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    元スレ京介「あやせ、結婚しよう」 あやせ「ほ、本当ですかお兄さん!?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×11
    タグ : - 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ×2+ - あやせ + - 京介 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    701 :

    たまにはロックの事も思い出してあげてください

    702 = 611 :

    >>699
    どうぞどうぞ

    703 = 587 :

    でもさ。この三週間とちょっとの家庭教師で、
    俺があやせの信頼を、全然勝ち得なかったかと言えばそうでもなくて、

    「ふぅっ。この単元の演習問題は、全部できるようになりました。
     あの……、お兄さんの参考書、少し読んでみてもいいですか?」
    「いいけど?」
    「あはは……何が書いてあるのか、全然分からないです」
    「分かったら逆にすげえよ。
     あやせも真面目に高校通って、真面目に授業受けてりゃ、いつかは理解できるようになるさ」
    「この極座標って、何ですか?」
    「ああ、それはな……」

    俺は身を起こし、あやせの隣に体を寄せる。
    ややもすれば肩が触れあいそうな距離だが、
    あやせは『近寄らないで!変態!』と俺を突き飛ばすこともなく、興味津々に俺の概説を聞いていた。
    それが俺としては嬉しくもあり、ほんのちょっぴり、寂しくもある。








    ちょっと減速してもらえるとありがたい
    できるだけこのスレで終わらせたいので

    704 = 700 :

    よっしゃ減速はまかせろwwwwwwwwww

    705 :

    じゃあ一回に書く量増やせカス

    706 = 637 :

    >>705
    一生ROMってろ

    いまからレス自重します

    707 = 587 :

    「お兄さんは、明日もお暇ですか?」
    「ん、なんで?」
    「お兄さんの都合さえ良かったら、明日も家庭教師をしてもらえないでしょうか?」
    「あやせはもう俺がいなくても大丈夫だと思うけどな。
     応用問題もばっちりこなせるようになってるし、あとは予想問題を完璧にすりゃあ……」
    「不安なんです」と真っ直ぐな瞳で訴えかけてくるあやせ。

    本当は土日のどちからは麻奈実と図書館に行く予定だったんだが……。
    ラブリーマイエンジェルの頼みを断れるか?まさかな。
    ここで首を横に振る奴は、あやせに手錠をかけてもらう権利すらねえよ。

    「いいぜ。明日も来るよ」
    「本当ですか?ありがとうございます!」

    あやせは顔を綻ばせ、両手を前で合わせて喜びを表現する。
    その拍子に、肩が触れた。
    今更ながら至近距離で隣り合っていることを意識したのか、あやせの顔は見る間に紅潮していく。
    鉄拳来る?俺は両腕で顔面を覆ったが――衝撃はいつまでたっても訪れない。

    「な、殴らねえの?」

    あやせは頬を染めたまま、つんと唇を尖らせて、

    「た、ただ肩が触れただけじゃないですか。
     お兄さんはわたしのことを何だと思ってるんですか?」

    いや、これまでの前科があるし、ねえ?

    「……そんなに殴られたいなら、殴りますけど?」

    708 :

    ラブリーマイエンジェルあやせたん

    709 :

    安価はないのか?

    710 = 697 :

    埋まっちゃうから安価はしない方がいい

    711 = 587 :

    「ごめんなさい殴らないでください」
    「お兄さんのことは嫌いですけど……。
     わたしに勉強を教えてくれていることには、すごく感謝しているんです。
     だから軽度のセクハラには、見て見ぬふりをすることにしました。お兄さんのことは嫌いですけど」

    そんなに嫌い嫌い言わなくてもいいじゃん!
    「大事なことだから二回言いました」ってか!?

    「軽度のセクハラって、どのあたりまではオーケーなんだ?」
    「わ、わたしにそれを言わせる気ですか!?
     そうですね……手を、握ったり……頭を撫でたりするのは……」

    OK!?OKなのか!?

    「アウトです」

    アウトなのかよ!
    つかそれセクハラでもなんでもなくね?親しい男女の健全なスキンシップじゃね!?

