私的良スレ書庫
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元スレ姫「こんにちはー!」魔王「……は?」
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ーーー…
父「喜べ小さき息子よ!人間との和解に成功した!」
魔王「本当!? おめでとうおとうさま!!おにいさま!」
兄「ああ、これで本当の平和が訪れるのだ」
家来1「魔王様、おめでとうございます」
父「君たちもよく我々の力になってくれた。君たち人間の力がなければこの和解には成功できなかっただろう。礼を言うよ。ありがとう」
家来2「そんな!我々は何もしていません!全ては魔王様のお力ですよ!」
家来大勢「その通りです!」
父「みんな……よぉし、今日は宴会だ! 魔界中の者を集めよ!宴の準備をしろ!」
ーーー……
魔王「俺も父の影響で人間が大好きだった。周りの家来も俺とよく遊んでくれたし、人間とは優しい生き物なんだと思っていた。あの頃は本当に楽しかった」
魔王「……魔物と人間が和解し、これで平和が訪れると思っていた」
魔王「だが、人間はそうは思っていなかったんだよな。和解なんてできるわけないと」
魔王「食事を囲むように城の外に集められた魔物達。その中には家来以外の人間も何人かいた。和解した後だから不思議には思わなかった」
魔物「まさかそれが、王が寄越した勇者一行だったとはな」
ーーー…
勇者「酒を飲んで、酔っぱらっている今がチャンスだ」
魔法使「魔王を殺して、魔物を殲滅することが私達の平和よ!」
勇者「さぁ!行くぞ皆!」
ワアアアアア!!
魔物A「グァアアアアッ!?」
子魔「痛いっ痛いよぉおおっおかぁああさん」
ワアアアアア!!
ギャアアアアア!!
父「な、何が起きているんだ!?」
父「!? あれは勇者達ではないかっ……な、何故攻撃をしてくる? 和解したはずだぞっ……!」
勇者「和解なんてするわけがないだろう!! 俺はお前を倒して国に平和を与えるんだ! 死ねぇええ魔王ぅうう!!」ザシュッ
父「ゥグッ……!!」
魔王「おとうさま!?」
兄「そんな……裏切りだと……ッ」
父「う……ううっ……げほっ…」
魔王「おとうさまっ おとうさまぁああ」
兄「くそっ……!人間め…!」
子魔「痛いっ痛いよぉおおっおかぁああさん」
ワアアアアア!!
ギャアアアアア!!
父「な、何が起きているんだ!?」
父「!? あれは勇者達ではないかっ……な、何故攻撃をしてくる? 和解したはずだぞっ……!」
勇者「和解なんてするわけがないだろう!! 俺はお前を倒して国に平和を与えるんだ! 死ねぇええ魔王ぅうう!!」ザシュッ
父「ゥグッ……!!」
魔王「おとうさま!?」
兄「そんな……裏切りだと……ッ」
父「う……ううっ……げほっ…」
魔王「おとうさまっ おとうさまぁああ」
兄「くそっ……!人間め…!」
兄「……弟よ!お前はこちらに来るのだ……!」
魔王「うっううっ……!おとうさまっ…!」
【城内】
家来達「あ、兄君に弟君! よくぞご無事で……!」
兄「ああ。すまないが、私は戦いに行かなくてはならない……魔物達を、我が息子達を守らねば……」
家来「む、無茶です! あちらが武器を持ち軍を率いているのに対してこちらは何も用意していない!」
兄「それでも……みんなを守らねばならぬのだ!」
兄「家来達、頼みがある。弟を、守ってくれないか……」
魔王「お、おにいさま!?」
