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元スレほむら「私が残したもの」
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――忘れないで。
――いつも、どこかで、誰かがあなたを見守っている。
――彼女を忘れない限り、あなたは独りじゃない。
――――――――――――――――――――――――――――――――
ほむら「…ごちそうさま」カシャン
まどか「えっ?まだ半分近く残ってるよ?」
ほむら「うん…何だか食欲、なくて」
さやか「杏子に見たれら八つ裂きにされちゃうよ」
ほむら「…」
まどか「具合悪いの…?」
ほむら「そうではないんだけど…ちょっとね」
――いつも、どこかで、誰かがあなたを見守っている。
――彼女を忘れない限り、あなたは独りじゃない。
――――――――――――――――――――――――――――――――
ほむら「…ごちそうさま」カシャン
まどか「えっ?まだ半分近く残ってるよ?」
ほむら「うん…何だか食欲、なくて」
さやか「杏子に見たれら八つ裂きにされちゃうよ」
ほむら「…」
まどか「具合悪いの…?」
ほむら「そうではないんだけど…ちょっとね」
さやか「何か困ってることがあるんなら、言いなよ。相談に乗るからさ」
ほむら「…ありがとう。でも、大丈夫よ」スクッ
ほむら「ごめん。お金、置いていくから…先、帰るね」テクテク
さやか「えっ、ちょっと」アリアトヤシター カランカラン
まどか「大丈夫かな…心配だよ」
さやか「うん。――あれ?」
まどか「どうかした?」
さやか「あいつ、カバン忘れてってる」
まどか「あ、ほんとだ」
さやか「何か心ここにあらずって感じだったもんね」
まどか「すぐ追い付けるはずだから、渡してくるね。ここで待ってて」グッ
まどか「何これ。すんごい重い…。」
ほむら「…ありがとう。でも、大丈夫よ」スクッ
ほむら「ごめん。お金、置いていくから…先、帰るね」テクテク
さやか「えっ、ちょっと」アリアトヤシター カランカラン
まどか「大丈夫かな…心配だよ」
さやか「うん。――あれ?」
まどか「どうかした?」
さやか「あいつ、カバン忘れてってる」
まどか「あ、ほんとだ」
さやか「何か心ここにあらずって感じだったもんね」
まどか「すぐ追い付けるはずだから、渡してくるね。ここで待ってて」グッ
まどか「何これ。すんごい重い…。」
さやか「ん?何か、でっかい本が入ってるみたいだね」
まどか「チャックが閉まりきらなくて、ちょっと出てる…何か古そうな本だよ」
さやか「日記帳かなぁん?」キラリン ジジーッ
まどか「え、ダメだよ勝手に見ちゃ」
さやか「…何これ」
まどか「黒…魔術?」カランカラン タタタ
ほむら「はっ、はっ…ごめんなさい、忘れ物して――っ!!」
さやか「あっ」
まどか「あっ」
まどか「チャックが閉まりきらなくて、ちょっと出てる…何か古そうな本だよ」
さやか「日記帳かなぁん?」キラリン ジジーッ
まどか「え、ダメだよ勝手に見ちゃ」
さやか「…何これ」
まどか「黒…魔術?」カランカラン タタタ
ほむら「はっ、はっ…ごめんなさい、忘れ物して――っ!!」
さやか「あっ」
まどか「あっ」
ほむら「…見た、の?」
まどか「ご、ごめん…」
さやか「いやー、日記帳か何かかなと思ってさー。あはは。…ごめん」
ほむら「…」
まどか「ほむらちゃん…どうしてそんな本見てたの?それに、別に隠さなくても…」
ほむら「…」カアアッ
さやか「――なに照れてんの?」
ほむら「ち、違うわよ…!」ホムッ
まどか「何か悩んでることがあるんだったら…言って欲しいなって」
まどか「ほむらちゃんには、助けられてばっかりだったから…私も力になりたいよ」
ほむら「はぁ…」チャクセキ
まどか「ご、ごめん…」
さやか「いやー、日記帳か何かかなと思ってさー。あはは。…ごめん」
ほむら「…」
まどか「ほむらちゃん…どうしてそんな本見てたの?それに、別に隠さなくても…」
ほむら「…」カアアッ
さやか「――なに照れてんの?」
ほむら「ち、違うわよ…!」ホムッ
まどか「何か悩んでることがあるんだったら…言って欲しいなって」
