私的良スレ書庫
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元スレさやか「杏子のおしっこ、すごく美味しいよ…」
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天気の良い昼下がり、見滝原郊外のテニスコート。
使い込まれたノートに、ポッキーを咥えた杏子が何やら書き込んでいる。
杏子 (んー……。『甘みはつよいが、あと味はすっきりしていてのみやすい』と……) カリカリ
さやか「ふぃー、トイレ混んでて参った参った……ん?」テクテク
さやか「杏子ー? 何そのノート、前も見た記憶あるけど」
杏子「あっ……! いやこれはだな……」ササッ
さやか「何さ、隠す必要無いじゃん」ヒョイッ
杏子「おいこらっ!」
さやか「ほほう?『お菓子メモ』?」
杏子「勝手に見るなって!」ジタバタ
慌てる杏子の額を片手で押さえながら、ぺらぺらと捲る。
さやか (……なるほど。食べたお菓子の記録をつけてるんだ)
さやか (相変わらず字は汚いなー)
杏子「かーえーせーよーっ!」バタバタ
使い込まれたノートに、ポッキーを咥えた杏子が何やら書き込んでいる。
杏子 (んー……。『甘みはつよいが、あと味はすっきりしていてのみやすい』と……) カリカリ
さやか「ふぃー、トイレ混んでて参った参った……ん?」テクテク
さやか「杏子ー? 何そのノート、前も見た記憶あるけど」
杏子「あっ……! いやこれはだな……」ササッ
さやか「何さ、隠す必要無いじゃん」ヒョイッ
杏子「おいこらっ!」
さやか「ほほう?『お菓子メモ』?」
杏子「勝手に見るなって!」ジタバタ
慌てる杏子の額を片手で押さえながら、ぺらぺらと捲る。
さやか (……なるほど。食べたお菓子の記録をつけてるんだ)
さやか (相変わらず字は汚いなー)
杏子「かーえーせーよーっ!」バタバタ
', ;l: ll kr'´ ィイィ彳彳彳彳
ヾ州ィイイィ彳彳彡彡彡
_ __ ,′ ``ヾミミミ
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/ .:.:.:.:.:.く ``ヾ「ヽヽヾミニ二二ミヽ `ヾミミミ
./ .:.:.:.:::::::::::::〉 ∠二二ニ彡' V/ T TTにニニニニニニニニニ====
/ .:.:.:.:::::::::::::::/ -='ぐ / l ||¨´ ̄`` . :; そんなことを言うのは
/ .:.:.:.::::::::::::::::/ '''´ ̄` / `Y´ . ;..:
,′.:.:.:.:::::::::::::〈 ヽ____ノ', .;: .;: この口かっ……んっ
i .:.:.::::::::::::::::::::::', ,;;;'ハミミミヽヽ .,.:; .; :.;:.
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さやか「ふむ、たまにコソコソ書き込んでたのはこれだったか……。あんた意外とマメなとこあるね。ほい」
杏子「い、いいだろ別にっ……」ガシッ
差し出されたノートを奪い取り、胸元に抱える。
さやか「悪いなんて言ってないじゃんさー。すぐいじけるんだから……」
さやか (でもそこがかわいいとこでもあるんだけど)
杏子「……だって……変じゃねーか?」
さやか「え、どして? あんたがお菓子に人一倍こだわりあるのは知ってるもん。面白いと思うよ?」
杏子「………」
さやか「うーん。杏子がどんなもの食べて、どんなふうに感じてるか……。さやかちゃん、すっごく興味があるなー?」
杏子「う……」
さやか「ちょっと読ませてくれたら、あたしすっごく嬉しいなー、なんて……?」
杏子「ぐ……」
さやか「ね、駄目かな……?」
杏子「………はぁ、分かったよ……ほら」ヒョイ
さやか「ありがとっ!」
杏子「い、いいだろ別にっ……」ガシッ
差し出されたノートを奪い取り、胸元に抱える。
さやか「悪いなんて言ってないじゃんさー。すぐいじけるんだから……」
さやか (でもそこがかわいいとこでもあるんだけど)
杏子「……だって……変じゃねーか?」
さやか「え、どして? あんたがお菓子に人一倍こだわりあるのは知ってるもん。面白いと思うよ?」
杏子「………」
さやか「うーん。杏子がどんなもの食べて、どんなふうに感じてるか……。さやかちゃん、すっごく興味があるなー?」
杏子「う……」
さやか「ちょっと読ませてくれたら、あたしすっごく嬉しいなー、なんて……?」