兄「父上は今血まみれになりながら戦っている。そして私も命をかける。もし私が死んでしまったときは、お前が魔王になるのだ」
魔王「い、嫌だよっ!! 僕には無理だよぉ!みんなが命をかけて戦うなら、僕も一緒に……一緒に行かせてよ!!」
魔王「うっううっ……!おとうさまっ…!」
【城内】
家来達「あ、兄君に弟君! よくぞご無事で……!」
兄「ああ。すまないが、私は戦いに行かなくてはならない……魔物達を、我が息子達を守らねば……」
家来「む、無茶です! あちらが武器を持ち軍を率いているのに対してこちらは何も用意していない!」
兄「それでも……みんなを守らねばならぬのだ!」
兄「家来達、頼みがある。弟を、守ってくれないか……」
魔王「お、おにいさま!?」
兄「父上は今血まみれになりながら戦っている。そして私も命をかける。もし私が死んでしまったときは、お前が魔王になるのだ」
魔王「い、嫌だよっ!! 僕には無理だよぉ!みんなが命をかけて戦うなら、僕も一緒に……一緒に行かせてよ!!」
兄「駄目だ! お前は、私と父の誇りだ。どうか今度は、間違いのない平和を作ってくれ……」
魔王「で、できないよぉっ おとうさまやおにいさまがいなければ、僕には何もできないよ!! おとうさまやおにいさまが作れなかった平和が、僕に作れるわけないよ!」
兄「弟よ、我が儘を言って私を困らせないでくれ……お前ならできる。できるから……」
兄「家来は人間だから、家来に守られれば、きっとあいつらも手出しはできないだろう。頼んだぞ……」
家来1「う…うっうう……どうして…こんな……」
家来2「分かりました!我々の命に代えても、弟君を……!」
兄「命に代えては駄目だ。お前らも命を大切にしてくれ……では、な」ザッ
魔王「おにいさまぁあああ!!行っちゃやだぁあああ!!おにいさまぁあああ!!」
魔王「で、できないよぉっ おとうさまやおにいさまがいなければ、僕には何もできないよ!! おとうさまやおにいさまが作れなかった平和が、僕に作れるわけないよ!」
兄「弟よ、我が儘を言って私を困らせないでくれ……お前ならできる。できるから……」
兄「家来は人間だから、家来に守られれば、きっとあいつらも手出しはできないだろう。頼んだぞ……」
家来1「う…うっうう……どうして…こんな……」
家来2「分かりました!我々の命に代えても、弟君を……!」
兄「命に代えては駄目だ。お前らも命を大切にしてくれ……では、な」ザッ
魔王「おにいさまぁあああ!!行っちゃやだぁあああ!!おにいさまぁあああ!!」
ーーー…
魔王「兄も父も、殺された。魔物もたくさん死んだ」
側近「はい……」
魔王「それどころか……よりによってあいつらはッ…!」ぶるぶる
側近「魔王様……?」
魔王「よりによってあいつらは、同じ人間である家来達までをも殺したんだ!!」
魔王「兄も父も、殺された。魔物もたくさん死んだ」
側近「はい……」
魔王「それどころか……よりによってあいつらはッ…!」ぶるぶる
側近「魔王様……?」
魔王「よりによってあいつらは、同じ人間である家来達までをも殺したんだ!!」
ーーー…
魔王「ひっく……うっうっ……おにいさまぁ……おとうさまぁ……」
家来1「弟君……」
家来2「外は一体どうなっているのだろうか……大分静かになったが。魔王様や兄君達が戦っている間に、魔物達は逃げることができただろうか?」
家来3「窓から見えるだろうか……?」ぐいっ
家来3「!?」
家来3「うっ……ま、魔王様……兄君……何てことだっ……」ガタガタ…
家来1「おい、どうした!?」
魔王「……何なの?」
家来1「!? これは……弟君!見てはいけません!」
