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元スレQB「僕と契約して魔法少女になってよ!」ハルヒ「は?」
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古泉「涼宮さん、最近独り言が多いんですよ」
キョン「前からそうじゃないのか?」
古泉「そうなんですけど、最近のはまるで誰かと会話しているようだと…」
キョン「え?」
朝比奈「不気味です…」
キョン「おいおい、まさかお前まで幽霊的な何かを俺に吹きこもうとしてるのか?」
キョン「前からそうじゃないのか?」
古泉「そうなんですけど、最近のはまるで誰かと会話しているようだと…」
キョン「え?」
朝比奈「不気味です…」
キョン「おいおい、まさかお前まで幽霊的な何かを俺に吹きこもうとしてるのか?」
古泉「別にそういうわけではありませんが、時期は僕たちが心霊スポットを訪れた辺りと一致しています」
キョン「古泉!人を怖がらせようたってそうはいかないぞ」アセアセ
朝比奈「キョンくん?」
キョン「そうだよな、別に俺達に見えない誰かがハルヒにだけ見えてるなんてことあるわけないよな」
キョン「そいつがあの廃ビルでなくなった少女の霊で…」アセアセ
キョン「俺達を道連れにしようとハルヒにとりついて…」アセアセ
キョン「挙句の果てにまたあの廃ビルに連れて行かれて心中させようなど」ガクブル
キョン「古泉!人を怖がらせようたってそうはいかないぞ」アセアセ
朝比奈「キョンくん?」
キョン「そうだよな、別に俺達に見えない誰かがハルヒにだけ見えてるなんてことあるわけないよな」
キョン「そいつがあの廃ビルでなくなった少女の霊で…」アセアセ
キョン「俺達を道連れにしようとハルヒにとりついて…」アセアセ
キョン「挙句の果てにまたあの廃ビルに連れて行かれて心中させようなど」ガクブル
キョン「そんなことはあるはずない!うん、そうだ。そういうわけで今日は帰ります、では!」シュタッ
古泉「あっ、待ってください。何もそこまで脚色しないでくださいよ。僕も怖くなってきたじゃないで、いや、怖くはないんですけど」ガクブル
古泉「ちょっと、一緒に帰りましょうよ。ちょっとー!」シュタッ
朝比奈「キョンくんも古泉くんもあんなに怖い話苦手でしたっけ?」
長門(有機生命体の霊魂への畏怖の念…、興味深い)
古泉「あっ、待ってください。何もそこまで脚色しないでくださいよ。僕も怖くなってきたじゃないで、いや、怖くはないんですけど」ガクブル
古泉「ちょっと、一緒に帰りましょうよ。ちょっとー!」シュタッ
朝比奈「キョンくんも古泉くんもあんなに怖い話苦手でしたっけ?」
長門(有機生命体の霊魂への畏怖の念…、興味深い)
ハルヒ「で、今日はとうとう他の魔法少女に会わせてくれるんだって?」
QB「ああ、少なくとも2人はいるはずだ」
ハルヒ「ふーん、楽しみね」
QB「なぁ、ハルヒ。一応、テレパシー使えるんだからそれで会話してくれなかい?」
ハルヒ「ああ、そうだったわね。まだ慣れてないのよ」
QB「一応、人の目もあることだしね」
QB「ああ、少なくとも2人はいるはずだ」
ハルヒ「ふーん、楽しみね」
QB「なぁ、ハルヒ。一応、テレパシー使えるんだからそれで会話してくれなかい?」
ハルヒ「ああ、そうだったわね。まだ慣れてないのよ」
QB「一応、人の目もあることだしね」
町外れ
QB「おまたせマミ、さやか、それに…暁美ほむら?」
ほむら「私が同行していたら不満かしら?」
