元スレ佐天「蟲が見える能力かぁ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
251 = 119 :
佐天「それにしても、水関係の災害なんてこの学園都市で起こるのかな―って思いまして」
美琴「浄水設備は定期的にメンテナンスされてるし、水道だって問題ないはずだもんね」
佐天「けど、蟲が無駄なことするとは思いませんし……うーん……」
美琴「……」
佐天「……、?どうしたんですか、私の顔になんかついてます?」
美琴「ううん、なんていうかさ。佐天さん蟲が見えるようになってからなんか変わったなーって」
佐天「……そうですかね」
美琴「こう言うのもなんだけど、前は特に周りを見て無かったのにさ、」
佐天「あはは、御坂さんに言われたくないですよ」
美琴「……あははは」
佐天「はははは」
美琴「あはははははははははははははは」
佐天「……ごめんなさい」
252 = 119 :
美琴「ま、まあそれは置いといて!今の佐天さんはこうやって休日潰してまでいろいろ調べ回ってるじゃない」
佐天「んー……まぁ、蟲が見えるのは私だけですし。とくにたいした意味なんてないですよ」
美琴「そうなの?」
佐天「意識したことはないですねぇ―――さって、それじゃそろそろ帰りますね」
美琴「ああ、送ってわよ」
佐天「えっ、悪いですよ」
美琴「帰り道はほとんど方向同じだからね。一人じゃ危ないわよ」
佐天「それじゃ、お言葉に甘えまして」
―――。
佐天「お―――『全天候型プール近日オープン』かぁ。こんなところにプールが出来るなんて珍しですね」
美琴「あー、これはレジャー施設って言うより競技練習用にお金持ってる学校がたてて、ついでに一般客もとってお金稼ごうってことらしいわよ」
佐天「なにそれいやらしい」
253 :
>>250
「露を吸う群」あたりか
254 = 119 :
美琴「学生に奨学金として学園都市が支払う⇒学生が娯楽として学園都市にお金を落とす。って図式ね」
佐天「うぅーん、なんだかなぁ……」
―――。
佐天「ふぅ―――(さて、どうしたもんかなー)」
佐天「……津波、大嵐、毒物混入―――水の災害だと、公害もいれてこのあたり、か。氾濫か、汚染か」
佐天「どちらにせよ、この学園都市じゃ起こるとも考えづらいし―――ああ、もう。いいや、今日は寝よう」
―――。
――――――。
――――――――――。
行き詰ってるみたいだな。
「……。誰?」
255 = 119 :
いいか、お前はまだ蟲のことを理解しきれていない。
「いや、だから誰よ」
やつらは俺達人間より生命に近い―――今風に言いかえれば、この星の触角と言ってもいいだろ。
「……?何を言って―――」
その辺りを考えてやれ、そうすりゃおのずと答えは出てくるはずだ。
「いや、ちょっ―――」
――――。
――――――。
佐天「夢かっ!?」バッ
佐天「あ……夢、だったのかな」
佐天「けど……なんだか、凄く懐かしい感じがしたっけ。あぁー、こういう夢を見るとなんだか鬱になるなぁー」
256 = 119 :
佐天「……蟲のことを理解してない、か」
佐天「……、――――――ふむ」
佐天「(サエズリガイが貝にこもってる以上、確実に何かが起こる)」
佐天「(けど、この学園都市で災害なんて―――いや、この学園都市だからこそ、起こりうる問題が、あるのかな)」
佐天「――――――、ぁ。もしかして、」
――――。
蟲「」ピィー
蟲「」ピィー
蟲「」ピィー
蟲「」ピィ
蟲「」ピ
蟲「」
蟲「」
蟲「」
佐天「……蟲の声が止んだ。急がないと……!」
257 = 119 :
打ち止め「あ、あの時のお姉ちゃんだ!ってミサカはミサカは挨拶しに行ってみたり」
佐天「っとぉ、あ、ああ、打ち止めちゃんか。それから白髪の人」
一通「白髪の人とか言うな。その節は随分世話になったな」
佐天「いや、私は何もしてませんよ。それじゃっ!」
打ち止め「どうしたのーそんなに急いで、ってミサカはミサカはたずねてみる」
佐天「え?ええっと、説明してる暇はないけどこの辺りこれから危なくなるから、すぐ遠くへ避難して!」
一通「?何言ってやがる」
佐天「いいから、こっちは間に合うかどうかわかんないから!」
一通「……ちょっと話してみろ」
佐天「え?無理ですって、話したところでどうしようもないですもん」
一通「それはオマエが決めることじゃなくて俺が決めることだろォが。俺を誰だと思ってやがる」
佐天「白髪の人」
一通「チクショウ」
259 = 237 :
いもうとうもころしキター
260 :
それでも一通さんなら…っ!
なんとかしてくれる…っ!