さるった
そして書き溜めも底を付いたのでまた夜来ます
でも続けてもいいのだろうか
そして書き溜めも底を付いたのでまた夜来ます
でも続けてもいいのだろうか
あと線(―――)を途中から間違って使っててすみません
携帯からだと厄介だな
携帯からだと厄介だな
我<オレ>
王<オレ>
僕様ちゃん
高貴なる私
この辺の特別な一人称は、そのキャラに見合ったパーティーを使う者が遣うことを許そう
王<オレ>
僕様ちゃん
高貴なる私
この辺の特別な一人称は、そのキャラに見合ったパーティーを使う者が遣うことを許そう
魔王「な、何するの……やめて、やめてよぉお!!わぁあああおとうさまっおにいさまぁあああ!!」
家来2「酷い……酷すぎる…!」
魔王「うっううっ……!うぐっおええっ!!」ぼたぼた
家来1「弟君……!!」
家来3「無理もない……あんな光景……殺しただけではあきたらず、目をくり貫いて……」
家来1「くそっ……!何が魔王様を殺して平和を得るだ! あれではどちらが悪だかわかったもんじゃない!」
勇者「へえ……言ってくれるじゃねえか」ザッ
家来2「酷い……酷すぎる…!」
魔王「うっううっ……!うぐっおええっ!!」ぼたぼた
家来1「弟君……!!」
家来3「無理もない……あんな光景……殺しただけではあきたらず、目をくり貫いて……」
家来1「くそっ……!何が魔王様を殺して平和を得るだ! あれではどちらが悪だかわかったもんじゃない!」
勇者「へえ……言ってくれるじゃねえか」ザッ
家来1「!?……ゆ、勇者……!何故ここにっ」
勇者「決まってんじゃん、そこで吐いている子供、魔王の子だろ? 殺しに来たんだよ」
魔王「……けほっ」
勇者「まだまだ子供に見えるが、危険因子は残さない方がいいからな」ジャキン
家来1「やめろっ!」バッ
勇者「……邪魔するなら容赦なく殺すから」バシュッ
家来1「がっ……!!」ドサッ
魔王「……!?」
家来2「家来1……!!」
家来3「な……!」
勇者「決まってんじゃん、そこで吐いている子供、魔王の子だろ? 殺しに来たんだよ」
魔王「……けほっ」
勇者「まだまだ子供に見えるが、危険因子は残さない方がいいからな」ジャキン
家来1「やめろっ!」バッ
勇者「……邪魔するなら容赦なく殺すから」バシュッ
家来1「がっ……!!」ドサッ
魔王「……!?」
家来2「家来1……!!」
家来3「な……!」
勇者「はん、弱いな。一太刀で死ぬなんてな」
魔王「き、……きさま! な、何故きさまと同じ人間を殺す!?」
勇者「人間?だから?魔王の味方についた人間なんか人間じゃねえよ。俺らにとっちゃ危険な奴だ。魔物と同じだ。ああ、お前らも殺してやるからな」
家来2、3「くそっ…家来1の仇ぃい!」ダッ
勇者「やめとけやめとけ」バッ ドンッ
家来2「っうぐぅっ…!!」バシャッ
家来3「ガァアッ……!!」ドシャッ
魔王「家来……!!」
魔王「き、……きさま! な、何故きさまと同じ人間を殺す!?」
勇者「人間?だから?魔王の味方についた人間なんか人間じゃねえよ。俺らにとっちゃ危険な奴だ。魔物と同じだ。ああ、お前らも殺してやるからな」
家来2、3「くそっ…家来1の仇ぃい!」ダッ
勇者「やめとけやめとけ」バッ ドンッ
家来2「っうぐぅっ…!!」バシャッ
家来3「ガァアッ……!!」ドシャッ
魔王「家来……!!」
勇者「だから言ったろ?邪魔するなら殺すって」
魔王「……ない」
勇者「は?」
魔王「……お前こそ、人間じゃない」
勇者「……」ぴくっ
魔王「さいていだ……悪、だ」
