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    元スレ紅莉栖「今年の夏も岡部に会える♪」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
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    101 = 1 :

    まゆり「ちなみにこのオカリンの姿はね、昔のオカリンの姿そのものなんだよー」

    おかべ「たしかに。われながらなつかしいかおだ」

    紅莉栖(カワユス・・・テラカワユス・・・)///

    ダル(オカリンェ・・・時の流れは残酷だお)

    るか(はわわ・・・岡部さんの子供時代・・・)///

    フェイリス(クーニャンの目がハートマークだニャ)

    萌郁(綺麗な岡部君)

    鈴羽(二人に男の子ができてたら、こんな感じだったのかなぁ)


    一同「・・・」ジーッ

    おかべ「おまえら、ひとのかおをみるときはもうすこしえんりょしろ」

    102 = 1 :

    まゆり「まあ、それはさておき」

    おかべ「えっ、いがいとあっさり」

    まゆり「今日は、紅莉栖ちゃんのお誕生日なのです!」

    一同「おめでとー!やんや、やんやー!」

    まゆり「それでは、一言コメントをどうぞー!」

    紅莉栖「あ、うん、私も今日で19歳。まさか日本で誕生日を迎えるなんて思いもしなかった」

    紅莉栖「でも、こうやってたくさんの人に祝ってもらえるなんて、凄く・・・その・・・」

    一同「?」

    紅莉栖「・・・」じわ

    まゆり「わわー!紅莉栖ちゃん、泣いちゃダメだよー!せっかくのお祝いなんだからー」

    紅莉栖「あ・・・ごめん。つい・・・。みんな、ありがとう!」


    おかべ(くりすが、19かいめのたんじょうびをむかえることができた、か・・・)

    るか(岡部さん、すごく嬉しそう)

    104 = 1 :

    まゆり「第1回、紅莉栖ちゃんお誕生日パーティー!」

    ダル「その『第何回~』っての、まだ増えるん?」

    まゆり「皆、プレゼントは用意してきたよねー?まずはまゆしぃからでーす。はい」

    紅莉栖「あ、かわいい。携帯ストラップ?」

    まゆり「うん!ピンク色のうーぱはねー、恋愛運上昇なんだよー」

    るか「じゃ、じゃあ次はボクからです。お気に召してもらえるといいんですが・・・」

    紅莉栖「オルゴール付きのメッセージカードね。素敵。るかさんらしいわ」

    萌郁「次は私。はい」

    紅莉栖「・・・カップ焼きそば?箱で?」

    萌郁「カップ焼きそばUMA。おいしいのよ、これ」


    おかべ(あれ?なんかみたおぼえが)

    106 = 1 :

    フェイリス「フェイリスからはこれを送るニャ」

    紅莉栖「わぁ、ハート型のコーヒーカップ」

    フェイリス「ペアだニャ。もう一つのカップはもちろん・・・」

    紅莉栖「・・・うん、ありがとう」

    ダル「無類のカップ麺好きの牧瀬氏にはこれを送るお」


    http://www.koncent.jp/?pid=17183954


    紅莉栖「wwwwwwwwwww」

    ダル「偶然にも桐生氏のプレゼントとセットで使えるのだぜ」

    鈴羽「ごめーん、私何も用意してなかった」

    紅莉栖「うん、なんかそんな気がしてた」

    107 = 1 :

    ダル「さて、残すは本命のショタリンなわけだが」

    おかべ「ショタリンいうな」

    まゆり「何を用意したのかなー?」

    おかべ「フッ・・・おれからのプレゼントは・・・」

    バッ!

    おかべ「フゥーハハハ!おかべりんたろう、このおれじしんだ!」


    ダル「うわぁ」

    萌郁「うわぁ」

    フェイリス「うわぁ」

    鈴羽「うわぁ」

    まゆり「うわー」


    おかべ「やめて そんなめでみないで はずかしい」

    紅莉栖(いや、私はそれでもいいけど・・・)

    るか(いいなぁ・・・)

    108 = 1 :

    8つの焼きそばの湯切り口から放たれる熱湯!そのすべてを排水溝は一滴たらず飲み干す!
    その量、およそ3リットル!

    湯気!圧倒的湯気・・・ッ!


    まゆり「いただきまーす♪」

    テーブルに並ぶ8つの焼きそば!
    そして、中央に聳え立つは山の如し唐揚げ!

    高カロリー!圧倒的高カロリー・・・ッ!


