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元スレ姫「こんにちはー!」魔王「……は?」
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どうしてSSには清楚でおしとやかな姫様が出て来ないんだ
良い加減にしろーい
良い加減にしろーい
>>55
自分の理想を自分で書いても・・・いいんだぜ?
自分の理想を自分で書いても・・・いいんだぜ?
大変遅くなり申し訳ありません
ちょこちょこ書きためた分を4分間隔で投下します
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――…
姫「あーあ、血まみれだ。まぁ魔物達の腕一本切っただけだし、再生するよね」
姫「ドレスも……真っ赤…ピンクだったのに……怒られちゃうかな」
姫「はは……そんなことないか、彼女はたくさんドレス持ってるし…」
姫「何言っても、甘やかされる、愛される」
姫「はは……」
姫「……く、ぅ」
姫「泣いちゃ、ダメだ」ごしごし
ガサッ
姫「……?」
姫「あーあ、血まみれだ。まぁ魔物達の腕一本切っただけだし、再生するよね」
姫「ドレスも……真っ赤…ピンクだったのに……怒られちゃうかな」
姫「はは……そんなことないか、彼女はたくさんドレス持ってるし…」
姫「何言っても、甘やかされる、愛される」
姫「はは……」
姫「……く、ぅ」
姫「泣いちゃ、ダメだ」ごしごし
ガサッ
姫「……?」
魔王「調べるまでもなかったな」バッ
姫「……!?ま、魔王様!?」
魔王「……貴様、本当は姫なんかじゃないな?」ガチャ
姫「っや、やだぁ……そんな怖い顔しちゃって……け、剣っ……し、しまってよ」
魔王「アホか? お前、誰を前にしてそんなこと言っている?」チャキッ
姫「っ……」ガタガタ
魔王「今一度聞く、貴様、何者だ?」
姫「或、国の、姫……ッあ、あッ」ツーッ
魔王「首から流れる血は赤いな。はは、人間であることは確かだ」
姫「ふ、ふふ」
魔王「笑うな。殺すぞ」
姫「ひっ……!」
姫「……!?ま、魔王様!?」
魔王「……貴様、本当は姫なんかじゃないな?」ガチャ
姫「っや、やだぁ……そんな怖い顔しちゃって……け、剣っ……し、しまってよ」
魔王「アホか? お前、誰を前にしてそんなこと言っている?」チャキッ
姫「っ……」ガタガタ
魔王「今一度聞く、貴様、何者だ?」
姫「或、国の、姫……ッあ、あッ」ツーッ
魔王「首から流れる血は赤いな。はは、人間であることは確かだ」
姫「ふ、ふふ」
魔王「笑うな。殺すぞ」
姫「ひっ……!」
姫「あぅ、私、本当に、姫、なんだよ」ガタガタ
魔王「それはないな」
姫「……?」
魔王「その刀は、王族が、姫であるお前が持つはずないんだよ」
姫「ッ……」
魔王「その刀は、代々王族から勇者に与えられる刀だ。使っていいのはただ一人、勇者のみ」
姫「どうして、それを」
魔王「……その刀には、俺の父と兄の目が固めて埋め込まれている」
姫「!?」
魔王「それは、この世で一つのみの刀なんだ……魔王を倒した…勇者の証…ッ」
魔王「それをお前が持つということは……お前は……」
魔王「それはないな」
姫「……?」
魔王「その刀は、王族が、姫であるお前が持つはずないんだよ」
姫「ッ……」
魔王「その刀は、代々王族から勇者に与えられる刀だ。使っていいのはただ一人、勇者のみ」
姫「どうして、それを」
魔王「……その刀には、俺の父と兄の目が固めて埋め込まれている」
姫「!?」
魔王「それは、この世で一つのみの刀なんだ……魔王を倒した…勇者の証…ッ」
魔王「それをお前が持つということは……お前は……」
姫「……ごめん……なさい」
魔王「謝るのはあの世で、でいい」
姫「き、聞いて!お願いだから!」
魔王「嫌だと言ったら?」
姫「わ、私、勇者だけど、嘘はついていないよ!」
魔王「……」
