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    元スレ唯「さばいばる!」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - サバイバル ×2+ - 良スレ + - お漏らし + - かずにゃん + - けいおん! + - たま + - ばいはざ + - ほうかごティタイム + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 181 :

    きゅうりがもっさもさだったらカントリーマアム越えできたのに

    202 = 30 :

    瑞々しさと利尿作用、体温の上昇を抑えるキュウリはすばらしい食材だ。
    余談であるが筆者はキュウリが好きでも嫌いでもない。

    唯はナスやらトマトやらキュウリやらを鞄につめて持ち帰った。
    律と紬が残って、畑の様子を観察してみるが、
    それらの他には生きている苗は見つからなかった。
    ジャガイモやさつまいもがあるやもしれないので、
    律のみ継続して畑を捜索し、紬は野菜を調理しに行った。

    203 = 86 :

    きゅうりは栄養がないwwwwww
    とか言ってバカにしてすみません

    204 = 30 :

    野菜を井戸水で洗って塩ふって以上。
    団地妻のようないい加減な料理だがこれがうまい。
    もともとトマトやキュウリは雑草の中でも生き延びやすい種だが、
    雑草の生えるような環境だと実のしまりが良くなり、
    より瑞々しくボリューム感のあるものが食べられる。

    適当でうまい。これは調理の手間を省けることなどから考えると理想的だ。
    芋探しを断念して帰ってきた律も加わり、キュウリとトマトを食す。

    「もさもさしないね!」

    「このトマトの酸味、久々だなああ!」

    「まだ作業はあるんだから、食べすぎはだめよ」

    205 :

    けいおんssきもくね?

    206 = 163 :

    トマトをギリギリの肥料と水で育てると1個か2個だけ
    凄いいいものが出来るってどっかで聞いたな。

    207 = 30 :

    とりあえずは塩と野菜と野草と乾パンがある唯ら三人は、
    たんぱく質と油以外の主要な栄養は取れている。
    カロリー的にも乾パンのおかげで合格ラインだ。

    無人島での生存に不満は残るが、及第点の食糧事情だろう。
    毎日お腹いっぱい食べられる余裕があるというのは大きい。
    精神的にも肉体的にも行動に余裕が生じる。

    対して澪と梓の食事情は……

    210 = 30 :

    遭難三日目Bパート!

    「今朝はたんぽぽの葉っぱ汁塩風味みつばいりです」

    「なれてもまずいんだよなあ、これ」

    「栄養を必要以上に逃さないためです。今日はみつばもあるし塩多めですよ!」

    「うーん、ましっちゃましだが上手くはないよなあ」

    ずるずると汁をすすり、付け合わせのタンポポの茎の塩お浸しをつっつく。
    タンポポの茎をゆでて水にさらして塩をかけただけだが案外いける。
    朝起きてすぐに何か食べたかったため今朝はタンポポ料理になってしまった。

    「ユリの根は昼にしようか、梓」

    「はい、ゆりの根ってどう調理するんですかね」

    「うーん、蒸したりすんのかな?」

    水がめから水を汲んで飲み食器を片づけて
    澪は天日干しのタンポポとへびいちごの様子を見に行った。

    211 = 30 :

    澪と梓の食事情はタンポポと塩だよりという実に歪なもので
    動物たんぱく質はおろか淡水化bつもろくに取れていない。
    カロリー的に考えても基準値には足りようがなかった。

    梓が拾ってきたグミの実以外はほとんど美味いものをたべていない。
    一応つりざおはあったが、確実に食べるために二人は採集に力を入れ、
    狩猟には見向きもせずに安定したタンポポに向かう。

    それがますますジレンマを生むことには本人たちも気づかずに、
    ただただいたずらに食が疲弊していくばかりだった。

    212 = 121 :

    死亡フラグか?

    214 = 30 :

    タンポポの根やへびいちごはほどよく乾燥していた。
    殻付きドングリを流水にさらしてから澪は梓の百合を手伝いに行った。
    小屋からスコップを取り出して、山百合をそっと引き抜く。
    ねっこっぽいものをとりあえず全体を洗ってから水をはった鍋に投げ込む。
    見た感じはそこまでうまそうでもないが、食べられるだけましか。

    「ややグロですね」

    「怖くなるからやめてくれ!」

    とりあえず、作業のひと段落として
    水にさらしておいたタンポポの葉をおやつに食べる。

    苦い。

    215 = 69 :

    トラックに食料やらなんやら積み込めたから助けにいってくる

    216 = 30 :

    甘いものが食べたくなった澪たちは二人揃ってグミの木まで行き、
    そう多くない数を食べてから再びタンポポやドングリの採集へと戻った。
    このときの二人の幸せそうな顔の無邪気な輝きは忘れられない。

    こんな渋くて酸っぱい実を甘い甘いと喜んで食べるのだ。

    生きていることの美しさか醜さか、彼らは仲間と酸っぱいグミの実を楽しみに生きていた。

    218 = 134 :

    この視点がいい感じ

    219 :

    育ち盛りのあずにゃんがこんな食事だなんて可哀想だにゃん…
    ぼくのぽこにゃんから分泌される動物性タンパク質を分けてあげたいにゃん…

    220 = 149 :

    採集なら貝とかダメなんかい
    フジツボとか

    221 = 30 :

    遭難三日目!Aパート!