    おかべ「なんだ・・・このパーティーは・・・ッ!」

    ダル「牧瀬氏、いいのかお?せっかくのプレゼントを皆で食べちゃって」

    紅莉栖「持って帰れないし、一人じゃ食べきれないからラボに提供するわ。もちろん私が優先的に食べるけど」

    萌郁「気に入ってもらえてなによりだわ」

    おかべ「しょくりょうていきょう、かんしゃする」

    110 = 1 :

    皆が賑やかに談笑する中、鈴羽の服をチョイチョイと引っ張り、小声で話しかける。

    鈴羽「ん?何?」

    おかべ「みらいガジェット192ごう、あしたのあさにはなおっているか?」

    鈴羽「うん、直ってると思う。なんで?」

    おかべ「できれば、あさいちですがたをもどしたい。くりすがラボにくるまえに」

    鈴羽「オッケー。今日は一旦戻って、明日の朝もう一回来るよ」

    おかべ「すまないな、たのむ。・・・っておれがあやまるりゆうはなにひとつないのだな」


    フェイリス「ンニャー?そこのお二人さん、なんの話かニャー?」

    おかべ「なんでもない。こっちのはなしだ」

    萌郁「あらあら、彼女の前で他の娘とイチャイチャするなんて。紅莉栖ちゃんを悲しませちゃだめよ?」

    紅莉栖「へ?何が?」

    萌郁「あら、平気なのね。やきもち妬かせようと思ったのに」

    おかべ「・・・おまえはもういちど、むかしのせいかくにもどったほうがよさそうだな」


    111 = 1 :

    まゆり「それじゃまゆしぃ達は帰るのです。トゥットゥルー♪」

    フェイリス「お二人とも、ごゆっくりニャー」

    ダル「このあと皆暇かお?カラオケとかいかね?」

    まゆり「おー、いいねー。フェリスちゃん歌上手なんだよー」

    ダル「それはぜひ蝿帳させていただきたく存じます!鈴羽も行こうず」

    鈴羽「私も?いいけど」

    まゆり「オカリンと紅莉栖ちゃんも今度一緒に行こうねー」

    おかべ「かんがえておく」

    紅莉栖「うふふ、いってらっしゃい」


    当人不在の2次会へと向かう一行を見送ると、溜息を吐きつつソファーにドッカリと座った。

    おかべ「はあ、つかれた。もう8じか」

    紅莉栖「お疲れ様。体力無いわね」

    おかべ「むかしのおれはこんなにつかれやすいたいしつだっただろうか」

    112 :

    お、続きだ
    見逃してたのかと思ってたぜ

    114 = 1 :

    紅莉栖「はい、コーヒー」

    おかべ「おお、サン・・・ハートがたのカップ?」

    紅莉栖「フェイリスさんからのプレゼントよ。見てなかったの?」

    おかべ「ほう、こんなものがあるのか」

    紅莉栖「ペアでくれたの。大事にしなきゃ」

    おかべ「あいつはああみえてきがきくやつだからな」

    紅莉栖「・・・」

    おかべ「・・・」

    紅莉栖「・・・」

    おかべ「・・・」

    紅莉栖「あの」

    おかべ「あの」

    115 = 1 :

    紅莉栖「な、なに?」

    おかべ「いや、おまえからでいい」

    紅莉栖「・・・”プレゼントは俺自身”って・・・どう捉えるべき?」

    おかべ「ん?・・・ああ、そのままのいみだ」

    紅莉栖「・・・」///

    一瞬のタイムラグの後、耳まで赤くなる。

    その姿は大変愛しく、


    おかべ「・・・ぶふっ」


    大変おかしかった。


    おかべ「なーにをそうぞうしているのだ。HENTAI」

    紅莉栖「う、うるさい!何も想像してないわよ!」///

    116 = 1 :

    おかべ「あのことばは、とっさにでたことばだ。とくにいみはない」

    紅莉栖「咄嗟に、ってことは、何も用意してなかったってこと?」

    『(´・ω・`)』の如くションボリする。


    こいつをからかうのは楽しい。

    もう少し反応を楽しもうかとも思ったが、その悲しげな表情に心が痛んだ。

    人を悲しませるのは趣味ではない。


    おかべ「じょうだんだ。ちょっとまっていろ」

    研究室の奥深くから、綺麗にラッピングされた小さな箱を取り出す。


    おかべ「プレゼントはおれじしんだといったな。あれはうそだ」

    紅莉栖「・・・何が始まるんです?」

    おかべ「開けてみろ」

    117 = 10 :

    うん

    118 :

    ショタリンだいしゅきホールドセックスするのかと思いきや

    119 = 1 :

