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    元スレ唯「さばいばる!」

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    みんなの評価 : ★★
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    151 = 134 :

    小さい頃の体験て大事だな
    専門的なのもあるけーど

    152 = 30 :

    三人は短パンに布をはおって着替えをおえた。
    体調のすぐれない唯が涼宮宅の衣服を整理して、
    紬がかまどに火をつけて食材を探しつつ調理を始め、
    律は集落の外に出て何かないか探索する運びとなった。

    「ばにーがーる?なんでこんなのがあるんだろ?」

    涼宮宅はなによりとにかく衣服が充実していて、
    食べ物や役立ちそうなは見つけられなかったけれど、
    唯は多くの服を見つけて洗った。虫食いも少なく比較的清潔だ。

    下着もいくつかあって、各種サイズが取り揃えてある。

    「うーん、女性服のお店だったのかなあ?」

    とりあえず真水で洗って、干せるだけの衣服を干しておいた。
    石鹸や洗剤の類があればいいけど、そんなものは見つからない。

    「とりあえず服はいいかなぁ、かわいいシャツもあったしぃ」

    唯は胸にハイブリッドとかかれたシャツを手に、紬の手伝いに向かった。

    153 :

    ギコギコの人?

    154 = 97 :

    さばがいばって

    155 = 30 :

    ちょっと休憩。さるさん面倒だし。

    157 = 30 :

    >>156
    こいつ誰だよwwwwwww

    もしかして俺と同じのマンションの人?
    俺は山との腹だけが友達の男だよwww

    158 :

    >>156
    投稿時間を見るにただのID被りだな

    159 = 30 :

    >>153
    なにそれ、うまいの?

    160 = 76 :

    まぁまぁいいからいいから

    161 = 69 :

    全員生存がうれしいなと思いながら俺はトラックのエンジンをかけた

    162 = 112 :

    とらっくは、らめぇええええええええ

    163 :

    >>161
    それでどうやって海を渡る気だ?

    164 = 30 :

    「ごっはん、ごっはん!!」

    かまどに火をつけて出てきたのはいいが、正直言えば食べられる植物の特徴なんてほとんどしらない。
    とりあえず勢いででてきたものの食糧など無人島では手に入る気もしない。
    しかし、やるといったし、なんとかなりそうだし紬は集落のなかをかけていった。

    朝比奈とかかれたなんだかかわいらしい門扉のうちの前、
    そこでなぜだか急に気になって庭にはいって行ってみる。

    「あらあらー」

    庭には家庭菜園の跡がそこかしこあって、ハーブがいくらか自生していた。
    ハーブは案外生命力のある品種が存在するので驚くほどのことはない
    使う分だけを摘み取って、さらに庭を見渡す。
    雑草も多いが、まだ生きている植物もあるかもしれない。
    とりあえずはハーブを持ち帰って、誰かに暇ができたら探索しよう。

    「塩とかないけど、まあいいかしら」

    165 = 69 :

    ーー俺のトラックに、常識は通用しねえ

    166 = 30 :

    とりあえずセージの葉をそのまま鍋につっこんで火をかける。
    多分セージティーとスープの親せきのようなものができるだろう。
    塩味がどうしても出せないが、乾パンのともに飲めればいい。

    「むぎちゃん、ただいま」

    戸口で唯が立っている。

    「服はいっぱいあったよ、ごはんはまだ?」

    「ちょうどよかった。ちょっと一緒に食べ物があるか見に行ってほしいんだけど」

    「うん、今日のごはんは乾パンと何かなぁ?」

    セージ汁です。

    「これからとれる食材しだいね」

    167 = 95 :

    サバイバルでwwwww鯖wwww威張るwwww

    168 = 142 :

    塩味は海水から塩抽出して出せばいいんちゃう……?

    169 :

    海水で塩はつくれんの?

    170 = 30 :

    庭の雑草をかき分けて入ると、裏手には畑の跡のようなものがある。
    雑草が多い。もしかしたら植物が埋もれているかもしれないが、
    道具も何もない今探すのは面倒なばかりでなかなか進展しないだろう。

    「唯ちゃん、今日はハーブスープと乾パンにしましょ」

    セージ汁です。

    「うん、スープがあれば乾パンも食べられるね」

    汁です。

    「じゃあ、別の作業しましょうか」

    「なにするの?」

    「……塩、食べたくない?」

    製塩、これも無人島生活では避けては通れない難題だ。
    テレビ番組のように塩が最初から提供されるはずもない。
    砂糖以上に生存に不可欠な調味料、無人島で手にはいるのだろうか。

    171 = 95 :

    >>169
    沸騰させきればでてくるんちゃう・・・?

    172 = 149 :

    いろいろ見てると単純に海水を沸騰させて塩作るとにがりが・・・

    173 = 76 :

    自殺島にとにかく海水を煮沸したがるヤツがいてフイタ

    174 = 30 :

    どきどき!唯紬製塩ショー!!

