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元スレほむら「絵を描いているのよ」
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ほむら「かきかきかき」
ゆま「ふんふん」
ほむら「かきかきかき」
ゆま「おねえちゃん、上手だねー!」
ほむら「かきかきかき」
ゆま「ねえー! ねえったらー!」
ほむら「かきかきかき」
ゆま「ううー」
ほむら「……ねえ、ゆま」
ゆま「あれ? お姉ちゃんどうしてゆまの名前知ってるの?」
ゆま「ふんふん」
ほむら「かきかきかき」
ゆま「おねえちゃん、上手だねー!」
ほむら「かきかきかき」
ゆま「ねえー! ねえったらー!」
ほむら「かきかきかき」
ゆま「ううー」
ほむら「……ねえ、ゆま」
ゆま「あれ? お姉ちゃんどうしてゆまの名前知ってるの?」
童話みたいな、寓話みたいな、絵本みたいな・・・そんな雰囲気がある
>>44じゃねぇけど、ちょっぴり涙腺にきてる
ほむら「……杏子から、聞いたのよ」
ゆま「あ、そうなんだ! キョーコはわたしのことなんて言ってた!?」
ほむら「妹のようだって、言っていたと思うわ」
ゆま「えへへ、そっかー。キョーコがお姉ちゃんかー」
ほむら「貴女は……、人と仲良くなるのが、怖くないの?」
ゆま「えっ?」
ほむら「私は怖いわ……。私と仲の良かった人は、皆いなくなってしまった」
ほむら「寂しくて、辛くて……、もう同じ悲しみを味わうのは、とても怖くて……」
ゆま「……うん、分かるよ。ゆまもキョーコがいなくなっちゃって、たくさん泣いたもん」
ゆま「でもでもでもね! キョーコとあって、たくさん楽しいこともあったの!」
ゆま「だからわたし、キョーコと会えてよかった!」
ほむら「……」
ゆま「お姉ちゃんはキョーコと会わない方がよかったと思うの?」
ほむら「!!」
ゆま「あ、そうなんだ! キョーコはわたしのことなんて言ってた!?」
ほむら「妹のようだって、言っていたと思うわ」
ゆま「えへへ、そっかー。キョーコがお姉ちゃんかー」
ほむら「貴女は……、人と仲良くなるのが、怖くないの?」
ゆま「えっ?」
ほむら「私は怖いわ……。私と仲の良かった人は、皆いなくなってしまった」
ほむら「寂しくて、辛くて……、もう同じ悲しみを味わうのは、とても怖くて……」
ゆま「……うん、分かるよ。ゆまもキョーコがいなくなっちゃって、たくさん泣いたもん」
ゆま「でもでもでもね! キョーコとあって、たくさん楽しいこともあったの!」
ゆま「だからわたし、キョーコと会えてよかった!」
ほむら「……」
ゆま「お姉ちゃんはキョーコと会わない方がよかったと思うの?」
ほむら「!!」
ほむら「私ね、私……」
ほむら「会えてよかったよぉ……」
ゆま「うん」
ほむら「杏子と、さやかと、マミと……、まどかと、会えてよかった……」
ほむら「うっ、ぐすっ、うぅぅ……」
ほむら「会わない方がよかったなんて……、思えない、よ……」
ほむら「会えてよかったよぉ……」
ゆま「うん」
ほむら「杏子と、さやかと、マミと……、まどかと、会えてよかった……」
ほむら「うっ、ぐすっ、うぅぅ……」
ほむら「会わない方がよかったなんて……、思えない、よ……」
ゆま「よしよし」
ゆま「えへへへっ。キョーコがね、ゆまが泣いてると、よくこうして頭を――――」
ほむら「……」ギュウッ
ゆま「お姉……、ちゃん……?」
ほむら「ほむらっていうの……、私……」
ゆま「……」
ほむら「だから今度からほむらって呼んで、ゆま……」
ゆま「……うんっ! ほむら!」
ゆま「えへへへっ。キョーコがね、ゆまが泣いてると、よくこうして頭を――――」
ほむら「……」ギュウッ
ゆま「お姉……、ちゃん……?」
ほむら「ほむらっていうの……、私……」
ゆま「……」
ほむら「だから今度からほむらって呼んで、ゆま……」
ゆま「……うんっ! ほむら!」
それから、私はゆまと共に魔獣を狩るようになった
絵を描く時も、いつも傍にべったり、彼女を置くようになった
絵を描く時も、いつも傍にべったり、彼女を置くようになった
