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元スレまどか「ほむらちゃんがほむほむしか言えなくなった」
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ステージ
ワルプルギスの夜「もう誰にも頼らないと誓ってときながら、頼ってしまったのが運のツキ。今回も失敗して、やり直すことになるのかしら?」
ほむら「そんなこと絶対にしない!」
ワルプルギスの夜「ふふっ、戻ったらどうなるか、かわいそうなほむらちゃんは理解しているようね」
ほむら「だからなんだというの…?」
ワルプルギスの夜「かわいそうな、かわいそうな、ほむらちゃん」
ほむら「あなたに同情されたくないわよ」
ワルプルギスの夜「ならば、私に勝ってごらんなさい」
ほむら「言われるまでもないわ」
ワルプルギスの夜「で、私以上の人気を獲得するのに、なにをするのかしら?」
ほむら「………」
ワルプルギスの夜「ふふっ、あなたにとっては魔法少女と魔女が殺し合う絶望の世界の方が良かったのかもしれないわね」
ワルプルギスの夜「戦わずに負けを認めて、さっさと過去に戻っちゃえばいいんじゃない?」
ほむら「そんなこと…ない!」
vip席
さやか「キュゥべえ、どういうこと?」
QB「バグ化はこの世界で起きている現象だ」
QB「ほむらが時を戻せば、新たな平行世界が創造される。まどかに集中されていた因果の糸が1に戻ってね」
仁美「ワルプーさんがおっしゃる、魔法少女と魔女が殺し合う絶望の世界が待っているわけですね」
まどか「じゃあ、ほむらちゃんが再びほむほむになるのは、また何度も時を繰り替えさなきゃならないの?」
QB「もう二度と起こらないよ。一度発生したバグは修復されるのが宇宙の理だ」
QB「まどかに今回のような巨大な因果の糸が集まっても、修正された法則で回避されるだろうね」
まどか「そんな…」
仁美「奇跡は一度きり。MHA31は絶対に勝たなくてはいけませんわ」
さやか「でも、どうやればあんなのに勝てるの?」
恭介「あれ?」
仁美「上条くん、どうなされましたか?」
恭介「いや、あそこにいるのってあんこじゃないかな?」
まどか「本当、あんこちゃんだ! なにかを抱えて戻ってきてるよ!」
QB「あれは…?」
さやか「キュゥべえ、どういうこと?」
QB「バグ化はこの世界で起きている現象だ」
QB「ほむらが時を戻せば、新たな平行世界が創造される。まどかに集中されていた因果の糸が1に戻ってね」
仁美「ワルプーさんがおっしゃる、魔法少女と魔女が殺し合う絶望の世界が待っているわけですね」
まどか「じゃあ、ほむらちゃんが再びほむほむになるのは、また何度も時を繰り替えさなきゃならないの?」
QB「もう二度と起こらないよ。一度発生したバグは修復されるのが宇宙の理だ」
QB「まどかに今回のような巨大な因果の糸が集まっても、修正された法則で回避されるだろうね」
まどか「そんな…」
仁美「奇跡は一度きり。MHA31は絶対に勝たなくてはいけませんわ」
さやか「でも、どうやればあんなのに勝てるの?」
恭介「あれ?」
仁美「上条くん、どうなされましたか?」
恭介「いや、あそこにいるのってあんこじゃないかな?」
まどか「本当、あんこちゃんだ! なにかを抱えて戻ってきてるよ!」
QB「あれは…?」
ステージ
杏子「あんこーーーーーーーっ!」
ほむら「あんこ、戻ってきた…?」
マミ「佐倉さん…」
杏子「あんこーーーーーっ! あんこーーーーっ! あんこーーーーーーっ!」
マミ「あの子の周りにいるのは、なに?」
ぬいぐるみ「マミおねーちゃーーーーん! ワルプルギスをティロ・フィナーレーっ!」
人体模型「なんてザマですかっ! 応援なんかして…やるんだからっ!」
ゾンビ少女「がんばれ、まほうしょうじょー、おかしをいっぱいたべて、元気になれーっ」
