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元スレ美也「にぃにー! あっさだよ-?」
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美也「はやくおきないとちこくしちゃうよぉ……?」コショコショ…
純一 ぐーぐー…
美也「みゃーは今、にぃにの布団の中に一緒に居るよ~…?」ぬくぬく
純一 ぐーぐー…
美也「──だめだこりゃ。こんなにもみゃーが珍しくあまえてあげてるのに…
にぃにってば本当に空気が読めないねぇ」
純一「──……うぅん…むにゃむにゃ……絢辻さん、うふふ…
そこはだめだってばぁ~……」ごそごそ
美也「え、にぃに起きたの───にぁああ!!
に、にぃにどこ触ってるの!? そこは───」
純一「ん、ん……んん?──絢辻さん、胸しぼんだ……?
なんかまんまにくまんぐらいあった気が───」
美也「にゃあああああああ!!にぃにのばかぁああああ!!!」がしがしっ
純一 ぐーぐー…
美也「みゃーは今、にぃにの布団の中に一緒に居るよ~…?」ぬくぬく
純一 ぐーぐー…
美也「──だめだこりゃ。こんなにもみゃーが珍しくあまえてあげてるのに…
にぃにってば本当に空気が読めないねぇ」
純一「──……うぅん…むにゃむにゃ……絢辻さん、うふふ…
そこはだめだってばぁ~……」ごそごそ
美也「え、にぃに起きたの───にぁああ!!
に、にぃにどこ触ってるの!? そこは───」
純一「ん、ん……んん?──絢辻さん、胸しぼんだ……?
なんかまんまにくまんぐらいあった気が───」
美也「にゃあああああああ!!にぃにのばかぁああああ!!!」がしがしっ
前篇
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1321254616/l50
後篇1/2
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1321254616/l50
後篇2/2
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1321368411/1-
すみません今回は私用に付き書きだめがゼロですが、
最終篇です
できれば最後までご付き合いください
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1321254616/l50
後篇1/2
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1321254616/l50
後篇2/2
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1321368411/1-
すみません今回は私用に付き書きだめがゼロですが、
最終篇です
できれば最後までご付き合いください
数分後
登校路
純一「いたた……なんだよアイツは…いきなり僕の頬をひっかきやがって…」さすさす…
梅原「──おーい、大将ぉー!」
純一「ん? おう、梅原。おはよう」
梅原「おぅよ! おはよーさん……ってお前…また今日は顔がえらいことになってんな…」
純一「そうなんだよ。なぜだか今日は美也が僕の布団の中にいてさ……良い夢見てたって思ってたのに、
美也のせいで台無しだよ」
梅原「まぁまぁ、美也ちゃんだって甘えたい年頃なんだよ。それぐらい兄貴として分かってやれって」
純一「いや……高校生にもなってまだ、甘えたい時期ってあるものなのか……?
僕としてはなんか、それは嫌だなぁ…」
梅原「ははは。てれ隠しすんなって大将ぅ。そんな風に慕われるのは嫌な気分じゃないだろ?」
純一「……なにいってるんだよ。まっぴらごめんだよ」
梅原「そうか? そりゃすまねぇな──お、棚町おはようさん」
薫「はろー。馬鹿二人ー!」
登校路
純一「いたた……なんだよアイツは…いきなり僕の頬をひっかきやがって…」さすさす…
梅原「──おーい、大将ぉー!」
純一「ん? おう、梅原。おはよう」
梅原「おぅよ! おはよーさん……ってお前…また今日は顔がえらいことになってんな…」
純一「そうなんだよ。なぜだか今日は美也が僕の布団の中にいてさ……良い夢見てたって思ってたのに、
美也のせいで台無しだよ」
梅原「まぁまぁ、美也ちゃんだって甘えたい年頃なんだよ。それぐらい兄貴として分かってやれって」
純一「いや……高校生にもなってまだ、甘えたい時期ってあるものなのか……?
僕としてはなんか、それは嫌だなぁ…」
梅原「ははは。てれ隠しすんなって大将ぅ。そんな風に慕われるのは嫌な気分じゃないだろ?」
純一「……なにいってるんだよ。まっぴらごめんだよ」
梅原「そうか? そりゃすまねぇな──お、棚町おはようさん」
薫「はろー。馬鹿二人ー!」
最近のSSの書き手()ってラノベの作者みたいな奴多いいよな
ハードルの低い場所でオナニーを自信満々に晒してる感というか
ハードルの低い場所でオナニーを自信満々に晒してる感というか
いいから死ねダボハゼが
こういう奴ってどんな神経してるの?
ニコ動のコメント職人気取りと同じ感じで超絶ウザいんだけど?
こういう奴ってどんな神経してるの?
ニコ動のコメント職人気取りと同じ感じで超絶ウザいんだけど?
純一「……その呼び方には少し、僕は言いたいことがあるぞ薫」
薫「んー? なによ、棚町さんのネーミングセンスにケチつける気なのかしら」
純一「そうだな。薫は馬鹿二人と言ったが……それは間違いだ。
──そう、それは詳細に言うなら、ここは馬鹿三人だろ?」
薫「へ? アンタと梅原君、あと誰を入れるのよ?」
純一「──さて、梅原…そろそろ走って逃げるぞ」だだだだ!
梅原「了解」だだだだ!
薫「ちょ、ちょっと二人とも…!
──なによ、馬鹿三人って……他のぞいたらあたしぐらいしか───」
薫「──純一まちなさいッ!」だっ!
