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    元スレ妹「血の味、知ってますか?」

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    251 = 164 :

    「私の血の味、覚えてくれたみたいですね。もう忘れちゃダメですよ」

    「あぁぁっ! あぁっ!」

    「……ご褒美です、舐めていいですよ」 チュプッ

    「んぐっ! んぅぅっ!」 チュゥゥゥッ

    「吸われすぎて干乾びてしまいそうです。……可愛い兄さん」

    「んぐっ、んぐぅっ、んぐぅぅっ! あっ、あぅうううう……っ」 ピチャッ

    「涎、垂れてしまいましたね。お口、拭いましょうね」 フキフキッ

    「あぅあ、あー……」

    255 = 164 :

    「う……うぅ……」

    「気分はどうですか?」

    「妹……」

    「はい、私です」

    「あぐっ……うぅぅぅっ……」

    「どうしたんですか、兄さん?」

    「お前……最初から全部見てたんだろ……!」

    「はい。見てました。ずっとずっと兄さんを見ていました」

    「笑ってたんだろ……俺が夢中になるのを見て、笑ってたんだろ……!」

    256 = 164 :

    「いいえ。私も兄さんに覚えてもらうために必死だったんです」

    「覚える?」

    「私の血の味を、です。兄さん、私の血の味を思い出してください。脳裏に鮮明に浮かぶはずです」

    「……あっ」 タラッ

    「ふふっ」 フキフキッ

    「せ、せめてティッシュかハンカチを使えよ!」

    「兄さんの涎を汚いなんて思いませんから。次を始めましょう」

    「まだやるのか?」

    「次は、匂いです。今度はアイマスクだけでいいです」

    258 = 164 :

    「目の前に指があると思ったら飛びついてください」

    「まるで魚釣りだな……釣られるのが俺じゃ笑えないな」

    「それじゃ、始めます」

    「……」

    「何かお話をしましょう」

    「何か? ……喉が渇いた」

    「後でお水を持ってきます」 スッ

    「ああ、頼む。ずっと転がされたままだ、そろそろトイレにも行きたい」

    「ごめんなさい。これが終わったら必ず」 スゥッ

    「んっ! ……今来たと思ったんだけどな」

    「残念ですね」

    259 = 207 :

    徐々に調教されてますね本人が気づいてないのもポイント高いです

    261 = 164 :

    「……こんな間抜けなのを俺は何度も繰り返さないとダメなのか?」

    「あの血の味をもう一度味わいたくないんですか?」 スッ

    「そりゃ……でも、本当に指は目の前に来てるのか?」

    「兄さんだって血の匂いはわかるでしょう?」 スゥッ

    「確かにしてる気はするけど、まだ口の中に少し血の風味が残ってるから……」

    「鮮度が違います。今、まさに流れている血の匂いを感じてください」

    「んっ! ……もういやだ。絶対に来てないだろ」

    「……わかりました。差し出すたびに兄さんの頬に、血で線を引きましょう」

    「それで目の前に来た証明ってことか?」

    「はい。まずは、二本です」 スッ スッ

    「二回も来てるのかよ……」

    263 = 164 :

    「……」

    「兄さん。幼さんの血は美味しかったですか?」

    「幼? ……また飲めるならの飲みたいくらいには、美味しかった」

    「……兄さんが血を飲む事を否定しなくなったのは、幼さんのおかげかもしれませんね」 スッ

    「幼の?」

    「はい。……三回目です」 ススッ

    「えっ? 今来てたのか?」

    「ええ。……幼さんが兄さんに血を飲ませてくれたから、兄さんは血を飲むことを肯定できたように思います」

    「……そうかもな。でも……んっ!」

    「ハズレです」

    「くそっ!」

    264 :

    なんか兄が可愛い

    266 :

    ねむい

    268 = 164 :

    「そういう意味では、幼さんには感謝しています。私だって兄さんの苦しむ姿は見たくありません」

    「んっ! ……ああ、そうか? 俺にはお前が楽しんでるように思えるよ」

    「兄さんが思うほど私は冷静でも残酷でもないです」 スッ

    「そうかよ」

    「ええ。兄さんの側にいると、いつも心臓が高鳴って大変なんですから。……四回目です」 ススッ

    「はぁ? 嘘だろ!」

    「本当です。いつもドキドキしています」

    「そっちじゃねえ!」

    「血が止まりかけてますね。んっ」 スッ ピチャッ

    「……あ。今、血が匂った」

    「その調子です。その匂いが近づいたら咥えてください」

    269 :

    なんか読んでると血が欲しくなってくるな・・・

    270 = 172 :

    なにそれこわい

    271 :

    ちょっと妹の血飲んでくる

    272 = 164 :

    「お前がどれだけ俺を好きでも、俺はお前の兄貴のままだぞ」

    「もし、他人に生まれたとしても私は兄さんを好きになりました。でも、今私が好きな兄さんは兄さんです」

    「どういう意味だ?」

    「今の私は、兄さんが私の兄さんである事も含めて好きなんです。だから、私は私のまま兄さんに愛されたい」 スッ

    「んっ! んぅぅっ!」 チュゥゥゥゥッ

    「ふふっ、よくできました」 ナデナデ

    「あぁぅ……あぁー……」 ペロペロ

    「大好きです、兄さん。私の兄さん」 ナデナデ

    273 = 190 :

    おまわりさんこっちです

    274 :

    オレの黒歴史が掘り起こされるorz

    275 :

    >>274
    kwskというかスレ立てしろ

    276 = 190 :

