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    元スレ美也「ねぇ、にぃに~…はいるよー」

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    251 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 22:41:56.65 ID:xWxBsWZ80 (+22,+29,-18)
    七咲は気づいてるのか?
    252 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 22:43:57.06 ID:JraIiOTo0 (+13,+23,+0)
    好き
    253 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 22:46:16.34 ID:gWwyK8HEO (+24,+29,-15)
    ん、それでこそ七咲だ
    254 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 22:48:22.18 ID:zbbwVrK9O (+95,+30,-231)
    七咲「はい、インスタントカメラですよ。部活で泳ぐフォームとか取るための」

    「……な、七咲……?」

    七咲「──ずんこ先輩。そんな恥ずかしがらなくても良いですよ、とっても可愛らしいです。
       ですからその顔も、私の前だけでも出してかまいませんから」

    「え、うん……ありがと…あれ?」

    七咲「それでは先輩、また明日」ぺこ

    「また、明日……」

    「………」

    「あれ?」


    とある道

    七咲「……………」たったった…

    七咲「……っ……」たったった…

    七咲「…ふふ、どこに飾ろうかな」たったった…
    255 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 22:49:30.49 ID:dakxbXPp0 (+21,+26,-13)
    ずんこは固定かよwww
    256 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 22:55:26.25 ID:gWwyK8HEO (+40,+30,-152)
    バレる危険度

    七咲>絢辻さん>薫>ラブリー>梨穂子>紗江ちゃん
    バレた後の危険度
    絢辻さん(脅される)>ラブリー(知れ渡る)>薫(教室で逆らえない)>梨穂子(うっかり言ってしまう)>七咲(まず秘密は守る)>紗江ちゃん(そういうもんだと信じる)
    257 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 22:55:37.25 ID:jtYhGCtb0 (+6,+21,+0)
    恐ろしい子
    258 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:03:04.02 ID:zbbwVrK9O (+95,+30,-186)
    数十分後

    「……なんだかとても濃い時間を過ごした気がする」

    「………」

    「だが、当初の目標を忘れてはいけないんだ。
       そう、新しいカツラを買うこと。それが僕の今日の目標だ」

    「……今日は知り合いとよく合う日だから、なんかもう色々と
       遅い気がするけど気を引き締めて行こうっと……」すたすた……

    「さて、この角を曲がれば……」くる

    「そろそろつくな……僕が見つけた穴場、誰も知らないだろう
       コスプレという最先端を行く、専門店だ……!」

    「よし、あとはこの公園を悠々と通り過ぎれば……」

    「わーぉ! なんだかとってもキュートな子がいるわぁ!」

    「ダッシュで行こうじゃないか!」
    259 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:03:45.66 ID:c7+cA65w0 (+35,+29,-7)
    >>256
    さっきからなんで順位つけたがんの?
    260 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:10:36.78 ID:dakxbXPp0 (+24,+29,-5)
    今日は研究所からじゃないのか
    261 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:13:54.28 ID:zbbwVrK9O (+95,+30,-241)
    「むむむっ……逃げたわ!行きなさい!───我が純粋なる犬たちよ……」

    わんわん!×8

    「はぁっ……はぁっ……とりあえずお店に入れば……うぉおお!?」

    わんわーん!!×8

    「うわぁあ!!なんだこいつら、必用に僕の膝の裏ばっか舐めてくるよ……っ!!」

    「う~ん……そうやって恥ずかしそうに悶えるのも、とっても可愛らしいわぁ。ベリーぐっとよ!」

    「も、森島先輩!?」

    森島「あら、わたしのことしってるの?」

    「知ってるの何も……貴方はすっごく有名ですし……」

    森島「んー、ほめてもなにもでないわよ?」

    「何も欲しくは無いですよ!ただ、こいつらをどうにか……あっ、そんなところ舐めるなって…っ!!」
    262 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:16:03.41 ID:c7+cA65w0 (+19,+29,-12)
    ラブリー!!
    263 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:18:15.71 ID:xraXqUL80 (+19,+29,-31)
    でも七咲って原作だと脳筋だよね
    264 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:18:34.25 ID:QGke+Mcy0 (+14,+16,-10)
    良スレはageて支援して保守せねばならんな
    265 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:22:17.93 ID:zbbwVrK9O (+95,+30,-227)
    数分後