純一「梅原ッ! お前は先に行け!僕が薫を引きつけるから!」
梅原「だ、だが大将…ッ? それは棚町相手はいくらなんでも分がわるいってもんじゃ…!?」
純一「大丈夫だ。僕には勝算がある───さぁ行くんだ!僕の屍をこえていけ!」
梅原「それじゃ死んでるぜたしょー!? ……だが、まかせたぜ」ぐっ
薫「んー? なによ、棚町さんのネーミングセンスにケチつける気なのかしら」
純一「そうだな。薫は馬鹿二人と言ったが……それは間違いだ。
──そう、それは詳細に言うなら、ここは馬鹿三人だろ?」
薫「へ? アンタと梅原君、あと誰を入れるのよ?」
純一「──さて、梅原…そろそろ走って逃げるぞ」だだだだ!
梅原「了解」だだだだ!
薫「ちょ、ちょっと二人とも…!
──なによ、馬鹿三人って……他のぞいたらあたしぐらいしか───」
薫「──純一まちなさいッ!」だっ!
純一「梅原ッ! お前は先に行け!僕が薫を引きつけるから!」
梅原「だ、だが大将…ッ? それは棚町相手はいくらなんでも分がわるいってもんじゃ…!?」
純一「大丈夫だ。僕には勝算がある───さぁ行くんだ!僕の屍をこえていけ!」
梅原「それじゃ死んでるぜたしょー!? ……だが、まかせたぜ」ぐっ
純一「ああ、いってこい………!」
薫「──良い覚悟ね、純一。あたしを馬鹿だと称したこと、それがどれだけの
体裁がまってるか……わかってるわよね?」
純一「……そうかな、薫…僕は、知っているんだよ…」
薫「なにかしら。最後に残す言葉でもあるの純一」
純一「いいや、ないさ。あるのは──そう、これだけだ薫」
純一「──僕は、薫のことをなんでも知っている」
薫「……なによ、そう自信満々に答えて。かっこいい顔をする場所まちがって
───ちょ、ちょっと! アンタまだ逃げる気?!」
純一「逃げないよ薫…! これは僕が最大限で薫と対等に戦えることを願ってのことなんだ…!」だっだっ
薫「なにいってんのかさっぱりよあんた!それよか何処まで行くのよ!?
もう校門すぎちゃったわよ!」
純一「すぐにわかるさ──そら、見えてきた!」
薫「見えてきたって──校舎裏のフェンス…?」
薫「──良い覚悟ね、純一。あたしを馬鹿だと称したこと、それがどれだけの
体裁がまってるか……わかってるわよね?」
純一「……そうかな、薫…僕は、知っているんだよ…」
薫「なにかしら。最後に残す言葉でもあるの純一」
純一「いいや、ないさ。あるのは──そう、これだけだ薫」
純一「──僕は、薫のことをなんでも知っている」
薫「……なによ、そう自信満々に答えて。かっこいい顔をする場所まちがって
───ちょ、ちょっと! アンタまだ逃げる気?!」
純一「逃げないよ薫…! これは僕が最大限で薫と対等に戦えることを願ってのことなんだ…!」だっだっ
薫「なにいってんのかさっぱりよあんた!それよか何処まで行くのよ!?
もう校門すぎちゃったわよ!」
純一「すぐにわかるさ──そら、見えてきた!」
薫「見えてきたって──校舎裏のフェンス…?」
純一「ああ、そうだ……そして僕はここを通る!」ささっ
薫「あ、あんたいきなり地べたに這いつくばってなにしてんのよ…?」
純一「良く見ろ薫。ここにある穴を……よっと。ほら、こうやって通り抜けられるんだ」
薫「よくもまぁ見つけるわねそんなの……というかなにかしら、
そんな程度の逃げ道で得意になってる所申し訳ないけど……」
薫「別にあたし、地面に這いつくばってでもあんたのこと追いかけるわよ?」
純一「そうだろうな。僕が知っている薫はそうするはずだ……じゃあ、やってみてよ薫」
薫「あんたに言われなくてもやるわよ。なにを企んでるかわからないけどね──
この棚町さんにかかれば、あんたの考えなんて石ころと………」ずぼっぴたっ
薫「……え?」
純一「──言っただろう、薫…僕は薫のことを知っていると……」
薫「え、どうして──なんでくぐりきれないのよ……!?」
純一「ははは。薫、お前……太っただろ?」
薫「あ、あんたいきなり地べたに這いつくばってなにしてんのよ…?」
純一「良く見ろ薫。ここにある穴を……よっと。ほら、こうやって通り抜けられるんだ」
薫「よくもまぁ見つけるわねそんなの……というかなにかしら、
そんな程度の逃げ道で得意になってる所申し訳ないけど……」
薫「別にあたし、地面に這いつくばってでもあんたのこと追いかけるわよ?」
純一「そうだろうな。僕が知っている薫はそうするはずだ……じゃあ、やってみてよ薫」
薫「あんたに言われなくてもやるわよ。なにを企んでるかわからないけどね──
この棚町さんにかかれば、あんたの考えなんて石ころと………」ずぼっぴたっ
薫「……え?」
純一「──言っただろう、薫…僕は薫のことを知っていると……」
薫「え、どうして──なんでくぐりきれないのよ……!?」
純一「ははは。薫、お前……太っただろ?」
薫「な、なんでそのことを───」
純一「だから言っただろ。僕は前の薫を覚えてるって、だから前との薫がなんか違うなぁって
最近になって気付いてさ。それがなんなのかやっとわかったんだよ」
純一「それはお前が……太ったんだとね」すっ
薫「あ、あたしは別に太ってなんかいないわよ……っ!」
純一「いーや嘘だよ。そうだったら以前までのダイエットには気を配る薫なら、
こんな僕でも通れる穴を普通に通れたはずだしね」
純一「でも、今の薫は通れないでいる。それが今の現状だよ」ごそごそ…
薫「ちょっと……あんたなに、カバンから出そうとしてるの……ッ!
