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元スレ姫「こんにちはー!」魔王「……は?」
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>>101
はよかけwwwww
はよかけwwwww
>>101
何さらっと混じってんのwwwww
何さらっと混じってんのwwwww
>>94
で危なくなったら自分で保守するっていってる
で危なくなったら自分で保守するっていってる
>>101
お前みたいな奴嫌いじゃない
お前みたいな奴嫌いじゃない
側近「では、あの娘はどうするのです?」
魔王「ほとぼりがさめたら国に返すさ」
側近「いっそ、めとってはいかかです? お似合いだと思いますよ」
魔王「アホか。俺は人間に興味はない……しっ」
側近「……?」
魔王「扉よ……」
バタンッ
姫「……きゃっ」ドサッ
側近「おや……」
姫「あ……っ!」
魔王「ほとぼりがさめたら国に返すさ」
側近「いっそ、めとってはいかかです? お似合いだと思いますよ」
魔王「アホか。俺は人間に興味はない……しっ」
側近「……?」
魔王「扉よ……」
バタンッ
姫「……きゃっ」ドサッ
側近「おや……」
姫「あ……っ!」
魔王「……これはこれは、姫様は盗み聞きが趣味かな?」
姫「……っ酷い」キッ
魔王「うむ?」
姫「う、嘘つき……和解なんかしてくれないじゃない!」
魔物「んん?嘘はついていないだろう?俺は"考えておく"と言っただけだ」
姫「ぐっ……そ、んなの」じわ
姫「……っ酷い」キッ
魔王「うむ?」
姫「う、嘘つき……和解なんかしてくれないじゃない!」
魔物「んん?嘘はついていないだろう?俺は"考えておく"と言っただけだ」
姫「ぐっ……そ、んなの」じわ
魔王「……」
姫「私は、嬉しかったのに……!」
姫「魔王が、私に……っ死んで欲しくないって言ってくれて……嬉しかったのに……!」
姫「私、魔王様を殺したくないからっ…でも殺さなければ国にも帰れないから…だから……」
魔王(……)イラッ
姫「和解すれば平和になるじゃない!誰も苦しまないで済むじゃない!貴方は何が不満なの…っ!?」
魔王(……ああ、似ているな)
魔王「……全く、姫君は魔女と呼ばれる身でありながら、その心は誠に人間らしくあられる」
姫「何……?」
姫「私は、嬉しかったのに……!」
姫「魔王が、私に……っ死んで欲しくないって言ってくれて……嬉しかったのに……!」
姫「私、魔王様を殺したくないからっ…でも殺さなければ国にも帰れないから…だから……」
魔王(……)イラッ
姫「和解すれば平和になるじゃない!誰も苦しまないで済むじゃない!貴方は何が不満なの…っ!?」
魔王(……ああ、似ているな)
魔王「……全く、姫君は魔女と呼ばれる身でありながら、その心は誠に人間らしくあられる」
姫「何……?」
魔王「エゴの塊だ。吐き気がする」
側近「魔王様……!」
魔王「聞いていたはずだろう? 和解をすることで、悪い方に向かうことだってあるんだ。それに俺は最初から和解を望んじゃいない。お前の国もな。我々は憎みあっているんだから、当然だ」
姫「……っ」
魔王「それがくだらない情にほだされて……。仮にも勇者として、命を捨てる覚悟で出てきたのだろう? お前の国が、和解を望まない限り、お前のその行為は国を裏切っているようなもんだぞ」
姫「……!」
魔王「やはりお前は目障りだ。さっさと国にー…」
バチンッ
魔王「っく……」
側近「魔王様……!」
魔王「聞いていたはずだろう? 和解をすることで、悪い方に向かうことだってあるんだ。それに俺は最初から和解を望んじゃいない。お前の国もな。我々は憎みあっているんだから、当然だ」
姫「……っ」
魔王「それがくだらない情にほだされて……。仮にも勇者として、命を捨てる覚悟で出てきたのだろう? お前の国が、和解を望まない限り、お前のその行為は国を裏切っているようなもんだぞ」
