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    元スレ唯「ムギちゃんのはつこい」

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    みんなの評価 :
    タグ : - けいおん! + - ヘテロ(NL) + - + - 完結 + - + - 琴吹紬 + - 百合 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    「いやあ、だって」

    「澪って、ムギには優しいし」

    「ええ? でも、優しいっていうかそれは……」

    「いやいや、りっちゃんや私に対しては厳しいのに、
      ムギちゃんにだけ優しいんだよ?
      勘違いされても仕方ないよ」

    「それはちが……」

    「昨日だって、同じ小説を買ったのも」

    「澪ちゃんと共通の話題を作るため……?」

    「嘘!? うそだよな、そうだと言ってくれ……」

    「いやあ、でもこうして考えてみると」

    「真実としか思えなくなってくるよね」

    「全部つじつまが合うもんな」

    「うそだあああ!」

    52 = 34 :

    佐藤先生いたわ、シュガーって呼ばれたわ

    54 = 1 :

    「まあまあ、あくまでも仮説だから」

    「ただし現時点でもっとも有力な仮説」

    「……うう……」

    「うーん、他にムギちゃんが好きになりそうな人は……」

    「なんていうか、こんなこと考えても意味ないんじゃ……
      ムギの交友関係はよく分かんないし……」

    「まあそうだねえ、
      お金持ちの家には色々と交流があるだろうし」

    「金持ち同士の恋愛か、私らが入れる問題じゃないな」

    「『ああ紬さん……僕はこんなにも君を愛しているのに……!
       僕らには決められた許嫁がいるんだ……!』」

    「『親が決めた結婚なんて無視すれば良いわ……!
       私を連れて一緒に逃げてください、地の果てまでも……!』」

    「みたいな感じ」

    「すごい偏見だな」

    55 = 1 :

    「でもま、ムギが誰を好きかは
      やっぱ本人に聞かないと分かんないか」

    「そうだなー、そこは唯がムギに……」

    ガチャ
    「私がどうかした?」

    「うおう!」

    「ななななななななあんでもないですよ!?」

    「あらそう?
      私の名前を呼ばれた気がしたんだけど」

    「いやー違うんだ、
      そろそろ田舎では麦を収穫してるのかなってさ、あはは」

    「ふうん、そうだったの」

    「あはは……」

    「じゃあ、れ、練習しようか。うん」

    「あ、澪ちゃん」

    「ん?」

    56 = 1 :

    「部活が終わったら……ちょっと残ってもらえないかしら」

    「!!」

    「!?」

    「……え?」

    「話したいことがあって……
      あ、時間がないならいいんだけど……」

    「え、あ、あー、いや大丈夫だ、大丈夫、うん大丈夫」

    「そう? 良かったわ、じゃあ……よろしくね」

    「………………うん」

    「あーちょっとトイレ行きたくなっちゃったなー!!
      なあ唯!!」

    「そうだね!! ちょっと紅茶飲みすぎちゃったねー!!」

    「あら、今日は紅茶だしてないけど」

    「ほらトイレ行こうぜ!! ほら澪も!!」

    「え、あ、おう!!」

    「ちょっと待っててねムギちゃん!!」
    ガチャ

    57 = 8 :

    支援した

    58 = 27 :

    かまわん続けろ

    59 = 1 :

    トイレ。

    「おい、どういうことだこれは……」

    「ムギちゃんが澪ちゃんを……
      話があると言って……
      部活後に居残らせる……!」

    「急展開! 急展開だぞ!」

    「ばか、決めつけるのは早すぎる!!
      全然関係ない話かも知れないだろ……」

    「フッ……そんなふうに自分に言い聞かせるのはよせ」

    「どう考えても告白じゃん。
      私の仮説は当たってたね」

    「ええっ、で、でも……」

    「いやーこれは告白だよ、
      百人中百人に聞いても告白だと答えるね」

    「いや確かにそういうシチュエーションかも知れないけどさあ……」

    60 = 24 :

    なんだ澪か良かった…ハァ…

    61 = 1 :

    「うん、まあ澪の言うとおりさ、
      告白じゃなくて全然関係ない話をしたいだけかも知れないよ」

    「でも告白という恐れも捨てきれないわけだし」

    「告白された場合にどうするかを決めよう」

    「どうするか、って……」

    「告白にOKする……は、ないよね」

    「そりゃまあ……私は同性は好きじゃないし」

    「とすると、ムギの告白を断る、か……
      しかしその場合、ムギをなるべく傷つけず、
      部活内での調和が崩れないようにしなければならない!」

    「ええ、難しいなあ……」

    「澪ちゃんならできるよ、
      口は微妙に達者じゃん」

    「その褒め方、引っかかるなあ」

    64 = 24 :

    何か物足りないと思ったらカサカサしてる奴がいないな

    65 = 1 :

    「ともかく、なんて断るかだ」

    「うーん、そうだなあ……まあ無難に…… 
      『ムギの気持ちはうれしいけど、
       そういう気持ちで接することはできないよ……ごめん』」

    「ううん、いいの……気持ちを伝えられただけで満足だから」

    「うん……でも、ムギは私の大事な友達だから。
      友達としてなら……一緒に、いられるから……」

    「……ありがとう、澪ちゃん……」

    「おー、唯のモノマネ似てるな~!」

    「でしょでしょー!」

    「唯のモノマネより私の断り方に対する評価をお願いします」

    「え、ああ、いいんじゃないか?
      無難すぎる気はするけど」

    「まあ及第点って感じかな~」

    「厳しいなお前ら」

    66 = 1 :