いいから助けなさいよ! ここから!」
純一「待てって。いくらなんでも僕でも薫を置いていったりしないよ。
少し我慢してくれれば、それでいいからさ」す…
薫「な、なによそれ……?」
純一「え? これって──見ればわかるだろ薫?」
純一「僕の朝ご飯だった、飲むヨーグルトだよ」
純一「だから言っただろ。僕は前の薫を覚えてるって、だから前との薫がなんか違うなぁって
最近になって気付いてさ。それがなんなのかやっとわかったんだよ」
純一「それはお前が……太ったんだとね」すっ
薫「あ、あたしは別に太ってなんかいないわよ……っ!」
純一「いーや嘘だよ。そうだったら以前までのダイエットには気を配る薫なら、
こんな僕でも通れる穴を普通に通れたはずだしね」
純一「でも、今の薫は通れないでいる。それが今の現状だよ」ごそごそ…
薫「ちょっと……あんたなに、カバンから出そうとしてるの……ッ!
いいから助けなさいよ! ここから!」
純一「待てって。いくらなんでも僕でも薫を置いていったりしないよ。
少し我慢してくれれば、それでいいからさ」す…
薫「な、なによそれ……?」
純一「え? これって──見ればわかるだろ薫?」
純一「僕の朝ご飯だった、飲むヨーグルトだよ」
薫「──はい…?あんた、それをなにしようっていうのよ…?」
純一「いや、今朝に色々とあってご飯食べてなくてさ。
登校中にでも食べようかなって思ってて持ってきたんだ」
薫「それはわかったわよ……それで、なんでこのタイミングでそれを出すのよ」
純一「いやー薫には悪いことを言ったって僕も反省はしてるんだ。
だからそのお詫びって事で、これを上げようと思ったんだ」
薫「べ、べつにそんなのいらないわよ…!それよりも早くここから助けなさいってば!」
純一「落ち着けって薫。まだ登校時間には余裕があるからさ、
こうやって一息つこうじゃないか」ぱきゅ!
薫「なにあけてるの……!別にい、いらないから……!」
純一「怯えるなよ薫……これは僕の謝罪の気持ちなんだから。
もっと怒っても良いんだよ?今日は特別に殴っても良いからさ!」
薫「な、殴りたくてもあんたに届かないでしょ…!
あたしが動けないからって、良い気になって…ここから出たら覚えて──むぐっ!?」
純一「どう?美味しい薫?」
薫「むぎゅ……むぐっ……んくっ……?!」じゅるじゅる!
純一「いや、今朝に色々とあってご飯食べてなくてさ。
登校中にでも食べようかなって思ってて持ってきたんだ」
薫「それはわかったわよ……それで、なんでこのタイミングでそれを出すのよ」
純一「いやー薫には悪いことを言ったって僕も反省はしてるんだ。
だからそのお詫びって事で、これを上げようと思ったんだ」
薫「べ、べつにそんなのいらないわよ…!それよりも早くここから助けなさいってば!」
純一「落ち着けって薫。まだ登校時間には余裕があるからさ、
こうやって一息つこうじゃないか」ぱきゅ!
薫「なにあけてるの……!別にい、いらないから……!」
純一「怯えるなよ薫……これは僕の謝罪の気持ちなんだから。
もっと怒っても良いんだよ?今日は特別に殴っても良いからさ!」
薫「な、殴りたくてもあんたに届かないでしょ…!
あたしが動けないからって、良い気になって…ここから出たら覚えて──むぐっ!?」
純一「どう?美味しい薫?」
薫「むぎゅ……むぐっ……んくっ……?!」じゅるじゅる!
純一「ああ、ほらほら……ゆっくり飲んでいいんだよ?
焦らないでいいからさ。のどに絡まったら大変だよ」
薫「んく……んくっ……ごく…!」
純一「ん? どうしたんだよ薫……そんな悔しそうに上目使いをしてさ」
薫「ん~!んんー!!」
純一「あーあ、いやいやしたら零れちゃうじゃないか。
ちゃんと最後まで飲みきらないと薫」
薫「っ……こく……んっ……」
純一「そうそう……そうやってゆっくりね。いいよいいよ薫。完璧だよ!」
薫「こくん──……ぷはっ……」
純一「よし、もう容器はからっぽだから僕が後で捨てておくね」
薫「けほっ……こほっ……純一、満足した?」
純一「うん! 満足したよ、そしたらほら薫…片手を貸してくれ」
薫「………」すっ
純一「よいしょ、よいしょ───うん、これでおっけーだよかお───」
焦らないでいいからさ。のどに絡まったら大変だよ」
薫「んく……んくっ……ごく…!」
純一「ん? どうしたんだよ薫……そんな悔しそうに上目使いをしてさ」
薫「ん~!んんー!!」
純一「あーあ、いやいやしたら零れちゃうじゃないか。
ちゃんと最後まで飲みきらないと薫」
薫「っ……こく……んっ……」
純一「そうそう……そうやってゆっくりね。いいよいいよ薫。完璧だよ!」
薫「こくん──……ぷはっ……」
純一「よし、もう容器はからっぽだから僕が後で捨てておくね」
薫「けほっ……こほっ……純一、満足した?」
純一「うん! 満足したよ、そしたらほら薫…片手を貸してくれ」
薫「………」すっ
純一「よいしょ、よいしょ───うん、これでおっけーだよかお───」
数分後
純一「──こ、これはあんまりじゃないか薫……?