    「はぁっ……はぁっ……」

    森島「ばいばーい。わんちゃんたちー!」

    わぉーん×8

    「た、たすかった……」

    森島「うぅ~ん、やっぱり犬ちゃんは最高だわぁ~……もうっ、可愛くて本当にキュート!」

    「ふぅ……あの、森島先輩…」

    森島「……ん、あれ?どなたでしたっけ?」

    「いや、さっき僕に犬をけしかけてきたでしょう……」

    森島「……うーんと、あ。そうそう、とっても可愛らしい子ね!
       よかったわよ~あの恥ずかしそうな顔!ばっちり!」

    「えっと……その…はい、森島先輩が喜んでくれたならそれで……」

    (いつもどおりなこの人は……本当に…)
    266 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:23:34.35 ID:zbbwVrK9O (+76,+26,+0)
    ごめんうんこ
    267 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:27:07.14 ID:c7+cA65w0 (+18,+28,+0)
    またか
    268 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:30:25.82 ID:QGke+Mcy0 (+19,+26,+0)
    またうんこかよポルノ野郎
    269 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:34:11.67 ID:mZo1hR/q0 (+25,+29,+0)
    誰かうんこ代行呼んで来い
    270 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:40:11.71 ID:XIsReKAZ0 (-27,-15,+0)
    271 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:47:57.65 ID:BrdLEB7XO (+16,+19,-2)
    >>269
    わろた
    272 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:53:21.63 ID:zbbwVrK9O (+95,+30,-302)
    森島「それで君は何年生? 輝日東高校……制服だけど、見かけない顔ね」

    「え、はい……その」

    森島「うぅ~ん……その挙動、仕草、一年生ではないわねぇ~!」

    「え?」

    森島「それと二年生ではないわ!とりあえず、可愛い子はみんなピックアップしてるしてるもの!
       だから三年生……でも、見たことないわ……う~ん…」

    (や、やばい……意外な伏兵がいらっしゃった……!このままではばれてしまうかもしれない……!!)

    「あ、あのですね!ぼ、ぼくはその……転校生なんです!」

    森島「わぁお! こんな時期に転校なの?」

    「え、ええ……急な親の出張で。それについて行く形になったんです」

    森島「それは大変ねぇ~……頑張って友達作らないとねっ!」

    「は、はい……!!」

    (森島先輩は本当にやさしいなぁ……)
    273 : 以下、名無しにか - 2011/10/04(火) 23:57:28.16 ID:XIsReKAZ0 (-27,-15,+0)
    274 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:00:58.06 ID:hM2phZncO (+45,+30,-269)
    森島「そうねぇ~……転校はとっても寂しいわ。
       だって仲良かったみんなと、わかれてしまうんだもの」

    「は、はい」

    森島「でも、明るくいかなくちゃいけないわ!
       暗くなってても、だめだめ!そうやって弱い所を出し続けてちゃノンノンよっ」

    「はい……そうですよね」

    森島「だからね、君。私のペットになってみない?」

    「はい、わかり……へ?」
    森島「だからだから~。私のペットになってみない?」

    「あ、いや、その、よく意味がわからないんですけど……」

    森島「あぁ~んもう!その首を傾げる姿とかすばらしいわ!子犬ちゃんみたい!」ぎゅううう

    「え、ふえぇ!?」

    森島「でもでも、この香水はダメだわ!君にはちょっとはやすぎるかも!」

    「は、はい……!!」
    275 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:08:17.26 ID:w5ZzA89X0 (+23,+30,-25)
    ラブリーはかわいいなあ!!!!
    276 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:08:32.56 ID:0JzwKuxM0 (-27,-15,+0)
    277 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:10:08.46 ID:hM2phZncO (+45,+30,-258)
    森島「抱き心地も最高だわ~……う~んっ!なんて最高なのかしら!」