姫「……!」
魔王「やはりお前は目障りだ。さっさと国にー…」
バチンッ
魔王「っく……」
姫「い、…言わせておけばッ……!貴方に何が分かるの!? 私は今まで父のため、国のために色々考えてきた! 和解が最良の選択だと思ったの! 戦って、たくさんの命を亡くすより、よっぽど……私や貴方だって幸せに……」
魔王「……だからそれをエゴと言うんだよ」
ぐいっ ドンッ
姫「か、はッ……!」
魔王「お前が言ったんだぞ? 俺が魔王になって、魔物は人間に手を出さなくなったと。ならばこの状況に甘んじればいい。俺の生きる間は、人間と魔物のどちらも命を落とすことはないだろう。これは幸せじゃないのか?」
姫「げほっ…げほっ…」
魔王「……だからそれをエゴと言うんだよ」
ぐいっ ドンッ
姫「か、はッ……!」
魔王「お前が言ったんだぞ? 俺が魔王になって、魔物は人間に手を出さなくなったと。ならばこの状況に甘んじればいい。俺の生きる間は、人間と魔物のどちらも命を落とすことはないだろう。これは幸せじゃないのか?」
姫「げほっ…げほっ…」
魔王「なぁお前、俺に何を求めているんだ?確かに俺の見てくれは人間のようだが、中身は魔物だぞ?」ぐいっ
姫「っ痛……!」
魔王「俺は魔王にしては若いし、何百年とは生きていないが、それでも人間が生きられる年齢ではない」
魔王「人間なら人間らしく、人間を好きになれよ」
側近「魔王様……もう、そこまでにしてあげてください」
魔王「……」
姫「っ痛……!」
魔王「俺は魔王にしては若いし、何百年とは生きていないが、それでも人間が生きられる年齢ではない」
魔王「人間なら人間らしく、人間を好きになれよ」
側近「魔王様……もう、そこまでにしてあげてください」
魔王「……」
姫「っ……うっ、うぅっ……く…」
魔王「……殴ったのは悪かった」ドサッ
姫「っ……」
魔王「帰ってくれ。俺はもう人間を見たくない。このままではお前を殺してしまうかもしれない」
姫「……」
姫「……」ふら……
バタン
魔王「……殴ったのは悪かった」ドサッ
姫「っ……」
魔王「帰ってくれ。俺はもう人間を見たくない。このままではお前を殺してしまうかもしれない」
姫「……」
姫「……」ふら……
バタン
側近「…魔王様、らしくないですよ。あのようなこと」
魔王「そうか」
魔王「……そうかもな」
側近「魔王様……?」
魔王「なぁ、側近。お前、先代の魔王のこと、そしてあの戦争を覚えているか?」
側近「……ええ。忘れるわけありません」
魔王「先代の魔王、俺の父は魔王のくせに平和好きで、人間が好きで、自ら人間に和解を求めに行った」
側近「次期魔王になる兄君もご一緒でしたね」
魔王「そうか」
魔王「……そうかもな」
側近「魔王様……?」
魔王「なぁ、側近。お前、先代の魔王のこと、そしてあの戦争を覚えているか?」
側近「……ええ。忘れるわけありません」
魔王「先代の魔王、俺の父は魔王のくせに平和好きで、人間が好きで、自ら人間に和解を求めに行った」
側近「次期魔王になる兄君もご一緒でしたね」
魔王「俺はその時まだ魔物としては小さくて弱くて、一緒には連れて行ってもらえなかった」
魔王「人間の王……あの姫の祖父はその当時、王にしては珍しく若かった。多分その時の俺とそう離れていなかっただろうな」
魔王「若さというものは時に恐ろしいものだ。力も知識もあるあの若い王は、あろうことか、あの魔王を騙した」
魔王「人間の王……あの姫の祖父はその当時、王にしては珍しく若かった。多分その時の俺とそう離れていなかっただろうな」
魔王「若さというものは時に恐ろしいものだ。力も知識もあるあの若い王は、あろうことか、あの魔王を騙した」
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