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    元スレ暦「おーい、八九寺……」

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    タグ : - インフィニット・ストラトス + - 八九寺真宵 + - 化物語 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 = 285 :

    「せめて、死んだあとぐらいは迷惑かけないようにすればいいものの……けらけらけら、なんとまぁお前様らしいことじゃろうて」

    「うるさい忍、多分だが色々に死んでる理由は、ほぼお前のせいだと思うぞ」

    神原「いや、阿良々木さん。それでも怪異云々で死ぬことは結構、少なかったのだ」

    「へ?そうなのか?…というか神原、お前ってばなんかずっと、他次元での僕の死に様を知っているような口ぶりだったな」

    神原「当り前だ。そのために猿に願ったわけだからな」

    「……、なんのためにだ?」

    神原「……それは、その…あれだ阿良々木先輩が、どう死んでいくのか気になってだな!」

    「……惚れてるからだ───」

    神原「わー!わー!わー!」

    「?」

    352 = 51 :

    かんばるかわゆす

    353 = 285 :

    「……なんとけな気なことかのぉ。死にゆく姿を一瞬でも見と届けたい、初めの世界線でどのような酷い別れを味わったかは知らぬが…」

    神原「わー!わぁああー!違うんだ阿良々木さん!!耳を貸してはいけないぞ!!」

    「切ないのぉ…可哀そうじゃのぉ…でも、大丈夫じゃ。おぬしは今日、日々続けてきた別れを、死ぬという別れ目を味わうことはないからの」

    神原「え……?あ、はい…?」

    「安心するのじゃ。小娘、おぬしの願いは叶えられた。阿良々木 暦という存在が、死なないという現実を」

    神原「!?……そ、そんな……わたしの願いまで…お見通しとは……」

    「くっくっく……なんじゃ、やっぱそのような願いだったのかの」

    神原「釜をかえられていただと!?阿良々木さん、この幼女すごいぞ!?」

    「ごめん、僕はなんといったらいいのかもう、わからないや…」

    355 = 344 :

    あれ忍今は男なんじゃ

    356 = 285 :

    神原「ふぅ……なんだかもう、わたしが長年悩んでいたことが一気に吹っ飛んだ気がするぞ阿良々木さん…」

    「そうか、それならよかったんだが。僕としては色々また、悩みが増えていくばかりなんだよ…」

    神原「あっと、そうだったな。すまない、わたしばかりが解決していってるな……これは失敬」

    「ああ、いいんだ。神原、お前の悩みが解決できたのなら。僕も同じように嬉しいからな」

    神原「そ、そうか……なら良かった。うんうん、よかった」

    「それに、お前がこうも僕を想ってくれてたとはな……それにもびっくりしたぜ」

    神原「へっ?あっうん、そうだな…っ!すまない、迷惑だったろう…」

    「馬鹿を言うな!!」

    神原「えっ怒られた!?」

    357 = 285 :

    >>355
    ノリでいってると思ってくれ
    >>326のときも、ノリで言ってると

    358 = 285 :

    「神原、どうやら僕のことを勘違いしているようだが」

    神原「え、はい!?」

    「いいか?お前の世界の僕がどうだったか知らないが、今、お前の目の前にいるのが阿良々木 暦だ。ただひとり、お前だけに話しかけている、それが僕だ」

    「そしてその阿良々木暦はだな!!お前の、神原の気持ちをないがしろにしたり、無意味だと放っておいたりはしない!!断じてだ!!」

    神原「………」

    「その可愛い両耳をかっぽじってよーくきけ!!僕はお前の気持ちがすっげーうれしい!!結婚しようか駿河!!」

    神原「それは行き過ぎだ先輩!!そしてそれとなく下の名前を呼んでる!!?」

    「おう、やっと先輩という言葉をだしたな」

    神原「はっ……図りましたね、阿良々木…先輩」

    359 = 329 :

    どちらも女性の姿かと思うと胸があつくなるな

    360 = 285 :

    「お前が僕にさんづけなんて、似合わないんだよ。それが僕の知ってる神原駿河だ。ちゃんと僕とお前は記憶が共通しているんだろ?」

    神原「ああ、そうだな。…すまない、わたしとしたことが、なにナイーブになっていたのだろう。そうだな、私は確かに阿良々木先輩の後輩」

    「うんうん」

    神原「そして先輩専属愛玩ガールの性処理専門科!!常に阿良々木先輩の貞操を守り、そして実は常日頃その貞操をひそかに狙っている!!」

    神原「神原駿河!!ここに降臨!!」

    「いらない!!そんな後輩知らないしいらない!!!」

    「……仲がいいのぉ。ワシも加わりたいものじゃ、男のなりだとどうも入りにくい空間をつくりおってからに」

    361 = 197 :