杏子「ぐ……」
さやか「ね、駄目かな……?」
杏子「………はぁ、分かったよ……ほら」ヒョイ
さやか「ありがとっ!」
さやか (ほうほう……。よく見ると簡単なコメントと共に、★5つで評価してある……。Amazonみたい)
さやか「今書いてたのは……これか、今飲んでた『はちみつレモン』だね」
杏子「ああ……。復刻版? とかで何か新製品らしかったから買ってみた。結構うまいよ。
10年ぐらい前の話らしいし、元々どんな味なのか知らないけどね」
さやか「ふぅん……。一口貰える?」
杏子「! あ、ああ……ほら」ヒョイ
さやか「さんきゅー! どれどれ……」コクコク…
杏子 (………)
飲み口を咥える唇に、ちょっとだけ目がいってしまう。
さやか「んー、んまいね! 名前そのまんまって感じだけども」
杏子「あ……そうだな。レモンが後味スッキリしてていいよ」
さやか「でも、これが★3ですか……。わりと評価厳しいのねー」
杏子「まあな。完全にあたしの好みで書いてるから、結構適当だけど」
さやか「今書いてたのは……これか、今飲んでた『はちみつレモン』だね」
杏子「ああ……。復刻版? とかで何か新製品らしかったから買ってみた。結構うまいよ。
10年ぐらい前の話らしいし、元々どんな味なのか知らないけどね」
さやか「ふぅん……。一口貰える?」
杏子「! あ、ああ……ほら」ヒョイ
さやか「さんきゅー! どれどれ……」コクコク…
杏子 (………)
飲み口を咥える唇に、ちょっとだけ目がいってしまう。
さやか「んー、んまいね! 名前そのまんまって感じだけども」
杏子「あ……そうだな。レモンが後味スッキリしてていいよ」
さやか「でも、これが★3ですか……。わりと評価厳しいのねー」
杏子「まあな。完全にあたしの好みで書いてるから、結構適当だけど」
さやか「てかこれ、お菓子扱いなの? 飲み物だけど」
杏子「ん、ちょっと前からジュースにも手を広げたんだよ。最近何でもかんでも……なんだっけ、あれ。
アセなんとかケーなんとかってやつ……人工物質?」
さやか「人工甘味料のこと? アセルスファムだかアセスルファムだか……忘れたけど」
杏子「そうそうそんなやつ。あれが入ってるマズ~いやつばかり増えてるからさ……。
買うときに必ず確認するようになっちまって。それ以来ジュースにもちょっとこだわりが出てきた」
さやか「不味いかな? ちゃんと甘いし、カロリー低くて太らないし良いことばっかだと思うんだけど」
杏子「……はっ、さやか程度の舌じゃ分かんねーか、あのエグい後味が」
さやか「こんにゃろ、たかだか100円そこらのジュースの味がどうこうで偉そうにするんじゃないやい」
さやか「それにほむらなんか、むしろ『砂糖っぽくない、この甘さがクセになるのよ』とか言ってた気がするけどなぁ」
杏子「毎日毎食カップヌードルとコーヒーだけで生きてるヤツと一緒にしないでくれよ……」
さやか「あー、うん。それは言ってからちょっと思った」
杏子「ん、ちょっと前からジュースにも手を広げたんだよ。最近何でもかんでも……なんだっけ、あれ。
アセなんとかケーなんとかってやつ……人工物質?」
さやか「人工甘味料のこと? アセルスファムだかアセスルファムだか……忘れたけど」
杏子「そうそうそんなやつ。あれが入ってるマズ~いやつばかり増えてるからさ……。
買うときに必ず確認するようになっちまって。それ以来ジュースにもちょっとこだわりが出てきた」
さやか「不味いかな? ちゃんと甘いし、カロリー低くて太らないし良いことばっかだと思うんだけど」
杏子「……はっ、さやか程度の舌じゃ分かんねーか、あのエグい後味が」
さやか「こんにゃろ、たかだか100円そこらのジュースの味がどうこうで偉そうにするんじゃないやい」
さやか「それにほむらなんか、むしろ『砂糖っぽくない、この甘さがクセになるのよ』とか言ってた気がするけどなぁ」
杏子「毎日毎食カップヌードルとコーヒーだけで生きてるヤツと一緒にしないでくれよ……」
さやか「あー、うん。それは言ってからちょっと思った」
さやか「他にも飲み物は……」ペラッ
さやか「あった。『キリンコーラ』? 何これ」
杏子「キリンのコーラ」
さやか「うん」
杏子「……いや、そのまんまなんだ。キリンが出してるコーラだよ」
さやか「キリンってビールの?」
杏子「そうそう。この前コンビニ行ったら置いてあって、初めて見たもんでとりあえず。
刺激が緩めで飲みやすい感じのコーラだったよ」
さやか「へー、見たこと無いな……どこのコンビニ?」
杏子「駅の裏の……って、もうそこには置いてなかったぞ」
