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    元スレキョン「なあハルヒ、ちょっといいか?」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 阪中 + - とある魔術の禁書目録 + - アリア + - キョン + - シリアス + - ハルヒ + - パワポケ + - 上条 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    106 :

    おいおいこのまま落ちちゃったらみくるちゃん涙目にして
    長門と古泉あわてさせただけじゃないか
    どうオチつけるのか楽しみにしてたのに

    107 = 74 :

    落とさないようにしようぜ

    109 :

    キョンが消されたのか

    110 :

    無茶しやがって…

    112 :

    >>1が消されたんだな

    113 :

    日付が替わってしまった

    115 :

    微笑は良かったな

    116 :

    >>108
    5歳とは思えぬ肖像

    117 = 116 :

    15歳だな
    俺も疲れてるらしい

    118 :

    期待してる

    119 = 111 :

    ほっほ

    120 :

    122 :

    うんこ

    123 = 121 :

    眠い

    124 :

    おしりブリュンヒルド

    125 :

    終わり?

    126 :

    ねぇ、キョム

    128 :

    彼は

    129 :

    ガンダム

    130 :

    133 :

    キョン「かといって…なにから始めればいいことか…」

    ハルヒ「みくるちゃんたちに謝る過程でも考えればいいんじゃないの?」

    キョン「なあハルヒ、俺たちが入学してすぐの頃をおぼえているか」

    ハルヒ「若年性健忘症を患っている覚えはないわね。忘れるわけないじゃない」

    キョン「なら話ははやいな」

    ハルヒ「記念すべきSOS団を設立したばかりのころでしょう?」

    キョン「ああそれだ。部室でも言っていたが、朝倉涼子ってのがいただろう。クラス委員長の」

    ハルヒ「いたわね」

    キョン「お前、最初のころはあいつのことを疑っていただろう。前置きもなく国外転校するなんておかしいって」

    ハルヒ「なつかしいわね。結局、妙に豊かな暮らしをしていたってことくらいしか掴めなかったけど」

    キョン「いまはどう思う?」

    ハルヒ「そりゃあ今でも引っかかってはいるわよ。でも、あり得ない話ではないから納得するほかないわね」

    キョン「あり得ない話ではない、か」

    134 :

    おっと……?

    135 = 133 :

    ハルヒ「それで朝倉の話はもうおしまいなの? それともあいつのところへ電話でもして所在を確かめれば満足?」

    キョン「駄目だな。仮に連絡先がわかっても、仮にいますぐ会いに行けたとしても…結果はみえている」

    ハルヒ「どういう結果よ?」

    キョン「間違いなく朝倉はそこにいることだろう。おそらくは今この瞬間、俺がそうしようとした直後にそう仕組まれる」

    ハルヒ「…ハァ?」

    キョン「実際それに似た体験はすでに済ませている。そんときはお前も含めてすべてが仕組まれていたけどな」

    ハルヒ「あたしも含めて…?」

    キョン「お前も含めてだ。もしかしたら、俺自身が気づけないだけで俺もそのように仕組まれていたのかもしれないが」

    ハルヒ「…想像もつかない話ね。内容がみえてこないわ」

    キョン「当時の俺だってそうだったさ。それに加えて、いまは自分の記憶すらも疑わなくちゃならない可能性か…きついな」

    ハルヒ「あんたの妄執のほうが幻で、それを疑うべきだという考えはないの?」

    キョン「妄執…俺が? 確かにその可能性は考慮していなかったな。しかしそれはないさ。あいつらに得がない」

    ハルヒ「中学の頃にはあたしのまわりにいたわよ、そんなの。宇宙人です、付き合ってください…ってね。相手にしなかったけど」

    キョン「その話は谷口あたりから聞かされたこともあるな。しかし…事実だったのかよ」

    ハルヒ「ようはあんただって普通にみえて、その実、そういうのと変わりなかった…とも考えられるでしょう?」

    136 = 133 :

