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    元スレ上条「……カメハウス?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 御坂美琴 ×2+ - 美琴 + - しずか + - とある魔術の禁書目録 + - どうせあんたの + - カイジ + - ドラゴンボール + - 一方通行 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 :

    このスレはでっかい宝島

    352 = 232 :

    そうだ今こそ保守

    353 = 267 :

    354 = 345 :

    ほす

    355 :

    武術サイド

    359 :

    DBと魔術・科学のコラボSSは毎回DB勢の圧勝だが・・・




    だ  が  そ  れ  が  い  い


    360 = 134 :

    カメ「申し訳ありません!」

    上条「いや、平伏(?)せんでいいですから」

    美琴「謝るだけじゃ、何やらかしたのか、判んないじゃない」

    カメ「じ……実は、お二人がやってくる時に通った光の件です」

    美琴「あれは要するに、二つの世界を繋ぎ合せた門だったわけよね?」

    カメ「……その通りです」

    361 = 134 :

    上条「そういえば、じーさんの長い話の中に、あの光の件は全く触れられてなかったな」

    亀仙人「そりゃそうじゃ、ワシはカメから少し話を聞いただけで、
        その光とやらを見たこともないんじゃから。
        さっき言った通り、ワシはあちら側の世界に興味も無かったからの」

    美琴「その門がどうしたの?まさか……」

    カメ(やっぱりこの人鋭い……)

    362 = 134 :

    上条「どうしたんだよ、ビリビリ。どんどん顔が青く……ってまさか?」

    美琴「……カメさん、続けて」

    カメ「ええええ、え~とですねぇ、つまり、あの光というか、
       門の原因というか、核というか、空間のひずみとなる要素自体は、自然発生的なものなのです」

    363 = 134 :

    カメ「ただこれ自体は、あちらの方達の説明によると、
       とても不安定で、あてにできるものではないと……」

    悟空「オラ…そろそろ頭がパンクしそうだ……」

    カメ「で、あちらの特殊な技術によって、この空間のひずみを強引に固定化し、押し広げることで
       門を一時的に維持していたわけです」

    上条「ちょっとまって!じゃあ、あの光は学園都市の技術で作られたものなのか!?」

    カメ「……そのはずです」

    美琴(もしかして、学園都市経由のアルバイト紹介サイトで私が応募したときから誰かに……)

    364 = 134 :

    カメ「で、その門を維持する装置のためのエネルギーというのがとても膨大なうえに
       もっとも致命的なのは、その門の核となるひずみは、周期的な発生と消滅を繰り返してるのです」

    上条「つまり、仮にエネルギーや装置の準備が万全でも」

    カメ「はい。核となるひずみが消えれば、意味を成しません」

    クリリン「な~んだ、じゃあむこう側の連中が暗躍できるのは期間限定というわけですか」

    美琴「……」

    亀仙人(……そんな事情、ワシも知らんかったぞ。)

    366 = 134 :

    亀仙人「……ウミガメよ、たしか、おぬしが連中と定期的に会いに行っていた周期は……」

    ウミガメ「はい……およそ14~15年周期です」

    上条「はい?すみません……上条さんは馬鹿なので、わかりやすく言ってくれませんか?」

    ウミガメ「え~その、つまり、もう門は閉じました。あなたたちは戻れません」

    上条「え?」

    カメ「いや、失礼!語弊がありました!一生というわけでありません。、
       だいたい次にその核が現れるであろう、ほんの十数年先まで、上条さんと御坂さんは、
       おうちに帰れない、ということです」

    368 = 134 :

    上条「・・・・・・うそだろ?」

    クリリン(それって深刻な事態じゃあ)

    悟空「オラでもそれがすげーヤバいことだとわかるぞ……」

    カメ「わ・・・私も、旅行から戻って、もぬけの殻になった島をみて、
       これはまずいと思って、すぐにあちらに渡って事情はお話ししたんです!
       門を閉じるのは、ギリギリまで待って欲しい……と。
       ところが、予算とエネルギーの関係で、門を開きっぱなしにして待つわけにはいかないから、
       せめて、いつ頃に、連れ帰るか教えろと言われ……」

    亀仙人「それで……その指定された日時はもう……」

    カメ「はい……昨日でした」

    クリリン「なんてこった……」

    371 = 134 :

