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    元スレ真奥「俺の宿敵がこんなに可愛いわけがない」

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    タグ : - はたらく魔王さま! + - 遊佐恵美 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    漆原「ふわぁ~」

    芦屋「ようやく起きたか。どうだ?夏の冬眠とやらは終わったのか?」

    漆原「…36時間寝てたせいで体が痛い。もうちょっと休む」

    芦屋「痛いのはずっと寝ていたせいで、体がなまっているからだ!魔王様を見習え!」

    「ハァハァ」

    漆原「何やってんの?」

    芦屋「トレーニングだ!そう妥当!勇者の為!」


    ガチャッ


    鈴乃「プロテインを買ってきたぞ。さあ飲め」

    「ありがてぇ…これで恵美に勝てる…」

    鈴乃「さあ、次はスクワット500回だ!足腰立たなくなるまでやるぞ!」

    「おう!」


    漆原「…なにこれ?」

    2 :

    ほう

    3 :

    ふふっ支援させていただきます

    4 :

    伊藤かな恵ちゃんかわいい

    5 = 1 :

    漆原「ジョギングでエミリアと?」

    芦屋「ああ、最近早朝ジョギングを魔王様が始められたのだが、公園で偶然エミリアと会ってしまい…」

    漆原「そっか。筋肉ダルマに負けちゃったのか」

    芦屋「違う!間違っているぞ漆原!最近の魔王様は運動不足!元に戻れば勇者なぞ!」

    漆原「そういえば、最近下っ腹が出てきたよねー。真奥は」

    芦屋「そもそも、そのためのジョギングだったのだがな」

    「ハァハァ」

    鈴乃「どうした!?まだ894回だぞ?1000回やるまで止まるな!」


    漆原「…で、どうしてベルが?」

    芦屋「効率よく人間の体を鍛えないと勇者には勝てんからな」

    芦屋「私達より同じ人間のベルに頼んだ方が、効率が良い」

    漆原「効率ねぇ~」

    6 = 1 :

    漆原「それにしても、ベルがよく協力してくれたね?」

    芦屋「ふっ。これだ」

    漆原「『わんわんニャンニャン大冒険』のチケット?」

    芦屋「動物と触れ合いができるコーナーが、夏休み期間限定OPENされるらしい」

    芦屋「それのチケットを魔王様がツテで手に入れ…そしてベルを釣ったわけだ」

    漆原「触れ合いさせて、動物をついでに売るって手段か。人間って本当に頭いいよね」

    鈴乃「ちなみに私が行きたいわけではないぞ!」

    芦屋「…」


    鈴乃「アラス・ラムスの為だ!絶対に喜んでくれるから、一緒に行こうと思ってだな!」

    漆原「はいはい。それより、真奥の特訓は?」

    「休憩中だ。それにしても筋肉がついたのが実感できる!これでエミリアに勝てるぞ!!!!!

    芦屋「さすが魔王様!明日が楽しみです」

    鈴乃「それより早くチケットを渡してくれ」

    漆原(このやり方だと、筋肉が増えたせいで体重が重くなって、スピードは逆に落ちると思うんだけどな~)

    7 = 1 :

    ■次の日の朝

    恵美「…………………ちっ」

    「そんなに俺が先に来てたのが悔しいのかよ」

    恵美「ええそうよ。足は遅いくせに、こういうので勝ち誇っている魔王が憎たらしいだけよ」

    「ふふふふふ、はははははははははは!!!」

    恵美「あー、今日って暑いもんね。頭がやられたのかしら?」

    「笑ってられるのも今日までだ!先週までの俺とは違う!」

    恵美「笑ったのはあなただけどね」

    8 = 1 :

    「ぐっ…まぁ、いい。これを見ろ!勇者エミリア!!!」

    バッ


    恵美「きゃあああああああああああああ」

    「どうだ!この筋肉!!」ムキッ

    恵美「バっカじゃないの!何でこんな公衆の面前でパンツ一枚になってるのよ!」

    「あっちを見るな!俺を見ろ!」

    恵美「いいから服を着ろ!バカ!」

    10 = 1 :