いくらなんでも、フェンスの穴に突っ込んで僕を詰まらせるなんてさ…」
薫「あたしの羞恥心に比べればどうってことないでしょ」
純一「…羞恥心? ああ、太ったっていったこと?」
薫「そ、それはもうどうだっていいのよ……それよりもさっきアンタがしたことよ!」
純一「したことって……ただ薫に飲むヨーグルト飲ませただけじゃないか」
薫「それが恥ずかしいってことよ! なに、あんた……あ、あああんなことさせて…っ!」
純一「あんなことって、ただ本当に薫にヨーグルトを飲んでもらいたかっただけだよ?
だってあんな状況にならきゃ、薫も素直にヨーグルト飲んでくれなかっただろうしさ」
薫「そ、それ……あんた本気で言ってるの…?」
純一「うん、本気だよ。確かに薫をあの状況で飲ませるのは僕だって心苦しかったけど……
それよりも馬鹿だって言ったことはあやまりたかったしね」
薫「……な、なによ…あ、あたしはてっきり…」
純一「え? どうしたの薫?」
薫「な、なんでもないわよ!この変態!」
純一「ええ!? なんでだよ?!」
純一「──こ、これはあんまりじゃないか薫……?
いくらなんでも、フェンスの穴に突っ込んで僕を詰まらせるなんてさ…」
薫「あたしの羞恥心に比べればどうってことないでしょ」
純一「…羞恥心? ああ、太ったっていったこと?」
薫「そ、それはもうどうだっていいのよ……それよりもさっきアンタがしたことよ!」
純一「したことって……ただ薫に飲むヨーグルト飲ませただけじゃないか」
薫「それが恥ずかしいってことよ! なに、あんた……あ、あああんなことさせて…っ!」
純一「あんなことって、ただ本当に薫にヨーグルトを飲んでもらいたかっただけだよ?
だってあんな状況にならきゃ、薫も素直にヨーグルト飲んでくれなかっただろうしさ」
薫「そ、それ……あんた本気で言ってるの…?」
純一「うん、本気だよ。確かに薫をあの状況で飲ませるのは僕だって心苦しかったけど……
それよりも馬鹿だって言ったことはあやまりたかったしね」
薫「……な、なによ…あ、あたしはてっきり…」
純一「え? どうしたの薫?」
薫「な、なんでもないわよ!この変態!」
純一「ええ!? なんでだよ?!」
薫「ま、まあ? 今のあんたの状況に免じて許してあげるけど」
純一「そうしたのは薫じゃないか……」
薫「ちょっと黙ってなさい!
──それよりも、最近アンタに聞いてなかったけど……」
純一「ん、なにか僕に用事でもあるの?」
薫「──記憶のことよ、アンタの。ここ最近、あまりそう言った話してないじゃない?
だから良い機会だって思ったのよ。状況があれだけどね」
純一「……そうだね、かれこれ確か薫に相談して───一か月はたったね」
薫「早いものね~。あっというまだった気がするわよあたし」
純一「だな。僕もそう思う……記憶がないって気付いて、色々とあったけど。
それから一カ月は早く感じたよ」
薫「そうね、でも時間はたっても……こうやってあんたは普通にやってる。
あたしと普通に会話もしてるし」
純一「そうだね、記憶がなくても今を過ごせてる。けっこう思いだしたこともあるけど、
それでもこうやって楽しく会話できるのも……皆のおかげだろうと思う」
純一「そうしたのは薫じゃないか……」
薫「ちょっと黙ってなさい!
──それよりも、最近アンタに聞いてなかったけど……」
純一「ん、なにか僕に用事でもあるの?」
薫「──記憶のことよ、アンタの。ここ最近、あまりそう言った話してないじゃない?
だから良い機会だって思ったのよ。状況があれだけどね」
純一「……そうだね、かれこれ確か薫に相談して───一か月はたったね」
薫「早いものね~。あっというまだった気がするわよあたし」
純一「だな。僕もそう思う……記憶がないって気付いて、色々とあったけど。
それから一カ月は早く感じたよ」
薫「そうね、でも時間はたっても……こうやってあんたは普通にやってる。
あたしと普通に会話もしてるし」
純一「そうだね、記憶がなくても今を過ごせてる。けっこう思いだしたこともあるけど、
それでもこうやって楽しく会話できるのも……皆のおかげだろうと思う」
薫「感謝しなさいよねー。──特に絢辻さんの件とか」
純一「ああ、あれには薫には感謝しても感謝しきれないよ。
あの状況にしてくれなかったら……今でも絢辻さんとは仲良く出来なかった気がするしさ」
薫「そうね。でも、あたしはあんな風に絢辻さんと……その、アンタと仲良くなるとは思わなかったわよ」
純一「そう? 僕にとっては変わらないけどなぁ……まぁ、これもこの世界とは違う記憶だと思うけど」
薫「またそれ? 今になってもよくわからないわよ、その思いだす記憶の違いってやつ。
難しい話は棚町さんにはよくわからないわ~」
純一「僕だってよくわかってないよ。だから絢辻さんに全部、そのことはまかせっきりだしさ
──あ、そうだった。今日は朝から絢辻さんの仕事の手伝いを任せられてたんだった!」
薫「え、また頼まれてたのアンタ?」
純一「そうだよ! 色々と絢辻さんには迷惑をかけてるから……
こうやって絢辻さんの負担を少なくさせようって思ってるんだから」
