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元スレQB「シャワーでも浴びておいで」さやか「な、何…?」

みんなの評価 : ★★★×6
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―――――――――
――放課後
まどか「ごめんね、さやかちゃん、仁美ちゃん。私今日、ちょっと用があって一緒に帰れないんだ」
仁美「あら、そうですの…」
さやか「用って?」
まどか「その…ほむらちゃんがね」
さやか「……」
まどか「大事な話があるからって…」
さやか(…気をつけなよ、まどか。あいつ、学校ではおとなしくしてるけど
グリーフシードの為に平気で人を見殺しにする奴だよ)
まどか(そんなこと…ないよ。ほむらちゃんだって、本当はみんなと仲良くしたいはずだよ…)
さやか(だったら――!)
仁美「あの…お2人とも? 急に黙ってどうしたんですの?」
さやか「あぁ、いやーごめんごめん! んーちょっと、めまいがね…」
座り込んで頭を押さえるさやか
――放課後
まどか「ごめんね、さやかちゃん、仁美ちゃん。私今日、ちょっと用があって一緒に帰れないんだ」
仁美「あら、そうですの…」
さやか「用って?」
まどか「その…ほむらちゃんがね」
さやか「……」
まどか「大事な話があるからって…」
さやか(…気をつけなよ、まどか。あいつ、学校ではおとなしくしてるけど
グリーフシードの為に平気で人を見殺しにする奴だよ)
まどか(そんなこと…ないよ。ほむらちゃんだって、本当はみんなと仲良くしたいはずだよ…)
さやか(だったら――!)
仁美「あの…お2人とも? 急に黙ってどうしたんですの?」
さやか「あぁ、いやーごめんごめん! んーちょっと、めまいがね…」
座り込んで頭を押さえるさやか
まどか「あはは」
仁美「そう…。心配だけど、私はお稽古事がありますので、もう行かないと。ごめんなさいね?」
さやか「う、うん! じゃあね、仁美」
まどか「また明日ね!」
さやか(――だったら、あいつはなんでマミさんが魔女にやられるのを待って現れたって言うのよ
マミさんを死なせて、手柄を横取りする為に決まってる!)
まどか(…さやかちゃん…それ違う…!)
さやか(あんなものを見せられて、それでもまだあんたは『偶然だ』って言える訳!?
どこまでお人好しなのよ! そんな都合のいい偶然、ある訳ないじゃん!!)
まどか(聞いてよ…! 違うんだって…!)
さやか(…?)
まどか(あれは…ほむらちゃんのせいじゃないんだよ…)
さやか(…どういうことよ)
まどか(その…実はね。あの時、ほむらちゃんはマミさんに『今回の魔女は危ない』って
教えに来てくれたんだよ…。でも、マミさん……)
さやか(…!?)
仁美「そう…。心配だけど、私はお稽古事がありますので、もう行かないと。ごめんなさいね?」
さやか「う、うん! じゃあね、仁美」
まどか「また明日ね!」
さやか(――だったら、あいつはなんでマミさんが魔女にやられるのを待って現れたって言うのよ
マミさんを死なせて、手柄を横取りする為に決まってる!)
まどか(…さやかちゃん…それ違う…!)
さやか(あんなものを見せられて、それでもまだあんたは『偶然だ』って言える訳!?
どこまでお人好しなのよ! そんな都合のいい偶然、ある訳ないじゃん!!)
まどか(聞いてよ…! 違うんだって…!)
さやか(…?)
まどか(あれは…ほむらちゃんのせいじゃないんだよ…)
さやか(…どういうことよ)
まどか(その…実はね。あの時、ほむらちゃんはマミさんに『今回の魔女は危ない』って
教えに来てくれたんだよ…。でも、マミさん……)
さやか(…!?)
まどか(ほむらちゃんのこと、リボンで縛って…そのまま置き去りにしちゃって…)
さやか「う、嘘だ!」
まどか「!!」
さやか「あ…」
さやか(まどかはどうしてそんなにあの転校生を庇うの?)
