元スレ恒一「見崎って天然だよね」鳴「え?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
551 = 518 :
アカザーさんにも光が
552 = 528 :
赤沢に幸せを
553 = 167 :
恒一「あれ、赤沢さん。さっきぶり」
赤沢「えっ……こ、恒一くん!? なんで教室に……」
恒一「実は宿題のプリント忘れちゃって……そういえば赤沢さんも忘れ物してたんだっけ?」
赤沢「あっ……う、うん」
恒一「あはは、なんか偶然だね」
赤沢「そ、そうね……」
恒一「えっと……確か机の中に」ガサゴソ
赤沢「……」
恒一「あれ? もっと奥かな?」ガサゴソ
赤沢「……」
赤沢(も、もしかしてこれは……チャンス!?)
554 = 513 :
察しのいい鳴ちゃんは戻ってきてるはず
555 = 167 :
赤沢(見崎さんは一緒にいない……)
赤沢(しかも今は教室に二人っきり……)
赤沢(……)
恒一「あったあった、よかったあ……」フウ
赤沢(……これは、おそらくまたとないチャンス)
赤沢(やるしか……ここでやるしかない!)
恒一「それじゃ、僕はこれで――」
赤沢「こっ、恒一くん!!」
556 :
俺はアカザーさんを支持する
557 = 167 :
赤沢「ちょっ、ちょっと待ってくれる? 恒一くん」
恒一「? どうしたの赤沢さん?」
赤沢「その……ちょっとだけ時間いい? 話があるの」
恒一「え……別に僕は構わないけど、赤沢さんは部活大丈夫なの?」
赤沢「だ、大丈夫、すぐ済ませるから」
恒一「そう? ならいいけど」
赤沢「あ、ありがとう……」
558 = 406 :
これはいいラブ(クラフト)コメディ
559 = 167 :
赤沢「……」
恒一「それで話って?」
赤沢「えっと……」
恒一「……?」
赤沢「……」
恒一「赤沢さん?」
赤沢「っ……」
赤沢(やば……い、いざとなると心臓がドキドキ言って……)
赤沢(こ、声がまともに出せない……)
恒一「? 赤沢さんどうしたの?」
赤沢「っ……! ち、ちょっと待って……」
560 = 351 :
いいぞ
562 = 167 :
赤沢「すぅー……はぁー……すぅー……はぁー……」
赤沢「……よしっ」
恒一「もう大丈夫なの?」
赤沢「うん、もう平気……恒一くん、聞いてくれる?」
恒一「うん」
赤沢「わ、私……実は……」
恒一「うん」
赤沢「実はね……こ、恒一くんのことが……」
恒一「? 僕が?」
赤沢「こっ、恒一くんのことが……」
恒一「……?」
564 :
>>558
どこのニャル子だよ
565 :
館シリーズに熱中した中学当時は、よもや綾辻作品がvipでssとして書かれる世が来るとは夢にも思わなんだ
かまわん続けろ
566 = 167 :
赤沢「すっ、すき――」
スタスタスタ…
赤沢「っ!?」
恒一「あれ? 誰か教室に来たみたいだね――って赤沢さん!?」
赤沢「おっお願いちょっとこっち来て! 一緒に隠れるの!」
恒一「え? な、なんで隠れ……いっ痛い痛い痛い! 引っ張らないで!」
赤沢「かっ隠れる場所隠れる場所……そうだ教卓の下に!」
恒一「ええっ!? いや流石に狭すぎ――」
赤沢「いいから早くっ!!」
569 = 267 :
良いぞ
570 :
>>565
俺も感動した
はよ
571 = 167 :
赤沢「な、なんとか入れた……」
恒一「赤沢さんっ……せ、狭い! 狭いってこれ!」
赤沢「いいから静かにしてなさい!」ボソボソ
恒一「い、意味がわからな……むぐぐ!?」
赤沢「お願いだから!」ボソボソ
ガララ…
赤沢(! き、教室入ってきた……)
恒一(く、苦しい……と言うか、せ、背中に何か柔らかい感触が……)
572 = 167 :
小椋「……あれ? おかしいな、泉美のやついないし」
赤沢(ゆ、由美? 私を探しに来たの……?)ギュッ
恒一(!? や、柔らかい何かが押し付けられて……!?)