「今度は、一人ぼっちにしないでね」オチとかは……怖いんで勘弁してくださいね
ほむら「かきかきかき」
ゆま「キョーコでしょー、マミでしょー、さやかでしょー」
ほむら「かきかきかき」
ゆま「それでこれがマドカー!」
ほむら「ふふっ。すっかり覚えちゃったね」
ゆま「えへへ。ゆま凄い?」
ほむら「うん、凄い凄い。よしよし」
ゆま「わーい!」
ゆま「キョーコでしょー、マミでしょー、さやかでしょー」
ほむら「かきかきかき」
ゆま「それでこれがマドカー!」
ほむら「ふふっ。すっかり覚えちゃったね」
ゆま「えへへ。ゆま凄い?」
ほむら「うん、凄い凄い。よしよし」
ゆま「わーい!」
ほむら「さあ、お待ちかねのおやつの時間よ」
ゆま「やったー!」
ほむら「今日はチョコケーキ」
ゆま「またコンビニ?」
ほむら「贅沢言っちゃ駄目よ」
ゆま「はーい。……えへへ」
ほむら「どうしたの?」
ゆま「うんとね、怒られてるのに怖くないから、嬉しくなったの」
ほむら(ああ……。そういえば、いつだか杏子が言ったいたっけ)
ほむら(どうもアイツは親から虐待を受けていたようだ、って)
ゆま「やったー!」
ほむら「今日はチョコケーキ」
ゆま「またコンビニ?」
ほむら「贅沢言っちゃ駄目よ」
ゆま「はーい。……えへへ」
ほむら「どうしたの?」
ゆま「うんとね、怒られてるのに怖くないから、嬉しくなったの」
ほむら(ああ……。そういえば、いつだか杏子が言ったいたっけ)
ほむら(どうもアイツは親から虐待を受けていたようだ、って)
ほむら「ゆま」
ゆま「うん!」
ほむら「家族に……、なろっか」
ゆま「……」ポカーン
ゆま「えっ……? 家族……?」
ほむら「うん、私達家族になろうよ。それでずっとずっと、一緒に暮らすの」
ゆま「いいの!?」
ほむら「ゆまさえよければ、私は」
ゆま「わーい!! 家族! 家族! ほむらとかぞくー!」
ほむら「よろしくね、ゆま」
ゆま「うん!!」
ゆま「うん!」
ほむら「家族に……、なろっか」
ゆま「……」ポカーン
ゆま「えっ……? 家族……?」
ほむら「うん、私達家族になろうよ。それでずっとずっと、一緒に暮らすの」
ゆま「いいの!?」
ほむら「ゆまさえよければ、私は」
ゆま「わーい!! 家族! 家族! ほむらとかぞくー!」
ほむら「よろしくね、ゆま」
ゆま「うん!!」
ほむら「そうだ。せっかくだし今度家族旅行でもしてみない?」
ゆま「かぞく……、りょこう……?」
ほむら「そうよ。家族で一緒に、遊びに行くの」
ほむら「遊園地とか、動物園とか、温泉とか、どこでもいいわ」
ゆま「それじゃあね。わたしは、ホッカイドーに行ってみたい!」
ほむら「北海道?」
ゆま「うん! キョーコが、あそこは美味しいものが沢山あるって言ってたから!」
ほむら「そう、杏子が……。それなら家族旅行第一弾は北海道で決まりね」
ゆま「かぞく……、りょこう……?」
ほむら「そうよ。家族で一緒に、遊びに行くの」
ほむら「遊園地とか、動物園とか、温泉とか、どこでもいいわ」
ゆま「それじゃあね。わたしは、ホッカイドーに行ってみたい!」
ほむら「北海道?」
ゆま「うん! キョーコが、あそこは美味しいものが沢山あるって言ってたから!」
ほむら「そう、杏子が……。それなら家族旅行第一弾は北海道で決まりね」
家族旅行の前日、私は、魔獣の攻撃により全身を10に分断された
しかし私は死ななかった
しかし私は死ななかった
ほむら(あ、れ……?)
ほむら(私、もう駄目だと、思ったのに……)
ほむら(身体がばらばらに……、ばらばら……)
ほむら「っ!? まさか、ゆまが!?」
ゆま「よかった……。ほむら、気がついた……」
ゆま「ゆまの魔法はね……、ケガを、治す魔法だから……」
ほむら(私、もう駄目だと、思ったのに……)
ほむら(身体がばらばらに……、ばらばら……)
ほむら「っ!? まさか、ゆまが!?」
ゆま「よかった……。ほむら、気がついた……」
ゆま「ゆまの魔法はね……、ケガを、治す魔法だから……」
ほむら(全身にレーザーで貫かれたような穴がある……)
ほむら(私をっ! 私を治癒しながら、魔獣と戦ったから!)