薫「……ふーん、そうなの」
純一「そうなの、じゃないよ薫。そろそろ僕を助けてくれ──
こんな風に折り曲げた状態で入れられてたら、いくら僕だって抜け出せられないよ…!」
純一「ああ、あれには薫には感謝しても感謝しきれないよ。
あの状況にしてくれなかったら……今でも絢辻さんとは仲良く出来なかった気がするしさ」
薫「そうね。でも、あたしはあんな風に絢辻さんと……その、アンタと仲良くなるとは思わなかったわよ」
純一「そう? 僕にとっては変わらないけどなぁ……まぁ、これもこの世界とは違う記憶だと思うけど」
薫「またそれ? 今になってもよくわからないわよ、その思いだす記憶の違いってやつ。
難しい話は棚町さんにはよくわからないわ~」
純一「僕だってよくわかってないよ。だから絢辻さんに全部、そのことはまかせっきりだしさ
──あ、そうだった。今日は朝から絢辻さんの仕事の手伝いを任せられてたんだった!」
薫「え、また頼まれてたのアンタ?」
純一「そうだよ! 色々と絢辻さんには迷惑をかけてるから……
こうやって絢辻さんの負担を少なくさせようって思ってるんだから」
薫「……ふーん、そうなの」
純一「そうなの、じゃないよ薫。そろそろ僕を助けてくれ──
こんな風に折り曲げた状態で入れられてたら、いくら僕だって抜け出せられないよ…!」
薫「……。大丈夫でしょ? それぐらい、アンタの力だったら抜け出せるはずよ~」
純一「そこで僕に変な期待を求めるのはやめてくれ……ほら、太ったって言って
悪かったからさ。助けてくれよ」
薫「…………」
純一「な、なんだよ……まだ許してくれないっていうのか?
そしたらなにをしたら許してくれるんだよ」
薫「……そうね。そしたら今日、あたしの買い物につきあいなさい」
純一「買い物?」
薫「そう、そうよ買い物よ。最近、あんたって誰かとかまって付き合い悪いじゃない?
だから放課後まっすぐに買い物に行くの。いいでしょ?」
純一「……うーん、でもなぁ…絢辻さんの仕事を手伝わないとなぁ…うーん…」
薫「…………」
純一「──ちゃんと言えば、あの寛容のある絢辻さんはゆるしてくれるかもだけど…
うーん……でもなぁ…」
薫「──そう、そしたらそこに一生いなさい。もう、あたし行くから」
純一「そこで僕に変な期待を求めるのはやめてくれ……ほら、太ったって言って
悪かったからさ。助けてくれよ」
薫「…………」
純一「な、なんだよ……まだ許してくれないっていうのか?
そしたらなにをしたら許してくれるんだよ」
薫「……そうね。そしたら今日、あたしの買い物につきあいなさい」
純一「買い物?」
薫「そう、そうよ買い物よ。最近、あんたって誰かとかまって付き合い悪いじゃない?
だから放課後まっすぐに買い物に行くの。いいでしょ?」
純一「……うーん、でもなぁ…絢辻さんの仕事を手伝わないとなぁ…うーん…」
薫「…………」
純一「──ちゃんと言えば、あの寛容のある絢辻さんはゆるしてくれるかもだけど…
うーん……でもなぁ…」
薫「──そう、そしたらそこに一生いなさい。もう、あたし行くから」
純一「え、ちょ、薫……?まさか、本当に置いて行くつもりじゃ……?」
薫「ほんきよー。そこで長年たって化石でもなってないさーい」すたすた…
純一「ま、まってくれ薫……!こんな所にひとりっきりでおいて行かれたら、
誰にも見つからないよ…!」
薫「あら、だったらその頼りになる絢辻さんを呼べばいいんじゃないかしら?
ほらほら~ 早くしないと遅刻するわよ~」すたすた…
純一「ホントに待ってよ…! 薫! かおるぅー!」
純一「……行ってしまった…なんであんなにも怒るんだよアイツ…。
僕はただ、絢辻さんの為になりたいって思ってるだけなのに…」
純一「…………」
純一「よいしょ! よいしょ!」がさがさ!
純一「──だめだ…! どう動いたって、ぬけだせそうにないよ…!」
薫「ほんきよー。そこで長年たって化石でもなってないさーい」すたすた…
純一「ま、まってくれ薫……!こんな所にひとりっきりでおいて行かれたら、
誰にも見つからないよ…!」
薫「あら、だったらその頼りになる絢辻さんを呼べばいいんじゃないかしら?
ほらほら~ 早くしないと遅刻するわよ~」すたすた…
純一「ホントに待ってよ…! 薫! かおるぅー!」
純一「……行ってしまった…なんであんなにも怒るんだよアイツ…。
僕はただ、絢辻さんの為になりたいって思ってるだけなのに…」
純一「…………」
純一「よいしょ! よいしょ!」がさがさ!
純一「──だめだ…! どう動いたって、ぬけだせそうにないよ…!」
純一(もしかしたら本当に、このまま僕は誰にも見つからず……
骨となって化石になってしまうんだろうか…)
純一(誰にもわからず、見つからず、地面に埋まって動けずに……
ただただ僕の上を通り過ぎていく人を見るだけの存在…)
純一(通って行く人は、色々な人で…時にはそれは学校の女子生徒かもしれない)
純一(……ん?そうなると、僕は見上げる形となるわけだから───もしかしてこれ、
パンツが見放題……なんじゃないか!?)