まどか(嘘じゃないよ…本当だもん…。マミさんの悪口みたいで言いたくなかったけど…
でも、だからほむらちゃん、マミさんの魔法が解けるまで来られなかったんだよ…!)
さやか(『自業自得』だって言うの…?)
まどか(そんなんじゃ…ないけど…)
さやか(…わかった。ごめん、まどか…)
まどか(ううん…)
さやか(でも、その話が本当だとしても、あたしにはやっぱりあいつが何か隠してるとしか思えない
いつも空っぽの言葉を喋って、心の底では全然違うこと考えてるように見える…
それにこんな日にわざわざまどかを呼び出すなんて…)
まどか(『こんな日』って…?)
さやか「う、嘘だ!」
まどか「!!」
さやか「あ…」
さやか(まどかはどうしてそんなにあの転校生を庇うの?)
まどか(嘘じゃないよ…本当だもん…。マミさんの悪口みたいで言いたくなかったけど…
でも、だからほむらちゃん、マミさんの魔法が解けるまで来られなかったんだよ…!)
さやか(『自業自得』だって言うの…?)
まどか(そんなんじゃ…ないけど…)
さやか(…わかった。ごめん、まどか…)
まどか(ううん…)
さやか(でも、その話が本当だとしても、あたしにはやっぱりあいつが何か隠してるとしか思えない
いつも空っぽの言葉を喋って、心の底では全然違うこと考えてるように見える…
それにこんな日にわざわざまどかを呼び出すなんて…)
まどか(『こんな日』って…?)
さやか(あぁ、まどかはキュゥべえから聞いてないんだ…)
まどか(あ…。もう、行かないと…ほむらちゃん、待たせてる…)
さやか(ちょ、ちょっと待って。これだけ)
まどか(…?)
さやか(明日、今までの魔女とは比べ物にならないくらい大物の魔女が現れるんだって…
それで、大勢の人が避難することになるらしいの…)
まどか(…ほむらちゃんの『大事な話』って…そのことなのかな…)
さやか(わかんない…わかんないけど、一応。とにかく気をつけて)
まどか(ありがとう)
まどか(あ…。もう、行かないと…ほむらちゃん、待たせてる…)
さやか(ちょ、ちょっと待って。これだけ)
まどか(…?)
さやか(明日、今までの魔女とは比べ物にならないくらい大物の魔女が現れるんだって…
それで、大勢の人が避難することになるらしいの…)
まどか(…ほむらちゃんの『大事な話』って…そのことなのかな…)
さやか(わかんない…わかんないけど、一応。とにかく気をつけて)
まどか(ありがとう)
―――――――――
――夜。大雨暴風警報が発令された
――ほむらの家
杏子がロールケーキをかじっている
ほむら「作戦に変更はないわ。質問はある?」
杏子「あんたにとっちゃ細かいことかもしんないけどさ。早く準備しなくていいのか?」
ほむら「…平気よ。仕掛けは整ってるわ」
杏子「あんたが戦ってるとこ、1回も見たことないんだけど?」
ほむら「言ったでしょう。無駄な争いは馬鹿のすること」
杏子「そーゆーこと言ってんじゃねーっての。敵は桁外れの化け物、味方も謎だらけのイレギュラー
わからねーことばっかりでいきなり命賭けろって言われても困るんだよね
あんたの能力、教えてくれたっていいんじゃないか?」
ほむら「明日になればわかるわ。あなたの足を引っ張ったりはしない」
