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    元スレ親友「赤羽根!学校休んでゲームしてんじゃねぇ!」

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    351 = 39 :

    >>350
    現実はこんなもん

    352 = 1 :

    千早「いえ…実際その通りですし……」

    テクテク

    「おい千早!どこ行くんだ!」

    千早「どこ行くも何も帰るんですよ」

    「今日はもう遅いから!帰るならタクシー使え!」

    千早「…」ダッ

    「おい!!千早!?」ダッ

    353 :

    赤屍…

    354 = 1 :

    ~公園~

    「おいっ!」ガシッ

    「ブーツで逃げられるわけないだろ!」

    「ていうか、そんな靴で走って怪我でもしたらどうすんだ!」

    千早「…!」

    千早「…」ダッ

    「おっ!…おい!……」

    「…おい……」

    355 = 1 :

    ~10分後~


    「はぁ…」

    「とりあえず、帰るか…」

    「…ああいう時は何かしら俺に対する文句なり出るんだがな…普通……」

    「千早は仕事以外の事を全く俺に話そうとしないからな……」

    「…怒りに任せて言ってくれれば分かりやすいのに…」

    「……いっそ嫌いって言ってくれれば良いのに………」

    「僅かでも信用されてりゃな…」

    「ていうか普通の子供なら怒って自分の要求を喚く事ぐらいするだろ…」

    356 = 1 :

    「如月千早、高校生…趣味は音楽鑑賞…か」

    「何というか大人びてるよな
      言動というか雰囲気というか」

    「…いや、というよりあの殻に篭った感じは…」


    「……俺を頼ってないってことなんだよなー…」

    テクテク

    357 = 1 :

    ~765プロ~

    ガチャ

    「…?」

    (電気ついてる…)

    テクテク

    「ただいま帰りました」

    小鳥「ピヨッ!」

    「…」

    小鳥「びっくりした~
       プロデューサーさんですか…」

    「こんな時間までお仕事なさってたんですか…」

    小鳥「ええまぁ」

    358 = 1 :

    小鳥「最近あの子達の活躍の場も広がって
       テレビやラジオにも出るようにもなったじゃないですか」

    小鳥「そういう業界って昼夜の区別がつかないみたいでですね~」

    小鳥「お陰で肌が荒れて困っちゃうわ」ピヨッピヨッ

    「…」

    「…だからってこんな時間まで
      来るかも分からない電話待ってたんですか?」

    小鳥「別に電話を待ってるだけじゃないですよ」

    小鳥「事務所の掃除だってあるし…それにほら」ユビサスッ

    小鳥「あの子達のファンレターの管理もありますからね」

    小鳥「…あの子達も人気が出てきましたからね」

    小鳥「これも私がブログやネットで広めてるからですね!」

    「…ブログ?」   

    360 = 1 :

    小鳥「知らないんですか?プロデューサーさん」

    「いえ全く…」

    小鳥「765プロのメンバーブログの事ですよ」

    「…」

    小鳥「アイドル達が日々の生活を書いてファンの人に見てもらうんです」

    小鳥「とりあえず見てみます?」

    「…はい」

    361 = 1 :

    ~~~~~~~~~~

    「…これは?」

    小鳥「これは真美ちゃんの記事ですね」

    小鳥「ええっと、ラーメンの記事みたいですね」

    (そう言えば真美のやつ
      携帯でパシャパシャしてたな…)


    「…なになに……」

    (文字として認識出来ない所があるが要約すると…)

    『今日はPの奢りでラーメン屋にやってきた。
     ラーメンはおいしかったけど量は多かった。
     Pはあんまりかっこよくなかった。』

    「…」

    小鳥「ほら、あの子達も意外と見てますねプロデューサーさんのこと」

    362 = 1 :

