元スレ紅莉栖「今年の夏も岡部に会える♪」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
151 = 1 :
フェイリス「おはようニャンニャーン!」
紅莉栖「あ、おはよう。朝から元気そうね。ふわ~ぁ」
フェイリス「そういうクーニャンは眠そうだニャ」
紅莉栖「うん、ちょっと寝るのが遅くなっちゃって」
フェイリス「ニャニャ?そのネックレス、昨日まではしてなかったニャ。もしかしてー?」
紅莉栖「・・・気付くのが早いわね。昨日、もらったの」
フェイリス「ニャ、ニャんだってー!oh my cat! 嬉しくて眠れなかったのニャ?」
紅莉栖「・・・うん(何今の)」
フェイリス「へぇー、三日月のモチーフ、すごく似合ってるニャ」
紅莉栖「そう?ありがと。一生大事にしなきゃ」
フェイリス(ま、アドバイスをしたのはフェイリス達なんだけどニャ。選んだのは凶真ニャけど)
153 = 1 :
天王寺「お、岡部。元に戻ったのか」
岡部「ええ、おかげさまで」
天王寺「そうか、だから綯の元気が急に無くなったのか」
岡部「ああ、さっき会いましたよ。何かあったんですか」
天王寺「もう少しで俺はお前を半殺しの目に会わせる所だったぜ」
岡部「は?何故!?」
天王寺「だが今の俺は鈴羽ちゃんのおかげで気分が良いから特別に免じてやる。命拾いしたな、岡部」
ニヤリ、と冷たい笑いを浮かべ、天王寺は店内へと消えていった。
岡部「何?何なの?天王寺家に何があった?」
鈴羽(よく紅莉栖さんオトせたなぁこの人・・・)
萌郁「あら岡部君おはよう。もう元に戻っちゃったのね。つまんないの」
154 = 1 :
快晴。7月の東京にしては過ごしやすい気温。
駅からラボへと向かう足取りは自然と軽やかになる。
紅莉栖「♪~ ん?」
道中に立ち並ぶショップのうちの1軒に小さな人だかりができていた。
隙間から店内をヒョイと覗いてみると、大きな機材を抱えた男性が数人、何かを話し合っている。
紅莉栖「ああ、取材かなんか」
秋葉原でテレビ取材のシーンを見ることはそう珍しいことではない。過去に2回目撃した。
アメリカ育ちの彼女には野次馬精神というものは備わっていない。
取材される側の経験も少なくないので、テレビカメラにもの珍しさも感じない。興味も無いので早々にその場を後にした。
紅莉栖「あ、でもメールしとこ」
155 = 27 :
>>152
ID凄いなお前
156 = 1 :
受信メール
7/26 11:57
件名:もうすぐ着くよ
本文
今ラボに向かってる途中。
なんかテレビ取材?みたいなのやってた。
日本人って野次馬になるの好きよね。
受信メール
7/26 11:59
件名:ニュースなのだZE
本文
とらのあなにいたらテレビの取材が来た件について
多分僕も映ったと思われ。あぁん、恥ずかしいお///
岡部「お、ニアミス」
157 = 1 :
紅莉栖「さて今日はどこに連れてってくれるのかしら」
階段を上がりながら、つい色々な想像をしてしまう。
いかんいかん、ニヤけてるぞ。私。
ドアノブに手をかける。鍵は開いていた。
紅莉栖「ほんっと無用心ね」
一人の靴しかない事を確認しつつ、中へと進む。
紅莉栖「来たぞー」
岡部「よう」
紅莉栖「あっ・・・」
岡部「待たせたな。岡部倫太郎、19歳だ」
158 = 1 :
岡部「見ての通り、完全復活を遂げた! さあ、この胸に飛び込んで来るがいい!」
一呼吸の沈黙。大げさに開かれた両腕の間に、紅莉栖は俯きながらも飛びついてきた。
岡部「ぉおっ!本当にきた!」
紅莉栖「・・・会いたかった。すごく、会いたかった。この姿に」
岡部「おっと、また泣くか?泣き虫少女め」
胸にうずめた顔を上げ、涙の浮かんだ瞳で岡部を見上げる。
紅莉栖「・・・我慢した」
岡部「したといえるのかそれは。まあいい」
頭をワシワシと撫でる。
紅莉栖「・・・やっぱ、この方がいい。下から見上げた時の顔、素敵だから」
岡部「下から見るお前も悪くなかったが、やはりその上目遣いがいい」
数秒の沈黙。見詰め合ったまま、二人はフフッと笑う。
