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    元スレ京介「あやせ、結婚しよう」 あやせ「ほ、本当ですかお兄さん!?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×11
    タグ : - 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ×2+ - あやせ + - 京介 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    851 = 812 :

    原作でもキリノが彼氏出来るまで作らないってことになってるん?

    853 = 735 :

    「もしも桐乃に……ま、まだまだ先だとは思いますけど!
     もしも桐乃に彼氏ができたら……」

    長い黒髪が秋風を孕み、一時、あやせの横顔を覆い隠す。
    あやせはもじもじと爪先を擦り合わせていたが、

    「その時は……」

    やがて眦を決するように唇を湿らすと、真正面から俺を見据えて言った。

    「わたしを、お兄さんの彼女にしてくれますか?」

    ありきたりな表現だが、時が止まったような錯覚がしたね。
    風のそよぎや、街路樹の葉擦れの音。
    祈るように組まれた両手や、朱色に染まった瓜実顔。
    聴覚、視覚の順に感覚が戻ってくる。
    そして最後に、俺のポンコツな脳味噌は理解した。
    俺がたった今、あやせに告白されたことに。

    「あー……それって、仕返しのつもりか?」
    「え……えっ?」
    「ほら、今まで俺が『結婚してくれー』とか、『あやせの夫になりたい』とか言ってたことに対する……」

    あやせは愕然とした表情になり、やがてわなわなと肩を震わせつつ、低く怖い声で言った。

    「ええ……もちろん、当たり前じゃないですか。
     わたしが本気で!お兄さんに告白するなんて!あり得ないですよね!」

    こ、怖ぇ!な、なな、なんでそんなに怒ってんの?
    あやせさん前にはっきり仰ってましたよね?『現状ではわたしがお兄さんの彼女になるなんてありえない』って。

    854 = 805 :

    京介歯食いしばれよ

    855 = 768 :

    恋愛対象外にしかセクハラしないってタイプだな

    856 = 738 :

    おい京介遺言はそれでいいんだな

    857 = 755 :

    やっぱりこれ原作だろ・・・

    858 :

    オイ黒猫どうすんだよ
    いらないなら俺が貰ってくぞ

    859 = 826 :

    黒猫なら俺の隣で寝てるよ

    860 = 765 :

    あやせ腹ボテエンドか

    862 = 746 :

    瑠璃なら俺の隣で寝てるぜ

    863 :

    待て
    もうすぐ終りそうだけど一応減速しろお前ら

    864 :

    おk
    減速はまかせろかなり得意だわ
    時速100kmだろうが2秒で止まれる

    865 :

    と言ってアクセルを回す

    866 :

    だから減速しろと

    867 = 735 :

    「確かにそうは言いましたけど……言いましたけどっ!
     ああっ、もう、信じられない!お兄さんの馬鹿っ!死んじゃえ!!」

    あやせは盛大に俺を罵倒して、図書館の中に駆け込んでいった。
    わ、わけわかんねえ。どこで選択をミスっちまったんだ?

    「………」

    おいチビッ子、憐れむような目で俺のこと見てんじゃねえよ!
    その直後、俺の親父に匹敵する強面のオッサンが出てきて言った。

    「うちの子に何か?」

    いやー聡明な顔立ちのお子さんですねえアハハ。
    あやせのいなくなったベンチに一人、肺の中身を全部吐き出しそうな勢いで溜息を吐く。
    見上げれば、高く澄んだ秋空。
    雲が形を変える速さで、上の方では強い風が吹いていることが分かる。
    このまま午睡したくなるような温かさだが、俺もそろそろ戻らねえとな。
    俺は白葡萄ジュースの缶を、手近なゴミ箱に投げ捨てて腰を上げ……、
    あやせが置き忘れた、否、正確には、あやせが俺と交換しようとした、林檎ジュースに気がついた。

    「まだ残ってるな」

    辺りを見渡す。
    ……ったく。何恥ずかしがってんだか。中学生じゃあるまいしよ?
    缶の中身を一気に飲み干す。
    林檎のものだけじゃない、どこか懐かしく甘酸っぱい味わいが、喉を流れ落ちていった。


    『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 9巻(偽) 第一章』  おしまい

    868 = 788 :

    これほど見事なSSを今まで見たことがあるだろうか。(いやない)

    870 = 843 :

    おつ!楽しかったよ

    872 :

    第一章てことは続編期待していいんだな?

    873 = 738 :

    いい感じの余韻を残して終わったな。
    乙!

    874 :

    第二章は、地味子にゆずらざるをえない

    875 = 858 :


    続編を臭わせたからにはこっちも期待していいんだな?

    877 = 765 :

    第二章は腹ボテか

    878 :


    第二章も桐乃だよ

    879 :

    まだ100残ってるのと第一章なので期待して待ってる乙

    880 = 734 :

    乙。本当に作者じゃないのかコレ
    すごい高2だな

    881 = 746 :

    分岐した別ルートは・・・

    882 = 735 :

    二章はまた暇があったら、適当に俺妹スレを見つけて書くということで
    週明けにもまだ試験があるので
    読んでくれた人ありがとねーではでは

    883 = 866 :

    >>882
    バカかお前は!
    試験なんてどうでもいい!
    さあ続きを書くんだ

    884 = 769 :

    もう終わりか・・・
    さびしいのう・・・

    885 = 766 :

    試験なんていいからラノベ作家を目指すんだ

    886 :

    乙さん!わたくしのあやせ成分は満タンですよ!

    887 = 811 :

    お疲れ様、なんて言わないんだからねッ!

    (チラッ

    890 :

    お疲れ様!!
    楽しかったぜ。
    正直ニヤニヤしててテスト勉強出来なくて
    昨日の生物と今日の数Bはさぞ良い点数だろうなぁ・・・。

    891 = 863 :


    いやマジで原作者じゃないかと思わされた、
    なんかこう、皆幸せになってくれよ・・・って感じさせられるあたりで
    それにしても、京介が桐乃のためにわざとあやせに軽く接してる
    って考え方は今まで俺の中に全くなくて新鮮だった
    面白かった

    892 :

    >>890
    生物・数Bぐらい点数取れ

    893 :


    続編は桐乃√確定だな!

    894 = 801 :

    お疲れ様~
    マジですげぇわ原作より良かったかもw

    895 :

    追いついた

    ら終わってた

    896 = 755 :

    乙!
    第一章・・・これは最後まで期待していいんだよな?

    898 :

    京介□

    899 = 794 :

    乙。楽しかったよ。
    桐乃SS楽しみに待ってる

    900 :



    素晴らしいスレに出会ってしまったようだ


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