    「じゃあ音楽室に戻るか」

    「そ、そうだな……」どきどき

    「緊張してるの?」

    「ああ……告白って、
      する側だけじゃなくてされる側も緊張するもんなんだな」

    「ムギちゃんの方がもっと緊張してるよ」

    「まあそうなんだろうけど……」

    「おいおい、告白されるとは限らない……って言ってたの澪だろ、
      なんでお前が一番その気になってんだよ」

    「し、仕方ないだろ……!」

    3人は音楽室に戻り、
    紬とともに練習を始めた。
    しかし3人……とくに澪はまったく練習が手につかず、
    昨日の紬のように失敗を連発したのであった。

    結局一度も完璧な演奏が出来ないまま、
    部活の終了時刻を迎えたのであった。

    67 = 24 :

    ミスリード臭いが果たして…

    68 :

    寿先生ってオチか

    69 = 1 :

    「じゃ、じゃあ……私ら、帰るわ」

    「頑張ってね」

    「? うん、また明日ね」

    「あ、ああ……」

    「じゃあねー」
    ガチャバタン

    「……」

    「……」

    「……」

    「……」

    「……」

    澪の顔をじいっと見つめる紬。

    「……ムギ?」

    「あ……いえ」

    70 = 1 :

    さっきまで楽器の音に満たされていたとは思えないほどに
    音楽室は静まり返っていた。
    外はもう暗く、運動部の掛け声も聞こえない。
    夜の静寂の中に、ただ2人。

    「で、ムギ……話って」

    「あ……うん」

    「……」

    「その、恥ずかしい話なんだけど……
      笑ったりしないでね……」

    「わ、笑わないよ。
      ムギの真剣な気持ちを、笑うなんて……」

    「ありがとう……あのね」

    「……うん」

    「えっとね」

    「うん」

    71 :

    わくてか

    72 = 1 :

    ちょっと中断
    30分後か1時間後か1時間半後に再開します

    73 :

    >>72

    おい

    74 = 24 :

    ↓ここからコマーシャル

    76 :

    ムギが山澪なんか好きな訳ないだろ

    77 :

    「ムギちゃんのはごつい」

    84 = 1 :

    再開

    85 :

    よしこい

    86 :

    よし、続けろ

    87 = 1 :

    「何から話せば良いかな……」

    「……あ、焦らずに話してくれれば良いから」

    「うん……じゃあ、本題から先に言うわね」

    「う、うん……」

    「澪ちゃん……」

    「はい……」

    「私に眉の整え方を教えて欲しいの」

    「ムギの気持ちはうれしいけど、
      そういう気持ちで接………………え?」

    「自分でも調べてみたんだけど、
      やり方がよく分からなくって……」

    「はァ」

    「澪ちゃんの眉は綺麗だから、
      そういうの詳しいかな、って」

    「まァ」

    89 = 24 :

    流石の展開に俺も苦笑い
    ほっと胸を撫で下ろすのであった

    90 = 1 :

    「……教えてくれる?」

    「そ、それはもちろんいいけど。
      でもなんでいきなりそんな……
      あ、好きな人か……」

    「!! ……唯ちゃんに聞いたの!?」

    「あ、いや違うよ、
      なんか最近ムギの様子がおかしかったからさ、
      悩みとかあんのかな、好きな人でもできたかな、
      ってみんなで話してたんだよ、うん」

    「あ、そ、そうだったの……」

    「ていうか、図星なんだな」

    「…………う、うん」もじもじ

    (可愛い……)

    「だ、誰にも言わないでね……
      唯ちゃんにはいっちゃたけど」

    91 = 68 :

    二期でやりそうな澪嫉妬回先取りか?
    やるな作者

    92 = 86 :

    おいおいムギ、眉毛整えちゃったら告白しても俺断っちまうぞ?

    93 = 24 :

    こいつ最高にアホ

    94 = 1 :

    「うん、まあ誰にも言わないけど……
      好きな人ができたから、
      おしゃれを頑張ってみようということか」

    「うん、恥ずかしいけど……
      まずは小さいとこからって思って」

    「そのままでも充分可愛いと思うけど」

    「え、そ、そんなこと……!」

    「いやー、可愛いって。
      まあムギがやりたいってんなら
      教えられる範囲で教えてあげるけどさ」

    「ありがとう、澪ちゃん」

    「ところで、ムギの好きな人って誰なんだ?
      もしかして軽音部の誰か?」

    「あはは、何言ってるのよ澪ちゃん。
      軽音部には女の子しかいないじゃない」

    「え? ああ、そ、そうだったな……」
     (私がズレてるのか……)

    95 :

    百合じゃないムギュが出る日はない

    96 = 24 :

    もしかしてその想い人は
    「さ」から始まる名前ではありませんか?

    98 :

    なんか最近金髪で眉毛の太い女の子がこっち見てるんだよなぁ

    99 = 12 :

    >>98それ俺

    100 :

    唯紬に最後の希望をもってたのに・・・


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