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元スレ王「行くがよい勇者」姫「気をつけて」勇者「姫のためなら」

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1 :

「・・・わしは無視か小僧」

勇者「いやほら、どうせ行くなら『幼馴染の姫のため旅立つ勇者』の方が聞こえがいいじゃん」

「あのね・・・。一応勇者でしょあんた」

勇者「まあそうなんだけど」

「このクソガキめ、ちゃんと魔王倒せるんだろうな」

執事「ご主人様、一応公式の場ですので、そのような口調は・・・」

勇者「そこはまかせろ。こう見えて、一応勇者だから」

「ふん・・・。では行くがよい、勇者よ」

執事「勇者殿、装備は揃っておりますが、何分戦争の時の古い品でございます。ご使用には注意を・・・」

3 = 1 :

勇者「古いって言っても、使えるんでしょ?」

執事「そこは問題ありませぬが、最新式の防具には叶わないかと」

勇者「ふうん・・・。まあいいや。で、最初は何すればいいのさ」

「まあ仲間だろうよ。酒場だとか宿屋に行けば、腕利の一人や二人いるだろう」

勇者「なるほどね・・・。んじゃボチボチ行くわ」

「死んだら怒るからね」

勇者「それは死ぬより怖い」

執事「ではご主人様、次の謁見を・・・」

勇者「あれ、今日まだ謁見あるのか。王って暇そうに見えたけど」

「表に出ろくそガキ」

勇者「上等だローテク」

執事「ごほん!」

6 :

ツンデレ幼馴染がヒロインなら支援

7 = 1 :

「ふん・・・。王の仕事も大変なのだぞ。特に今日の相手はな」

「隣国の大使よ」

勇者「ああ・・・。あの戦争の相手か」

「隣国ではこの国とは違う技術が発展しておるでな、それの技術提供を受けようとしておる」

「確か・・・科学、だったかしら」

勇者「大変だなお二人さん・・・。ま、勇者には関係のない仕事だわ。頑張るがよいぞ」

「お前しょっぴくぞ」

勇者「へいへい・・・。じゃ、ぼちぼち行くわ」

「・・・くそガキが、死ぬなよ」

勇者「おう。行って来る」

8 = 1 :

城下町 酒場

勇者「酒場に来るのも久しぶりだな・・・」

店主「おう、勇者じゃねえか!今日出発か?」

勇者「まあそんなとこだ。仲間探してる」

店主「それなら問題ないぞ。王様のお触れが出て、腕利はここに集まるようことになってる」

勇者「あの爺・・・。で、そいつらは?」

店主「奥にいるよ。みんないい面構えだ」

勇者「へえ・・・。楽しみだね」

9 = 1 :

戦士「お前が勇者か」

勇者「見たところ・・・っていうか、見たまんま戦士だな、お前」

戦士「おうよ。某街の格闘選手権で優勝した事もあるぞ。魔王成敗にはもってこいだ」

勇者「暑苦しいから保留にしよう」

戦士「なんだとてめえ」

勇者「他には・・・」

僧侶「あなたが勇者さま、なのですか?」

勇者「そうそう。でキミは」

僧侶「僧侶です。回復魔法や薬草に精通しています。あ、他にも、精霊を召還したりもできます」

勇者「ほう。それは心強いね。ぜひ同行してほしい」

僧侶「え!?わ、わたしでよいのですか?」

勇者「うん。かわいいし」

僧侶「!?」

10 :

かわいいは正義

11 = 1 :

勇者「あとは・・・」

戦士「俺俺」

勇者「・・・キミは?」

魔法使い「・・・魔法使い」

勇者「黒魔法と白魔法、どっちが得意だ」

魔法使い「・・・両方。ご要望とあれば、この酒場を粉みじんにする」

勇者「気に入った。仲間になってくれ」

魔法使い「・・・構わない」

勇者「これで三人。あとは・・・」

戦士「そぉい!!」

勇者「・・・お前アレだな、バカだろ」

戦士「何!貴様、俺を侮辱するか?」

12 = 1 :

