元スレ佐天「ですのート……?」

みんなの評価 : ★★★
401 = 246 :
――だから。
立ち上がった瞬間、開いた扉に。
その向こうからいつもの無表情で自分を見つめる御坂妹と、その後ろの決まり悪そうな打ち止めの表情に。
一方通行(………あァ、クソ)
嫌な展開になりそうだと予感して、一方通行は一度だけきつく目を閉じたのだった。
402 = 246 :
【御坂妹→一方通行編】
403 :
嫌な汗が出てきたぜ…
404 = 246 :
という訳でここだけ毛色が違いすぎる一方視点のみ先に投下
ちょっと用事入ってしまったので一端おちる
日付変わる前には再開する予定
408 = 246 :
御坂妹「こんにちは一方通行、とミサカは挨拶の常套句を述べます」
一方通行「……」
御坂妹「はて、挨拶したのに返事が返ってきませんね。ではもう一度、こんにち――」
一方通行「…聞こえてンよ」
御坂妹「…そうですか。返事が返ってこなかったのでてっきり聞こえていないのかと」
一方通行「……」
御坂妹「…こんにちは、とミサカは」
一方通行「――あァあァ分かったよォ!どォもご機嫌麗しいよォで!これでいいかよ」
御坂妹「……はい、とミサカは心から微笑みます」
409 = 246 :
一方通行「何なんだっつゥの一体」
御坂妹「このミサカがあなたに挨拶してはいけませんか?とミサカは―――、
…ああ、どちらかへお出かけでしたか、とミサカは途中で質問を変えます」
一方通行「…コンビニ行くだけだ」
御坂妹「そうでしたか。ではミサカもご一緒しましょう、とミサカはいそいそ玄関へ向かいます」
一方通行「はァ?…、オイ、オマエ何考えてンだ?」
御坂妹「あなたと出掛ける事ですが、とミサカは当然の答えを返します」
一方通行「当然だァ?…ふざけンなよ、それのどこが当然だってンだ」
410 = 246 :
御坂妹「いけませんか?とミサカは首を傾げます」
一方通行「…あァいけませンねェ。―――おいクソガキ、こいつの思考ルーチンチェックした方がいいンじゃねェか?」
打ち止め「……うん…」
御坂妹「ミサカの思考ルーチンは全く問題ありませんでしたよ、とミサカは昨日の調整結果を確認します」
一方通行「そォかい。再検査して来い」
御坂妹「……、このミサカがあなたと出かけようとするのはそんなにおかしいですか?」
一方通行「…おかしい、だろォよ」
御坂妹「――そう、ですか。ですが、ミサカは、」
御坂妹「……ミサカは、」
411 = 246 :
一方通行「………」
御坂妹「……ぁ、――なた、と」
一方通行「……チ」スタスタ
御坂妹「……あ」
一方通行「……」ガチャ
一方通行「……どォすンだよ?」
御坂妹「――え? とミサカは、」
一方通行「あぁうぜェな!来るのか来ねえのかはっきりしろっつってンだろォが!」
御坂妹「…! も、勿論行きます、とミサカは慌ててあなたに追随します」
412 = 270 :
いつの間に支援
413 = 246 :
打ち止め「……」
一方通行「クソガキ、オマエはどォすンだ?」
打ち止め「……ミサカはお留守番してるよ、ってミサカはミサカは手を振ってみる」
一方通行「……そォかよ」
一方通行(何だってンだ一体…)
414 = 246 :
一方通行「………」スタスタ
御坂妹「………」テクテク
一方通行「………」スタスタ
御坂妹「………」テクテク
一方通行(会話がねェ)
御坂妹(思わず押し切ってきてしまいましたがどうしたらよいのでしょうか、とミサカは僅かに混乱します)
御坂妹(こんなに近い距離で歩くのは初めてです、とミサカは――…)
御坂妹(………)
御坂妹(…何故でしょう。どこも不調は無いのに、何だか心拍数に異常が出ているようです、とミサカは疑問を浮かべます)
御坂妹(苦しいの…でしょうか、とミサカは、)
415 = 252 :
避妊具はちゃんと買っとけよ
416 = 237 :
お、来てたか支援
417 = 246 :
一方通行「…おい」
御坂妹「っ! は、はい、何でしょう?とミサカは尋ねます」
一方通行「オマエ何でどンどン遠ざかってくンだよ」
御坂妹「え、あ」
一方通行「……ンなに嫌なら最初から来るンじゃねェよ。うっとォしい」
御坂妹「誤解です、嫌なわけでは」
一方通行「誤解?――それこそ誤解なわけねェだろ。何言ってンだオマエ?」
御坂妹(違います。あなたの傍にいると何だか苦しくて、とミサカは…、どうして、口に出せないのか疑問に思います)
418 = 246 :
御坂妹(口には出せません。ですが、このまま誤解されているのは嫌だと、ミサカは強く思います)
御坂妹(……、なら)タタタタッ!