さやか「マジですか、そんな不味い……わけじゃないんだよね? 同じく★3だし」ペラッ
杏子「ああ。何でだろうな……」
さやか「あ、『なっちゃん 朝MIX ピーチ&ブルーベリー』はあたしも飲んだ! おいしかったよねー」
杏子「それはかなり好みだったよ」
さやか「あった。『キリンコーラ』? 何これ」
杏子「キリンのコーラ」
さやか「うん」
杏子「……いや、そのまんまなんだ。キリンが出してるコーラだよ」
さやか「キリンってビールの?」
杏子「そうそう。この前コンビニ行ったら置いてあって、初めて見たもんでとりあえず。
刺激が緩めで飲みやすい感じのコーラだったよ」
さやか「へー、見たこと無いな……どこのコンビニ?」
杏子「駅の裏の……って、もうそこには置いてなかったぞ」
さやか「マジですか、そんな不味い……わけじゃないんだよね? 同じく★3だし」ペラッ
杏子「ああ。何でだろうな……」
さやか「あ、『なっちゃん 朝MIX ピーチ&ブルーベリー』はあたしも飲んだ! おいしかったよねー」
杏子「それはかなり好みだったよ」
さやか「あれ? これ、名前だけしか書いてないよ。『冬のコアラのマーチ 焦がしミルク』?」
杏子「まだ食ってないからな」
さやか「予定ってこと?」
杏子「そーゆーことだ。今月発売で……たしかもう出てるはずだな。でも、電子レンジが必要なんだよ」
さやか「電子レンジ? コアラのマーチって、あのコアラのマーチでしょ?」
杏子「そうだけど、冬のバージョンはレンジで暖めて、中のチョコを溶かして食べると美味いようにできててさ。
電子レンジ持って無いし、レジで暖めて貰ってもすぐ冷めちゃうし、ちょっと手が出しにくくて」
さやか「毎年あるってこと?」
杏子「去年もあったよ。たしか……『キャラメルオレ』だったか? うまかったぞ」
さやか「へー、面白そう……。ねね、帰りに買っていこうよ、あたしの家で暖めてさ」
杏子「! へへ、それは嬉しい提案だな……。一緒に食べよーぜ」
さやか「うん!」
杏子「まだ食ってないからな」
さやか「予定ってこと?」
杏子「そーゆーことだ。今月発売で……たしかもう出てるはずだな。でも、電子レンジが必要なんだよ」
さやか「電子レンジ? コアラのマーチって、あのコアラのマーチでしょ?」
杏子「そうだけど、冬のバージョンはレンジで暖めて、中のチョコを溶かして食べると美味いようにできててさ。
電子レンジ持って無いし、レジで暖めて貰ってもすぐ冷めちゃうし、ちょっと手が出しにくくて」
さやか「毎年あるってこと?」
杏子「去年もあったよ。たしか……『キャラメルオレ』だったか? うまかったぞ」
さやか「へー、面白そう……。ねね、帰りに買っていこうよ、あたしの家で暖めてさ」
杏子「! へへ、それは嬉しい提案だな……。一緒に食べよーぜ」
さやか「うん!」
さやか「こうして見ると……わりかしハイペースで記録が増えてるよね。いつから書いてるの?」
杏子「え? どうだろ……。覚えてないけど、もう30か40冊ぐらい書いたんじゃねえかな……」
さやか「うお、そんなに続けてたんかい……。何でも三日坊主なさやかちゃんとしてはちょっと尊敬するかも……」
杏子「……他に趣味もねーからな。暇さえあれば食ってるから、まあ初めて食った菓子だけでも、いつの間にか、ね」
さやか「趣味ねぇ……」
さやか (あたしは恭介のせいでちょーっとだけクラシック曲に詳しくなったぐらいだし……やっぱり何も無いかなあ)
杏子「生きるってのと食うってのは同じようなモンだからな。あたしん中じゃうまいお菓子を食うのは、
人生最大の趣味だよ。お菓子のためなら死ねるっ!」
さやか「あはは、こりゃ筋金入りだわ……」
杏子「まだまだ食べてみたいものも一杯あるんだ。例えばほら、この前マミがお土産買ってきたろ。
何だっけ、三角形でやーらかくて甘いの」
さやか「……もしかして生八つ橋のこと?」
杏子「そうそうそれだ! あれを食って衝撃を受けたね、こんな美味い菓子を今まで知らなかった自分が悔やまれてならねーって」
さやか「確かにあれは、メロメロにされてしまう気持ちが分からなくもないわね」
杏子「そういうわけで、土産物のお菓子ってのも気になってきたんだよなあ。
いろんな所に出かけて、いろんな物を食べてみたいよ」
杏子「え? どうだろ……。覚えてないけど、もう30か40冊ぐらい書いたんじゃねえかな……」
さやか「うお、そんなに続けてたんかい……。何でも三日坊主なさやかちゃんとしてはちょっと尊敬するかも……」
杏子「……他に趣味もねーからな。暇さえあれば食ってるから、まあ初めて食った菓子だけでも、いつの間にか、ね」
さやか「趣味ねぇ……」