杏子「ふーん…。本当に勝ち目はあるんだろうな?」
ほむら「もちろんよ。あなたが『生きている』以上は」
杏子「…そいつは皮肉のつもりか?」
――夜。大雨暴風警報が発令された
――ほむらの家
杏子がロールケーキをかじっている
ほむら「作戦に変更はないわ。質問はある?」
杏子「あんたにとっちゃ細かいことかもしんないけどさ。早く準備しなくていいのか?」
ほむら「…平気よ。仕掛けは整ってるわ」
杏子「あんたが戦ってるとこ、1回も見たことないんだけど?」
ほむら「言ったでしょう。無駄な争いは馬鹿のすること」
杏子「そーゆーこと言ってんじゃねーっての。敵は桁外れの化け物、味方も謎だらけのイレギュラー
わからねーことばっかりでいきなり命賭けろって言われても困るんだよね
あんたの能力、教えてくれたっていいんじゃないか?」
ほむら「明日になればわかるわ。あなたの足を引っ張ったりはしない」
杏子「ふーん…。本当に勝ち目はあるんだろうな?」
ほむら「もちろんよ。あなたが『生きている』以上は」
杏子「…そいつは皮肉のつもりか?」
ほむら「深い意味はないわ」
杏子は呆れ気味にため息をつくと、上着を脱ぎながら立ち上がった
杏子「風呂、借りるよ」
ほむら「ええ。着替えを用意しておくわ」
杏子「サンキュー」
――数十分後
影に紛れてキュゥべえが現れた
ほむら「…何の用?」
QB「挨拶に来たんだ」
ほむら「そう。お利口さんね」
QB「まずは友達として。また会えて光栄に思う」
ほむら「心外だわ」
QB「次に敵として」
ほむら「……」
杏子は呆れ気味にため息をつくと、上着を脱ぎながら立ち上がった
杏子「風呂、借りるよ」
ほむら「ええ。着替えを用意しておくわ」
杏子「サンキュー」
――数十分後
影に紛れてキュゥべえが現れた
ほむら「…何の用?」
QB「挨拶に来たんだ」
ほむら「そう。お利口さんね」
QB「まずは友達として。また会えて光栄に思う」
ほむら「心外だわ」
QB「次に敵として」
ほむら「……」
QB「覚悟は決まった…僕は、感情という猛毒を自分で解毒する…
思い残すことは何もない。大事なものは既に捨ててある…」
ほむら「…」
QB「君達をシナリオから除外することはできなかったけど…
同時に、君の計画もまた失敗に終わる。なぜなら僕は明日、まどかと契約するからだ」
ほむら「…そんなくだらない挑発に乗ると思う?
楽に死なせてほしいのでしょうけれど、そのつもりはないわ」
QB「……」
ほむら「そして、まどかとも契約させない」
QB「ワルプルギスの夜を相手取りながら、君にそんなことができるのかい?」
ほむら「…知っていたのね」
QB「口に戸は立てられないよ」
ほむら「杏子ね…」
QB「僕がまどかと契約する前に、ワルプルギスの夜を無事に倒せば君の勝ち
まどかが契約せざるを得なくなったら、君の負けだ」
ほむら「手は打ってあるわ」
思い残すことは何もない。大事なものは既に捨ててある…」
ほむら「…」
QB「君達をシナリオから除外することはできなかったけど…
同時に、君の計画もまた失敗に終わる。なぜなら僕は明日、まどかと契約するからだ」
ほむら「…そんなくだらない挑発に乗ると思う?
