元スレキョン「なあハルヒ、ちょっといいか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
51 :
ハルヒ「賭けって…なんのことよ?」
キョン「ハルヒ、お前に質問させてくれ。お前は俺とあいつら、どちらを信じる?」
ハルヒ「どちらをって…どちらをだとかじゃなくてSOS団は…」
キョン「頼む、曖昧な回答はやめてくれ。どちらかひとつの二者択一だ。でなきゃチャンスにすらならん」
ハルヒ「…本当に何が言いたいのよあんたは! いきなり支離滅裂なことを言いだしたと思ったら…!」
古泉「なるほど…先ほどのあなたの主張がもし本当だとした場合、我々は強大な相手になるんでしょうからね」
ハルヒ「古泉くん…?」
古泉「なぜ涼宮さんを頼るのかについては、僕には先ほどのお話からは大凡の推測しかできませんが…」
ハルヒ「…なんなのよ」
古泉「どうやら彼は、涼宮さんを切り札としてみておられるようですね」
キョン「そうさ。選択するのはお前だ。情けないが俺にとっての方法もそれしかない。俺ひとりなんて、こいつらの前じゃカマドウマ以下だ」
ハルヒ「…悪いけど、どう考えたってあんたの話を信じろだなんて…土台無理な話だわ。荒唐無稽すぎるのよ」
キョン「だったら今すぐに信用しろとは言わない。今日一日だけでいい。その間、俺に付き合え。必ず信じさせてみせる」
ハルヒ「今日一日って…もう夕方よ。いまからなにをするつもりなのよ?」
キョン「最初に言ったはずだ、ずっとチャンスを窺ってたってな。それも含めての賭けなんだよ、コレはな」
52 = 51 :
ハルヒ「…わかった。今日だけはつきあってあげる」
キョン「本当か。信用していいんだな」
ハルヒ「七夕のことが引っかかるしね。ただし、それだけ言うってことは余程の自信があるってことなのよね?」
キョン「あたり前だ。でなきゃ言うもんか」
ハルヒ「だったら、それが達成できなかった場合はその妄言はとりやめるのよ」
キョン「もちろんそうなるだろうな」
ハルヒ「ついでに、今日のこともカタをつけて皆とももとの関係に戻る。それでいいわね?」
キョン「負ければもとの関係どころか…いや。それでいい。ただし、ひとついいか」
ハルヒ「なに」
キョン「俺はお前とだけでいたい。外部からの干渉は一切なしだ。妙なことも起こらない。すべてが普通に、だ」
ハルヒ「またなにか言いだすつもり?」
キョン「念慮してくれるだけで十分だ。例えば前振りもなく未知のモンスターが現れたり、空から放射線が降ってきたり…」
ハルヒ「なによそれ…」
キョン「俺の手荷物が別の何かとすり変わったり…有るはずの物が消えてたり…なんてこともあり得ないってな」
ハルヒ「…馬鹿バカしいけど約束だからね。いいわ、今日だけは文句を言わないであげる。今日だけはね」
55 = 51 :
キョン「…よし」
みくる「……」
キョン「朝比奈さんに長門、古泉」
古泉「まるで今生の別れのようですね」
キョン「以前の俺ならともかく、今の俺にはそういう言葉が…もう本物の脅迫にしか聞こえないな」
古泉「考えすぎなのではないでしょうか」
キョン「そうだな、我ながらどうかしていると思うぜ。あの頃の俺ならいまの俺に対して冷たい視線を送っていることだろう」
長門「……」
キョン「…お前にも昔は感謝していたはずなのにな。だがもう操り人形を演じるのはゴメンだ」
長門「…………」
キョン「じゃあな、超常現象トリオ」
ハルヒ「あ、待ちなさいよ! …古泉くん、有希。みくるちゃんを頼むわね」
長門「わかった」
56 :
とっとと書け太郎
58 = 51 :
ハルヒ「ちょっと…そんなに走ってどこへ行く気よ…!」
キョン「時間がないんだから急ぐしかねえだろがっ!」
ハルヒ「急ぐってどこへよ!?」