    今日の晩御飯はトマトとナスのスープにセージティー、
    乾パンとよく冷えたきゅうりと美味しい水だ。
    律たちは熟れている実を優先的に選んだが、
    それでも結構な量の晩飯となってしまった。
    普段は三人一つの乾パンも今日は二つだ。

    「食糧も充実してきたし、本格的に澪たちを探しに行かないか?」

    唯は少し考えるような表情をしてなかなか言葉を発さない。
    紬は食器を下げつつけげんそうな表情をしてから、

    「まだまだ、衣料品もないのよ?早すぎない?」

    「あいつらには、食事もないかもしれない」

    律が間髪いれずにそう返す。怒りにも近い願望がにじみ出ていた。

    「明日の早朝出よう」

    律が決定事項を伝えたとでもいうように部屋から出ようとする。

    「ちょっと待ってよ」

    222 :

    >>219
    お前かずにゃんSS書いてたろwww

    223 = 30 :

    「りっちゃん、明日の早朝はやめよう」

    あからさまに不機嫌な態度をあらわにして律が唯を見る。

    「なんでだよ、いってみろ、唯」

    紬は心配そうに二人のやり取りを見守る。
    手に持っている食器がわずかに震える。

    「だって明日なんて計画性がどこにもないからさ」

    「な!」

    「明日以降食糧は用意してないよ?水筒もないのに水はどうやって運ぶの?」

    「それは!」

    「行程や何が必要かもまるでわからないのに、どうやって助けるの?」

    律が顔を真っ赤にして、反論しようとする。
    しかし論理的なそれは顔を見せず、感情が先行する。

    「お前たちは!澪と梓が大切じゃないのか!!」

    224 = 219 :

    あずにゃんのおしっこをぼくが飲んで健康チェックしてあげたいにゃん
    海水をよく飲んで疲れきったあずにゃんのおしっこは普段のものよりずっと黄色くてしょっぱいのにゃん
    だが、それがいいのにゃん!

    あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!

    225 :

    これほど唯が唯らしくないssを見たのは初めてだ

    226 :

    命名>>224
    猫マジン

    227 = 30 :

    「りっちゃんは私とムギちゃんが大切じゃないの?」

    一気に白熱していた空気が冷え込み、律が下を向く。

    「私はりっちゃんとムギちゃんが大事だよ、死んでほしくない」

    「……ごめん」

    泣き出しそうになった律を紬がそっと支える。
    唯が二人に抱きついて全員半泣きになってしまう。

    「でも、二人を早く助けたいんだ!」

    紬が最初に笑顔を取り戻した。
    それに気づいて唯も笑う。

    「明後日に行くために、今から会議ね!」

    「りっちゃん隊長、私たちは明日一日で準備できます!」

    「お前ら……!」

    現実的に最善をつくすことは決まった。
    さいはなげられたのだ。
    出会おうとすることは決定したのだ。
    あとは、出会えるかどうかだけが問題である。

    228 :

    おもしろい

    229 :

    遭難三日目Bパート!

    「うまかったなあ」

    「ですねえ……」

    昼に初めて食べたが、百合根は美味いものだ。
    少し苦かったが、蒸して塩を振って食べただけでも美味い。
    ふっくらとした豊かな素材の滋味が流れてくる。
    二人も炭水化物を十二分に吸収して久々にお腹も膨れた。

    晩飯は再びたんぽぽ汁だったが、
    昼の喜びがまだ残っていて、
    大した文句もなしに平らげた。

    230 = 225 :

    あずにゃんのおしっこでたんぽぽ汁作りたいにゃん!
    たんぽぽの味気なさが、あずにゃんの塩分過多の苦くてしょっぱいおしっこで味がついて
    あながち食べられなくもないのにゃん!
    お返しにぼくはぽこにゃんから搾り出される動物性タンパク質をあずにゃんにフィードバックするのにゃん!
    ぼくはあずにゃんの家畜!
    あずにゃんがぼくを飼育して、その代わりぼくがあずにゃんの
    動物性タンパク質の補給に貢献するのにゃん!

    あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!

    231 = 229 :

    「そろそろ、ドングリも食べれるのか」

    「ゲプッ、ええ、タンポポ茶もへびいちごも明日からいけますよ」

    「なんだかんだで楽しみなんだよな、ドングリ」

    「私もです!」

    二人の短い間にずいぶん細くなってしまった肢体を月が照らす。
    梓と澪の目つきは少しだけ暗くなっていた。

    理論だけなら、人は水だけでも一週間以上生きられる。
    だが、それはあくまで理論なのだ。

    この二人の命も理論ならまだまだもつ。

    理論通りなら、

    232 = 225 :

    あずにゃんかわいそう…
    澪はちょっと痩せた方がいいと思うけどにゃん

    233 = 229 :

    遭難四日目Bパート!

    朝起きてすぐに澪は百合根をほりにいった。
    その間に梓がドングリの下ごしらえをする。
    流水に曝した殻無しのドングリを鍋で一度煮込む。
    すると黒いような茶色いようなあくが抜けるので、
    冷水でざっとドングリを洗ってから再び煮てあくをぬく。
    その後また水につけて渋皮を丁寧にむく。
    それらが終わったらドングリを丁寧に潰し粉状にする。

    そこで澪が持ってきて軽くあく抜きした百合根を細かく分けて、
    それを塩をたっぷり使ってゆでる。
    ゆで終えたらドングリの粉と一緒に丹念にすりあわし、
    よく熱したフライパンで焼く。

    二人は会話もせずに作業を続け、
    ドングリと百合根の運命を見届けようとしていた。

    234 :

    あずにゃんはどうやっても死にそうもないな ゴキブリ的な意味で

    235 :

    いや、ゴキブリでもなんでもいいから生きてほしいよ

    236 :

    きゅうりって世界で一番栄養の少ない野菜でギネスに載ってなかったけ?

    237 = 236 :

    こんなち時に和がいたら頼りになるだろうな

    238 = 225 :

    和は平時の時には頼りになるけど
    こういう孤立無援のサバイバルではあんまり頼りにならなさそうだにゃん

    239 = 229 :

    暫くすると栗ごはんのようなにおいが二人の鼻をくすぐる。
    それよりはずっと渋いにおいであったが、
    二人にとっては久々の甘いにおいであった。

    意図せずしてよだれが垂れる。

    香ばしさをこれでもかと披露する目前の料理。
    今すぐ食べたくてたまらないが少しだけ待つ。
    そして、それから数分、完全体となったそれを二人は皿に盛る。
    付け合わせのタンポポサラダと贅沢して盛った大量のグミの実。

    「うまそうだな」

    「うまそうです」

    「じゃあ!」

    「はい!」

    い た だ き ま す !

    240 :

    クラスメイトまとめて遭難して15少女漂流記やればいいと思った

    241 :

    律たちが発見するころには
    澪梓は痩せ衰えて人外のような姿に…


    242 = 229 :

    幸福だった。たった三日間ろくなものが食えなかっただけでもこうも違うのか。
    百合根とどんぐりのパンケーキはパサついていたし、苦かったが、
    二人に底知れぬ福音をもたらした。あまくてしょっぱくてうまい。
    パンケーキと栗ごはんがタッグで組んでも決して挑めぬ実力者がそこにはいた。
    ソースのかわりのつもりだろうか、グミの実がまた憎い。
    酸味が確実にどんぐりと百合根の甘みにスポットを当ててくれる。
    付け合わせのタンポポサラダも普段とは違う顔を見せ、胃袋も大満足。

    ドングリは少し消化に悪いが、よく噛んで食べたので心配はないだろう。
    澪と梓はボロボロと涙を流しながら、これを食した。

    243 = 241 :

    あめ玉7個と沢の水で2週間生き延びたってこの間ニュースで言ってたが
    水さえあれば結構生きられるもんだな

    244 = 241 :

    だれか保守たのむ

    245 :

    じょしゅ

    246 = 229 :

    食後のティータイムにはタンポポ茶を飲んだ。
    日干ししたタンポポの根を細かく刻み、
    弱火でじっくり焙煎してから入れる茶だ。
    胃を強くしてくれるうえ、比較的飲みやすい。
    サプリメントのように干したヘビイチゴを飲み込む。
    これは腸に効くらしい。

    「うまかったなあ、梓」

    「うまかったです」

    二人は既にタンポポティ-の苦さもほとんど気にならなくなっていた。

    247 :

    澪梓組はゴラムみたいになってそう

    249 = 241 :

    朝まで残ってますように

    250 :

    >>1のせいで知識が増えてやばい


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