さやか (あたしは恭介のせいでちょーっとだけクラシック曲に詳しくなったぐらいだし……やっぱり何も無いかなあ)
杏子「生きるってのと食うってのは同じようなモンだからな。あたしん中じゃうまいお菓子を食うのは、
人生最大の趣味だよ。お菓子のためなら死ねるっ!」
さやか「あはは、こりゃ筋金入りだわ……」
杏子「まだまだ食べてみたいものも一杯あるんだ。例えばほら、この前マミがお土産買ってきたろ。
何だっけ、三角形でやーらかくて甘いの」
さやか「……もしかして生八つ橋のこと?」
杏子「そうそうそれだ! あれを食って衝撃を受けたね、こんな美味い菓子を今まで知らなかった自分が悔やまれてならねーって」
さやか「確かにあれは、メロメロにされてしまう気持ちが分からなくもないわね」
杏子「そういうわけで、土産物のお菓子ってのも気になってきたんだよなあ。
いろんな所に出かけて、いろんな物を食べてみたいよ」
さやか「お菓子のためにお出かけかー。面白そうだけど、結構お金かかるんじゃない?」
杏子「そーなんだよな。だから、あたしバイク欲しいと思ってるんだ」
さやか「バイク?」
杏子「ガソリン代かかるけどさ、電車とかよりは結構気ままに食べ歩きできそーじゃん?」
さやか「いいねー、楽しそうだし……カッコよさそうだ、杏子。免許はちゃんと取りなよ?」
杏子「分かってるって……。警察に追われるめんどくささは、身を以て知ってるからな……」
さやか「ああ、そうよね……」
さやか「……あれって、16歳からだっけ。乗れるの」
杏子「そうだな。だからまだ、先の話だよ」
さやか「安全運転しなさいよ? 杏子が怪我してお見舞いに行くとか嫌だよ、あたし」
杏子「よほどの事故じゃなきゃ、魔力で回復できるだろ?」
さやか「いやそりゃそうかもしれないけど……」
杏子「そーなんだよな。だから、あたしバイク欲しいと思ってるんだ」
さやか「バイク?」
杏子「ガソリン代かかるけどさ、電車とかよりは結構気ままに食べ歩きできそーじゃん?」
さやか「いいねー、楽しそうだし……カッコよさそうだ、杏子。免許はちゃんと取りなよ?」
杏子「分かってるって……。警察に追われるめんどくささは、身を以て知ってるからな……」
さやか「ああ、そうよね……」
さやか「……あれって、16歳からだっけ。乗れるの」
杏子「そうだな。だからまだ、先の話だよ」
さやか「安全運転しなさいよ? 杏子が怪我してお見舞いに行くとか嫌だよ、あたし」
杏子「よほどの事故じゃなきゃ、魔力で回復できるだろ?」
さやか「いやそりゃそうかもしれないけど……」
さやか「……それにしても、ちょっと安心したよ。暇な時何してんのか聞いてもさ、いつもあんた何もしてないって言うから」
杏子「ん? いや、何もしてないぞ。ゲーセン行くか、魔女と仲良くするかぐらいだし」
さやか「うーん、そうなんだろうけど……。ま、いいの、あたしの気持ちの問題だし」
杏子「……? 何だそりゃ……」
さやか「それよりさ、もう一試合しない? そろそろ体力も回復したし」
杏子「ああ、かまわねーけど……。さやか強すぎるんだよな、全然勝てねえ」
さやか「あたしも慣れてるだけで大したこと無いんだけど……。杏子もやってるうちに上手くなってきてるじゃん」
杏子「そーかもしれんが……」
さやか「……ふむ、ようし。さやかちゃんがいいエサをぶら下げてさしあげましょう。
大サービスで、杏子が勝ったら何でも……一つだけ言うこと聞いてあげるよ?」
杏子 (!? 何だと……?)
杏子「……すげーうまい話に聞こえるけど、それあたしが負けたらどうなるんだ?」
さやか「もちろん、立場が逆になるね?」ニヤリ
杏子「だよなぁ……。うん、でもまあいいや、やろうぜ」
さやか「お、乗ってきたなっ!」
杏子「賭けるモンがあると、あたしはひと味違うってことを教えてやるよ」
杏子「ん? いや、何もしてないぞ。ゲーセン行くか、魔女と仲良くするかぐらいだし」
さやか「うーん、そうなんだろうけど……。ま、いいの、あたしの気持ちの問題だし」
杏子「……? 何だそりゃ……」
さやか「それよりさ、もう一試合しない? そろそろ体力も回復したし」
杏子「ああ、かまわねーけど……。さやか強すぎるんだよな、全然勝てねえ」
さやか「あたしも慣れてるだけで大したこと無いんだけど……。杏子もやってるうちに上手くなってきてるじゃん」
杏子「そーかもしれんが……」
さやか「……ふむ、ようし。さやかちゃんがいいエサをぶら下げてさしあげましょう。
大サービスで、杏子が勝ったら何でも……一つだけ言うこと聞いてあげるよ?」
杏子 (!? 何だと……?)
