元スレ美也「にぃにー! あっさだよー!!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
501 = 262 :
>>500
たまに見かけるけどこれはなんなんだ
502 = 479 :
絢辻「………?」
純一「……だろうね。こんなことを絢辻さんに言っても伝わらないんだろう、だってこれは別のことだ。
だから今は、絢辻さんのことを言いたいと思う」
絢辻「わたし、のこと……?」
純一「そうだよ。偉くしおらしくなってしまったけど……絢辻さん」
純一「僕は〝絢辻 詞〟と会話がしたいんだけど。いいかな?」
絢辻「……………」
純一「……ダメかな?」
絢辻「──わたしはわたしよ、誰でもないし、それに…」
純一「ああ、だめだよ絢辻さん……ぜんぜんなってない」
絢辻「どういうこと……っ?」
純一「たぶんだけど、この世界の僕は──ちゃんとクリアできてないんだ。
絢辻さんと会話をしていない……ちゃんとした絢辻さんと会話をしていない」
503 = 262 :
華麗にしえん
504 = 479 :
純一「だから──思いだされる記憶と、今の絢辻さんとに違いが出てるんだ」
絢辻「わけ、がわからないわよ……本当に、なにをいってるの…?」
純一「──記憶がなかった僕が、どんなふうに君と接してたのかは…
今の僕にはわからない。でも……とりあえず、言ってみようかな」
純一「可愛いね絢辻さん、どうしてそんなにも可愛いの?」
絢辻「えっ……なに、急に橘君……!?」
純一「え? 突然じゃないよ?
今までの僕は…ずっと絢辻さんのこと、可愛い人だって思ってた」
絢辻「なっ、なにをいって……!」
純一「それにクラスで人気者だし、頑張りやだし、みんながやりたくない仕事もやって、
努力家で、負けず嫌いで……ちょっとひねくれてるけど、そこがまた可愛い」
絢辻「う、うう……じょ、冗談いうのやめないさよ…っ」かぁー
純一「これ、本気で僕が思ってることだよ? 全部ウソじゃないさ、本気の本気」
505 :
SSスレ発見
と思ったら梨穂子出てないっぽいな
もし梨穂子出たら電話くれ
507 = 399 :
今のところ
救済済み、七咲、中多、ラブリー
まだ、りほこ、薫、スト子
救済中、絢辻さん
だな
508 = 479 :
絢辻「で、でもなんで急にそんなことをいうのよっ…!?」
純一「それはこっちのセリフだよ、絢辻さん。
もう一度言うけど、いきなりえらくしおらしくなったね絢辻さん」
純一「さっきまでの悪役溢れる気高い絢辻さんは…どこにいったの?
なんていうかその……絢辻さんって、けっこう脆いよね?」
絢辻「そ、そんなことないわよ! あ、わたしは……わたしは弱くない!!」
純一「──そうだね、絢辻さんは弱くないよ。強くてカッコイー人だ。
でも、それでも絢辻さんも人間だよ?」
純一「絢辻さんは凄いけど、それでも可愛い一人の女の子だ。
さっきみたいに、みんなを陥れたりするけど……やっぱり可愛い絢辻さんだ」
絢辻「あんまり……か、可愛いとか言わないで……よ…っ!」
純一「あはは。照れてる絢辻さんも可愛いね。
──だからさ、この手帳はいらないんだよ」
絢辻「え………」
純一「──君は確かに僕はから受けた不幸を……知っていると思う。
絢辻さんは頭がいいから、溜まって行くメモ欄がどういったものなのか直ぐに気付いた」
511 = 249 :
残っててよかった
支援
512 = 479 :
純一「これが繰り返される世界で受けた──不幸の叫びなんだって。
自分自身が繰り返し続けた、その叫びなんだって」
純一「絢辻さんは──それを読んでどう思ったのかはわからないよ。
でもこうやって、僕の不幸を望んでいるっていうのなら……凄く傷ついたんだと思う」
純一「だって絢辻さんって、猫かぶってるから……周りのことに影響されやすいもんね」
絢辻「ちょ、ちょっと!なにを急に…!」
純一「だって、周りを気にするから猫を被ってるんじゃないの?