まどか「ほむらちゃんには、助けられてばっかりだったから…私も力になりたいよ」
ほむら「はぁ…」チャクセキ
ほむら「知ってるわよね。ワルプルギスの夜を4人で撃退した日から…」
ほむら「私は、時間を止められなくなった」
まどか「うん」
ほむら「今では、私は弾薬の尽きかけた銃器類と、四次元ポケットみたいな
能力しか残されてない、最弱の魔法少女よ」
さやか「でも四次元ポケット、役に立ってるよ?兵站の重要性を説いてたのは、ほむらじゃん」
ほむら「あんな苦し紛れの言い分を、信じてくれてたのね…さやか」
さやか「なにー!でたらめだったのかぁ!」
まどか「あはは」
ほむら「今は皆が、少しずつグリーフシードを分けてくれてるけど」
ほむら「いつまでもこのままじゃいけないから…何か、その」
ほむら「…新しい、魔法を…」
ほむら「身に付け、たくて…」
ほむら「私は、時間を止められなくなった」
まどか「うん」
ほむら「今では、私は弾薬の尽きかけた銃器類と、四次元ポケットみたいな
能力しか残されてない、最弱の魔法少女よ」
さやか「でも四次元ポケット、役に立ってるよ?兵站の重要性を説いてたのは、ほむらじゃん」
ほむら「あんな苦し紛れの言い分を、信じてくれてたのね…さやか」
さやか「なにー!でたらめだったのかぁ!」
まどか「あはは」
ほむら「今は皆が、少しずつグリーフシードを分けてくれてるけど」
ほむら「いつまでもこのままじゃいけないから…何か、その」
ほむら「…新しい、魔法を…」
ほむら「身に付け、たくて…」
さやか「ウ…ク…」プルプル
まどか「ほむら、ちゃん…」
さやか「あっはははははははははははは!」
ほむら「――っ!!だから言いたくなかったのよ!」カアアア
まどか「さやかちゃん、笑ったら可哀想だよ…一生懸命なんだから」
さやか「あは…はぁ…ごめんごめん…いやいや」
ほむら「…」
さやか「あのほむらが、そんな可愛らしく悩んでたなんて想像するとさぁ…んふっ、あはは」
ほむら「…帰るわ」
さやか「待ちなって!ごめんって!」
まどか「ほむら、ちゃん…」
さやか「あっはははははははははははは!」
ほむら「――っ!!だから言いたくなかったのよ!」カアアア
まどか「さやかちゃん、笑ったら可哀想だよ…一生懸命なんだから」
さやか「あは…はぁ…ごめんごめん…いやいや」
ほむら「…」
さやか「あのほむらが、そんな可愛らしく悩んでたなんて想像するとさぁ…んふっ、あはは」
ほむら「…帰るわ」
さやか「待ちなって!ごめんって!」
さやか「全く…そんな心配しなくっても、あたしたちがちゃんと守ってあげるってのに」
さやか「誰も魔女になんてさせない!って決めたじゃん」
まどか「それから…QBも見なくなったね」
ほむら「でも、いつまでも甘えてるわけにもいかないもの…」
さやか「まあいいけどね。で、何か使えそうなものはあったの?」
ほむら「黒魔術って、どうも色々材料がいるらしくって…ここらじゃ手に入らないものも多いの」
ほむら「毒虫とか、天竺鼠の糞とか…」
ほむら「動物を殺して使うのもちょっとね…」
まどか「そういうものなんだ…」
さやか「じゃ、全然ダメだったってこと?」
ほむら「――1つだけ…このページのやつが」ペラペラ
さやか「誰も魔女になんてさせない!って決めたじゃん」
まどか「それから…QBも見なくなったね」
ほむら「でも、いつまでも甘えてるわけにもいかないもの…」
さやか「まあいいけどね。で、何か使えそうなものはあったの?」
ほむら「黒魔術って、どうも色々材料がいるらしくって…ここらじゃ手に入らないものも多いの」
ほむら「毒虫とか、天竺鼠の糞とか…」
ほむら「動物を殺して使うのもちょっとね…」
まどか「そういうものなんだ…」
さやか「じゃ、全然ダメだったってこと?」
ほむら「――1つだけ…このページのやつが」ペラペラ
さやか「ふんふん。蝋燭に赤と黒の布、刃渡りの長い刃物、赤ワインに水、麦…か。確かにこれなら揃うね」
まどか「これで、何が起きるの?」
ほむら「異界の精霊を呼んで使役する…らしいわ。この場合は火の精ね」
さやか「へえ、良さそうじゃん!」
まどか「かっこいいね」
さやか「これやってみようよ!布もナイフもすぐそこで買えるでしょ」
まどか「さやかちゃんが張り切ってどうするの」ティヒヒ!