    「お兄さんはがっつきすぎです。
     そ、そんなにわたしに触り……じゃなくて、わたしと仲良くなりたいんですか?」
    「仲良くなりたいわけじゃねえよ」
    「えっ」

    あやせの瞳から光彩が失せ、顔色がさっと変わる。
    俺は魂を込めて言った。

    「あやせの、『夫』になりたいんだ!」
    「ぜ、絶対嫌です!今すぐここで死んでください!」

    712 = 705 :

    >>706
    いまからレス自重しますねwwwwwwwwww

    713 = 587 :

    プロポーズの残酷な断り方選手権があったら優勝間違いなしの台詞だな!

    「お兄さんって、いつもそうですよね!
     全然本気じゃないくせに、軽々しく『結婚してくれ』とか『あやせは俺のものだ』とか!」

    ぷりぷり怒るあやせたん。
    ああもう可愛いなあちくしょう。
    小さな頭に手を伸ばしかけ、

    「勉強を再開します。お兄さんも自分の受験勉強を頑張って下さい」

    穏やかな言葉と共に、キッと睨み付けられる。
    この眼力、麻奈実なら確実に金縛りにあってるよ。
    お姉さんと慕われているあいつが、あやせに睨まれることなんてあり得ないだろうけどさ。
    結局あやせの機嫌を損ねたまま、時が過ぎ……。
    夕刻。小さな雨粒が窓を叩く音に、俺とあやせは同時に顔を上げた。
    空には蒼鉛色の暗い雲が広がっていた。
    今は柔らかい雨脚も、半時間もしなうちに、土砂降りになっていそうな予感がする。

    「こりゃ急いで帰らないとびしょびしょになるな」
    「家の傘、貸しましょうか?」
    「いいよ。桐乃に見つかったら、説明するの面倒だし。今のうちに帰るわ」

    鞄に参考書と筆記用を手早く詰め、立ち上がる。
    あやせも続いて立ち上がりかけたが、「ここでいいよ」と押し止めた。

    「じゃあ、また明日な」
    「はい。……今日も、ありがとうございました」

    どんなにセクハラされて機嫌を損ねていようが、帰り際のお礼は忘れないあやせたんマジ天使。

    714 = 679 :

    可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
    勉強期間終了になってお役御免になった途端落ち込むあやせたんの姿が見える!!!

    715 = 667 :

    これは体調崩すフラグ
    それでもエンジェルの勉強見に来るもののフラフラしてベッドへ
    くんかくんか!

    まで予想した
    カキコ自重

    716 :

    >>712 一生ROMってろ(
    だっておwwwwwwwwwwwww

    717 = 587 :

    あやせの家を出たところで腕時計を見ると、五時を僅かに回ったところだった。
    沙織と黒猫はまだ家にいるだろうか。
    桐乃は黒猫と喧嘩していないだろうか。

    『なんでさっさと戦わないわけ?
     顔合わす度にこんな長ったらしい厨二台詞言ってたら日が暮れるよ?
     殺すー!とか、死んじゃえー!でいいじゃん』
    『浅はかね。
     剣戟の狭間に交わされる言葉の応酬から、視聴者は登場人物の深層心理を汲み取るのよ。
     対象年齢の都合上、直截的な感情表現を余儀なくされているメルルと一緒にしてもらっては困るわ』

    などと舌鋒鋭く議論している二人と、

    『メルルにはメルルの、マスケラにはマスケラの良いところがあります。
     ここは一つ、お互いの意見を尊重して、今は画面に集中しましょうぞ!』

    その仲裁でてんやわんやしている沙織を想像する。
    ぽつ。――ぽつ、ぽつ。
    さっきよりも格段に大きな雨粒が、手の甲を叩く。
    やべえ、マジで急いで帰らねえと――。

    「――うわっ!?」

    あやせの家から、帰路をしばらく進んだところにある曲がり角。
    そこからいきなり飛び出してきたピンクの傘に、
    俺は急ハンドルを切って、あわや体ごと地面に倒れかけた。

    718 :

