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元スレほむら「私が残したもの」
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――――――Mammy's――――――
杏子 「――大体話は分かった。まったく、何やってんだか」モシャモシャ
ほむら「うるさいわね…それで、その、悪魔祓いみたいなことって、杏子は…」
杏子 「エクソシズムのことか?そりゃあカトリックの話だね。言ったろ?うちはプロテスタントなんだよ」
マミ 「あまり詳しくなくてごめんなさい…キリスト教でも、派が違うってこと?」
杏子 「ほむらさ、あんた見滝原に来る前はミッションスクールにいたんだろ?何で知らないのさ」モグモグ
ほむら「う…」
マミ 「ほら、元々は身体が弱かったって言ってたじゃない。――あまり学校には行けてなかったんでしょ?」
ほむら「そう、ですね…」シュン
杏子 「まあプロテスタントにも似たようなのはあるけどね。でもそんなに体系化されてないし、
それにしたって、悪霊に取り憑かれた人間から悪霊を追い出すような儀式だからな」ガツガツ
杏子 「――大体話は分かった。まったく、何やってんだか」モシャモシャ
ほむら「うるさいわね…それで、その、悪魔祓いみたいなことって、杏子は…」
杏子 「エクソシズムのことか?そりゃあカトリックの話だね。言ったろ?うちはプロテスタントなんだよ」
マミ 「あまり詳しくなくてごめんなさい…キリスト教でも、派が違うってこと?」
杏子 「ほむらさ、あんた見滝原に来る前はミッションスクールにいたんだろ?何で知らないのさ」モグモグ
ほむら「う…」
マミ 「ほら、元々は身体が弱かったって言ってたじゃない。――あまり学校には行けてなかったんでしょ?」
ほむら「そう、ですね…」シュン
杏子 「まあプロテスタントにも似たようなのはあるけどね。でもそんなに体系化されてないし、
それにしたって、悪霊に取り憑かれた人間から悪霊を追い出すような儀式だからな」ガツガツ
ほむら「そう…」
まどか「杏子ちゃんの教会と関わりのある人で、そういうのに詳しい人っていないの?」
杏子 「いないな。――そもそも、異端な教義に走ったせいで破門同然だったわけだしね」ゴキュゴキュ
まどか「あ、ご、ごめん」
杏子 「いいって。…それにしてもさやかはどうした?」ゲフッ
まどか「あ!」
ほむら「幾らなんでもおかしいわね…」
マミ 「もう一度電話してみましょう」
マミ 「…出ないわ」
まどか「杏子ちゃんの教会と関わりのある人で、そういうのに詳しい人っていないの?」
杏子 「いないな。――そもそも、異端な教義に走ったせいで破門同然だったわけだしね」ゴキュゴキュ
まどか「あ、ご、ごめん」
杏子 「いいって。…それにしてもさやかはどうした?」ゲフッ
まどか「あ!」
ほむら「幾らなんでもおかしいわね…」
マミ 「もう一度電話してみましょう」
マミ 「…出ないわ」
ほむら「…」
杏子 「…厭な予感がするな」
まどか「さやかちゃんの家に行きましょう!」ガタッ
マミ 「ええ!」
ほむら「杏子の分は私が出しておくから、タクシーを止めておいて!」
杏子 「しゃあ!」タタタ
杏子 「…厭な予感がするな」
まどか「さやかちゃんの家に行きましょう!」ガタッ
マミ 「ええ!」
ほむら「杏子の分は私が出しておくから、タクシーを止めておいて!」
杏子 「しゃあ!」タタタ
――――――タクシー車内――――――
まどか「やっぱり出ないよ…」プルルルル プルルルルル ピッ
マミ 「何もないといいけど…」
杏子 「落としたか失くしたか、ならいいけどな」 …ポーピーポーピーポー
ほむら「ええ…」 ピーポーピーポーピーポー
まどか「運転手さん、出来るだけ急いで!」 ピーポーピーポ…
運転手「あいよ」
* * *
まどか「運転手さん、次の信号を左に曲がったところで止めてください」
マミ 「…」
まどか「あ、その辺で大丈夫です」
まどか「やっぱり出ないよ…」プルルルル プルルルルル ピッ
マミ 「何もないといいけど…」
杏子 「落としたか失くしたか、ならいいけどな」 …ポーピーポーピーポー
ほむら「ええ…」 ピーポーピーポーピーポー
まどか「運転手さん、出来るだけ急いで!」 ピーポーピーポ…
運転手「あいよ」
* * *
まどか「運転手さん、次の信号を左に曲がったところで止めてください」