──だから、絢辻さんはメモ欄に溜まって行く不幸の叫びを気にし始めた」
純一「これが…本当に我が身に起こってることなのかって。自分が知らない自分が、
誰かによって不幸にされている……それが他人を信じない様生きてきた絢辻さんにとって」
純一「完璧に生きようとする自分を否定されてるようで……嫌だったんじゃないのかな」
絢辻「っ………」
純一「……って僕は思うんだ、うん」
513 = 363 :
相変わらずの紳士スキル
515 = 391 :
いつ犬になりますか
516 = 479 :
純一「──なんだか急に上から目線で絢辻さんに行っちゃったけど…
結局はそう、僕がいいたのはさ……」
純一「……絢辻さん。これから僕と、友達になろうよ」
絢辻「──え……?」
純一「友達だよ、絢辻さん。僕と友達になろう
──僕は、べつにこの手帳の僕じゃないんだからさ」
純一「手帳の中に書かれた僕じゃなく、
……今、絢辻さんの目の前にいる僕が橘純一だよ」
絢辻「…………」
純一「なにも怖がることは無い──僕はなにも裏切ることは無い。
裏切った僕の過去? そんなの知ったこっちゃないよ」
絢辻「橘君……」
純一「今は今なんだよ、絢辻さん。どうか僕の声を聞いてくれ。
過去か未来かわからない……手帳の言葉を信じるよりも」
純一「──僕は、今の可愛い絢辻さんに声を聞いてほしいと思ってる!」
517 = 204 :
>>510
戦争すんなwww
綾辻さんは何指向だろうな?
518 = 384 :
なんという紳士の開き直りっぷり
519 = 416 :
絢辻鬼軍曹
520 = 158 :
流石橘さん、なんてかっこいいやりとりなんだ
敬意を込めて犬の旦那と呼ぼう
521 = 261 :
薫「……」
522 = 262 :
店員「」ヒソヒソ
523 = 479 :
純一「聞こえてるんだよね? 僕の声が、目の前に居る僕の声が!
そんなぼろい手帳より、生の僕が言ってあげるんだ!」
純一「僕は──必ず不幸にはしない!絢辻さん、僕の声聞こえる?」
絢辻「…………」イラ
純一「聞こえてるよね? だから、もっと僕の声を聞いてよ!
絢辻さん、可愛いよ。ねこかぶってても、ちょっとドジっ子な所とかすっごくかわいい!」
絢辻「…………」
純一「例えばそうだなぁ…こうやって手帳のことでショック受けてるのも…可愛いよ?
なんというか、本当に受けたことのないのに…そこまでショックだったなんて…
その時の絢辻さんを、後ろからそっと抱きしめてあげたいよ!うん!」
絢辻「…──さい」
純一「それにそれに!思いだしたことなんだけど…絢辻さんて髪がいい匂いだったよね!
いいなぁ、もっかいさわりたいなぁ…あ、そうだ!友達になったきっかけに匂い
かがせてくれないかな!もっかい嗅ぎたいんだよ!」
絢辻「──…るさい」
純一「え? なになに?どうしたの? あ、もしかしてもうかがせてくれるとか?
ほんとに?わぁーありがと僕ってば本当に幸せものだなぁ──」
524 = 383 :
紳士はやっぱり紳士だった
525 = 391 :
ウザイ橘さん
526 :
くんか
527 = 206 :
これはへたな紳士より紳士だな
ところで紳士ってなんなんだ
528 = 262 :
必要とあらば犬になったり四足走行したり制服のままプールに飛び込んだりラジバンダリ
529 = 449 :
>>527
哲学的だな…
530 = 479 :
絢辻「──ぅるさいっていてるのっ!!」ばちーん!
純一「絢辻さん絢辻さ──わふぅん!」ばたん…!
絢辻「──はぁ……はぁ…ほんっと、わんわん吠える……駄犬なこと…っ!」
純一「…あ、絢辻さん……?」
絢辻「──お座り」
純一「え……?」
絢辻「お座りっていってるの。あ・た・し」すっ…
純一「は、はいい!」ばばっ
絢辻「──あら、なにを人の言葉を発してるのかしらー……貴方は犬でしょ?」
純一「わ、わんっ……!」
絢辻「声が小さい」
純一「わ、わぉーん!!」
絢辻「三回まわりなさい。そしてまた叫ぶの!」
531 = 249 :
絢辻さんに調教されたいです!