    追いついた
    あやせかわいいな

    719 = 587 :

    蹈鞴を踏んで、なんとか体勢を持ち直す。
    前方不注意のあっちも悪いが、ぼーっと考え事をしながら自転車を漕いでいた俺にも非がある。
    すれ違ったときに俺の肩がぶつかり、手から離れたのだろう、
    逆さまになって転がっていたピンクの傘を拾い上げ、

    「おい、大丈夫か……って」
    「…………」
    「お前……こんなところで何やってんだ?」

    そこにあったのは、俺のよく見知った顔だった。
    長い茶髪。均整の取れた体。丸みを帯びた顔の輪郭に、秀麗な目鼻立ち。
    その女は――桐乃は差し出した傘には目もくれず、俯いたままで言った。

    「図書館で、勉強してるんじゃなかったんだ?」
    「あ、いや、これは……帰りにコンビニ寄ってたんだよ……それでこの道を、」
    「……ッ、言い訳すんな!」
    「……………」
    「図書館に行ったら、地味子がいて、あんたがあやせのところにいるって、教えてくれた。
     あやせの家庭教師って、あんたのことだったんだ。ずっと気になってたんだ。
     あやせも、あんたも、そんなことあたしには一言も言ってくれなかったよね?
     なんで?そんなの……そんなの、別に隠すようなことじゃないじゃん!」
    「桐乃、ちょっと落ち着けよ。
     お前に黙ってたのには、ちゃんとした理由があって、」
    「っさい!喋んな!」

    雨脚が強まる。
    桐乃の綺麗で艶のある髪が、見る間に湿気を帯びていく。

    721 :

    おい!!

    さっきの選択肢間違ったんじゃないのか!?
    まさかBADルート直行しないよな・・・

    722 = 587 :

    「最ッ低……黒いのの次は、あやせ?
     あんたってホント、妹の友達に手出すの好きだよね。
     それも間を置かないで、次々とさぁ……」

    涙なのか雨粒なのか判然としない透明の液体が、桐乃の頬を伝う。
    傘を翳すと、払い除けられた。

    「あんた……ったじゃん」

    桐乃は言った。

    「あたしに彼氏ができるまでは、彼女を作らないって、言ったじゃん!」
    「桐乃!あやせは俺の彼女でもなんでもねえよ!俺は純粋に、」
    「純粋に、何?
     あたしの教科書使って、自分の時間削ってまで、あやせに勉強教えてたんだよね?
     あやせに慕われて、あわよくば、なんて期待してたんでしょ?
     下心見えすぎ。あーキモいキモい」
    「お前、そういう言い方はやめろよ。俺があやせに勉強を教えてたのは、」
    「もういい」

    桐乃が面を上げる。
    充血した虚ろな目には、本気の憎悪が見てとれた。

    「二度と帰ってくんなッ!」

    桐乃は左手に持っていた何かを地面に叩きつけ、
    水溜まりを踏み散らして、もの凄いスピードで駆けていった。
    本気で自転車を漕げば、追いつけないことはない。
    でも、今追いかけたところで、いたずらに桐乃を怒らせるだけのような気がした。
    足許を見る。そこには俺がいつも使っている、黒の折り畳み傘が転がっていた。

    724 :

    ホンマに桐乃さんは話をややこしくしてくださる・・・

    725 = 690 :

    桐乃が原因で黒猫とってか

    726 = 675 :

    これはいい桐乃

    727 = 587 :

    場所は変わって、駅前のマック。
    全身ほどよく雨に濡れた俺の姿を認めた黒猫は、
    まず目を丸くして、次に何かを悟ったように溜息を吐いた。

    「あなたの慌てぶりと、身なりを見る限り、
     あなたの妹との邂逅は穏やかなものではなかったようね」

    桐乃と別れたあと、俺は沙織と黒猫の両方にメールを打った。
    運悪く沙織は電車に乗った直後で、運良く黒猫は、電車に乗る直前だった。
    猫耳をつけた黒猫と濡れ鼠のような体の俺は衆目を引きまくっているが、
    そんなことがどうでもいいと思えるくらいに、俺は落ちこんでいた。

    「これを貸してあげる。闇の眷属のみが使用を許される破邪の練絽よ」

    俺は闇の眷属じゃねえし、それにそれ、どう見てもただの黒いハンドタオルですよね?