マミ「ぬいぐるみや、人体模型、それにさやかさんのようなゾンビまで…」
ほむら「なんなの一体…?」
ワルプルギスの夜「あらあら、魔法少女に敗北した哀れな魔女たちじゃないの」
ほむら「魔女っ?」
vip席
QB「MHA31と戦った魔女たちだ」
QB「観戦に来ていたのを杏子が発見して、マミたちの所に連れてきたんだね」
さやか「戦いに敗れたら、この世界に残るか、あの世にいくか選べたもん。私は未練あるから戻ってきちゃったけど」
まどか「キュゥべえ、なんで魔女だった子は、ぬいぐるみになっちゃってるの?」
QB「肉体を失っているから、代わりとなるものに憑依したんだろう」
さやか「遺体が燃やされる前に負けていて良かった…」
恭介「遺体?」
QB「MHA31と戦った魔女たちだ」
QB「観戦に来ていたのを杏子が発見して、マミたちの所に連れてきたんだね」
さやか「戦いに敗れたら、この世界に残るか、あの世にいくか選べたもん。私は未練あるから戻ってきちゃったけど」
まどか「キュゥべえ、なんで魔女だった子は、ぬいぐるみになっちゃってるの?」
QB「肉体を失っているから、代わりとなるものに憑依したんだろう」
さやか「遺体が燃やされる前に負けていて良かった…」
恭介「遺体?」
さやか「あ、いや、あははは、なっ、なんでもないんだ。ただのMHA31の設定だから恭介は気にしないで」ボロッ
仁美「さやかさん、慌てるあまり目玉が取れましたわ」
さやか「ぎゃーーっ! 恭介のいる前でーっ!」コロコロコロコロ
さやか「待てー、私の目玉ーっ! あーっ! そこの人っ、踏まないでーっ!」
恭介「テレビでやってたのはまさか本当の…演出じゃなかったのか?」
仁美「信じる、信じないは、上条くん次第です」
恭介「まさか、僕の腕はさやかに…?」
仁美「上条くん次第です」
恭介「………」
ステージ
元魔女A「マミマミーっ! ほむほむーっ! あんこーっ!」
元魔女B「MHA31! ワルプルギスなんてぶっとばせーっ!」
元魔女C「なにメソメソしてんだ、きょにゅーがっ! あたしらが応援してるんだ! 勝てるに決まってるだろ!」
マミ「みんな…」
巴マミ親衛隊14万4365「そうだーっ! 俺たちだっているぞーっ!」
巴マミ親衛隊1「俺はずっとマミマミのことを応援していたんだーっ! あんたが好きだ! 惚れてるんだ! マミマミに一生ついていくぜっ!」
巴マミ親衛隊たち「マミマミ! マミマミ! マミマミ! マミマミ!」
ほむほむファンクラブ「俺たちだっているぜ! しゃべるほむほむもめっちゃかわいいぜ!」
ほむほむファンクラブたち「「ほむほむ! ほむほむ! ほむほむ! ほむほむ!」」
子供「あんこーっ! う○こーっ ち○こーっ!」
子供たち「「あんこーっ! う○こーっ ち○こーっ!」」
杏子「あんこーーーーーっ!」
ファン「マミマミもほむほむもあんこもがんばれーっ!」
ファン「MHA! MHA! MHA! MHA!」
まどか「ほむらちゃーん! マミさーん! あんこちゃーん! がんばれーっ!」
さやか「がんばれーっ! ワルプルギスの夜なんて、私のバカっぷりと比べたらザコだーっ!」
仁美「三人の力が合わされば絶対に勝てますわ!」
恭介「MHAのみんな、夢をかなえろーっ!」
まどか「MHA! MHA! MHA! MHA!」
さやか「MHA! MHA! MHA! MHA!」
仁美「MHA! MHA! MHA! MHA!」
恭介「MHA! MHA! MHA! MHA!」
元魔女たち「「MHA! MHA! MHA! MHA!」」
巴マミ親衛隊たち「「MHA! MHA! MHA! MHA!」」
ほむほむファンクラブたち「「MHA! MHA! MHA! MHA!」」
子供たち「「あんこ! う○こ! ち○こ!」」
みんな「「MHA! MHA! MHA! MHA!」」
マミマミーっ!ほむほむーっ!あんこーっ!