    カメ「向こうの方では、おそらく、十数年後のひずみの出現に備えて
       装置の改良予算が組まれ、エネルギーは蓄積に回されていることでしょう
       だ、大丈夫、次はちゃんと帰れますから……」

    上条美琴「……」

    カメ「……まままま、まああれです、ほら、カメ的には十数年なんて瞬きのような短さですし
       その、え~、あの、本当に申し訳ない!!!」、

    372 = 134 :

    美琴「それってさ……、次も必ず扉が開く保証はあるの?
       例えば何かの問題で……プロジェクトそのものが凍結する場合もあるじゃない?」
      
    カメ「……はい、おっしゃるとおりです」

    美琴「SOS信号も……こっちから向こうに打てないわよね」

    カメ「……ハイ」

    亀仙人(いかん、まずいぞ?これはもしかして確認と連絡を怠ったわしとカメの明らかな過失では!?)

    美琴「じゃ、じゃあ十数年間もずっとみんなと……会えない?そんな……」

    373 = 134 :

    美琴「そんなの……イヤよ!」

    上条「あ、御坂!待てよ!」

    悟空「二人とも出て行っちまったぞ・・・オラも追いかけた方が良いのかな?」

    クリリン「馬鹿だな、空気読めよ……二人っきりにさせてやれ」

    悟空「そういうもんなのか?」

    クリリン「はぁ……悟空、お前ってやつは……そういうもんなんだよ」

    374 = 134 :

    自暴自棄になり、逃げるように走る御坂、それを追いかける上条

    上条「おい、ビリビ……御坂!御坂!待てよ!」
    美琴「来ないで!」

    上条「はぁはぁはぁ、やっと追い付いた……どうしたんだ……こっち向けよ」
    美琴「来ないでって・・・っていってるでしょ!」
    上条「お前……(泣いている……のか?)」
    美琴「・・・・・・うっうっぐすっ・・・来ないでよ・・・」

    上条「いや、まあなんだ……まだ帰れないと決まったわけじゃないし」

    そう言ってゆっくり近づく上条

    375 = 134 :

    美琴「……」

    上条「さ、一度戻ろう」

    美琴「……ハンカチ貸して」

    上条「え?」

    美琴「涙拭くから……ないの?」

    上条「・・・悪い」

    美琴「じゃあ……これでいいわよ」

    そう言うと、そのまま上条の胸に顔をうずめる御坂

    上条「え・・・?ちょ・・・御坂さん!?」

    美琴「こういうときくらい……男なんだから黙って胸貸しなさいよ……」

    376 = 134 :

    カメ「あわわわわ、私のせいで・・・どうしましょう」

    悟空「なんかミコトがかわいそうだぞ!なんとかなんねーのかよ!クッソー!」

    亀仙人「(いかん、耳が痛いわい)・・・仕方ないのう」

    クリリン「老師様、どこへ?」

    亀仙人「ちょっと電話」

    377 = 134 :

    美琴「うっうっ…ヒクッ……ぐすん……学園都市に帰りたいよ……」

    上条「……」

    美琴「十年以上も誰にも会えないなんて……そんなのって……うっうう…ぐすっ」

    上条(そうだよな、レベル5、学園都市第3位といっても、こいつは俺より年下の女の子なんだ。
       それに記憶を失った俺とは違う……十数年も家族や友達と一緒に歩んできた元の世界に
       俺よりずっと愛着を抱いてるんだ)

    そのとき、一人の男の言葉が、上条の頭に甦る……

    『守ってくれますか?御坂さんを……
     いつでもどこでも駆けつけて……
     彼女を守ってくれると約束してくれますか?』

    上条(そうだ、俺はあのとき、あいつに答えたんだ。
        あのときの言葉は、勢い任せのでたらめや、はったりなんかじゃねぇ!)

