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元スレQB「シャワーでも浴びておいで」さやか「な、何…?」
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QB「うぅ…!」
コンクリートの塊が落ちて来た
QB「!!」
尻尾が下敷きになった
激痛で体がよじれる
QB「うっ、うぅ…!」
――抜けない
QB「さやかぁーー!!」
コンクリートの塊が落ちて来た
QB「!!」
尻尾が下敷きになった
激痛で体がよじれる
QB「うっ、うぅ…!」
――抜けない
QB「さやかぁーー!!」
――――――――
――その後
空が晴れている
町は瓦礫の山
QB「はぁ…はぁ…」
ボロボロになったキュゥべえが瓦礫の上を歩いていく
赤い人影が見えた
QB(杏子…?)
足を引きずるように近づく
背中向きの杏子は槍を構えたままふらふらと歩いていた
QB「…杏子」
頭のリボンがなくなって、髪は乱れている
QB「…杏子!」
杏子「!!」
――その後
空が晴れている
町は瓦礫の山
QB「はぁ…はぁ…」
ボロボロになったキュゥべえが瓦礫の上を歩いていく
赤い人影が見えた
QB(杏子…?)
足を引きずるように近づく
背中向きの杏子は槍を構えたままふらふらと歩いていた
QB「…杏子」
頭のリボンがなくなって、髪は乱れている
QB「…杏子!」
杏子「!!」
槍の間合いに入ると、杏子は突然振り返ってキュゥべえを警戒した
QB「うわっ!」
ひどい状態だった
QB「杏子!」
杏子は何度かキュゥべえに向けて激しく槍を突き出した
QB「杏子! 聞こえる!? 僕だよ! キュゥべえだよ!」
杏子「はぁ…はぁ…」
顔の大部分が焼け爛れ、両目と鼻と口から赤黒い血が流れている
QB(杏子! 僕だよ、聞こえる!?)
杏子が構えを解いた
杏子(キュゥべえか…?)
QB(大丈夫…!?)
杏子(悪い、敵も味方もわからねーんだ…。奴は…?)
QB(もういない…君達が勝ったんだ)
QB「うわっ!」
ひどい状態だった
QB「杏子!」
杏子は何度かキュゥべえに向けて激しく槍を突き出した
QB「杏子! 聞こえる!? 僕だよ! キュゥべえだよ!」
杏子「はぁ…はぁ…」
顔の大部分が焼け爛れ、両目と鼻と口から赤黒い血が流れている
QB(杏子! 僕だよ、聞こえる!?)
杏子が構えを解いた
杏子(キュゥべえか…?)
QB(大丈夫…!?)
杏子(悪い、敵も味方もわからねーんだ…。奴は…?)
QB(もういない…君達が勝ったんだ)
杏子は変身を解いて崩れるように座り込んだ
QB(ひどい傷だ…)
杏子(…イタチの最後っ屁ってやつだったのかもな…
ワルプルギスが強烈な爆発を起こしたんだ…それで目と耳が駄目になった
グリーフシードもないし…しばらくはこのままだろうね)
QB(なんてことだ…)
杏子(それより…)
QB(…?)
杏子が青色のソウルジェムを出した
QB(…!!)
杏子(さやかはあの時、あたしより近くにいたんだ…
あの馬鹿…離れろって言ったのに…!)
QB(さやかの体は…!?)
杏子(わからない…。飛んで来たソウルジェムをどうにか掴んだんだが
これが吹っ飛ぶぐらいだから…)
QB(…!)
QB(ひどい傷だ…)
杏子(…イタチの最後っ屁ってやつだったのかもな…
ワルプルギスが強烈な爆発を起こしたんだ…それで目と耳が駄目になった
グリーフシードもないし…しばらくはこのままだろうね)
QB(なんてことだ…)
杏子(それより…)
QB(…?)
杏子が青色のソウルジェムを出した
QB(…!!)
杏子(さやかはあの時、あたしより近くにいたんだ…
あの馬鹿…離れろって言ったのに…!)
QB(さやかの体は…!?)
杏子(わからない…。飛んで来たソウルジェムをどうにか掴んだんだが
これが吹っ飛ぶぐらいだから…)
QB(…!)
杏子がソウルジェムをキュゥべえに投げ渡した
杏子(お前が探せ…あたしはちょっと休む)
むせ返って血を吐く杏子
QB(杏子!)