杏子「……すげーうまい話に聞こえるけど、それあたしが負けたらどうなるんだ?」
さやか「もちろん、立場が逆になるね?」ニヤリ
杏子「だよなぁ……。うん、でもまあいいや、やろうぜ」
さやか「お、乗ってきたなっ!」
杏子「賭けるモンがあると、あたしはひと味違うってことを教えてやるよ」
杏子「っりゃ!」パシュッ
力一杯返される杏子のストロークを、
さやか「ほいっ」ポン
軽くさやかがネット際に落とす。
杏子「あっと!」ポコン
それでも杏子は犬のように齧り付いて球を拾うが、
さやか「そりゃっ!」パシンッ!
うまくロブを打たれ、後ろに消えていく球を見送った。
杏子「ああっ……!」
さやか「よっしゃー、40-15!」
杏子「くっそ卑怯だろ! 毎回毎回あたしの居ないとこにばっか打ちやがってっ!」
さやか「いやいやそういうゲームですし……。もうちょっと予測して動かなきゃー」
杏子「ぬぐぐ……」
力一杯返される杏子のストロークを、
さやか「ほいっ」ポン
軽くさやかがネット際に落とす。
杏子「あっと!」ポコン
それでも杏子は犬のように齧り付いて球を拾うが、
さやか「そりゃっ!」パシンッ!
うまくロブを打たれ、後ろに消えていく球を見送った。
杏子「ああっ……!」
さやか「よっしゃー、40-15!」
杏子「くっそ卑怯だろ! 毎回毎回あたしの居ないとこにばっか打ちやがってっ!」
さやか「いやいやそういうゲームですし……。もうちょっと予測して動かなきゃー」
杏子「ぬぐぐ……」
何度か力業で杏子が押し切るも、そのままさやか優位で試合は運び。
ゲームカウント5-2、ほぼ詰んだ最後のゲームにも関わらず、
デュースに持ち込み杏子は気合いのみで粘っていた。
杏子「っはぁ、はぁ……」
杏子 (くっそ、絶対に負けらんねぇ……! 次取られたら終わりだ!)
息を荒げながら、いつになく真剣な目がさやかを見据えている。
さやか (むーう、そろそろ決めとかないと、あたしも体力的にやばいのよね……あきらめのわるいヤツめ)
さやか (……よしっ)
さやか「行くよっ!」
杏子「来いっ!」
さやかはひょいと、ボールを軽くトスし、
さやか (決めちゃるっ!) バシッ!
最後のつもりで…全力でラケットを叩き付ける。
杏子 (うお、速っ) パシッ
疲れのせいか、先ほどから落ちていた球速が突然復活し…
それに驚きながらも、危なげな動きでなんとかレシーブする。
ゲームカウント5-2、ほぼ詰んだ最後のゲームにも関わらず、
デュースに持ち込み杏子は気合いのみで粘っていた。
杏子「っはぁ、はぁ……」
杏子 (くっそ、絶対に負けらんねぇ……! 次取られたら終わりだ!)
息を荒げながら、いつになく真剣な目がさやかを見据えている。
さやか (むーう、そろそろ決めとかないと、あたしも体力的にやばいのよね……あきらめのわるいヤツめ)
さやか (……よしっ)
さやか「行くよっ!」
杏子「来いっ!」
さやかはひょいと、ボールを軽くトスし、
さやか (決めちゃるっ!) バシッ!
最後のつもりで…全力でラケットを叩き付ける。
杏子 (うお、速っ) パシッ
疲れのせいか、先ほどから落ちていた球速が突然復活し…
それに驚きながらも、危なげな動きでなんとかレシーブする。
さやか (さすがに返されるかっ……!)
お互い、つらい顔をしながらもラリーは続く。
片方は冷静な判断で、他方は燃え上がる闘志を頼りにして。
さやか (くそう、何だかんだで決まらないな……)
さやか (ん? これって……)
ともかく反射でもって球を追いかけようという姿勢のせいか、まさしく背水の陣であるゲーム状況のせいか。
杏子の立ち位置は、じりじり前にずれて来ていた。
多分、本人は気づいていない。
さやか (……そろそろかな?)
杏子は相変わらず力押しだ。だが疲れが出ているのは向こうも同じようで、
そう返球するのに苦労は感じない。
さやか (このまま待っていればそのうち……)
さやか (来たっ!)
そして……実にいい高めの球が返されたところを、逃すことなく捕らえ、
さやか (とどめだーっ!) バシンッ!
力強く相手のコートにスマッシュを打ち込んだ。
お互い、つらい顔をしながらもラリーは続く。
片方は冷静な判断で、他方は燃え上がる闘志を頼りにして。
さやか (くそう、何だかんだで決まらないな……)
さやか (ん? これって……)
ともかく反射でもって球を追いかけようという姿勢のせいか、まさしく背水の陣であるゲーム状況のせいか。
杏子の立ち位置は、じりじり前にずれて来ていた。
多分、本人は気づいていない。
さやか (……そろそろかな?)