楽に死なせてほしいのでしょうけれど、そのつもりはないわ」
QB「……」
ほむら「そして、まどかとも契約させない」
QB「ワルプルギスの夜を相手取りながら、君にそんなことができるのかい?」
ほむら「…知っていたのね」
QB「口に戸は立てられないよ」
ほむら「杏子ね…」
QB「僕がまどかと契約する前に、ワルプルギスの夜を無事に倒せば君の勝ち
まどかが契約せざるを得なくなったら、君の負けだ」
ほむら「手は打ってあるわ」
QB「こっちもだ…負ける訳にはいかないから」
ほむら「佐倉杏子を生かしておいたのが失敗だったわね
あなたは策士を気取る割に愚かだわ。お礼を言わせて」
QB「僕からも、健闘を祈る」
杏子が裸のまま髪をくしゃくしゃと拭きながら歩いて来た
杏子「おい、着替え用意してくれるんじゃなかったのか?」
ほむら「……」
QB「……」
杏子「お…」
キュゥべえは杏子と目が合った
QB「来てたのか」
杏子「……さやかの面倒はいいのかよ?」
QB「…さやかとは縁を切った」
杏子「はぁ? 急にどーしてさ」
ほむら「佐倉杏子を生かしておいたのが失敗だったわね
あなたは策士を気取る割に愚かだわ。お礼を言わせて」
QB「僕からも、健闘を祈る」
杏子が裸のまま髪をくしゃくしゃと拭きながら歩いて来た
杏子「おい、着替え用意してくれるんじゃなかったのか?」
ほむら「……」
QB「……」
杏子「お…」
キュゥべえは杏子と目が合った
QB「来てたのか」
杏子「……さやかの面倒はいいのかよ?」
QB「…さやかとは縁を切った」
杏子「はぁ? 急にどーしてさ」
颯爽と現れた謎の仮面魔法少女Mさんがワルプルギスの夜を一撃で葬り去って行くよ
QB「さやかに肩入れしすぎた」
杏子「……」
QB「深く関わるべきじゃなかったんだ…」
杏子「…やーっぱそうじゃん。いつもさやかのことになると目の色変えてさ」
QB「……」
ほむらが立ち上がって奥へ歩いていった
杏子「坊やとはどうなんだ?」
QB「…上手く行ってるよ」
杏子「妬いてんのか?」
QB「そういう感情じゃない」
杏子「お前はさやかをどうしたいのさ?」
QB「さやかのことは考えたくない」
杏子「いいから言ってみろよ」
QB「それが本当の気持ちだよ。もう関わりたくないんだ」
杏子「……」
QB「深く関わるべきじゃなかったんだ…」
杏子「…やーっぱそうじゃん。いつもさやかのことになると目の色変えてさ」
QB「……」
ほむらが立ち上がって奥へ歩いていった
杏子「坊やとはどうなんだ?」
QB「…上手く行ってるよ」
杏子「妬いてんのか?」
QB「そういう感情じゃない」
杏子「お前はさやかをどうしたいのさ?」
QB「さやかのことは考えたくない」
杏子「いいから言ってみろよ」
QB「それが本当の気持ちだよ。もう関わりたくないんだ」
杏子「…宇宙人だからか?」
QB「関係ないね。事実、マミとだって最後までいい関係でいられたんだ…」
杏子「……」
QB「…同じように、僕は君のことも好きだよ。杏子」
杏子「は…?」
杏子の全身を見つめるキュゥべえ
QB「…本当に頼もしくなった。出会った頃はあんなに小さかったのに」
杏子「…お前はあたしの爺さんかっての」
QB「あはは。そうか。なるほど、そんな感じかもしれない」
ほむらがパジャマを抱えて戻って来た
ほむら「脱衣所に畳んでおいたのだけれど」
杏子「ん? あぁ、それだったのか。洗濯物かと思った」
パジャマを着始める杏子
QB「君達は仲がいいのかい…?」
QB「関係ないね。事実、マミとだって最後までいい関係でいられたんだ…」
杏子「……」
QB「…同じように、僕は君のことも好きだよ。杏子」
杏子「は…?」
杏子の全身を見つめるキュゥべえ
QB「…本当に頼もしくなった。出会った頃はあんなに小さかったのに」