ほむら「実は…もう材料は揃えてあるんだけど…」
さやか「さすが!って、もうやったってこと?」
ほむら「いえ…ほら、ここを読んで。この儀式には4人いないといけないのよ」
まどか「…ほんとだ。そうみたいだね」
さやか「じゃあマミさん呼ぼ!それで4人でしょ」
まどか「マミさん絶対こういうの好きだろうなあ」
まどか「これで、何が起きるの?」
ほむら「異界の精霊を呼んで使役する…らしいわ。この場合は火の精ね」
さやか「へえ、良さそうじゃん!」
まどか「かっこいいね」
さやか「これやってみようよ!布もナイフもすぐそこで買えるでしょ」
まどか「さやかちゃんが張り切ってどうするの」ティヒヒ!
ほむら「実は…もう材料は揃えてあるんだけど…」
さやか「さすが!って、もうやったってこと?」
ほむら「いえ…ほら、ここを読んで。この儀式には4人いないといけないのよ」
まどか「…ほんとだ。そうみたいだね」
さやか「じゃあマミさん呼ぼ!それで4人でしょ」
まどか「マミさん絶対こういうの好きだろうなあ」
ほむら「え、いえ、あの」
まどか「どうしたの?」
ほむら「本当に…やるの?自分が言うのも何だけど…無駄だと思うの…」
さやか「いやいや、パンピーがやればそうかも知れないけどさ。あたしたちは魔法少女だよ?
そういう素質がある人間がやれば、本当に効果があるかも知れないよ」
ほむら「まどかは魔法少女じゃないわ」
さやか「細かいことは気にしない!4人中3人もいれば十分でしょ!さ、行くよ!」スック
まどか「さやかちゃんハシャイジャッテ!」
ほむら「え、え、あの…」グイグイ
まどか「どうしたの?」
ほむら「本当に…やるの?自分が言うのも何だけど…無駄だと思うの…」
さやか「いやいや、パンピーがやればそうかも知れないけどさ。あたしたちは魔法少女だよ?
そういう素質がある人間がやれば、本当に効果があるかも知れないよ」
ほむら「まどかは魔法少女じゃないわ」
さやか「細かいことは気にしない!4人中3人もいれば十分でしょ!さ、行くよ!」スック
まどか「さやかちゃんハシャイジャッテ!」
ほむら「え、え、あの…」グイグイ
――――――ほむホーム――――――
ほむら「わざわざ来てもらって、ごめんなさい…」
マミ 「いいのよ。何かこういうのってワクワクするじゃない」
まどか「やっぱりマミさんもこういうの好きなんですね」
マミ 「小学生の頃に、こっくりさんとかやったのを思い出すわ」
さやか「それとはちょっと違うような…」
マミ 「それに、暁美さんがみんなのために努力しようとしてるんだもの。
協力しないわけにはいかないわ」
ほむら「そ、それを言われると…」カアア
さやか「じゃー火を付けるよ!蝋燭は5本でいいんだね?」
ほむら「わざわざ来てもらって、ごめんなさい…」
マミ 「いいのよ。何かこういうのってワクワクするじゃない」
まどか「やっぱりマミさんもこういうの好きなんですね」
マミ 「小学生の頃に、こっくりさんとかやったのを思い出すわ」
さやか「それとはちょっと違うような…」
マミ 「それに、暁美さんがみんなのために努力しようとしてるんだもの。
協力しないわけにはいかないわ」
ほむら「そ、それを言われると…」カアア
さやか「じゃー火を付けるよ!蝋燭は5本でいいんだね?」
ほむら「ええ…その五芒星の頂点にそれぞれ配置してくれるかしら」
急造でしつらえた祭壇の上には、白いチョークで五芒星が描かれた赤い布が敷かれ、
その前にはグラスに注がれた赤ワインと水、そして麦が一房、備えてある。
さやかはその五芒星の頂点に蝋燭を置き、火をつけた。
ほむらが五芒星の中心にナイフを突き立てる。
ほむら「始めるわよ。――電気を消して」
まどか「はーい」カチッ
さやか「おお…」
マミ 「雰囲気出るわね」
ほむら「じゃあ、教えた通りに」
急造でしつらえた祭壇の上には、白いチョークで五芒星が描かれた赤い布が敷かれ、