    紅莉栖「・・・ネックレス・・・」

    おかべ「・・・あまり、こうかなものではないが」

    恥ずかしい。俺は紅莉栖から目を逸らした。


    三日月をモチーフにしたペンダントに、ハートを象った小さなチャーム。

    刻印された"Artemis"の文字。

    おかべ「アルテミス、じゅんけつをつかさどる、つきのめがみのなまえだ。おまえのイメージにぴったりだろう」

    ハートのチャームをよく見てみると、こちらにも小さく刻印が打たれていた。

    " for Chris From Rintaro "

    おかべ「それは・・・その、”えいえんのあい”、だ。ついかりょうきんでもじをいれてもらった。しょくにんわざだな」

    紅莉栖「・・・」

    おかべ「・・・きにいらなかったか?」

    紅莉栖「・・・やばい、私もう少しで嬉死しそうなんだけど・・・」

    おかべ「しぬとかやめて。だが、きにいってくれたようでよかった」


    おかべ(ラボメンガールズwithルカこ、アドバイスにかんしゃする)

    120 = 1 :

    そのころ、カラオケルーム・・・ッ!

    まゆり(オカリン、もう紅莉栖ちゃんに渡したかな?)

    るか(岡部さん、今頃はプレゼントを・・・)

    フェイリス(クーニャン、どんな反応を見せるかニャー)

    萌郁(紅莉栖ちゃん、今頃泣いてたりして。かーらーのー?)


    ダル「みんな、どしたん?心ここにあらずだお」




    鈴羽(困った・・・知ってる曲が無い・・・!)

    122 = 1 :

    紅莉栖「はー・・・」

    子供のような無邪気な笑顔で、ネックレスをまじまじと眺める。

    かれこれ、10分。

    おかべ「こどもかっ」

    紅莉栖「・・・誕生日プレゼントなんて貰ったの、10年ぶりかな」

    無邪気な笑顔から一転、フッと息を吐き、バツが悪そうな苦笑いを見せて肩をすくめた。

    紅莉栖「パパもママも忙しそうで、こうやって祝ってもらったことなんて一度も無かったかもしれない」

    おかべ「・・・さみしかったのか」

    紅莉栖「最初はそうだったけど、誕生日なんてこんなものだと思ってたから」

    おかべ「にほんにくれば、ラボメンのみんなはいつだっておまえをしゅくふくしてくれる」

    紅莉栖「うん・・・祝福されるって、嬉しいものなのね」

    おかべ「くりす・・・」

    紅莉栖「倫くん・・・」

    おかべ「・・・と、いいムードになったところで、おれ、こんなすがたなんだよな」

    紅莉栖「うん、さすがに・・・ね」

    123 = 105 :

    紅莉栖さんならきっとやってくれる

    125 = 1 :

    おかべ「たいざいきかんは2しゅうかんだったな」

    紅莉栖「うん、来月の6日くらいまでかな」

    おかべ「みじかいな。あっというまにそのひがきそうだ」

    紅莉栖「そのかわり、冬は1ヶ月近く来れるから安心して」

    おかべ「そうか。たのしみにしているぞ」

    紅莉栖「誕生日、12月14日よね?一緒に祝えたらいいな」

    おかべ「ああ、そうしたい」

    紅莉栖「まだ日程は決まってないから、決まったら連絡するから」

    おかべ「うむ。しかしやすみのおおいしょくばだな」

    紅莉栖「日本が少なすぎるのよ」

    おかべ「そうなのか?アメリカでは1かげつのやすみとかふつうなのか?」

    紅莉栖「祝日とかは日本より全然少ないけど、言えば休暇になる、みたいな感じ」

    おかべ「じゆうのくにだな」

    126 :

    よく考えたらダルハーレムじゃね?

    127 = 1 :

    おかべ「コミマにはきょうみはあるか?」

    紅莉栖「コミマって、有明の?うーん、無くはない」

    おかべ「ほう?かつてのせかいせんではあんなにノリノリでBLをなんじゅっさつもかいあさっていたというのに」

    紅莉栖「ちょ、おま!!何よそれ!?」

    おかべ「こうしゅうのめんぜんであんなあられもないなコスプレもして・・・」

    紅莉栖「ぎゃー!」///

    おかべ「あげくのはてには『こんなすがたをみせるの、あんただけなんだからね・・・///』などとのたまい・・・」

    紅莉栖「やめてー!嘘よね!?それは嘘よね!?」

    おかべ「ああ、ぜんぶうそだ」

    ガスッ ガスッ ガスッ

    おかべ「やめてくださいしんでしまいます」

    紅莉栖「氏ね!死ねじゃなくて氏ね!」

    おかべ「だがじっさい、おまえのコスプレをみたいといったら、どうする?」

    紅莉栖「・・・考えとく」///

    128 :

