私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ勇者「」王様「勇者はわしが育てた!!」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★
レスフィルター : (試験中)
遊び人「さて、朝になっちゃったし、帰るわね」
勇者「あ、もうそんな時間か」
遊び人「遊ぶ時間がなくなっちゃったわね。延長する?」
勇者「い、いや、そういうのは!」
遊び人「うふふ、冗談よ」
勇者「遊び人、君と話せてよかったよ。ありがとう」
遊び人「次は夜伽の後に言ってね。そのセリフ」
勇者「///」
遊び人「じゃあね」
勇者「あ、もうそんな時間か」
遊び人「遊ぶ時間がなくなっちゃったわね。延長する?」
勇者「い、いや、そういうのは!」
遊び人「うふふ、冗談よ」
勇者「遊び人、君と話せてよかったよ。ありがとう」
遊び人「次は夜伽の後に言ってね。そのセリフ」
勇者「///」
遊び人「じゃあね」
私はムスカ大佐だ、ロボットにより通信回路が破壊された、緊急事態につき私が臨時に指揮をとる
勇者「さーって!今日からがんばるかな!」
賢者「勇者!」
魔法使い「大変なのじゃ」
女商人「聞いてよ勇者様―!」
勇者「ちょ、ちょっといっぺんに話さないで」
賢者「実はこんなものが!」
勇者「果たし状?なにこれ?」
魔法使い「とにかく読んでみい」
賢者「勇者!」
魔法使い「大変なのじゃ」
女商人「聞いてよ勇者様―!」
勇者「ちょ、ちょっといっぺんに話さないで」
賢者「実はこんなものが!」
勇者「果たし状?なにこれ?」
魔法使い「とにかく読んでみい」
勇者「えっと・・・拝啓 貴殿らが我が同胞トロル族を滅亡させたと聞き及んでこの書をしたためている次第である」
勇者「貴殿らの所業許しがたく、我ら魔族を代表し、我が貴殿らとの決闘を申し込むものである」
勇者「我ら魔族と貴殿らの誇りと命を懸けた勝負を所望する」
勇者「時は次の満月の夜、場所は南の森前にて待つ。南の魔王。敬具」
勇者「なにこれ?」
魔法使い「果たし状じゃのう」
女商人「やたら漢らしい文書ね。なにが所業許しがたく、よ。北の町をあんなにしておいて!」
勇者「それは・・・」
賢者「勇者。どうします?」
勇者「貴殿らの所業許しがたく、我ら魔族を代表し、我が貴殿らとの決闘を申し込むものである」
勇者「我ら魔族と貴殿らの誇りと命を懸けた勝負を所望する」
勇者「時は次の満月の夜、場所は南の森前にて待つ。南の魔王。敬具」
勇者「なにこれ?」
魔法使い「果たし状じゃのう」
女商人「やたら漢らしい文書ね。なにが所業許しがたく、よ。北の町をあんなにしておいて!」
勇者「それは・・・」
賢者「勇者。どうします?」
女商人「もちろん行ってケチョンケチョンにしてやるのよね!」
勇者「うーん・・・」
女商人「勇者!?」
勇者「うん・・・僕は人間だ・・・」
魔法使い「ふむ・・・」
勇者「人のために戦うよ。それで相手を倒すことになっても」
魔法使い「勇者・・・それでよいのか?」
勇者「うん。王様にも知らせておこう」
勇者「うーん・・・」
女商人「勇者!?」
勇者「うん・・・僕は人間だ・・・」
魔法使い「ふむ・・・」
勇者「人のために戦うよ。それで相手を倒すことになっても」
魔法使い「勇者・・・それでよいのか?」
勇者「うん。王様にも知らせておこう」
【南の森前】
魔法使い「誰もおらんのう」
女商人「いや、あっちから何か来る」
ピョンピョンッ
スライム「ピキー!」
勇者「スライム!?」
スライム「ピキーピキキキーピキキーピーピーキキーピキキピキー!」ダッ
勇者「なに言ってんの!?」
賢者「相手になってやるから付いて来いってことじゃないですか?」
スライム「ピキー」ピョンピョン
女商人「あ、行っちゃう。追っかけましょ」
女商人「でもスライムなんて拍子抜けね」
魔法使い「ふむ」
魔法使い「誰もおらんのう」
女商人「いや、あっちから何か来る」
ピョンピョンッ
スライム「ピキー!」
勇者「スライム!?」
スライム「ピキーピキキキーピキキーピーピーキキーピキキピキー!」ダッ
勇者「なに言ってんの!?」
賢者「相手になってやるから付いて来いってことじゃないですか?」
スライム「ピキー」ピョンピョン