小椋「教室に忘れ物したとか言ってたのに……どこ行ったんだろ」
小椋「すれ違いになったのかな……」
小椋「……仕方ない、戻るか」
ガラッ スタスタスタ…
赤沢(……)
恒一(落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け)
573 :
鳴ちゃんはよ
574 = 541 :
アカザーさんここまでくると執念やな
575 = 167 :
赤沢「……ふう、行ったみたいね」
恒一「……え?」
赤沢「ごめんね、突然教卓に押し込んだりして。今出るから」モゾモゾ
恒一「い、いや、僕は大丈夫だよ、うん」
赤沢「……? どうしたの恒一くん?」
恒一「なっ、なんでもないから! 先に早く出て!」
赤沢「? わかったわ」ゴソゴソ
恒一(や、やばかった……何がやばいのかわからないけどとにかくやばかった……)
576 = 167 :
恒一「ふう、苦しかった……赤沢さん、なんでいきなり隠れたりなんかしたの?」
赤沢「えっ……そ、それは……」
恒一「それは?」
赤沢「……邪魔されたくなかったのよ」
恒一「え?」
赤沢「多分……今が最後のチャンスだと思ったから」
恒一「チャンス?」
赤沢「そう、チャンス……恒一くん、さっきの話の続きしていいかしら?」
恒一「? うん、いいよ」
577 = 167 :
赤沢「……恒一くん、私ね」
恒一「うん」
赤沢「私、恒一くんのことが……」
恒一「僕が……なに?」
赤沢「……恒一くんのことが、好きなの」
恒一「……え?」
578 = 442 :
俺「・・・・・・・え?」
579 = 513 :
えっ?
580 = 450 :
鳴「……え?」
581 :
中尾「僕は赤沢さんが好きだ!!!」
582 = 267 :
先に告白しました このアドバンテージはとてつもなくデカイです
583 = 167 :
恒一「え、す、好きって……」
赤沢「っ……」カァアアア…
恒一「え? 赤沢さんが……ぼ、僕のことを?」
赤沢「そ……そうよ」
恒一「なっ、えっ……それって……」
赤沢「うん……」
恒一「……」
赤沢「……」
恒一「……い、いつから?」
赤沢「え……」
585 = 573 :
鳴ちゃんは?鳴ちゃんは!?
586 = 167 :
恒一「だから、いつから僕のことが……その、す、好きだったの?」
赤沢「いつから……」
赤沢「……たぶん、病院で初めて会った時から」
恒一「病院?」
赤沢「そう、恒一くんのお見舞いに行ったとき」
恒一「それって……」
赤沢「……うん、一目惚れ、だと思う」
恒一「ひ、ひと……」カァ…
赤沢「っ……」カァアア…
588 = 167 :
赤沢「……私ね」
恒一「? う、うん」
赤沢「……さっ、最初会ったときから、なんだか初めて会った気がしなくて……」
赤沢「何故かそれがすごく気にかかって……いつの間にか、常に恒一くんのこと考えるようになってたわ」
恒一「……」
赤沢「それを自覚してからは、結構アプローチしてたんだけど……」
恒一「アプローチ?」
赤沢「……はあ、やっぱり気付いてなかったみたいね」
恒一「あ……ご、ごめん」
589 = 244 :
俺「カァァ」
590 = 167 :
赤沢「……それで?」
恒一「え?」
赤沢「え? じゃなくて……私の気持ちは伝えたわよ?」
恒一「あ……」
赤沢「返事……恒一くんの気持ち、聞かせて頂戴」
恒一「僕の気持ち?」
赤沢「そう、恒一くんの……恒一くんの好きな人を教えて」
恒一「好きな人……」
591 :
>>589
かめはめ波でも打つのか
592 :
俺「かーっ!」
593 = 513 :
>>591
いないものの相手はよせ!
595 = 167 :
赤沢「……」
恒一「僕の、好きな人……」
赤沢「……恒一くん」
恒一「……」
恒一「…………うん」
恒一「赤沢さん、僕は――」
596 = 167 :
~数十分後~
恒一「……」テクテク
恒一「……」テクテク
恒一「……あれ? あれって……」
鳴「……あ」
恒一「見崎? なんでこんなところに……」
鳴「榊原くんを待ってたの」
恒一「僕を? こんな時間まで?」
鳴「うん」
恒一「……そっか、ごめんね待たせて」
鳴「ううん、大丈夫」
恒一「……じゃあ帰ろうか」
鳴「うん」
597 = 556 :
おい
おい……
598 = 267 :
うわああああああああああああああ
599 = 172 :
これは…
600 = 351 :
スライスチャンスだぞ
みんなの評価 : ★★★×4
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