ぎゅっ!
一方通行「――ッ!?」
御坂妹「……」
一方通行「オ、マエ。何してンだ」
御坂妹「……、あ、『あててんのよ』とミサカは、……うぅ////」
御坂妹(ネットワーク上には誤解を解くための最上手段と上がっていましたが、これは、なんだか…)
御坂妹(原因は不明ですが顔に血が上っているようです、とミサカは己の上体をサーチします)
420 = 246 :
上体→状態
他にも誤字やってそうだorz
>>415
そんな展開にはなりそうにないんだすまない(キリッ
421 :
一方通行の発情が見てみたい
422 = 252 :
わかった
ズボン履く
424 = 246 :
一方通行「…離せ」
御坂妹「……」
一方通行「離せよ」
御坂妹「嫌、です」
一方通行「…こちとら杖ついてンだよ。腕掴まれてたら歩きにくいだろォが」
御坂妹「でしたらあなたが振り払って下さい、とミサカは覚悟を決めます」
425 :
ああああもどかしいいいいィィィ
426 :
暴走はしないのね支援
427 :
かわいいよおおおう
428 = 246 :
一方通行「…あァそォかよ。なら」スッ
御坂妹「……!」プルプル
一方通行「…、」
御坂妹「……」プルプル
一方通行「………」
一方通行(人形みてェだった癖に)
一方通行(こんな、クソガキみてェな表情もできるよォになったのかよ、こいつら)
一方通行(……あァ、クソったれ!!)
御坂妹(……振り払われない?)
429 = 246 :
カララン
店員「いらっしゃいませー」
一方通行「何でガキ腕にぶら下げてコンビニ入らなきゃなンねンだよォ、クソ…」
御坂妹「別にぶら下がってはいません、とミサカは訂正を求めます」
一方通行「あァそォですかァ…もォどォでもいい。…そろそろマジで離せ、カゴ持てねェだろ」
御坂妹「何を買うのですか?とミサカはしぶしぶ手を離しつつきょろきょろします」
一方通行「あァ、珈琲とォ…、」
一方通行(…クソガキに、なンか買ってくか?)
一方通行(…あいつがコンビニ一緒に行きたがらねェなンざ前代未聞だよな)
一方通行(こいつも変だ。やっぱ、なンか問題でも起こってンじゃねェのか…?)
430 = 246 :
御坂妹「……」キョロキョロ
御坂妹「…!」キョロキョロ…ピタッ!
一方通行「……」
御坂妹「……、」…キョロキョロ
一方通行「…オマエよォ、クソガキじゃあるまいし何をそンなにはしゃいでンだよ」
御坂妹「! ち、違います。ミサカはあんなつるぺた幼女と同レベルではありません。こ、これは市場リサーチであり決してコンビニに初めて入ったとか、
ましてやペットボトルの景品のぴよ子に惚れこんだ訳ではないのです、とミサカは弁解します!」
一方通行「あっそォ…」
御坂妹「そ、そうです。理解頂けたようでなによりです、とミサカは」ジィー
一方通行(凄ェ見てるンですけど。ぴよ子に未練タラタラじゃねェか)
御坂妹「こっ、これはこのコンビニ限定、数量限定のレアぴよ子…!見るのは初めてです、とミサカは…!」ダダッ!