ほむら(いっそQBの近くにいたほうが監視はしやすい)
ほむら(美樹さやかは魔法少女になってしまったけど、まどかだけは…)
マミ「で、その子がQBの言ってた魔法少女候補の子かしら」
QB「そうだよ」
QB「おまたせマミ、さやか、それに…暁美ほむら?」
ほむら「私が同行していたら不満かしら?」
ほむら(いっそQBの近くにいたほうが監視はしやすい)
ほむら(美樹さやかは魔法少女になってしまったけど、まどかだけは…)
マミ「で、その子がQBの言ってた魔法少女候補の子かしら」
QB「そうだよ」
QB「名前は涼宮ハルヒ。北高校に通う高校生だ」
さやか「高校生?じゃあ超先輩じゃん」
マミ「高校生って魔法少女になれるの?」
QB「特に問題はないさ。マミ、君だって来年は高校生じゃないか」
マミ「そりゃそうだけど」
マミ(それにしても、私でもわかる。彼女、凄まじい才能の持ち主ね)
さやか「高校生?じゃあ超先輩じゃん」
マミ「高校生って魔法少女になれるの?」
QB「特に問題はないさ。マミ、君だって来年は高校生じゃないか」
マミ「そりゃそうだけど」
マミ(それにしても、私でもわかる。彼女、凄まじい才能の持ち主ね)
こないだの続きかと思ったけど違ったようだ
帰ったら見るから落とすなよ
帰ったら見るから落とすなよ
ハルヒ「そういうわけで今日は見学させてもらうわね」
QB「そういえば今日もまどかはいないのかい?」
ほむら「今日は新人候補が来ると聞いていたから、まどかは来ないように言っておいたわ」
ほむら「一般人の数は少ないほうがいいから」
QB「そうか、それは仕方ないね」
ほむら(QBのまどかへの関心がうすい?こんなことは今までの時間軸で初めて…)
QB「そういえば今日もまどかはいないのかい?」
ほむら「今日は新人候補が来ると聞いていたから、まどかは来ないように言っておいたわ」
ほむら「一般人の数は少ないほうがいいから」
QB「そうか、それは仕方ないね」
ほむら(QBのまどかへの関心がうすい?こんなことは今までの時間軸で初めて…)
マミ「結界はここね」
マミ「たぶん使い魔ね。3人も要らないかもしれないわ」
ほむら「じゃあ今日はひとりが涼宮ハルヒの護衛についておくというのでどうかしら」
マミ「そうね。そうしておいたほうが安全だわ」
さやか「じゃあ、使い魔は私が」
マミ「そうね、あの程度なら美樹さんにひとりでも大丈夫だろうし」
さやか「よっしゃー、やるぞー」
マミ「たぶん使い魔ね。3人も要らないかもしれないわ」
ほむら「じゃあ今日はひとりが涼宮ハルヒの護衛についておくというのでどうかしら」
マミ「そうね。そうしておいたほうが安全だわ」
さやか「じゃあ、使い魔は私が」
マミ「そうね、あの程度なら美樹さんにひとりでも大丈夫だろうし」
さやか「よっしゃー、やるぞー」
ハルヒ「これが結界…」
ハルヒ「…、なんというかこう、いい雰囲気醸しだしてるわね!映画の背景に使えそうよ」
マミ「QB、ねぇあの子ちょっと」ヒソヒソ
QB「たしかに感受性は人とだいぶ違うかもしれないね」
シュパッ
さやか「あっ、使い魔!」
シュタタタッ
さやか「逃げ足だけは早いやつめ!待てー!」ダッシュ!
ハルヒ「…、なんというかこう、いい雰囲気醸しだしてるわね!映画の背景に使えそうよ」
マミ「QB、ねぇあの子ちょっと」ヒソヒソ
QB「たしかに感受性は人とだいぶ違うかもしれないね」
シュパッ
さやか「あっ、使い魔!」
シュタタタッ
さやか「逃げ足だけは早いやつめ!待てー!」ダッシュ!
