のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,057,094人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ妹「学校に行きたくないのです」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 麦野 + - エヘヘ + - コレット + - テイルズ + - パンチラ + - プレセア + - リタ + - ルーシィ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter
    501 = 429 :

    捕手

    502 :

    夜だなあ

    503 = 429 :

    だな

    504 = 459 :

    「ふぅ~~~っ」

    「いきなり全力で走るとは思わなかったな」

    「いい色でしょ」

    「ああ、いい色だよな。すごく似合ってるぞ」

    「ほんと? 嬉しいな。この色が気に入って買ったから」

    「こんなんでワインレッドって言うのか。かなりピンクっぽいんだけど」

    「赤系が良かったんだけど、赤やピンクは馬鹿っぽい色しかなかったんですよ」

    「なんで赤系?」

    505 = 459 :

    「理由なんかないですよ。あるのかもしれませんけど」

    「ほんとは俺、すごく感動している」

    「熱血コーチっぽいですね」

    「速かったな。一周走り切ったな」

    「最初は行けるとこまでで、いつでもやめようと思ったのですけどね」

    「ランニングフォームも綺麗だったよ」

    「それだけは意識してました、コーチ」

    「いきなりでもこれだけ走れるんだな」

    506 = 459 :

    「ね。自分でもびっくりですよ。感覚的にもかなり速かったのです」

    「もっと走りたい?」

    「いや、もういいです。自分でなんか納得しちゃったから」

    「俺もゆっくり走って来ようかなあ」

    「兄さん、一緒にジョグしませう」

    「おし」

    「トラックだと邪魔になるから、大回り一周で」

    「それでいいや。行こう」

    507 = 493 :

    お帰りです!

    508 = 459 :

    「……ゆっくり走りませう、兄さん」

    「……うん」

    「ふぅ。フフフフ」

    「何かおかしい? 何笑ってる?」

    「いえ、何にも。頭空っぽです」

    「『アハハハハハ、ウフフフフフ』はやらないのか?」

    「アハハハハハ。ウフフフフフ」

    「棒読みかよ」

    509 = 459 :

    「兄さん、そんなにやりたかったの?」

    「いや、そういう訳じゃ……」

    「最初にやったじゃないですか。お約束で」

    「そう言えばそうだな」

    「あと、あれはね、畑の中とかでするんですよ」

    「そうか」

    「背の高い草? とか植えてるようなとこ」

    「トウモロコシとかサトウキビとかか」

    510 = 429 :

    お帰りなさい

    511 = 483 :

    512 = 459 :

    「そう。草の陰に隠れて、『こっちだよ~』とか」

    「『どこだよ~』とか言うんだな」

    「ここみたいに、広くて何にもないとつまらないです」

    「そうだな」

    「あと、野原の斜面とかですね」

    「なんで斜面?」

    「穴ぼこが空いてたりして、つまづいて転んじゃったりして」

    「あ、その辺足元注意をしろよ」

    513 :

    いいぞもっとやれ

    514 = 459 :

    「マムシが出るの?」

    「出ねーよ」

    「『捕まえてごらん、あっ』とかって転んじゃって」

    「『ほ~ら捕まえた』とか言うのか。人生大変だな」

    「あ~、一周結構長かったですね」

    「ひょっとして1キロぐらいあった? そんなにはないか」

    「そこでゴールですね。ゴール」

    「ゴール。ふぅ」

    515 = 459 :

    「ふぅ」

    「歩くか……」

    「はい……」

    「……このまま帰ろうか……今日は最初だし」

    「はい……そうしませう」

    「疲れた?」

    「それなりに」

    「また来ようか……」

    516 :

    規制解除きたぁぁ!!

    支援

    517 = 459 :

    「そうですね」

    「それじゃ、運動公園さようなら」

    「さようなら。また来るよ~」

    「いい陽気だな。夜でもあったかい」

    「兄さん、桜、綺麗ですよね」

    「さっき来る時に、俺言ったろ」

    「目に入ってたようで、入ってませんでした」

    「そか。緊張してたのかね」

    518 = 459 :

    「この辺から見るのが一番綺麗です。照明あるし」

    「そうだな。ライトアップみたいになってるしな」

    「満開ですね」

    「いつまで持つのかな、花」

    「美人薄命……」

    「縁起でもないこと言うなよ」

    「美人と薄命だったら、私は美人の方を選ぶのですが」

    「そりゃ誰だってそうだと思うけどな」

    519 :

    エロは無くなったのね

    520 = 459 :

    「私は意外に生命力あると思いますよ。心配しないでください」

    「今度の土曜、昼間に花見でも行かないか?」

    「桜はもういいです。お花見もなんか……」

    「陽気も良くなって来たし、日に当たりに行こうよ」

    「日なたぼっこなら、ベランダでしているのです」

    「昼間出るのはイヤか」

    「そうでもないんですけどね。知ってる人に会いそうな感じがイヤなのです」

    「じゃあ俺は知らない人?」

    521 = 459 :