一方通行「……楽しそォで何よりなこった…」ハァ
431 = 246 :
御坂妹「この究極の丸み、やはりレアは格が違うとミサカは一流のぴよ子選定師を自称します」
一方通行「意味わかンねェ」ヒョイ
御坂妹「!何をするのですか!いくらあなたといえどもぴよ子を傷つけるのならミサカは」
一方通行「バッカじゃねェの」ポイ
御坂妹「え」
一方通行「あァーあくっだらねェ、こンなもンのどこがいいンだよ…クソガキと言いオマエと言い、妹達連中ってのは揃いも揃ってよォ」
御坂妹「…まさか、買ってくれるんですかとミサカはカゴに入ったぴよ子(レア)を見つめます」
一方通行「…あンなとこでかぶりつきで見られてる方が恥ずかしいンだよ」
御坂妹「…、ありがとう、ございます」
432 = 246 :
かきためた分がつきた
ゆっくりになる
しかし一方さんてどうしてこんなに財布役が似合うんだろうな…
一方さんのヒモになりたい
436 = 241 :
一方さんに養われたい
437 :
・口調がおかしい
・服装がおかしい
・笑い声もおかしい
・顔が怖い
・いつまでも中2病(※黒い翼が生えます)
・借金八兆円
438 = 388 :
二人とも可愛いなあ
439 :
>>437
ありがとう、目が覚めた
440 :
店員「ありがとうございましたー」
御坂妹「缶コーヒー12点…いくら何でも買いすぎでは、とミサカは忠告します」
一方通行「ほっとけ」
御坂妹「カフェインの摂り過ぎは成長を阻害……もう手遅れのようですね、とミサカはもやしボディを眺めて同情します」
一方通行「ほっとけェ!!」
御坂妹「缶コーヒーと幼女へ貢ぐお菓子類の山をぶら下げて歩くもやし…。絶景ですね、とミサカは指で額縁のポーズをとります」
一方通行「…ほっとけ」
442 = 440 :
御坂妹「そんなに意地を張らずとも。ミサカが半分持ちましょうかと先程から親切心で言っているのですから、とミサカは、」
一方通行「…オマエよォ」
御坂妹「はい?」
一方通行「……なンのつもりなンだ? いい加減話す気にならねェか」
御坂妹「…何の、事ですか」
一方通行「オマエのいつもの毒舌がよォやく出てきたのは結構な事だがなァ。――だからこそ今聞きてェ訳だ」
一方通行「何の意味もなくコンビニくんだりまでついてきた訳じゃねェンだろォが」
443 = 440 :
御坂妹「…意味なんて別に、とミサカは…」
一方通行「無い訳ねェだろ」
御坂妹(…意味がなくてはいけませんか、とミサカはあなたにこそ問いかけたいです)
御坂妹(意味がなくては、この瞬間などあり得ないと、そう思うのですか)
御坂妹(……20001号には、意味など求めないのに)
御坂妹(……ミサカは、)
444 = 440 :
御坂妹「……ミサカ、が。あなたと一緒に居たいと思うのは、いけないですか」
一方通行「駄目に決まってンだろォが」
御坂妹「――それは、『ミサカ達』が?『このミサカ』が?」
御坂妹「――『ミサカ達』では無い筈です。あなたは現に20001号と居る、とミサカは推測します」
一方通行「……」
445 = 440 :
御坂妹「ミサカ達の中にも色々な個体が居る事を知っていますか、とミサカはあなたに問いかけます。だから、20001号だけでなく」
一方通行「………駄目だ」
御坂妹「……このミサカだって、」
一方通行「他の個体がどォこォはこの際いい。でもオマエだけは駄目だ」
御坂妹「――っどうしてですか!とミサカは激高します!」
一方通行「―――『どォして』?オマエが、オマエがそれを聞くかよ」
一方通行「オマエ、俺がオマエに何をしたか忘れてンじゃねェのか?」
446 :
もはやノートの効果なのか解らなくなってるな
447 = 440 :
なんか思わぬ方向に
オチの為の伏線つめようとしたらつめすぎた
シリアスとか誰得だよ
あとちょっとで終わる筈だ
448 :
いやなかなかいい感じだ
少なくとも俺得
449 :
打ち止め大激怒
450 = 440 :
御坂妹「……!」
一方通行「忘れンなよ。…あれは、オマエの、記憶だ」
一方通行「『ミサカ達』じゃねェ。『オマエ』の、『御坂妹』の、――『ミサカ10032号』の記憶だろォが」
御坂妹「――操車場。第一○○三二次実験ですかとミサカは問いかけます」
一方通行「おォ、覚えてンじゃねェか」ケラケラ
一方通行「あれは、『他のミサカ』じゃねェ。オマエが俺から食らった全部だろ」
一方通行「簡単に忘れンなよ?――他のミサカはともかく。あのクソガキはともかく。オマエだけは忘れンな」
御坂妹「……」
一方通行「オマエや、オマエの前のミサカに、俺が、何をしたか」
一方通行「――だからオマエだけは、駄目だ」
みんなの評価 : ★★★
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