杏子(…大丈夫…。ほむらに会ったら、ここを教えてくれ…
あいつならグリーフシードの余分を持ってるかもしれない…)
QB(わかった…)
杏子は火傷だらけの手で付近を探り、瓦礫にもたれた
それから、深く息をしながらすすり泣いた
QB(杏子が泣いてる…)
キュゥべえはソウルジェムをくわえて歩き出した
杏子(お前が探せ…あたしはちょっと休む)
むせ返って血を吐く杏子
QB(杏子!)
杏子(…大丈夫…。ほむらに会ったら、ここを教えてくれ…
あいつならグリーフシードの余分を持ってるかもしれない…)
QB(わかった…)
杏子は火傷だらけの手で付近を探り、瓦礫にもたれた
それから、深く息をしながらすすり泣いた
QB(杏子が泣いてる…)
キュゥべえはソウルジェムをくわえて歩き出した
――――
ほむらが大きなコンクリートの塊の上に立ち尽くしているのが見えた
QB「ほむら…」
近づいていくと、ほむらが振り向いた
頭から流れた血で顔中が赤く染まっている
ほむら「……」
QB「暁美…ほむら」
ほむら「…」
QB「君は何てことをしてくれたんだ…」
ほむらは物陰を見下ろしている
QB「ほむら…?」
ほむら「……」
手に何かを持っているのがわかった
QB「…!!」
ほむらが大きなコンクリートの塊の上に立ち尽くしているのが見えた
QB「ほむら…」
近づいていくと、ほむらが振り向いた
頭から流れた血で顔中が赤く染まっている
ほむら「……」
QB「暁美…ほむら」
ほむら「…」
QB「君は何てことをしてくれたんだ…」
ほむらは物陰を見下ろしている
QB「ほむら…?」
ほむら「……」
手に何かを持っているのがわかった
QB「…!!」
人間の手首だった
ほむら「…あそこよ」
QB「何が…」
ほむら「……」
ほむらが掴んでいる手の中指に、見覚えのある刻印があった
QB「ま…まさ…か…」
QB(見たくない…見てはいけない…!)
既に気付いていた
ほむらの視線の先を探すキュゥべえ
QB「……」
バラバラになったさやかが水溜まりに浮かんでいた
背中や顔に所々骨が見えるほどの熱傷
QB「――!」
ほむら「…あそこよ」
QB「何が…」
ほむら「……」
ほむらが掴んでいる手の中指に、見覚えのある刻印があった
QB「ま…まさ…か…」
QB(見たくない…見てはいけない…!)
既に気付いていた
ほむらの視線の先を探すキュゥべえ
QB「……」
バラバラになったさやかが水溜まりに浮かんでいた
背中や顔に所々骨が見えるほどの熱傷
QB「――!」
キュゥべえの呼吸が止まる
ほむら「…ソウルジェムは無事なようね。…できる限り『修理』するわ…」
QB「こんなこと…」
ほむら「…美樹さやかは、これくらい覚悟の上で、この場所に現れた
あなたはそうでなく契約などしたの?」
QB「……」
QB(さやか…)
キュゥべえの目から、血の涙が流れた
ほむら「…ソウルジェムは無事なようね。…できる限り『修理』するわ…」
QB「こんなこと…」
ほむら「…美樹さやかは、これくらい覚悟の上で、この場所に現れた
あなたはそうでなく契約などしたの?」
QB「……」
QB(さやか…)
キュゥべえの目から、血の涙が流れた
――――――――
――1ヵ月後、モーテルの一室
QB「そろそろ危ない…回収しておくね」
グリーフシードを取り込む
さやか「……」
無表情で毛布に包まっているさやか
QB(ソウルジェムの浄化が追いついてない…どうすればいいんだ…)
QB「さやか…欲しいものはあるかい?」
さやか「……」
さやかは遠くを見たまま涙だけ流した
QB「…」
さやかの毛布に潜り込むキュゥべえ
さやか「…足が欲しい。できれば手も…。返して…」
QB「……」
QB(僕にはどうすることもできない…。君の右手と左足は、結局見つからなかった…)
さやか「…馬鹿だよ、あたし…何やってんだろ…」
――1ヵ月後、モーテルの一室
QB「そろそろ危ない…回収しておくね」
