私的良スレ書庫
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元スレさやか「杏子のおしっこ、すごく美味しいよ…」
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さやか「だ……駄目だよっ! そんなの……」ダッ
とりあえず、杏子を止めなければならないということだけ理解して、駆け寄ろうとするが…
杏子「さやかに用はねぇって言っただろ!」ヒュッ
さやか「ぅごふっ……!」…ドタッ
槍の反対側で強くみぞおちを突かれて倒れる。
ほむら「さやか!」
杏子「おっと」ズイッ
さやかに駆け寄ろうとするほむらもまた、槍の切っ先で制される。
杏子「あんたの相手はあ・た・し。分かってねぇのか」
ほむら「………」
杏子「邪魔者はまた寝てくれたんだ。派手にやろうよ、ねえ?」
とりあえず、杏子を止めなければならないということだけ理解して、駆け寄ろうとするが…
杏子「さやかに用はねぇって言っただろ!」ヒュッ
さやか「ぅごふっ……!」…ドタッ
槍の反対側で強くみぞおちを突かれて倒れる。
ほむら「さやか!」
杏子「おっと」ズイッ
さやかに駆け寄ろうとするほむらもまた、槍の切っ先で制される。
杏子「あんたの相手はあ・た・し。分かってねぇのか」
ほむら「………」
杏子「邪魔者はまた寝てくれたんだ。派手にやろうよ、ねえ?」
おしっこからどうしてこんなことに!
この伏線とスレ違いっぷり、>>1は虚淵か!
この伏線とスレ違いっぷり、>>1は虚淵か!
ほむら「………」
杏子の発言にはもはや耳を貸さずに、目線で素早く部屋を改める。
ほむら (何か、頭を殴れそうな物……)
ほむら (仏像……はちょっと遠いわね。……電気スタンド? いけるかしら?)
ほむら (目くらましになりそうな物? 閃光弾はないし……水は……)
冷静に、杏子を気絶させる方法を考える。
表情は変わらない。ただ、どう見ても、そこに戦おうという意思は見えてこず、
それが余計に杏子をいらいらとさせる。
杏子「……何なんだよ。何さっきっから余裕かましてんだ? 何で逃げてばっかりなんだよ!?」
杏子「魔法少女だろ? 変身しろよ! 銃を持てよ! 手榴弾を持てよ!
あたしに弾を打ち込めよ! ありったけの武器でかかってこいよ!
さっきから逃げるばかりで……てめぇは何をしてるんだよ!!」
ほむら「……それは」
杏子「それは?」
ほむら「……大切なあなたを、できるだけ傷つけたくないから」
杏子「………あっはっはっはっはっはっはっは、死ね!!!」
杏子の発言にはもはや耳を貸さずに、目線で素早く部屋を改める。
ほむら (何か、頭を殴れそうな物……)
ほむら (仏像……はちょっと遠いわね。……電気スタンド? いけるかしら?)
ほむら (目くらましになりそうな物? 閃光弾はないし……水は……)
冷静に、杏子を気絶させる方法を考える。
表情は変わらない。ただ、どう見ても、そこに戦おうという意思は見えてこず、
それが余計に杏子をいらいらとさせる。
杏子「……何なんだよ。何さっきっから余裕かましてんだ? 何で逃げてばっかりなんだよ!?」
杏子「魔法少女だろ? 変身しろよ! 銃を持てよ! 手榴弾を持てよ!
あたしに弾を打ち込めよ! ありったけの武器でかかってこいよ!