姫「私本当に、王の娘ではあるの……!でも、正妻の子じゃないだけなのっ…!だから本当の姫ではないけれど……」
魔王「例え正妻の娘でなかろうと、王族の娘が勇者になるわけないだろう」
姫「……」
姫「私は、生まれてきてはいけない子だったから……」
魔王「……」
魔王「謝るのはあの世で、でいい」
姫「き、聞いて!お願いだから!」
魔王「嫌だと言ったら?」
姫「わ、私、勇者だけど、嘘はついていないよ!」
魔王「……」
姫「私本当に、王の娘ではあるの……!でも、正妻の子じゃないだけなのっ…!だから本当の姫ではないけれど……」
魔王「例え正妻の娘でなかろうと、王族の娘が勇者になるわけないだろう」
姫「……」
姫「私は、生まれてきてはいけない子だったから……」
魔王「……」
姫「私の母親は、先代勇者の娘。父はそのときの勇者が活躍していた時の王の息子。つまり今の王ね」
魔王「勇者の娘……? だがそれは禁じられているはずだろう?」
姫「……勇者の娘は身籠ってはいけない。勇者が子種を捧げ、勇者を作り、その勇者がまた子種を捧げる。しかし勇者の血を受け継いだ娘は、血を増やしてはならない。その子供は再び女で、魔女になるからだ。魔女は災厄を産む。血を増やしてはいけない」
姫「その魔女……と呼ばれるものが、私なのね。生憎、母方の祖父…先代勇者は母を作ってすぐ死んだわ。母は祖父から禁産伝承を聞かなかったらしい。母は父と出会い、恋をし、子を産んだ」
魔王「勇者の娘……? だがそれは禁じられているはずだろう?」
姫「……勇者の娘は身籠ってはいけない。勇者が子種を捧げ、勇者を作り、その勇者がまた子種を捧げる。しかし勇者の血を受け継いだ娘は、血を増やしてはならない。その子供は再び女で、魔女になるからだ。魔女は災厄を産む。血を増やしてはいけない」
姫「その魔女……と呼ばれるものが、私なのね。生憎、母方の祖父…先代勇者は母を作ってすぐ死んだわ。母は祖父から禁産伝承を聞かなかったらしい。母は父と出会い、恋をし、子を産んだ」
魔王「……王が、その伝承を知らないはずはないが?」
姫「うん、父は知っていて子を産ませたの。勇者の跡継ぎがいない今、魔女ならば魔王に対抗できるかもしれないと」
魔王「……馬鹿な…!」
姫「そうね、馬鹿だわ。でも父は優しくしてくれた。例え偽りの優しさだったとしても、小さい頃から魔法が使えた私を気味悪がって遠ざけていた母親より、ずっとマシ」
姫「……でも、姫にはなれなかった。父には正妻の娘がいたもの。それに私は魔女。勇者という名を借りて魔王退治はできるけど、ドレスや宝石で着飾った姫にはなれないの」
魔王「……その剣は?」
姫「貴方を倒すと言って、授かったもの。父が喜んでくれるなら、魔女として、勇者として、貴方を倒そうと思って」
魔王「なら何故殺さなかった。いくらでも機会はあっただろうに」
姫「うん、父は知っていて子を産ませたの。勇者の跡継ぎがいない今、魔女ならば魔王に対抗できるかもしれないと」
魔王「……馬鹿な…!」
姫「そうね、馬鹿だわ。でも父は優しくしてくれた。例え偽りの優しさだったとしても、小さい頃から魔法が使えた私を気味悪がって遠ざけていた母親より、ずっとマシ」
姫「……でも、姫にはなれなかった。父には正妻の娘がいたもの。それに私は魔女。勇者という名を借りて魔王退治はできるけど、ドレスや宝石で着飾った姫にはなれないの」
魔王「……その剣は?」
姫「貴方を倒すと言って、授かったもの。父が喜んでくれるなら、魔女として、勇者として、貴方を倒そうと思って」
魔王「なら何故殺さなかった。いくらでも機会はあっただろうに」
姫「……それは」
魔王「何だ、言え」
姫「……惚れたって、言ったよね。魔王様と一緒に過ごす内に、貴方がどれほど魔界を愛し、民のために働いているか知った。私の父より立派な政治を貴方はしていた。
それに考えてみれば、貴方が魔王になってから、魔物の被害を人間は受けていないって聞くわ。魔王様のおかげだよね?」
魔王「……」
魔王「ハッ、そう言えば俺がほだされるとでも? 愛だの恋だのくだらない」