    いいSSだ

    129 = 1 :

    紅莉栖「あ、もう11時・・・」

    おかべ「そろそろかえるのか」

    紅莉栖「うん、早いなぁ」

    おかべ「まったくだ。あしたもこれるな?」

    紅莉栖「もちろん。何時に来ればいい?」

    おかべ「しょうごあたりにくるといい。どこかでかけよう」

    紅莉栖「デート?」

    おかべ「う、うむ、そうだ、ばしょはかんがえておこう」

    紅莉栖「うん、楽しみにしとく」

    おかべ「それじゃあな。きをつけてかえれよ」

    紅莉栖「あ、そうだ」

    ポケットに大事にしまいこんでいたネックレスを取り出す。

    紅莉栖「これ・・・付けてくれる?」

    131 = 1 :

    ネックレスを手に、紅莉栖の首に手を回す。

    今の俺は腕が短い。首の後ろまで手を伸ばしたら、紅莉栖との距離は幾許もない。

    おかべ(ふおお・・・なんというリアじゅうイベント・・・!)

    紅莉栖の大きく透き通った瞳に見つめられる。

    恥ずかしさのあまり目を背けたかったが、あまりの美しさ故、視線を外すのが勿体無かった。

    そのせいでうまくネックレスがはまらない。

    おかべ「くっ、どこだ、これか、ちがう。ここか・・・あれ?なぜだ」


    チュッ。

    おかべ「!?」

    紅莉栖「・・・遅いから」


    それが合図だったかのように、ネックレスは一本の輪となる。

    紅莉栖「サイズもピッタリ。・・・本当に嬉しい。宝物にするから」

    首にかけられたネックレスに優しく手を当て、潤んだアクアマリンの瞳を瞬かせて優しく微笑んだ。

    紅莉栖「それじゃ、おやすみなさい」

    132 :

    ふう・・・おっついた

    133 = 1 :

    「うーん・・・おはよう、セイラ」

    ”彼は有名なシネマ・アクターだ”

    そう紹介されれば、十中八九信じるであろう、端正な顔立ちと風格。


    男は愛する者に挨拶をすませ、部屋のブラインドを開ける。

    「悪くない天気だ」


    軽めの朝食をすませ、世界の天気予報へとチャンネルを変える。

    「ふむ、ついている」

    スーツケースの中身を再三確認し、愛用のサングラスをかける。

    「セイラ、少しの間家をあけるが、いい子にしているんだぞ」




    ―――12時間後―――




    「ハッハー!俺まで日本に来てしまったぜ!」

    134 = 105 :

    まさかのボスが日本デビュー・・・だと・・・?

    135 = 132 :

    ボスが来日してしまった・・・

    136 = 1 :

    「えーと、アキハバラは・・・と」

    スマートフォンに表示された乗り換え案内に従い、目的地へと向かう。


    「ほう・・・ここがアキハバラか・・・噂通りだ。リンタローはこの近くに住んでいるのだろう」


    画面に表示されたマップを頼りに、アキハバラを歩く長身のシネマ・アクター。

    「まずは私用を済ませてしまおう。道はこっちで合っているのか?」


    ほどなくして、目的地は見つかった。

    「ふむ・・・ネットで見た通りの看板だ。読めないが」

    笑みがこぼれそうになるのを抑え、店内へと向かおうとした矢先、何者かに呼び止められた。


    「エクスキューズミー、テレビの取材なんですが、お時間よろしいでしょうか」←英語

    「ん?」


    15分後、

    その店の前を紅莉栖が通ったが、己の上司がそこにいる事など気づく由もなかった。

    なにしろ、彼女も知らなかったのだから。

    137 = 1 :

    鈴羽「おっはよーさーん」

    9時、例の如く鍵の閉まっていないラボに元気な声が響いた。

    おかべ「んが・・・なんだ、おまえか」

    鈴羽「ちょっとちょっとー、早いうちに来てっていったのオカリンおじさんじゃんかー」

    おかべ「このからだにカフェインはききすぎるようでな、5じまでねむれなかった」

    鈴羽「やれやれ、たった一杯で夜も眠れず、だね」

    おかべ「ペリーらいこうか。ほかにもりゆうはあるがな」

    鈴羽「どしたの?」

    おかべ「ないしょだ」

    鈴羽「何それー。気になる言い方するなぁ」

    おかべ「で、もってきたか」

    鈴羽「へっへーん。ふっかーつ!」

    おかべ「おお、でかした。 いや、おまえをほめるりゆうはなにひとつない」

    鈴羽「つれないなぁ」

    139 = 1 :

