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    元スレ京介「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 8?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - hellsing + - あやせ + - けいおん! + - こんなに可愛いわけがない + - ブリジット + - 俺の妹がこんなに可愛いわけがない + - 加奈子 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 :

    あやせのとは違うって言ってただろ・・・

    152 = 149 :

    桐乃のデレは見たいが、瑠璃の涙は見たくないというジレンマ。

    153 = 124 :

    「わたしは、三日前に、桐乃に何かがあったんだと考えています。
     その日はお昼から撮影で、撮影が終わった後は一緒に買い物に……。
     あ、お兄さんには電話で言いましたよね。
     桐乃、撮影の時から様子が変でした。
     表情や雰囲気がイマイチだって、何度もカメラマンの人に注意されてて……。
     モデルだって人間ですから、機嫌が悪い時や、
     体調が悪い時に撮影の仕事が入ることは珍しいことではありません。
     桐乃のすごいところは、どんなに不調な時でも、
     カメラの前では普段通りの桐乃でいられるところで……。
     でも、あの日は違ったんです。
     桐乃の目……、まるで一晩中泣いてたみたいに腫れてました」

    その喩えはたぶん事実だよ。
    それにしても、仕事や部活は自他ともに厳しかったあの桐乃がね……。
    あやせと喧嘩したときでも、撮影や部活の合宿は休まず参加して『いつも通りの桐乃』を演じてたってのに。

    「わたし、撮影が終わった後で桐乃に言ったんです。
     『何かあったの』って。『わたしでよければ相談に乗るよ』って。
     だってわたしたち、親友じゃないですか。なのに桐乃は『なんでもない』としか言ってくれませんでした。
     桐乃が嘘を吐いているのはすぐに分かりました。
     わたし、ショックで頭の中が真っ白になって……でも、そこで桐乃を責めても仕方ないと思いました。
     だから桐乃の好きなタイミングで悩みを言ってもらうために、
     桐乃を元気づける意味も込めて、『買い物に行こう』って誘ったんです」

    一年前に比べりゃ大きな進歩だな、と思ったよ。
    人間関係に潔癖で、純粋で、素直で、嘘を吐かれると人が変わったようになるあやせが、
    桐乃の隠し事に言及するよりも、自分から話してもらうまで待つ選択をしたんだからな。

    155 = 137 :

    あれとは違うか...黒猫の喫茶店でのセリフやら引きこもる話なんかが重なっている気がして
    そんな風に見えてね。これも単品で見ても面白いからいいけど

    157 = 120 :

    >>155
    そう思わせて引っ張っておいて大逆転とかだともうプロだな

    158 = 124 :

    「街に出ると、桐乃はいつもの桐乃に戻ったように見えました。
     撮影のときの桐乃が嘘みたいに、桐乃は笑顔で……でも、やっぱり違ったんです。
     お金の使い方がすごく荒くて、ナンパされたときも普通に話してて……いつもは無視するか、冷たくあしらうのに……。
     桐乃、テンションが高いというよりは、自棄になってるみたいでした。
     桐乃を家の晩ご飯に誘ったのは、長く街にいればいるほど、桐乃がおかしくなるような気がしたからです」

    あやせの賢明な判断に感謝しねえとな。
    隣にあやせがいなけりゃ、あいつ、マジで朝帰りして親父に捜索願出されてたかもしれねえ。

    「わたしたちはご飯を食べた後で、わたしの部屋に行きました。
     その時に、桐乃に『泊めて』と頼まれて……でも、心を鬼にして断りました。
     お父さんやお母さんは桐乃の言葉を信じてましたけど、
     わたしには、桐乃が桐乃のお家に連絡していないことが分かっていたんです。
     だってその日、桐乃は一度も携帯を開いていませんでしたから」

    お前の観察眼には怖れ入る。

    159 = 120 :

    リアルで桐乃みたいのがいたら100%軽蔑するのに
    こんなに可愛いのはなんでだろうな

    160 :


    桐乃「あ、あああああ、アンタ!な、何してんのよ!!!//////」

    あやせ「お、お兄さん…////」

    京介「なにって…ナニだが?」

    桐乃「早くしまいなさいよもう!!」

    あやせ「あれ…これって」

    京介「ああ、偶然にもあやせの写真集があったんでな。おかずにさせてもらった」

    桐乃「ふ、ふざけんじゃないわよ!あんたさっさと」


    あやせ「……嬉しい…////」

    桐乃「え」

    161 = 124 :

    「それで、桐乃を家に帰してくれたのか」
    「はい。そうするのが桐乃の友達として……親友として……正しい選択だと思いました。
     あの、あの後桐乃はご両親に……?」
    「叱られたよ」

