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    元スレ美也「にぃにー! あっさだよー!!」

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    301 = 235 :

    ぷーにぷに

    303 = 286 :

    七咲「私が落ち込んだ時は、先輩はいつだって慰めてくれて…
       困った時は、何時だって先輩は助けてくれていました…」

    七咲「でも……でも、これは……私にはどうしたらいいのか……まったくわからないです…」

    「……七咲、ごめん。もうちょっとわかるようにいってくれないか…?」

    七咲「……先輩。先輩は、私のことをなんだってしってますよね…だって私は先輩に
       なんだって見せてきました……その分、私も──色々と得ることもできましたし…」

    (──なんだって見せてきた…!? お、おい…記憶がない時の僕!
       いったい七咲のなにを見てきたんだ!)

    七咲「ですから……先輩と会話をしてる時はいつだって楽しくて…
       私の全てを知ってる人と会話するのって、こんなにも楽しいのかって…思ってました…」

    七咲「……でも、でも…先輩。正直に言いたいことがあったら、言ってください」

    「え……?」

    七咲「こんな私は──こんな先輩に頼りっきりな私は……もう、今後先輩に…」

    七咲「話し、かけないほうがいいでしょうか……?」

    304 = 282 :

    立ち上がれ

    305 :

    気高く舞え

    306 = 286 :

    「なに、言ってるんだよ……七咲。あはは、話しかけない方がいいって?」

    七咲「………──『貴方は依存している』…」

    「え、どうしたの七咲。急に…?」

    七咲「……『他人というものに依存し、自分の弱い部分を強いと勘違いする』…」

    「な、七咲…それって落書きの…?」

    七咲「『お前はなんだって一人じゃできない』『憧れの人というカテゴリで自分を誤魔化す』
       『好きな人がいることを知ってながら知らないふり』『好きだと言わなず飼いならす』」

    「…………」

    七咲「『努力も知らず他人任せ』『見えないものにただ怖がる』『強がるだけでなにもしない』……」

    「七咲……それは…」

    七咲「『なにひとつ、お前は手に入れてない。自らの手で手に入れてない。
        お前はいつも他人に任せ、恋路も誤魔化し、邪魔をし、全てを見ないふりをする』」

    七咲「──これで、全部です。せんぱい……これが描かれていた落書きの内容です…」

    307 = 262 :

    エグすぎワロエナイ

    308 = 272 :

    「お前塩素臭すぎワロタwwwって橘純一が言っていた」って書いた方がダメージ与えられるだろ

    309 :

    むしろ喜ぶ

    310 = 286 :

    「……なん、でそんなことを……」

    七咲「──あはは、なんで、でしょうね……でも、でも…これも全部、その通りなんですよ…先輩」

    「七咲……」

    七咲「書かれていた落書き……全部、私はわかっていたことなんです…」

    「で、でも……!そんなのただの落書きだろ……っ!?気にする事なんか……!」

    七咲「……はい、そうなんですけど……そう、思いたいんですけど……
       やっぱり、私にはもう……──…無理みたいです」すっ

    「な、七咲…? ど、どこいくんだよ…?」

    七咲「──…とりあえず、もう先輩に近づくことを止めようと思います」

    「え…?ど、どうして…!」

    七咲「いえ──…私も、ここまで色々と馬鹿なことをしてきたなって思ってたんです。
       落書きに気付かされたなんて…ちょっとくやしいですけどね」

    「七咲、何を言ってるんだよ…本当に…!」

    七咲「先輩──橘先輩、今まで馬鹿な私に付き合ってくれて……その、ありがとうございました…!」だっだっだ…

    「七咲!おい、待てってば!」

    311 = 286 :

    「な、七咲…ッ! だ、だめだよ戻ってきて!」

    (だめだ──…っ! 今の七咲に、何を言ってもダメな気がする…!
       でも、でも──ここで七咲と分かれてしまっていいのか…!?)

    (なにか──なにかないのか!? 七咲を止める、七咲と会話できるものは…!
       考えろ、考えろ橘 純一…ッ)

    ニャー

    「……ッ!!」

    (──そうだ、わかってきた!!さっきから出てきている……このもやもや!
       これって……七咲と、ぷーを同時に見たからじゃないのか!?)

    (今だってそう──今この瞬間も、走り去っていく七咲とぷーを見ていると
       最高潮にもやもやが出てきてる…!!──……ものは、ものはためしだ……!!)

    (僕の、全ての力を使って……この場をどうにかするんだ!
       七咲と離れ離れになるなんて……僕は嫌なんだっ!!)