勇者「・・・まあいいか。で、お前は何が得意なんだ」

戦士「格闘戦だ。それ以外はできん!」

勇者「ああ、脳筋だな、始めてみた」

戦士「納金・・・?金は持っていないぞ?」

勇者「気にするな。しかし戦闘が俺だけのなのも辛いか・・・。よし、お前でいいや。ついてこい」

戦士「でいいや?何か引っかかるな・・・」

勇者「では、この四人で行くとしようか」

せんしが なかまに なった
そうりょが なかまに なった
まほうつかいが なかまに なった

13 = 1 :



勇者「で、さっそく街の外に出たわけだが」

戦士「まずはどこに向かうんだ?」

僧侶「道なりに進むと、村に着きますね。稲作が盛んな場所です」

魔法使い「・・・」

勇者「じゃあとりあえずそこ目指そうか。魔王の城は北にずっと行ったところだし」

戦士「なあ、そろそろじゃねえか?」

勇者「何がだ?」

戦士「そろそろ魔物が出てきて、俺たちの実力を見せる場面が来るだろ?」

勇者「魔物?おい、アホ抜かせよ」

14 = 1 :

戦士「え?」

勇者「普通に考えて、人間側の総本山である城の周辺に魔物がいるわけないだろ」

僧侶「そうですね、いたとしたら、それは相当な手だれです。私たちじゃ勝てないかもしれません」

戦士「え?そ、そうなのか?俺はてっきり、外に出たら雑魚魔物が襲い掛かってくるものかと・・・」

魔法使い「・・・それはない。いるとしたら、野犬や山賊がせいぜい」

勇者「頼むぞ戦士・・・。いくら脳筋とはいえ、そんな非常識的なこといわないでくれ」

戦士(俺がおかしいのか・・・?何か釈然としないぞ・・・?)

勇者「でもほら、腕試しのいい機会が来たみたいだぞ」

やけん があらわれた
やけんB があらわれた

16 = 1 :

勇者「じゃ、三人とも腕見せてもらおうかな」

魔法使い「・・・話にならない」

まほうつかいは ひのまほう をとなえた

ボッ!!
やけん はじょうはつした

勇者「いや、お前オーバーキルだぞこれ・・・」

僧侶「なら・・・えい!」

そうりょは せいなるじゅもん をとなえた

やけんBは そうりょに なついた

勇者「おお・・・。戦わないで味方につけるとは」

戦士「俺の知ってる戦闘と違う・・・」

17 = 1 :

勇者「魔法使いの破壊力と僧侶の人柄はなんとなく分かった」

戦士「・・・」

勇者「うん、これなら魔物とも戦えそうだな」

僧侶「そんな、私はただこの犬を殺すのは可愛そうだなあと思っただけで・・・」///

魔法使い「・・・灰が残ってしまった。まだまだ修行不足」

戦士(俺、この面子に付いて来たの失敗じゃね・・・?)

勇者「戦士は・・・まあなんとなく戦い方分かるからいいや。さ、どんどん進むぞ」

僧侶「魔法使いちゃんはその呪文、どこで覚えたんですか?」

魔法使い「・・・いろいろ」

19 = 1 :

稲作の村

勇者「存外、あっさり着いたな」

戦士「まあ隣の村だしな。街道歩きゃ誰でもつくさ」

村長「もしやあなた様は、勇者様ではございませぬか?」

勇者「おう・・・?ずいぶん有名なんだな、俺」

僧侶「え?知らないのですか?勇者様のお名前はこの国全体に広まっているのですよ」

魔法使い「・・・有名人」

勇者「知らなかった・・・」

村長「助けてください勇者様!困っているのです!」

21 = 1 :