杏子は相変わらず力押しだ。だが疲れが出ているのは向こうも同じようで、
そう返球するのに苦労は感じない。
さやか (このまま待っていればそのうち……)
さやか (来たっ!)
そして……実にいい高めの球が返されたところを、逃すことなく捕らえ、
さやか (とどめだーっ!) バシンッ!
力強く相手のコートにスマッシュを打ち込んだ。
杏子「っ!」
そこでようやく杏子は自分の過ちに気づくが、反応が間に合わない。
横目で睨むボールは既に遠く、きっとこれでゲームは終わりだろう。
だが……
杏子 (くっ……! 届かない……いやでもっ!)
このまま終わらせたくはない。何としてでも勝ち取りたい。
その想いが、杏子の眠れる本能を呼び覚まし…
杏子「っらああぁ!!」ブンッ
ザシュッ… ポテッ
いつしか召還した槍の切っ先で、ボールを真っ二つに切り裂いていた。
さやか「……はい?」
杏子「………あ、やべっ」
そこでようやく杏子は自分の過ちに気づくが、反応が間に合わない。
横目で睨むボールは既に遠く、きっとこれでゲームは終わりだろう。
だが……
杏子 (くっ……! 届かない……いやでもっ!)
このまま終わらせたくはない。何としてでも勝ち取りたい。
その想いが、杏子の眠れる本能を呼び覚まし…
杏子「っらああぁ!!」ブンッ
ザシュッ… ポテッ
いつしか召還した槍の切っ先で、ボールを真っ二つに切り裂いていた。
さやか「……はい?」
杏子「………あ、やべっ」
さやか「もー、なーにやってんのあんたは……。ボール勿体ないじゃん」
杏子「いや、その、悪い……。必死になってたらつい……」
さやか「まあいいけどさ。危ないからもうやめてよ?」
杏子「ああ……。でも実際、もっと重くて長くないと振り回しづらいんだよなあ……」ブンッ
杏子「……最初から槍でやったら勝てる気がする」
さやか「そりゃ長い方が届くかもしれないけど。何かあたしだけ不利なような……いやそうでもないか?」
杏子「なんなら一本貸すよ?」
さやか「そんな花形満みたいなテニスはやりたくないです……。第一、ボールがスライスされる問題は解決してないじゃん」
杏子「それもそっか」
さやか「ま。とりあえず、この試合はさやかちゃんの大勝利に終わったわけですが。ねぇねぇ杏子ちゃんどんな気分?」ニヤニヤ
杏子「……くっ、調子に乗りやがって」
さやか「ほっほっほ、あたしに挑戦するなら、あと3年は精進するがよかろう!」
杏子「いつか潰す…いつか潰す…」ブツブツ
さやか「そんじゃそろそろ帰ろっか。借りてる時間も終わるし」
杏子「あ、そうだな。……帰り、コンビニ寄るの忘れんなよ?」
杏子「いや、その、悪い……。必死になってたらつい……」
さやか「まあいいけどさ。危ないからもうやめてよ?」
杏子「ああ……。でも実際、もっと重くて長くないと振り回しづらいんだよなあ……」ブンッ
杏子「……最初から槍でやったら勝てる気がする」
さやか「そりゃ長い方が届くかもしれないけど。何かあたしだけ不利なような……いやそうでもないか?」
杏子「なんなら一本貸すよ?」
さやか「そんな花形満みたいなテニスはやりたくないです……。第一、ボールがスライスされる問題は解決してないじゃん」
杏子「それもそっか」
さやか「ま。とりあえず、この試合はさやかちゃんの大勝利に終わったわけですが。ねぇねぇ杏子ちゃんどんな気分?」ニヤニヤ
杏子「……くっ、調子に乗りやがって」
さやか「ほっほっほ、あたしに挑戦するなら、あと3年は精進するがよかろう!」
杏子「いつか潰す…いつか潰す…」ブツブツ
さやか「そんじゃそろそろ帰ろっか。借りてる時間も終わるし」
杏子「あ、そうだな。……帰り、コンビニ寄るの忘れんなよ?」
――その日の夜、美樹邸――
杏子「な、なぁさやか……」
薄暗い。机のランプだけが、部屋を淡く照らしている。
さやか「んー?」
杏子の足下で、ごそごそと作業をしながら気のない返事。
杏子「やっぱり……やめない? これ……」
ベッドの上。裸で大きく広げたまま、縄跳びに縛られた両腕を揺らす。
思いの外……しっかりと結ばれているようだ。
さやか「えー? 賭けに負けたあんたが悪いんじゃん?」
杏子「それは……そうなんだけど……! こんなことするなんて……」
さやか「……よしっと。これでいいかな」
最後の足の拘束を終え、満足げな表情で立ち上がる。
さやか「ふむ………」ジロジロ
杏子「う、そんなに……見るなよっ………///」
ぷいっと横を向き、赤い顔を隠そうとする。
さやか (あはは、かーわいっ。その仕草がもう……たまらないんだよ、杏子………)