    「…ちなみにネットというのは?」

    小鳥「ピヨッ!」

    小鳥「…」

    「小鳥さん?」ジトー

    小鳥「いや、たまにですよ本当にたまに…
       掲示板とかにうちのアイドルの事書いたり…」

    「…」ジトー

    小鳥「…たまに…自分の事書いてみたり…」

    「…というと」

    小鳥「『765プロの事務員カワイクね?』とか」

    小鳥「『765ぷろの受付の人の声サイコー!』とか」

    「…」

    小鳥「いやですねもう!
       ちょっとした息抜きですよ」ピヨッ   

    363 = 359 :

    ピヨ…

    364 = 1 :

    小鳥「そ、そんなことより!」

    小鳥「プロデューサーさんは何でこんな時間に?」

    「いやね、少しありまして…」

    (真の事で反省したばっかりなのに…)

    「俺は千早の携帯の番号を知らないんでね…」

    「とりあえず携帯には伊織に電話してもらって…」

    (すげー怒られたけど…)

    「千早の家の電話番号でも調べて後でかけてやろうと思って」

    小鳥「???」

    366 = 1 :

    小鳥「?…状況は全く読めないですけど…」

    小鳥「とりあえず…千早ちゃんの家の電話番号が知りたいんですね?」

    小鳥「…それなら事務所に電話してくれれば良かったのに…」

    小鳥「…まさか、まさか…」

    小鳥「私に会いに来てくれたとかーー!!?」ピヨッピヨッ

    「いえ、それは無いんですけどね」キッパリ

    小鳥「…」

    「少し調べたいもの…がありまして……」

    小鳥「調べたいもの…」

    「…社長がいないと思って来てみたんですけどね…」

    367 = 359 :

    小鳥ちゃん可愛いのになんでいつもこんな扱いなの

    368 = 71 :

    ことりさんじゅうはっさい

    369 = 1 :

    小鳥「?」

    「あの、その、…千早の詳細なプロフィールが知りたくて」

    小鳥「キャア!」ピヨッ

    小鳥「それって」ピヨッピヨッ

    小鳥「もしかして!」ピヨッピヨッピヨッ

    小鳥「プロデューサーさんは千早ちゃんのこと…!!!」ピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッ

    「…ちがいます……」

    「うーん、何というか千早は765プロの中でもどうも空気が違うというか…」

    小鳥「……そのことですか」

    「…何か知ってるんですね?」

    370 = 359 :

    371 = 1 :

    ~~~~~~~~~~

    「離婚…ですか……」

    小鳥「ええ」

    「そして弟…」

    小鳥「……」

    「…」

    「…とりあえずこの事に関しては思考を遮断しときます」

    「最近、詰め込みすぎておかしくなりそうだ…」

    小鳥「…そんな時はいつでも相談してくれて構いませんよ」

    「…」

    372 = 1 :

    「…そんなことより」

    「社長の許可も無く
      そんな重大な秘密俺に教えて良かったんですか?」

    小鳥「もちろん!」

    小鳥「だって私はプロデューサーさんの事信じてますから!」

    「…」

    373 = 1 :




    「…まぁ
      相談するのは
      小鳥さんが恐らく俺と社長をモデルにした禁断のラブストーリーを書くのを止めたらにしときますよ」

    小鳥「ピヨッ!見たんですか!!」

    「さっきパソコンを見せてもらったときチラッとね」

    小鳥「…」

    「ちなみに机の引き出しからはみでた俺のアイコラ写真も見たんで」

    小鳥「…」

    小鳥「ピヨーーッ!!!」

    「ではまた明日」

    ガチャ

    374 = 71 :

    やっぱりダメ無小鳥か

    375 = 1 :

    ~外~

    「…」

    「小鳥さんか…」

    「年下だらけの職場で」

    「気負うことも多かいけど…」

    「ああやって相談に乗ってくれる人がいるのも良いもんだな…」

    「…」

    「……『信じてます』・・・か」

    「今度、食事にでも誘うかな…」

    「…でもその前に…千早にも相談と信頼の大切さを教えないとな…」

    376 = 1 :

    ~2週間後~

    「あぁああああああ!!!!」

    「ダメだダメだ!!」ボリボリ

    「あの日から全然千早と話す機会がない!」

    「っていうか明らかに千早に避けられとる!」

    「あの日以降は家電もシカトだしっ…」

    (しかしながら千早はうちの事務所期待のアイドル)

    (765プロでは完全に彼女の立場の方が上っ…!)