勇者「んだと……餓鬼のくせに生意気言ってンじゃ」ビキビキ
魔王「がきじゃない」
勇者「うるせぇっ!!殺してやるよ糞餓鬼がぁあああ!」ダッ
魔王「"魔王"だ」ブワッ
勇者「なっ……ぐぁっ!?」ドガッ
魔王「……ない」
勇者「は?」
魔王「……お前こそ、人間じゃない」
勇者「……」ぴくっ
魔王「さいていだ……悪、だ」
勇者「んだと……餓鬼のくせに生意気言ってンじゃ」ビキビキ
魔王「がきじゃない」
勇者「うるせぇっ!!殺してやるよ糞餓鬼がぁあああ!」ダッ
魔王「"魔王"だ」ブワッ
勇者「なっ……ぐぁっ!?」ドガッ
勇者「…がはっ…が、ああっ…!」ビクッビクッ
魔王「……僕は、許さない。お前を、お前の血を。王族を、そしてお前ら人間を」
勇者「げほっ…げほっ…」ヒューッヒューッ
魔王「殺してもやらない。僕は殺生は嫌いだし、何より死んだらそれで終わりだ。お前は生き続けろ、血を増やせ。七代先まで呪ってやる。僕なりの、やり方で」
勇者「」ヒューッヒューッ
魔王「瀕死だな。痛い?辛い? もっと痛がってよ。ね。お父様も、お兄様も、もっと痛かったんだから。家来達だって」
家来達「」
魔王「……っ」ギリッ
魔王「……僕は、許さない。お前を、お前の血を。王族を、そしてお前ら人間を」
勇者「げほっ…げほっ…」ヒューッヒューッ
魔王「殺してもやらない。僕は殺生は嫌いだし、何より死んだらそれで終わりだ。お前は生き続けろ、血を増やせ。七代先まで呪ってやる。僕なりの、やり方で」
勇者「」ヒューッヒューッ
魔王「瀕死だな。痛い?辛い? もっと痛がってよ。ね。お父様も、お兄様も、もっと痛かったんだから。家来達だって」
家来達「」
魔王「……っ」ギリッ
魔王「……そこに、女がいるね?」
魔法使「ひっ……」カタッ
魔王「こいつを連れて帰って。ほっとくと死ぬよ」
魔法使「あ、あ……私は、あなたを……」
魔王「殺す? あはは、できないだろう? こんな小さな子供に、そんなにおびえているくせに?」
魔法使「っ……!」
魔王「早く連れて帰りなよ。殺されたいのか?」
魔法使「ひっ……」カタッ
魔王「こいつを連れて帰って。ほっとくと死ぬよ」
魔法使「あ、あ……私は、あなたを……」
魔王「殺す? あはは、できないだろう? こんな小さな子供に、そんなにおびえているくせに?」
魔法使「っ……!」
魔王「早く連れて帰りなよ。殺されたいのか?」
魔法使「………」そっ…
勇者「……っ」ヒューッヒューッ ポタッ…ポタッ…
魔法使「う、うあ……あ、ああ」ガタガタ
魔王「……面倒くさい奴らだ。いいよ。転移魔法で送ってやる。動くなよ。動くとミンチになるからな」ブワッ
勇者、魔法使「っ……!」パァアアア ヒュンッ
魔王「……」
勇者「……っ」ヒューッヒューッ ポタッ…ポタッ…
魔法使「う、うあ……あ、ああ」ガタガタ
魔王「……面倒くさい奴らだ。いいよ。転移魔法で送ってやる。動くなよ。動くとミンチになるからな」ブワッ
勇者、魔法使「っ……!」パァアアア ヒュンッ
魔王「……」
……。
魔王「静かだ……誰もいなくなっちゃった……僕一人だ……」
魔王「……僕一人」
魔王「……う、」
魔王「うっ、くぅっ…う、うわああああああ!!わああああああっ!!」
―――…
魔王「静かだ……誰もいなくなっちゃった……僕一人だ……」
魔王「……僕一人」
魔王「……う、」
魔王「うっ、くぅっ…う、うわああああああ!!わああああああっ!!」
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