杏子「な、なぁさやか……」
薄暗い。机のランプだけが、部屋を淡く照らしている。
さやか「んー?」
杏子の足下で、ごそごそと作業をしながら気のない返事。
杏子「やっぱり……やめない? これ……」
ベッドの上。裸で大きく広げたまま、縄跳びに縛られた両腕を揺らす。
思いの外……しっかりと結ばれているようだ。
さやか「えー? 賭けに負けたあんたが悪いんじゃん?」
杏子「それは……そうなんだけど……! こんなことするなんて……」
さやか「……よしっと。これでいいかな」
最後の足の拘束を終え、満足げな表情で立ち上がる。
さやか「ふむ………」ジロジロ
杏子「う、そんなに……見るなよっ………///」
ぷいっと横を向き、赤い顔を隠そうとする。
さやか (あはは、かーわいっ。その仕草がもう……たまらないんだよ、杏子………)
ギシッ…
杏子「あ……っ」
緩む頬を押さえられないまま、さやかはゆっくりと杏子のお腹に馬乗りになる。
さやか「あんた、いつ見てもきれーなカラダしてるよね……。
柔らかすぎず、締まっていて……でも硬すぎない、そんなカラダ」
杏子「へ……へんなこと言うなよっ!」
慌てる様が面白い。
さやか「ホントのことしか言ってないよ……? 杏子、いつもはもっと素直なのに。どうしたの?」
杏子「だ、だって……。縛られてるって何か……恥ずかしい……。ヘンタイっぽいじゃんか……///」
さやか「そう……? でも……」モミッ
杏子「んぁっ……!」
呼吸と共に緩やかに上下する、まだまだ小振りな両胸を揉みはじめる。
さやか「ほらー、やっぱり。……いつもより、感じてる」
杏子「あっ……ん、そんな、こと………ないっ」
さやか「はは、嘘ばっかり。ヘンタイっぽいんじゃなくて、ヘンタイさんじゃん……」
杏子「あ……っ」
緩む頬を押さえられないまま、さやかはゆっくりと杏子のお腹に馬乗りになる。
さやか「あんた、いつ見てもきれーなカラダしてるよね……。
柔らかすぎず、締まっていて……でも硬すぎない、そんなカラダ」
杏子「へ……へんなこと言うなよっ!」
慌てる様が面白い。
さやか「ホントのことしか言ってないよ……? 杏子、いつもはもっと素直なのに。どうしたの?」
杏子「だ、だって……。縛られてるって何か……恥ずかしい……。ヘンタイっぽいじゃんか……///」
さやか「そう……? でも……」モミッ
杏子「んぁっ……!」
呼吸と共に緩やかに上下する、まだまだ小振りな両胸を揉みはじめる。
さやか「ほらー、やっぱり。……いつもより、感じてる」
杏子「あっ……ん、そんな、こと………ないっ」
さやか「はは、嘘ばっかり。ヘンタイっぽいんじゃなくて、ヘンタイさんじゃん……」
杏子「そ、それ……はっ、さやかが………んっ……こんなこと、する……んむっ!?」
荒い吐息で説得力のない言い訳をする唇を唇でふさぎ、無理矢理黙らせた。
杏子「ン………」
目を閉じ、なすすべ無く受け身な杏子の口の中を、さやかの舌が蹂躙する。
さやか (んふ……。いつ味わっても、甘いな……杏子の口の中。チョコレートの味がする……) レロッ…
それはきっと、さっき同じお菓子を食べたさやかも同様であるに違いなかったが…
さやか (何でかな……。もっと……美味しい………)
特に理解をするつもりもなく、本能に任せるままに嘗め続けた。
荒い吐息で説得力のない言い訳をする唇を唇でふさぎ、無理矢理黙らせた。
杏子「ン………」
目を閉じ、なすすべ無く受け身な杏子の口の中を、さやかの舌が蹂躙する。
さやか (んふ……。いつ味わっても、甘いな……杏子の口の中。チョコレートの味がする……) レロッ…
それはきっと、さっき同じお菓子を食べたさやかも同様であるに違いなかったが…
さやか (何でかな……。もっと……美味しい………)
特に理解をするつもりもなく、本能に任せるままに嘗め続けた。
杏子 (あっ……上あごが………)
杏子 (へ………変に、されちまう……っ!)
てろてろと注がれる唾液を味わいながら、杏子は口の中だけでなく…
自分の意識まで嘗め溶かされているような錯覚を感じる。
杏子「ンンー………」
それをただ受け入れてぼうっとしていると、
コリッ
杏子「ンフッ! ンーー……!」
急に、摘まれた乳首の感触にびくりと目を開ける。
目の前にあるさやかの両眼が、いたずらっぽく笑っているのが見えた。
杏子「ムゥ………」
ちょっと抗議を込めてにらみ返すも、
コリリッ
杏子「ンフゥ!」
さらなる追撃に、簡単に屈してしまう。
杏子 (な、なんだよこれっ……?)