    まいまいは空気かい

    362 = 285 :

    「さて、もすっごくあれだが、本題に入ろう」

    神原「そうだ、まず、本当にまず解決しなければならないことがあるはずだったな……」

    「……八九寺、アイツどこいったんだよ本当に」

    神原「うーむ……それのことなんだが、一言で言うと、阿良々木先輩がこの世界にきてしまったのは……八九寺ちゃんのせいなんだ」

    「……うん、なんかそうじゃないかと思ってたところだ。つぅか忍が、迷い牛っていった時からそう思っているがな」

    神原「そうなのだよ。そして阿良々木先輩、どうしてこうなったかご理解できているのか?」

    「うーん……なんだろうか、アイツもまた世界線が違ったということで、中身そのものが変わってたとか?」

    364 = 285 :

    「あたりであって、外れじゃの。たぶん」

    「…なんだ忍。よくわからなかったんじゃないのか?迷い牛あたりの解説は、なにやらしぶってたじゃないか」

    「いや、さっぱどわからんぞ。今でも。じゃが、想像はできる」

    「たとえばそう、この空間。橋のしたの河原じゃとおぬしらは言っておったが……ここ、冥界じゃぞ?」

    暦&神原「……はっ?」

    「じゃから、おぬしらが何故このような場所にきているかなんてはわからんが、ここは死ぬ者たちがさまよい行き着く、冥界……三途の川じゃ」

    暦&神原「なぁにっぃいいいいいいいい!!!??」

    366 = 336 :

    誤字脱字多いな…

    367 = 276 :

    あれ、ガハラさんもいたよね・・・・・・?

    368 = 285 :

    「はたまた生霊が彷徨い、生と死の定めを受ける判断所……なんて呼ばれるとこじゃが。また凄いところに迷いこんだものじゃのお前様」

    「いやいや、びっくりしすぎてあごが外れるかとおもったぜ…なに、僕ら生きながら死にかけてたのか?」

    神原「わたし…けっこう奥まで進んでいったが、大丈夫なのだろうか!?」

    「そうじゃな。長居しとるとワシも危ない。猿の小娘はどうやら怪異と密接な関係にあるために、奥に行っても助かったのじゃろうて」

    神原「いのちびろいしたー!!」

    (……じゃあ、さっき見かけた戦場ヶ原は……)

    「…お前様よ、考え過ぎんようにな」

    「えっ?なにがだ?」

    「人が死んだものを考え続けておると、簡単に同じく連れて行かれてしまうぞ。それは古今東西、すべてに共通する怪異じゃ」

    369 = 245 :

    なんてこった・・・

    370 :

    あのセリフそういう意味か

    支援

    371 = 344 :

    じゃあガハラさんは

    372 :

    神原人気ないのかよ
    一番好きなのに

    373 = 266 :

    好きよ

    374 = 285 :

    「じゃあ、僕が見かけた戦場ヶ原は……」

    「……蟹の娘がどのような人生を歩み、そうなったかは世界だけしっとる。それを助けられなかったここの阿良々木 暦に罪がある」

    「……馬鹿だな、僕。本当に、ここの僕は馬鹿な奴に違いない」

    「……一応、その姿形が、今のお前様の女体の正体じゃ。女の阿良々木暦が存在する世界線……なにかと不都合があったのじゃろうて」

    「じゃあ、なんだ。僕がなにかしらの理由で……この世界に迷い込んだ時、世界が僕を、その女の阿良々木 暦に返還したのか?」

    「じゃろうなーってワシは思うぞ。じゃからワシも男の身体で、常に安定しとる。面白い世界じゃな」

    375 = 285 :

    「ちなみに、この世界線のお前様は健在じゃ。じゃが、お前様と混合した存在となっておる。それに見合ったところに合うまで時間がかかったのが、お前様の不思議な体験の原因じゃろうて」