女商人「あ、行っちゃう。追っかけましょ」
女商人「でもスライムなんて拍子抜けね」
魔法使い「ふむ」
賢者「結構深い森ですね」
勇者「危ない!」ダンッ
ゴゴォ
女商人「きゃっ」
魔法使い「今のは・・・ギラ!?どこからじゃ」
賢者「分かりませんでした。うわっ」
ゴゴゥ
勇者「これは・・・ギラの狙撃!?どこから」
ドガッ
女商人「ぐふっ」
勇者「女商人!?」
女商人「うぐ・・・体当たりを・・・メタルスライムのようだったけど・・・ううっ・・・」
勇者「危ない!」ダンッ
ゴゴォ
女商人「きゃっ」
魔法使い「今のは・・・ギラ!?どこからじゃ」
賢者「分かりませんでした。うわっ」
ゴゴゥ
勇者「これは・・・ギラの狙撃!?どこから」
ドガッ
女商人「ぐふっ」
勇者「女商人!?」
女商人「うぐ・・・体当たりを・・・メタルスライムのようだったけど・・・ううっ・・・」
魔法使い「どこじゃ!?」
賢者「移動しながら攻撃しているようです。確かこっちのほうへ・・・きゃあ!」
勇者「賢者!だいじょ・・・うわっ」
ビチャア
勇者「目が・・・・目がああああああああああ!」
魔法使い「バブルスライムじゃ!勇者!すぐ毒消しを・・・ぎゃああ!」
勇者「魔法使い!どこ!?」
魔法使い「聖水をくろうた・・・消える・・・消えてしまううううううううう!」
勇者「みんな!どこ!?」ガサガサッ
勇者「ううっ・・・うっ・・・や、やっと目が見えてきた・・・」
勇者「みんなー!くっ・・・はぐれてしまった・・・」
賢者「移動しながら攻撃しているようです。確かこっちのほうへ・・・きゃあ!」
勇者「賢者!だいじょ・・・うわっ」
ビチャア
勇者「目が・・・・目がああああああああああ!」
魔法使い「バブルスライムじゃ!勇者!すぐ毒消しを・・・ぎゃああ!」
勇者「魔法使い!どこ!?」
魔法使い「聖水をくろうた・・・消える・・・消えてしまううううううううう!」
勇者「みんな!どこ!?」ガサガサッ
勇者「ううっ・・・うっ・・・や、やっと目が見えてきた・・・」
勇者「みんなー!くっ・・・はぐれてしまった・・・」
スライム「ピキー!」ドガッ
勇者「うぐっ・・・」
勇者「こ、これが狙いか・・・バラバラにして一人ずつ・・・くっ・・・また茂みの中に」
(側近「勇者達の強さは仲間との絆の強さです。まずこれを破壊しなければなりません」)
スライム「・・・」ズザザザ
(側近「そのためにも彼らを分散できるだけの仲間がこちらにも必要です。あなたは一人では弱い。それは誰もが知るところです。しかしそのあなたが魔王として立ったとしたら」)
スライム「ピキー!」ダッ
勇者「見えた!」ズバッ
スライム「ピキュー・・・」
勇者「やったか!?」
勇者「うぐっ・・・」
勇者「こ、これが狙いか・・・バラバラにして一人ずつ・・・くっ・・・また茂みの中に」
(側近「勇者達の強さは仲間との絆の強さです。まずこれを破壊しなければなりません」)
スライム「・・・」ズザザザ
(側近「そのためにも彼らを分散できるだけの仲間がこちらにも必要です。あなたは一人では弱い。それは誰もが知るところです。しかしそのあなたが魔王として立ったとしたら」)
スライム「ピキー!」ダッ
勇者「見えた!」ズバッ
スライム「ピキュー・・・」
勇者「やったか!?」
ホイミスライム「ピー!」キラーン
勇者「ホイミスライム!?回復された!?」
(側近「みんながあなたを助けようと集まるでしょう。仲間と連携するのです」)
バブル「ピー!」ブシャア
勇者「うわっと、食らうか!」
ゴゴゥ
勇者「ぐあっ・・・あれは・・・」
メタル「ピキー」
(側近「勇者は強い。だが単独で強いからこそ連携に不慣れなのです。あなた達のコンビネーションこそ勇者を倒すのに必要なのです」)
勇者「メタルスライムか・・・だったら・・・こちらも速さで全員斬ってやる!」
勇者「はやぶさ斬り!」ズババ
勇者「ホイミスライム!?回復された!?」
(側近「みんながあなたを助けようと集まるでしょう。仲間と連携するのです」)
バブル「ピー!」ブシャア
勇者「うわっと、食らうか!」
ゴゴゥ
勇者「ぐあっ・・・あれは・・・」
メタル「ピキー」
(側近「勇者は強い。だが単独で強いからこそ連携に不慣れなのです。あなた達のコンビネーションこそ勇者を倒すのに必要なのです」)