261 = 119 :
打ち止め「こんなんだけど、確かに能力は凄いからちょっと話してみたらいいと思うよってミサカはミサカh」
佐天「ん、じゃあこの辺りで何が壊れればこの範囲内にまで水害が引き起こされるか、わかりますか?わからないですよね?」
一通「ちょっと待て」カチッ
一通「―――あのプールだな。確かもう水が入ってンだろ。他にも予備の水が備えてあるだろォから、それが破壊されりゃ
圧力だとかその他諸々―――それこそオマエに言ったところでわからねェよォな要因が絡まって大災害になるな」
佐天「なっ―――」
打ち止め「驚いた?何を隠そうこの人こそ学園都市の第一位なんだよってミサカはミサカはアナタのことを紹介してみたり」
一通「よせやい」
佐天「第一位って……あ、いや、それはいいとして、さっきの話は本当ですか?」
一通「第一位の演算力舐めンな。まァ、コイツがひっきりなしにあのプールの情報を話してきてたから出来た演算だがな」
打ち止め「でもでも、あのプールほんとに凄いんだよってミサカはミサカh」
一通「ンで?それがどォしたンだよ。まさか今からあのプールが壊れるって言うんじゃないだろォな」
佐天「……残念ながら。少なくとも、一時間以内に」
262 = 119 :
一通「はァ?馬鹿なこと言ってンじゃねェよ」
佐天「馬鹿なことじゃないですってば!ああもうっ、早く白井さんに連絡して風紀委員総出で避難させてもらわないと……!」
ゴォンッ
佐天「っ」ビクッ
打ち止め「うわっ、今の音なに?ってミサカはミサカは耳を塞いでみたり」
佐天「……まさか、もう、」
ゴォォン
打ち止め「なんだか金属が折れるような―――って、何処行くのサテンってミサカはミサカはいきなり走りだした云々」
一通「……ちっ」
263 = 119 :
―――。
佐天「……っ。水が漏れてる……!」
一通「ふゥン、オマエの言ってたことは本当だったのか。予知能力者か?」
佐天「白髪の人……なんでここに」
一通「おい白髪の人やめろ。―――何、オマエの言ってることが本当だってンなら、今からこっから水が溢れてくるンだろ?」
佐天「そうですよ、だから逃げろって―――」
ガゴンッ
佐天「―――ぁ」
一通「決壊しちまったなァ」
佐天「な―――何を悠長に……!」
一通「まァ見てろよ」
264 = 119 :
―――――――。
打ち止め「はぁっ、はぁっ、もう、いきなり走りださないでよってミサカはミサカは息を切らしながら―――うわあなにこれ」
佐天「水が、球体にまとめられて……?」
一通「ま、こンなとこか。あとはコイツをどっかにやりゃいいンだろ?―――自転ショット」
佐天「とぁっ!?水が凄い勢いでどっか飛んでった?!」
一通「終わりだ。これでいいンだろ?」
佐天「え……あ、はい」
打ち止め「へへー驚いた?何をかくそうこの人の能力はベクトル操作d<省略されました。続きを読むには>ってミサカはミサカは
この人のことを自慢してみたり!」
一通「よせやい」
佐天「これが第一位か……!」
265 = 119 :
一通「さァて、ちょっと仕事が出来ちまったな……打ち止め、悪ィが先に帰っててくれ」
打ち止め「んー?うん、わかったよってミサカはミサカは素直にしたがってみたり」
一通「よーしいい子だ」ナデナデ
plllplll
土御門『俺だ』
一通「仕事だろ、わかってる。今回は後手に回っちまったなァ」
土御門『お前が近くにいて幸いだったさ。わかってるなら、頼むぞ』
一通「あァ、さくっと片づけてくる」
佐天「お―――蟲が飛び立ったか」
佐天「てことは、もう大丈夫ってことね―――はぁ、疲れたー」
266 :
シエラレオネ
267 = 119 :
佐天「いやぁ、今回は疲れた、けど結局あの蟲がどうしてあんな場所にいたのかわかんないままだったなぁ」
佐天「ま、終わったことだからいいけどね」
佐天「ふぅ、今回はちょっと疲れちゃった」
佐天「それにしても、あの時の夢なんだったのかなー」
囀る貝はこの街から出られないようです おわり
「囀る貝」は好きな話のひとつ。蟲師は全体的に好きな話多いけどさ。
あの救われる感じがたまらねぇな……上で佐天さんは身を滅ぼしそうって書かれてたけど、だとしたら腐酒とか口にしそうだな。
あれがあれば、人間の体の自由は奪えるし。よし、一番最後にこれ書こうか。
んで、まあこんな感じでよければもうちょっと書く。さるも喰らったし>>272あたりと遠めで
270 = 237 :
人いないのかな?
一人ksk
271 = 268 :
蟲師もっかい読んでこよ
272 = 253 :
銀蠱と常闇
273 :
追い付いた
相変わらず最高のss
次も期待
274 = 237 :
あ・・・油断してたら安価とられたorz
275 = 119 :
ひゃっはーUBWの特典フィルム大当たりだヒャッハー
で、ギンコとトコヤミな。また話が作りづらそうな……まーなんとかする
この時間帯だったらあんまり保守いらないよね
ちょっとUBW見てくるから二時間後に始めます
276 :
相変わらず>>1の佐天さんに対するSっぷりは歪みなさは半端ねぇ
だがそこに痺れる憧れる
277 = 237 :
常闇ってギンコの記憶と片目うばって白髪にしたやつだっけ?