グリーフシードを取り込む
さやか「……」
無表情で毛布に包まっているさやか
QB(ソウルジェムの浄化が追いついてない…どうすればいいんだ…)
QB「さやか…欲しいものはあるかい?」
さやか「……」
さやかは遠くを見たまま涙だけ流した
QB「…」
さやかの毛布に潜り込むキュゥべえ
さやか「…足が欲しい。できれば手も…。返して…」
QB「……」
QB(僕にはどうすることもできない…。君の右手と左足は、結局見つからなかった…)
さやか「…馬鹿だよ、あたし…何やってんだろ…」
QB「もう仕方ないよ…。できるだけ悲しいことは考えないで。杏子達に感謝しよう…?」
さやか「あの時油断しなければこんなことにならなかったかもしれないのに…
あたしが素人のくせに見栄張って無茶なことしたから…」
QB「…さやかがいなかったら、2人ともやられていたよ」
さやか「……」
QB「…それに、君は最後までまどかを守ったんだ。僕やワルプルギスの夜から…」
さやか「…ねぇキュゥべえ。あたしも、やっぱ魔女になるの…?」
QB「……。もしかすると、君はいっそそのほうが楽なのかもしれない…」
さやか「…あたし、やっぱり人間じゃないんだって改めてわかった…」
QB「君は人間だ」
さやか「あの時…一瞬見ちゃったんだ。…ちぎれていく自分の体の中…
…めちゃくちゃ怖かったよ…」
QB「……」
さやか「あんな風になっても、ロボットみたいに『部品』さえあれば元通りなんだよね…
あたしなんで生きてんだろ…魔法少女になるってこういうことだったの…?」
QB「さやか、何も考えないで…頼むから…」
さやか「あの時油断しなければこんなことにならなかったかもしれないのに…
あたしが素人のくせに見栄張って無茶なことしたから…」
QB「…さやかがいなかったら、2人ともやられていたよ」
さやか「……」
QB「…それに、君は最後までまどかを守ったんだ。僕やワルプルギスの夜から…」
さやか「…ねぇキュゥべえ。あたしも、やっぱ魔女になるの…?」
QB「……。もしかすると、君はいっそそのほうが楽なのかもしれない…」
さやか「…あたし、やっぱり人間じゃないんだって改めてわかった…」
QB「君は人間だ」
さやか「あの時…一瞬見ちゃったんだ。…ちぎれていく自分の体の中…
…めちゃくちゃ怖かったよ…」
QB「……」
さやか「あんな風になっても、ロボットみたいに『部品』さえあれば元通りなんだよね…
あたしなんで生きてんだろ…魔法少女になるってこういうことだったの…?」
QB「さやか、何も考えないで…頼むから…」
さやか「…あんたは、あたしがいなくなったら、また別の誰かに同じことをするの…?」
QB「…しなきゃならない」
さやか「…こんなの、ただの拷問じゃん…」
QB(言い訳にもならないだろう…人間にとって、何千年も未来の宇宙のことなんて
僕が頭の中に思い描いた夢物語も同然だ…赦してくれなくていい…)
さやか「…あんただって、本当は嫌なんでしょ…?
あたしは…あたしを助ける為にあんなに必死になってたキュゥべえが、
魔女を産み出したくてこんなことやってるなんて思えない…」
QB「…!」
さやか「…魔女になるって、どんな気分なのかな…」
QB「…魔女は理性を持たない存在だ…感情も記憶も一応はあるけれど、
狭い結界の中、『好き』と『嫌い』くらいの価値観でしか物事を判断できないだろう…
そして平穏な日は来ない。なぜなら魔女は『呪い』から生まれるから…
滅ぼされるまで、ひたすら誰かを祟りながら生きていく…泣き叫びながら、ずっと」
さやか「…そうなんだ」
QB「……」
さやか「…もう、いいよね…」
QB「…しなきゃならない」
さやか「…こんなの、ただの拷問じゃん…」
QB(言い訳にもならないだろう…人間にとって、何千年も未来の宇宙のことなんて
僕が頭の中に思い描いた夢物語も同然だ…赦してくれなくていい…)
さやか「…あんただって、本当は嫌なんでしょ…?