勇者「メタルスライムか・・・だったら・・・こちらも速さで全員斬ってやる!」
勇者「はやぶさ斬り!」ズババ
シュン
勇者「消えた!?」
はぐれ「ピキー!」
勇者「はぐれメタル!?仲間を助けた!?」
「ピー」
「ピー」
「ピー」
「ピー」
「ピー」
ザワザワザワザワ
勇者「また見失った・・・なんだ・・・こいつら・・・何を話し合ってるんだ・・・」
スライム「ピキキー!」ドガッ
勇者「うぐっ・・・うしろ・・・」
勇者「もういない・・・きりがないな」
勇者「消えた!?」
はぐれ「ピキー!」
勇者「はぐれメタル!?仲間を助けた!?」
「ピー」
「ピー」
「ピー」
「ピー」
「ピー」
ザワザワザワザワ
勇者「また見失った・・・なんだ・・・こいつら・・・何を話し合ってるんだ・・・」
スライム「ピキキー!」ドガッ
勇者「うぐっ・・・うしろ・・・」
勇者「もういない・・・きりがないな」
勇者「くぅ・・・だったら!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ
勇者「このあたり一帯吹き飛ばしてやる!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
(側近「勇者は強い。そしてそれはタフであることも言えます。あなた達の攻撃はじわじわ効きますが、決定的なものにはならないでしょう」)
勇者「おおおおおおおおおお」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
(側近「だから決定的な攻撃が必要です。そしてそのタイミングが。あなた達の攻撃に焦れて大魔法を使おうとした時隙が生まれるでしょう。その時こそ」)
スライム「ピキー!」ダッ
バブル「ピキー」
ホイミ「ピキー」
メタル「ピキー」
はぐれ「ピキー」
勇者「なっ・・・全員出てきた!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ
勇者「このあたり一帯吹き飛ばしてやる!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
(側近「勇者は強い。そしてそれはタフであることも言えます。あなた達の攻撃はじわじわ効きますが、決定的なものにはならないでしょう」)
勇者「おおおおおおおおおお」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
(側近「だから決定的な攻撃が必要です。そしてそのタイミングが。あなた達の攻撃に焦れて大魔法を使おうとした時隙が生まれるでしょう。その時こそ」)
スライム「ピキー!」ダッ
バブル「ピキー」
ホイミ「ピキー」
メタル「ピキー」
はぐれ「ピキー」
勇者「なっ・・・全員出てきた!?」
ヴォーーーーーン ドドドドドドド
勇者「なっ・・・五芒星!?これはまさか!?」
スライム「・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ
勇者「だめだ!止めないと!」ダダダ
スライム「【ミ】・・・」
勇者「くっ」ズバッ
スライム「・・・」ビクンッ
バブル「【ナ】・・・」
勇者「やめろ!」ズバッ
バブル「・・・」
勇者「なっ・・・五芒星!?これはまさか!?」
スライム「・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ
勇者「だめだ!止めないと!」ダダダ
スライム「【ミ】・・・」
勇者「くっ」ズバッ
スライム「・・・」ビクンッ
バブル「【ナ】・・・」
勇者「やめろ!」ズバッ
バブル「・・・」
ホイミ「【デ】・・・」
勇者「はぁ!」ズバッ
ホイミ「・・・」
メタル「【イ】・・・」
勇者「はぁ・・・はぁ・・・」ズバッ
メタル「・・・」
はぐれ「【ン】・・・」
勇者「間に合えー!」ズバン!
はぐれ「・・・」ビクンッ
勇者「はぁ!」ズバッ
ホイミ「・・・」
メタル「【イ】・・・」
勇者「はぁ・・・はぁ・・・」ズバッ
メタル「・・・」
はぐれ「【ン】・・・」
勇者「間に合えー!」ズバン!
はぐれ「・・・」ビクンッ
【ミナデイン!!】
バリバリバリバリバリッ!!!