マミ 「…」
まどか「あ、その辺で大丈夫です」
運転手「1,640円ね」
杏子 「あのマンションだよな?何か…エントランスに人だかりが」
ほむら「何かあったのかしら…」
マミ 「ひとまず私が立て替えておくわ、先に行って!」
まどか「は、はい!」バタン
ザワザワ ザワザワ
まどか「あ、おじさん!」
杏子 「誰だ?」
ほむら「さやかの家の隣の人だったかしら…」
男性 「おや、鹿目さんとこの」
まどか「何か…あったんですか?」
男性 「それがさ…美樹さんとこのさやかちゃんが、突然おかしくなっちゃって」
まどか「!!!」
杏子 「あのマンションだよな?何か…エントランスに人だかりが」
ほむら「何かあったのかしら…」
マミ 「ひとまず私が立て替えておくわ、先に行って!」
まどか「は、はい!」バタン
ザワザワ ザワザワ
まどか「あ、おじさん!」
杏子 「誰だ?」
ほむら「さやかの家の隣の人だったかしら…」
男性 「おや、鹿目さんとこの」
まどか「何か…あったんですか?」
男性 「それがさ…美樹さんとこのさやかちゃんが、突然おかしくなっちゃって」
まどか「!!!」
杏子 「どういうことだ!」
男性 「っ!と…お友達かな?」
まどか「さやかちゃん…どうしちゃったって言うんですか!?」オロオロ
男性 「いや、何か突然倒れて…意識はあるみたいなんだけど、喋れなくなって、ずっと涙をこぼして…」
ほむら「…!さっきすれ違った救急車はまさか!」
杏子 「追うぞ!」ダッ
まどか「うん!でも――どこの病院に…!」
ほむら「この辺で救急を受け入れてるのは見滝原病院しかないわ!」
マミ 「そうね!急ぎましょう!」
男性 「っ!と…お友達かな?」
まどか「さやかちゃん…どうしちゃったって言うんですか!?」オロオロ
男性 「いや、何か突然倒れて…意識はあるみたいなんだけど、喋れなくなって、ずっと涙をこぼして…」
ほむら「…!さっきすれ違った救急車はまさか!」
杏子 「追うぞ!」ダッ
まどか「うん!でも――どこの病院に…!」
ほむら「この辺で救急を受け入れてるのは見滝原病院しかないわ!」
マミ 「そうね!急ぎましょう!」
――――――病室――――――
さや母「さやか…さやか…どうしたの…しっかりして…」
さやか「」ボタボタ
さや父「先生…さやかはどうしてしまったんでしょうか…」
医師 「…」
まどか「さやかちゃん!」タタタ
杏子 「さやか!」タタタ
さや母「――まどかちゃん…来てくれたの」
ほむら「…これは…!」
さやかの様子は明らかに異常だった。
さや母「さやか…さやか…どうしたの…しっかりして…」
さやか「」ボタボタ
さや父「先生…さやかはどうしてしまったんでしょうか…」
医師 「…」
まどか「さやかちゃん!」タタタ
杏子 「さやか!」タタタ
さや母「――まどかちゃん…来てくれたの」
ほむら「…これは…!」
さやかの様子は明らかに異常だった。
上半身を起こしてベッドに入っているので意識はあるようだが、目が左右別々の方向を見ている。
そして、その目からとめどなく滂沱の涙が溢れ続けていた。
既に上着と掛け布団のかなりの部分が濡れて変色している。到底常識では考えられない涙の量だった。
まどか「さやかちゃん!…しっかり、して――!」
さやか「…!」ボタボタ
まどかに気付いたのか、さやかの両の目が大きく見開かれた。だが相変わらず焦点は定まらない。
震える右手がわずかに持ち上がる。
まどか「さやかちゃん!」ガシッ
さやか「…!」ボタボタ ビクン
そして、その目からとめどなく滂沱の涙が溢れ続けていた。
既に上着と掛け布団のかなりの部分が濡れて変色している。到底常識では考えられない涙の量だった。
まどか「さやかちゃん!…しっかり、して――!」
さやか「…!」ボタボタ
まどかに気付いたのか、さやかの両の目が大きく見開かれた。だが相変わらず焦点は定まらない。
震える右手がわずかに持ち上がる。
まどか「さやかちゃん!」ガシッ
さやか「…!」ボタボタ ビクン
まどかがさやかの右手を両手で握り込むと、さやかは何かに怯えるように身体ごと
まどかに握られた手を振りほどこうとした。そして激しく痙攣し始める。
二人の看護師がまどかを引き離し、さやかを取り押さえた。
さやか「」ビクンビクン
さや母「さやか!さやか…!」
医師 「鎮静剤、点滴用意!――すみません、ご家族の方以外は外して頂けませんか」