純一(そうだよ、僕はただの化石なんだ。誰も気にはしないはず。
だって地面となんら変わりがないんだから!そうなればこれは──)
純一「パンツ、天国って奴……なのか!?」
「──先輩は朝から、なにをいってるんですか?」
純一「え? えっとね、僕がここにずっといれば……あ、七咲!」
七咲「はい、おはようございます先輩……色々と突っ込もうと思いましたが、
何時も通りだと思ってスルーさせていただきますね…」
純一「僕はいつだって僕だよ。あはは、七咲はおかしなことをいうなぁ」
七咲「……はぁ。先輩もたいがいおかしいことをいってますけど、今はべつにいいです。
それよか先輩、そろそろ登校時間が危ういんですけど…大丈夫なんですか?」
純一「うん…そうなんだよ。見てくれればわかると思うけど、僕つまっちゃってるんだ。
どうにもこうにも出来なくてさ……というか、七咲は時間は大丈夫なの?」
七咲「ええ、部活で遅くなるとは先生に言ってましたので」
純一「なるほど、それでここを取っていたのか──というか七咲!
僕、動けないんだよ!助けてくれないかな?」
七咲「この状況で、まずはその言葉が出てくるが普通だと思うんですけど……わかりました。
まだ時間には余裕があるので、助けてあげますよ」すっ
純一「ありがとう! いやー薫とは大違いだなぁ……
こうやって七咲みたいに素直で可愛いこだったらよかったのに」
七咲「ありがとうございます。でも、先輩も色々と気を配らないとだめですよ?」ぐいっぐいっ
純一「え?どうしたの急に?──い、いたい!もう少し優しく……いた!?」
七咲「──実は先ほどから、先輩たちのことを見ていたんです」ぐいぐい!
純一「いたっ──え、さっきから見てたって……僕と薫のこと?」
七咲「そうですね。その先輩と何時も仲良さそうにされている方と、
一緒に楽しそうに会話をしていた所をみてたんです」ぐしぐい!
純一「何処から見てたのか分からないけど……そこまで楽しい会話してなかったけど」
七咲「そうですね、これはその──ただの皮肉ですから。気にしなくていいです」
純一「そ、そうなの……?よくわからないけど、七咲…なんか怒ってる?」
七咲「──べつに怒ってませんよ。おかしなことを言うせんぱいですね……」
七咲「……ただ、最近は私の泳ぎを見に来ることもなくなってて。
グラウンドで堂々と私に告白をしてきた人とは思えないほどに──…」
七咲「私をないがしろにしたことを、べつに怒るわけないじゃないですか…先輩?」ぐいごき!
純一「っ!……な、七咲…その、いま変なおとしなかったかな…?」
七咲「気のせいですよ」
純一「いたっ──え、さっきから見てたって……僕と薫のこと?」
七咲「そうですね。その先輩と何時も仲良さそうにされている方と、
一緒に楽しそうに会話をしていた所をみてたんです」ぐしぐい!
純一「何処から見てたのか分からないけど……そこまで楽しい会話してなかったけど」
七咲「そうですね、これはその──ただの皮肉ですから。気にしなくていいです」
純一「そ、そうなの……?よくわからないけど、七咲…なんか怒ってる?」
七咲「──べつに怒ってませんよ。おかしなことを言うせんぱいですね……」
七咲「……ただ、最近は私の泳ぎを見に来ることもなくなってて。
グラウンドで堂々と私に告白をしてきた人とは思えないほどに──…」
七咲「私をないがしろにしたことを、べつに怒るわけないじゃないですか…先輩?」ぐいごき!
純一「っ!……な、七咲…その、いま変なおとしなかったかな…?」
七咲「気のせいですよ」
七咲「──それよりも、先輩。ちゃんと説明してください」
七咲「どうしてここ最近、私の泳ぎを見に来てくださらないんですか?
──あのときの、私に言ってくれた言葉は……嘘だったんですか…?」
純一「い、いや嘘じゃないよ! ちゃんと僕は七咲のこと……」
七咲「……私のこと、を?」
純一「っ……す、すきだって……うん、思ってるよっ……?」
七咲「もっとはっきりお願いします」
純一「だ、だからその……! す、すきだって───!」
七咲「すみません、ちょうど風にかきけされて聞こえませんでした」
純一「ほ、本当にっ?」
七咲「本当です。ですからもう一度お願いします、先輩」
純一「だ、だからさ……僕は、けっして七咲のことを嫌いにはなってないよ?
その、色々と最近七咲と喋ってないって思ってたけどさ……」
純一「でも、それでも僕は──七咲のことは大好きだからさ、うん」
七咲「どうしてここ最近、私の泳ぎを見に来てくださらないんですか?
──あのときの、私に言ってくれた言葉は……嘘だったんですか…?」
純一「い、いや嘘じゃないよ! ちゃんと僕は七咲のこと……」
七咲「……私のこと、を?」
純一「っ……す、すきだって……うん、思ってるよっ……?」
七咲「もっとはっきりお願いします」
純一「だ、だからその……! す、すきだって───!」
七咲「すみません、ちょうど風にかきけされて聞こえませんでした」
純一「ほ、本当にっ?」
七咲「本当です。ですからもう一度お願いします、先輩」
純一「だ、だからさ……僕は、けっして七咲のことを嫌いにはなってないよ?