    「いや、何かすまん。テンションが上がっちまって」

    恵美「…でも、筋肉がついたって言っても、細マッチョ程度が私に勝ったと思わないことね!」

    「何だ、しっかり見てたんじゃん」

    恵美「見てない!!!」



    恵美「じゃあ、先週と同じ20kmでいいわね?」

    「ああ!今度は歩かねーぞ!」


    恵美「いくわよ…よーい、スタート!」

    12 = 1 :

     
    ………


    「あれ…俺…」

    恵美「はぁ~。ようやく目が覚めたわね」

    「うおっ…頭がクラクラする」

    恵美「途中で倒れたのよ…ったく、どれだけ心配したと思ってるの?」

    「心配…?」

    恵美「アラス・ラムスがよ!泣き疲れて寝ちゃったわよ!もうっ」

    「そっか。わるかったな」

    恵美「反省しなさい」

    13 :

    エミリア優しいな

    14 = 1 :

    「…」

    恵美「…」

    「なあ、恵美」

    恵美「なによ?」

    「何で膝枕してんだ?」

    恵美「…わかってるなら、頭をどけなさいよ」

    「そうだな。ジョギング用の短パンのせいで生足だし、微妙に筋肉ついてて硬いし…」

    恵美「さっさとどけぇぇぇぇーーーーー!!!!」



    「でも、まぁ、そのなんだ…気持いいからもうちょっとこうしておく」

    恵美「な、なななな」

    15 = 9 :

    かわいい

    16 :

    なななななぜ遊佐さんが真奥さんに膝枕を!?

    17 = 1 :

    「おい、顔真っ赤だぞ」

    恵美「あなただって『気持ちいい』って言った時、照れてたくせに!」

    「あ?何で俺が照れるんだよ!」

    恵美「じゃあ、どきなさいよ!」

    「いやちょっとまってくれ、本気でまだ頭がクラクラして…」

    恵美「…」

    恵美「わかったわよ!その変わり、治ったら斬るから覚悟する事!!」

    「おー怖い怖い」

    恵美「うるさいわよ!」

    18 = 4 :

    >>16
    そういえばそんなキャラいたな

    19 :

    >>16
    作中最強さんじゃないですか

    20 = 1 :

    恵美「…」

    「…」

    恵美(っていうか何このシチュエーション!?)

    恵美(私が膝枕してあげて…)

    恵美(まるで私とこいつがカップルみたいじゃない!?)

    恵美「なっななななななな」

    「どうかしたのか?顔真っ赤にさせて口パクパク…まるで金魚みたいだぞ?」

    恵美「死ねーーーーーーーーーーーーー!!!」

    「なっ!?聖剣!?やめろ!恵美!」


    ドカーン

    21 = 1 :

    恵美「…ハァハァ」

    恵美「…」

    恵美「あ、あれ?」

    「…」

    恵美「真奥ー?生きてるー?」

    「うがーーーーーーーーーーーーーー」

    「痛ってえよ!やべー!血がたくさん出てるぞ!ゴラァ!」

    恵美「出てないじゃない。それに痛い事が実感できるということは生きている証拠ね」

    「お前!勝手に暴れておいて、他に言うことはないのか?」

    恵美「あーごめんごめん。じゃあね、真奥。また今度」

    「え?は?おい!帰るな!!!」

    22 = 1 :

    「帰りやがった」

    「うぅ…まだ頭がクラクラする…」

    「…」

    「それにしても、膝枕してもらってた時の恵美の顔は傑作だったな」

    「…」

    「いや、違う…俺はそんな事考えてない」

    「そうだそうだ!そうに決まってる!」


    「俺の宿敵がこんなに可愛いわけがない」


           終わり
    続きまして
    「俺の宿敵がこんなに可愛いわけがない!」
    をお送りいたします

    23 :

    またお前か

    24 :

    魔力さえ戻ればあっという間にサガットより長身ガチムチなのにね

    25 = 1 :

    (エンテ・イスラに戻った時、一番の障害になるのはやはり勇者エミリア…)

    ガチャッ

    恵美「来たわよー。まったくこの部屋は相変わらず暑いわねー」

    (しかし、どうやって倒す?)