    「人間のあなたにも使えるよう、特別な術式を施しておいたから問題ないわ」

    さいですか。
    黒猫からタオルを受け取り、髪、顔についた水滴を拭う。

    「ありがとな。今度洗って学校で返すよ」
    「それには及ばないわ」
    「いいっていいって。それよりも、さ。桐乃のことなんだけど……」

    黒猫の話と、俺が桐乃から聞いた話を総合すると、以下のようになる。

    728 = 587 :

    連続視聴で目が疲れ、雨が降りそうな気配がしていたこともあって、
    四時半頃にマスケラ鑑賞会はお開きになったそうだ。
    黒猫と沙織の帰りがけ、桐乃は駅まで見送ると言いだし、一緒に家を出た。
    自分のピンクの傘と、恐らくは俺に届けるつもりだった、黒の折り畳み傘を後ろ手に。
    駅で黒猫たちと別れた桐野は、図書館に行き、
    そこでいつものように勉強している麻奈実を発見した。
    麻奈実とあやせは仲が良い。
    きっと麻奈実は、俺があやせに勉強を教えていたことを、とっくに知っていたんだろう。
    そして当然、それを桐乃も知っていると思い、
    俺の居場所として考えられるところ――あやせの家――を挙げてしまった。
    それを聞いたときの桐乃の心中は、推して量れるもんじゃない。

    「やっぱ、悪いのは俺だよな」
    「そうね。全面的にあなたが悪いわ」

    黒猫はこんなとき、安易に慰めたりせず、すっぱり切り捨ててくれる。
    それが逆にありがたかった。









    風呂

    729 = 697 :


    なんか結構すごいな
    読み入ってしまう

    730 = 660 :

    かなり
    いいです

    731 :

    あやせたんに縛られて踏まれて罵られたい

    732 :

    きりのうざい

    733 :

    誘拐したい

    734 :

    >>733
    やめろ…
    画像みて初めてニヤっとしちまった。不覚すぎる。

    >>1もうレスしないから頑張ってくれ。テストおつかれさん

    735 :

    黒猫はアイスコーヒーを一口飲んで、

    「あなたの選択次第では、現状は生まれていなかったはずよ。
     家庭教師をすると決めたときに、きちんとその旨を、あなたの妹に説明していればね」
    「あいつが納得したと思うか?」
    「あの嫉妬深い雌が納得するわけがないでしょう。
     でも……今と比べれば……憤りも随分マシだったのではないかしら」

    黒猫の言うとおりだ。
    俺は桐乃に家庭教師のことを隠すべきじゃなかった。
    秘密にすれば、バレたときに酷い誤解を生むと分かっていたはずなのにな……。

    「……携帯が鳴っていてよ?」
    「ん?ああ、本当だ」

    ポケットの中から、くぐもった音が聞こえてくる。
    フラップを開くと、画面にはあやせの三文字が。

    「出てもいいか?」

    黒猫は無言で首肯する。

    「もしもし?」
    「お兄さん!?」

    わっ、うるせえ!?
    音量設定を変えた覚えはない。どんな声量で話してんだよ。

    736 :

    これは端から見れば、京介は年下の女の子を食いまくる最低野郎にも見えるなw

    737 :

    >>733かわいい

    738 :

    >>736
    違ったの?

