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元スレ京介「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 8?」
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原作八巻の続きを勝手に想像した読者参加型のSSです
■前スレ
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 8?
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1292051295/
京介「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 8?」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1292752781/
■前スレ
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 8?
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1292051295/
京介「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 8?」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1292752781/
>>1おつ保志
>>6
数字の有無の問題じゃないだろ
数字の有無の問題じゃないだろ
>>6
これはひどい
これはひどい
瑠璃が引き戸を開けると、外では依然として霧状の雨が降っていた。
「傘は持ってきているの?」
「ああ」
黒の折り畳み傘を開いて見せる。
瑠璃は傘立てにあった赤い傘を開くと、俺の一歩先を歩いて、来たときと同じように門の閂を外してくれた。
「今日は……呼んでくれてありがとな。
瑠璃の妹たちに会えて良かったし、
美味い飯もご馳走になって……楽しかったよ」
「妹たちには懐かれて大変だったのではなくて?」
「避けられるよりずっとマシだろ」
瑠璃はやんわりと笑んで、
「京介は小さな子供の扱いに慣れているのね。
下の妹は内気な性格なのだけれど、あなたに対しては人見知りしなかったみたい」
「似姿も描いてもらったしな。あれ、今のところは瑠璃の部屋に置いといてもらってもいいかな」
「構わないわ。
それと晩ご飯は……、質素な献立でごめんなさい。
正直、物足りなかったでしょう?
本当はもっと凝ったものを作るつもりだったのだけれど、
し、失敗するのが怖くて、一番作り慣れているもので妥協してしまったの」
「傘は持ってきているの?」
「ああ」
黒の折り畳み傘を開いて見せる。
瑠璃は傘立てにあった赤い傘を開くと、俺の一歩先を歩いて、来たときと同じように門の閂を外してくれた。
「今日は……呼んでくれてありがとな。
瑠璃の妹たちに会えて良かったし、
美味い飯もご馳走になって……楽しかったよ」
「妹たちには懐かれて大変だったのではなくて?」
「避けられるよりずっとマシだろ」
瑠璃はやんわりと笑んで、
「京介は小さな子供の扱いに慣れているのね。
下の妹は内気な性格なのだけれど、あなたに対しては人見知りしなかったみたい」
「似姿も描いてもらったしな。あれ、今のところは瑠璃の部屋に置いといてもらってもいいかな」
「構わないわ。
それと晩ご飯は……、質素な献立でごめんなさい。
正直、物足りなかったでしょう?
本当はもっと凝ったものを作るつもりだったのだけれど、
し、失敗するのが怖くて、一番作り慣れているもので妥協してしまったの」
失敗するのが怖くて――、か。
本音を隠さずに教えてくれたことは嬉しいよ。
でもあれが妥協の結果だなんて、言われなきゃ全然分からなかったぜ。
質素な献立?関係ねえよ。
「俺はああいう純和風な料理が好きなんだ。
それに、普通で無難な料理ほど、料理人の腕が反映されやすいだろ?
お前の料理、スゲー美味かったよ。
また今度何か食わせてくれな」
「ほ、ホメ殺さないで頂戴」
瑠璃は傘で顔を隠してしまう。
ざあ、とにわかに雨脚が強まり、街灯の明かりが鈍くなる。
俺は傘のへりを指で持ち上げ、その中の唇に、自分の唇を合わせた。
「…………っ……ん……」
微かに身動ぎした後で、大人しくなる。
本音を隠さずに教えてくれたことは嬉しいよ。
でもあれが妥協の結果だなんて、言われなきゃ全然分からなかったぜ。
質素な献立?関係ねえよ。
「俺はああいう純和風な料理が好きなんだ。
それに、普通で無難な料理ほど、料理人の腕が反映されやすいだろ?