    「彼女が嫌がってるのに無理やり仕事について行く事は出来ないし…」

    「うがぁああああーー!!」

    377 = 1 :

    プルルルルル

    ガチャ

    「はい!もしもし赤羽根ですけれど?」

    「……!!?」

    「…!!!!!!」ダッ

    378 = 155 :

    どした!?

    379 = 1 :

    ~病院~

    ダッ

    ~病室~

    ガタッ!!


    「まことっ!」


    伊織「…うるさいはね。そんなに叫ばなくても聞こえるわよ」

    「伊織!真は!?」

    伊織「ほら、あれ」

    「!…良かった!真!!本当に良かった…!」

    「…ハハ、大げさなんだからプロデューサーは…」

    「馬鹿野郎!!メチャクチャ心配したんだからな!」

    「……ごめんなさい」

    「!?……お、おう」

    「随分素直だな…」

    380 = 71 :

    まこちー復帰か・・・?

    381 = 1 :

    「いや…」

    「謝るのは俺の方だ…」

    「真…本当にすまなかった……」ドゲザ

    伊織「…」

    「!いいって!何でプロデューサーがそんなことするんですか!」

    「ボクの怪我の原因は事故ですから!」

    「それもボクの不注意で…」

    「だから、謝らないでください」

    伊織「…」

    382 = 1 :

    伊織「とにかく!真はこいつに現状報告!」

    伊織「そして…これからについて……言いなさい。言いたいこと。言うべきこと…」

    「…プロデューサー」

    「ボク、アイドルをや…」

    「嫌だ!」


    伊織「…は?」

    「嫌だ!どんなことがあっても!真は765プロのアイドルなんだ!」

    伊織「…?…あんたねぇ」

    伊織「いい加減に・・・」

    「いいんだ伊織」

    伊織「…でも」

    「いいんだ…これはボクが言わなくちゃいけないことだから……」

    383 = 1 :

    「プロデューサー!」

    「嫌だ!嫌だ!嫌だ!」

    「ボク!菊地真は」

    「聞きたくない!聞きたくない!聞きたくない!」

    「765プロを」

    「やめてくれ!本当にやめてくれ!」

    「辞めます…」

    「聞きたくない!そんな言葉聞こえない!!」

    384 = 1 :

    「わあああああ!!!」

    「なんにも聞こえない!!」

    「あああああああああ!!!」

    伊織「ったく、この馬鹿Pが!」

    伊織「中村!この馬鹿を廊下に出して殴り倒してきて」

    黒服「了解しました」

    385 = 1 :

    ~廊下~

    バコッ
    「ゴフゥ!」
    ガンッ
    「ウッ!」
    バシンッ
    「…」キュー

    386 = 1 :

    ~病室~

    黒服「終わりました」

    伊織「ご苦労様……ってこいつ気絶してるじゃない!?」

    黒服「ええ意外と大した事無かったです」

    伊織「私の護衛長に勝てる方がおかしいわよ!」

    伊織「とにかく!…水!水持ってきて!」

    387 = 1 :

    ~15分後~

    「…」

    伊織「わかったわね!次ボコボコにされたくなければ大人しくしなさい!」

    「…はい」

    伊織「じゃあ…真…お願い」

    「わかった…じゃあ話すよ…」

    388 = 1 :

    ~10分後~

    「…ということ」


    「…」

    伊織「…」

    黒服「…」


    「…なるほど、お前の体の状態も辞めたい意志も良く伝わってきた」

    「…良く伝わってきたが……」

    「…」

    389 = 1 :

    「伊織、現実問題として真の足は動くようになるのか」

    伊織「それは保証できるそうよ」

    「そうか…そりゃ…良かった」

    伊織「ただ…」

    伊織「ただ…リハビリには相当かかるようね」

    「…相当…というと……」

    伊織「最低半年。下手したら数年ってところかしら…」

    「…数年」

    伊織「…」

    「…」

    390 = 1 :