ほむら「どうしてこんな無茶をしたの!?」
ゆま「だって、家族だもん……」
ほむら「っ……!!」
ゆま「えへへ……、ゆま、役に立てた、かな……」
ほむら「……うん。ゆまのおかげで、助かったよ」
ゆま「じゃあ、いいこいいこ……、してくれる?」
ほむら「うんっ! うんっ! いくらだってするよ!」
ゆま「ふふっ。ほむらのよしよし、気持ちいいから好き……」
ほむら「いくらだってなでるから、いかないでよ、ゆまぁ……!」
ほむら(私をっ! 私を治癒しながら、魔獣と戦ったから!)
ほむら「どうしてこんな無茶をしたの!?」
ゆま「だって、家族だもん……」
ほむら「っ……!!」
ゆま「えへへ……、ゆま、役に立てた、かな……」
ほむら「……うん。ゆまのおかげで、助かったよ」
ゆま「じゃあ、いいこいいこ……、してくれる?」
ほむら「うんっ! うんっ! いくらだってするよ!」
ゆま「ふふっ。ほむらのよしよし、気持ちいいから好き……」
ほむら「いくらだってなでるから、いかないでよ、ゆまぁ……!」
ゆま「ホッカイドー……、行きたかったなぁ」
ほむら「行けるわよぉ……」
ゆま「でもっ、……ね、ほむら……」
ほむら「どうしたの?」
ゆま「本……とう、は……、ゆま、ね……」
ほむら「ちゃんと聞いてるからね」
ゆま「ホッカイドー……、よりも……」
ほむら「うんうん」
ほむら「行けるわよぉ……」
ゆま「でもっ、……ね、ほむら……」
ほむら「どうしたの?」
ゆま「本……とう、は……、ゆま、ね……」
ほむら「ちゃんと聞いてるからね」
ゆま「ホッカイドー……、よりも……」
ほむら「うんうん」
ゆま「ねえ……、だっこ、して」
ほむら「えっ……? 分かったわ、だっこね!」
ゆま「……」
ほむら「ちょっとゆま!? ゆま!?」
ゆま「……ほむ、ら? どこ……?」
ほむら「ここにいるよ。私はちゃんとここにいるからね」
ゆま「よかっ、た……」
ほむら「ゆま……」
ゆま「ホッカイ……ド……、より、も……」
ほむら「うん」
ゆま「ゆまはここが一番、好き……」
ほむら「えっ……? 分かったわ、だっこね!」
ゆま「……」
ほむら「ちょっとゆま!? ゆま!?」
ゆま「……ほむ、ら? どこ……?」
ほむら「ここにいるよ。私はちゃんとここにいるからね」
ゆま「よかっ、た……」
ほむら「ゆま……」
ゆま「ホッカイ……ド……、より、も……」
ほむら「うん」
ゆま「ゆまはここが一番、好き……」
「ほむらのそばが、一番好き」
そう言ってほほ笑んで、ゆまは消滅した
そう言ってほほ笑んで、ゆまは消滅した
ほむら「ねえ、ゆま。ここが北海道だよ」
ほむら「1人だと寒くって、凍えちゃう」
ほむら「2人ならぎゅって手を繋いで暖めあえたのにね……」
ほむら「一緒に……、行きたかった、なぁ……」
ほむら「……うっ、ううっ」
ほむら「誰か、助けて……」
ほむら「助けてまどかぁ……」
ほむら「助けてよぉ……」
ほむら「1人だと寒くって、凍えちゃう」
ほむら「2人ならぎゅって手を繋いで暖めあえたのにね……」
ほむら「一緒に……、行きたかった、なぁ……」
ほむら「……うっ、ううっ」
ほむら「誰か、助けて……」
ほむら「助けてまどかぁ……」
ほむら「助けてよぉ……」
―――その時
天から桃色の光が、私の目の前へと降り注いだ
それは涙が出るほどあたたかくて、懐かしくて、愛おしくて、
「よく、頑張ったね」
ぽたぽたと雪の上に涙が零れおちた
天から桃色の光が、私の目の前へと降り注いだ
それは涙が出るほどあたたかくて、懐かしくて、愛おしくて、
「よく、頑張ったね」
ぽたぽたと雪の上に涙が零れおちた
ほむら「まど、か……?」
まどか「うん。そうだよ、ほむらちゃん」
ほむら「まどかあああっ! 私、私ねっ、私……!」
まどか「大丈夫。全部見てたよ」
ほむら「まどかぁ……」
まどか「頑張ってくれてありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「私は……、私……」
まどか「でも、もういいの。一緒に行こう。ねっ?」
まどか「うん。そうだよ、ほむらちゃん」
ほむら「まどかあああっ! 私、私ねっ、私……!」
まどか「大丈夫。全部見てたよ」
ほむら「まどかぁ……」
まどか「頑張ってくれてありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「私は……、私……」
まどか「でも、もういいの。一緒に行こう。ねっ?」
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