マミ 「そんな…!」
さや父「来てくれたのは嬉しいけど…今は、先生の言うことを聞いてくれるかな…」
まどか「は、はい…」ウルウル
まどかに握られた手を振りほどこうとした。そして激しく痙攣し始める。
二人の看護師がまどかを引き離し、さやかを取り押さえた。
さやか「」ビクンビクン
さや母「さやか!さやか…!」
医師 「鎮静剤、点滴用意!――すみません、ご家族の方以外は外して頂けませんか」
マミ 「そんな…!」
さや父「来てくれたのは嬉しいけど…今は、先生の言うことを聞いてくれるかな…」
まどか「は、はい…」ウルウル
――――――待合室――――――
まどか「さやかちゃん…」ウルウル
ほむら「どうしよう…私の、せいだ…」
マミ 「自分だけのせいにしないで。あれをやったのは、私たちみんななんだから」
杏子 「ちくしょう…何なんだ…さやかに何しやがった…!」
ほむら「杏子…やっぱりあれは、悪魔憑き――なのかしら」
杏子 「わかんねえよ!…あたしだって、悪魔だの何だのなんて…」
マミ 「ところで…みんな、気付いていたかしら?」
まどか「え?」
まどか「さやかちゃん…」ウルウル
ほむら「どうしよう…私の、せいだ…」
マミ 「自分だけのせいにしないで。あれをやったのは、私たちみんななんだから」
杏子 「ちくしょう…何なんだ…さやかに何しやがった…!」
ほむら「杏子…やっぱりあれは、悪魔憑き――なのかしら」
杏子 「わかんねえよ!…あたしだって、悪魔だの何だのなんて…」
マミ 「ところで…みんな、気付いていたかしら?」
まどか「え?」
マミ 「ほんとにわずかにだけど…ソウルジェムが反応していたわ。
魔女でも使い魔でもないけど…この世ならざる何か、なのは間違いない」
杏子 「それって…あたしが今日追い回されてたのも――!」
マミ 「多分ね」
杏子 「くそっ…!あの時、ビビらずに倒しておけば…っ!」ガン
ほむら「何とかしないと…とにかく、さやかの身体から追い出す方法を考えましょう」
魔女でも使い魔でもないけど…この世ならざる何か、なのは間違いない」
杏子 「それって…あたしが今日追い回されてたのも――!」
マミ 「多分ね」
杏子 「くそっ…!あの時、ビビらずに倒しておけば…っ!」ガン
ほむら「何とかしないと…とにかく、さやかの身体から追い出す方法を考えましょう」
杏子 「それにしたって…一体何が憑いたのかも判らねーんじゃ、調べようが…」
まどか「"悪魔祓い"はダメだけど…。"悪霊払い"で検索したら、市内に幾つか神社とお寺がヒットしたよ」ピコピコ
マミ 「この際、お寺でも神社でもいいわ!手分けして相談しましょう!」
ほむら「――そうね。悩んでばかりでは、さやかは助けられない」スック
まどか「さやかちゃん…待っててね」
まどか「"悪魔祓い"はダメだけど…。"悪霊払い"で検索したら、市内に幾つか神社とお寺がヒットしたよ」ピコピコ
マミ 「この際、お寺でも神社でもいいわ!手分けして相談しましょう!」
ほむら「――そうね。悩んでばかりでは、さやかは助けられない」スック
まどか「さやかちゃん…待っててね」
――――――神社――――――
まどか「ここだね…」
ほむら「広いわね…社務所はどこかしら」
まどか「あ、マミさんからメール」ティロティロリーン
まどか「住職不在で、もう1つのお寺に回ってみるってさ…」
ほむら「仕方ないわ。この神社が当たりなら、それでいいんだから」
ジャリッ
まどか「あ、あっちに案内板があるよ」
ほむら「見てみましょう」
まどか「ここだね…」
ほむら「広いわね…社務所はどこかしら」
まどか「あ、マミさんからメール」ティロティロリーン
まどか「住職不在で、もう1つのお寺に回ってみるってさ…」
ほむら「仕方ないわ。この神社が当たりなら、それでいいんだから」
ジャリッ
まどか「あ、あっちに案内板があるよ」
ほむら「見てみましょう」
ジャリッ
まどか「えーと、受付ってのがあっちに――」
ジャリジャリジャリジャリジャリ
ほむら「!?」
まどか「ひゃっ!!」
異様な気配に気付いて振り向くと、灰色の何かが二人に迫ってきていた。
それが地面を這いずると、地面は雨が降った後のように変色していく。
ほむら「ソウルジェムが殆ど反応しない…こいつは――!」
まどか「何で!?さやかちゃんに取り憑いてたんじゃないの!?」
ジャリジャリジャリジャリジャリジャリジャリジャリ
ほむら「――くっ!」ピシュン!ピシュン!