勇者「困ってる?どうしたんだ」

村長「実は西にある洞窟に、魔物が潜んでいるのです・・・」

魔法使い「・・・?」

勇者「魔物?こんなところに魔物だ?」

村長「はい・・・。数日前、突如洞窟周辺に魔物が溢れたのです。幸いこの村にまだ被害はありませんが、時間の問題かと」

戦士「やっとらしくなったじゃあねえか。おい勇者。ちゃちゃっと行って片付けようぜ」

僧侶「でも、こんなお城の近くに魔物だなんて・・・」

勇者「城に通報は?」

村長「いたしました。すると、『近日中に勇者が立ち寄るから頼め』と王様から・・・」

勇者「あのじじい・・・」

22 = 1 :

勇者「仕方ない、あのじじいに貸し作っておくか。みんな行くぞ」

戦士「へへ、ようやく腕が鳴るぜ」

僧侶「は、はい!」

魔法使い「・・・」

道中

僧侶「あ、あの、勇者様。勇者様はなぜ王様のことをじじい、などと・・・?」

勇者「ああ、育ての親みたいなもんなんだ。俺戦争で両親死んでるから」

僧侶「あ・・・」

勇者「いいよ。顔も覚えてないし。それに、じじいはいい人だしな」

戦士「信頼してるんだな、王様のこと」

勇者「ま、一応王だからな」

魔法使い「・・・」

23 = 1 :

洞窟前

勇者「見えるか?」コソコソ

僧侶「見えます」コソコソ

魔法使い「・・・低級魔族が五体。洞窟の警備・・・?」コソコソ

戦士「な、なあ。なんで俺たち、こんな物陰に隠れてコソコソしてるんだ?」コソコソ

勇者「そりゃお前。魔族相手に正面から行くのは自殺行為だろ。まずは戦況把握だ」

戦士(な、なんかこれも違う気がするぞ・・・?)

僧侶「どうしますか、勇者さま」

勇者「んー・・・。ああ、じゃあ名づけて、『粉砕!玉砕!大喝采!』作戦はどうだ」

戦士「嫌な予感がする・・・」

25 = 1 :

魔族A「!?」

勇者「どーも魔族の諸君。しかし、なんだってこんなところにいるのかねえ?」

魔族B「ぐるる・・・」

勇者「あれ、もしかして低級すぎて口も利けないのか?世間話もできないとは・・・」

魔族C「キシャァァァ・・・!!」

勇者「うーむ、これじゃ大喝采は無理かな・・・?お?」

低級魔族隊長「・・・何をしにきタ、人間メ・・・」

勇者「おお、少しまともそうなの見つけたぜ。でもそれはこっちのセリフだ」

低級魔族隊長「ここは我らノものダ、立ち去るがいイ」

勇者「いやそうもいかないんだよなあ」

26 = 1 :

低級魔族隊長「なら死ぬがいイ、おろかな人間メ」

「キシャァァァァ!!」「グルルルル!!」「バチバチバチ!!」

勇者「あ、もしかして俺のこと知らない?あー、悪い悪い、僧侶のやつが『国中に』なんていうから、てっきりみんな知ってるのかと思ってた。じゃあ自己紹介しないと」


勇者「俺が勇者だ。覚えとけ腐れ外道どもが」


低級魔族隊長「なニ・・・?」

勇者「魔法使いちゃん、もういいぞ」

カッ!!

27 :

>>16
海賊の残りだもう一匹その足元に隠れているぞ

28 = 1 :

ズドォォォォォォォ・・・

勇者「おーう。宣戦布告の花火にしては、ちょっと派手すぎたか?」

僧侶「勇者さま」タタッ

戦士「おいおい、これはどうだよ・・・」

魔法使い「・・・爆砕呪文。洞窟を塞がないために力抑えたから、この程度の火力しか出せなかった」

僧侶「上出来ですよ・・・。魔物が一匹も残っていませんし・・・」

魔法使い「・・・綺麗じゃない」しょぼん

勇者「まあまあ。とりあえず一発目はこのくらいにして、さっさと中入って終わらせようぜ」

29 = 1 :