キョン「俺の手荷物なんかの物証がさっき消されちまったからだ…まあ予測してたけどな…!」
ハルヒ「ハァ!? あのブランクデータが証拠だっていうの?」
キョン「だからアレは消されちまっただけで本来はちゃんと撮れてたんだよ…!」
ハルヒ「どういう手品よ…任意にデータだけ消すなんて。まるで都合の良い魔法じゃないの。あるわけないわ」
キョン「文句は言わないんじゃなかったのか…? はぁ…はぁ…ちくしょう、もっと運動しとくべきだったな…」
ハルヒ「なんでそんなに急ぐのよ…時間がないってどういうことなの…?」
キョン「もたもたしてると手を回されちまうからな。それよりはやく、こちらが手を打つ…っと、ここだ!」
ハルヒ「ここ…ってあんた、なんで自動販売機の下を漁ってんの?」
キョン「すこし黙っててくれ…くっ…ん? よし、あった!」
ハルヒ「なんでそんなところに茶封筒が…?」
キョン「チャンスを窺ってたって言っただろ。長門や他の連中への対策はしていたんだよ。これは手荷物のコピー品だ」
ハルヒ「…まるで宝探しじゃないの。それで、中身はなんなの?」
59 :
いいぞ
もっとやれ
60 = 51 :
キョン「コピー品だって言っただろ。だからこっちのメモリーには映画撮影のときの…なに…?」
ハルヒ「…あら、ほんとにコピー品ね。中身が空っぽなところもそっくり」
キョン「これを仕込んだのは…ひと月以上前の、それも人気のない放課後だったってのに…」
ハルヒ「あんた…そんなことしてたの…?」
キョン「やっぱり、それくらいはお見通しってわけかい。ってことは自宅も恐らくやられてるだろうな」
ハルヒ「なら、もう手詰まり? あれだけ啖呵切ったわりには情けないわね」
キョン「待てよ、中身が消えてるってのが逆に証拠に…」
ハルヒ「あんたが最初からブランクデータを仕込んでたって可能性があるから駄目ね」
キョン「でもな…俺は今日のために何カ月も…」
ハルヒ「だって内容が超常現象なんでしょう? そんなの状況証拠だけで信用できるはずがないわ」
キョン「だけどな…!」
ハルヒ「あたしじゃなかったらハナから相手にしていないわよ、こんなの」
キョン「…そうかい。まあそうだろうな、昔の俺もそう言っていたんだ。だけど他にもアテはある。急ぐぞ」
ハルヒ「あっ…次はどこへ行く気なのよ…!」
キョン「なにも物質だけが証拠じゃない。消せないものだってあるはずだからな」
63 = 56 :
なんやかんやで>>1、あんたは出来る奴だ
続き期待してるぞ
64 :
行き当たりバッタリで書いてるのか
65 :
読む
67 :
かまわんつづけろ
68 :
いろんな偉人が登場しますね
77 :
なるほど
胸のホクロ程度で同一人物なんてわらわせるなってことだよなたしかに
78 :
つまりはみくるの声が気持ち悪いってことですね
79 :
こんなくだらないSSの為に誰が保守なんてするか!
80 :
早く
81 :
なんだ逃げたか
82 :
ふふう原作者ですら逃げ出すのだ…所詮>>1には荷が重すぎたか・・・
まあいい奴は四天王でも最弱…ククク任せたぞ>>85!
83 :
早く・・・
85 :
86 = 78 :
エンドレスエイト
無限ループ入りますた
87 :
なんだこれ?
なんでおまえらこんなの保守してんの?
57点くらいのレベル
60点満点で
88 :
今までハルヒだけ死ねって思ってたけどこのSS読むとみんなが悪いように思えてきた
89 :
さすがもしもし
相変わらず浅はかだな
91 :
驚愕が出たらこういうSSもなくなるのかと思うと
98 :
そ
100 :
ぶ
みんなの評価 : ★★
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