元スレ岡部「これが、俺たちの選択だよ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
301 :
ダルもう賢者か…
302 = 286 :
ダル「……ッス、ストップ! っし耐えた! 僕よく耐えた! おぱいの誘惑に耐えてよく頑張った感動した!」
紅莉栖「は、んん……あ、あれ、しないの……?」
ダル「まずちゅっちゅだお!」
紅莉栖「……あはは、そういえばそんなこと約束したわね。流されちゃってたわ」
ダル「このままえっちに雪崩込んでももちろんアリだったけど……やっぱまずちゅーしたい」
紅莉栖「あんたも根っこは純情よねぇ……。……分かった」
ダル「……」ガシッ
紅莉栖「ん……」
ダル「……牧瀬氏、愛してるお」
紅莉栖「私も……橋田、愛してる」
303 :
>>299
マグマは出すなよ?
304 :
>>297
【速報】コミマ回避にて鈴羽消滅確定
305 = 301 :
SG世界線だからオカリンの主観的には…
306 = 286 :
莉栖「…………ちゅ」
ダル「……」
紅莉栖「んちゅ、……ふぅ、……ん」
ダル「ん…………ふ……」
紅莉栖「ふあ…………はぁぁ……、はしだぁ……」
ダル「キ、キスって、すごいな……」
紅莉栖「うん……」
ダル「……牧瀬氏……」
紅莉栖「もっと……したいように、してもいいんだよ? はしだ……」
ダル「……オ、オーキードーキー。え、遠慮なしでやっちまうお?」
紅莉栖「うん……来て……」
307 :
>>304
うわああああああああああああああああああああああああああああああ
308 :
俺さぁ、なんだか悔しいよ・・・
なんだかさぁ!悔しいよ!
オカリンさぁ、頑張ったじゃん。
すんごい頑張ったじゃん。死にかけたじゃん。
いや、おもしろいよ。コレおもしろいよ。
ダルクリも悪くないのはわかるよ。
でもさ、でもさぁ!
なんか悔しいよ!
オッカリーーン!
309 :
これ万が一後日リーディングシュタイナー発動でもしようもんなら阿鼻叫喚だろ
紅莉栖は発狂するわダルは鈴羽関連で悶絶するわ
310 = 286 :
……大檜山ビル前。岡部倫太郎が、階段を上がっていく。
トン トン トン
岡部「しまったしまった、この俺としたことが定期を忘れてしまうとは。なんたる不覚」
トン トン トン
岡部「改札前でもたつく恥ずかしさは異常。照れ隠しについ定時連絡をしてしまったぞ。フゥーハハハ。これもシュタインズ・ゲートの選択か……」
トン トン トン
ガチャ
岡部「ん? 鍵が開いている?」
岡部「誰か居るのかー……?」
312 :
うわああああ
313 = 307 :
>>311
君はもう、自殺することすら出来ない
314 :
マグマだ!!!
マグマしかこのスレを救えない!!
315 :
ああああツラいツラい
316 :
>>309
その展開に期待したい
317 = 286 :
俺は、ゆっくりとドアを開けた。
ダルと紅莉栖の靴を認めて。
玄関からラボへ、ひょい、と顔だけを出して。
318 :
うわぁぁぁぁぁ
320 = 301 :
この瞬間を待っていたわけですよ
322 = 286 :
そう、時計は進んでいた。
俺だけをおいて、時計は着実に進んでいた。
変わらないものなどない。
あるとしたら、それは俺の中の時計だった。
世界線に呪われた哀れな男は、扉を開けた先、SG世界線の無限の意味を思い知らされた。
323 = 316 :
オカリン崩壊√ktkr
324 = 292 :
もう眠気がやばいと思ったら何というタイミングだ…。
325 = 286 :
時刻は昼過ぎ。
俺に待ち受けていたもの。
差し込む暖かな日差しを受けた大きな何か。
それは抱き合う2つの人の姿。
ラボの真ん中、横に広い大男と、赤い髪の女が、口付けを交わす姿。
326 :
オッカリーン
327 = 292 :
おい。いちいちレス返すな。
興が削がれる
328 = 303 :
>>327
ないわー
329 :
うわああああああああああ
眠気吹っ飛んだ
こんな世界線ならいっそなかったほうがよかった
330 :
うわああああ
でも支援
331 = 286 :
呼吸が出来なかった。
事態を飲み込めなかった。
全身が凍り付いたように固まり、言うことを聞かなかった。
2人は俺に気付いた様子もなく、ただ一心不乱に互いを求めていた。
紅莉栖が時おり苦しそうに身じろぎし、ダルの背を切なげにさする。
逃がすまいとダルが腕に力を加え、首の角度を変え紅莉栖を貪る。
水音が耳に響く。
体が焦げるように暑い。
心が凍えるように寒い。
林檎のように顔を赤くした紅莉栖が、薄く目を開けてダルの瞳を見つめている。
おもむろに唇を離したダルが、火照った紅莉栖の頬を優しく撫でた。
大きな手に顔を寄せ、安心しきった様子で目を瞑る紅莉栖の表情は、女のそれだった。
332 = 301 :
>>1はこのまま続けて全部投下する気?
333 = 286 :
あぁ、どうして忘れ物などしてしまったのだろう。
どうして俺はここに居るのだろう。
どうして俺は2人の可能性に思い当たらなかったのだろう。
どうして俺は何も知らなかったのだろう。
どうして俺はSGを目指そうと思ったのだろう。
どうして俺はSGに居るんだろう。
どうして俺はSGに至ってから何も行動に移さなかったのだろう。
どうして俺はこの光景にショックを受けているんだろう。
どうして俺は静かにラボを出ようとしているのだろう。
俺は、何を、守ろうとしていたんだろう。この気持ちは、なんだろう。
334 = 326 :
オカリンェ…
335 = 286 :
俺は2人に悟られないよう、息を殺してラボを出た。
視界がブレる。下りの階段が波打つ。
1段1段、踏み外さないように降りていく。いやもう踏み外した?