    「──わぉおおおおおおおおおん!!」

    ニャッ!?

    312 = 272 :

    おいwww

    313 = 282 :

    にゃ

    314 :

    もうやだこの主人公…でもやっぱり好きっ!

    315 = 298 :

    純一が……来た……

    316 = 286 :

    「わんわんわん!!」ばたばた!!

    ニャー!? ニャニャッ!! ばたばた!!

    (──無理だ、無理なんだぷー……今の僕はお前の天敵、犬だ!
       いくらお前のようなすばしっこい奴でも…)ばたばた!

    ニャァアアアア!! ばたばた…

    「へっへっへっへ……」じりじり…

    ニャァ…ニャァ… びくびく…

    (僕の本気の犬モードの前では……敵いはしない!)ばっ

    ニャッ!?

    「──つかまえ、」

    (─────fじゃおあじょじょあじょfjdそjふぁjそdjふぁおsjd)

    「──ッ──ッッ!!!ッ!!」びくん…

    317 = 262 :

    なにしてんの橘さんwwww

    318 = 168 :

    女の子はこういう人を好きになるのか…いや、彼女達も普通じゃないんだ…ないんだ…

    319 = 314 :

    もう脱帽しかないなんなんこの人(褒め言葉)

    320 = 286 :

    「き──きた……これだ───」

    ジザザ…! ザザ!

    『先輩!今日はどこにいきますか?』
    『そうだなぁ。ラーメン屋とかどう?』

    「そう、僕は七咲と───」

    ジジジ……ザザー…

    『…だめなんです。先輩…』
    『いいんだよ、七咲。無理をしなくて』

    「色んな事を話して───」

    ザザザ……ザザッ…

    『ありがとうございますっ!先輩っ!』
    『な、七咲…っ!なにもきて…っ』

    「僕は──知っている。七咲のことを全部」

    「…………」

    「────行かせるか。行かせるもんか、七咲…ッ!」

    321 = 249 :

    ああアイコンかなるほど

    322 = 286 :

    うんこごめん

    323 = 272 :

    >>322
    ガチで大丈夫か?、

    324 = 249 :

    そろそろお前の腹が心配になってきたわ

    325 = 286 :

    数分後

    七咲「はぁっ……はぁっ……」

    七咲「はぁっ──……これで、よかった…よかったんだ…」

    七咲「……先輩には、もう迷惑はかけれない…だって長い間、迷惑をかけつづけたんだから…」

    七咲「っ……え──なに……」ぽろぽろ…

    七咲「なん、で……泣いてるの、わたし…」ぽろ…

    七咲「ッ……!」ごしごし

    七咲「──大丈夫……なにも、なにも変わらないんだから…こうやってまた、一人で頑張れる…」

    七咲「頑張れるん、だから………」

    だっだっだっだ……

    七咲「……え、この足音は…?」くるっ

    七咲「───えっ!? せんぱい!?」

    「わん!わん!わぉーん!!七咲ぃー!!!」だだだだだ!!

    七咲「え、ちょ、なんで四足歩行でダッシュしてくるんですか……!?なんかこわいです!」だっ!

    326 = 272 :

    もう逮捕されるだろ

    327 = 262 :

    警察「ああ、橘さんか。大丈夫大丈夫」

    328 = 286 :

    「──えっ!? 何で逃げるの七咲!?」だだだだ!!

    七咲「に、逃げるにきまってるでしょう!? なんでそんな走り方で追いかけてくるんですか!!」だっだっだ!

    「だってコレの方が速いから……というか待て!ぷー!僕の耳を噛むんじゃない!」だだだだ!!

    ニャニャッ!

    七咲「──え、ぷー? な、なんで先輩の肩……というか背中の上に…!」だっだっだ!

    「いや、なんか捕まえた途端、急に懐いてきて……ちょ、いたい!やっぱ痛いから!」だだだだ!!

    七咲「そん、な──ぷーは私以外に慣れなることないのに……っ!」だっだっだ!

    「──ああ、そうか。七咲、ぷーの弱点は耳の裏だろ?」だだだだ!!

    七咲「えっ? なんでそれを……?確か先輩にも言ったことないのに……」だっだっだ!

    「やっぱりな。あ、七咲はたぶん言ってないと思うよ、たぶんね」だだだだ!!

    七咲「せ、先輩……? なにをいって──というか脚早い……!もう私の横に…っ」だっだっだ!