さっきから逃げるばかりで……てめぇは何をしてるんだよ!!」
ほむら「……それは」
杏子「それは?」
ほむら「……大切なあなたを、できるだけ傷つけたくないから」
杏子「………あっはっはっはっはっはっはっは、死ね!!!」
ヒュヒュヒュッ… ズダダッ
棚に、ソファに身を隠しながら移動するほむらを追って、ひっきりなしに槍が打ち込まれる。
杏子「死ね! さっさと死んじまえクソヤロウ!」
どう見ても杏子は正気ではない。おそらく、ジェムの濁りなどかまいなしに魔力を使っているのだろう。
ほむら (ちょっと投げてみましょう……) ヒョイッ
隠れた棚から引っ張り出した、器の中身を投げつける。
杏子「っ!? なんだこれ……碁石?」ジャラジャラ…
急にほむらが反撃してひるむものの、おもちゃをぶつけられただけと認識すると余計に頭に来る。
杏子「いい加減にしろよコラぁ……!」
ほむら (やっぱり、頭に血が上って避けることをしなさそうね………)
ほむら (……あとは、ちょっとでも目が開けられなくなるような……ジュースでもいいから………)
効果があることを確かめると、本来の目標となる物がある場所へ急いで移動しようとする。
しかしその気の焦りが仇となり、
杏子「ほらそこだっ!!」ヒュイッ
ほむら「あっぐっ!!」ガクッ
ついに、槍の一本がほむらの左足を綺麗に貫いた。
棚に、ソファに身を隠しながら移動するほむらを追って、ひっきりなしに槍が打ち込まれる。
杏子「死ね! さっさと死んじまえクソヤロウ!」
どう見ても杏子は正気ではない。おそらく、ジェムの濁りなどかまいなしに魔力を使っているのだろう。
ほむら (ちょっと投げてみましょう……) ヒョイッ
隠れた棚から引っ張り出した、器の中身を投げつける。
杏子「っ!? なんだこれ……碁石?」ジャラジャラ…
急にほむらが反撃してひるむものの、おもちゃをぶつけられただけと認識すると余計に頭に来る。
杏子「いい加減にしろよコラぁ……!」
ほむら (やっぱり、頭に血が上って避けることをしなさそうね………)
ほむら (……あとは、ちょっとでも目が開けられなくなるような……ジュースでもいいから………)
効果があることを確かめると、本来の目標となる物がある場所へ急いで移動しようとする。
しかしその気の焦りが仇となり、
杏子「ほらそこだっ!!」ヒュイッ
ほむら「あっぐっ!!」ガクッ
ついに、槍の一本がほむらの左足を綺麗に貫いた。
杏子「ほら言わんこっちゃねぇ。人を馬鹿にして変身すらしねえから、こうなるんだ」
こつ、こつと床を鳴らして近づいていく。
ほむら「ぐっ………!」
太ももに刺さった槍は、脚からも壁からも抜けそうにない。まるで昆虫標本の気分だ。
杏子「よーしよしよし、良い子だ。おとなしくしてな」ニヤニヤ
ほむら (……近寄ってくるなら、銃でも外さずに)
杏子「おっと」ドスッ ドスッ
ほむら「いぎあぁっ!?」
新たな企みに動こうとした両腕も、槍に突かれて使えなくなる。
杏子「そんな状態で、ヘタなマネしようとすんなって。遅すぎんだろ」
ほむら「………」
杏子「まぁ、治療は何度でも出来るからな。とりあえず、思いっきり……」
杏子「そのきったねぇ腹でも裂いて、あたしからさやかを奪った罪を……たっぷりと味わって貰おうか!!」ブンッ
ほむら (……今、何て?)
ようやく杏子が何を思っているのか理解しかけるが、
すでに掲げられた槍は、力強く腹部に向かって振り下ろされた後だった。
こつ、こつと床を鳴らして近づいていく。
ほむら「ぐっ………!」
太ももに刺さった槍は、脚からも壁からも抜けそうにない。まるで昆虫標本の気分だ。
杏子「よーしよしよし、良い子だ。おとなしくしてな」ニヤニヤ
ほむら (……近寄ってくるなら、銃でも外さずに)
杏子「おっと」ドスッ ドスッ
ほむら「いぎあぁっ!?」
新たな企みに動こうとした両腕も、槍に突かれて使えなくなる。
杏子「そんな状態で、ヘタなマネしようとすんなって。遅すぎんだろ」
ほむら「………」
杏子「まぁ、治療は何度でも出来るからな。とりあえず、思いっきり……」
杏子「そのきったねぇ腹でも裂いて、あたしからさやかを奪った罪を……たっぷりと味わって貰おうか!!」ブンッ
ほむら (……今、何て?)