あたしは…あたしを助ける為にあんなに必死になってたキュゥべえが、
魔女を産み出したくてこんなことやってるなんて思えない…」
QB「…!」
さやか「…魔女になるって、どんな気分なのかな…」
QB「…魔女は理性を持たない存在だ…感情も記憶も一応はあるけれど、
狭い結界の中、『好き』と『嫌い』くらいの価値観でしか物事を判断できないだろう…
そして平穏な日は来ない。なぜなら魔女は『呪い』から生まれるから…
滅ぼされるまで、ひたすら誰かを祟りながら生きていく…泣き叫びながら、ずっと」
さやか「…そうなんだ」
QB「……」
さやか「…もう、いいよね…」
QB「…?」
さやか「あたし、もう充分頑張ったよね…」
QB「…!」
さやか「今のあたしは魔女と戦えない…。完全になくしちゃった手と足は、
あたしの力でも元に戻るまで何年もかかるんでしょ…?
それもグリーフシードはいっぱい必要で…
だから杏子は、あたしの為に使い魔を魔女に成長させてる…」
QB「……」
さやか「大勢の命を奪って、その人達の代わりに生きるなんて…
あたしには、ちょっと…荷が重いかな…」
QB「さやか…」
さやか「…そもそも、本当に助かる見込みなんてあるの…?
あたし馬鹿だけど、自分のソウルジェムがどんな状態かぐらい、一目見ればわかる…
…いつ魔女になってもおかしくないんじゃないの…?」
QB「…うぅ…」
さやか「…もう、諦めてもいいよね…?」
本格的に泣き始めるさやか
QB「…」
さやか「あたし、もう充分頑張ったよね…」
QB「…!」
さやか「今のあたしは魔女と戦えない…。完全になくしちゃった手と足は、
あたしの力でも元に戻るまで何年もかかるんでしょ…?
それもグリーフシードはいっぱい必要で…
だから杏子は、あたしの為に使い魔を魔女に成長させてる…」
QB「……」
さやか「大勢の命を奪って、その人達の代わりに生きるなんて…
あたしには、ちょっと…荷が重いかな…」
QB「さやか…」
さやか「…そもそも、本当に助かる見込みなんてあるの…?
あたし馬鹿だけど、自分のソウルジェムがどんな状態かぐらい、一目見ればわかる…
…いつ魔女になってもおかしくないんじゃないの…?」
QB「…うぅ…」
さやか「…もう、諦めてもいいよね…?」
本格的に泣き始めるさやか
QB「…」
さやか「…本当は怖いよ。怖いけど……
闇雲に友達や恋人まで殺すものになるぐらいだったら…その前に…」
QB「……」
さやか「…死ぬしか、ないよね……」
QB(僕は……)
さやか「…キュゥべえ。…あたし、楽しかったよ。…そりゃ、いっぱい泣いたけどさ」
QB「…さやか…」グスン
さやか「もう…あんたが泣いてどうすんのよ…」
QB「ごめん…」
さやかはキュゥべえの頭を撫でた
コンコン
上条「さやか…入っていい?」
さやか(恭介…)
さやか「ちょ、ちょっと待って…」
キュゥべえはベッドから降りた
闇雲に友達や恋人まで殺すものになるぐらいだったら…その前に…」
QB「……」
さやか「…死ぬしか、ないよね……」
QB(僕は……)
さやか「…キュゥべえ。…あたし、楽しかったよ。…そりゃ、いっぱい泣いたけどさ」
QB「…さやか…」グスン
さやか「もう…あんたが泣いてどうすんのよ…」
QB「ごめん…」
さやかはキュゥべえの頭を撫でた
コンコン
上条「さやか…入っていい?」
さやか(恭介…)
さやか「ちょ、ちょっと待って…」
キュゥべえはベッドから降りた
QB「君を忘れない…」
さやか(待って、キュゥべえ。仁美に伝えて…!)
QB(何だい?)
さやか(『恭介のことお願い』って…『恭介を幸せにしてあげて』って…!)
QB(…わかった)
さやか(絶対だよ…!)
QB(…ああ)
去っていくキュゥべえ
さやか「…いいよ、入って」
ガチャ
バイオリンのケースを提げた恭介が入って来た
上条「さやか…」
さやか(うわぁ…泣いてたのバレてるな…)
さやか「鍵…かけて」
さやか(待って、キュゥべえ。仁美に伝えて…!)
QB(何だい?)
さやか(『恭介のことお願い』って…『恭介を幸せにしてあげて』って…!)