    「質問なんだけど、塩分は海水飲むだけじゃだめなの?」

    「海水を飲んで塩分をとると肝臓などの内臓に負荷があるのでおススメできないの」

    「じゃあ、どうするの?」

    「ある程度の塩がほしければ、ビニールシート式塩田法ね」

    「びにーる?」

    「そう、ひなたに穴をほってそこに海水を汲んで流し込む」

    「地面をお椀みたいに使うんだぁ」

    「そして海水が少し蒸発するたびに海水をたして、お椀のなかの塩分量を高めていく」

    「そうすると、最終的に塩がとけきれなくなって出てくるんだね!」

    「正解!」

    「でも、これって時間がかかるよね?」

    「だから私たちは別の方法でいくのー」

    175 = 45 :

    しえんしえん

    177 = 30 :

    「ちなみに>>174はあくまで理論上のことだから、最終的には煮詰めるの」

    「結局煮詰めるんだね」

    「こっちのがいい塩が出やすいのよ」

    「じゃあ、私たちはどうするの?」

    「煮ます!」

    「結局煮るの?」

    「うん、でもね割ときれいな塩がとれる方法があるのー」

    「なっ、なんだってー」

    178 = 30 :

    まず、大量の海水とたくさんの布と大きな鍋を用意します。
    海水を十枚ほどのぬのでろ過しながら鍋に移します。

    「細かな不純物は塩ができるのに役立つから、粗めの布でのゴミ掃除をイメージしてね」

    その後、鍋を火にかけて少し白くなってきたら鍋から海水をこしながら別の鍋に移します。
    そのまま煮ていって塩の濃度を高めます。

    「ビニール塩田と一緒だね」

    その後、海水をにていき白い結晶が出て少したら火を消して30分ほど放置します。
    ここでは煮詰めずに、白い結晶が出たら少しは火をとおしても煮詰めず放置です。

    「煮詰めるとにがりも出ちゃうからね」

    30分後には白い結晶をきれいな布で濾し結晶を布で三重ほどに縛って振り回します。
    遠心力でよけいな水分が抜けたらこれが塩です。

    「めっちゃ少ないね……」

    筆者の経験上、5キロの海水で20から30グラムしかとれません。
    これを繰り返して、塩を増やしていきましょう。

    179 = 30 :

    http://www.ajiwai.com/otoko/make/shio.htmのやり方に酷似しています。
    しかし筆者はこんなに煮詰めずに水分がもう少し多い状態で遠心力します。

    なぜかというと、筆者なんかは塩をにつめすぎるとお腹が痛くなってしまうからです。
    これは原因はいろいろあるのでしょうが筆者はなぜだか分りません。

    180 = 86 :

    段々自殺島じみてきたな
    脇道にそれるあたり

    181 :

    そろそろ澪が溝にはまって1抜けする頃合いか

    182 = 134 :

    底なし沼か?

    183 :

    サバ「えっへん!!」

    184 :

    筆者の経験見てると野草の本とか読みたくなる

    185 = 149 :

    >>179
    単純にミネラル分(にがり)が多すぎて腹下してるんじゃない?
    日本人は硬水苦手って言うし

    186 = 30 :

    遭難二日目!りっちゃん無視してBパート!

    「なあ、このベリー系の赤い実って食べれないのかなあ」

    「ああ、ヘビイチゴですか、食べられますよ」

    澪と梓は早朝に食糧探しに出ていき各々が成果をかごやらかばんやらにつめて持ち帰ってきた。
    澪は山のようなヘビイチゴと少量の三つ葉、相変わらずのタンポポを
    梓は数キロのコナラの実とわずかばかりのグミの実を持ってきた。

    187 = 30 :

    「へー、名前は怖いけど、かわいい色だし美味しいのかなヘビイチゴ」

    「いえ、ゲロマズです。豚の餌にもなりません。ジャムにしてもまずかったです」

    梓はそのあとの澪の悲しそうな顔も気にせずにコナラの実、ドングリの選別作業に入った。
    虫食いがあるものはそこらへんに捨て、きれいなものだけを鍋の中に投げ込む。

    「でもそれ薬になりますから水洗いして天日で乾かしといてください」

    「ああ……」

    澪と梓の二人は煮沸した薬缶の水とタンポポの葉っぱ汁を作業中に食べながら
    互いに黙々と目の前の課題をこなしていった。

    ヘビイチゴを洗い終えた澪はドングリの選別を手伝いに行く。

    「なあ、そのドングリってもしかして?」

    「ええ、食用です」

    澪があからさまに敬遠する姿勢を示したので、
    梓がすかさずドングリをフォローする。

    「栗もドングリの仲間です。火さえ通せば食べられますから」

    「そ、そうなのか」

    栗が好きなのだろうか、まあ栗よりだいぶまずいがその点は避けておこうと梓は思った。
    梓がなげこんだドングリのからを澪が破り、中身を別の鍋にいれ仕込みの準備をする。

    188 :

    みお梓は死んでも良い

    189 = 30 :

    「そういえば、無効にきれいな山百合が何本も咲いててな」

    「ユリの根っこは食べられますから後で引っこぬきに行きましょうね」

    「……………」

    澪と梓はドングリを洗濯用のネットにいくつかに分割して入れて針金で気に括り付け、
    水溜りよりも下流で川の水にドングリをにさらしておく。こうすれば三日であくが抜けるのだ。
    二人は作業を終えてからグミの実をおやつとして食べる。久々の甘みは酸っぱさは格別だ。