ハルヒ「あれが敵?」
マミ「そうね、あれも敵なんだけどあれは使い魔と言って、魔女の幼体みたなものよ」
マミ「あら、あの使い魔もう結界を解いて逃げ出したのね」
ほむら「護衛の必要もなかったわ」
マミ「とりあえず、さやかさんを追いかけましょう」
マミ「そうね、あれも敵なんだけどあれは使い魔と言って、魔女の幼体みたなものよ」
マミ「あら、あの使い魔もう結界を解いて逃げ出したのね」
ほむら「護衛の必要もなかったわ」
マミ「とりあえず、さやかさんを追いかけましょう」
さやか「はぁはぁ…」
さやか「知らないうちに隣町まで来てたのか…」
さやか「あっ、見つけた!あの使い魔め」
さやか「観念しろー!」ドリャー
ガッキーン
さやか「へ?」
杏子「おいおい、なにやってんの?あれ使い魔だよ?」
さやか「知らないうちに隣町まで来てたのか…」
さやか「あっ、見つけた!あの使い魔め」
さやか「観念しろー!」ドリャー
ガッキーン
さやか「へ?」
杏子「おいおい、なにやってんの?あれ使い魔だよ?」
さやか「ああ、逃げられた…。ちょっとあんた!なに邪魔してんのさ!」
杏子「いやだからあれは使い魔だろ?それにここはあたしのテリトリーだ」
杏子「そんなことをもわからない新人さんか?」
杏子「使い魔は人間を4,5人食わせて魔女にする」
杏子「グリーフシードを得るための常識っしょ?」
さやか「…、ふざけるなっ!」
杏子「いやだからあれは使い魔だろ?それにここはあたしのテリトリーだ」
杏子「そんなことをもわからない新人さんか?」
杏子「使い魔は人間を4,5人食わせて魔女にする」
杏子「グリーフシードを得るための常識っしょ?」
さやか「…、ふざけるなっ!」
マミ「美樹さんは…あそこね。あら?だれかいるのかしら?」
ハルヒ「誰かいるというより、喧嘩してない?」
ほむら(あれは…佐倉杏子)
さやか「ドリャーツ、グハッ!」
杏子「新人が勝てるほど魔法少女は甘くないのさ」
杏子「さて、今ならまだ見逃してやるけど?」
さやか「誰があんたみたいなやつなんかに…」
ハルヒ「誰かいるというより、喧嘩してない?」
ほむら(あれは…佐倉杏子)
さやか「ドリャーツ、グハッ!」
杏子「新人が勝てるほど魔法少女は甘くないのさ」
杏子「さて、今ならまだ見逃してやるけど?」
さやか「誰があんたみたいなやつなんかに…」
杏子「別に死にたがることもないだろうに」
杏子「まぁ、そこまで言うんなら…引導渡してやるよ!」
マミ「そこまでよ!」
杏子「あんたは…巴マミ!」
マミ「久しぶりね佐倉さん」
マミ「悪いけど、この子私の知り合いなの。これ以上やるなら私も相手になるわよ?」
杏子「…チッ、4体1でいうセリフじゃねえな」
杏子「まぁ、そこまで言うんなら…引導渡してやるよ!」
マミ「そこまでよ!」
杏子「あんたは…巴マミ!」
マミ「久しぶりね佐倉さん」
マミ「悪いけど、この子私の知り合いなの。これ以上やるなら私も相手になるわよ?」
杏子「…チッ、4体1でいうセリフじゃねえな」
杏子「まぁ、今日は見逃してやるよ」
杏子「とにかく、テリトリーは守れよな。住み分けしてるのに意味ねえだろ」
マミ「そうね、気をつけるわ」
さやか「マミさん…」
杏子「無理にしゃべらないほうがいいぜ、全治3ヶ月ってくらいにはかましたから」
杏子「じゃあな、もう会わないことを祈ってるぜ」
杏子「とにかく、テリトリーは守れよな。住み分けしてるのに意味ねえだろ」
マミ「そうね、気をつけるわ」
さやか「マミさん…」
杏子「無理にしゃべらないほうがいいぜ、全治3ヶ月ってくらいにはかましたから」
杏子「じゃあな、もう会わないことを祈ってるぜ」
帰り道
マミ「今日みたいに魔法少女が全員仲良しこよしなわけじゃないのよ」
ハルヒ「へぇ…、でもあのポニーテールの子と面識あったみたいだけど?」
マミ「まぁ、一応隣町の魔法少女だしね」
マミ「そういえば、願い事は見つかった?」
ハルヒ「うーん、まだね。いざ何でも叶えてくれるとなると」
マミ「まぁ、じっくり考えたほうがいいわ。QBと契約するとき悩めるなんてめずらしい方だから」
ほむら「無理に魔法少女になる必要はないということも忘れないで」
マミ「今日みたいに魔法少女が全員仲良しこよしなわけじゃないのよ」
ハルヒ「へぇ…、でもあのポニーテールの子と面識あったみたいだけど?」
マミ「まぁ、一応隣町の魔法少女だしね」
マミ「そういえば、願い事は見つかった?」
ハルヒ「うーん、まだね。いざ何でも叶えてくれるとなると」
マミ「まぁ、じっくり考えたほうがいいわ。QBと契約するとき悩めるなんてめずらしい方だから」
ほむら「無理に魔法少女になる必要はないということも忘れないで」
ハルヒ「そうね、そのあたりも含めてじっくり考えてみるわ」
ハルヒ「じゃあ、私こっちだから。きょうはありがと!じゃあね!」タッタッタッ
さやか「…、ねぇマミさん。ハルヒさんは魔法少女になるとおもう?