    恵美「あら?今日はバイト休みなの?でも暑いから出て行ってくれないかしら?」

    (そもそも、エンテ・イスラで全力の俺が負けたからな…)

    26 :

    千夏ちゃんだっけ

    27 :

    >>26
    千和ちゃんだろ!いい加減にしろ!

    28 = 1 :

    恵美「まったく、ここはアイスもないの?」

    (あいつ体術も強いから、下手すれば聖剣がない状態でも俺に…いやさすがにそれはねーな)

    恵美「というわけで、アイスを買ってきてあげたわ!地面に這いつくばって感謝しなさいよね」

    (こうなったら、この前漆原が言っていた、リラックス熊人質作戦を使うか?)

    恵美「…え、えーと、アイスよー。アイスあげるわよ?食べないの?」

    (しかし、人質はあいつが高速で動いて、俺達が気付く前に人質を救出するから、色々と難しいんだよなー)

    29 :

    >>27
    間違えんなよ千歳ちゃんだろ!

    30 = 1 :

    恵美「真奥ー?」

    (っていうか、俺達が気付かずに人質だけを助けるって、どんだけ速いんだよ!)

    恵美「ふふん。無視して私にダメージを与えようというのね?全然聞かないわよ?」

    (…別の方法としては『リラックス熊の体の一部は隠した!俺を倒したらリラックス熊は元の姿に戻れんぞ!ふはははははは』とかしかねーんだよなー)

    恵美「………………………うぅぅ」ポロポロ

    (だが、さすがに作戦が汚すぎる…王のやることじゃないな)

    31 = 9 :

    >>29
    おまえ俺の千夏ちゃんにケンカうってんの?

    32 :

    エミリア可愛いぃいいいいいいいいいい!

    33 = 1 :

    恵美「あっ、反応したわね!?反応したよね?したわよね!?」

    (やはり仲間にするのが一番被害がないな)

    恵美「ふふん、泣いてたのは嘘泣きよ!女の涙を信じないことね…」

    (まぁ、カレーで釣れば簡単に釣れるだろう)

    恵美「って、あれ?やっぱり無視?そうなの…無視…しないでよ」

    (『勇者エミリアよ。俺の配下になればカレー食べ放題だ』って)

    恵美「…うぅぅぅ…」

    34 :

    かわいい

    35 = 1 :

    予想以上に読みづらくなったから>>25-33まで修正

    36 = 1 :

    (エンテ・イスラに戻った時、一番の障害になるのはやはり勇者エミリア…)

    ガチャッ

    恵美「来たわよー。まったくこの部屋は相変わらず暑いわねー」

    (しかし、どうやって倒す?)

    (そもそも、エンテ・イスラで全力の俺が負けたからな…)



    恵美「あら?今日はバイト休みなの?でも暑いから出て行ってくれないかしら?」

    恵美「まったく、ここはアイスもないの?」

    恵美「というわけで、アイスを買ってきてあげたわ!地面に這いつくばって感謝しなさいよね」

    「…」

    恵美「…え、えーと、アイスよー。アイスあげるわよ?食べないの?」

    37 = 1 :

    (あいつ体術も強いから、下手すれば聖剣がない状態でも俺に…いやさすがにそれはねーな)

    (こうなったら、この前漆原が言っていた、リラックス熊人質作戦を使うか?)

    (しかし、人質はあいつが高速で動いて、俺達が気付く前に人質を救出するから、色々と難しいんだよなー)

    (っていうか、俺達が気付かずに人質だけを助けるって、どんだけ速いんだよ!)