ようやく杏子が何を思っているのか理解しかけるが、
すでに掲げられた槍は、力強く腹部に向かって振り下ろされた後だった。
覚悟を決めて目を閉じるほむら。
一番イイ瞬間を見逃さないよう、目を大きく見開く杏子。
二人とも、次の瞬間に起こることを同じように予期していたのに、
さやか「やめてえぇぇぇぇぇぇぇっ!!」ダダッ
ほむら「!」
杏子「!?」
ザシュッ
さやか「っぎあああぁぁ!」
第三者の乱入により、結果は大きく違った物になってしまった。
ほむら「さやか!?」
杏子「はっ……? さ………さや、か……?」
二人とも、それを呆然と見つめる。ほむらをかばって覆い被さったさやかは、
背中から大きく真横に裂かれて……半分になっていた。
ほむら「さやかぁっ!! ぎっ……この!!」グイッ
ちぎれそうな腕もかまわず、自由になろうともがくほむら。
杏子はと言えば、何をしてしまったのかさっぱり分からない、といった顔で突っ立っている。
一番イイ瞬間を見逃さないよう、目を大きく見開く杏子。
二人とも、次の瞬間に起こることを同じように予期していたのに、
さやか「やめてえぇぇぇぇぇぇぇっ!!」ダダッ
ほむら「!」
杏子「!?」
ザシュッ
さやか「っぎあああぁぁ!」
第三者の乱入により、結果は大きく違った物になってしまった。
ほむら「さやか!?」
杏子「はっ……? さ………さや、か……?」
二人とも、それを呆然と見つめる。ほむらをかばって覆い被さったさやかは、
背中から大きく真横に裂かれて……半分になっていた。
ほむら「さやかぁっ!! ぎっ……この!!」グイッ
ちぎれそうな腕もかまわず、自由になろうともがくほむら。
杏子はと言えば、何をしてしまったのかさっぱり分からない、といった顔で突っ立っている。
杏子「え…………」
杏子「おい! 何でだよ、どういうことだよ!!」
ようやく何をしたか、分かってくる。がらん、と、音を立てて槍を取り落とした。
さやか「ぎっ………ぐうぁ………」
杏子「さ、さやか! だから……さやかは寝てろって……!」
杏子「クソッ……そんなに、大事なのかよ!? 体張って守るぐらい、ほむらが大事なのかよ!!!」
さやか「な……何を、言ってんのよ………杏、子……」
杏子「さやか!?」
さやか「……さす………がに、痛覚を……遮断しても、結構これ……くる、ね………っぐ」
杏子「い、今治療するから………黙ってろ!」
さやか「大丈夫……斬られただけなら、なんとでも……なるから。
あたしの身体、元通り……並べてもらえるかな………」
杏子「わ、分かった、分かったよ……」
言われたとおり、そっと上半身と下半身を床に並べる。
さやか「んっ………!」
そして青白く光り輝いたかと思うと……すぐに、元通りのさやかの肉体が現れた。
杏子「おい! 何でだよ、どういうことだよ!!」
ようやく何をしたか、分かってくる。がらん、と、音を立てて槍を取り落とした。
さやか「ぎっ………ぐうぁ………」
杏子「さ、さやか! だから……さやかは寝てろって……!」
杏子「クソッ……そんなに、大事なのかよ!? 体張って守るぐらい、ほむらが大事なのかよ!!!」
さやか「な……何を、言ってんのよ………杏、子……」
杏子「さやか!?」
さやか「……さす………がに、痛覚を……遮断しても、結構これ……くる、ね………っぐ」
杏子「い、今治療するから………黙ってろ!」
さやか「大丈夫……斬られただけなら、なんとでも……なるから。
あたしの身体、元通り……並べてもらえるかな………」
杏子「わ、分かった、分かったよ……」
言われたとおり、そっと上半身と下半身を床に並べる。
さやか「んっ………!」
そして青白く光り輝いたかと思うと……すぐに、元通りのさやかの肉体が現れた。
さやか「ふぅ、うまくいった……。死んだかと思った」
杏子「さやか……ご、ごめんよ………」
さやか「……あんたね、それより先に謝る相手が居るんじゃないの?」
杏子「えっ……」
さやか「そこで磔にされてるほむらが睨んでるじゃない」
ほむら「………」
杏子「で、でもほむらは……」
さやか「あのね。さっきの質問に答えておくけどさ」
杏子「……?」
さやか「そりゃ、ほむらは大事に決まってるじゃん。あたしら仲間なんだよ?」