俺も居るぞー! やっちまえーっ!
俺も居るぞー! やっちまえーっ!
ワルプルギスの夜「信じられない! なぜこんなションベンくさいおバカな子たちに、こんな大きなコールが沸くわけ!」
マミ「そうよ、私たちはバカよ。でもね、私はこの町を愛している。ファンを愛している」
マミ「その気持ちは無限大よ!」
ほむら「元の恥ずかしさ大爆発のマミに戻ったわ」
杏子「あんこ!」
マミ「みんなーありがとーっ! そして気を弱くしてごめんなさい!」
マミ「私たちMHA31は、絶対に諦めない! ファンがいる限り、永久に不滅の魔法少女よ!」
みんな「「MHA! MHA! MHA! MHA!」」
マミ「さあ、暁美さん、佐倉さん! 私たちMHA31のトリプルパワーでワルプルギスの夜を死者なる復活の門へと連れて行くわよ!」
ほむら「な、何をする気?」
杏子「あんこ?」
マミ「もちろん、ワルプルギスに対抗! 歌と踊りで勝負よ!」
ほむら「へ?」
マミ「ミュージックスタート! 恋もティロ・フィナーレっ!」
ほむら「え?」
恋もティロ・フィナーレ♪
作詞、作曲 巴マミ
歌 MHA31
マミ「いつもティロティロ、ティロ・フィナーレっ♪」
マミ「恋よ、ティロティロ、ティロ・フィナーレっ♪」
マミ「捕まえたと思わないことね♪ あなたの胸いる私はロッソ・ファンタズマ♪」
杏子「あんこーーっ!」
マミ「さあ、暁美さんも一緒にティロ・ティロ♪」
ほむら「てぃろふぃなーれ…っ」
マミ「アモーレ♪ アモーレ♪ 追いかけては逃げて、気まぐれ乙女心♪」
ほむら「おとめ、ごころ」
杏子「あんこーっ!」
マミ「いつもティロ・ティロ・ティロフィナーレっ♪」
マミ「恋よ、ティロ・ティロ・ティロフィナーレっ♪
マミ「交わしたやくそく忘れちゃったわ、くるりとすり抜け…」
マミ「暁美さんの必殺技を考えたわ、一緒にっ♪」
ほむら「え?」
マミ「パッサート・ヴィクトーリアっ♪」
ほむら「ぱっさーと・う゛ぃくとーりあ…」
作詞、作曲 巴マミ
歌 MHA31
マミ「いつもティロティロ、ティロ・フィナーレっ♪」
マミ「恋よ、ティロティロ、ティロ・フィナーレっ♪」
マミ「捕まえたと思わないことね♪ あなたの胸いる私はロッソ・ファンタズマ♪」
杏子「あんこーーっ!」
マミ「さあ、暁美さんも一緒にティロ・ティロ♪」
ほむら「てぃろふぃなーれ…っ」
マミ「アモーレ♪ アモーレ♪ 追いかけては逃げて、気まぐれ乙女心♪」
ほむら「おとめ、ごころ」
杏子「あんこーっ!」
マミ「いつもティロ・ティロ・ティロフィナーレっ♪」
マミ「恋よ、ティロ・ティロ・ティロフィナーレっ♪
マミ「交わしたやくそく忘れちゃったわ、くるりとすり抜け…」
マミ「暁美さんの必殺技を考えたわ、一緒にっ♪」
ほむら「え?」
マミ「パッサート・ヴィクトーリアっ♪」
ほむら「ぱっさーと・う゛ぃくとーりあ…」
vip席
みんな「「MHA! MHA! MHA! MHA!」」
まどか「きゃーっ! お顔真っ赤なほむらちゃーんかわいいーっ! ラブリーっ! いけいけ、ほむらちゃーん!」
さやか「あの落ち込みようはなんだったのかと思うほど、マミマミさんのテンションが凄まじい…」
仁美「さすがはMHA31、私が見込んだアイドルグループだけあります」
恭介「あの、志筑さん…」
仁美「なんでしょうか上条くん?」
恭介「その、さやかのことが本当だとしたら、僕はどうすれば…」