    「なる、ほどな……」

    神原「……阿良々木先輩」

    「……ん?なんだ、神原。そんな申し訳なさそうな顔して」

    神原「いや……その、なんというか。大丈夫か?」

    「なんだ、慰めてくれるのか?はは、お前は良い奴だな」

    神原「いや、というか阿良々木先輩すっごい死にそうな感じになってるから、気にしないわけにはいけないんだが…」

    「馬鹿言え。そんなわけないだろ……顔冷たっ!?」

    376 :

    暦死にかけか
    支援

    377 = 285 :

    「なに、僕ってばちゃんと顔面の血管、血通ってんの!?まるで氷みたいなんだが!?」

    神原「阿良々木先輩……!!?」

    「……はぁ、お前様。それでも本当に吸血鬼モドキなのかの。こうも素早く冥界に持って行かれそうになるとは……そこまでショックじゃったのか」

    「え、なに僕ってば死にかけてるのか!?まじで!?」

    神原「阿良々木先輩、本気でなんか薄くなってきてないか!?」

    「え……まじだ!?なんか自分身体通り越して、あっち側見えてる!!これじゃあ長い髪と相まって本物貞子みたいじゃないか!!」

    神原「阿良々木先輩落ち着いて!!なんか変な思考に走ってるぞ!!」

    378 = 245 :

    ありゃりゃぎさんは薄くて弱いからな・・・

    379 :

    ※人間強度が下がるとこうなります

    380 = 285 :

    「し、しのぶえもぉ~ん!!!たすけてくれよぉお~!!!」

    「……ごほん、なんじゃのその。普段のお前様から言われるときと、女体のときだと言われるときの違いが心地良いの」

    「いらないわそんな報告!!というか本気で助けてくれ!!この世界軸まで、わざわざ助けに来てくれたんだろ!?」

    「そうじゃぞ!なんか夜起きたらなんかお前様おらんし、ワシ死にかけてやばかったんじゃぞ!!でもなんとかお前様の残り香を糧に、ベットの毛布に包まってぶるぶる震え立てたワシを想像してみい!!!」

    「かわいい!!すっげー可哀そうだけど、すっげーくぁいいよ忍!!」

    「じゃろうて!!」

    381 :

    「じゃから!!せっかく無い力を振り絞って、この世界線まできたんじゃ……っ!!」

    「簡単におぬしには、連れていかせんぞ……迷い牛っ!!!」がぁー!

    「まよっ……八九寺が!?」

    「そうじゃお前様、思い返すのじゃ。ここから本当に憶測じゃが、お前様は多分、迷い牛にたぶらかせれてたはずじゃ!!」

    「たぶっ……!?いや、そんなことはなかったきが…!!」

    「じゃーこういうのはどうじゃ!?迷い牛がやけにお前様に、触れさせるようなことをしなかったかの!?いや、むしろお前様はスキンシップ過多じゃからわからんが!!」

    「………」

    「いやだからさ、お前のトレードマークであるツインテールが消滅して、ここにはスト八九寺が降臨なさってるのかって話だ」
    「……」さわさわ…
    「な?」
    「ほ、ほんとうですぅー!!!わ、わったしストレートになっちゃってますーー!!!」

    382 :

    のぶえもん、って呼んでなかったか本編

    383 = 381 :

    >>382
    >>380訂正
    「のぶえもぉ~ん!!!たすけてくれよぉお~!!!」

    「……ごほん、なんじゃのその。普段のお前様から言われるときと、女体のときだと言われるときの違いが心地良いの」

    「いらないわそんな報告!!というか本気で助けてくれ!!この世界軸まで、わざわざ助けに来てくれたんだろ!?」

    「そうじゃぞ!なんか夜起きたらなんかお前様おらんし、ワシ死にかけてやばかったんじゃぞ!!でもなんとかお前様の残り香を糧に、ベットの毛布に包まってぶるぶる震え立てたワシを想像してみい!!!」

    「かわいい!!すっげー可哀そうだけど、すっげーくぁいいよ忍!!」

    「じゃろうて!!」

    384 = 381 :

    「あっー!八九寺、ストレートだった!!」

    「それじゃな!!あらかた、撫でさせるためにやったのじゃろうて!!」

    「そして、その迷い牛は夜泣き石の原料を知り、お前様が自分の世界線に召喚できる仕組みを知った!!」

    「どうしてそんな、たいそれた仕組みを……」

    「しらん!!じゃがそこの猿の娘と話しててわかった!!小娘、主が教えたな!?」

    神原「っ……」

    「これもまた憶測じゃが、たぶん小娘は数多くの世界線を飛んでおる中に、さびしくなったのじゃろう。たかが数十年生きた身じゃ!!それも仕方ないことじゃ!!」

    385 = 53 :