278 = 253 :
>>277
そうだよ
279 :
ギンコさんなら半不老で現代まで生きてても不思議じゃない気がして仕方がない
280 = 237 :
なるほど名前忘れちまうし難しいな
目は義眼に蟲入れてなんとか出来るけど名前はなぁ
本名のない加速装置さんかな
281 :
飛蚊症スレかとおもった
282 = 237 :
というかここまで上条さんのかの字も見当たらんことに気づいてワロタww
283 = 279 :
そげぶはまだ早いだろ
285 = 119 :
駄目だ、やはり弟のクズっぷりがやばい。大学はいってバイトするようになりゃ少しは変わるかと思ったが、駄目だったな。
くそう、まあギルさんがぎゃああってなる場所まで見られたしいっかな。くそっ、わりと本気でイライラする……!
上条さんはそのうち出すけど、俺あの人あんまり好きじゃな―――いや、なんでもない。
ギンコとトコヤミの話、どこまで書き切れるかわかりませんがなんとかやってみます。
お待たせしました、再開します。
288 = 119 :
TV≪―――の不可思議な事故もすでに20名に達しようとし、警備員や風紀委員は調査を進めていますが進展はなく―――≫
佐天「……またこの、何もないところから人が落ちてくる事件かー。確か、蟲が見えるようになってからずっとだな」
佐天「蟲の仕業なんだろうけれど……よっし」
佐天「いっちょ調査にでも行ってみますか」
佐天「初春の話じゃあの事件で死んだ人は、みんなこの辺りで姿を消してる……って、またこの自然公園かぁ」
佐天「確かにここが一番緑がおおくて蟲もいるけど、ここの池にはあの蟲が住んでるからなー。怖い怖い」
佐天「ま、気をつけて調べよう」
290 = 119 :
佐天「それにしても、ほんっとに大きな公園。ぶらぶらしてるだけじゃ一日潰れちゃうな」
佐天「池ももはや湖って言ってもいいくらいの大きさで―――って、何してるんだろ」
研究員「なんかの病気かね」
研究員2「けどだとしたら、この池の魚全部がこうなるはずだろ。この区画だけってのはおかしい」
研究員「ですよねぇ。突然変異か何かですかね」
研究員2「アルビノってんならわかるが、目の色が緑色だからなぁ」
佐天「白衣着てるし、研究所の人か……うわっ、何あの魚。真っ白できもちわるっ」
佐天「しかも片目潰れてるし……―――、あれ」
佐天「なんだろ、この感じ……覚えて、ない、のか……?」
佐天「……まぁ、いっか。蟲が見えるようになってからこういうことはよくあったし」
291 = 119 :
―――。
佐天「ん、暗くなってきた。そろそろ帰らなきゃまずいか」
佐天「夜に蟲にあうと怖いからねー。特に池にすむ蟲とか」
―――。
佐天「―――よし、宿題おわり。明日も調査に……あれ?」
佐天「あれー?携帯どこいったんだろ……まさか落とした?うわぁ、最悪だ」
佐天「けど慌てない慌てない、っと。こういうときこそサービスを使う時。GPSと機種番号で―――お、出た出た」カチャカチャ
佐天「ああ、あそこの自然公園ね。時間は……10時かー。うーん……明日でも別に―――」
TV≪―――今晩から明日の朝にかけて雨が降ると―――≫
佐天「―――よくないか。仕方ない、とりにいきますか」
292 = 119 :
―――。
佐天「この辺り―――あったあった。どこも壊れてないみたいだね」
佐天「はぁー、無能力者の私の奨学金だと携帯買うのも一苦労だからねー。助かったたすか―――」ゾクリ
佐天「……!」
常闇「」
佐天「……街灯の光があるのに、どうしてあそこだけあんなに暗く―――」
佐天「―――駄目だ、近づいちゃ。あれは、きっと凄く危ない」
常闇「」
佐天「……?あれ……なんで、だろ。あの蟲から、別の蟲の声がする」
佐天「―――近づきすぎないように、慎重に」ソロソロ
293 = 273 :
しえん
294 = 253 :
いっちゃらめえ
295 = 119 :
佐天「……あれは、あの闇は、たしか―――そう、だ。常闇、だったっけ」
佐天「……あれ?確か、常闇には、もうひとつ……ああっ、くそ。なんでかな、思いだせそうなのに思いだせない」
常闇「」
銀蠱「」ボウッ
佐天「?常闇が光り出した……おかしいな、常闇にはあんな性質ないはずなのに」
佐天「ぅ……眩しい――――――ぁ、消えた」
佐天「……なんだったんだろ、あれ」
297 :
眼福眼渦の最後目が動きまくるのがくそ怖かった
298 = 273 :
さるか?
299 :
蟲師知らんが面白いな
ブックオフで立ち読みしてくる
300 = 232 :
蟲師の画集だったかを買ったら箱がでかすぎて焦ったことを思い出した
あとアフタの巻頭カラーでシルバー差し替えのカラー原稿があったな
切り取ったのは覚えてるんだが、どこにしまったか思い出せん・・・
みんなの評価 : ★★
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