紅莉栖「おかえり、倫くん」
岡部「おかえり、紅莉栖」
160 :
支援させていただく
161 = 1 :
仲良く、ソファーに寄り添う。
紅莉栖「うん、やっぱりこれ。落ち着く」
岡部「昨日まではあんなにかわいいかわいいと連呼していたのにな」
紅莉栖「う」
岡部「まるで犬か猫を可愛がるかのようにな」
紅莉栖「ああ、そうかも。恋愛感情とは違う」
岡部「まあ、今回の出来事もそのうちいい思い出になるだろう」
紅莉栖「うん、いい夢見させてもらった」
岡部「夢?」
紅莉栖「その・・・倫くんとの、子供?みたいな妄想を、ですね、少しばかり」///
岡部「そんな事まで考えていたのか。だが俺は娘がいい」
紅莉栖「そればかりは・・・コウノトリの気まぐれね」
岡部「野菜をたくさん食べるといいかもしれない」
紅莉栖「野菜?」
162 = 1 :
紅莉栖「で、今日はどこに?」
岡部「うーむ、そうだ、花火を見に行かないか」
紅莉栖「花火!」
子供のように目が輝く。
岡部「今日、柴又公園で打ち上げ大会があってな。ちょっと遠いが電車で行こう」
紅莉栖「ちょっとちょっと何それ!超ロマンチックじゃないの!絶対行く!」
岡部「おおう、食いつきが凄い」
紅莉栖「だって、花火なんて小学生の時に見・・・で、何時から?」
岡部「6時半だ。そうだな、5時にラボに集合にしよう」
紅莉栖「集合って、どこか出かけるの?」
岡部「実家にちょっと用があってな。3時頃に一度帰るつもりだ。お前はここでゆっくりしていてくれ」
164 = 1 :
岡部「おっと、3時を過ぎてた。一度帰る」
慌てて身支度をする。
岡部「お前といるとつい時間を忘れるな。それじゃ、また後で会おう」
紅莉栖「うん、いってらっしゃい」
紅莉栖「花火、花火、花火、花火、花火、花火・・・」
止まらないニヤニヤ。
紅莉栖「花火、花火、はな・・・あっ」
先ほどまでのニヤニヤから一転、スタンバイ中だったパソコンを起動し、真剣な表情でキーワードを打ち込む。
紅莉栖「お願い、間に合って・・・!」
どこかに電話をかけ、通話の終了と同時にラボを飛び出していった。
166 = 1 :
都内、某マクドナルド。
”シネマ・アクター”は突然のテレビ取材を終え、お礼として受け取った封筒をしげしげと眺めていた。
「日本という国はクールだ。テレビスタッフの礼儀も素晴らしく、こんな封筒ですら美しい」
”謝礼 ”と書かれ、超結びの水引がプリントされた、ごく一般的な封筒。
「紅白は演技のいい色だとクリスが言っていたな。この紐の結び方にもきっと意味があるのだろう」
中身にはさほど興味はない。だが、この封筒は気に入った。帰国したら部屋に飾ろう。
るか「やっぱ混んでるね」
まゆり「あっ、あそこ空いてるよー」
るか(わっ、が、外人さんの隣・・・)
それに、日本のガールは総じてキュートだ。素晴らしい国だ、日本。
「ハーイ、キュートガールズ!」
まゆり「ハーイ♪」
るか(あ、あわわ・・・)
167 :
ググってみたが、柴又公園の花火大会ってホントに7月26日にやってんのなw
芸が細かいわ
169 = 165 :
他国の方々からして見れば水引もアートか
170 = 1 :
「君達はいくつだい?」←英語
まゆり「せぶんてぃーん!」
るか「ミ、ミートゥー(ま、まゆりちゃん・・・)」
「ほう、高校生か。名前を聞かせてもらっていいかい?」←英語
まゆり「あいあむまゆり・しいな。ぷりーずこーるみーまゆしぃ!トゥットゥルー♪」
るか「アイアム ルカ・ウルシバラ(・・・ナンパ?)」
「いい名前だ。最後に写真だけ撮らせてもらっていいかな?ツイッターに載せたいんだ」←英語
まゆり「写真をツイッターに載せたいんだって。るかくんはいい?」
るか「う、うん、いいけど(まゆりちゃん、ヒアリングすごい)」
まゆり「るかくん、ついに世界デビューだねー♪」
ツイートが投稿されました。
「よし、と。またいつかどこかで会えるといいな。グッバイ!to-to-loo!」←英語
【画像】
天使は存在するかどうかだって?日本のマクドナルドにいたよ。 マユスィー、ルカ。To-to-loo.
