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    元スレ春香「765プロが倒産してもう3年かぁ……」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - アイテム + - アイドルマスター + - 倒産 + - 完結 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 106 :

    ┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛ ┣゛┣゛

    202 = 168 :

    なんだかんだでピヨちゃんが一番平和だったろ

    203 = 121 :

    >>202
    3X才独身職無の何が平和なんだ?

    204 = 99 :

    「はぁ……はぁ……」

    動悸がどんどん激しくなってきました。
    口を開けて、4粒目を放り込もうとします。

    ブルブルと体が震えて、恐怖が足のつま先から頭のてっぺんまで、駆け抜けます。

    これ飲んだら、多分死んじゃうんだ。
    そう思うと、さっきの勇気がどっかに飛んでっちゃって、すごく怖くなってきました。

    思い通りにならない指を数センチ前に出そうとひたすら悪いイメージを連想します。
    これから先の未来。千早ちゃんが部屋から出て行った時、響ちゃんに床に叩きつけられた時。

    ……アイドルなんてならなきゃよかった。


    まんまるい薬が舌先に触れました。

    205 = 103 :

    職無小鳥……

    206 = 168 :

    >>203
    765プロやめて年食っただけであとは何も当時と変わってないじゃないですかー

    207 = 96 :

    死ぬよりましだろ

    208 = 158 :

    つうか春香自殺しようとしてんのに何で俺全裸なんだ

    209 = 106 :

    ババアには死よりも辛いことが…

    210 = 91 :

    背負い投げん時自覚あったんだな…

    212 :

    なんという春香スレ初めて見た

    213 = 151 :

    小鳥(しょくなし)

    214 = 168 :

    >>212
    あんたは自分の方に集中しろ

    215 = 101 :

    春香と同じく眠いわ

    216 = 138 :

    職ありより職なしの方がましだったよな

    219 = 99 :

    その時……


    『(woo!)輝いたーステージーにたーてばー 最高のーきーぶーんを味わえるー(HI!HI!)』

    「え……?」
    私の携帯電話の着信メロディが部屋に鳴り響きました。
    着信があったのは何日、何カ月?いえ、何年ぶりでしょうか。よくわかりません。

    無視しようかとも思いましたが、このタイミングでの着信に何か意味を感じました。
    期待、不安、そして予兆……。
    朦朧とする意識のまま、震える親指でボタンを押して、耳鳴りがする左耳へと電話機をあてました。

    『……ハルカ』
    「あ……」
    この声は……
    ──ち

    「千早ちゃん!?千早ちゃんなの?!」
    意識が一気に覚醒します。思わず立ち上がって、叫びます。
    一年ぶりの、あの頃と変わらない透き通るような声でした。

    『……春香、あの場所で……待っているわ』
    「ちは……!」
    そう言って、雑音が一つ鳴って、ツーツーと通話が切れた事を知らせる音だけが残りました。

    220 :

    2時ごろからりゅう座(しぶんぎ座)流星群見られるらしいぞ
    眠い奴空眺めると良いかもよ

    221 :

    曇り空orz

    222 = 112 :

    春香遂に逝ってしまわれたか・・・

    223 = 90 :

    千早は水瀬財閥のお陰で声が出るようになったんだろ?

    224 = 103 :

    流れ星が一匹……流れ星が二匹……Zzz

    225 :

    >>220
    こういうとき都会ってやだなって思う

    226 = 151 :

    人工音声に頼らざるえなくなるもメカ千早としてメガヒット(メカだけに)

    227 = 92 :

    早速ヲタ歓声ネタ入れて来やがって……

    228 = 91 :

    響と一緒に空見てたら風情がなんたらいいながら貴音がやってきた

    229 = 119 :

    これは燃える展開・・!