杏子 (へ………変に、されちまう……っ!)
てろてろと注がれる唾液を味わいながら、杏子は口の中だけでなく…
自分の意識まで嘗め溶かされているような錯覚を感じる。
杏子「ンンー………」
それをただ受け入れてぼうっとしていると、
コリッ
杏子「ンフッ! ンーー……!」
急に、摘まれた乳首の感触にびくりと目を開ける。
目の前にあるさやかの両眼が、いたずらっぽく笑っているのが見えた。
杏子「ムゥ………」
ちょっと抗議を込めてにらみ返すも、
コリリッ
杏子「ンフゥ!」
さらなる追撃に、簡単に屈してしまう。
杏子 (な、なんだよこれっ……?)
杏子 (こんなに………感じるもんだったか……?)
そう、急に責められた驚きもあるが…
それよりも、妙に反応の良い自分の身体に驚いていた。
杏子 (やっていること自体は……いつもとそんな変わらないんだけど………)
ぐっと、縛られた四肢に力を入れてみる。
手首に足首に、巻き付いた縄の締め付けを実感し、自分では逃れられないことを確かめると…
杏子 (う………///)
その感覚に、きゅんと心が締め付けられる自分が居る。
期待感? 恐怖感?
良く分からないが、なぜかいつもより自分の心音が高鳴っていることは否定できない。
杏子 (こんなの……う、嘘だろっ………)
杏子 (さやかの言うとおり、ヘンタイじゃん、あたし……!?)
おかしいことだ、悪いことだという特に根拠のない理性が少し頭をかすめるも…
杏子 (あうっ、ん……!)
次々とやさしく加えられる刺激に、間違いなく感じている身体を誤魔化すことはできず。
杏子 (認めたく……ねーけど………)
早くも杏子は、さやかに全てを握られる心地よさを覚えはじめてしまっていた。
そう、急に責められた驚きもあるが…
それよりも、妙に反応の良い自分の身体に驚いていた。
杏子 (やっていること自体は……いつもとそんな変わらないんだけど………)
ぐっと、縛られた四肢に力を入れてみる。
手首に足首に、巻き付いた縄の締め付けを実感し、自分では逃れられないことを確かめると…
杏子 (う………///)
その感覚に、きゅんと心が締め付けられる自分が居る。
期待感? 恐怖感?
良く分からないが、なぜかいつもより自分の心音が高鳴っていることは否定できない。
杏子 (こんなの……う、嘘だろっ………)
杏子 (さやかの言うとおり、ヘンタイじゃん、あたし……!?)
おかしいことだ、悪いことだという特に根拠のない理性が少し頭をかすめるも…
杏子 (あうっ、ん……!)
次々とやさしく加えられる刺激に、間違いなく感じている身体を誤魔化すことはできず。
杏子 (認めたく……ねーけど………)
早くも杏子は、さやかに全てを握られる心地よさを覚えはじめてしまっていた。
さやか「ぷはっ……」
随分と楽しんだ後で、さやかがようやく口づけをやめる。
顔を上げるにつれ、つつー、と。二人の唾液が杏子の首元をなぞった。
さやか「……杏子、だぁ~い好き………」サラッ…
赤い髪を軽くなでつけながら呟く。
杏子「あ……あたしも………好きだっ……!」
とろけきった目でそれに応える。
杏子「だから……その、さ………」モゾッ…
目を伏せつつ、もどかしそうに身体を捩り『はやく、もっと欲しい』とアピールする杏子。
さやか「なぁーに、もうおねだりー?」
杏子「だってっ………///」
さやか「ふぅん。……よいしょっと」
さやかは杏子のお腹の上をまたぐ恰好から、左右にぱっかりと開かれた杏子の脚の間へと腰を移した。
さやか (……ははは、すごいじゃん、これ)
うっすらと毛の生えたその場所は、さやかの予想以上の粘液を滴らせて誘っていた。
随分と楽しんだ後で、さやかがようやく口づけをやめる。
顔を上げるにつれ、つつー、と。二人の唾液が杏子の首元をなぞった。
さやか「……杏子、だぁ~い好き………」サラッ…
赤い髪を軽くなでつけながら呟く。
杏子「あ……あたしも………好きだっ……!」
とろけきった目でそれに応える。
杏子「だから……その、さ………」モゾッ…
目を伏せつつ、もどかしそうに身体を捩り『はやく、もっと欲しい』とアピールする杏子。
さやか「なぁーに、もうおねだりー?」
杏子「だってっ………///」
さやか「ふぅん。……よいしょっと」
さやかは杏子のお腹の上をまたぐ恰好から、左右にぱっかりと開かれた杏子の脚の間へと腰を移した。
さやか (……ははは、すごいじゃん、これ)
うっすらと毛の生えたその場所は、さやかの予想以上の粘液を滴らせて誘っていた。
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