仁美「ヴァイオリンを弾かれたらよろしいのです」
恭介「ヴァイオリンを…?」
仁美「ええ、さやかさんのために…」
恭介「………」
みんな「「MHA! MHA! MHA! MHA!」」
まどか「きゃーっ! お顔真っ赤なほむらちゃーんかわいいーっ! ラブリーっ! いけいけ、ほむらちゃーん!」
さやか「あの落ち込みようはなんだったのかと思うほど、マミマミさんのテンションが凄まじい…」
仁美「さすがはMHA31、私が見込んだアイドルグループだけあります」
恭介「あの、志筑さん…」
仁美「なんでしょうか上条くん?」
恭介「その、さやかのことが本当だとしたら、僕はどうすれば…」
仁美「ヴァイオリンを弾かれたらよろしいのです」
恭介「ヴァイオリンを…?」
仁美「ええ、さやかさんのために…」
恭介「………」
仁美「ご自分の夢を叶えて下さい。それがさやかさんが望んでいることですもの」
恭介「いいのだろうか。僕はさやかに、いくら謝罪しても許されない、大きな代償を与えしてしまった」
仁美「さやかさんは気にされていません」
恭介「それは分かっている。さやかの事はよく知っているつもりだ、だからこそ…」
仁美「彼女の恋の気持ちも…?」
恭介「え?」
仁美「ふふっ、そちらの方は気付いてなかったようですね」
恭介「さやかが…まさか…」
仁美「私がそれを言ったのは不公平ですので、私も上条くんのことをお慕いしていていると告白しますわ」
恭介「………」
仁美「返事はいりません。私はさやかさんのため、自分の恋を諦めると決意しています」
恭介「それが両想いであったとしたら?」
仁美「それでもです。付き合いません。これは女の意地ですわ」
恭介「僕に、さやかと付き合えと?」
仁美「さやかさんも私と同じように、女の意地を見せるでしょうね」
恭介「………」
仁美「それに、そんな同情や贖罪で付き合ったところで、さやかさんは喜びますでしょうか?」
恭介「…返って傷つけるだろうね」
仁美「ええ」
恭介「今回だけじゃない。いつもだ。僕は、さやかを傷つけてばかりいたんだな」
仁美「否定はいたしませんわ」
恭介「どうすれば、傷つけずにいられるんだろう…?」
仁美「そうやって、さやかさんのために悩んで、悩んで、悩んでいれば、よろしいのではないでしょうか」
恭介「さやかのために、か…」
仁美「それで見付けた答えはきっと、さやかさんを傷つけるものではありませんわ」
恭介「………」
仁美「ふふっ、モテる男はつらいですわね」
さやか「ねぇ、二人でこそこそなにを話してるの?」
恭介「さ、さやか、えっと、体のほうは大丈夫かい?」
さやか「へーき、さやかちゃんは不死身だしねー。で、なんの話?」
仁美「恋もティロ・フィナーレ。傷つかない恋なんて、恋じゃありません、という話ですわ」
さやか「?」
仁美「否定はいたしませんわ」
恭介「どうすれば、傷つけずにいられるんだろう…?」
仁美「そうやって、さやかさんのために悩んで、悩んで、悩んでいれば、よろしいのではないでしょうか」
恭介「さやかのために、か…」
仁美「それで見付けた答えはきっと、さやかさんを傷つけるものではありませんわ」
恭介「………」
仁美「ふふっ、モテる男はつらいですわね」
さやか「ねぇ、二人でこそこそなにを話してるの?」
恭介「さ、さやか、えっと、体のほうは大丈夫かい?」