QB(…わかった)
さやか(絶対だよ…!)
QB(…ああ)
去っていくキュゥべえ
さやか「…いいよ、入って」
ガチャ
バイオリンのケースを提げた恭介が入って来た
上条「さやか…」
さやか(うわぁ…泣いてたのバレてるな…)
さやか「鍵…かけて」
部屋の鍵を閉め、ベッドに歩み寄る恭介
上条「……」
さやか(恭介とも、これが最後…)
さやか「ねぇ、恭介…」
上条「…?」
さやか「こっち、来て…」
上条「え…」
既に手が届く距離だった
少し戸惑って、さやかの隣に座る
さやか(寂しいよ…)
さやか「恭介…」
さやかが恭介の肩を掴み、吸い込まれるようにキスした
上条「…!」
上条(また何かあったんだ…。どうしてさやかばっかり苦しまなきゃならない…!)
上条「……」
さやか(恭介とも、これが最後…)
さやか「ねぇ、恭介…」
上条「…?」
さやか「こっち、来て…」
上条「え…」
既に手が届く距離だった
少し戸惑って、さやかの隣に座る
さやか(寂しいよ…)
さやか「恭介…」
さやかが恭介の肩を掴み、吸い込まれるようにキスした
上条「…!」
上条(また何かあったんだ…。どうしてさやかばっかり苦しまなきゃならない…!)
何言ってんだ馬鹿野郎が!!
ちくしょう!こんな馬鹿放ってられっか!俺はもう一度見滝原に行くぜ!!
あんなところもう二度と行くかって思ってたんだけどな・・・へっ
うおおおおおおおおおおおおお待ってろよマミさああああああああああああああん!!
ちくしょう!こんな馬鹿放ってられっか!俺はもう一度見滝原に行くぜ!!
あんなところもう二度と行くかって思ってたんだけどな・・・へっ
うおおおおおおおおおおおおお待ってろよマミさああああああああああああああん!!
上条「…さやか。どうしてほしい? 何でも言って。新しい曲も弾けるようになったよ」
さやか「恭介…恭介…」
泣きながら恭介に甘えるさやか
上条「さやか…」
片腕のないさやかを軽く抱き締める
さやか(あたし…最後まで恭介のものでいるから…。恭介を忘れたりしないから…)
さやか「ごめん…。ちょっと、ワガママ言っていいかな…」
上条「もちろん…」
さやか「その…もし、あたしなんかでよかったら…」
さやかが恭介の耳に口を近づけた
さやか「恭介の好きにして…」
上条「…?」
上条(どうしてなんだろう…僕があの時約束を破ったから、さやかはこんな体になったのに…
さやかは、自分を犠牲にして僕の手を取り戻してくれたのに…)
上条「…さやかの望みは?」
さやか「恭介…恭介…」
泣きながら恭介に甘えるさやか
上条「さやか…」
片腕のないさやかを軽く抱き締める
さやか(あたし…最後まで恭介のものでいるから…。恭介を忘れたりしないから…)
さやか「ごめん…。ちょっと、ワガママ言っていいかな…」
上条「もちろん…」
さやか「その…もし、あたしなんかでよかったら…」
さやかが恭介の耳に口を近づけた
さやか「恭介の好きにして…」
上条「…?」
上条(どうしてなんだろう…僕があの時約束を破ったから、さやかはこんな体になったのに…
さやかは、自分を犠牲にして僕の手を取り戻してくれたのに…)
上条「…さやかの望みは?」
さやか「後悔しないこと…」
恭介はさやかの額と首筋にキスして顔色を伺った
さやか「……」
少し赤くなって目を逸らしている
上条(…いいよ。さやかの為なら何でもする…一生を捧げたっていい…)
パジャマのボタンに手をかけた
さやか「!」
さやかは咄嗟に恭介の手首を掴んだ
さやか「えっ…と…」
上条「あっ…ごめん、さやか…ごめんね。何もしない…」
首を振るさやか
さやか「う、ううん…いいんだけど…その、こっちの腕は…あんまり見ないで…」
体をひねって右肩を遠ざける
上条「……」
上条(なんて残酷なんだろう…)
恭介はさやかの額と首筋にキスして顔色を伺った
さやか「……」
少し赤くなって目を逸らしている
上条(…いいよ。さやかの為なら何でもする…一生を捧げたっていい…)