杏子「ああ……やっぱり………」ギリッ
さやか「でもあたしは、それよりも杏子に……あんな酷いこと、してほしくなかった」
杏子「………え?」
さやか「誰よりも大事なあたしの杏子に、人を傷つけるなんてして欲しくなかったんだ」
杏子「さやか……ご、ごめんよ………」
さやか「……あんたね、それより先に謝る相手が居るんじゃないの?」
杏子「えっ……」
さやか「そこで磔にされてるほむらが睨んでるじゃない」
ほむら「………」
杏子「で、でもほむらは……」
さやか「あのね。さっきの質問に答えておくけどさ」
杏子「……?」
さやか「そりゃ、ほむらは大事に決まってるじゃん。あたしら仲間なんだよ?」
杏子「ああ……やっぱり………」ギリッ
さやか「でもあたしは、それよりも杏子に……あんな酷いこと、してほしくなかった」
杏子「………え?」
さやか「誰よりも大事なあたしの杏子に、人を傷つけるなんてして欲しくなかったんだ」
ギュッ
杏子「あ………」
二度と離さない力強さで、さやかが杏子を捕まえる。
さやか「ねぇ……どうしちゃったの? 急に姿を消してさ……」
さやか「あたしも……変なコトしちゃってさ、それをすぐに謝れなかったのは悪かったけど……」
さやか「突然、何も言わないで姿を消すなんて……酷いじゃん………」
杏子「えっ……と………」
さやか「今日だって、ほむらと夜中まで街をずっと探してさ……」
さやか「また見つからなかった、って思う度に、悲しくなって……」
さやか「やっと会えたと思ったら、何でこんなこと………えうっ………するのよ………!」ズズッ
杏子「だって………」
杏子「だ、だってそれは! ほむらが……あたしのさやかを、奪った……から………」
さやか「………はい?」
ほむら (やっぱり……聞き間違えじゃなかったのね)
ほむら「えっと。良いところで悪いのだけれど、この槍抜いてもらえないかしら………」
杏子「あ………」
二度と離さない力強さで、さやかが杏子を捕まえる。
さやか「ねぇ……どうしちゃったの? 急に姿を消してさ……」
さやか「あたしも……変なコトしちゃってさ、それをすぐに謝れなかったのは悪かったけど……」
さやか「突然、何も言わないで姿を消すなんて……酷いじゃん………」
杏子「えっ……と………」
さやか「今日だって、ほむらと夜中まで街をずっと探してさ……」
さやか「また見つからなかった、って思う度に、悲しくなって……」
さやか「やっと会えたと思ったら、何でこんなこと………えうっ………するのよ………!」ズズッ
杏子「だって………」
杏子「だ、だってそれは! ほむらが……あたしのさやかを、奪った……から………」
さやか「………はい?」
ほむら (やっぱり……聞き間違えじゃなかったのね)
ほむら「えっと。良いところで悪いのだけれど、この槍抜いてもらえないかしら………」
杏子にグリーフシードを提供させて、荒れ果てたほむホームを魔法で修復してまわる。
1時間も経った頃には、あらかた家中は片付けられ、
今はリビングの中央で杏子が正座のままうつむいていた。
その前には、さやかとほむらが仁王立ちしている。
ほむら「……なるほど、ね」
さやか「あれを見られてたか……///」
ほむら (ここまで思い込み激しいとはね……。さやかの悪いとこが伝染ったのかしら)
ほむら「でも、それにしては早とちりしすぎなんじゃない?」
杏子「だ、だって……。あたしのお菓子をはたき落とすし、急に避けられて会ってもらえなくなるし……」
さやか「……まぁ、それはあたしも悪かったと思う」
ほむら「そう、ね……。そろそろ、こちらも本題に入りましょう」
杏子「本題?」
ほむら「さやか。……大丈夫?」
さやか「………うん」
1時間も経った頃には、あらかた家中は片付けられ、
今はリビングの中央で杏子が正座のままうつむいていた。
その前には、さやかとほむらが仁王立ちしている。
ほむら「……なるほど、ね」
さやか「あれを見られてたか……///」
ほむら (ここまで思い込み激しいとはね……。さやかの悪いとこが伝染ったのかしら)
ほむら「でも、それにしては早とちりしすぎなんじゃない?」
