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    元スレ唯「あずにゃん、エレベーター動かない…」

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    みんなの評価 :
    タグ : - + - アリアンロッド + - エレベーター + - エレベーターあずにゃん + - サトシ + - バイオハザード + - バイハザ + - ポケモン + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    202 = 128 :

    よっしゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

    203 :

    よくやるなぁ

    204 = 1 :

    さわ子「澪ちゃん、エレベーターから離れなさい! あんたも危ないわよ!?」

    「えっ…えっ、どういう――」

     さわ子先生はすぐに持っていたバールをエレベーターホールに投げ捨てた。
     そして床に当たったバールが金属音を立てるよりも速く左足で律の身体を蹴りつける。
     小さな背中が扉の中から転がり出る。それからすぐに靴を持ってホールの真ん中まで引きずり出した。

    「せ、先生?! りっちゃんに何を――」

    さわ子「いいからムギちゃんも離れて! 感電するわよ」

     か…感電?
     律が? エレベーターで、感電?

    『皆さん、いったい何があったんですか?! 答えてください!』

    205 = 1 :

     扉の向こうで梓の声が聞こえる。
     でも、ムギと先生というストッパーを失ったドアは少しずつ閉まっていく。
     やがて梓の声も鉄扉にされる。

    「お…お姉ちゃんがまだ中に!」

     閉じていくドアに駆け寄ろうとする憂ちゃんをムギが捉まえ、抱きしめる。

    「ダメ! 今行ったら憂ちゃんも危ないの」

    「でも……おねえちゃんが、お姉ちゃんがしんじゃう! はなして!!」

    「――憂ちゃん!!」

     乾いた音がした。
     ムギが…憂ちゃんの頬を、平手で打った。

    206 = 128 :

    上手に焼けました~

    207 = 1 :

     扉の向こうで梓の声が聞こえる。
     でも、ムギと先生というストッパーを失ったドアは少しずつ閉まっていく。
     やがて梓の声も鉄の扉に遮られる。

    「お…お姉ちゃんがまだ中に!」

     閉じていくドアに駆け寄ろうとする憂ちゃんをムギが捉まえ、抱きしめる。

    「ダメ! 今行ったら憂ちゃんも危ないの」

    「でも……おねえちゃんが、お姉ちゃんがしんじゃう! はなして!!」

    「――憂ちゃん!!」

     乾いた音がした。
     ムギが…憂ちゃんの頬を、平手で打った。

    208 = 162 :

    17分掛けての誤字修正とか胸熱

    210 = 57 :

    保守されるのが気持ち良いんだろ

    211 = 128 :

    こんがりっちゃん

    213 :

    俺も追いついた
    でもエレベーターの構造がどうなってるかよく分からない

    214 = 127 :

    しえんっ!

    215 :

    止まってるエレベーターの上から律が助けに来てると思ってた

    216 :

    さわ子「~~~~~~~~~!!」

    「が、頑張れー!2人ともー!」

    さわ子「~~~~~~~~~~!!!!!・・・はあ・・・はあ・・・開かないわね・・・」

    「はあ・・・はあ・・・」

    「まあまあお2人さん。どいてみなってー。澪ー、定規貸してー。」

    「い、いいけど、定規なんかどうするんだよ・・・」

    「ここをなー、こうやってなー、んー・・・カチャカチャ」

    スーッ

    「開いた!」

    「へっへーん!エレベータのドアは真ん中の隙間のフックを上げると簡単に開くんだぜー!」

    「りっちゃんすご~い!」

    さわ子「はあ・・・はあ・・・先に・・・やりなさいよ・・・」

    217 :

    >>200
    >エレベーターから出た下半身が
    確かエレベーターの天井は扉をこじ開けた所から30センチ下にあるんだよな?
    てことは、下半身がエレベーターから出てるってのが律の下半身が澪達の方へ向けて倒れてるという解釈で良いなら
    どうやって律の下半身は30センチの高さを上がってきたんだ?
    バナナの皮で滑るような倒れ方しないとそうはならないような…

    218 :

    凝ったことしようとして訳わかんなくなってる感が

    219 :

    扉を開けたところから上半身を突っ込んでるんじゃないの?

    220 :

    うつぶせにねっころがって下半身は扉の外に
    顔はエレベーターの天井の通気孔のとこにってことだろ
    だから膝を折って這い出したんじゃね

    221 :

    とにかく、続きはまだか。

    224 :

    >>1を見る限り結構な量の書き溜めがあると思うんだけど
    何がどうしちゃったの?