勇者「ぐああああああああああああああああああああ!」バリバリバリバリ
勇者「うぐぐぐぐぐああああああああああああ!!」バリバリバリバリ
勇者「か、体がああああああああああああ!!」バリバリバリバリ
・
・
・
・
バリバリバリバリバリッ!!!
勇者「ぐああああああああああああああああああああ!」バリバリバリバリ
勇者「うぐぐぐぐぐああああああああああああ!!」バリバリバリバリ
勇者「か、体がああああああああああああ!!」バリバリバリバリ
・
・
・
・
勇者(なんでこんなことになったんだろう・・・)
勇者(魔王を倒したらそれで終わりだと思ったのに・・・)
勇者(でも・・・僕が死んだら・・・みんな悲しむ・・・かな?)
勇者(悲しむのは伝説の勇者が死んだからで僕が死んだからじゃないかもな・・・)
勇者(でも・・・一人くらい悲しむかな・・・女商人とか賢者とか・・・遊び人・・・)
勇者(そうだ・・・立って守らないと・・・)
勇者「う・・・くっ・・・」ズルズル
勇者(か、回復を・・・・)
勇者「う・・・・あ・・・・」
勇者(駄目だ・・・肺がやられて声が・・・)
勇者(魔王を倒したらそれで終わりだと思ったのに・・・)
勇者(でも・・・僕が死んだら・・・みんな悲しむ・・・かな?)
勇者(悲しむのは伝説の勇者が死んだからで僕が死んだからじゃないかもな・・・)
勇者(でも・・・一人くらい悲しむかな・・・女商人とか賢者とか・・・遊び人・・・)
勇者(そうだ・・・立って守らないと・・・)
勇者「う・・・くっ・・・」ズルズル
勇者(か、回復を・・・・)
勇者「う・・・・あ・・・・」
勇者(駄目だ・・・肺がやられて声が・・・)
スライム「ピ・・・・」ズリズリ
勇者(な・・・あいつらまだ生きてるのか)
バブル「キ・・・」ズリズリ
ホイミ「・・・」ズルズル
メタル「・・・」ズルズル
はぐれ「・・・」ズルズル
勇者(あんな体で集まって・・・どうするつもりだ・・・)
スライムたちがあつまって・・・・
ボフン
勇者(な・・・あいつらまだ生きてるのか)
バブル「キ・・・」ズリズリ
ホイミ「・・・」ズルズル
メタル「・・・」ズルズル
はぐれ「・・・」ズルズル
勇者(あんな体で集まって・・・どうするつもりだ・・・)
スライムたちがあつまって・・・・
ボフン
勇者(キングスライムだと・・・だめだ・・・やられる・・・)ギュッ
勇者(・・・・ん?)
勇者(・・・・・・え・・・・あ・・・・)
勇者(こいつ・・・死んでる・・・)
勇者(た・・・助かった・・・うっ・・・意識が・・・・)ガクッ
勇者(・・・・ん?)
勇者(・・・・・・え・・・・あ・・・・)
勇者(こいつ・・・死んでる・・・)
勇者(た・・・助かった・・・うっ・・・意識が・・・・)ガクッ
女商人「賢者!はやくして!勇者様が死んじゃうでしょ!」
賢者「今やってますよ。まさか勇者がここまでやられるなんて・・・」
女商人「ひどい傷・・・どうやったらここまで・・・」
勇者「う・・・いつつ・・・」
賢者「気がつきましたか?」
女商人「勇者様!」ギュッ
勇者「いてて」
賢者「女商人やめなさい!傷が開いてしまいます」
勇者「そういえば魔法使いがいないけど・・・」
賢者「ああ、アレは泣きながら天に帰っていくのを見ましたよ。特に止めませんでしたが」
勇者「ああ・・・そう・・・」
賢者「今やってますよ。まさか勇者がここまでやられるなんて・・・」
女商人「ひどい傷・・・どうやったらここまで・・・」
勇者「う・・・いつつ・・・」
賢者「気がつきましたか?」
女商人「勇者様!」ギュッ
勇者「いてて」
賢者「女商人やめなさい!傷が開いてしまいます」
勇者「そういえば魔法使いがいないけど・・・」
賢者「ああ、アレは泣きながら天に帰っていくのを見ましたよ。特に止めませんでしたが」
勇者「ああ・・・そう・・・」
賢者「まったく早く成仏してくれないと・・・あれ?町のほうが明るいですが・・・それに回りに鳥が・・・」
女商人「いえ、あれ明るいんじゃなくて燃えてるのよ!!鳥じゃなくてモンスターじゃない!?」
勇者「そんな・・・うくっ・・・助けに行かないと!」
賢者「勇者は休んでいてください。私達二人で行きましょう」
女商人「そうです。そんな体じゃ無理ですって」