お前の料理、スゲー美味かったよ。
また今度何か食わせてくれな」
「ほ、ホメ殺さないで頂戴」
瑠璃は傘で顔を隠してしまう。
ざあ、とにわかに雨脚が強まり、街灯の明かりが鈍くなる。
俺は傘のへりを指で持ち上げ、その中の唇に、自分の唇を合わせた。
「…………っ……ん……」
微かに身動ぎした後で、大人しくなる。
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大きく見開いた目を閉じ、固く閉じた唇を薄く開いて、瑠璃は俺を受け入れてくれた。
まるで親鳥に餌をねだる小鳥のように、お互いの唇を啄む。
熱く濡れた吐息や、空気を求める喘ぎ声、触れた肩の温もりが、際限なく興奮を高まらせていく。
やめ時が分からない。いつまでもこうしていたい。
俺を夢から覚ましたのは、すぐ近くで起こった水音だった。
「はぁ……っ……はぁっ……」
「大丈夫か?」
傘を拾い上げて、瑠璃の頭上に翳してやる。
陶然とした双眸に理性の色は見て取れない。
瑠璃は泣きそうな声で言った。
「どうして……やめたの……?」
脳髄に熱い電極をぶっ刺されたような気がしたよ。
「こ、これ以上続けたら色々とヤバいだろ」
もう既に色々とヤバいことになってるんですけどね、俺のリヴァイアサンは。
まるで親鳥に餌をねだる小鳥のように、お互いの唇を啄む。
熱く濡れた吐息や、空気を求める喘ぎ声、触れた肩の温もりが、際限なく興奮を高まらせていく。
やめ時が分からない。いつまでもこうしていたい。
俺を夢から覚ましたのは、すぐ近くで起こった水音だった。
「はぁ……っ……はぁっ……」
「大丈夫か?」
傘を拾い上げて、瑠璃の頭上に翳してやる。
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瑠璃は泣きそうな声で言った。
「どうして……やめたの……?」
脳髄に熱い電極をぶっ刺されたような気がしたよ。
「こ、これ以上続けたら色々とヤバいだろ」
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>>28
前スレですっぽり5時間空いてたのは普通に笑ってしまった
前スレですっぽり5時間空いてたのは普通に笑ってしまった
呼吸が整ってきたのに伴って、思考もはっきりしてきたんだろう、
瑠璃は元々上気させていた顔を、さらに赤くして、
「い、いきなりすぎるわ……。
しかもこんなところで……情緒も何もあったものではないじゃない」
ぽす、と弱々しい力で俺の胸を突く。
お前だって前のデートで、いきなしキスしてきたじゃないか。これであいこだ。
「あれは……解呪のための口吻であって……」
呪いをかけるという名目ならいつでもどこでもキスしていいのかよ。
「じゃあ俺もそういうことで」
「闇の眷属ではないあなたに呪術を使うことは不可能よ」
はぁ。どうして俺と瑠璃のキスの後は、なんつーの?こう、甘い雰囲気が流れないんだろうなぁ。
うっとりとお互いを見つめ合い睦言を交わす……てなことをしてみたいと思うのは、贅沢なんだろうか。
俺は言ってやった。
「キスしたくなったからキスしたんだよ」
文句あっか。不意打ちだの情緒がないだの知ったこっちゃねえっての。
瑠璃は元々上気させていた顔を、さらに赤くして、
「い、いきなりすぎるわ……。
しかもこんなところで……情緒も何もあったものではないじゃない」
ぽす、と弱々しい力で俺の胸を突く。
お前だって前のデートで、いきなしキスしてきたじゃないか。これであいこだ。
「あれは……解呪のための口吻であって……」
呪いをかけるという名目ならいつでもどこでもキスしていいのかよ。
「じゃあ俺もそういうことで」
「闇の眷属ではないあなたに呪術を使うことは不可能よ」
はぁ。どうして俺と瑠璃のキスの後は、なんつーの?こう、甘い雰囲気が流れないんだろうなぁ。
うっとりとお互いを見つめ合い睦言を交わす……てなことをしてみたいと思うのは、贅沢なんだろうか。
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>>36
口吻だとゾウムシとかの口んとこの長い部分だわな
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>>44
安価式だから読者の数が少ないと成立しないと書き手が
安価式だから読者の数が少ないと成立しないと書き手が
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「なんて、強引な人」
瑠璃は下唇を噛み、目を伏せる。
「杞憂……だったのかしら……」
「杞憂?」
オウム返しに尋ねると、
「酷い顔」
どこまでな真っ直ぐな眼差しと一緒に言われた。
な、なんで俺悪口言われてんの?全然そんな脈絡無かったよね!?
「今日のお昼、インターホンが鳴って、扉を開けて、
わたしの家を眺めているあなたを見て、そう思ったのよ」
それは顔の造形的な意味で?それとも表情的な意味で?
瑠璃は喉をくつくつと鳴らして、
「後者に決まっているじゃない。
あなたの顔は、あなたが思っているほど地味でもなければ、不細工でもないわ」
瑠璃は下唇を噛み、目を伏せる。
「杞憂……だったのかしら……」
「杞憂?」
オウム返しに尋ねると、
「酷い顔」
どこまでな真っ直ぐな眼差しと一緒に言われた。
な、なんで俺悪口言われてんの?全然そんな脈絡無かったよね!?
「今日のお昼、インターホンが鳴って、扉を開けて、
わたしの家を眺めているあなたを見て、そう思ったのよ」
それは顔の造形的な意味で?それとも表情的な意味で?
瑠璃は喉をくつくつと鳴らして、
「後者に決まっているじゃない。
あなたの顔は、あなたが思っているほど地味でもなければ、不細工でもないわ」
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