    329 = 278 :

    想像したら化け物でした

    330 = 286 :

    だだだだ!!
    だっだっだ!

    「──七咲。どうやらもう色々と立ち止まってくれなさそうだから……この状況で言うけどさ」

    七咲「ほ、本当になんでこの状況で…そんな表情を出来るんですか…っ?」

    「良いから聞くんだ七咲。僕は言いたい事ある」

    七咲「……はい、なんですか先輩……」

    「七咲──君は別に、弱くないよ」

    七咲「っ……なんですか、慰めにきたんですか……っ?
       でも、私はそれを先輩に───」

    「ああ、そうだろうね。僕に言われてもしょうがない……また、それは僕という存在に
       頼ってるって事になる……そんな感じだろ、七咲は」

    七咲「っ………」

    「だから七咲は──僕に何かを言われる前に、走って行った。
       僕は自分のことだから……よーくわかる。たぶん、あの時。僕は七咲を慰めてただろうね」

    七咲「じゃあ──なんで、追いかけてきたんですか……っ!
       わかってて、それでも私を追いかけてきて……!!」

    331 = 272 :

    四つ足で追いかけながら説教とかホラーかよ

    332 = 282 :

    ブリッジしながら走ってるのか

    333 = 286 :

    「それはね───好きだからだよ、七咲が」

    七咲「───……えっ…?」

    「僕は七咲が好きだから、追いかけてきた。悲しませたくないから、
       ……こんなことで、七咲が離れて行ってしまうのが嫌だから」

    七咲「せん、ぱい……くっ──でも、それじゃっ……!」

    「──でもね、七咲。これじゃダメなんだろ」

    七咲「えっ……?」

    「確かに僕は……七咲のことが好きだ。その声も、足も、眼も…
       そして時々見えているスカートの中の水着も……好きで好きでたまらない」

    七咲「っ……」ばっ

    「それに僕は七咲と──キスもした。あれって僕、初めてだったんだよ?」

    七咲「わ、わたしもです……よ…!」

    「そっか、これはもうけもんだね!」

    334 :

    「確かに僕は七咲が──好きだ。
       でも、これじゃ七咲はもっと……苦しむことになるんだろ?」

    七咲「…………」

    「僕が君を好きっていっても……これはまた、ドつぼにはまるだけ。
       好きだと言ってくれたからあの人と頑張れる、好きだから期待にこたえようとする……」

    「──でも、それが、七咲はとてつもなく嫌になったんだろ……?」

    七咲「…………」

    「前にプールで……一人で頑張ることに挫けた七咲はさ、僕に相談してくれたよね?
       それで七咲は、僕がいるから頑張れるって──あの時、言ってくれたんだと思ってるよ」

    七咲「……はい、その通りです……先輩…」

    「ありがとう、七咲。でも──君は落書きで気付いてしまった。
       そんな風に頼って頑張っても、自分は何も変わってはいない……」

    「七咲は以前までやっていた……一人で頑張ることを、僕っていうもので台無しにしてしまった──
       それに気付いて、七咲は僕から離れようとしたんじゃないのか?」

    七咲「…………」

    「自分が恐ろしく弱い人間じゃないかって……人の為にじゃないと頑張れない人間になってしまったんじゃないかって」

    335 :

    真剣な顔で肩に黒猫乗せて四足で全力で走って逃げる七咲と並走しながら説教してんのか

    336 = 282 :

    これはソエンからのお話になるのか?
    梨穂子がTVに出てたまではやったけどそれ以降は怖くてソエンルートやってない

    337 = 334 :

    七咲「先輩、そしたらなぜ……そこまでわかってて、私のことを追いかけてきたんですか…?」

    「──そうだね、もうこれは僕と七咲が離れないと、七咲が納得できなくなってしまってるよね。
       だからこうやって僕と七咲が会話してるのも、君には辛いはずだ」

    七咲「それだったら───…」

    「でもね、僕は知っているんだよ。七咲」

    七咲「えっ……?」

    「僕は知っているんだよ──君がどれだけ頑張れるかを。
       どんな困難でも、君は一人でも……みんなに頼ってでも頑張れるって事を」

    七咲「なにを、いってるんですか…先輩…?」

    「これは七咲を見てきた僕だから言えることだ。だから、僕を信じてくれる七咲なら、
       これが冗談で言ってるんじゃないってわかってくれると思う」

    「七咲──君は将来、たぶんだけど背泳ぎで県大会に出れるはずだ」

    七咲「なんですかそれ……?」

    「これは妄想じゃない。嘘でもないよ?──ただ、絶対にある世界なんだ。
       七咲はどんなことがあっても、なにがあっても……頑張れる強い子なんだよ!!」

    338 = 160 :