    230 = 99 :

    ……。
    突然私に突きつけられた先へ進むという選択。少し、悩んで。
    それからカーテンを両手で掴んで、一気に開けます。
    外には、真っ白な景色が広がっていました。
    私が部屋にいる間に季節は、いつのまにか夏を越えて、秋が過ぎて、もう冬が訪れていたみたいです。

    タンスを開けて、リボンをキツく結びます。それから、赤い厚手のトレンチコートと茶色いスカートを履いて
    部屋のドアを、意識をまっすぐ!にするように、一つ深呼吸して開けます。

    お父さんとお母さんが驚いた顔で階段の上にいる私を見上げていました。
    私は、決して目をそらさずに言いました。

    「……出かけてくる」

    唖然とするお母さんの瞳から、やがて堰を切ったように涙が溢れました。
    それからお父さんがお母さんの肩を抱いて、言いました。

    「あぁ、行ってらっしゃい、春香」

    玄関に、そのまま置いてある私の靴を履いて、ドアを開けました。

    231 = 97 :

    まさか「あの場所」に向かう途中で暴漢に襲われるなんてことはないよな…?
    いいメンヘラ肉便器が手に入って暴漢的な意味でハッピーエンドなんて許さないよっ!

    232 = 225 :

    >>231
    発想が恐ろしすぎるよ……。

    233 = 184 :

    いや、暴漢が来るなら「あの場所」でなにかしらあって、希望と情熱を取り戻した直後だろう

    やめてくれよ

    234 = 103 :

    「嘘から出た実」

    235 :

    長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
    ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
    パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
    今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
    皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
    少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
    長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
    またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
    皆さんお疲れ様でした!

    237 = 119 :

    スルースルー

    239 :

    誰やねん

    240 = 90 :

    5時までに終わったら俺星を見に行くんだ…

    241 :

    >>235
    このコピペが生まれたSSのスレタイ教えてくれ

    242 = 119 :

    星になるなよ

    243 = 99 :

    薬の作用と、久々に外へ出たという不安が私の体にずっしりと重くのしかかります、
    踏みしめるように、一歩一歩、息を切らしながら進みます。
    長い間、まともに歩いていない足はすっかり衰えてて、何度も何度も転びました。
    冷たい氷の結晶がほっぺたにくっついて、寒くて歯がカチカチとなりました。


    でも私、死ぬ前に最後のチャンスを与えてくれたんだと思って行くよ。
    ……会っちゃったら、自分でもどうなるかわからないけど。

    数十メートル進んで、転んで、また起き上がって、少し休んで、途中、人の視線に怯えがらも
    目的地に向かって進みました。

    何時間もかかって、ようやくつきました。
    雪が積もった石畳に、一つまるで、私への案内図を示すかのように、足跡がついていました。

    プロデューサーさんのお墓の前に、木枯らしに吹きつけられて青みのかかった長い髪が、揺れていました。
    私は、その背中に向かって大声で叫びます。

    「千早ちゃん!」

    244 = 197 :

    二年ぶりの対面か…

    245 = 102 :

    超怖い・・・怖ええ

    246 = 99 :

    久々に……会えた……。再開は私が想像してたより案外あっけないものでした。

    ゆっくりと、千早ちゃんが振り返ります。
    何も変わっていない、神妙な顔を浮かべた千早ちゃんがそこにはいました。

    私の方をじっと見つめます。
    そしてぽつりと言いました。

    「春香、久しぶりね。あなたなら来てくれると信じていた」
    小さな、小さな声でした。

    私は逆に、大声で千早ちゃんに叫びます。
    「ひどいよ!千早ちゃん、1年も待たせるなんてひどいよ!」
    本当は、謝るつもりだったけれど口から出た言葉は全く違う千早ちゃんを責める言葉でした。
    私を見放した、許せない。ダメだとわかってもそんな黒い感情がすっぽりと私に覆いかぶさります。

    千早ちゃんは、それを聞いて目を伏せます。
    「……春香、あなたがいなければこんなことにはならなかった」
    「えっ……」

    私に向かって、千早ちゃんがじりじりと歩み寄ってきます。
    手には、何か光るものを持っていました。

    247 = 107 :

    >>唖然とするお母さんの瞳から、やがて堰を切ったように涙が溢れました。
    それからお父さんがお母さんの肩を抱いて、言いました。

    「あぁ、行ってらっしゃい、春香」

    あれ…目頭が熱くなってきた…

    248 :

    >>33くらいの時間から必死で過去作品全部見てきたが・・・これは・・・

    249 = 168 :

    え?・・・・・・え?・・・・・・・・・・

    250 = 225 :

    栄光を摑んだか?


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