532 = 462 :
薫はどうしてるんだww
533 = 262 :
橘さんマジブレねぇ
534 = 487 :
策士やで橘紳士…
535 :
店だよな。
536 = 479 :
純一「へっ…へっ…へっ…!」くるくるくる
純一「わぉーん!!」
絢辻「よろしい。伏せで待機しておきなさい」
純一「わふぅーん……」すっ…
絢辻「──はぁ……うん。よし、あたしはあたし」
絢辻「あたしであって、私でもある。これは完璧!」
絢辻「棚町さん──ごめんなさい、お見苦しい所を見せたわ」
薫「──……そうね、なんというか、
知り合いの残念な所を見せつけられたというかそんな感じね」
絢辻「まぁ、それもでしょうけど。これは私からの謝罪です。
──ごめんなさい、私は貴方に酷いことをいってしまったわ」す…
薫「………」
絢辻「私は──その、上手く説明できないけれど……」
537 = 363 :
橘「これは、嘘を付いている味だわううーん!」
538 = 341 :
橘さすがだぜぇ
539 :
たが七咲を泣かせたのは許さん
540 = 341 :
さすが橘、俺たちにできないことを平然とやってのける
541 = 383 :
待ってた薫もすげぇな
542 = 391 :
待つしか無かったんだろうよ
543 = 479 :
絢辻「私は、さっきまでの私とは違う……なんて曖昧なことしか言えないわ。
ただはっきりと言えるのは、こうやって貴方に素直に謝れることだけよ…」
薫「……ごめん、ちょっといいかしら?」
絢辻「……なにかしら?」
薫「それ、絢辻さん──本気で言ってないでしょ?」
絢辻「………流石は、橘くんのお友達なのかしら。意外とバレるものね」
薫「そりゃそうよ。あんだけアンタの騒ぎようを見ておいて、
そう簡単にすみませんでしたって言われても、信用なんかできないわ」
絢辻「……元から、許してもらおうなんて思ってはいないの。
言ったことはどこまでも酷い言葉なのはわかってる…だから」
絢辻「言葉一つで許してもらおうなんて、さらさらない」
薫「……」
絢辻「──だから、なんでもいって。
私が出来る全てを使って、私は貴方に贖罪をするわ」
544 = 449 :
紳士はジョンになる事で凡ゆる事を解決出来るのだなぁ…
545 = 158 :
こうしちゃいられねぇ、俺も飼い主探してくる
546 = 261 :
朝まで保守頼むぜ
547 = 479 :
絢辻「誰かを陥れたい……全力で期待にこたえるわ。
学力をあげたい……完全に秀才にしてみるわ。
恋をしてみたい……十全を持ちして叶えるわ」
絢辻「貴方は──貴方には、それだけのことを私はやってしまったのだから。
貴方の無理難題にもすべて、答える。期限も貴方の好きに決めていい」
薫「……はぁ。堅苦しいわね絢辻さん…」
絢辻「え……?」
薫「──あれだけクラスで人気者のクセして…一回でも裏がばれたら、
そんなにも不器用にもなるものなのっ?」
薫「化けの皮が剥がれたってこういうことねー。
ま、あたしはどうだっていいんだけどさ……」
薫「──とりあえず、そうねぇ。じゃあかなえてもらいましょうか一つ」
548 = 363 :
猫辻さんお願いします!
549 :
俺の梨穂子まだぁー?
550 = 479 :
絢辻「……なにかしら、私が出来ることであれば」
薫「そうね……とりあえず、全身全霊をもって──この犬に謝りなさい」
犬「わふぅ?」
絢辻「──それだけで、いいのかしら…?」
薫「ええ、いいわよ。それでチャラにしてあげる。
それと期限とやらも今日まででいい……今すぐかなえてくれたらだけどね」
絢辻「──わかった。それでいいのね?もう後悔はないのね?」
薫「……ないわよ。それは、自分でどうにかするもんでしょ?」
絢辻「──……そう、ね。そうよね……」すっ…
犬「わふっ! わん!」
絢辻「………」なでなで…
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