姫「……うん。でも好きになっちゃったんだよ。だから和解を求めたの」
魔王「何だ、言え」
姫「……惚れたって、言ったよね。魔王様と一緒に過ごす内に、貴方がどれほど魔界を愛し、民のために働いているか知った。私の父より立派な政治を貴方はしていた。
それに考えてみれば、貴方が魔王になってから、魔物の被害を人間は受けていないって聞くわ。魔王様のおかげだよね?」
魔王「……」
魔王「ハッ、そう言えば俺がほだされるとでも? 愛だの恋だのくだらない」
姫「……うん。でも好きになっちゃったんだよ。だから和解を求めたの」
魔王「……」ガチャ
姫「……?魔王様……?」
魔王「帰れ」
姫「……殺さないの?」
魔王「フン、ほだされてやるのさ」
姫「……!」
姫「…優しいね、ますます惚れちゃうな。でも、私は帰れないよ」
魔王「……殺されたいのか?」
姫「……そうなのかもね」
魔王「……」
姫「帰っても、嫌な顔されるだけだもの。父だって、役立たずなんていらないだろうし。それだったら貴方に殺された方がマシ」
姫「結局私は誰からも疎まれる存在なんだよね」
姫「ただの女なのに……」
魔王「……」
姫「……?魔王様……?」
魔王「帰れ」
姫「……殺さないの?」
魔王「フン、ほだされてやるのさ」
姫「……!」
姫「…優しいね、ますます惚れちゃうな。でも、私は帰れないよ」
魔王「……殺されたいのか?」
姫「……そうなのかもね」
魔王「……」
姫「帰っても、嫌な顔されるだけだもの。父だって、役立たずなんていらないだろうし。それだったら貴方に殺された方がマシ」
姫「結局私は誰からも疎まれる存在なんだよね」
姫「ただの女なのに……」
魔王「……」
魔王「……和解を、」
姫「……?」
魔王「和解をすれば帰ってくれるのか?」
姫「……!どうして…」
魔王「待て、まだするとは言っていない。考えておくだけだ」
姫「……何で、そんな」
魔王「頭の悪い女だな……俺はお前を殺したくないだけだ」
姫「……同情したの?」
魔王「フン、そんな優しさ持ち合わせてない。強いて言えば、やっぱり、ほだされたんだろうな」
姫「……魔王様、だいしゅき」
魔王「殺すぞ」
姫「……?」
魔王「和解をすれば帰ってくれるのか?」
姫「……!どうして…」
魔王「待て、まだするとは言っていない。考えておくだけだ」
姫「……何で、そんな」
魔王「頭の悪い女だな……俺はお前を殺したくないだけだ」
姫「……同情したの?」
魔王「フン、そんな優しさ持ち合わせてない。強いて言えば、やっぱり、ほだされたんだろうな」
姫「……魔王様、だいしゅき」
魔王「殺すぞ」
――…
側近「魔王様、本当に和解するおつもりで?」
魔王「無理だろうな」
側近「では、あの子を騙すのですか?」
魔王「俺は魔王だぞ?それくらいやるだろ。だいたい、最初に騙していたのはあっちだし、俺は考えておくだけと言った。嘘はついていない」
側近「はぁ……ですが、それが彼女に通じますかね」
魔王「側近、お前は頭がいい。分かっているだろう。俺は確かに、過去に囚われて人間を憎んでいる。和解しないのもそのためだ。だが、それだけの理由ではない」
側近「和解したところで、本当の意味の和解はできないでしょうね。人間は魔物を怖がりすぎる。そして魔物は人間をなめすぎる」
魔王「ああ、その通りだ。だから和解はしない。どちらにとってもよくないからな」
ウフフ・・・うふふふふふうああああああああハッハッハッハッハッハくぁwせdrftgyふじこlp
結構書きためたつもりなんだけど、投下してみると少ないね
また書きためてきます
保守は危ないと思ったら自分でします
また書きためてきます
保守は危ないと思ったら自分でします
チャンスじゃないですか魔王様
このウサもあやかりたいものですなぁ
ほしゅ
このウサもあやかりたいものですなぁ
ほしゅ
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