    七咲ペロペロ

    339 = 334 :

    グラウンド

    「自分を信じてくれ七咲! 僕はそんなくよくよした七咲は見たくない!!
       誰にだって負けない鋼のような心を持ってるって、僕は知っているんだから!!」

    七咲「──せん、ぱい……?」

    「七咲──七咲、僕は信じてる。この言葉がどこまで七咲が信じてくれるかわからないけど…」

    「それでも、僕は七咲が好きだから……大切に思ってるから、僕はこんな妄想みたいなことを言える」

    七咲「…………」

    「──頼ることは、苦痛じゃない。他人の為に頑張ることは、ダメじゃない。
       それを僕に証明してくれたのは…なんてたって……七咲じゃないか!」

    七咲「わたしは、そんなこと………」

    「いいや!!!!」すいっ!

    にゃっ!?

    「七咲、お前は絶対にそうなる!!僕の言葉を信じろ!!」だっだっだ!!

    七咲「せ、先輩…!?」

    340 = 334 :

    「僕は──そんな七咲は見たくない!
       知らないし、見たくもないし、信じたくもない!」だっだっだ!

    七咲「な、なにを郁夫みたいな訳の分からないこといってるんですか先輩……!」

    「良いから聞くんだ七咲!よーく耳をかっぽじってきくんだぞ!──すぅううう…」だっ…

    七咲「えっ───」

    「──ぼくはななさきのことがだいすきだぁあああああああああああああああああ!!!」

    七咲「」

    「ああああああああああ──……ふぅ、すっきりした」

    七咲「──な、ななななななにいってるんですか先輩…!? グラウンドの真ん中ですよ…!
       これ、絶対に校舎中にっ……!?」

    「──これで、もう大丈夫だろ。七咲」

    七咲「本当に、なにをいってるんですか貴方は……!」

    341 :

    さすが橘だぜ

    342 = 282 :

    この告白を他の女の子たちが聞いてるのか

    343 = 272 :

    誠さん並み

    344 = 249 :

    さすが橘さんだ、つきぬけてるぜ

    345 = 334 :

    「なにって七咲──もう、これできまってしまったじゃないか。
       みんなもう知ってしまった──それだったらもう、七咲は始めるしかないんだよ」

    「いまだに七咲が……他人の為に頑張ることが、自分でダメだって思うなら。
       ──もう周りから固めればいい、他人の為に頑張れる自分だって。そう作り上げればいい」

    七咲「せ、先輩……それってけっこう無茶なこと言ってるって…気付いてますよね」

    「無茶じゃないさ。僕の知ってる七咲ならね。
       ……でも、こうしなきゃ七咲は──絶対に始めようとはしないだろ?」

    「自分が強い人間だってことを、気付くことをさ」

    七咲「──もう、先輩が何を言ってるのか…ほとんど理解できてませんよ…わたし…」

    「そう? でも、大丈夫。僕は七咲のことわかってるからさ」

    七咲「……なんなんですか、先輩。ほんとうに……はぁー…」

    346 :

    すいっ!
    で思わず吹いてしまった

    紳士のぶっとんでる感、青のダイオー本人が書いてるんじゃないかと思えてきた。

    348 :

    >>140
    不意討ちワロタwwwwww

    支援

    349 = 334 :

    「……それで七咲、君は僕知ってる七咲になってくれる?」

    七咲「……その、誰に頼っても頑張れて。一人になっても頑張れる…私ですか?」

    「そうだよ! そんな七咲が僕は好きだ、だからそうなってほしいと思ってるよ」

    七咲「……無茶苦茶ですね、本当に言ってることが支離滅裂ですよ…」

    「わかってるさ。でも、僕はなってほしい」

    「逃げる七咲なんて、七咲じゃないじゃないか!」

    七咲「……はぁ。もう、なんていったらわからないですけど…」

    七咲「──わかりました、先輩。私…頑張ります」

    「ほんとに!?」

    七咲「ええ──もう、さっきまでの色々な感情が…もうどうでもよくなってきました。
       凄いですね先輩」

    「素直に褒め言葉として受取っておくよ!」

    七咲「はい、そうしてください……ん~!──そうですか、先輩って私のこと大好きだったんですね」

    350 :

    つーかグラウンドを四足歩行してたのかよ
    それこそ誰かに見られてたらヤバいだろ


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