その前にはグラスに注がれた赤ワインと水、そして麦が一房、備えてある。
さやかはその五芒星の頂点に蝋燭を置き、火をつけた。
ほむらが五芒星の中心にナイフを突き立てる。
ほむら「始めるわよ。――電気を消して」
まどか「はーい」カチッ
さやか「おお…」
マミ 「雰囲気出るわね」
ほむら「じゃあ、教えた通りに」
あんこちゃんは神父さんの娘だから悪魔の儀式には反対じゃないかな
祭壇を中心として、東にほむら、南にまどか、西にさやか、北にマミが立つ。
ほむらは人差し指と中指を立てて、自分の目の前の空中に大きな五芒星を描いた。
ほむら「ヨド・ヘー・ヴァウ・ヘー」
まどか「アドナイ」
さやか「エヘイエー」
マミ 「アグラ」
ほむら「ラファエル」
まどか「ガブリエル」
さやか「ミカエル」
マミ 「アウリエル」
ほむら「来れ…幽世の精よ」
フッ
5本の蝋燭の火が揺らぎ、4本が唐突に消えた。
ほむらは人差し指と中指を立てて、自分の目の前の空中に大きな五芒星を描いた。
ほむら「ヨド・ヘー・ヴァウ・ヘー」
まどか「アドナイ」
さやか「エヘイエー」
マミ 「アグラ」
ほむら「ラファエル」
まどか「ガブリエル」
さやか「ミカエル」
マミ 「アウリエル」
ほむら「来れ…幽世の精よ」
フッ
5本の蝋燭の火が揺らぎ、4本が唐突に消えた。
ほむら「!?」
フシュルルルルル
まどか「えっ!?」
ほむら「何いまの音…」
マミ 「私も聴こえたわ」
さやか「…」プッ
まどか「あ、さやかちゃん!」
さやか「…あははははははははは、引っ掛かってやんの…!っくくく…」
マミ 「もう、美樹さんたら」
ほむら「邪魔しないで…!」
さやか「だってさぁ、何か、最初に確認した時と、順番違ってたよ?」
ほむら「え、嘘…」
ヒタッ
フシュルルルルル
まどか「えっ!?」
ほむら「何いまの音…」
マミ 「私も聴こえたわ」
さやか「…」プッ
まどか「あ、さやかちゃん!」
さやか「…あははははははははは、引っ掛かってやんの…!っくくく…」
マミ 「もう、美樹さんたら」
ほむら「邪魔しないで…!」
さやか「だってさぁ、何か、最初に確認した時と、順番違ってたよ?」
ほむら「え、嘘…」
ヒタッ
マミ 「…え?」
ほむら「さやか…!」
さやか「いや…今のはあたしじゃ…まどか?」
まどか「ち、ちがうよぉ!」
ヒタッ
全員 「!!」
さやか「ちょっと…何なの」
まどか「ゴ、ゴキブリか何かだよ、きっと…」
マミ 「そっちの方が嫌よ…」
ほむら「まどか…ちょっと傷ついたわ…綺麗にしてるつもりなのに…」
ズルズルッ
ほむら「さやか…!」
さやか「いや…今のはあたしじゃ…まどか?」
まどか「ち、ちがうよぉ!」
ヒタッ
全員 「!!」
さやか「ちょっと…何なの」
まどか「ゴ、ゴキブリか何かだよ、きっと…」
マミ 「そっちの方が嫌よ…」
ほむら「まどか…ちょっと傷ついたわ…綺麗にしてるつもりなのに…」
ズルズルッ
まどか「ひっ!!」
さやか「で、電気つけよう!」カチッ
マミ 「――っ…」チャキッ
ほむら「…カーテンの裏から聞こえたわね」ジャコッ
ズズズッ
さやか「たあああああああっ!」バッ
まどか「うぁっ!」
ほむら「ちょっ、待っ――!」
マミ 「何もいない…わね」
さやか「っ!?」スザッ
まどか「どうしたの!?」
さやか「で、電気つけよう!」カチッ
マミ 「――っ…」チャキッ
ほむら「…カーテンの裏から聞こえたわね」ジャコッ
ズズズッ
さやか「たあああああああっ!」バッ
まどか「うぁっ!」
ほむら「ちょっ、待っ――!」
マミ 「何もいない…わね」
さやか「っ!?」スザッ
まどか「どうしたの!?」
さやか「何か…床が濡れてる…」
ほむら「やめてよ…」
さやか「いやほんとだって…ほら――きゃっ!?」
まどか「ひぇっ…何これ…」
さやかが更にカーテンをめくると、水に濡れた髪の毛の束が隅に固まっていた。