1階。地面に足が着いていない。妙な浮遊感。
雑踏はモノクロ。階段を下りるだけで疲れた。工房前のベンチ。
倒れ込むように座る。首を上向ける。青い空。
緑の服。オレンジのキャップ。赤の髪。白い日差し。朱の入った頬。明滅する男女の横顔。
336 :
これがNTRか
337 = 304 :
リトライの数だけ悲しみあんなこれは
338 = 326 :
ネトリン…
339 = 292 :
壁殴りたい。
すごい別の意味で。
340 = 286 :
――――――
――――
――
(アキバの空は狭いな)
1時間は経ったか。肌を刺す冷気が、気持ちも少し冷やしてくれた。
背もたれに首を預け、ただ漫然と空を見上げる。
まゆりには昼でも星が見えているのだろうか。透明な星屑が瞬いているのだろうか。
今の俺には何も見えない。心に覆い被さった多色の曇天が、雲ひとつない青空をマーブルに染めあげる。
赤と緑とオレンジがよく目立った。
(タイムリープをしよう)
ふいに思った。
ずっと忌避してきた考えが、すんなりと心の内から浮かび上がってきた。
(Dメールは駄目だ。バタフライ・エフェクトでSG世界線を外れてしまう可能性がある。
タイムリープなら世界線変動は誤差の範囲内。かつ、ダルと紅莉栖の関係を崩すことは容易だろう。
人の生死が絡まない今回の件は、”世界線にとってどうでもいいこと”に違いないだろうから)
体にいまだ力は戻っていない。だのにすっと立ち上がり、何かに突き動かされるように体は澱みなく動く。
向かう先はパーツショップ。
342 = 286 :
世界線漂流のおかげで、マシンに必要な材料は全て暗記していた。
今日は12月29日。店舗はぎりぎり開いている。1時間半ほどを費やし一通りを買い揃え、ラボへ戻る。
……遠く、ブラウン管工房前に2人の姿が見えた。
2人とも少し気まずそうに、真っ赤な顔を微妙に逸らしながらも、その手はしっかりと結ばれていた。
指を1本1本絡めて、互いが互いを決して離すまいと、強く握り込まれている。
俺は買い物袋を提げた自分の手を見る。
何も握っていなかった。
2人は俺とは反対方向に歩いていく。細い背中と広い背中を見つめる。2人が離れていく。俺だけを置いて、世界が離れていく。
(はやくマシンを作ってしまおう)
2人を強引に視界から外し、俺はラボへ急いだ。
343 = 326 :
タイムリープは逃げだ
オカリンはこのまま独身で頑張ってもらいたい
344 :
逃げるのかオカリンよ
345 :
病みリン支援
346 = 286 :
ラボには俺一人。マシン製作はなんの滞りもなく、順調に推移した。
SERNのLHCへの直通回線も問題なく通っていた。心配はしていなかった。これも収束ということだ。
現在時間、2010年12月29日、17時36分。
遡れる時間は、2010年12月27日、17時36分まで。
上限いっぱいまで飛ぼうとは思わない。俺の脳裏にはラボで見たあの光景がこびり付いていた。
「あれは……13時半頃だったか」
遡行時間は今日の13時28分にセット。ラボへ向かう途中の俺へリープする。
あれほど固く誓った決意をたやすく破ってのタイムリープだというのに、今の俺にはなんの躊躇いもなかった。
「これが、シュタインズ・ゲートの選択だよ」
口に出してみた。自分でもびっくりするほど低い声音。
自嘲して。
エンターキーを押した。
347 = 304 :
むしろオカリンは逃げず、クリスとダルはRSして苦しんでほしい
348 :
ピッピッピッピッピッ
184080265*****
もしもし、FBさんですか?
アナタのお店の上によくくる橋田ってピザがIBN5100隠し持ってますよ
では
ピッ
349 = 286 :
「っぐ……!」
久しぶりに感じる、尋常ではない脳の痒み。周囲の風景は一変している。目の前に大檜山ビルがある。
タイムリープは成功した。
「……」
ラボを見上げる。記憶の中の光景が、今ここでまた行われているのだ。
根本的な解決になってないのは十分に分かっている。でも今は、俺を苛む2人の姿をとにかく一刻も早くぶち壊したくて、俺はラボへの階段を駆け上がっていた。
ラボの扉を躊躇なく開く。
「きゃぁあッ!?」
「うわぁあッ!?」
甲高い悲鳴と野太い悲鳴が耳朶を打った。2人は抱き合った体勢のまま、目を丸くして硬直している。
「お、お、岡部!? あ、いやあのその、こ、これは」
「オオオオカリンあああああのこここれはえーとえーと」
2人の慌てふためく様を見て、俺の心と体は凍ったままに燃え出す。
どこか遠くから2人を観劇しているような感覚がある。
あるいは、2人のほうが俺を観劇しているのか。
ダルは照れくさそうに帽子の上から頭をかき、もごもごと何かを言っている。
紅莉栖は顔を赤らめたまま足下を見つめ、目線だけを時おりダルとこちらへ寄越してくる。
350 = 307 :
しかし、SG線といえど一度観測してしまった以上、結局ダルクリに収束するんじゃないか?w
みんなの評価 : ★★★×4
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