    378 = 134 :

    「もしもし・・・姉ちゃんか?久しぶりじゃのう。実は占って欲しいことがあるんじゃが・・・」

    「え?金?相変わらずケチじゃのう。血を分けたかわいい弟がせっかく・・・え?可愛くないとな?」

    「じゃからそんな大金は・・・わかった!ワシの秘蔵のエロビデオ詰め合わせを送ろう!……なに、いらんとな?
    じゃあマイミクの麻呂君から貰ったzip詰め合わせを……なに、それもいらんと?
    つーか姉ちゃん、まだzipの中身言ってないのになぜ中身がわかる!?もう占ったのか!?」

    「ウン…ウン……そうなんじゃよ、麻呂君は最近全然ログインしてなくて……みくしぃも、もう終わりかのう……て違う!
     今回は結構マジなんじゃよ!本当に頼むわい……」

    379 = 134 :

    上条「……落ち着いたか?」

    美琴「うん、……ごめんね、取り残されて辛いのはあんたも同じなのに」

    上条「御坂、聞いてくれ。俺は悟空やクリリン達に較べれば、本当に無力な存在だ。
       目にもとまらぬ速さで動いたり、でかい岩を動かしたりは出来ないし、何メートルもジャンプすることも出来ない。
       多分、この世界にはもっとすごい奴がうじゃうじゃいるだろう」

    美琴「……うん」

    上条「でもな、俺にだって出来ることはある。それは……ずっとお前のそばにいてやることだ!」

    美琴「え?」

    上条「御坂、俺はこの世界で、絶対にお前を1人にはしない!」

    美琴「バ…バカ、そんなこと言ったら……!」

    上条「俺は本気だ!」

    美琴「……ハァ」

    上条「御坂?」

    美琴(なに舞い上がってんだろ、あたし。こいつは、たとえここにいるのが「御坂美琴」でなくても、
       同じようなことを言うやつなのよ……前にも同じようなことがあったじゃない)

    380 = 359 :

    御坂と上条が悟空とクリリンと共に修行して世界を救うんですね

    381 = 134 :

    クリリン「あ、電話終わったんですか?老師様。えらく長かったけど、どこに……」

    亀仙人「悟空!ウミガメと斗雲に乗って、門のあった場所に確認に行け!早く!」

    悟空「どうしたんだ?じっちゃん?」

    亀仙人「門はまだ完全に閉じておらんのじゃ!ウミガメに案内してもらって見に行って来い!
         金斗雲なら一瞬じゃ!」

    カメ「悟空さん!案内しますからすぐ行きましょう!」

    亀仙人「クリリン!二人を探して呼び戻すのじゃ」

    クリリン「は、はい!」

    382 = 134 :

    美琴(でも、今なら素直になれそうな気がする……)

    美琴「あのね、私ずっと前から言いたいことがあったの」

    上条「なんだ?」

    美琴「私・・・」

    美琴「私は・・・」

    美琴「ずっと・・・」

    クリリン「おーい二人とも!」

    上条「あ、クリリンだ!おーい!」

    美琴「ぬおあ!?(なんで!)」

    383 = 134 :

    ~再びカメハウスに戻る二人~

    上条「元の世界に戻れる!?」

    亀仙人「うむ、先ほど念のため悟空とウミガメに確認に行かせたが、ほぼ間違いないじゃろう」

    美琴「どうしてそんなことがわかるの?」

    亀仙人「なに、わしにもいろいろ人脈があるのじゃよ」

    384 = 134 :

    悟空「じっちゃん確認してきたぞ!」

    カメ「仙人様のおっしゃっていた通りでした~」

    美琴「じゃあ、十年以上も待たなくても元の世界に帰れるのね!?」

    カメ「それが、その、門は皆さんをお連れした時より、光がずっと小さくあやふやになっていまして」

    上条「じゃあ急いで、向かわないと!」

    亀仙人「しかし、ワシのボートでは、あそこまで行くには、最短で半日はかかるぞい」

    美琴「だったら、なおのことでしょ!グズグズしてはいられないわ!」

    亀仙人「まあまて、門がまだ開いているなら、ほぼ確実に1人は助かるわけじゃ。そうじゃろ?」

    クリリン「なるほど、筋斗雲ですか?」

    上条「え・・・?(なんかいやな予感が……)」

    385 = 134 :

    亀仙人「いかにも。ボートで半日かかる距離も金斗雲ならひとっ飛びじゃ」

    上条「ちょっと待て」

    悟空「つまり……どういうことだよクリリン?」

    クリリン「だから、金斗雲に乗れる美琴ちゃんは先に助けて、金斗雲に乗れない当麻さんはボートに乗せて……」

    上条「それは…」

    悟空「あ!そういうことか!クリリン、おめえ頭いいなぁ~」

    上条(ああ~!やっぱ不幸だ!)