    「あ、あの先輩……胸が……!!」

    森島「うん? 胸なんて気にしないの!そのうちすくすく育っていくものなんだから!」

    「いやその、僕の胸の話じゃなくてですね……おっほ!」

    森島「……ん~~~!!はい、堪能したわ。すっごくよかったよ君ぃ~!」

    「は、はい……そう、ですか……ごふっ」

    (あ、あの森島先輩に思いっきり抱き疲れてしまった……こりゃ、梅原に殺されても仕方ないな僕…)

    森島「んー! さぁて、犬ちゃんたちとも遊んだし、可愛いことも遊んだし。かえろうっかな!」

    「え、ペットの話は……?」

    森島「え、何の話?」

    「あ、いえ……なんでもないです。はい」
    278 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:15:29.43 ID:v0FZ7LA20 (+27,+29,-6)
    実は全員気づいててわざとやってるだろ
    279 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:16:39.96 ID:hM2phZncO (+45,+30,-229)
    森島「うぅ~~ん……さて──じゃあね、可愛こちゃん!また逢いましょうねー!」すたすた

    「はい…っ!また……」

    「また……」

    「………」
    「あ、あの……森島先輩!」

    森島「んー? どうしたのー?」くる

    「あの、突然ですけど……!!」

    森島「はぁーい!なにかしらー!」

    「貴方は今、好きな人はいますか……っ!!」

    森島「わぁお!それは私に告白なのかしらー?」

    「あ、いえ、そんなことじゃないんですよ……っ!!」

    森島「う~ん……君みたいな可愛い子だったら、全然私はおっけーよー!」

    「えっ!?」
    280 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:19:08.14 ID:Xt7XqJWN0 (+25,+30,-70)
    森島先輩はゲームやってる時記憶系の障害があるんじゃないかと思って
    欝なシナリオになるのかなーってずっとヒヤヒヤしてた思い出がある
    281 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:26:19.68 ID:nLiLjoRn0 (+16,+28,-3)
    薫クルー?
    282 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:26:45.37 ID:0JzwKuxM0 (-27,-15,+0)
    283 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:27:04.58 ID:hM2phZncO (+45,+30,+0)
    森島「ふふっ。冗談よー!真に受けちゃってかわいいわぁ!」

    「か、からかわないでください……!!」

    森島「ごめんねぇ~!……好きな人、かぁ。うーんと、今はいないわねぇ」

    「…………」

    森島「私ってばよく告白されるんだけど、誰もかれもちょっとピンっと来なくてね。
       だから相手の子には申し訳ないんだけど、いっつも断らせてもらってるの!」

    「そう、ですか……」

    森島「でもね!とってもキュートな子はいるわ!」

    「え……?」

    森島「いつも私の顔色をうかがってね……どうやったら楽しくなるんだろう、頑張って盛り上げよう
       ってブンブンしっぽを振った可愛い子が一人いるの!」

    森島「その子はいっつも頑張ってて……なんでこんなにも頑張るのって私はいっつも考えてたわ。
       でもよくわからなくなって、その子に聞いてみたの!」

    「その子はなんて……?」

    森島「『森島先輩と一緒にいるだけで僕はもう幸せなんです、だったら僕も努力して森島先輩も幸せにしたいじゃないですか』
       だっていわれたわ!かっこいいでしょう!!」
    284 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:34:08.95 ID:8jMQEn270 (-24,-12,-1)
    285 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:35:32.24 ID:hM2phZncO (+45,+30,-185)
    「──それ、僕の……」