    226 :

    「……ごめんね、ごめんなさい、憂ちゃん」

     ムギは憂ちゃんの頬をさすり、もう一度しっかりと抱きしめる。
     憂ちゃんのすすり泣く声がした。
     そのすぐ前ではさわ子先生の腕の中で、気を失った律が横たわっている。

    「あっ……え、その……やだ……」

     やだ、いやだよ。
     なんでこんなことになってるの?

    「りつぅ……りつう!」

    さわ子「あっちょっと澪ちゃん落ち着いて――」

     律は目を覚ましてくれない。
     私は何度も律の身体を揺さぶる。
     律は笑ってくれない。
     誰かが律にしがみ付く私を抑えようとしている。
     律は、私の名前を――

    227 = 226 :

    「りつ、起きろよ、おきてよ…もうこんなのやだよ!!」

     顔が熱くなって、目に涙が溜まってくのが分かった。
     私は動かない律を抱きしめて、泣きじゃくっては祈った。
     何もできない子供みたいに、ひたすら心の中で唱えた。

     神様…。
     神様、どうかお願いです。
     律を、唯を、梓を……お助けください。
     ムギや憂ちゃんに笑顔を返してあげてください。

     神様、どうかお願いです。
     みんなをこれ以上苦しめないでください――と。

    229 :

    まとめを待つが吉か・・・

    230 :

    思い出なんていらないよ
    だって今深く強く愛してるから
    思い出光る大人のような甘味な贅沢
    まだちょっと遠慮したいの

    231 :

    ぐちゃぐちゃしすぎだなあ
    唯と梓がベタベタしてるところだけ書けば良いのに

    232 = 226 :

    【2010年08月15日 18:52/Nビル構内】

     がこん。
     室内照明がついた時に浮き足立った心は、ついさっき天井裏でドアの閉まる音と共に叩きつけられた。
     一瞬出られそうだと思ったのに私たちはまた閉じ込められてしまう。

     とはいえぽっかり空いた通気口の分だけ、新鮮な風が届いている。
     手すりに足をかけカバンをぶつけてまでこじ開けた甲斐は確かにあった。
     通気口に携帯を掲げれば、まれにメールの送受信ぐらいならできると分かったのが大きい。
     もっとも最初に思いついたのは唯先輩だったけど、先輩はすぐバランスを崩してしりもちをついてしまった。

     そんな唯先輩は今、危険な状態にあった。
     顔を赤らめ、意識も定かじゃない状態で、うわごとをあえいでいる。
     熱中症で間違いなかった。
     睡眠不足も祟ったんだと思う。

     下着姿の彼女に霧吹きでミネラルウォーターを浴びせる。
     カバンから引っ張り出した教科書であおぐ。
     ……そうしていると唯先輩の口元に、わずかな笑みが生まれる気がするのだ。

     密室の熱気の中でその微かな笑みは、小さな氷菓子のように私を勇気付けてくれる。
     がんばらなきゃ。唯先輩は私が守るんだ。
     私は応急処置を続ける。

    233 :

    唯梓とか糞作品しかない

    234 :

    頑張れあずにゃん!

    235 :

    >>233
    おまえが思うんならうんたらかんたら

    236 = 226 :

     発症したのは四時半を過ぎた頃だ。
     一時前辺りから急に室内が暑くなってきて、みるみる熱気に満たされていった。
     はじめ「あずにゃん室温下げてー」なんてはしゃいでいた唯先輩も、三時過ぎぐらいからみるみる元気をなくしていった。

     そして四時過ぎ、澪先輩へのメール送信が成功して喜んでいた矢先……急に唯先輩が倒れてしまう。
     通気口からのメール送信で頭が一杯だった私は、唯先輩の顔色の変化に気づいていなかった。
     最初の失神は数秒程度だったけれど、次第に私の言葉にも反応しなくなった。
     そうして五時を過ぎる頃には気を失ったような状態になってしまった。

     律先輩の助けが来るまで水分すらなかった。
     だから、せめてと唯先輩のシャツを脱がして下着姿にしてあおぎ続けた。
     今も膝元に、唯先輩をあおぎ続けた数Bの教科書がある。
     背表紙が指の汗で湿って破れてしまっている。

     ちなみに、スカートの方は二時ごろには脱いでいた。
     いま私が着ているのがそれだ。
     これについては……やっぱり忘れとこう。うん。
     汚れた私の下着についても、見ないことにする。

    237 = 226 :

    「……っ・・・・・ぃ…・・・・・・s……」

     首元にヒヤロンタオルを当てると、かすれた声で何かをつぶやいた。
     少し微笑んでいるように見える。
     もしかしたら、夢の中でアイスか何かと勘違いしたのかもしれない。
     そんな場合じゃないのにちょっとほっこりした気分にさせられてしまう。