    途中で俺が止めに入ったことは黙っておく。

    「お兄さんは、桐乃が変わった原因について、何か心当たりがありませんか?」
    「さあな。あいつは何も話してくれねえから」
    「わたしはお兄さんの考えを聞いているんです」
    「……………」

    熱気を孕んだ一陣の風が吹きすぎ、あやせの豊かな黒髪を膨らませる。
    すぐ後ろの木立で独唱していた蝉が力尽きる気配がした。
    サッカーをしていた小学生たちは、いつの間にかいなくなっていた。

    「―――お兄さんが原因なんじゃないですか?」

    しん、と水を打ったように静まり返った公園に、あやせの透明に澄んだ声はよく響いた。

    165 = 120 :

    やっべ、マジやっべ

    167 :

    今日で終わりそう...

    168 = 124 :

    「なんでそう思うんだ?」
    「あの日、桐乃は一度もお兄さんの悪口を言いませんでしたから。それが逆に不自然でした」

    あやせは重く低い声で言う。

    「桐乃が夜遅くなっても帰りたがらず、連絡も入れようとしなかった理由は、
     きっととても単純なことで……家族に……お兄さんに心配をかけたかったからなんだと思います」

    お前も麻奈実と同じことを言うんだな、あやせ。
    夏休みが明けるまでは、瑠璃との交際を公にせず、これまでどおりに振る舞う――。
    それは瑠璃と話し合って決めたことで、
    だから一昨日の図書館勉強は、麻奈実と純粋に『仲の良い幼馴染み』として過ごせる、
    残り少ない貴重な時間だったのかもしれないのに、
    麻奈実はめざとく俺が落ちこんでいることに気づき、結局俺は、桐乃の不可解な行動の顛末を話してしまった。
    そして麻奈実は、俺の話を聞き終えたあとでこう言ったのだ。

    『桐乃ちゃんは、きょうちゃんに探して欲しかったんじゃないかなあ』

    169 :

    なんか桐乃がめんどくさく思えてきた

    170 = 138 :

    アニメちらっと見たときは桐乃しねって思ったけどその後ラノベ立ち読みして妙に可愛く感じた
    そして全巻買って8巻を待ってる

    171 :

    >>169
    幼なじみにこんなのいてみろすげーメンドイぞ

    172 :

    173 :

    >>172
    クソワロタwwwww

    174 :

    >>172
    ナイスコラボレーションww

    175 = 145 :

    桐乃イラネ 黒猫ENDに期待

    176 = 124 :

    麻奈実は続けてこうも言った。

    『ねえ、きょうちゃんはその時、何をしてたの?』

    声の調子は優しく穏やかで、だからこそ俺には堪えた。
    開き直れたらどんなに楽だったろうな。
    「妹の我が儘なんざ知ったこっちゃねえ」ってさ。
    でも俺は決まり悪く俯いて、「家を空けてた」と言うのが精一杯だった。
    麻奈実を失望させたくなかったというのもあるし、
    そうやって嘯いたところで、麻奈実には通用しないと分かり切っていたからだ。
    あやせは言った。

    「もう一度訊きます。
     桐乃があんなふうになったのは……お兄さんが原因なんじゃないですか?」

    これ以上否定しても白々しいだけだ。
    首肯すると、あやせはそれまでの必死な表情を、さっと能面に変えて、

    「やっぱり……そうだったんですね」

    ぞわ、と全身が粟立つ。
    一瞬のうちに、俺たちを取り巻く夏の熱気が冬の冷気に変換されたような錯覚がした。」

    「桐乃に、何をしたんですか?」

    177 = 174 :

    京介なにもしてなくね

    178 = 135 :

    桐乃たーん。おはよ

    179 = 149 :

    京介、理不尽に死亡フラグもそろそろカンストだな。

    180 = 163 :

    現実的に考えて妹を選ぶわけにも行かないしホント八方塞がりだなwww

    181 :

    京介「俺が桐乃にしたコトをこれからたっぷり体に刻んでやるぜ!」グヘヘヘヘ

    182 = 124 :

    お、落ち着け。

    「俺が桐乃に直接何かしたワケじゃねえよ」
    「でも、桐乃が傷つくようなことをしたのは、事実なんですよね!?」
    「俺にあいつを傷つけるような意図は、これっぽっちもなかったっての!」
    「結果的にはそうなってるじゃないですか!」