数秒前 iphoneから
171 = 60 :
ボスいいキャラだなー
172 :
ちょっとマックに行ってくる
173 :
ボスたろわろた
174 = 1 :
カラン、コロン。軽快な足音が秋葉原に響く。
ある者はその美しさに目を奪われ、またある者はテレビの撮影か何かかと辺りを見渡す。
昔から注目されることに慣れている紅莉栖は、周りの目など気にすることもなくラボへと足を運んでいた。
紅莉栖「よかった、間に合って。下駄なんて初めて履いたかも」
一足ごとにフワリ、フワリとポニーテールが揺れる。
紅莉栖「あら、ブラウン管工房、もう閉まってる。珍しいわね」
ラボのドアを開けると、見慣れたものではない2足の靴が並んでいた。
まゆり「わー、紅莉栖ちゃん、浴衣だー!」
ダル「お?どしたん?それ」
紅莉栖「レンタル。一式でも意外と安いのね」
175 = 63 :
↓紅莉栖の浴衣画像
176 = 1 :
↓俺からも
177 :
前作も前々作も読みました!
面白いですね!
178 = 1 :
紅莉栖「それにしても変わった組み合わせね。二人でどこか行ってたの?」
まゆり「ううん、るかくんとお出かけしてて、この後バイトだから寄っただけなのです」
ダル「僕は買い物帰り。もすこししたら帰るお」
紅莉栖「そう、私もあとで出かける」
ダル「うん、見たらわかる。どうせデートっしょ?」
まゆり「今日って花火大会があったよねー?行くの?」
紅莉栖「うん、誘われたの」
ダル「さすがオカリン、牧瀬氏にメロメロだお」
まゆり「ほんとだねー。紅莉栖ちゃんのこと大好きだもんねー」
紅莉栖「え、いや、そんなでもないわよ。普通に『見に行かないか』って誘われただけだし」
まゆり「実はね、2週間くらい前からずっとどこに行こうかって考えてたんだよー」
ダル「ま、牧瀬氏の前じゃあんな姿見せられん罠。話しちゃうけどwwwwwwwwwwww」
179 = 1 :
2/3を消化したところで、9時くらいまで離脱。
今日は落ちそうな予感。落ちたらまた立てよう。
180 = 132 :
181 = 63 :
マグマ吹き出しながら保守スレばいいんですねわかります
182 = 1 :
>>180
よくやった
ノシ
183 :
マグマの多いスレだな
184 = 68 :
地面か… フンッ!
うわ、なんだこれ!熱っ! マグマ!?マグマだ!
185 = 60 :
>>180
よくやった
>>183
たぶん何度も言われたと思うけどIDちょっとすごいな
189 :
トットゥルー☆ゅなのです
190 = 132 :
ほすほす
191 = 167 :
>>180
これがデレデレとか世界がヤバイ
192 = 152 :
ほ
194 = 167 :
そ
196 = 177 :
り
197 :
あ、この人か!この人のオカクリ幸せで大好きなんだよね。
おかまゆは>>1しぃで、おかすずはメールで告白しちゃうの人
とゆーわけで保守
199 = 152 :
ダルクリなんて無かった
みんなの評価 : ★★
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