その、色々と最近七咲と喋ってないって思ってたけどさ……」
純一「でも、それでも僕は──七咲のことは大好きだからさ、うん」
七咲「───………はい、わかりました。先輩」
純一「そ、そう?なんだか恥ずかしいことをいっぱい言った気がするよ」
七咲「別に恥ずかしいことじゃありませんよ。これは大切なことなんですから。
──先輩と私、それは大切な言葉でつながっていなくちゃだめなんですよ?」
純一「え、ええと……なんだかそれって良い言葉だね、七咲」
七咲「ええ、ですから。私もおかえしに言ってあげなくちゃいけませんよね」すっ
純一(え、急に座り込んで──それじゃあスカートの中身、見えちゃうよ七咲!)
七咲「……ふふっ。別にせんぱいでしたら見てもかまいませんよ?」
純一「──えぇっ!? ぼ、僕はべつに……!」
七咲「──これは言わないでおこうと思ってましたが……なんだかそうやって穴に、
はまり込んでる先輩って、小屋の中にいる犬みたいですよね」
純一「そ、そんなこと言わないでよ…!冗談じゃなくて、本当に困ってるんだからさ…!」
七咲「わかってますって。でも、そんな可愛い先輩をちょっとは見てたいんです」
七咲「それと同時に──好きだって言ってくれた先輩にお返しとして、
こうやって座り込んでいるんですよ?」
純一「そ、そう?なんだか恥ずかしいことをいっぱい言った気がするよ」
七咲「別に恥ずかしいことじゃありませんよ。これは大切なことなんですから。
──先輩と私、それは大切な言葉でつながっていなくちゃだめなんですよ?」
純一「え、ええと……なんだかそれって良い言葉だね、七咲」
七咲「ええ、ですから。私もおかえしに言ってあげなくちゃいけませんよね」すっ
純一(え、急に座り込んで──それじゃあスカートの中身、見えちゃうよ七咲!)
七咲「……ふふっ。別にせんぱいでしたら見てもかまいませんよ?」
純一「──えぇっ!? ぼ、僕はべつに……!」
七咲「──これは言わないでおこうと思ってましたが……なんだかそうやって穴に、
はまり込んでる先輩って、小屋の中にいる犬みたいですよね」
純一「そ、そんなこと言わないでよ…!冗談じゃなくて、本当に困ってるんだからさ…!」
七咲「わかってますって。でも、そんな可愛い先輩をちょっとは見てたいんです」
七咲「それと同時に──好きだって言ってくれた先輩にお返しとして、
こうやって座り込んでいるんですよ?」
純一「座り込んでるって……僕は、助けてくれた方がおかえしとして──……ッ!?」
純一「……な、七咲…! そ、そんな風に手を下したらスカートが……っ!!」
七咲「スカートが? どうかなさいましたか?」
純一「え、だってそれだと抑えてた端が垂れて……その、中が丸見えに──」ちらっ
純一「───空に晴れ渡る青空を隠すような、天をさす高き白い雲って……偉大だよね」
七咲「──ふふっ……はい、これでおしまいですよ先輩。
……ちゃんとお返しは受け取られましたか?」
純一「ああ、そうだね。綺麗な白い月だったよ、七咲」
七咲「よくわかりませんけど……先輩が嬉しそうなのでよしとしましょう。
じゃあ、そろそろ助けてあげますね」
純一「ああ、是非によろしくたのむ」
七咲「よいしょっと─よいしょ……」ぐいぐい!
純一(んん、こうやって見えるチラリズムもなかなか…)ごき!べき!
純一「……な、七咲…! そ、そんな風に手を下したらスカートが……っ!!」
七咲「スカートが? どうかなさいましたか?」
純一「え、だってそれだと抑えてた端が垂れて……その、中が丸見えに──」ちらっ
純一「───空に晴れ渡る青空を隠すような、天をさす高き白い雲って……偉大だよね」
七咲「──ふふっ……はい、これでおしまいですよ先輩。
……ちゃんとお返しは受け取られましたか?」
純一「ああ、そうだね。綺麗な白い月だったよ、七咲」
七咲「よくわかりませんけど……先輩が嬉しそうなのでよしとしましょう。
じゃあ、そろそろ助けてあげますね」
純一「ああ、是非によろしくたのむ」
七咲「よいしょっと─よいしょ……」ぐいぐい!
純一(んん、こうやって見えるチラリズムもなかなか…)ごき!べき!
数分後
七咲「──えぇと、先輩……その…」
純一「──いや、言わなくてもわかるよ七咲。今この状況は、僕が一番わかってる」
七咲「すみません…その、お役に立てなくて」
純一「いいんだよ、折り曲げられた状況じゃ無くなっただけでも儲けもんさ!」
七咲「ですが……」
純一「良いんだよ。ほら、もう七咲は行かなくちゃいけない時間だろ?
僕はもう諦めたからさ、七咲は先に行ってていいからさ」
七咲「わ、わかりました……途中で職員室に先生を呼んできますので、
それまで待っててください先輩」
純一「あ、それは駄目だよ七咲。それだとこの穴がばれて、遅刻したときの
ルートが潰されちゃうよ。だから先生には秘密にしておいてくれないかな」
七咲「ですけど……先輩はそこからどうなされるんですか?」
純一「うーん、まぁここまできたら自分でどうにかできると思うよ。
だから心配しないで行ってきなよ」
七咲「──えぇと、先輩……その…」
純一「──いや、言わなくてもわかるよ七咲。今この状況は、僕が一番わかってる」
七咲「すみません…その、お役に立てなくて」
純一「いいんだよ、折り曲げられた状況じゃ無くなっただけでも儲けもんさ!」
七咲「ですが……」
純一「良いんだよ。ほら、もう七咲は行かなくちゃいけない時間だろ?