    つまりどういう事か産業で

    386 = 381 :

    訂正

    「あっー!八九寺、ストレートだった!!」

    「それじゃな!!あらかた、撫でさせるためにやったのじゃろうて!!」

    「そしてそれがカギとなり、お前様を、この女体の阿良々木暦という存在がいる世界軸に、安定をさせた!!」

    「ついでに言うとその迷い牛。夜泣き石の原料を知っておって、お前様が自分の世界線に召喚できる仕組みを知っていたのじゃ!!」

    「どうしてそんな、たいそれた仕組みを……」

    「しらん!!じゃがそこの猿の娘と話しててわかった!!小娘、主が教えたな!?」

    神原「っ……」

    「これもまた憶測じゃが、たぶん小娘は数多くの世界線を飛んでおる中に、さびしくなったのじゃろう。たかが数十年生きた身じゃ!!それも仕方ないことじゃ!!」

    387 = 381 :

    「そして小娘は、理解を求める人物に飢えた!!そして思いついたのが迷い牛!!」

    「だ、だが神原……アイツには八九寺のことが見えてないと……!」

    「本当に脳が足りておらんな主は!!お前様、ちゃんと猿の手の話は理解しておったのか!?」

    「……あっ。三本の願いのストックか!」

    「そうじゃな!!それで迷い牛を視覚化することが可能になった!安定したものじゃったから、安易にその行為を行えたのじゃろうて!!」

    神原「…………」

    「か、神原……お前…」

    神原「いいのだ、先輩。これはわたしの失態だ。彼女…いや、彼の言う通り、私が教えた」

    388 = 381 :

    神原「寂しかったんだ。数多くの世界を飛び回ると願ったものの。阿良々木先輩が生き残れる世界を見つけるために、そう願って望んだことだったけれど」

    神原「しかしなんだろうな。わたしも弱っていたらしい。それで、私は理解者を求めたんだ。誰か孤独の私を、少しだけでも理解してくれる人を」

    「お前……」

    神原「あ、でも勘違いしないでくれ?わたしは誰も傷つけるつもりは無かったのだ。ただ、ちょっとした思いつきで、ちょっとした考えだったんだ…」

    「じゃがな!!それが安易な考えじゃったようじゃな!!」

    「猿の小娘、お主は、自分がいた世界線と同じ存在だと、迷い牛を早期に勘違いした!!」

    「こいつは、違うぞ……お前様!!ワシがさっきから叫んで、お前様にかけられつつある結界を削除しておることは理解してるか!?」

    「そうだったの!?やけにぎゃーぎゃー叫ぶと思ったら……」

    390 = 381 :

    「その結界!!素晴らしいほどに網目が濃い強いものじゃ!!ワシも近づこうにも絡めとられそうにぐらいにの!!」

    「じゃ、じゃあどうすればいいってんだ!?忍、お前がどうしようも出来ないことを、僕にできるわけ……!!」

    神原「阿良々木、先輩…」

    「ど、どうした神原…?あまり僕に近づくと、お前も危ないぞ!?」

    神原「思い出すんだ、先輩。貴方は、素晴らしい人なんだ」

    「神原……?」

    神原「それが例え、幽霊であっても。気がふれた奴であっても、貴方は決してあきらめず立ち向かう……それがわたしが知ってる阿良々木先輩だ」

    「………」

    神原「見せてくれ。貴方の全力の足掻きようを」

    391 = 381 :

    「なんだ、それは神原……」

    「僕がどうにかできると、なぜ思うんだ神原!!どうして僕ができるんだと、どうしてそう思うんだ!!?」

    神原「先輩……」

    「……かっかっか!いってしまえお前様!!」

    「そりゃ当たり前だろ神原駿河!!僕は僕だ!!数多くの世界軸、数多くの世界線で生き残った……しぶとい僕だからな!!」

    「乗ってやるよ神原……僕はどうにかしてやる!!だろう八九寺 真宵!!!」

    パリ…パリパリ……

    「それともなんだ!?お前はこの軸では、真宵くんでいいのか!?すっげーなお前、男とか……ぜんぜん女の子にしみなかってぜ!!!」

    392 :

    「それともなんだ!!スカートとか、全部僕のために着替えたのか!?かっくぃー!!ろりっかけーよ!!いやショタかっけーかここは!?」

    パリパリパリ……

    「全部全部、僕のためだったのか!?どうしてだよ!なぜ僕をこの世界に呼ぶ必要があった!!またその年相応じゃない語りで全部教えてくれよ八九寺!!」

    ぱりぱr………

    「さあ!!姿を見せろはちくじぃーーー1!!!」

    ぱりん!!!