杏子「…お前はあたしの爺さんかっての」
QB「あはは。そうか。なるほど、そんな感じかもしれない」
ほむらがパジャマを抱えて戻って来た
ほむら「脱衣所に畳んでおいたのだけれど」
杏子「ん? あぁ、それだったのか。洗濯物かと思った」
パジャマを着始める杏子
QB「君達は仲がいいのかい…?」
ほむら「…」
杏子「んー…仲がいいっていうか。別に喧嘩の種もねーしな」
丈の足りないズボンの裾を捲り上げながら
ほむら「ええ。私達はワルプルギスの夜と戦う為に口を利いているだけの関係」
杏子「まぁこいつ、何考えてんだかわかんねーけど、悪い奴じゃないみたいだし」
QB(もし人間に生まれていたら、僕もこんな風になれたんだろうか
裏切らなくていい…捨てなくていい友達。傷つけ合わなくていい関係…)
杏子「全部終わったらさ、せっかくだし飯でも付き合えよな」
ほむら「考えておくわ」
QB(罪悪感も葛藤もなく、一緒に遊びに行ける…
相手の目を見て心から笑える友達に…)
グスン
QB(あ……)
ほむら「…」
杏子「…?」
キュゥべえが泣き出した
杏子「んー…仲がいいっていうか。別に喧嘩の種もねーしな」
丈の足りないズボンの裾を捲り上げながら
ほむら「ええ。私達はワルプルギスの夜と戦う為に口を利いているだけの関係」
杏子「まぁこいつ、何考えてんだかわかんねーけど、悪い奴じゃないみたいだし」
QB(もし人間に生まれていたら、僕もこんな風になれたんだろうか
裏切らなくていい…捨てなくていい友達。傷つけ合わなくていい関係…)
杏子「全部終わったらさ、せっかくだし飯でも付き合えよな」
ほむら「考えておくわ」
QB(罪悪感も葛藤もなく、一緒に遊びに行ける…
相手の目を見て心から笑える友達に…)
グスン
QB(あ……)
ほむら「…」
杏子「…?」
キュゥべえが泣き出した
最初の話的にさやかは駄目なんだろ?
さやか親好派の俺が報われるときはくるのか……
さやか親好派の俺が報われるときはくるのか……
QB(こんな時に…)
杏子「どうした!?」
QB「いや…」
ほむら「いつものことよ」
杏子「本当かよ…キュゥべえも泣くのか」
ほむら「……」
ほむら(美樹さやかと『縁を切った』…)
ほむら「杏子。明日は忙しくなるわ。もう寝なさい」
杏子「こいつほっとくのか?」
ほむら「すぐに泣き止むわ。私が相手をしておく」
杏子「……」
杏子(内緒話か…バレバレだっつーの。まぁいいや…あたしの出る幕じゃなさそうだ)
杏子「ほむらも早く来いよ」
杏子は寝室に向かっていった
杏子「どうした!?」
QB「いや…」
ほむら「いつものことよ」
杏子「本当かよ…キュゥべえも泣くのか」
ほむら「……」
ほむら(美樹さやかと『縁を切った』…)
ほむら「杏子。明日は忙しくなるわ。もう寝なさい」
杏子「こいつほっとくのか?」
ほむら「すぐに泣き止むわ。私が相手をしておく」
杏子「……」
杏子(内緒話か…バレバレだっつーの。まぁいいや…あたしの出る幕じゃなさそうだ)
杏子「ほむらも早く来いよ」
杏子は寝室に向かっていった
ほむら「……」
QB「…」グスン
ほむらはしゃがみ込んでキュゥべえの背中を撫でた
QB(!?)
ほむら「死ぬつもりね」
QB「…。大はずれだ」
ほむら「まどかと契約すれば、美樹さやかを裏切ることになる
本当は望んでいないくせに。あなたはいい子だから」
QB「…見くびらないでくれ。僕は人間のように甘くはない」
背中を撫で続けるほむら
ほむら「そうだとしても、あなたはまどかと契約できない。諦めなさい」
QB「…『ノー』だ…!」
震えている
ほむら「…自分の意思に関係なく、大きすぎるものを背負ってしまったのね。その小さな体に」
QB「…」グスン
ほむらはしゃがみ込んでキュゥべえの背中を撫でた
QB(!?)