マミ「こればっかりはわからないわね」
ほむら(今気がついたけど、あの子まどか並に素質があるじゃない!)
ほむら(QBがまどかにこだわらないのはそういう理由が…)
ハルヒ「じゃあ、私こっちだから。きょうはありがと!じゃあね!」タッタッタッ
さやか「…、ねぇマミさん。ハルヒさんは魔法少女になるとおもう?
マミ「こればっかりはわからないわね」
ほむら(今気がついたけど、あの子まどか並に素質があるじゃない!)
ほむら(QBがまどかにこだわらないのはそういう理由が…)
ほむら(どちらにしても涼宮ハルヒが魔法少女になるのは得策ではないわね)
ほむら(まどか並の素質があるなら魔女になればこの星を滅ぼしかねない)
ほむら(くっ…!厄介ごとばかり持ち込んでくれるわね、インキュベーター!)
ほむら(まどか並の素質があるなら魔女になればこの星を滅ぼしかねない)
ほむら(くっ…!厄介ごとばかり持ち込んでくれるわね、インキュベーター!)
翌日
ハルヒ「今日は見学無し?」
マミ「そうね、今日は使い魔も魔女も見つからないから。こういうこともよくあるのよ」
マミ「じゃあ、帰ってゆっくり休んだほうがいいわ」
ハルヒ「そう、じゃあそうするわね」
ハルヒ「今日は見学無し?」
マミ「そうね、今日は使い魔も魔女も見つからないから。こういうこともよくあるのよ」
マミ「じゃあ、帰ってゆっくり休んだほうがいいわ」
ハルヒ「そう、じゃあそうするわね」
喫茶店
ハルヒ「とは言ったものの今日は土曜日でSOS団も休みにしちゃったし…暇だなぁ」グデー
ハルヒ「キョンでも呼び出して荷物持ちとして使ってあげようかしら?」
ハルヒ「はぁ…願い事も見つからないし…」
ハルヒ「常識的に考えたら、『この世の不思議よ!私のところに来なさい』とかだけどね」
ハルヒ「なんかそれじゃいけないような気が…」
ハルヒ「はぁ…、暇だわ…」グデー
ハルヒ「とは言ったものの今日は土曜日でSOS団も休みにしちゃったし…暇だなぁ」グデー
ハルヒ「キョンでも呼び出して荷物持ちとして使ってあげようかしら?」
ハルヒ「はぁ…願い事も見つからないし…」
ハルヒ「常識的に考えたら、『この世の不思議よ!私のところに来なさい』とかだけどね」
ハルヒ「なんかそれじゃいけないような気が…」
ハルヒ「はぁ…、暇だわ…」グデー
ハルヒ「ん?あれはさやかと昨日のポニーテール」
ハルヒ「どこに行ってるのかしら?」
ハルヒ「……とりあえず跡をつけてみましょう」
ハルヒ「どこに行ってるのかしら?」
ハルヒ「……とりあえず跡をつけてみましょう」
元教会
杏子「…というわけだ、結局家族は心中」
杏子「私たちは対価としては高すぎるもんを払ってるんだ」
杏子「あとはつり銭取り戻すことを考えな」
さやか「…あんたのこと誤解してた。そのことは謝るよ」
物陰
ハルヒ(つい聞いちゃったけどムチャクチャ重たい話じゃない!)