杏子「だ、だって……。あたしのお菓子をはたき落とすし、急に避けられて会ってもらえなくなるし……」
さやか「……まぁ、それはあたしも悪かったと思う」
ほむら「そう、ね……。そろそろ、こちらも本題に入りましょう」
杏子「本題?」
ほむら「さやか。……大丈夫?」
さやか「………うん」
杏子「糖尿病……? あたしが?」
さやか「うん。……ほぼ、間違いないと思う。多分、お菓子を食べ過ぎているせいだよ」
杏子「それがどうして……」
さやか「もし本当に糖尿病なら、この先……自由に、お菓子が食べられないから」
杏子「え……?」
さやか「ううん。お菓子だけじゃない。普通の食事だって、一生好きな物は食べられなくなるかもしれない」
杏子「………嘘だろ?」
さやか「……あたしも、嘘だって思いたかった。それで、どうしても言う勇気が出なかったんだ」
杏子「………」
さやか「でも、逃げていても……杏子の身体は、悪くなるばかりだからさ」
さやか「杏子が、際限なくポッキーを食べているのを見て、怖くなって……勿体ないことしちゃった」
さやか「……ごめんね。あれは、そういう理由だったの」
杏子「いや……うん。そうか、いいよ、それは」
さやか「このままじゃ良くないって、ようやく決心して。それで言おうとしたら……杏子、居なくなっちゃって」
杏子「………」
さやか「うん。……ほぼ、間違いないと思う。多分、お菓子を食べ過ぎているせいだよ」
杏子「それがどうして……」
さやか「もし本当に糖尿病なら、この先……自由に、お菓子が食べられないから」
杏子「え……?」
さやか「ううん。お菓子だけじゃない。普通の食事だって、一生好きな物は食べられなくなるかもしれない」
杏子「………嘘だろ?」
さやか「……あたしも、嘘だって思いたかった。それで、どうしても言う勇気が出なかったんだ」
杏子「………」
さやか「でも、逃げていても……杏子の身体は、悪くなるばかりだからさ」
さやか「杏子が、際限なくポッキーを食べているのを見て、怖くなって……勿体ないことしちゃった」
さやか「……ごめんね。あれは、そういう理由だったの」
杏子「いや……うん。そうか、いいよ、それは」
さやか「このままじゃ良くないって、ようやく決心して。それで言おうとしたら……杏子、居なくなっちゃって」
杏子「………」
さやか「だから、今、改めて言わせて」
屈んで、真っ直ぐに、杏子を見つめて。
さやか「あたしは、大切な杏子を、ずっと大切にしていたい」
さやか「だからさ。お願いだから、あたしと一緒にお医者さんに行って、検査して」
さやか「それでもし本当に……糖尿病だったら」
さやか「杏子の一番の楽しみは、もしかしたら………ずっと、奪われてしまうかも知れない」
杏子「う………」
さやか「でも、その時は。あたしがずっと、杏子の側にいるから」
さやか「どんなに辛くっても、苦しくっても、それでもあたしは側にいるから」
さやか「お願い。悲観したりヤケになったりせずに、治療してくれるって……約束して欲しいんだ」
杏子「………わか、った。約束、するよ」
さやか「杏子……!」
杏子「約束、だからな? ずっとあたしを一人にしないでくれるんだな!?」
さやか「当たり前じゃん!」
杏子「そ、そっか………///」
屈んで、真っ直ぐに、杏子を見つめて。
さやか「あたしは、大切な杏子を、ずっと大切にしていたい」
さやか「だからさ。お願いだから、あたしと一緒にお医者さんに行って、検査して」
さやか「それでもし本当に……糖尿病だったら」
さやか「杏子の一番の楽しみは、もしかしたら………ずっと、奪われてしまうかも知れない」
杏子「う………」
さやか「でも、その時は。あたしがずっと、杏子の側にいるから」
さやか「どんなに辛くっても、苦しくっても、それでもあたしは側にいるから」
さやか「お願い。悲観したりヤケになったりせずに、治療してくれるって……約束して欲しいんだ」
杏子「………わか、った。約束、するよ」
さやか「杏子……!」
杏子「約束、だからな? ずっとあたしを一人にしないでくれるんだな!?」
さやか「当たり前じゃん!」
杏子「そ、そっか………///」
>>336
完全に蚊帳の外なマミさんよりは・・
完全に蚊帳の外なマミさんよりは・・