    「…ぁ・・・・・ん……」

     ……名前を呼んでくれてる、のかな?
     うん、そういうことにしとこう。
     夢の中にも私がいてくれたら、そんなにうれしいことはないし。


     もう十時間近く閉じ込められているから、唯先輩とはいろんな話をした。
     ギター。軽音部。勉強。好きな音楽。昔書いた将来の夢。好きな食べ物。
     聞けば聞くほど唯先輩のいろんな一面が知れて、私はますます惹かれていった。
     話せば話すだけ唯先輩は私に興味を持ってくれて、それがとても心地よかったんだ。

     たしかに、朝に屋上で唯先輩と気まずい雰囲気になったときはどうなるかとは思った。
     実際は唯先輩がすぐに不安を取り去ってくれたんだけど。

    239 :

    あずにゃん漏らしたのか…

    240 :

    >>239
    え?オナったんじゃないの!?

    242 = 226 :

     いろいろ話していったら、二人で土手に行った日のことへと話がおよんだ。
     七月部活最後の日の夕方、先輩たちは次の日から夏期講習。
     ……私もあの日は変にアンニュイになってたんだと思う。

      『はいあずにゃん、ここで問題です! 私がそのとき食べたアイスは次のうちなんだったでしょーかっ』

      『なんですかそれ!』

      『いち、バニラバー! に、・・・・・・えーっと、なんにしよっかな』

      『選択肢は考えてから出題しましょうよ?!』

     そんな、たわいもない話だったのに。

      『ねぇあずにゃん。……なんであの時、抱きしめてくれたの?』

    243 :

    りつぅ

    244 = 226 :

     言えなかった。
     さすがに、本当の気持ちなんて。
     ちょっと前から憂には応援されていたけれど、律先輩の言い分ももっともだったから。

      『……たまには、そういう気分になったってだけですよ』

      『あんなに泣いたのに?』

      『えっと…部活が終わって先輩たちと離れるんです、そりゃ泣く子もいるんじゃないですか?』

      『あの日もいろんなこと話したよね。今までの日々が夢だったらどうしよう、とか』

      『そうでしたっけ』

      『あずにゃん。なにか悩みあるんだったら、遠慮なく言ってね?』

      『その言葉だけで十分うれしいですよ』
      
      『……えへへ』

     そんなの、言えるわけないですよ。
     あなたへの気持ちが、すべての悩みの原因だなんて。

    245 = 229 :

    早く寝ようよ
    明日でいいじゃんもう

    246 :

    もしかしてリアルタイム書いてるの?

    247 :

    無理すんなよ

    248 = 226 :

     唯先輩の気持ちも、分かってないわけじゃなかった。
     私一人で抱えてた時はうぬぼれだと思い込ませてたけど、憂も律先輩もそうだと言ってくれた。

     律先輩は私たち二人の様子から自然と察してくれて、話を聞いてくれた。
     律先輩が知ってるぐらいだから、澪先輩も考えていてくれたんだと思う。
     そして私の唯先輩への想いを全部聞いてくれて、けれども律先輩はこんな話をした。

      『やめといた方がいいって。梓たちのためを思って、とか私にえらそうなこと言えないけどさ』

      『そんな……女性が女性を愛することって、そんなにおかしいんですか?!』

      『おかしくねーよ。私は、唯とお前ならすごくお似合いだと思う』

      『でも、じゃあなんでですか!』

      『……昔話、していい?』

    249 = 220 :

    過去wktk

    250 = 226 :

      『澪って昔っから人付き合い苦手じゃん? 小学校のときとかクラスにあんまなじめてなかったわけよ』

      『やっぱり澪先輩の話なんですね』

      『うるせー、昔話って言った時点で覚悟しとけ。んで澪のやつ、友達になりたての頃とか二年ぐらい私にべったりで』

      『うわあ……のろけ話ですか』

      『なっ…ちげーっての!』

     あの頃の澪かわいかったなー、なんて遠くを見つめて言う律先輩が素直にうらやましかった。
     自然に友達と喋れるようになったのはここ最近だから、幼なじみってほどの友達もいないし。

      『でもべったり過ぎてからかわれたりしたんだよね』

      『へぇ。それで助けてあげたみたいな、ちょっといい話系ですか?』

      『あっそっち聞きたいー? じゃあ私がクラスの男子三人をまとめて――』

      『いや結構です』

      『ちぇ、つれねーなぁ梓は。 ……でさ、からかわれてたんだよ』

      『なんてですか?』

      『あきやまみおはネクラなレズ女だって』


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