    739 = 735 :

    「き、桐乃が!桐乃がさっき……桐乃から電話がかかってきてっ……!
     嘘、嘘、嘘嘘嘘……信じられない……桐乃があんなこと、言うわけないっ……!」
    「あやせ、落ち着け。言ってることが支離滅裂だぞ」

    すーはー。電話の向こうから、あやせが深呼吸する音が聞こえてくる。

    「どうだ、落ち着いて話せそうか?」
    「……はい」

    声は依然震えていた。

    「さっき桐乃から電話があって……それでいきなり、ぜ……ぜ……」
    「ぜ?」
    「絶好しようって、言われたんですっ!」

    目頭を押さえる。
    こりゃ桐乃の怒りはマジもんだ。
    あやせにエロゲ趣味を全否定されたときも、親友でいようと努力したあいつが、
    自分から『絶好』を切り出すなんてよ。

    「わたし、頭の中が真っ白になって……いつの間にか電話が切れてて……!
     メールを送っても、返してくれないし、電話しても、出てくれないし、
     桐乃はいったいどうしちゃったんですか!?」
    「実は、あやせの家を出て、しばらくしたところで……」

    俺はかいつまんで、あやせの家を出てしばらくしたところで桐乃と遭遇し、喧嘩別れしたことを伝えた。
    家庭教師の件が明るみに出たことで、桐乃が俺とあやせの関係について、勘違いしていることも。

    740 :

    絶好...?

    741 :

    >>739
    絶交かな?

    742 = 731 :

    もっと仲良くなりたいっていう気持ちがメールの文面からにじみ出たんだろ

    743 :

    盛り上がってまいりました

    744 :

    絶好調だな

    745 = 735 :

    「そんな……どうしよう、わたし桐乃のこと、傷つけちゃった……!」
    「あやせに責任はねえよ。
     あるとしたら、その場で誤解を解けなかった俺だ」
    「……お兄さんだけに、責任があるわけないじゃありません。
     だって……そもそもの発端は、わたしがお兄さんに、勉強のことで相談したことなんですよ?」
    「それでも、家庭教師をするって言いだしたのは、俺だろ」
    「………っ」

    洟を啜る音が聞こえてくる。
    よほど親友から『絶交』を切り出されたのがショックだったのだろう。
    少なくとも、俺の想像が及ばないくらいに。

    「桐乃のことは、俺に任せろ。
     なんとかなったら、また俺から……いや、その時は桐乃に連絡入れさせるからさ、
     あやせはそれまで待っていてくれ。くれぐれも変な考えは起こすんじゃねえぞ?」
    「……はい」

    電話を切って、溜息をつく。
    黒猫は小馬鹿にするような笑みを浮かべ、

    「『俺に任せろ』――大層な殺し文句ね?」
    「茶化すなよ。ああいうしかねえだろ。
     ただでさえあやせは桐乃のことになると、何しでかすかわからねえんだから」
    「ふん……顕世に降臨したリヴァイアサンまでをも籠絡するなんて……やはりあなたには、呪いの上書きが必要なようね」
    「の、呪い?ここでか!?」
    「こ、こんなところでそんなことをするわけがないでしょう!?
     突拍子もないことを言わないでちょうだい。……なんて破廉恥な雄なのかしら!」

    746 :

    しまった・・・
    セーブしたっけ・・・

    747 :

    おきのどくですが

    748 = 735 :

    黒猫はこほん、と可愛らしい咳払いをして言った。

    「……あなたはこれからどうするつもりなの?」
    「家に帰って、桐乃の誤解を解く」
    「あなたの妹には、『二度と家に帰ってくるな』と言われているのではなくて?」
    「へっ、額面通りに受け取ってたまるかよ」

    席を立つ。

    「帰ろうとしてたところを、わざわざ引き留めちまって悪かったな。
     でもおかげで、助かったよ。一人なら多分、参っちまってたと思うから」
    「ねえ」

    黒猫はアイスコーヒーの黒い水面に視線を落としたまま、ぽつりと呟いた。

    「……あなたの家庭教師には、ほんの少しの他意もなかったのかしら」
    「えっとだな……黒猫……」

    お前もまさか、その……嫉妬……したりしてんのか?

    「そ、そんなわけないでしょう!?
     今すぐ消えなさい。
     私の闇の力(ダークフォース)があなたを浸食する前に」

    っだぁ!でかい声で厨二全開の台詞叫ぶなっての!

    749 :

    クイックロード

    750 :

    装備が全員バニースーツになりました


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