    森島「私はびっくりしたわ。この子は凄いって、本当に思ったの!
       こんな私みたいな人に、ここまで頑張れるって本当にすごいと思うわ!」

    「それは、自分を色々と低く見過ぎでは……!」

    森島「ふふっ、そうかしら!でもね、だから貴方も!
       何かを悩んでないで、ちゃんと前を見てみて!」

    「っ……!それは…」

    森島「がんばるのよー!私はいつだって、可愛いこの味方なんだから!!」バイバーイ

    「も、森島先輩……!!」
    「……行ってしまった」

    「………」

    「……悩み事から逃げずに、か……またあの人に慰めてもらってしまったな…」

    「………」

    「あ、もうこんな時間じゃないか……店、空いてるかな…」
    286 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:39:29.48 ID:v0FZ7LA20 (-22,-10,-1)
    支援
    287 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:44:50.24 ID:hM2phZncO (+45,+30,-296)
    数十分後

    「案の定、空いてなかった……そうだよな。思いきり道草しまくったしな…」とぼとぼ…

    「……でも、色々とあったなぁ。今日は」

    「──紗江ちゃんのお財布探したり、梨穂子にストーキングされたり、
       絢辻さんは現れるし、七咲には……よくわからないけどからかわれたんだろうと思うし
       森島先輩には抱き疲れて、慰められて…」

    「僕は全部……彼女たちと、こんな風に女装した状態で会って……
       こんな風に喋りあって……僕は、なにがしたかったんだっけ……」

    「……僕は、そもそも…なんで──」


    「なーにやってんのよ、アンタは」

    「……え?その声は」

    「ばかねぇ。こんなところで、暗くて寒いのにそんな薄着で……女子の制服なんてすっごく寒いでしょ?」

    「え、あ……」

    「……なによ、アンタって親友の顔も忘れったていうの?そんなのないでしょー」

    「か、薫……?」

    棚町「はぁーい、薫さんですよー」
    290 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:50:02.36 ID:5TNhafmf0 (+22,+29,-1)
    日付が変わってもみゃーかわいい
    291 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 00:53:11.49 ID:hM2phZncO (+45,+30,-272)
    暗い校舎

    「お、おい……薫!どうしてこんなところに来るんだ!」

    棚町「うっさいわね! 静かにしなさいってば!」

    「お前こそうるさいだろ!それにワケも話さずこんな暗い学校に
       連れてきたのお前だろ……!!」

    棚町「わーかったわよ、後でちゃんと説明するから!いまちょっと黙ってついてきなさいって!」

    「わ、わかったよ……とりあえず、この校門をよじのぼればいいんだろ……よいしょっと」

    棚町「あ。パンツは男ものなのね」

    「あ、コラみるな薫!!」

    棚町「なーによ減るもんじゃなしに。それにアンタだってあたしのパンツ見たでしょ」

    「ぱ、ぱすてる……」

    棚町「早く、行け!」がんっ

    「あ、こら蹴るな薫──うわー!」どすん
    292 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 01:02:00.00 ID:hM2phZncO (+45,+30,-250)
    「いてて……いきなり蹴るなんて酷いじゃないか。腰いったらどうするんだよ」

    棚町「ほっ…ほっ…よいしょ!」すとん

    棚町「そんなやわな身体じゃないでしょ純一は。だれが鍛え上げたとおもってんの?」

    「……あー、棚町 薫さんですね…」

    棚町「よろしい!」

    「……それで夜の校舎に忍び込んで、なにをしようってんだ薫」

    棚町「ふふん、それは着いてからのお楽しみよん」

    「なんだそれ、ちゃんとした場所なんだろうな」

    棚町「あたりまえでしょー。今のアンタみたいな恰好がお似合いの場所よ」

    「……そ、そうなのか。よくわからないけど……」

    棚町「んじゃ、ここから静かに行くわよ。警備の人もいるから」

    「わ、わかった……」
    293 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 01:02:44.47 ID:v0FZ7LA20 (+27,+29,-19)
    夜の校舎でにゃんにゃん!ごろにゃーん!か
    294 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 01:08:50.14 ID:hM2phZncO (+45,+30,-255)
    美術室

