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    元スレ小鳥「プロデューサーさん、子供の作り方知ってます?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 18禁 + - まとめるときはクソコテ除くべき + - アイドルマスター + - ハーレム + - 南氏ね + - 南迷惑 + - 小鳥 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    651 = 279 :

    今日一番良かった事
    このスレにいれた事

    652 = 618 :

    「こんな時間にどうしたんだ、貴音」

    普段の隙のない紳士服ではなく、少し襟首の伸びた寝間着をきていた
    ぷろでゅーさーは私を家に迎え入れてくれました。

    貴音「貴方様に、もう一度だけお聞きしたいことがあります。
       解答次第では、あいどるを止めてでも、もう一度お聞き致す所存です」


    用意していた口上を、滞りなく言った私は、
    ぷろでゅーさーの目をじっと見据えていました。



    ぷろでゅーさーは、私から目をそらさず、一分か二分でしょうか?
    動悸が速まっているせいか、時間がよく分かりません。

    「どうにもならないことはあるんだよ、貴音。
      お前はアイドルで、俺はプロデューサーだ」

    肩を落としてため息をつくと、ぷろでゅーさーはそれだけを絞るように言って
    沈黙を破りました。

    654 = 602 :

    いいじゃない

    656 = 618 :

    貴音「でしたら私は、あいどるなんて止めてしまいます。
       目指していた高みよりも、皆との目標よりも、この恋が大切だというのは
       私のわがままなのでしょうか」

    わがままだと、ぷろでゅーさーは私を叱りました。

    貴音「ですが貴方様、恋とは大抵わがままなものです」

    私とぷろでゅーさー、さして背丈は変わりません。
    一歩、二歩、三歩と距離を詰め、涙を堪えて猫背になっている
    プロデューサーを、私は抱き寄せたのです。
    耳許からぷろでゅーさーの鼻をぐずる声が聞こえてきます。
    ぷろでゅーさーのそんな一面を知らなかった私にとって、それは大変いとおしく感じられました。
    それは不思議な気持ちでした。
    耳に吹きかかる熱い吐息がこそばゆいのと同じように、心の奥がなんだかむず痒いのです。
    私が優しく頭を撫でると、ぷろでゅーさーは堰を切ったように泣き始めました。

    657 :

    >>633
    前にどんな奴書いてたの?

    660 = 618 :

    私の胸の中に、どれくらいの時間、ぷろでゅーさーはいたのでしょうか。

    うまく言葉にならないぷろでゅーさーの声を、ゆっくりと聞きながら、
    外はあんなに寒いのに、私は胸がどんどん暖かくなるのを感じました。
    窓にはうっすらと雪化粧がなされていました。

    結局、私が感じていた残酷な運命などありはせず、私たちは相思相愛で、
    邪魔するものなんて本当はなかったのです。
    私たちを邪魔しているかのように思えたのは、この思いの丈からすれば
    本当に些細なものだったのに、私たちはどうやら遠回りばかりしていたようです。
    些細なことばかりを大きくとらえていたのです。

    今の私たちを隔てるものは、もう何もありませんでした。
    世間も、そして衣服でさえも。

    662 = 650 :

    こんな幸せなSSを読みながら自分の姿を見て省みた
    とっても悲しくなってきた

    663 = 158 :

    >>662
    おいやめろ
    書いてるほうは終わってからの賢者タイム半端じゃないんだぞ

    664 = 647 :

    何だこの神スレは

    665 = 546 :

    いつぞやの真美スケベ椅子リレースレみたいな

    666 = 618 :

    涙で濡れた、けれども火照った頬に手を添えて、貪るような接吻をいたしました。
    それは、先程の頼りなく、けれどもいとおしい少年のようなぷろでゅーさーとは違って、
    荒々しい殿方との接吻でした。

    「貴音、ごめんな。
      ずっとお前とこうしたかった」


    貴音「私もです……
       ずっとお慕いしていました、貴方様……」

    ぷろでゅーさーの筋張った手が、私の足の間に割り込んできました。
    思わず体が一瞬固くなります。
    強ばった私の顔を見て、ぷろでゅーさーは優しく微笑んで――それはあの日のさみしい微笑みとは
    別物で――今度は柔らかな接吻を、私の額にくれました。
    あゝ、私はなぜこの方わ相手に体を固くしているのでしょうか。
    無意識の行動とはいえ、私は自分を戒めました。
    そして、りらっくすして、私はぷろでゅーさーの愛撫に身を任せたのです。
    それは至福の時でした。
    陳腐な表現ですが、私がこの時以上の幸福を得ることは二度とないと思えるほどの、
    それは幸せな時だったのです。

    667 = 44 :

    >>665
    懐かしいな

    668 = 650 :

    >>662
    すまん稀にみるSSでほろほろと泣きたい気分になってしまって…
    動揺しすぎて日本語もおかしくなった

    669 = 120 :

    非常にいい貴音SSだとは思うが、スレタイなんだっけ?