僕はもう諦めたからさ、七咲は先に行ってていいからさ」
七咲「わ、わかりました……途中で職員室に先生を呼んできますので、
それまで待っててください先輩」
純一「あ、それは駄目だよ七咲。それだとこの穴がばれて、遅刻したときの
ルートが潰されちゃうよ。だから先生には秘密にしておいてくれないかな」
七咲「ですけど……先輩はそこからどうなされるんですか?」
純一「うーん、まぁここまできたら自分でどうにかできると思うよ。
だから心配しないで行ってきなよ」
七咲「……先輩がそうおっしゃるなら──わかりました。では、私は行きますね」
純一「うん、遅れないようにね七咲」
七咲「先輩こそ、遅れないように。……もう遅いかもしれませんが」
純一「ははは。それじゃ七咲またね」
七咲「ええ、また先輩合いましょう……
いや、これはちがいますね───大好きな先輩っ!また合いましょうねっ」たったった…!
純一「こ、こら七咲……! ──ふぅ、ここ最近になって七咲は…ちょっと大胆になってきたなぁ。
さっきもスカートめくってきたし……いや、それは嬉しかったけどね」
純一「──七咲も、真面目そうに見えたえっちぃなぁ……声もえっちぃもんなぁ」
純一「…………」
純一「うんしょ!」がさごそ…
純一「……やっぱ出れないよ。本当にこれどうしよう…」
純一「うん、遅れないようにね七咲」
七咲「先輩こそ、遅れないように。……もう遅いかもしれませんが」
純一「ははは。それじゃ七咲またね」
七咲「ええ、また先輩合いましょう……
いや、これはちがいますね───大好きな先輩っ!また合いましょうねっ」たったった…!
純一「こ、こら七咲……! ──ふぅ、ここ最近になって七咲は…ちょっと大胆になってきたなぁ。
さっきもスカートめくってきたし……いや、それは嬉しかったけどね」
純一「──七咲も、真面目そうに見えたえっちぃなぁ……声もえっちぃもんなぁ」
純一「…………」
純一「うんしょ!」がさごそ…
純一「……やっぱ出れないよ。本当にこれどうしよう…」
純一「……はぁあ。もう怒られるのはわかってるけど、絢辻さんに怒られるのは嫌だなぁ」
純一「それとも僕のこと心配してくれてるだろうか……いや、ないな。絶対に怒ってるよこれは」
純一「…………」
純一「──そういえば僕、なんでこの穴のことを知っているんだろう…?」
純一「ここ最近で、見た覚えもないのに……こうやって知ってて当然のように穴を覚えてた」
純一「……これも、思いだしそうになってる記憶なのかなぁ。でも、誰と一緒に過ごした記憶だろう」
純一「───僕は、できれば森島先輩とだったらいいのになぁ……」
「あれれ、どこかで私の名前を呼んだ子がいる気がするわ!」
純一「ん、この声は───」
「んん~……この声は、そうね──橘君! 橘純一君だわ!」
純一「は、はーい! 僕ですよ森島せんぱーい!」
「むむむ。声は聞こえるのに姿は見えない……さては橘君、忍者の家計だなっ?」
純一「それとも僕のこと心配してくれてるだろうか……いや、ないな。絶対に怒ってるよこれは」
純一「…………」
純一「──そういえば僕、なんでこの穴のことを知っているんだろう…?」
純一「ここ最近で、見た覚えもないのに……こうやって知ってて当然のように穴を覚えてた」
純一「……これも、思いだしそうになってる記憶なのかなぁ。でも、誰と一緒に過ごした記憶だろう」
純一「───僕は、できれば森島先輩とだったらいいのになぁ……」
「あれれ、どこかで私の名前を呼んだ子がいる気がするわ!」
純一「ん、この声は───」
「んん~……この声は、そうね──橘君! 橘純一君だわ!」
純一「は、はーい! 僕ですよ森島せんぱーい!」
「むむむ。声は聞こえるのに姿は見えない……さては橘君、忍者の家計だなっ?」
純一「ち、違いますよー。僕はここにいますよ森島先輩!」
「あら、こっち? こっちかしら?」
純一「あ、はい。声が近くなってきてるので……そうそう、そうです。ここですよ先輩!」
森島「こっちね!───わぁお! 橘君、なんだか面白いことやってるわね!」
純一「まったく面白くないですよ……というか先輩は、この時間帯になにをやってるんですか?」
森島「えっとね……実は響ちゃんを覗きに来てたの!でもでも朝連終わっちゃったみたいでね、
こうやって一人さびしく教室に戻ろうとしてたところかなぁ」
純一「覗きに行ったって……でも、見つかったら大変ですよ」
森島「そうなのよね~。見つかったら響ちゃんにこっぴどく叱られるって思ってたけどね」
森島「──でも、そんな困難を乗り越えての…幸せでしょ!宝の光景でしょう?」
「あら、こっち? こっちかしら?」
純一「あ、はい。声が近くなってきてるので……そうそう、そうです。ここですよ先輩!」
森島「こっちね!───わぁお! 橘君、なんだか面白いことやってるわね!」
純一「まったく面白くないですよ……というか先輩は、この時間帯になにをやってるんですか?」
森島「えっとね……実は響ちゃんを覗きに来てたの!でもでも朝連終わっちゃったみたいでね、
こうやって一人さびしく教室に戻ろうとしてたところかなぁ」
純一「覗きに行ったって……でも、見つかったら大変ですよ」
森島「そうなのよね~。見つかったら響ちゃんにこっぴどく叱られるって思ってたけどね」
森島「──でも、そんな困難を乗り越えての…幸せでしょ!宝の光景でしょう?」
>>2のURLが前編と後編1が一緒になってる
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