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元スレ京介「あやせ、結婚しよう」 あやせ「ほ、本当ですかお兄さん!?」

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スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★★×11
タグ : - 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ×2+ - あやせ + - 京介 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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1 :

んでんでんでwwwwww

2 :

許さん

4 :

「あやせ、結婚しよう」
「ほ、本当ですかお兄さん!?……って、もう!
 どうせお兄さんのことだから、わたしをからかって遊んでるんでしょう?」

ちらり。前髪の間から覗く目が、俺を見つめる。
非難するような、それでいて何か催促するような、蠱惑的な瞳だ。

「嘘じゃないさ。本気でプロポーズしてる」
「そんなこと言ったって、騙されませんからね。
 お兄さんには何度も何度も、そうやってわたしに……わたしを……弄んで……」

消え入るような声。甘やかな雰囲気が辺りに流れる。
あやせは膝をついてこちらに近づき、その人形のような顔をゆっくりと近づけてきた。
長い黒髪から漂う、なんともいえぬ良い香りが鼻孔を擽る。過度の期待は禁物だ。分かっちゃいる。
んなことは分かっちゃいるんだが、目の前の桜色の唇が自分のそれに触れる場面を想像してしまう俺がいる。
当然、あやせの顔は俺のすぐ右脇を通り過ぎた。
ほとんど体を密着させた形で、あやせが俺の背中に手を回す。
カチャリ。

「っはぁ! すまんあやせっ!」

俺は拘束を解かれた両手で、あやせの体を押し倒し――いちもくさんに逃げ出した!
もう手錠でベッドに縛り付けられるのはごめんだ。
いつまでも女子中学生にしてやられてばかりの俺じゃねえんだよバーカ!

「――お兄さん?」

酷く冷えた声が聞こえた。

「またわたしのこと、騙したんですね」

5 :

続きを期待してしまっても構わんのだろう?

6 :

期待してるぞ、アーチャー

7 :

あやせ厨を歓喜させてくれ

8 :

蠱惑的←なんてよむの?

9 :

むしいきまとだろ

お前頭大丈夫か?(´・ω・`)

10 :

>>8






>>8

14 = 13 :

俺はこの部屋に招かれた時、最初にあてがわれた座布団に腰を下ろす。
そっからどういう経緯で手錠をかけられたかは、各々の想像に任せる。
ヒントを言うなら……俺はあやせをからかいすぎたんだよ。
あれ、これヒントになってなくね?

「ごほんっ」

わざとらしく咳払いをひとつ。
あやせは神妙な顔つきになって言った。

「今日、お兄さんに来てもらったのは―――」


続きはwebで

16 :

おいハゲろ

18 = 13 :

なんも考えてねえんだよ
つかお前らはどんな話を望んでんだよ
俺桐乃派だからわからねえよ

19 :

ツンデレかつ病んでればそれはあやせです

20 = 16 :

エロ、ヤンデレが絡むと尚良し

21 = 13 :

「今日、お兄さんに来てもらったのは―――」

1、桐乃のことで相談があるんです
2、加奈子のことで相談があるんです
3、わたしのことで相談があるんです

好きなの選んで
>>23

24 = 13 :

「わたしのことで……その……相談があるんです。
 聞いてもらえますか?」
「相談相手に手錠かけるか、普通?」
「お兄さんはわたしが油断するとすぐにセクハラしようとしますから。予防策です」

はいはいどうせ俺は近親相姦上等の犯罪者予備軍ですよ。
ま、今回の件であやせの予想の斜め上を行くセクハラ発言をすれば、
ちょっとの間あやせの思考停止を狙って、手錠を外してもらえることが判明したけどな。
ちょろいもんだぜ、と俺は心中で独りごち、

「それで、相談って?」
「実は……お母さんが最近、モデルをやめろってうるさくて……。
 ほら、わたし、来年から中学三年生じゃないですか?
 お母さんもお父さんも、わたしには都内の進学校に行って欲しいみたいなんです。
 それで、モデル活動は受験勉強の邪魔になるから……。
 お父さんは両立できるならそれでいいって言ってくれているんですけど、お母さんはダメの一点張りで……」

25 = 16 :

皆の心が同じで安心した

26 = 13 :

どうしたらいいと思いますか?と言いたげな上目遣いになるあやせ。
可愛い――じゃなくて。

「オーケー、話は分かった。
 いくつか聞きたいことがあるんだが」
「……なんですか?」

ここで「めんどくせえ、帰る」なんて言ったら即行で刺される自信がある。
どうして桐乃といい、あやせといい、
俺の周りにいる女子中学生は相談相手にもっと敬意を払わないんだ?
悩み事で必死なのは分かるがもっと穏やかに話そうぜ?な?