さやか「へーき、さやかちゃんは不死身だしねー。で、なんの話?」
仁美「恋もティロ・フィナーレ。傷つかない恋なんて、恋じゃありません、という話ですわ」
さやか「?」
ステージ裏
観衆「「MHA! MHA! MHA! MHA!」」
観衆「「MHA! MHA! MHA! MHA!」」
ワルプルギスの夜「なんなの一体。曲はティロティロ、歌はヘタクソ、踊りはバラバラ、ド素人のおふざけしかないじゃない」
ワルプルギスの夜「なにもかも私よりも下どころか、自分のおねしょを芸術作品として公開するような低レベルぶり」
ワルプルギスの夜「なのに、この人気? 私以上の盛り上がり? 理解できないわ」
QB「僕は理解できるよ。MHA31はキミより勝っているものが一つだけある」
ワルプルギスの夜「インキュベーダー?」
QB「それが何か知りたいかい?」
ワルプルギスの夜「知りたくないけど、理屈家のあなたは説明したくてウズウズしているものね。勝手に喋ってなさい」
QB「親しみだよ」
ワルプルギスの夜「自称感情のないインキュベーダーが、親しみという感情表現を使うなんてお笑いね」
ほむほむだのマミマミだのうるせぇ
きゅうべえ好きはいないのか
きゅうべえ好きはいないのか
QB「確かに、MHA31は、実力においてワルプルギスの夜に完敗だ。どれを取っても勝てる要素なしだし、それは彼女たちを応援するファンだって承知している」
ワルプルギスの夜「じゃあ、なぜこれだけ盛り上がっているの?」
QB「MHA31が好きだからさ」
ワルプルギスの夜「好きだなんて、なにこのインキューベーター。寒気がするわ」
QB「彼女たちは、見滝原町を守る魔法少女であり、見滝原町のために頑張っているアイドルなんだ。見滝原町の住民が応援するのは当然のことだよ」
ワルプルギスの夜「そんな理由だけで人気が出るなんて、この町に住む奴らの頭が狂ってるとしかいいようがないわ。そういう魔法少女と戦ったことあるけど、その時は勝負にもならなかったもの」
QB「もちろん、努力を積み重ねた結果もあるよ。MHA31の懸命な姿に心を訴えられ、家族のような親しみを感じ、ファンになって応援しているんだ」
ワルプルギスの夜「家族ってあなた、さっきからインキュベーダーらしからぬ事ばっか言ってるわね。あの巨乳ペチャパイあんこ三人組に感化されたんじゃない?」
QB「かもしれない。バグが起きた世界だ。僕たちの性格も、何かしらの変化が起きても不思議なことじゃない」
ワルプルギスの夜「私が、このような存在になっているように…」
QB「僕は、そっちの方が信じられないよ」
ワルプルギスの夜「ふふっ、本当ね」
ワルプルギスの夜「じゃあ、なぜこれだけ盛り上がっているの?」
QB「MHA31が好きだからさ」
ワルプルギスの夜「好きだなんて、なにこのインキューベーター。寒気がするわ」
QB「彼女たちは、見滝原町を守る魔法少女であり、見滝原町のために頑張っているアイドルなんだ。見滝原町の住民が応援するのは当然のことだよ」
ワルプルギスの夜「そんな理由だけで人気が出るなんて、この町に住む奴らの頭が狂ってるとしかいいようがないわ。そういう魔法少女と戦ったことあるけど、その時は勝負にもならなかったもの」
QB「もちろん、努力を積み重ねた結果もあるよ。MHA31の懸命な姿に心を訴えられ、家族のような親しみを感じ、ファンになって応援しているんだ」