    670 :

    >>665
    あのとき貴音と小鳥書いたけど、こんなに上手く書けなかったごめんなさい

    671 = 618 :

    私が果てたことはよく覚えていません。もしかしたら、
    生娘のくせに絶頂を迎えるなどはしたないという方もいるやもしれませぬ。

    生意気に反論させていただくとなれば、それは恋も愛を知らぬ野暮天の言葉としか
    私には感じられません。
    私が自信を持って言えるのは、ぷろでゅーさーへの愛も、私の恋も、双方共に本物である、
    とのことだけなのですが。

    ただ、私は己が絶頂に達したことをよく覚えてはいないのです。
    それほどまでに、ぷろでゅーさーの愛撫は優しく、生娘の私をいたわったものでした。
    言い換えるのであれば、私は緩やかに果てたのです。


    「貴音、大丈夫か?今日はここでやめても……?」


    貴音「いいえ、貴方様。始めたものは終わらせなければいけません。
       あなた様が常々おっしゃるように、はじめた仕事はやりきるものなのでしょう?」


    「仕事って……」

    貴音「ふふふ、もののたとえですよ、貴方様。
       その証拠に、私は今、世界で一番幸せな女でしょうから」

    672 = 432 :

    >>669
    小鳥「プロデューサーさん、子供の作り方知ってます?」

    673 :

    こういう古風な表現うまくできる人うらやますぃ…

    674 = 3 :

    貴音はこういう字の分があると生きるなぁ

    675 = 618 :

    ぷろでゅーさーはゆっくり私の中へと入っていきました。

    感想は一に裂ける痛み。
    二に異物感。
    三は、ふわふわした幸福感が現実になったという実感、と言ったところでしょうか?。


    ただ、痛みは耐え難く、ぷろでゅーさーの首筋を私はひしと抱きしめました。

    「大丈夫か、貴音」

    痛みに耐えかねて、目尻に涙を浮かべながら首筋にかじりつく私の頭を、
    ぷろでゅーさーは暖かい手で撫でてくれたのです。
    痛みが理由の涙とは、違う涙が溢れてきました。
    これではさっきとはあべこべではないですか、貴方様!!

    677 :

    いいね

    678 = 655 :

    あずささんが出るまで落ちないでね

    679 = 618 :


    私にとっては際立った思い出となるであろうこの夜。
    行為を終えた私たちは、幾度となく接吻をし、愛の言葉を交わしました。
    願わくばこの幸が永遠ならんことを。
    胸のうちに引っかかっていたこの言葉だけは言えずじまいでしたが、
    それが現実になるだろうという根拠のない確信だけを持って、私は眠りにつきました。

    朝、目覚めると、ぷろでゅーさーが隣にいません。
    恐らく、朝餉の支度でもしているのでしょう。



    純白のベッドシーツと破瓜の血の朱。
    そのコントラストが印象的でした。
    そう、私は昨晩女になったのです。
    そう、プロデューサーの女に。

    窓から覗く、雪から反射して見える朝日も、
    まばゆいばかりの私の未来を暗示してるようにしか思えませんでした。

    682 :

    小鳥さんてアラフォーだっけ?

    683 = 432 :

    アラウンドトゥウェンティー

    684 = 158 :

    >>683
    にじゅうちょめちょめ歳な

    685 = 432 :

    うるせえ17歳だろ馬鹿

    686 = 618 :

    窓から覗く、雪から反射して見える朝日も、
    まばゆいばかりの私の未来を暗示してるようにしか思えませんでした。

    ぷろでゅーさーは結局帰ってこず、私は仕事に向かいました。
    恐らく、早朝からの仕事があり、私を起こすのが忍びなかったのでしょう。
    そう勝手に諒解するほど、私は幸せだったのです。


    翌朝、高木社長からぷろでゅーさーが事務所を辞めた旨を聞かされました。
    幸せな、輝かしい未来を思い描いていた私には、まさに青天の霹靂でした。
    私を置いてあの方はどこにいってしまったのでしょう?
    その後、社長から個別に呼び出しがあり、私にだけ、ただ一言、ぷろでゅーさーからの言伝を
    申し送られました。


    ――高みに登るという夢は忘れるな。


    私は、あいどるを続けます。
    そして高みに登ります。貴方様を見つけるために。

    高みに登れば、あの方を見つけられるのでしょうか?
    それは分かりません。
    ただ、あの方に、あの方に会うために。あの方に私を見てもらうために
    私は今日も高みを目指し、あいどるを続けるのです。
    ただ、あの日の甘い記憶があるからこそ、私は頑張れるのです。


         FIN

    687 = 3 :

    乙!

    688 = 553 :

    野郎どこへ行った

    689 = 518 :

    泣いた

    690 = 44 :

    そいつがルパンだ

    692 = 417 :

    なんと・・・乙

    693 = 3 :

    >>688 先に高みで待っているんだろうさ。貴音が登りつめればまた会える・・・きっと・・・多分

    694 = 158 :

    乙であった

    695 = 618 :

    まぁ酔っ払いの即興ゆえ、多少のアラは許してね
    アニマスとπタッチしか知らんから

    696 :

    ハリウッドに学びに行ったんだろきっと

    697 = 120 :

    愛する人と繋がったゆえに会えなくなってしまうとは悲しい話だな
    ジレンマってやつか

    698 = 670 :

    乙!

    伊織ちゃん編を書いてみたいかなーって

    699 = 273 :


    悲しくなった
    だれか明るいほのぼのセックスを頼む

    700 = 3 :

    >>698
      オナシャス


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