洞窟内

僧侶「暗くて、ジメジメしてますね・・・」

戦士「・・・?なんだ?」

勇者「どうした?」

戦士「いや、何か嫌な空気がしたような・・・。この奥からだ」

勇者「嫌な空気・・・?感じたか?」

魔法使い「・・・」フルフル

僧侶「わたしも何も・・・」

勇者「・・・とにかく、先に進もう。奥に行けば、何か分かるかもしれない」

僧侶「あ、じゃあ・・・照明呪文を・・・」

まばゆい ひかりが あたりを てらす・・・

30 :

ただの空気+説明役だと思ってた戦士にも何か能力があるのか……?

31 :

ふむふむ

32 = 1 :

洞窟 最奥

勇者「あっさり着いたな」

僧侶「一本道でしたし」

戦士「嫌な空気・・・あの大穴の中から漏れてきてる・・・」

勇者「俺には分からんが・・・。確かにあの大穴は気になるな。調べてみようか」

魔法使い「・・・!!くる!」

ドン!!

僧侶「きゃ・・・!?あ、穴の中から何か・・・!?」

「グォォォォォォ!!」

戦士「こ、こいつは・・・!?」

勇者「ゴーレム!?」

33 :

遊戯王やらポケモンやら懐かしいネタを出してくるな

34 = 1 :

ゴーレム「グォォォォォォ!!」

戦士「ゴーレムぅ!?なんでこんなところに!?」

魔法使い「・・・理由はあとっ!!」

僧侶「来ます!!」

勇者「上等!!」ブンッ!!

ガキン!!

勇者「固・・・斬れねえか!」

魔法使い「・・・ゴーレムの弱点は額の文字・・・!」

僧侶「文字・・・『Emeth』のことですか?」

勇者「くそ、まどろっこい!魔法使いちゃん、あいつ吹き飛ばせないか!?」ガキン!!

魔法使い「・・・洞窟ごと吹き飛ばしてしまう。石属性には炎も水もきかない」

勇者「あーもう!やるしかねえのかよ!」

37 = 1 :

ゴーレム「グォォォォォォ!!」ブン!!

戦士「ゴフッ!?」

勇者「戦士!!」

戦士「今のパンチは効いたが・・・!魂が篭もってねえぜ!!」

僧侶「よ、よくわからないけど、ダメージなし・・・?」

魔法使い「・・・気迫」

勇者「あの文字をどうすればいい!?」

魔法使い「・・・『E』を削る。そうすれば、ゴーレムは『meth』、死ぬ」

勇者「とはいえ、暴れ馬め、こう暴れられちゃ額なんて・・・」

僧侶「目には目、です!岩よ、万物の母なる大地よ、顕現せよ!!」

そうりょは 岩の精霊を 召還した!!

僧侶「押さえつけて!!」

岩の精霊「・・・!!」
ガシッ!!
ゴーレム「グォォォォォォォ!!」

40 = 35 :

42 = 35 :

43 = 10 :

44 = 35 :

















48 = 1 :

勇者「動きが止まった!戦士!俺を投げろ!!」

戦士「投げ・・・!?そうか!投げ飛ばしてやるから、削ってこい!!」ガシッ!!

戦士「うぉおおおおおりゃああああああああ!!」

勇者「力いっぱい投げすぎだぁあああああああああああああ!!」

ゴーレム「!?」

勇者「ああああああああああああああ!!!!」

ガリッ!!!!

ゴーレム「」

バラバラバラ・・・

戦士「うわ、崩れだした!!」

魔法使い「・・・脱出!!」

僧侶「勇者さま、無事ですか!?」

勇者「戦士てめえコラァ!!死ぬかと思っただろうが!!」

僧侶「あああ、その話は後ですっ!!」

ガラガラガラ・・・!!

49 = 35 :















50 :

保守間隔長すぎ
そんなんじゃすぐ落ちるぞ


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