    神原「うわっ…!?」

    「…流石はお前様じゃな」

    「……よう、八九寺」

    「………」

    393 = 392 :

    「なにか、言うことはあるか?」

    「……そうですね、あるとすれば…まんまとひっかかっておりましたねざまーみろです阿良々木さん」

    「そうだな、マジで騙されてた。やっぱりあの時、髪じゃなくておっぱい触っておくべきだったな。反省するよ」

    「阿良々木さん、それは反省ではなく未練です。というか男の胸なんて触っても面白くも何もないでしょう?」

    「え?八九寺だったら、何だってかまわないぞ僕は?」

    「ガチもんでしたー!!愛に性別は関係ないのですねー!?」

    「だってまあ、今の僕は女の子だしな。いいじゃないか別に」

    「いいんですか……」

    394 = 392 :

    「それで、お前、はちくじ、なんだっていうんだ」

    「えっとあれですよ、全部演技でした。としかいいようがないですよ」

    「どこまでが演技だったんだ?」

    「あの~ガチで落ち込んでしまっているところ申し訳ありませんけど、わたしは阿良々木さんのことは嫌いではありませんからね?」

    「というところは、ガチで演技でした」

    「そこは本音であってほしかった!!」

    「冗談はさておき、ショタタ木さん……」

    「年場の行かない少年しか欲情しない奴みたいに呼ぶなよ……僕の名前は阿良々木だ」

    395 = 392 :

    「失礼、かみました」

    「違う、わざとだ……」

    「かみまみた」

    「わざとじゃないっ!?」

    「感づいた」さっ

    「いつから僕が八九寺の鎖骨を見ていることがばれてた!?」

    「……お前様よ、楽しんでるところあれなのじゃが」

    「え…?あ、ああ、わかってるよ。もう終わらせるからさ…」

    396 :

    見てるよ

    398 = 392 :

    「さて、八九寺。お前はいったいなにものなんだ?」

    「迷い牛です」

    「それは知ってる。だが、僕が聞きたいことはそこじゃない。いま、目の前にいるお前に聞いてるんだ八九寺」

    「わたくし、ですか……?」

    「そうだ。教えてくれ、そのためにわざわざ出てきてくれたんだろ?僕と話をしたいために」

    「……阿良々木さん、怒ったりしませんか?わたくし、絶対に阿良々木さんを怒らせる自信があるのですが…」

    「もう怒ってる」

    「あうあう……ですよね。わかってましたけど…」

    399 = 392 :

    「だが、それよりも僕は心配している。八九寺、お前のことを」

    「あ、阿良々木さん……」

    「さあ、どうしたら聞かせてくれるんだ。この僕の胸に飛び込んで、抱き込まれながら話をしたいか?」

    神原「じゃあ、わたしもそうしたいぞ!!」

    「いや、神原。そこ出しゃばるところじゃないから」

    「ワシも…」

    「嫌だ!ぜったいに今のお前は嫌だ!!」

    「あははっ!…相変わらず、阿良々木さんはモテテ木さんですね」

    「人を在らぬ想像で昇華させたよう名前で呼ぶな。僕の名前は阿良々木だ!!!」

    400 = 392 :

    「わたしはですね、ここの世界では……えっと明確に言うと浮遊霊ではないのです」

    「じゃあなんだっていうんだ?僕のだけの神様とか?」

    「違いますけど、半分あってますよ阿良々木さん」

    「僕のだけ…!?」

    「逆です。神様のことろです」

    「あ、なんだ……つまんねーの」

    「つまらない!?阿良々木さん、いま神様にたいしてつまらないと申しましたか!?」

    「いや、別に八九寺のことがつまらないとかじゃなくて。僕のものじゃないというところが現実的でなってないと…」

    「何で阿良々木さんの妄想が主体で世界が動いているとお思いなんですか…」


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