    キョン「そうかもしれないな。いや、間違いなく今日を過ぎればそういう結末になるんだろう。だって…」

    ハルヒ「だって…なに?」

    キョン「あなたの見間違いなのでは、と言い逃れられたこともある。そのときは頷くほかなかった」

    ハルヒ「あたしには古泉くんたちが…そういうことを言っているところが想像できないわ」

    キョン「それくらいに今日までの俺はうまくやれていたんだろうさ。まがりなりにも御役目を与えられていたからな」

    ハルヒ「……」

    キョン「ま、現時点で強制的なロックは為されちゃいないだろうし、今日だってお前といるあいだは大丈夫だろう」

    ハルヒ「そういうファンタジーをあたしに告げて、なんになると思っているの?」

    キョン「まずはお前に理解してもらうしかないんだよ。だから俺が経験してきたすべてを伝える。あいつらが隠してきたこともな」

    ハルヒ「隠してきたことって…」

    キョン「証拠だってあるぶんは全部だす。あいつらが普通じゃないってことさえお前に納得させられれば…変えられる」

    ハルヒ「なにをよ?」

    キョン「あいつら主体の流れをだよ。そしてすべてはその後だ。だから、まずはそこまで詰めるほかない」

    137 :

    完結させろよ?お兄さんとの約束だぞ?

    138 = 133 :

    ハルヒ「ふーん…それでまずは何から始める気なのよ」

    キョン「このまま歩きながらでいい。順を追って体験談を話していくから聞いてくれ」

    ハルヒ「いいわ。約束だもんね。馬鹿げた話でも体面上くらい黙って聞いてあげる」

    キョン「さっき言ってた朝倉だが…あいつは世にも恐ろしい宇宙人兼殺人鬼だ」

    ハルヒ「…は?」

    キョン「長門もそれの仲間で、なんでもありの魔法みたいな力を持っている」

    キョン「朝比奈さんにいたっては未来人で、時空間を移動するような能力を持っている」

    キョン「古泉に限っては定義が少々面倒そうだが、はやい話が超能力者ってことらしい」

    キョン「そして俺は、これらすべてを目の当たりにしている。つまりお試し体験コース修了生ってこった。以上」

    ハルヒ「…それを信じろっていうの?」

    キョン「そのとおりだ」

    ハルヒ「前に喫茶店で言ったわよね。これと全く同じような話をあんたからされてさ」

    キョン「言ったな。そんときお前はなんて言ったんだっけ」

    ハルヒ「ばっかじゃないのっ!」

    139 :

    >>1が凄く頭が悪いから
    どうしようもない話になってるな

    140 :

    こっからどうやって進展するんだよ……
    と思わせながらもちゃんと進展するんだろうから大丈夫だ

    141 :

    もっと速く

    速くしないと>>139がデレちゃう

    142 = 133 :

    キョン「…まあそうなるよな。俺もこれらを言葉だけで納得させるのは無理だと解っているさ」

    ハルヒ「まるで出来の悪いSFね。それも寄せ集めの」

    キョン「…かつての俺とまったくもって同一の思考だな」

    ハルヒ「せめて宇宙戦争かタイムトラベルか超能力のどれかひとつに絞るべきだわ」

    キョン「事実が多すぎるせいで却って信憑性が薄れる…か。まさかそれが狙いであいつら…」

    ハルヒ「どうしたの?」

    キョン「いや、考えすぎか。ともかく俺がやることは、それにどれだけの信憑性を持たせるかってことだ。おっと」

    ハルヒ「どうしたの? …って、なんで広場のベンチをひっくり返してんのよ」

    キョン「確かここに…」

    ハルヒ「まさかまた仕込んでたの?」

    キョン「正解。でもやっぱり駄目か。ひとつめが潰されていた時点で期待しちゃいなかったが」

    ハルヒ「…ずいぶんとシビアな宝探しなことね」

    キョン「証言者がいても証拠がないんじゃな…法廷でも一笑に付されるだけか」

    143 = 133 :