ほむら「死ぬつもりね」
QB「…。大はずれだ」
ほむら「まどかと契約すれば、美樹さやかを裏切ることになる
本当は望んでいないくせに。あなたはいい子だから」
QB「…見くびらないでくれ。僕は人間のように甘くはない」
背中を撫で続けるほむら
ほむら「そうだとしても、あなたはまどかと契約できない。諦めなさい」
QB「…『ノー』だ…!」
震えている
ほむら「…自分の意思に関係なく、大きすぎるものを背負ってしまったのね。その小さな体に」
QB「……どうして僕に優しくするんだい? 僕を憎んでるんだろう?」
ほむら「…。いいえ、嫌いじゃないわ。今のあなたは」
QB「それでも…君がどう思おうと、僕が今どうしようと、僕は未来永劫、君の敵だ…
『敵』なんだ…! この星に来た時から、ずっと…!」
ほむら「…。借りを返しているとでも思って。あなたには命を救われたから」
QB「その前に魂を奪ったさ。君が見た未来の世界で」
ほむら「…あれは、きっとあなたじゃなかった」
QB「なら、今度こそ奪ってみせる…君の守ろうとして来たもの、全て…!」
ほむら「…無駄よ」
QB「…もう行くよ。手をどけて。…孤独の練習をしなくちゃいけないから」
ほむら「…」
手を離すほむら
QB「…ありがとう。撫でてくれて。君の優しさは忘れない…」
ほむら「…ええ」
キュゥべえは寝室に向かった
ほむら「…。いいえ、嫌いじゃないわ。今のあなたは」
QB「それでも…君がどう思おうと、僕が今どうしようと、僕は未来永劫、君の敵だ…
『敵』なんだ…! この星に来た時から、ずっと…!」
ほむら「…。借りを返しているとでも思って。あなたには命を救われたから」
QB「その前に魂を奪ったさ。君が見た未来の世界で」
ほむら「…あれは、きっとあなたじゃなかった」
QB「なら、今度こそ奪ってみせる…君の守ろうとして来たもの、全て…!」
ほむら「…無駄よ」
QB「…もう行くよ。手をどけて。…孤独の練習をしなくちゃいけないから」
ほむら「…」
手を離すほむら
QB「…ありがとう。撫でてくれて。君の優しさは忘れない…」
ほむら「…ええ」
キュゥべえは寝室に向かった
杏子がベッドの上で手を枕にして天井を見上げている
QB「…」
杏子「よう。落ち着いたか?」
QB「1つ、頼みがあるんだ…」
杏子「何だ? 遠慮なく言ってみな」
QB「…笑ってくれ」
杏子「はぁ?」
体を起こしてキュゥべえを見下ろす
QB「嫌ならいいんだ」
杏子「……」
QB「…」
杏子「よう。落ち着いたか?」
QB「1つ、頼みがあるんだ…」
杏子「何だ? 遠慮なく言ってみな」
QB「…笑ってくれ」
杏子「はぁ?」
体を起こしてキュゥべえを見下ろす
QB「嫌ならいいんだ」
杏子「……」
杏子は睨むような目のまま口だけでニヤっと笑った
杏子「これでいいか?」
QB「…ああ」
QB(見納めだ。君とも長い付き合いだった)
QB「邪魔して悪かったね。おやすみ、杏子」
杏子「どっか行くのか?」
QB「1人になりたいんだ」
杏子「そうか。元気でな」
キュゥべえは嵐の中へ消えていった
杏子「これでいいか?」
QB「…ああ」
QB(見納めだ。君とも長い付き合いだった)
QB「邪魔して悪かったね。おやすみ、杏子」
杏子「どっか行くのか?」
QB「1人になりたいんだ」
杏子「そうか。元気でな」
キュゥべえは嵐の中へ消えていった
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