ハルヒ(やっぱ帰ろうかしら。今なら気づかれないわよね)コソコソ
ガサッ
杏子「誰だ!?」
ハルヒ(ヤバいっ!?)
杏子「…というわけだ、結局家族は心中」
杏子「私たちは対価としては高すぎるもんを払ってるんだ」
杏子「あとはつり銭取り戻すことを考えな」
さやか「…あんたのこと誤解してた。そのことは謝るよ」
物陰
ハルヒ(つい聞いちゃったけどムチャクチャ重たい話じゃない!)
ハルヒ(やっぱ帰ろうかしら。今なら気づかれないわよね)コソコソ
ガサッ
杏子「誰だ!?」
ハルヒ(ヤバいっ!?)
さやか「って、ハルヒさん?」
ハルヒ「あー、えーっと…、こんにちは?」
杏子「さわやかに挨拶してんじゃねよ。てめえ、聞いてたのか?」
ハルヒ「えー、まぁ。」
杏子「どこから?」
ハルヒ「そりゃもう最初から」
杏子「てめーっ!!」
ハルヒ「あー、えーっと…、こんにちは?」
杏子「さわやかに挨拶してんじゃねよ。てめえ、聞いてたのか?」
ハルヒ「えー、まぁ。」
杏子「どこから?」
ハルヒ「そりゃもう最初から」
杏子「てめーっ!!」
さやか「って、杏子落ち着けって。どうどう」
杏子「盗み聞きとは許せねぇ。あいつもお前らの仲間だろ?」
さやか「まぁ、そうだけど。まだ魔法少女じゃないし…」
杏子「はぁ?魔法少女でもない奴なのかよ」
さやか「一応、魔法少女候補生で…、後先輩なんだけど」
杏子「知るかよ。おいてめぇ、どういう了見で盗み聞きなんてしやがった」
杏子「魔法少女にもなってないんならどうせ、わたしの願いを腹の中で笑ってんだろ」
杏子「盗み聞きとは許せねぇ。あいつもお前らの仲間だろ?」
さやか「まぁ、そうだけど。まだ魔法少女じゃないし…」
杏子「はぁ?魔法少女でもない奴なのかよ」
さやか「一応、魔法少女候補生で…、後先輩なんだけど」
杏子「知るかよ。おいてめぇ、どういう了見で盗み聞きなんてしやがった」
杏子「魔法少女にもなってないんならどうせ、わたしの願いを腹の中で笑ってんだろ」
さやか「杏子、ハルヒさんだってそんな風には…」
ハルヒ(こうなったら開き直るしか無いわ)
ハルヒ「そうね、なかなか興味深い話だったわ」
ハルヒ「でも、あなたの今の生き方には賛同しかねるわ。さやかと一緒でね」
杏子「正論振りかざすなら誰にでもできるさ。うちの親父だってそうだった」
杏子「だけど、うちの父親の言葉に耳をかたむけるものはいなかったさ。あたしが魔法少女にあるまではな」
ハルヒ(こうなったら開き直るしか無いわ)
ハルヒ「そうね、なかなか興味深い話だったわ」
ハルヒ「でも、あなたの今の生き方には賛同しかねるわ。さやかと一緒でね」
杏子「正論振りかざすなら誰にでもできるさ。うちの親父だってそうだった」
杏子「だけど、うちの父親の言葉に耳をかたむけるものはいなかったさ。あたしが魔法少女にあるまではな」
ハルヒ「それで、もうあんたは諦めるの?」
杏子「なんだって?」
ハルヒ「表と裏からこの世界を守るってのは、もう諦めるの?」
杏子「はっ、もう家族もいないのにか?」
杏子「そもそもあたしの願いが家族を破滅させたんだ」
杏子「そんな昔の夢なんてとうに諦めたさ」
ハルヒ「そんな娘を見てあなたのお父さんも草間の影で泣いてるわよ」
杏子「はぁ?」
杏子「なんだって?」
ハルヒ「表と裏からこの世界を守るってのは、もう諦めるの?」
杏子「はっ、もう家族もいないのにか?」
杏子「そもそもあたしの願いが家族を破滅させたんだ」
杏子「そんな昔の夢なんてとうに諦めたさ」
ハルヒ「そんな娘を見てあなたのお父さんも草間の影で泣いてるわよ」
杏子「はぁ?」
ハルヒ「私は宇宙人も未来人も超能力者もいて欲しいと思いながら、でも心の何処かでそんなのいないって諦めかけてた」