    「といっても」

    「といってもたかが数年だろ…!」

    「…」

    「余裕じゃねえか、たかが数年、数年ぐらい……余裕…じゃ…ねえか…」

    「プロデューサー」

    「ボクはそれほど年齢が低いわけじゃない」

    「あと2、3年もすればボクは高校を卒業する」

    「一番輝けるであろう期間」

    「ボクは活動することができない…」

    「馬鹿言ってんじゃねえよ!世間見回してみろ」

    「30越えのアイドルだってゴロゴロいるじゃねえか…」

    391 = 1 :

    「でもその人たちはボクぐらいの歳に…輝けたから」

    「…努力できたから」

    「…」

    「ボクはどちらも出来ない…」

    「765プロは成長するよ…」

    「見てれば…765プロの一部になれば……」

    「…そんなこと誰でも分かる…」

    「…そんな時に足を引っ張るのは…ごめんだ……」

    392 = 1 :

    「伊織、ちょっと来てくれ…」

    伊織「…」

    ガラガラ


    ~廊下~

    「おい、どうにかなんないのか」

    伊織「…無理言わないで…出来るならとっくにしてるわよ…」

    「痛みなら…薬か何かで…さ」

    伊織「…あんた医療は万能だとか思ってんじゃないの?」

    伊織「医療に出来るのなんて大した事じゃないわ!」

    伊織「所詮、傷を癒すことだけ!」

    伊織「無かったことにすることなんて出来るわけないじゃない…」

    393 = 39 :

    こうして真は俺の所に永久就職したのだった………

    394 :

    ところで真って男?女?

    395 = 350 :

    >>394
    女だよ畜生ー!

    396 = 1 :

    「…」

    伊織「それに…足だけの問題じゃない」

    「どういう意味だ?」

    伊織「あなたも見たでしょ!2週間前に!」

    伊織「不幸中の幸いというべきか…」

    伊織「真は肌が直接擦れたわけじゃないけど…」

    伊織「顔には傷が残ることは無かったけど…」

    伊織「体の肌には擦り傷が沢山ついてるわ」

    「…」

    伊織「…もちろん何とかするわ」

    伊織「ほとんど目立たなくすることも出来るし…」

    伊織「ただ…そういう問題じゃないの……」

    伊織「真はアイドル…まして女の子なんだから…」

    伊織「傷ついてるかもしれない肌をさらして仕事なんてしたいわけないわ」

    397 = 1 :

    「…」

    伊織「とにかく…あんたの言いたい事も分かるけど」

    伊織「まずは真のメンタルのケアが最優先じゃないの?」

    「…」

    伊織「他にも様々な理由で
       今真はとてもネガティブだと思うわ…」

    伊織「まずは…真に元気になってもらわなくちゃ…ね?」

    「あぁ、そうだな」

    「すまなかった伊織」ペコッ

    伊織「いいって事♪スーパーアイドル伊織ちゃんなんだから」ニヒヒッ

    「…」クスッ

    「そうだったな」

    伊織「なによ!今あんた馬鹿にしたわね」

    「してない!してない!」

    「それじゃあそろそろ戻るぞ…」

    伊織「あんたが呼んだんじゃない…」

    398 = 71 :

    伊織はやっぱりいい子だなぁ

    399 = 1 :

    ~1時間後~

    アハハハハハハ

    「おっと!こんな時間だ」

    「真!じゃあ俺はそろそろ行くよ」

    「ハイお疲れ様でした」

    「今度はみんなで来るからな!」

    「ハハハ…ご迷惑にならなければ……」

    「迷惑だなんてとんでもない!」

    「みんなも真に会いたくて会いたくてウズウズしてんだから」

    「千早のやつなんてさ、真がいなくなった途端…」

    伊織「いいから!帰るなら帰りなさいよ」ゲシッゲシッ

    「いでで、いで、やめろってば~」


    「ハハハハハハ」

    400 = 1 :

    「じゃあな真!」

    「はい!また今度!!」

    「また今度だ!!!」


    ガラガラ


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