「まずひとつめ。あやせはその、都内の進学校に行きたいって気持ちはあるのか?」
「ありません」と即答。
「なんで?」
「そんなの、当たり前じゃないですか。
 桐乃と――友達と離れ離れになるのが嫌だからです。
 偏差値の高い高校なら、この近くにもありますし」
「じゃ、ふたつめ。地元の高校に行きたいって気持ちを、あやせはお母さんに伝えたか?」
「言ってません。どうせ突っぱねられるに決まってます」
「まあ、そうなるだろうな。
 最後にみっつめ。……どうして俺なんだ?」

あやせは顔にクエスチョンマークを浮かべて言った。

「何を言ってるんですか?」
「だから……どうしてそういう大事なことを、俺に相談しようと思ったんだ?
 学校の友達や、それこそ桐乃とか、先生とか、いくらでも相手がいただろ」

27 = 13 :

「そ、それは……」

あやせは酸欠の金魚みたく口をパクパクさせ、目を泳がせる。
ま、まま、まさか!

「俺のことが好きで、」
「そんなわけないじゃないですか!ブチ殺しますよ!?」
「調子こいてすいませんマジすいません殺さないで」
「わたしがお兄さんに相談しようと思ったのは!
 ええと……わたしがお兄さんに相談しようと思ったのは……」

あやせは幽かに頬を朱に染め、俺を睨み付けながら

「……っ。やっぱり言いません。
 言ったらお兄さん、調子に乗っちゃいますから」
「なんだよ。喉まで出かかってんなら言えよ」

あやせは唇を引き結ぶ。
物言わぬ貝の真似をしているのだろうか。可愛い。

28 = 13 :

「……お兄さんの意見を聞かせて下さい」
「相談してもらった手前、何か劇的な解決策を言ってやりたいとこだけどよ、
 まずはあやせのお袋さんにあやせの考えてることを、はっきり伝えたらどうだ」
「無意味です、そんなことしたって……」
「言ってみなくちゃ分かんねえだろうが。
 あやせのお袋さんは、あやせのことを思って、あやせに都内の進学校に進ませたがってるんだろ?
 なら、ちゃんとあやせがどうして地元の高校に進みたいのか、きちんと理由を説明する必要がある。
 何も説明していない現状じゃ、難しい勉強が嫌で駄々こねてるように思われても仕方ないと思うぜ。
 あやせは、勉強ができないわけじゃねえんだろ?」

正座のまま、左右の膝をもじもじと擦り合わせるあやせ。
目を合わそうとしても、逸らされる。
あのー、あやせさん?

「わたしは……そんなに勉強が出来るほうじゃありません」

面を上げたあやせは、平坦な調子で言った。

「ちなみに、クラスの中でいったらどのへん?」
「中の下、くらいです」

精確に自己評価できる奴なんてそういないし、
自尊心ある一般人と同様、あやせもある程度は自分を過大評価していると考慮し、実際は下の上あたりだろう。
あいたたたた。そりゃ親にモデル活動やめて受験勉強専念しろ言われても仕方ねえわ。

29 = 13 :

ここがwebだ
家庭教師フラグたてて寝る
落ちてたらさよなら

30 :

ぐぬぬ

ほしゅるしかない

34 :

支援保守

36 :

保守


>>33
AAがかわいいよあやせ

38 :

>>8
蠱惑的
こわくてきと読むよ
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch/0/0na/08426006923000/

39 :

アニメしか見てないからわかんないんだけど、あやせってこんなに可愛いヤツなの?
もっと不条理なやつじゃなかったっけ?

40 :

京介のマイラブリーエンジェルだよ

41 = 19 :

ほす

42 :

>>34
これトイレ行きたくなったらどうすんの?

43 :

>>34
↓骨折してねえか?

46 :

バジーナ

50 :

しかしここで頭ごなしに「モデルやめちまえよ」と言っても、素直に聞き入れられるわけがない。
お母さんと同じことしか言えないんですかと罵倒され、
お兄さんに話したわたしが馬鹿でしたと蔑むような目で見下され、
もうわたしに関わらないでくださいあと早く桐乃と兄妹の縁を切って下さいさもないと物理的に切り離しますよと最後通告される未来が見えるね。

「俺も中学三年の初めは、あやせと同じくらいの成績だったよ」
「お兄さんと一緒にしないでください」

最後まで聞けや!?

「あのな、お世辞にもあやせの成績は良いとは言えねえ。
 その自覚はあるんだよな?」
「……ありますけど?」
「じゃあ、どうして自分の成績が悪いのか、考えたことはあるか?」
「それは……忙しくて、勉強に充てる時間がないから……。
 モデルや、桐乃と……友達と遊ぶ時間も欲しいし……」

ここで、あやせと同じ読者モデルとして活動し、
部活にも精を出し、その上で学業においても優秀な成績を収めている桐乃を引き合いに出すのは、
あやせにとって余りに酷というものだろう。
そう思って黙って聞いていたのだが、あやせは敏感に俺の思考を読み取ったようで、

「桐乃は、すごいです。……わたしよりもずっと忙しくて、
 勉強する暇なんてほとんどないはずなのに、いつも成績は学年で五番以内で……。
 それに比べたら、わたしなんて……」

自嘲気味の笑み。
その表情には、見覚えがあった。
桐乃の――妹の活躍を喜びながらも、どこか釈然としない、嫉妬と憧憬の入り交じった感情。
あやせ、今のお前は、一年と半年前までの俺に、ちょっとだけ似てる。


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