    「ムギたち元気かなあ……」

    「私たちが生きてるんですから、あの三人が死んでいるはずがありません!」

    「はは、そうだな!」

    作業後ティータイムを終えて、日が高く昇る前に、
    二人は砂浜へと向かって歩き出した。

    塩と仲間の捜索のためである。

    190 = 30 :

    澪はSOSの石をもっとはっきりさせ、浜辺にもかまどをつくって煙を出すことにした。
    砂浜に文字を書き、自分たちがどこを寝床にしているかもはっきりと書いた。
    梓はその横で塩をつくるためにせっせとバケツに塩水を入れて、水溜りまで持っていく。
    澪も途中で梓の作業に合流し、その日は一日中塩作りに精を出すことにした。

    「煮詰めるだけじゃダメなんだ……」

    「詳しいんですね」

    「まあな」

    少量だが塩も生成し、水がめに煮沸した真水と濃度の濃い塩水をそれぞれためた。
    生活の準備はほとんど整ったので、二人は川を上ってみることにした。

    「先輩たちはいるでしょうか」

    「さあな、でも行ってみないことには分からない」

    192 :

    梓がたくましい

    193 = 30 :

    「上流にたどりつくのは無理そうだな」

    思いのほか切り立った崖や鬱蒼とした木々の邪魔も入り、二人の思惑は見事に外れた。
    上流に行くのは無理であることと、上流に人が住めないであろうことがすぐに判明した。

    「ここにいないなら、どこにいるんでしょうか」

    「見当もつかない、三人が一緒に安全な場所で行動してくれているなら幸いだけど……」

    それ以上は言わずに、澪たちは自分たちの水溜りへと帰りつつ、
    タンポポを摘みながら川の横を下って行ったのだった。

    仲間の安否が分からない現状では手の出しようもない。
    澪は秘策を一つ胸に抱えながら、その実行のために必要なものを考え始めた。

    195 = 30 :

    遭難二日目Aパート!

    「ただいまー」

    律はこれといって何も見つけられないまま帰ってきた。
    人の痕跡はまったく見つからず、澪と梓へ心配も募る。
    しかし、唯と紬と生き延びることも重要事項である。
    二人を探すために二人を犠牲にするわけにはいかない。

    「おかえりー」

    「おかえりなさい、じゃあご飯にしましょうか」

    唯がセーラー服、紬がナース服で律を迎える。

    「これが見つけてきた服かよ?」

    シリアスだった律の心情も二人のボケでだいぶ緩む。
    板の間で乾パンと妙な色の汁を囲み、いよいよ飯だ
    太陽の傾き具合からすると夕飯になってしまうのだろうか。
    時計がないと規則正しい生活って不可能なんじゃないかなんて思いながら、
    汁を手に持って飲む。味は青臭かったが独特のにおいが乾パンの単調さを打ち消す。

    「おいしい?」

    「ああ、うまいよ、ムギ」

    196 = 30 :

    遭難二日目Bパート

    澪と梓は帰ってからは塩で味付けしたタンポポ汁を飲んだ。
    水にさらしたタンポポの葉を細かくちぎって塩と煮るだけの料理、まずい。

    「思いのほかはらは膨れたな」

    「明日の朝はユリの根っこたべましょうね」

    「ああ、案外美味しかったりしてな」

    この島の生活は澪に花より団子の意味を教えてくれたのかもしれない。
    少女たちはたった二日で無人島生活で安定軌道に乗ることができた。

    幸運に愛されて、五人の少女たちの二日目の受難は終わる。

    197 = 134 :

    応援してるよー!
    明日も遅くまでやってくれないかなって思うくらい

    198 = 73 :

    >>124 口の中はもっさもっさである。本当にもっさもっさである。もっさもっさカーニバルである。

    こんなくだらない事で笑ってしまった自分を殴りたい

    199 = 30 :

    遭難三日目!Aパート!

    「畑を捜索するぞー!」

    「おー!」

    「おー!」

    今朝は乾パンは食べず、セージ汁をのむなり三人は畑探索へ向かった。
    律は集落の探索でみつけた鉈を片手に雑草をばしばし薙いで進む。
    当初紬が思っていたよりも畑は広そうだ。

    それでも生きている苗があるかないかは微妙なところである。
    注意深く草木を眺めて、野菜の苗をさがそうとする。

    すると、

    200 = 30 :

    キュウリの苗が雑草に囲まれながらも雄々しく生育していた。
    ナスやトマトといった近しい種も数は少ないが生えている。
    それに気付いたのか律も薙ぐのやめて、きゅうりを見ている。

    唯はキュウリをおそるおそる手にして、服でこすってから食べてみる。
    ポキッとキュウリを途中で噛み折る動きはどこか官能的で、
    シャリっという生野菜の音は三人の耳にはずいぶんと久しい。


    「このキュウリ!おいしいよ!」

    紬と律も一斉にキュウリに噛みつく、もっさもっさカーニバルの終焉である。


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