    おかべ「さて、さっそく・・・」

    鈴羽「ちょ、ちょっと!なんでいきなり服脱いでんの?頭おかしくなった?」

    おかべ「なんでって、からだはもどっても、ふくはそのままなのだぞ」

    鈴羽「あ、なるほどね。私の前でいきなり脱ぎだすから何事かと思ったよ」

    おかべ「・・・それもそうだな。あたまがはたらいてなかった」


    シャワールームに本来の服と未来ガジェット192号を持ち込む。

    おかべ「のぞくなよ」

    鈴羽「おじさんの体なんて興味ないよーだ」

    おかべ「おないどしだといっておろうが!いや、いまはおまえより10さいとししただ!」

    鈴羽「にっひっひー、いいから早くやっちゃいなよ」


    鈴羽(父さんの友人が私と同い年で、見た目は9歳。・・・なんだろうね、こりゃ)

    おかべ「なんだろう、すごくきんちょうする」

    140 = 1 :

    パンツ一丁。縛っていた紐を解く。

    ハラリ。

    生まれたままの姿で、右手にはライトのようなもの。

    おかべ「どうみてもへんしつしゃです。ほんとうにありがとうございました」


    ライトのようなもののスイッチに指をかける。

    おかべ「いざ!おかべりんたろうよ、かつてのからだをとりもどすのだ!」


    固く瞑った目を開く。見慣れた目線の高さ。見慣れた体。

    岡部「おお・・・」

    聞き慣れた声。

    岡部「戻った・・・」


    ガラッ

    岡部「戻った!戻ったぞ!」

    鈴羽「だーーーっ!!服着てよ!!」

    142 = 1 :

    岡部「ああ、懐かしきかなこの白衣」

    一昨日まで袖を通していた白衣が、こんなにも愛しいとは。


    ガラッ

    岡部「岡部倫太郎、今ここに復活!」

    鈴羽「おー、お帰り」

    岡部「名前欄が漢字!台詞も漢字!当たり前のことがこんなにもありがたいとは!」

    鈴羽「お、メタフィクション」

    岡部「視聴者の諸君、待たせたな!俺が岡部倫太郎”19歳”だ!フゥーハハハ!」

    鈴羽「心なしかスカイクラッドの観測者が聴こえてきた」

    岡部「あえてもう一度言おう!俺が岡部倫太郎”19歳”だ!フゥーハハハ!」

    鈴羽「0が過去で1が未来ー♪」

    岡部「この物語の行方は、この手の中にある!」

    鈴羽「収束をするー♪」

    岡部「そろそろ自重しよう」

    鈴羽「やりすぎはよくないね」

    143 = 1 :

    鈴羽「ところでさ、なんで朝早くから戻りたかったわけ?」

    岡部「出かけたい場所があってな」

    鈴羽「お、デートかい?」

    岡部「ああ、葛飾に行く」

    鈴羽「へぇ、なんでまた葛飾まで?」

    岡部「実はな・・・」

    PCを立ち上げ、とあるページを開く。


    鈴羽「へぇー、いいじゃん!私も行こ!」

    岡部「構わんが、完全別行動だぞ」

    鈴羽「わかってるわかってる。空気ぐらい読むって」

    岡部「そうだ、未来ガジェット、返しておく」

    鈴羽「ん、今度は壊さないように用心してプチプチで包んで持ってきたんだよ」

    岡部「25年経ってもその手法は健在なのか」

    144 = 128 :

    いきなりテンション高くなったなwww

    145 = 41 :

    人いるのか?

    146 = 60 :

    ここにいるぜ

    147 = 68 :

    パラレルワ~ルド

    148 = 132 :

    いるので続けやがれください

    149 = 1 :

    岡部「さて、久々にコンビニに行ってこよう」

    鈴羽「あ、私も行く」

    ビルを出てすぐ、ブラウン管工房に遊びに来ていた綯と会った。

    「あ」

    岡部「おう、久々だな」

    「もとにもどれたんですねよかったですね」

    岡部「なんだその棒読みとあからさまにげんなりとした表情は」

    「べつになんでもないですどこかでかけるんですかいってらっしゃい」


    岡部「なんだあいつ?目のハイライトがなかったぞ」

    鈴羽「え、気づかないの?一昨日の綯さんのあの反応見たのに?」

    岡部「一昨日?ああ、なんかドギマギしてたが、なんか関係が?」

    鈴羽(鈍感なのこの人?)

    岡部「というかお前にとっては綯も『さん』なのか」

    150 :

    まぁ時間が時間だし


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