    386 = 134 :

    美琴「ちょっと待ちなさいよ!それじゃ、最悪こいつは……」

    上条「……」

    亀仙人「うむ、門が閉じていれば、この世界に独りで十数年間暮らすことになるな」

    美琴「そ、そんなのって!絶対だめよ!」

    亀仙人「しかしそれが今、確実に打てる手の中で最善の策なんじゃよ」

    上条(……)

    上条「……ビリビリ、いや御坂、お前は先に行ってろ」
    美琴「え?」

    387 = 367 :

    しえん

    388 :

    389 = 134 :

    上条「どう考えてもその案が一番ベターな選択肢だろ?
       お前までわざわざ俺に付き合って取り残されるリスクを背負う必要なんてない」

    カメ「上条さん……」

    上条「だ、大丈夫だ。俺、この世界は嫌いじゃないし、みんないい奴だしさ……。
       ていうか、まだ帰れないって決まったわけじゃないんだぞ?
       でも万一残されたら、そうだな、俺も武術を磨いて武闘会に出るのもいいかもな……」

    美琴「ちょっと……(声震えてるじゃない…)」

    上条「そうだよ、別にあそこの世界じゃなきゃいけない必然なんてないんだ……」

    美琴「……やめてよ」

    上条「不幸には慣れてるし、そもそも(記憶の無い俺は別に……)」

    美琴「1人で抱え込むなとか、無理するなとか言って!
       思いっきり無理してんのはあんたの方じゃない!
       もし残るようなことになるなら、私も残る!」

    上条「御坂……」

    クリリン(う、聞いてて思わず涙が……)

    亀仙人「やれやれ、ならやるべきことは決まったのう」

    390 = 134 :



    (金髪)ランチ「話は聞かせてもらったよ!」


    亀仙人「ら、ランチちゃん?そういえば最近、全く姿を見かけなかったような」

    ランチ「チェッ、こんなしけた島、獲るもんとってとっとと1人でおさらばするつもりだったのに、
        そんな話聞いちまったら、見捨てられねーじゃねえか!」

    上条「なにかいい手段があるんですか?」

    ランチ「みんな、浜辺までついてきな!」

    391 = 134 :

    亀仙人「こ、これは最新型の旅客用高速艇!?ランチちゃんどこでこれを?」

    ランチ「本当はジェット機が欲しかったんだがな……
        こんな辺鄙な島じゃ、スピードが出る乗り物はこれくらいしかなかったんだよ。
        みんな早く乗りな!こいつならエンジンも最高だし、あのショボイボートより早く移動できる!」

    上条「ランチさん、だからこの高速艇はどうやって?」

    ランチ「へっへっへ、決まってんだろ?マシンガン持って、ちょっとばかり丁寧にお願いしただけで、
        親切に譲ってくれたよ。」

    上条「え?それって……」

    392 = 134 :

    ランチ「大丈夫だ。船員は逃げちまったが運転はあたしができる。
        万一、ポリ公が追いかけてきても心配無用!そういう修羅場は何度も経験してるからな……くっくっく」

    上条「いや、心配してるのはそういうことじゃなくて……」

    ランチ「おい!クリリン!客が置き忘れたバッグからさっさと金を抜いて集めとけ!」

    クリリン「え?は、はい!」

    美琴「ちょっとじーさん、いいの?」

    亀仙人「は?なんじゃ?なにいってるのじゃ?わしにはなにもりかいできんわい」

    上条(もし捕まったら、ボケたふりしてごまかすつもりだ……)

    カメ(やれやれ、あとで警察と住民の方達に手を回しておかなければなりませんね……)

    ランチ「野郎ども!いくぞ!!」

    394 = 134 :

    とりあえずここまで……
    つぎの投稿で一気に最後まで行くと思います。

    次の朝を迎えるまでには全部投稿終えてるはず……

    395 :

    きたい

    396 = 345 :

    オラわくわくしてきたぞ

    398 :

    なんてこったい


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