>>338
今のところ一番の空気だな
今のところ一番の空気だな
杏子「ところで……」
さやか「うん?」
杏子「そもそも、なんであたしが糖尿病だって分かったんだ?」
ほむら「あらそれは」
さやか「ほむらは黙ってろ!」
ほむら「………」
杏子の耳元に、そっと口を持って行く。
さやか「あんたの、おしっこをさ……飲んだんだ」ヒソ
さやか「そしたら……甘かった。糖尿病の症状なんだ」ヒソヒソ
一瞬、何を言われているのか分からない。
杏子「……はっ!? いつそんなことを!?」
さやか「くすぐった時、最後気絶して漏らしてたから……。何というか、その、ノリで」ヒソヒソッ
杏子「ばっ………! バカ、じゃねえのか………///」
ほむら (……本当、このバカ二人が何をしてたのか。ちょっと気になるわね)
さやか「うん?」
杏子「そもそも、なんであたしが糖尿病だって分かったんだ?」
ほむら「あらそれは」
さやか「ほむらは黙ってろ!」
ほむら「………」
杏子の耳元に、そっと口を持って行く。
さやか「あんたの、おしっこをさ……飲んだんだ」ヒソ
さやか「そしたら……甘かった。糖尿病の症状なんだ」ヒソヒソ
一瞬、何を言われているのか分からない。
杏子「……はっ!? いつそんなことを!?」
さやか「くすぐった時、最後気絶して漏らしてたから……。何というか、その、ノリで」ヒソヒソッ
杏子「ばっ………! バカ、じゃねえのか………///」
ほむら (……本当、このバカ二人が何をしてたのか。ちょっと気になるわね)
――二週間後、見滝原中央病院――
まどか「………」
さやか「………」
杏子「………何か、遅いな」
ほむら「混んでるみたいだから。もうすこし待ちましょう……」
そわそわと、しかしやることもなく座っている4人。
学校の帰り。病院の一室で、杏子の検査結果を待っていた。
先週は杏子を糖尿病の検査に連れて行った。
検査前日の夜から何も口にすることが許されず、発狂しそうな杏子をなんとかなだめて血液検査。
その結果が、今明かされようとしていた。
ガチャッ
さやか「!」
医師「すみません、大変お待たせ致しました」
4人の前に、メガネをかけた若そうな男がやってきた。
まどか「………」
さやか「………」
杏子「………何か、遅いな」
ほむら「混んでるみたいだから。もうすこし待ちましょう……」
そわそわと、しかしやることもなく座っている4人。
学校の帰り。病院の一室で、杏子の検査結果を待っていた。
先週は杏子を糖尿病の検査に連れて行った。
検査前日の夜から何も口にすることが許されず、発狂しそうな杏子をなんとかなだめて血液検査。
その結果が、今明かされようとしていた。
ガチャッ
さやか「!」
医師「すみません、大変お待たせ致しました」
4人の前に、メガネをかけた若そうな男がやってきた。
ぎいと、パイプ椅子を引いて4人の前に男が座る。
医師「……えっと、佐倉さんは……そちらの方でしたよね」
杏子「おう、あたしだ」
医師「こちらの方々は……ご一緒なさっても問題ありませんか?」
杏子「……問題ないよ。あたしの、大事な友達だから」
医師「………そうですか」
医師 (身寄りがないらしいし……仕方ないかな)
さやか「それより、どうだったんですか!?」
医師「……それでは、始めましょうか」
医師「はい。血液検査の結果、佐倉さんは糖尿病であることが、分かりました」
杏子「っ………」
さやか「ぐ………」
ほむら「………」
まどか「そんな………」
医師「……えっと、佐倉さんは……そちらの方でしたよね」
杏子「おう、あたしだ」
医師「こちらの方々は……ご一緒なさっても問題ありませんか?」
杏子「……問題ないよ。あたしの、大事な友達だから」
医師「………そうですか」
医師 (身寄りがないらしいし……仕方ないかな)
さやか「それより、どうだったんですか!?」
医師「……それでは、始めましょうか」
医師「はい。血液検査の結果、佐倉さんは糖尿病であることが、分かりました」
杏子「っ………」
さやか「ぐ………」
ほむら「………」
まどか「そんな………」
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