    「兄さん、それ新しいですね。ちょっと想像力が刺激されました」

    「なんかまた、アレなナニだろ」

    「そうなのですけど、もうちょっと深い感じも」

    「どう深いのかね。と、つい聞いてしまうな」

    「いえ、もし兄さんが私の知らない人だったとしても、私は兄さんを見つけると思うのです」

    「ぬ」

    「仮定の話ですから。でも見つける手間が省けました」

    「お前が赤ちゃんだった頃を思い出したよ、急に」

    523 = 459 :

    「恥ずかしいですよ、それ……」

    「まあいっか」

    「何が『まあいっか』なんですか?」

    「まあいいだろ」

    「いいですけど……」

    「あー。夜の散歩も……もうすぐ家か……」

    「兄さん、私ね、一回学校行かなきゃって思っているのです」

    「何だってぇ?」

    524 = 459 :

    「いつまでも兄さんに迷惑かけていられないですし」

    「待て。学校行く気になったのか?」

    「いいえ。やっぱりあそこは魑魅魍魎の巣です」

    「…………」

    「妖怪教師と女子生徒の皮を被った豚変化と男子の形をした小鬼で溢れています」

    「お前の目にはそう映っているわけだ」

    「自分で学校に話をつけに行こうと思っているのですよ。後で話しますから」

    「わかった。後で聞くよ」

    525 = 459 :

    ここで休憩を挟みます。いいよね?

    526 :

    いいえ

    527 = 446 :

    帰ってこいよー!ずっと待ってるからなー!

    528 :

    良いよ 続き待ってるよ

    529 :

    もしもし解除

    支援して待ってるよ

    531 :

    うそ・・・だろ・・・・・?

    535 = 446 :

    ガッ

    536 = 459 :

    (帰宅)

    「ただいま」

    「ただいま。お前のいない家に帰ってくるのは久しぶりだな」

    「出迎えがいませんね。では、お出迎えの儀式を行わねば」

    「どんな儀式だよ」

    「外の邪を祓い、内なる性欲に溺れるのです」

    「お前、家に帰った途端そんな調子だな」

    「お出迎えのキスぐらいでよろしいでしょうか?」

    「お前さ、こないだ『キスが怖い』って言ってなかったか?」

    539 = 459 :

    「キスは、するのはいいかもですが、されるのが怖いのです」

    「じゃあさ、してもいいぞ。キスぐらいなら」

    「でも兄さんに待ち受けられてると思うと、もうダメなのですね」

    「難しい奴だな」

    「『お兄ちゃ~~ん、チュ』とかできれば、きっと一番いいのでしょうが」

    「昔はそれに近かったけどな」

    「私にも人並みに羞恥心はあるのです。成長しましたね」

    「そう言われて、何て返したらいいんだ。え?」

    541 = 459 :

    「いいですか、兄さん」

    「なんか怒ってる?」

    「『兄さんはハグぐらいしてやりゃあ、落ち着くよなぁ、どうどうどう』って言われたら?」

    「すまん。でもそうじゃないと思う」

    「そうじゃないのに、そういう風に言うから!」

    「おいで……」

    「だめ」

    「ごめん。悪かった」

    542 = 446 :

    兄貴も少し疲れてるんじゃないか?心配だな

    543 :

    「今ハグされるのも、怖くなったのです」

    「大丈夫か?」

    「はぁ。大丈夫ですよ。ごめんなさい」

    「俺は、お前が可愛いんだよ……」

    「じゃあ私が油断してる時に、そっと肩を抱いてください。そしたら私、泣いちゃいますから」

    「いきなり泣くなよ。俺だってそんな器用じゃない」

    「私、兄さんの前で泣いてませんね。泣いたらチャンスですよ」

    「何のチャンスだよ」

    545 = 543 :

    「めくるめく愛欲チャンスです。美女と野獣の」

    「勝手に野獣にするなよ。俺、そんなタイプじゃないぞ」

    「兄さんの着ぐるみを脱いだ野獣が牙を向くという意味なのです」

    「わかったわかった。立ち話もなんだから、座って話をしよう」

    「井戸端会議でしたねえ。あらあらや~だわ」

    「さっきの話の続きな。聞くよ」

    「待って」

    「え?」

    546 = 543 :

    妹は急に、俺に抱きついて来た。
    細い身体でギュッと俺を抱きしめながら、俺を見つめている。
    俺は不意に妹の唇を奪いたくなったが、ぐっと堪えた。

    妹が、少し笑った。
    さっきの運動公園のコーナーで見せた、あの微笑だ。
    何故だかわからないが、俺はちょっと涙ぐみそうになった。

    548 = 543 :

    「えへへへへへへ」

    「何だよ」

    「兄さん、油断してたから」

    「油断してたよ。ああ」

    「……ずっとこうしたかったですよ」

    「……うん」

    「あの時と同じ顔してた。今」

    「あの時って?」

    549 :

    脱いだ

    550 :

    何故脱いだw


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 麦野 + - エヘヘ + - コレット + - テイルズ + - パンチラ + - プレセア + - リタ + - ルーシィ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について