勇者「そんなわけには・・・大丈夫、立てるよ」
女商人「こちらに私達をひきつけて町を襲う作戦だったってわけ?」
賢者「いえ、こちらはこちらで本気で倒す気だったんでしょう」
勇者「うん・・・死ぬかと思った・・・急ごう!」
女商人「いえ、あれ明るいんじゃなくて燃えてるのよ!!鳥じゃなくてモンスターじゃない!?」
勇者「そんな・・・うくっ・・・助けに行かないと!」
賢者「勇者は休んでいてください。私達二人で行きましょう」
女商人「そうです。そんな体じゃ無理ですって」
勇者「そんなわけには・・・大丈夫、立てるよ」
女商人「こちらに私達をひきつけて町を襲う作戦だったってわけ?」
賢者「いえ、こちらはこちらで本気で倒す気だったんでしょう」
勇者「うん・・・死ぬかと思った・・・急ごう!」
【南の町】
「ギャア!ギャア!」
賢者「これは・・・」
女商人「ひどい・・・みんな死んでるの・・・?」
勇者「ドラキーにキメラにいたずらモグラ・・・低級モンスターがこんなにたくさん・・・なんて数だ・・・」
賢者「モンスターの死体もこんなに・・・」
女商人「とにかく残りのモンスターをなんとかしないと!」
賢者「人の生き残りもいるのかどうか分かりませんし・・・魔法で倒したほうが早いかもしれませんね」
「ギャア!ギャア!」
賢者「これは・・・」
女商人「ひどい・・・みんな死んでるの・・・?」
勇者「ドラキーにキメラにいたずらモグラ・・・低級モンスターがこんなにたくさん・・・なんて数だ・・・」
賢者「モンスターの死体もこんなに・・・」
女商人「とにかく残りのモンスターをなんとかしないと!」
賢者「人の生き残りもいるのかどうか分かりませんし・・・魔法で倒したほうが早いかもしれませんね」
勇者「だめだよ!もし人がその中にいたら!」
賢者「でも一匹ずつ倒してたらその間にみんな死んでしまうかもしれませんよ。ある程度倒してから探したほうが・・・」
勇者「だめだよ・・・そんなこと・・・」
賢者「でもさすがにこの数は・・・」
賢者「・・・わかりました。じゃあ出来るだけ急いで各個撃破していきましょう」
勇者「うん」
・
・
・
・
賢者「でも一匹ずつ倒してたらその間にみんな死んでしまうかもしれませんよ。ある程度倒してから探したほうが・・・」
勇者「だめだよ・・・そんなこと・・・」
賢者「でもさすがにこの数は・・・」
賢者「・・・わかりました。じゃあ出来るだけ急いで各個撃破していきましょう」
勇者「うん」
・
・
・
・
勇者「はぁ・・・はぁ・・・」
女商人「結局生きてる人は誰もいなかったわね」
賢者「ええ・・・。たぶん逃げた人も多いでしょうし・・・全滅ということはないと思いますが・・・」
勇者「・・・」
女商人「勇者様。そんなに気を落とさないでください」
賢者「やれることはやったんです。あなたがその全ての責任を背負うことはないんですよ?」
女商人「そうですよ。勇者様は何も悪くない!」
勇者「でも・・・何かを救う選択もあったんじゃないかな・・・って」
勇者「ううん、何でもない。ありがとう」
賢者「・・・」
女商人「結局生きてる人は誰もいなかったわね」
賢者「ええ・・・。たぶん逃げた人も多いでしょうし・・・全滅ということはないと思いますが・・・」
勇者「・・・」
女商人「勇者様。そんなに気を落とさないでください」
賢者「やれることはやったんです。あなたがその全ての責任を背負うことはないんですよ?」
女商人「そうですよ。勇者様は何も悪くない!」
勇者「でも・・・何かを救う選択もあったんじゃないかな・・・って」
勇者「ううん、何でもない。ありがとう」
賢者「・・・」
【王城】
大臣「いやー危ないところでしたなー勇者の情報がなければやられていたかもしれませんねー」
王様「そうだな。無事帰ってこられたのはよいのだが・・・」
大臣「ところで今回は支援とかしないんですね」
王様「そうだ。それが困ったことだな・・・」
大臣「どうしてですか?北の国みたいにガッチリ借金で縛っちゃえばいいじゃないですか」
王様「わが国にそれだけの余裕がないのだ・・・。それに南の国の惨状はひどい。国を立て直そうとするものもいるだろうが・・・」
大臣「だからそこにつけこめば・・・」
王様「・・・来るぞ」