    >>274
    白歴史だろ
    いろんな意味で

    277 = 164 :

    「おはようございます、幼さん」

    「……兄は?」

    「まだ眠っています。昨日は夜遅くまで頑張りましたから」

    「何をさ?」

    「秘密です」

    「……何したのさ?」

    「二人で遊んだだけですよ。……夜遅くまで」

    「そういう含み持たせんのもやめっ! そういうの苛々すんのっ!」

    「何騒いでんだよ、朝っぱらから……」

    279 = 274 :

    >>275
    中学時代中二病だったオレが
    自分の血を舐めて
    「この味が忘れられねぇ…」

    280 = 172 :

    予想の斜め上をいった

    281 :

    >>279
    ごめん小枝して笑った

    282 :

    真っ黒だったわ

    283 :

    >>238
    ピンポンなつかしいなww

    284 = 274 :

    誰か頼むからあの頃のオレを殺すかあの現場見たやつの記憶を消してくれorz

    285 = 164 :

    「兄、おはよ! 昨日はこの変態娘に変な事されなかった?」

    「おー。変な事……」 ダラー

    「兄さん。涎」 フキフキッ

    「おわっ! 悪ぃ、思い出してたらつい」

    「……あ……あ……あんだこれー!」

    「恋にルールはない。そうでしたよね、幼さん? 一日の間に少し仲良くなるくらい、何の問題もないですよね?」

    「あるわバカ! 何だそれ! 何だそれ! 何だそれ!」

    「だから朝からうるさいって……」

    「お前もじゃボケー! 何デレデレしてんのさ! 人が一生懸命告白したっていうのに次の日には何なかった事にしてんのさ!」

    「……あ。あー、うん」

    「本気で忘れてるじゃんかー! 何なのさーもう!」

    286 = 201 :

    へへへ、支援だ

    287 = 275 :

    兄ただの薬中になってね?

    288 = 164 :

    「兄さん。幼さんと付き合ってもいいんですよ?」

    「えっ? お前、俺が好きなんじゃないの?」

    「いいって言ってるんだから付き合おうよ! ついでに結婚しよ!」

    「いやまだ俺の気持ちとかそこら辺の整理が何も……」

    「二人の問題ですから私は何も口出ししません。ですが兄さん、血の味は変わりませんよ」

    「あ……」

    「私の血と幼さんの血。これから先ずっと付き合ってゆくのは、どちらが良いですか?」

    「血なんて関係ないじゃん! 大事なのは気持ちだよ!」

    「……あー。うん。そうなんだが、その……」

    「お腹が空いたんですね。どうしますか?」

    「あ、兄が飲みたいなら、いいよ。私だって覚悟してるもん!」

    289 = 164 :

    「……妹、頼むわ」

    「はい。どうぞ」 スッ タラー

    「んくっ」 チュゥッ

    「……っ」 プルプルッ

    「どうしたんですか、幼さん?」

    「こんなんおかしい! 絶対おかしい! 何したんさ!」

    「兄さんに血の味を覚えてもらいました。仕方がないでしょう? 私が幼さんに勝てるのは、血だけですから」

    「覚えたって、明らかにおかしいじゃん! 一晩でこんな風に変わるなんて、よっぽど変な事したんでしょ!」

    「んぅ……」 クチュッ

    291 = 164 :

    「こんなに安らかな顔をしてるのに、変な事なんて。負け惜しみにもほどがあります」

    「高校生にもなって赤ちゃんみたいに指に吸い付くのが変じゃなくて何なのさ!」

    「……あー」 チュプッ

    「幸せ、でしょうか?」

    「ふざけんなや! こんな後ろ暗い幸せあるかっ!」

    「んぅ。……何だよ、うるさいな」

    「お前も目を覚ませやボケ!」 ゴンッ

    「痛っ! 何してんだコラ!」

    「それはこっちの台詞じゃボケー! 何されたか知らんけど、そんな簡単にやられんなバカ!」

    292 :

    みてます

    295 = 164 :

    「……別に俺も、妹が正しいなんて思ってないし、このままでいいとも思ってねえよ」

    「へぇ。ふぅん。それで?」

    「結局さ、もう俺は血を飲まないとダメなんだよ。お前だって美味い飯が食いたいと思うだろ?」

    「食欲基準で人を見るな!」

    「幼さん。もう兄さんは、そういう風にしか人を見られないんです」

    「あんたがそうしたんだろうが!」

    「……幼さんは、どうしたいんですか?」

    「私は、前と同じように、ううん、それ以上に兄と一緒にいて、それで……」

    「温かい家庭を築いて? その兄さんは今の兄さんですか? 違うでしょう。幼さんは認めていないだけです」

    「何がさ!」

    「幼さんは、兄さんが変わってしまったという事実を受け入れていないんです」

    296 = 164 :

    「わ、私だって、兄が飲みたいなら前みたいに!」

    「これから毎日ですよ? 結婚しても子供ができても毎日、飲ませ続けられますか?」

    「毎日……」

    「今の兄さんを受け入れるというのは、そういうことです。わかったのなら消えてください」

    「……悪ぃな」

    「……やだ。私は逃げない。考えが甘かったのは認めるけど、それなら改めればいいだけじゃん」

    「本当にしつこい人ですね」

    「私だって昨日今日兄を好きになったんじゃないんだ。諦められるか」

    297 :

    おもしろいな

    298 :

    ガンバレ幼

    299 :

    ガズボズボ懐かしいな…


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