    目的語不在の論駁に終着点は見えず、

    「これは俺たち兄妹の問題なんだ。
     お前が首を突っ込むことじゃねえんだよ」

    俺はつい、いつものスタンスを忘れて、強い言葉をぶつけてしまった。

    「………ッ」

    あやせの表情に、怯えと悔しさが綯い交ぜになった色が浮かぶ。
    俺は深呼吸してささくれ立った気持ちを落ち着け、

    「……あやせが心配することはねえよ。
     しばらくしたら、桐乃は元通りになる。
     お前とはこれからも親友でいるだろうし、モデルの仕事や部活にも復帰するさ」

    183 :

    18年の離れた妹の面倒を見るために大学のサークル活動を辞め就職し懸命に働いてたんだけど
    妹はさっさと結婚し後に残ったのは婚期を逃した兄(主人公)だけだったーという少女漫画を思い出した。
    兄がどんなに尽くしても妹は何もしない、見返りは無いという教訓だったなぁ

    184 = 146 :

    >>147
    「意味がない」ってどういう意味?
    作者は時おり書いて、時おり安価して、読んでもらい、保守してもらう
    読者は時おり読んで、保守する
    この工程のどこにどんな意味があるんだかホントに意味がわからない
    是非とも作者の意見をあおぎたいとこだけど、読者のみんなもヒマそーだし、NGに入れるのは我慢して教えてくれない?

    185 = 138 :

    私怨

    186 :

    >>183
    見返りを考えるのはどうかと思うけどな
    所詮他人を助けるのは自己満足だよ

    187 :

    >>172
    ワロタwwwww

    188 = 120 :

    >>183
    親だとそれが当たり前みたいになってるんだよな
    俺は家族とあんまり仲よくないけどそういうのって損得を超えたもんなんだろうな

    189 = 163 :

    >>188
    次の世代を作り両親に孫を見せてあげて
    自分がしてもらったように子供を育てることが見返りだと俺は思う

    190 = 120 :

    >>189
    ごめんよ父ちゃん母ちゃん…

    191 = 163 :

    >>190
    ま、まだだ!きっとまだ間に合う!

    192 = 146 :

    まいったなぁ、もうすでにNGされてたか……
    そんなに耳の痛い話じゃないと思うんだけどなぁ……
    まとめサイトって好きじゃないから、みんなちゃんと保守しといてよね

    193 = 124 :

    「時間が解決してくれると?」
    「……ああ」
    「お兄さんは……、桐乃のことが心配じゃないんですか?」
    「心配だよ。心配に決まってんだろ」
    「じゃあお兄さんは、桐乃があんなふうになってから、今まで何をしていたんですか?
     わたしはわたしなりに桐乃を元気づけようとしてメールを送ったり、電話をかけたりしました。
     全部、無駄でしたけど……それでも、放っておくことなんてできませんでしたから」

    あやせは消え入るような声で言った。

    「わたしの知っているお兄さんは、
     桐乃が苦しんでいるときに、こんなに悠長に構えているお兄さんじゃありません」

    あやせは木陰から日向に踏み出すと、

    「さよなら」

    そのまま振り返りもせずに、去っていった。

    「人の気も知らないで、好き勝手言いやがってよ」

    誰もいない、閑散とした公園で独りごちた。

    194 = 145 :

    あやせってビッチだったんだな…類は友を呼ぶってか…

    195 = 135 :

    誰か代わりに瑠璃と付き合えよ、そして俺が桐乃といちゃいちゃする
    じみこ?ああ和菓子屋さんの?

    196 = 149 :

    >>195
    屋上

    まあ、麻奈実は俺が責任もって幸せにするから任せろ。

    197 = 151 :

    >>195
    京介は誰と付き合うんだ
    赤城か御鏡か?

    198 :


    >>197
    瀬菜さんチース

    199 = 163 :

    >>197
    俺がもらってやんよ

    200 = 124 :

    -----------------

    「ただいま」

    返事は帰ってこない。お袋の靴が無くなっている。
    買い物に出かけたんだろう。親父は仕事で朝から家にいない。
    俺はリビングで麦茶を飲んだ後、階段を上って自室に向かいかけ、
    右手のドアの前で、足を止めた。ドアプレートには『桐乃』の文字。
    心の裡で誰かが言った。
    ……たったの三日で手前との約束を反故にしていいのかよ。

    「桐乃、いるか?」

    考えていることとは裏腹に、右手の甲がドアを叩く。

    「いるんだろ、桐乃」

    言葉が口を衝いて出ていた。
    ドアノブに手を掛ける。駄目元で捻ると、あっさり開いた。
    家に誰もいないと思って、油断してたのかもしれねえな。


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