    (…別の方法としては『リラックス熊の体の一部は隠した!俺を倒したらリラックス熊は元の姿に戻れんぞ!ふはははははは』とかしかねーんだよなー)

    (だが、さすがに作戦が汚すぎる…王のやることじゃないな)



    恵美「真奥ー?」

    恵美「ふふん。無視して私にダメージを与えようというのね?全然聞かないわよ?」

    恵美「…」

    恵美「………………………うぅぅ」ポロポロ

    恵美「…」

    恵美「あっ、反応したわね!?反応したよね?したわよね!?」

    恵美「ふふん、泣いてたのは嘘泣きよ!女の涙を信じないことね…」

    38 = 1 :

    (やはり仲間にするのが一番被害がないな)

    (まぁ、カレーで釣れば簡単に釣れるだろう)

    (『勇者エミリアよ。俺の配下になればカレー食べ放題だ』って)



    ここまでが>>25-33の修正

    39 = 1 :

    (うわぁー、本当に仲間になりそうでなんか怖いな)

    恵美「真奥のバカあああああ。もうみんな壊してやる!!!!」

    「へ?…って、うぉっ!いたのか恵美。わりぃ、ちょっと考え事をしていて…」

    恵美「ばかばかばかばかばかばか」

    「だから悪かったって…それに泣くなよ」

    恵美「うぅ…泣いてなんかないもん」

    「…」

    40 = 26 :

    さるよけ

    41 = 1 :

     
    ナデナデ

    恵美「んっ」

    (って、何で俺は恵美を撫でてるんだ!?)

    恵美「…」

    (恵美も何で気持ちよさそうなんだよ!)

    恵美「な、何を考えてたの?」

    (うおおおおお、涙目で上目づかいすんな!チワワみたいで可愛い…じゃない!)

    「恵美の事を考えていたんだ」

    恵美「へ?え?え?」

    (って、俺何言ってんだああああああああ!?)


    恵美「そうなんだ…うん」

    (って何で顔真っ赤にして、うつむいてるんだよ)

    (…いや、違う!そんなわけがない!)


    (俺の宿敵がこんなに可愛いわけがない!)

    42 = 1 :

    「俺の宿敵がこんなに可愛いわけがない!!」


    恵美「じゃあ、私帰るわ」

    「おー帰れ帰れ」

    ヒラッ

    「って、何か落としたぞ」

    恵美「定期入れ!?触らないで!!!!」

    「っ!!」


    恵美「触らないでって言ったでしょう!」

    「うっせぇ。拾ってやろうとしたんだよ!」

    恵美「じゃあ、早く返してよ!」

    「あ、ああ」

    43 :

    あ、何時もの人ちーす。支援

    44 = 1 :

    恵美「……………見た?」

    「は?」

    恵美「定期入れの裏…」

    「見てないが、何で顔真っ赤なんだよ。よっぽど恥ずかしいものでも入れていたのか?」

    恵美「ち、ちがっ」

    「どうせ、リラックス熊とか恥ずかしいキャラクターの定期だったりしたんだろう?」

    恵美「………そう」

    「あ?」


    恵美「ちなみにアラス・ラムスがどうしてもって言うから、仕方なくなのよ?」

    「え?何がだ?」

    恵美「…見てないならいいんだけど…また来るわ」

    「もう来るなよ」

    45 = 1 :

     
    ……


    (定期入れの裏…)

    (俺と恵美とアラス・ラムスが3人で出かけた時の写真だった)

    (…)

    (さっきの恵美…すっげぇ恥ずかしそうだった…)

    (あんな顔、初めて見たな)


    (…)

    (…いや、そんなはずはない。絶対にないはずだ)

    (恵美が…いや…)

    「俺の宿敵がこんなに可愛いわけがない!!」

    46 = 16 :

    これは可愛いですわ

    47 = 32 :

    エミリア可愛い!

    48 = 43 :

    ???「私の準備はできてますから何時出してくれてもいいですからねっ、 ねっ、作者さんねっ!」

    49 = 1 :

    「俺の宿敵がこんなに可愛いわけがない!!!」


    「…」

    恵美「ちっ」

    「いや、おい。偶然会っただけでそこまで嫌そうにすんなよ」

    恵美「はあ?もしかして私に愛想よくしろとか言うの?」

    恵美「真奥さーん。久しぶりー♪」

    恵美「とか?…何その顔、斬るわよ」

    「いや、まあ、そうだな。今のままで問題ねーかな」

    恵美「というか、偶然会った時のあなたの顔の方が酷いわ」

    「え?そうか?」


    恵美「ええ、まるでゴキブリでも見たかのような…って、どんな顔してるのよ!!!」

    「知るか!」

    50 = 4 :

    >>48
    きみだれ?


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