サイレンサー付きのオートマチック拳銃で銃撃するが、手が震えて正確にヒットしない。
ほむら「…っ!まどか!走って!」ピシュン!ピシュン!
まどか「う、うん!」タタタ
少し冷静さを取り戻したほむらの銃撃はその「何か」にヒットしたが、
飛沫が飛び散るだけでまったく怯まない。
まどか「何で!?さやかちゃんに取り憑いてたんじゃないの!?」
ジャリジャリジャリジャリジャリジャリジャリジャリ
ほむら「――くっ!」ピシュン!ピシュン!
サイレンサー付きのオートマチック拳銃で銃撃するが、手が震えて正確にヒットしない。
ほむら「…っ!まどか!走って!」ピシュン!ピシュン!
まどか「う、うん!」タタタ
少し冷静さを取り戻したほむらの銃撃はその「何か」にヒットしたが、
飛沫が飛び散るだけでまったく怯まない。
ほむら「ダメだ、ひとまず距離を取らないと――!」シュルルル
まどか「っ!ほむらちゃん!!」
ほむらと「何か」の間にはまだ10メートル近い距離があったが、「何か」から
伸びた髪の毛のような触手がほむらの足に絡まり、ほむらは転倒した。
まどか「ほむらちゃん!」タタタ
ほむら「まどか!来ちゃダメ!!神主さんを呼んできて!!」
まどか「――っ、うわああああああん!」タタタタタ
まどかが本殿の方に走り去るのを確認すると、ほむらは閃光手榴弾を取り出し、ピンを抜いた。
ほむら(1…2…3…!)ポイッ
ドコオオオオオオン!
まどか「っ!ほむらちゃん!!」
ほむらと「何か」の間にはまだ10メートル近い距離があったが、「何か」から
伸びた髪の毛のような触手がほむらの足に絡まり、ほむらは転倒した。
まどか「ほむらちゃん!」タタタ
ほむら「まどか!来ちゃダメ!!神主さんを呼んできて!!」
まどか「――っ、うわああああああん!」タタタタタ
まどかが本殿の方に走り去るのを確認すると、ほむらは閃光手榴弾を取り出し、ピンを抜いた。
ほむら(1…2…3…!)ポイッ
ドコオオオオオオン!
>>83
あいつら助けられない事の方が多い気が…
あいつら助けられない事の方が多い気が…
強烈な光と爆音が辺りを支配した。
水飛沫と、髪の毛の焦げる不快な臭いがほむらの顔にかかる。
その間に、ほむらは盾の中からアーミーナイフを探り当てた。
右足に絡まった髪の毛に押し当て、引き切る。
ほむら(くっ…!思ってたより硬くて…切れない――!)ブチブチブチ
ほむら「――はっ!」シュルシュル
アーミーナイフを持った右手に、さらに濡れそぼった髪の毛の束が絡みつき、
右半身の自由が完全に奪われた。
ズルズルズル
「何か」が髪の毛を引き込み始め、ほむらの身体が徐々にそれに向かって引きずられていく。
水飛沫と、髪の毛の焦げる不快な臭いがほむらの顔にかかる。
その間に、ほむらは盾の中からアーミーナイフを探り当てた。
右足に絡まった髪の毛に押し当て、引き切る。
ほむら(くっ…!思ってたより硬くて…切れない――!)ブチブチブチ
ほむら「――はっ!」シュルシュル
アーミーナイフを持った右手に、さらに濡れそぼった髪の毛の束が絡みつき、
右半身の自由が完全に奪われた。
ズルズルズル
「何か」が髪の毛を引き込み始め、ほむらの身体が徐々にそれに向かって引きずられていく。
ほむら「しまっ、た――!」
ほむら(こんな…とこで…)
ほむら(やっと、まどかを契約させずに、ワルプルギスの夜を乗り越えたのに…)
ほむら(まど…か…)
ウジュルウジュルウジュルウジュルウジュルウジュル
「何か」はほむらの身体に覆い被さり、侵食していく。
ほむら(こんな…とこで…)
ほむら(やっと、まどかを契約させずに、ワルプルギスの夜を乗り越えたのに…)
ほむら(まど…か…)
ウジュルウジュルウジュルウジュルウジュルウジュル
「何か」はほむらの身体に覆い被さり、侵食していく。
ウジュルウジュルウジュルウジュルウジュルウジュル
ほむら(…まどか…)
ほむら「…!」