ワルプルギスの夜「家族ってあなた、さっきからインキュベーダーらしからぬ事ばっか言ってるわね。あの巨乳ペチャパイあんこ三人組に感化されたんじゃない?」
QB「かもしれない。バグが起きた世界だ。僕たちの性格も、何かしらの変化が起きても不思議なことじゃない」
ワルプルギスの夜「私が、このような存在になっているように…」
QB「僕は、そっちの方が信じられないよ」
ワルプルギスの夜「ふふっ、本当ね」
QB「悪い気はしないだろう? 長い年月、孤独の果てで絶望を歌い、魔法少女を恐怖のどん底に落としてきたキミが、全世界からスーパースターとして注目されているんだ」
ワルプルギスの夜「最悪から最高へ。素敵なジョークね」
QB「君は圧倒的だ。だから親近感が沸かない。人々は、ワルプルギスの夜の超一流のパフォーマンスを見たいのであって、応援しに来ているわけじゃないんだ」
ワルプルギスの夜「完璧主義の私に弱みを見せろと?」
QB「不可能だね。君は実力で勝ち抜くアーティストだ。完璧から外れた途端、人気が急落するのは想像がつく」
ワルプルギスの夜「そんな勝利をしたって顔に泥を塗るようなものだわ」
QB「世界レベルで見たら、君の圧勝だよ」
ワルプルギスの夜「見滝原町を舞台に、人気で勝負したのが敗因ってわけね」
QB「敗北を認めるのかい? 勝負はまだ終わっていない。君がさらに絶大なパフォーマンスをしたら、状況はひっくり返る可能性が大だよ」
ワルプルギスの夜「やめておくわ。繰り返してきた幾度の世界でずっと絶望に耐え抜いてきた、ほむらちゃんに免じてね」
QB「僕の知るワルプルギスの夜とは思えない優しさだね」
ワルプルギスの夜「こんな狂った世界だからこそ、私らしくないことをしたくなるのよ」
ステージ
マミ「みんなーっ! ありがとうーっ! んー、ちゅっ♪」チュッ
巴マミ親衛隊たち「「マミマミ! マミマミ! マミマミ!」」
ほむら「ありがと…う…」ハズカシイ
まどか「ほむらちゃーん! 可愛いーっ! さすが私の嫁ーっ!」
ほむほむファンクラブたち「「ほむほむ! ほむほむ! ほむほむ!」」
杏子「あんこー!」
子供たち「「あんこーっ! う○こーっ! ち○こーっ!」」
さやか「いやぁ、子供たちぶれないねぇ…」
マミ「これからも、私たちMHA31は、見滝原町のため、ファンのために、がんばりつづけるわー!」
ほむら「が、がんばり…ます」
杏子「あんこあんこーっ!」
MHA31ファン「「MHA! MHA! MHA!」」
ワルプルギスの夜「ブラボー、ブラボー」バチバチバチ
ほむら「ワルプルギスの夜!」
ワルプルギスの夜「まるでどこぞの便所の落書きレベルな感動的なショーだったわ」バチバチ
マミ「ふふっ、好きなだけ言ってなさい。どんな勝負でも私たちは勝つ。なにがあっても絶対に諦めないわ」
ワルプルギスの夜「じゃあ、次の試合は…」
杏子「あんこーっ」
ワルプルギスの夜「…といきたいところだけど、ちょっと疲れちゃったのよね、暫く休ませていただくわ」
ほむら「なにを言ってるの?」
ワルプルギスの夜「私のグリーフシード。あなたたちに差し上げるということ」
マミ「え?」
ほむら「あなた?」
杏子「あんあん?」
ワルプルギスの夜「私の負ーけ。勝者は巨乳ペチャパイあんこちゃんってことよ。おめでとう」
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