マミ 「いや…何よそれ…」
さやか「ほほほむら、ちゃ、ちゃんと隅っこも、掃除しないから…!あはは…」
ほむら「『清め』で掃除はさっきしたじゃない…それに、長すぎる…私だってそこまで長くないわ…」
マミ 「白髪も結構混じってるわ…確かに暁美さんの髪じゃ…」
まどか「やだやだ…」
ほむら「やめてよ…」
さやか「いやほんとだって…ほら――きゃっ!?」
まどか「ひぇっ…何これ…」
さやかが更にカーテンをめくると、水に濡れた髪の毛の束が隅に固まっていた。
マミ 「いや…何よそれ…」
さやか「ほほほむら、ちゃ、ちゃんと隅っこも、掃除しないから…!あはは…」
ほむら「『清め』で掃除はさっきしたじゃない…それに、長すぎる…私だってそこまで長くないわ…」
マミ 「白髪も結構混じってるわ…確かに暁美さんの髪じゃ…」
まどか「やだやだ…」
ほむら「…」
さやか「――さて、時間も時間だし、帰らないと」
ほむら「えっ!?ちょっと!」
まどか「わ、私も…今日はお夕飯いらないって、パパに言ってないし…」
ほむら「まどか!?」
マミ 「そ、そういうことなら今日は片付けして解散かしらね」
ほむら「――っ!」ウルウル
さやか「じゃ、じゃあね」ソソクサ
ほむら「まだこんな時間じゃない!ゆっくりしていって!泊まってってよ!」
まどか「ほむらちゃん、ごめんね…パパが、待ってるから…」オドオド
ほむら「まどかぁ…!」
さやか「――さて、時間も時間だし、帰らないと」
ほむら「えっ!?ちょっと!」
まどか「わ、私も…今日はお夕飯いらないって、パパに言ってないし…」
ほむら「まどか!?」
マミ 「そ、そういうことなら今日は片付けして解散かしらね」
ほむら「――っ!」ウルウル
さやか「じゃ、じゃあね」ソソクサ
ほむら「まだこんな時間じゃない!ゆっくりしていって!泊まってってよ!」
まどか「ほむらちゃん、ごめんね…パパが、待ってるから…」オドオド
ほむら「まどかぁ…!」
マミ 「…」ヌキアシサシアシ
ほむら「!!!」ガシッ
マミ 「あっ、ちょっと!」
ほむら「マミさん!マミさんは一人暮らしよね!まだ大丈夫よね!?」グググ
マミ 「えっ、えーっと…」
ほむら「独りにしないで…!」ウルウル
マミ 「――あ、そうだ」
ほむら「…!!」ウルウル
マミ 「暁美さん…私のうちに来ない?」
ほむら「…マミさぁん!」ダキッ
マミ 「うふふ、こんな怯える暁美さん初めて見たわ」
ほむら「うぅ…」カアア
ほむら「!!!」ガシッ
マミ 「あっ、ちょっと!」
ほむら「マミさん!マミさんは一人暮らしよね!まだ大丈夫よね!?」グググ
マミ 「えっ、えーっと…」
ほむら「独りにしないで…!」ウルウル
マミ 「――あ、そうだ」
ほむら「…!!」ウルウル
マミ 「暁美さん…私のうちに来ない?」
ほむら「…マミさぁん!」ダキッ
マミ 「うふふ、こんな怯える暁美さん初めて見たわ」
ほむら「うぅ…」カアア
――――――マミホーム――――――
ほむら「ごめんなさい…押し掛けちゃって」
マミ 「いいのよ、私だってあの部屋にいるのは怖かったんだから」
ほむら「どうしよう…何か、悪魔…みたいなのを喚んでしまったんでしょうか…」
マミ 「何とも言えないわね…もちろん、似たようなことは今までなかったのよね?」
ほむら「ありませんよ…引っ越そうかしら…」
マミ 「そうだ!」
ほむら「はい?」
マミ 「こんな時、頼りになりそうな子がいるじゃない!」
ほむら「!杏子…」
ほむら「ごめんなさい…押し掛けちゃって」
マミ 「いいのよ、私だってあの部屋にいるのは怖かったんだから」
ほむら「どうしよう…何か、悪魔…みたいなのを喚んでしまったんでしょうか…」
マミ 「何とも言えないわね…もちろん、似たようなことは今までなかったのよね?」
ほむら「ありませんよ…引っ越そうかしら…」