    「……って美術室じゃないか」

    棚町「そそそ。ついでにこれがカギよー」

    「何でそんなものを持ってんだ……」

    棚町「たまーにデッサンで夜遅くに帰ることがあるのよ。
       バイトが無い日とかさ。そんときに使うようにって先生がスペアくれたの」かちゃかちゃ

    「なるほど……デッサンか…」

    棚町「ほら空いた」ドヤッ

    「いちいち恰好つけるなよ……とりあえず、失礼しまーす…」

    「おおう!」

    棚町「雰囲気あるでしょー。かるくお化け屋敷を開けるわよこれは」

    「こんなところで何時も一人で、勉強しているのか……薫は」

    棚町「そうよー。まぁ、たまに先生もいてくれることもあるけど……さっ!」
    295 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 01:14:33.40 ID:wgYVRdOu0 (+22,+29,-4)
    これは……大変なことになる予感!
    296 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 01:15:54.10 ID:hM2phZncO (+45,+30,-286)
    「ん?……あ、こら薫……!!カツラを……!」

    棚町「ん~……大分いたんでるわねぇ。もしかして〝あれ〟からも大分やってたのかしら?」

    「それは……」

    棚町「それもそうみたいね。化粧も上手くなってるし……もうカツラもいらないんじゃない?」

    「と、とりあずそれを返すんだ薫……!!」

    棚町「いやよ、とんで女装壁のある奴に返すもんですか」

    「ぐぬぬ……」

    棚町「──でも、ひとつ要求を飲んでくれたら。これを返してあげてもいいわよ?」

    「よ、要求……?また凄いこと頼みそうだなお前は……」

    棚町「いやねーそんなに親友を疑ってみるのはやめてよー」

    「……口元の笑みが、隠れきれてないようだけど」

    棚町「あら、そおう?ごめんなさいね~」
    297 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 01:21:55.56 ID:hM2phZncO (+45,+30,-230)
    「……それで、要求ってなんだよ」

    棚町「あら、飲んでくれるの?」

    「ああ、いいとも。どうせ元々それをやらせるためにここにきたんだろ」

    棚町「てんきゅ。流石は純一ぃ、話が早くて助かるわー」

    「ぐっ……」

    棚町「──んじゃ、これ」ばさっ

    「……え?もういいのか?」

    棚町「そそそ。はやくそれをつけてちょうだい」

    「わ、わかった……これでいいのか?」

    棚町「おっけー。そしたらそこに座ってくれる?」

    「……おう、座ったぞ薫」

    棚町「……うん、そう。そんな感じでもうちょっと斜めに…そう、てんきゅ」
    299 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 01:27:50.13 ID:hM2phZncO (+45,+30,-210)
    「………まさかだと、思うけど薫……お前」

    棚町「あら、鈍感なアンタでもそろそろわかっちゃうかしら」

    「デッサンの練習させろ、とかそういうのか?」

    棚町「あったりー」

    「…………」

    棚町「ん?なにか御不満でもあるのかしら?」

    「……いや別に、ただこんな夜中じゃなくても。
       いつだってお前の頼みなら……」

    棚町「なーにいってんのよ。こんな夜だからこそいいんじゃない。
       ほら、こっちは準備できたし。動かない動かない」

    「…………」

    棚町「そうそう、そんな感じ……うん。やっぱりアンタは可愛いわ」

    「どうも、ありがとうございます」

    棚町「ほめてんのよ。もっと嬉しくしなさいよ」
    300 : 以下、名無しにか - 2011/10/05(水) 01:33:03.30 ID:Lfrc2xTq0 (+22,+29,-2)
    もじゃもじゃあああ!!
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