむら(佐倉杏子……来てくれたのね……)
杏子「お前のソウルジェムは……あれか」
杏子「っておい、ソウルジェム穢れまくってんぞ」
杏子「あたしのグリーフシードを使って」
キラキラキラ
杏子「これである程度は、大丈夫か?」
ほむら「助かっ……たわ。佐倉……杏子」ゲホッ
杏子「大丈夫かよ、頭から血が出てるぞ」
杏子「今ここから出してやるからな」
バキーン
ほむら(佐倉杏子……来てくれたのね……)
杏子「お前のソウルジェムは……あれか」
杏子「っておい、ソウルジェム穢れまくってんぞ」
杏子「あたしのグリーフシードを使って」
キラキラキラ
杏子「これである程度は、大丈夫か?」
ほむら「助かっ……たわ。佐倉……杏子」ゲホッ
杏子「当たり前だろ!」
杏子「あたしたち、仲間だろ?」
杏子「ワルプルギスの夜を三人で倒すんだろ?」
ほむら「そうね、ありがとう、佐倉杏子」
杏子「だからさ、その、佐倉杏子って呼び方もやめろよ」
杏子「杏子でいい」
ほむら「…………ええ、杏子。ありがとう」
杏子「ああ」
…………
……
杏子「あたしたち、仲間だろ?」
杏子「ワルプルギスの夜を三人で倒すんだろ?」
ほむら「そうね、ありがとう、佐倉杏子」
杏子「だからさ、その、佐倉杏子って呼び方もやめろよ」
杏子「杏子でいい」
ほむら「…………ええ、杏子。ありがとう」
杏子「ああ」
…………
……
ほむら「だいぶ回復してきたわ」
杏子「そうか。他の奴らはどこだ?」
ほむら「どうやらわたしと同じように閉じ込められているようね」
杏子「くそっ、ひでえことしやがる」
杏子「統計とやらで位置は分からねえのか?」
ほむら「残念だけど、データがないわ」
杏子「そっか、じゃあ二手に別れて探すか」
ほむら「ええ、急がないとまどかがQBと契約してしまう」
杏子「もしもQBと接触してたら止めればいいんだな?」
ほむら「そうしてもらえるかしら?」
杏子「じゃああたしはこっちを探す」サッ
ほむら「わたしはこっちね」サッ
杏子「そうか。他の奴らはどこだ?」
ほむら「どうやらわたしと同じように閉じ込められているようね」
杏子「くそっ、ひでえことしやがる」
杏子「統計とやらで位置は分からねえのか?」
ほむら「残念だけど、データがないわ」
杏子「そっか、じゃあ二手に別れて探すか」
ほむら「ええ、急がないとまどかがQBと契約してしまう」
杏子「もしもQBと接触してたら止めればいいんだな?」
ほむら「そうしてもらえるかしら?」
杏子「じゃああたしはこっちを探す」サッ
ほむら「わたしはこっちね」サッ
杏子(どこだ? どこだ?)スタスタスタ
さやか「テマはやめろおおおおおおおお!」
杏子(な、なんだ?)ビクッ
杏子(今の、さやかの声だよな?)
杏子(こっちの方にいるのか?)スタスタ
杏子(しかし、テマってなんだ?)スタスタ
さやか「…………どうすりゃいいのさ、あたし」ボソッ
杏子「さやか!」
さやか「あ、あんたは、杏子?」
杏子「助けに来てやったよ」
さやか「あ、ありがとう」
さやか「テマはやめろおおおおおおおお!」
杏子(な、なんだ?)ビクッ
杏子(今の、さやかの声だよな?)
杏子(こっちの方にいるのか?)スタスタ
杏子(しかし、テマってなんだ?)スタスタ
さやか「…………どうすりゃいいのさ、あたし」ボソッ
杏子「さやか!」
さやか「あ、あんたは、杏子?」
杏子「助けに来てやったよ」
さやか「あ、ありがとう」
さやか「さすが魔法少女、頼りになるわ」
バキーン
杏子「さ、出てきな」
さやか「う、うん」
杏子「他の奴らの居場所を知らねえか?」
さやか「えっと、QBがまどかのところへ行くとは言ってたけど」
さやか「場所までは聞いていないよ」
杏子「そっか、まあそうだよな」
杏子「じゃあ他の奴らも救いたいから、移動するか」
さやか「うん、分かった」
バキーン
杏子「さ、出てきな」
さやか「う、うん」
杏子「他の奴らの居場所を知らねえか?」
さやか「えっと、QBがまどかのところへ行くとは言ってたけど」
さやか「場所までは聞いていないよ」
杏子「そっか、まあそうだよな」
杏子「じゃあ他の奴らも救いたいから、移動するか」
さやか「うん、分かった」
杏子(今はただ闇雲に探すしかねーか)テクテク
杏子(ソウルジェムの反応もねーしな)テクテク
杏子「あれ?」
さやか「どうかした?」
杏子「なんかこっちから、すげえ甘い匂いがするんだけど」
さやか「え? そうかな」
杏子「するって、なんか知ってる匂いなんだよな」
杏子「あ、そうそう、家出る前に食べ掛けたケーキの匂いだ」
さやか「え? じゃああっちにマミさんが」
杏子「だろうな、行くぞ」
杏子(ソウルジェムの反応もねーしな)テクテク
杏子「あれ?」
さやか「どうかした?」
杏子「なんかこっちから、すげえ甘い匂いがするんだけど」
さやか「え? そうかな」
杏子「するって、なんか知ってる匂いなんだよな」
杏子「あ、そうそう、家出る前に食べ掛けたケーキの匂いだ」
さやか「え? じゃああっちにマミさんが」
杏子「だろうな、行くぞ」
ほむほむの計画でマミさん助ける必要あるのかな
家の提供以外不安材料以外の何者でもない気がする
家の提供以外不安材料以外の何者でもない気がする
>>196
みんなを助けたい気持ちに打算なんてないんだよ
みんなを助けたい気持ちに打算なんてないんだよ
杏子「こっちからするぞ」サッサッ
さやか「ちょ、早いって」ハァハァ
さやか(あれ? 確かに甘い匂いがする)
杏子「おーいさやか!」
杏子「やっぱりここにいたぞ」
さやか「マジで?」
さやか(杏子の臭覚どうなってんの……)
さやか「マミさんの様子は?」
杏子「まだ眠ってるみたいだな」
マミ(ムニャムニャ)
杏子「よし、牢を壊すぞ」
さやか「ちょ、早いって」ハァハァ
さやか(あれ? 確かに甘い匂いがする)
杏子「おーいさやか!」
杏子「やっぱりここにいたぞ」
さやか「マジで?」
さやか(杏子の臭覚どうなってんの……)
さやか「マミさんの様子は?」
杏子「まだ眠ってるみたいだな」
マミ(ムニャムニャ)
杏子「よし、牢を壊すぞ」
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