ハルヒ「でも、魔法少女に出会って世の中にはこんなに不思議があるんだって気がついたわ」
ハルヒ「少なくとも私にとっては魔法少女はこの世の不思議の象徴なのよ」
杏子「それがどうしたんだよ?」
ハルヒ「だからせめて不思議を感じさせなさい」
杏子「どういうことだ」
ハルヒ「グリーフシードを得るために打算的に動いたりしてたら夢が崩れるのよ」
ハルヒ「このさやかのように正義のヒーローでいなさい!」
ハルヒ「でも、魔法少女に出会って世の中にはこんなに不思議があるんだって気がついたわ」
ハルヒ「少なくとも私にとっては魔法少女はこの世の不思議の象徴なのよ」
杏子「それがどうしたんだよ?」
ハルヒ「だからせめて不思議を感じさせなさい」
杏子「どういうことだ」
ハルヒ「グリーフシードを得るために打算的に動いたりしてたら夢が崩れるのよ」
ハルヒ「このさやかのように正義のヒーローでいなさい!」
ハルヒ「あなたのお父さんが多くの人を救おうとしたのに娘のあなたが見殺しにするんじゃ意味が無いわ」
ハルヒ「自分の父親の生き方は正しかったんだってこの世の中で証明しなさい」
ハルヒ「きっと、あなたのお父さんもあの世で許してくれるわ」
杏子「だから、おやじは死んで…」
ハルヒ「わからないわよ?幽霊だっているのかもしれない」
ハルヒ「世の中には不思議で溢れているんだら」
ハルヒ「言いたいことはこれだけよ、それじゃあね」クルッ
ハルヒ「自分の父親の生き方は正しかったんだってこの世の中で証明しなさい」
ハルヒ「きっと、あなたのお父さんもあの世で許してくれるわ」
杏子「だから、おやじは死んで…」
ハルヒ「わからないわよ?幽霊だっているのかもしれない」
ハルヒ「世の中には不思議で溢れているんだら」
ハルヒ「言いたいことはこれだけよ、それじゃあね」クルッ
杏子「なぁ、さやか。あいつは一体何者なんだ?」
さやか「さぁ…。魔法少女になる才能があるとかでキュゥべぇがスカウトしてきたらしいけど…」
杏子「結局盗み聞きしてたことは謝らなかったな」
杏子「それにしても…おやじの生き方か…」ボソッ
さやか「え?なんか言った?」
杏子「いや…なんでもねーよ」
さやか「さぁ…。魔法少女になる才能があるとかでキュゥべぇがスカウトしてきたらしいけど…」
杏子「結局盗み聞きしてたことは謝らなかったな」
杏子「それにしても…おやじの生き方か…」ボソッ
さやか「え?なんか言った?」
杏子「いや…なんでもねーよ」
翌々日 北高
キョン「なぁ、最近帰るの早いよな」
ハルヒ「そう?」
キョン「ああ。先にひとりで帰ってるし、なにかあるのか?」
ハルヒ「べ、別に何も無いわよ」
キョン「そうか、そうなら別にいいんだが」
キョン(また面倒なことでも企んでるんじゃないだろうな)
キョン「なぁ、最近帰るの早いよな」
ハルヒ「そう?」
キョン「ああ。先にひとりで帰ってるし、なにかあるのか?」
ハルヒ「べ、別に何も無いわよ」
キョン「そうか、そうなら別にいいんだが」
キョン(また面倒なことでも企んでるんじゃないだろうな)
放課後
ハルヒ「おっと、悪いけど今日も先に帰るわね」ダッ
キョン「おい、ハルヒ!…、もう行っちまったか」
朝比奈「最近、涼宮さんの様子がおかしいような」
古泉「そのことについてなんですが、ちょっとお耳に入れておきたいことが」
ハルヒ「おっと、悪いけど今日も先に帰るわね」ダッ
キョン「おい、ハルヒ!…、もう行っちまったか」
朝比奈「最近、涼宮さんの様子がおかしいような」
古泉「そのことについてなんですが、ちょっとお耳に入れておきたいことが」
キョン「何だ?」
古泉「涼宮さんについてですが、ここ数日学校の外で中学生と会っているようですね」
キョン「どういうことだ?」