大臣「何がですか?」
大臣「いやー危ないところでしたなー勇者の情報がなければやられていたかもしれませんねー」
王様「そうだな。無事帰ってこられたのはよいのだが・・・」
大臣「ところで今回は支援とかしないんですね」
王様「そうだ。それが困ったことだな・・・」
大臣「どうしてですか?北の国みたいにガッチリ借金で縛っちゃえばいいじゃないですか」
王様「わが国にそれだけの余裕がないのだ・・・。それに南の国の惨状はひどい。国を立て直そうとするものもいるだろうが・・・」
大臣「だからそこにつけこめば・・・」
王様「・・・来るぞ」
大臣「何がですか?」
ドンドンドン
大臣「なんだ騒々しい」
兵「た・・・大変です!ここへ向かって大量の難民が・・・」
王様「来たか!」ガタッ
兵「どどどどどうしましょう」オロオロ
王様「門を閉ざせ!絶対に入れるな!一人たりともだ!」
大臣「王様!?」
王様「今は北の民の一部も引き受けておる。物資の支援にも資金を使っている。これでさらに人を入れては国の経済が破綻するわ」
王様「一人でも入れればその者からあらぬ噂が広がるであろうし、入れなかったものからの不平の声も高まるだろう。一人も入れるな」
大臣「し、しかし・・・どうすれば・・・」
王様「我々には自国民を守る義務があるのじゃぞ」
王様「わしに考えがある」
大臣「なんだ騒々しい」
兵「た・・・大変です!ここへ向かって大量の難民が・・・」
王様「来たか!」ガタッ
兵「どどどどどうしましょう」オロオロ
王様「門を閉ざせ!絶対に入れるな!一人たりともだ!」
大臣「王様!?」
王様「今は北の民の一部も引き受けておる。物資の支援にも資金を使っている。これでさらに人を入れては国の経済が破綻するわ」
王様「一人でも入れればその者からあらぬ噂が広がるであろうし、入れなかったものからの不平の声も高まるだろう。一人も入れるな」
大臣「し、しかし・・・どうすれば・・・」
王様「我々には自国民を守る義務があるのじゃぞ」
王様「わしに考えがある」
隠密「王様、報告に参りました」
王様「そうか」
隠密「勇者の南の王国の魔物の討伐は終りました。南の王国に生き残りはいないようです」
王様「先に逃げ出してきたやつらで困っておるわい・・・」
隠密「何か収容施設のようなところへ送られていく人を見ましたが・・・まさか・・・」
王様「お前はそんなことを気にする必要はない!」
隠密「しかし・・・」
王様「さっさと報告をせい!」
隠密「はっ・・・。勇者は未だに仲間と一緒のようです」
王様「そうか。では次は東の王国にでも連れて行くとするかの。ほっほっほ!」
隠密「・・・」
王様「そうか」
隠密「勇者の南の王国の魔物の討伐は終りました。南の王国に生き残りはいないようです」
王様「先に逃げ出してきたやつらで困っておるわい・・・」
隠密「何か収容施設のようなところへ送られていく人を見ましたが・・・まさか・・・」
王様「お前はそんなことを気にする必要はない!」
隠密「しかし・・・」
王様「さっさと報告をせい!」
隠密「はっ・・・。勇者は未だに仲間と一緒のようです」
王様「そうか。では次は東の王国にでも連れて行くとするかの。ほっほっほ!」
隠密「・・・」
類似してるかもしれないスレッド
- 勇者「お、おんなになってるだと?!」 (444) - [53%] - 2012/5/2 10:30 ★★★
- 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたらしい」 (954) - [50%] - 2011/6/29 8:00 ★★★×4
- 姫「え、勇者が帰ってくる!?」 (150) - [47%] - 2010/5/10 4:00 ★
- 勇者「魔王城に長蛇の列ができてる…」 (968) - [45%] - 2013/4/29 6:30 ★
- キリト「禁書キャラをぶちのめすぜ!!」 (132) - [45%] - 2018/11/14 7:45 ○
- ほむら「魔法勇者☆まどマギカー!!」 (326) - [44%] - 2011/6/29 19:30 ★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について