ほむら「ごめん…ごめん、ね…」ガクッ
ほむらの両目から一筋の涙がこぼれ落ちた。
ウジュルウジュルウジュルウジュルウジュルウジュル
* * *
まどか「急いでください!こっちです!」タタタタ
まどか「…!!」
ほむら(…まどか…)
ほむら「…!」
ほむら「ごめん…ごめん、ね…」ガクッ
ほむらの両目から一筋の涙がこぼれ落ちた。
ウジュルウジュルウジュルウジュルウジュルウジュル
* * *
まどか「急いでください!こっちです!」タタタタ
まどか「…!!」
まどかが神主と巫女を連れて案内板のところに戻ると、そこにはほむらの姿はなかった。
代わりに、大量の水をぶちまけたような跡と、夥しい髪の毛が残されている。
まどか「…そ、そん、な――!」ガクッ
まどか「ほむらちゃん…ほむらちゃん…!」フラッ
まどかを眩暈が襲った。
急激に走ったことと、眼前の光景により受けたショックで、まどかはその場に倒れ伏した。
神主 「お、おい!」
巫女 「大丈夫!?」
神主 「ひとまず、社務所へ運ぶんだ!」
代わりに、大量の水をぶちまけたような跡と、夥しい髪の毛が残されている。
まどか「…そ、そん、な――!」ガクッ
まどか「ほむらちゃん…ほむらちゃん…!」フラッ
まどかを眩暈が襲った。
急激に走ったことと、眼前の光景により受けたショックで、まどかはその場に倒れ伏した。
神主 「お、おい!」
巫女 「大丈夫!?」
神主 「ひとまず、社務所へ運ぶんだ!」
fateでセイバーが影に飲まれた時のことを思い出してソウルジェムにごった
* * *
まどか「うう…えぐっ…」グスグス
マミ 「鹿目さん、もう泣かないで。…暁美さん、死んだと決まった訳じゃないんだから」
杏子 「そうだな。さやかの様子を見ても、すぐに命がどうこうって手合いじゃないはずだ」
まどか「でも…でも…」グスグス
巫女 「――あの…こちらも参拝終了時間ですので…そろそろ…」
マミ 「あ、ごめんなさい。休憩所を貸していただいて、ありがとうございました」
巫女 「いえ、それはいいんですけど…お友達、心配ですね」
杏子 「…」
まどか「うう…えぐっ…」グスグス
マミ 「鹿目さん、もう泣かないで。…暁美さん、死んだと決まった訳じゃないんだから」
杏子 「そうだな。さやかの様子を見ても、すぐに命がどうこうって手合いじゃないはずだ」
まどか「でも…でも…」グスグス
巫女 「――あの…こちらも参拝終了時間ですので…そろそろ…」
マミ 「あ、ごめんなさい。休憩所を貸していただいて、ありがとうございました」
巫女 「いえ、それはいいんですけど…お友達、心配ですね」
杏子 「…」
マミ 「では、私たちはこれで。――鹿目さん、立てる?」
まどか「はっ…はい…」グスグス
巫女 「お役に立てなくて申し訳ありません」
杏子 「まどかを介抱してくれただけで十分だよ。ありがとな」
巫女 「お気を付けて」
* * *
マミ 「これからどうしましょうか…」
杏子 「…もうここらにはいなそうだしな。――ほむらの家に行ってみるか」
まどか「正気に戻ってるかも知れない…ってこと?」
杏子 「いや…それならあたしたちの誰かに連絡はあるだろ。じゃなくて、
もうあいつの行きそうな場所を当たるしかないってことさ」
まどか「はっ…はい…」グスグス
巫女 「お役に立てなくて申し訳ありません」
杏子 「まどかを介抱してくれただけで十分だよ。ありがとな」
巫女 「お気を付けて」
* * *
マミ 「これからどうしましょうか…」
杏子 「…もうここらにはいなそうだしな。――ほむらの家に行ってみるか」
まどか「正気に戻ってるかも知れない…ってこと?」
杏子 「いや…それならあたしたちの誰かに連絡はあるだろ。じゃなくて、
もうあいつの行きそうな場所を当たるしかないってことさ」
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