パジャマのボタンに手をかけた
さやか「!」
さやかは咄嗟に恭介の手首を掴んだ
さやか「えっ…と…」
上条「あっ…ごめん、さやか…ごめんね。何もしない…」
首を振るさやか
さやか「う、ううん…いいんだけど…その、こっちの腕は…あんまり見ないで…」
体をひねって右肩を遠ざける
上条「……」
上条(なんて残酷なんだろう…)
さやかはゆっくり手を放した
恭介がさやかの前髪を掻き分ける
上条「じゃあ…行くよ…」
さやか「いいよ…」
恭介はさやかの目を見つめたまま、上から順にボタンをはずした
下着はつけていなかった
上条「さやか…」
さやか「ん…?」
上条「不思議な気分だな…今、目の前にいるのがあのさやかだなんて…」
さやか「何それ…」
上条「付き合うまでは異性として見たこともなかった…」
さやか「ほんとひどいよね…」
上条「ずっと気付けなくてごめんね…。世界で最高の女性が、こんなに近くにいたなんて…」
さやかは笑った
さやか「うわぁ、馬鹿じゃないの?」
恭介がさやかの前髪を掻き分ける
上条「じゃあ…行くよ…」
さやか「いいよ…」
恭介はさやかの目を見つめたまま、上から順にボタンをはずした
下着はつけていなかった
上条「さやか…」
さやか「ん…?」
上条「不思議な気分だな…今、目の前にいるのがあのさやかだなんて…」
さやか「何それ…」
上条「付き合うまでは異性として見たこともなかった…」
さやか「ほんとひどいよね…」
上条「ずっと気付けなくてごめんね…。世界で最高の女性が、こんなに近くにいたなんて…」
さやかは笑った
さやか「うわぁ、馬鹿じゃないの?」
上条「あはは」
ボタンの開いた服に手をかける
上条「…いい?」
さやかは強く目を閉じて頷いた
恭介がパジャマを脱がす
華奢な体。さやかの胸が意外に大きいことを知る
途切れた右腕に思わず目が行った
上条(……!)
ぞっとする恭介
上条(くっ…僕は何を怖がっているんだ…。さやかの気持ちがわからないのか…!)
さやかの体を支えながら押し倒す
上条(集中しろ…さやか1人に…)
さやかは目を開けて恭介の首に腕を絡めた
さやか「こんなんでごめんね…」
上条「…!!」
ボタンの開いた服に手をかける
上条「…いい?」
さやかは強く目を閉じて頷いた
恭介がパジャマを脱がす
華奢な体。さやかの胸が意外に大きいことを知る
途切れた右腕に思わず目が行った
上条(……!)
ぞっとする恭介
上条(くっ…僕は何を怖がっているんだ…。さやかの気持ちがわからないのか…!)
さやかの体を支えながら押し倒す
上条(集中しろ…さやか1人に…)
さやかは目を開けて恭介の首に腕を絡めた
さやか「こんなんでごめんね…」
上条「…!!」
さやか「やっぱ、嫌だよね…こんな体…」
上条(違う…悲しいだけだ…)
鳥肌気味の胸にキスした。唇が沈むほど柔らかかった
上条「…さやかは可愛いよ」
さやか「…腕ないんだよ…? 気持ち悪くないの…?」
上条「僕の彼女を悪く言うな」
さやか「……。はーい」
見つめ合ったまま2人とも笑った
上条(違う…悲しいだけだ…)
鳥肌気味の胸にキスした。唇が沈むほど柔らかかった
上条「…さやかは可愛いよ」
さやか「…腕ないんだよ…? 気持ち悪くないの…?」
上条「僕の彼女を悪く言うな」
さやか「……。はーい」
見つめ合ったまま2人とも笑った
―――――――――
――夕方
QB「はぁ…はぁ…やっと見つけた…」
仁美「私に…何か御用ですの…?」
QB「伝えなきゃならないことがある…」
仁美「…?」
QB「さやかが…さやかが……」
――夕方
QB「はぁ…はぁ…やっと見つけた…」
仁美「私に…何か御用ですの…?」
QB「伝えなきゃならないことがある…」
仁美「…?」
QB「さやかが…さやかが……」
なんとなく仁美と恭介の子どもがさやかに似ている絵を思いだしたわ・・・
あと猿死ね
あと猿死ね
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