    キョン「なんいせよ、まだ残された手立てはある。それはいいとして…この場所に見覚えがあるだろう?」

    ハルヒ「この神社? たしか映画撮影のときにワンカットぶん使った憶えはあるわね」

    キョン「使ったかどうかはどうでもいい。それより、あのときハトがいたよな?」

    ハルヒ「ハトなんかどこにだっているじゃない」

    キョン「ばか言え。あんなアルビノでも起こしたかのような白バトの群生が日本の神社になんているかよ」

    ハルヒ「いたらおかしいっていうの?」

    キョン「生物学的に考えておかしいだろうが。そもそも日本の神社といえば土鳩と相場が決まって…」

    ハルヒ「でも、現にいるじゃないの。ほら、そこで餌をあげてる人もいるわ」

    キョン「…なんだと?」

    ハルヒ「きっと物好きが近くで放したんでしょうね。それが自然繁殖して…あるいは神社側の人寄せ戦略かも」

    キョン「外来種や変異種が野生するなんて…という観点もあり得ない話ではない…で片づけられるか」

    ハルヒ「なんならそこの人に事情を聞いてきてあげるわ。出所をはっきりさせれば済む話でしょ」

    キョン「…いや、いい。おそらく時間の無駄だ。なんだかんだと言いくるめられるのが目に見えている。いつものパターンだ」

    ハルヒ「…なによそれ。人が気を利かせてやっているってのに」

    キョン「矛盾をつけば破綻させられると思っていたが…それも潰されたか」

    144 = 133 :

    キョン「こうなりゃついでだ。あのとき捕まえたオスの三毛猫がいただろう…って、普通はそれだけで驚けるレベルなんだが」

    ハルヒ「まさかあの猫、実は名探偵だぞ…なんて言いだすんじゃないでしょうね」

    キョン「ちょっと違うな。喋るんだよ、シャミセンはな。人間と同等かそれ以上の知性も備えていた」

    ハルヒ「…でも今は喋ることができなくなった。そう言いたいんでしょ?」

    キョン「そうだ。データにも納めていたんだけどな…どうせそれも徒労と終わることだろう」

    ハルヒ「次から次へと…よくもまあ並べたてられるものね」

    キョン「いまにして思えばな、あの時にでもお前に打ち明けておくべきだったんだと思う」

    ハルヒ「シャミセンが喋るところを? そもそもさ…なんでいまはそうじゃない、って話にいつも行きつくわけ?」

    キョン「すべてがそうなのさ。そう仕組まれていた。野球大会でのバットも、衣服と肉体への刺し傷も、夢幻館も、それら以外の諸々も…」

    ハルヒ「……」

    キョン「あれらは俺のためにやっていたんじゃないんだ。こういうケースに備えて、隠滅してやがったんだよ」

    キョン「じっとしていれば状況は悪くなるとわかっちゃいたんだけどな…安全の保障がなかったから動けなかった」

    キョン「お前だって最初のころは、こうやって不自然なことを頑なに否定するようなやつじゃなかった」

    キョン「確実に状況は悪くなっていたんだ。だから…もう動かざるを得なかった。証拠を集めりゃなんとかなるって薄い望みに賭けてな」

    キョン「お前だっておかしいと気づいているだろう? 何かがおかしいと本当は思っているんじゃないのか?」

    145 :

    はやく佐々木に会いに行けや

    146 = 133 :

    ハルヒ「…何かがおかしい…ね。それならあるわよ」

    キョン「たとえば何処だ? 団活動における大体のことなら俺のほうから裏事情を説明できるはずだ」

    ハルヒ「本当に? だったらなんでも答えてくれる?」

    キョン「あたり前だ。そうするしか俺に道はないからな」

    ハルヒ「実はあたし…ずっと引っかかっていたことがあるのよ。あんたと同じようにね」

    キョン「…俺と?」

    ハルヒ「あんたたち…そう、あんたを含めてのSOS団員。有希やみくるちゃんや古泉くん…ずっと何かを隠していたでしょう?」

    キョン「だからそれらがいま説明していることなんだよ。あいつらは…いや、俺含めてのかつての俺たちは…」

    ハルヒ「違うわね。それだと矛盾しているわ。いまのあんたがやっていることのほうがおかしい」

    キョン「…どういうことだよ?」

    ハルヒ「根本への質問よ。動機ってやつかしら。あんたの話じゃ、みんなは不可思議なことを隠そうとしていたんでしょう?」

    キョン「まあ…そうなるが…」

    ハルヒ「どうしてなのよ?」

    キョン「だから…何がだ…?」

    ハルヒ「どうしてそれが必要なの? それにあんた、どうしてこの場であたしを頼っているの? あんた…何か隠しているわね」

    147 :

    わくてか

    148 :

    さてどうなるか?

    149 :

    まるで出来の悪いSFね。


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