マミ 「そうだ!」
ほむら「はい?」
マミ 「こんな時、頼りになりそうな子がいるじゃない!」
ほむら「!杏子…」
マミ 「そう、彼女は教会の娘だったんだもの。悪魔祓いとか、そういうことも知ってるんじゃないかしら」
ほむら「そうですね…明日は土曜で休みだし――隣町に行ってみます」
マミ 「皆で行きましょう。あの場にいた以上、悪影響がないとも言えないし…」
ほむら「そうですね…それにしてもこういう時、携帯の一つも持っててもらわないと不便ですね」
マミ 「うふふ、そうね」
ほむら「じゃ、まどかとさやかには私からメールしておきますね」
マミ 「お願いね。じゃ、お風呂に入ったら寝ましょうか。――先に入る?」
ほむら「いいんですか?…じゃ、お言葉に甘えます」
ほむら「そうですね…明日は土曜で休みだし――隣町に行ってみます」
マミ 「皆で行きましょう。あの場にいた以上、悪影響がないとも言えないし…」
ほむら「そうですね…それにしてもこういう時、携帯の一つも持っててもらわないと不便ですね」
マミ 「うふふ、そうね」
ほむら「じゃ、まどかとさやかには私からメールしておきますね」
マミ 「お願いね。じゃ、お風呂に入ったら寝ましょうか。――先に入る?」
ほむら「いいんですか?…じゃ、お言葉に甘えます」
* * *
ほむら「さっぱりしました…次どうぞ」フキフキ
マミ 「ええ、そこにお布団敷いておいたから。先に寝ててもいいのよ?」
ほむら「ありがとうございます。でも、髪が乾くの結構時間かかるので」
マミ 「風邪をひかないようにしてね」トタトタ
マミ 「~♪」ヌギヌギ タユン ガチャ
マミ 「…!」
マミ 「暁美さん…結構抜け毛が多いのかしら…」
マミ 「長いから流れにくいだけよね…」
マミ 「…」ゾクッ
マミ 「まさか…ね」
ほむら「さっぱりしました…次どうぞ」フキフキ
マミ 「ええ、そこにお布団敷いておいたから。先に寝ててもいいのよ?」
ほむら「ありがとうございます。でも、髪が乾くの結構時間かかるので」
マミ 「風邪をひかないようにしてね」トタトタ
マミ 「~♪」ヌギヌギ タユン ガチャ
マミ 「…!」
マミ 「暁美さん…結構抜け毛が多いのかしら…」
マミ 「長いから流れにくいだけよね…」
マミ 「…」ゾクッ
マミ 「まさか…ね」
* * *
ほむら「おやすみなさい」
マミ 「おやすみなさい」パチン
ほむら「…」
マミ 「…」
ほむら「…マミさん」
マミ 「…どうしたの?」
ほむら「豆電球だけ…点けてもらってもいいですか」
マミ 「いいわよ。…暁美さん、意外に怖がりなのね」クスクス
ほむら「…///」
ほむら「おやすみなさい」
マミ 「おやすみなさい」パチン
ほむら「…」
マミ 「…」
ほむら「…マミさん」
マミ 「…どうしたの?」
ほむら「豆電球だけ…点けてもらってもいいですか」
マミ 「いいわよ。…暁美さん、意外に怖がりなのね」クスクス
ほむら「…///」
* * *
ほむら「スゥ・・・スゥ・・・」
マミ 「クー・・・クー・・・」
ヒタッ
ヒタッ
ヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタ
* * *
ほむら「スゥ・・・スゥ・・・」
マミ 「クー・・・クー・・・」
ヒタッ
ヒタッ
ヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタ
* * *
――――――翌朝 隣町――――――
まどか「さやかちゃん遅いなあ」
ほむら「もう…寝坊でもしたのかしら」
マミ 「メール、したのよね?」
ほむら「はい。了解♪って返ってきてました」
まどか「電話してみるね」
まどか「…」
まどか「出ない…」
ほむら「大方、慌てて走ってるから気付いてないのね」
マミ 「そうね。もう少し待って――っ!?」
シュタッ!