古泉「詳しいことはわからないのですが、数人の女子中学生と街を歩いていたようです」
古泉「さらに奇妙なことに突然見失ったり…涼宮さんが見つかりたくないと思っていたのならそれで納得ですが」
キョン「また、厄介ごとか?で、その中学生ってのはだれなんだ?」
古泉「いま、『機関』で調査中ですよ」
古泉「涼宮さんについてですが、ここ数日学校の外で中学生と会っているようですね」
キョン「どういうことだ?」
古泉「詳しいことはわからないのですが、数人の女子中学生と街を歩いていたようです」
古泉「さらに奇妙なことに突然見失ったり…涼宮さんが見つかりたくないと思っていたのならそれで納得ですが」
キョン「また、厄介ごとか?で、その中学生ってのはだれなんだ?」
古泉「いま、『機関』で調査中ですよ」
長門「……」
キョン「長門どうした?」
長門「おそらくその女子中学生と関連して話しておきたいことがある」
長門「涼宮ハルヒの周囲に別の宇宙生命体が接近している可能性がある」
キョン「なに?それがその中学生ってことか?」
長門「そうではない。近づいているのはインキュベーターという宇宙生命体」
キョン「長門どうした?」
長門「おそらくその女子中学生と関連して話しておきたいことがある」
長門「涼宮ハルヒの周囲に別の宇宙生命体が接近している可能性がある」
キョン「なに?それがその中学生ってことか?」
長門「そうではない。近づいているのはインキュベーターという宇宙生命体」
長門「一時的に『機関』との協力を提案する」
古泉「ほう、僕らとしては情報統合思念体の力を借りられるなら願っても無い話です」
長門「私は彼らのエネルギー採取システムを解明するために集中したい」
古泉「つまり涼宮さんの監視を任されたと」
長門「そう」
古泉「そういうことならば了承しました。幸い閉鎖空間もこのところ出ていませんし」
古泉「ほう、僕らとしては情報統合思念体の力を借りられるなら願っても無い話です」
長門「私は彼らのエネルギー採取システムを解明するために集中したい」
古泉「つまり涼宮さんの監視を任されたと」
長門「そう」
古泉「そういうことならば了承しました。幸い閉鎖空間もこのところ出ていませんし」
キョン「なんだか大変なことになってるなぁ」
朝比奈「そうですね。」
キョン「そういえば未来からなにか連絡はないんですか」
朝比奈「そうですね…って禁則事項です」
朝比奈「そうですね。」
キョン「そういえば未来からなにか連絡はないんですか」
朝比奈「そうですね…って禁則事項です」
帰り道
朝比奈「結局長門さんと古泉くんが手を結んで今日は解散でした…」
朝比奈「キョンくんはともかく…私も涼宮さんの近くで観察する義務があるのに…」
朝比奈「そんな大変なことになってるなんて全く気が付きもしなかった…」
朝比奈「いつもと同じで未来からはなんの連絡もありませんし…」
朝比奈「私ってやっぱダメですぅ…」トボトボ
朝比奈「結局長門さんと古泉くんが手を結んで今日は解散でした…」
朝比奈「キョンくんはともかく…私も涼宮さんの近くで観察する義務があるのに…」
朝比奈「そんな大変なことになってるなんて全く気が付きもしなかった…」
朝比奈「いつもと同じで未来からはなんの連絡もありませんし…」
朝比奈「私ってやっぱダメですぅ…」トボトボ
朝比奈「上司にも信用されてないし、SOS団でも大して役に立ってないし…」
朝比奈「この時間平面で私の役割なんてあるんでしょうか…」
朝比奈「いっそ…」フラフラ
朝比奈「この時間平面で私の役割なんてあるんでしょうか…」
朝比奈「いっそ…」フラフラ
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