杏子 「はぁ…はぁ…」
ほむら「杏子!?」
マミ 「佐倉さん!」
まどか「さやかちゃん遅いなあ」
ほむら「もう…寝坊でもしたのかしら」
マミ 「メール、したのよね?」
ほむら「はい。了解♪って返ってきてました」
まどか「電話してみるね」
まどか「…」
まどか「出ない…」
ほむら「大方、慌てて走ってるから気付いてないのね」
マミ 「そうね。もう少し待って――っ!?」
シュタッ!
杏子 「はぁ…はぁ…」
ほむら「杏子!?」
マミ 「佐倉さん!」
杏子 「――っ!」ビクッ
まどか「どうしたの?こんなとこで変身なんかして…」
杏子 「…」キョロキョロ
杏子 「…ふう」ヘンシンカイジョ
ほむら「――使い魔でもいたの?何かと戦ってたようだけど…」
マミ 「特にソウルジェムの反応はないけど…」
杏子 「いや、それがさ――何か、変なのがいて」
ほむら「…っ」
マミ 「変な、のって――?」
杏子 「それが、判んないのさ。ソウルジェムには、かすかに反応するんだけど」
杏子 「魔女とも使い魔とも、何か違うんだよな…」
まどか「どうしたの?こんなとこで変身なんかして…」
杏子 「…」キョロキョロ
杏子 「…ふう」ヘンシンカイジョ
ほむら「――使い魔でもいたの?何かと戦ってたようだけど…」
マミ 「特にソウルジェムの反応はないけど…」
杏子 「いや、それがさ――何か、変なのがいて」
ほむら「…っ」
マミ 「変な、のって――?」
杏子 「それが、判んないのさ。ソウルジェムには、かすかに反応するんだけど」
杏子 「魔女とも使い魔とも、何か違うんだよな…」
ほむら「ちょうど良かったわ。あなたに会いに来たの」
杏子 「ああ、そういや雁首揃えてどうしたんだ?こんなとこまで…って、さやかはハブ?」
マミ 「もちろん一緒よ。ちょっと遅れてるようだけど…」
杏子 「ふーん。で、何の用さ?」
ほむら「ここじゃ何だから、そこのMammy'sに入りましょう。さやかにはメールしとくわ」
杏子 「え、あたし金ねーぞ。おごってくれんのかい?」
ほむら「…場合によっては」
杏子 「よっしゃ!」
杏子 「ああ、そういや雁首揃えてどうしたんだ?こんなとこまで…って、さやかはハブ?」
マミ 「もちろん一緒よ。ちょっと遅れてるようだけど…」
杏子 「ふーん。で、何の用さ?」
ほむら「ここじゃ何だから、そこのMammy'sに入りましょう。さやかにはメールしとくわ」
杏子 「え、あたし金ねーぞ。おごってくれんのかい?」
ほむら「…場合によっては」
杏子 「よっしゃ!」
_ マ ──v--─‐ァ____
,...':::::::::::`──`ニ=----<二::::::::::::::::::::::::フ
∨::::::::::::; -. ': : : : : : : : : : : : `. .‐ 、::::::::く
/::::::;. ': : : : ,─: : : : ; 、: : : - 、: : `ヽ、:ハ
{::/: : : / i: : : : :/ \ : : : |: :ヽ、: : ヽ:!
V: : : :Y: : : :!,斗十 ヽ--x: : : :}: : : :ハ
./: : : :八: : 人: :/ ヽ ハ : /: : : : ム
{ : 、 : : ト :{ V ' V ヽ: : :}: :i
!:人: : :! ● ● }: :,、 :,
.V ト、 { ムイ マ/
ヽ!、ゝヽ .i ,イ'
iゝ._ヘ △ ハ |
,: : : : ゝ、 イ : : {
/ : : : : : : ≧ --- ----≦: : : : : : :ヽ
/ : : : /: : : : :/!/ >.,-x<//!ヽ: : : : : : : : ム
,/: : : : ,: : : : : {ヽ.!//>-</,! ヘ: : : : : : : : : ハ
/: : : : :, : : : : : i !// ̄Y ̄/イ .i: : : : : : : : : ム
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