私的良スレ書庫
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元スレ御坂「私と2度と会えなくなったら、どうする…?」 上条「え?」
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スサノオ「…さあ、今度こそ行ってもらうぞ」
下段から背を向けたまま語りかけるスサノオに上条は叫びかけた
上条「お前いい加減に…!」
スサノオ「いい加減にするのはお前だ!」
あまりの迫力に息が止まりそうになる。
目を丸くしてその背中を見つめた。
上条「スサノオ…?」
スサノオ「大切な人なんだろう?」
上条「なっ」
スサノオ「言わなくても見ていれば分かる」
地獄の騎士が膝をつき、立ち上がろうとしていた。
スサノオ「お前があの時、私に言った言葉は嘘なのか?」
上条「……」
スサノオ「それとも心にもない綺麗事なのか?」
歯を食いしばる。
スサノオ「今こそお前が、戦う時だ」
スサノオ「心配するな、私にも待っている人がいる」
痛いほど良く分かった。
スサノオ「こんなところで死ぬつもりはない」
この男は―――ここで死ぬ気だ
下段から背を向けたまま語りかけるスサノオに上条は叫びかけた
上条「お前いい加減に…!」
スサノオ「いい加減にするのはお前だ!」
あまりの迫力に息が止まりそうになる。
目を丸くしてその背中を見つめた。
上条「スサノオ…?」
スサノオ「大切な人なんだろう?」
上条「なっ」
スサノオ「言わなくても見ていれば分かる」
地獄の騎士が膝をつき、立ち上がろうとしていた。
スサノオ「お前があの時、私に言った言葉は嘘なのか?」
上条「……」
スサノオ「それとも心にもない綺麗事なのか?」
歯を食いしばる。
スサノオ「今こそお前が、戦う時だ」
スサノオ「心配するな、私にも待っている人がいる」
痛いほど良く分かった。
スサノオ「こんなところで死ぬつもりはない」
この男は―――ここで死ぬ気だ
涙が溢れた。
その涙が零れないように仰け反るように天を仰いだ。
それでも止まらない大粒の涙。
その涙を打ち消すように吼える!
上条「うああああああああ!」
上条「スサノオ!」
スサノオ「応」
上条「死んだらぶち殺すぞ!」
その言葉とともに一気に駆け出す。
転びそうになるのを堪えて、全力で駆け上がる。
スサノオはその姿を、背を向けたまま無言で見送った。
その涙が零れないように仰け反るように天を仰いだ。
それでも止まらない大粒の涙。
その涙を打ち消すように吼える!
上条「うああああああああ!」
上条「スサノオ!」
スサノオ「応」
上条「死んだらぶち殺すぞ!」
その言葉とともに一気に駆け出す。
転びそうになるのを堪えて、全力で駆け上がる。
スサノオはその姿を、背を向けたまま無言で見送った。
騎士「まったく、三文芝居もいいところですね」
起き上がり構え言い放つその相手に、スサノオは無言で距離を詰める。
騎士「腕一本と六本、どちらが有利か分からないほど狂ったのですか!」
死霊の騎士の右側に流れるように回り込む。
それを追随するように迫る3本の剣。
それを…動かない左腕で受ける。
騎士「なんっ・・!?」
スサノオ「覇ぁぁぁっ!」
すくい上がるように。
右手に握り締めた剣を振り上げる。
騎士「おおぉ!」
死霊の騎士の『左腕』をまとめてきり飛ばし、間髪入れずに蹴りを放つ!
もんどりうって距離をおく両者。
スサノオはそのまま地に臥し、死霊の騎士は踏みとどまる。
そして死霊の騎士の口からは紫色の霧が漏れ…
スサノオの右腕は土気色に染まり力なく弛緩していた。
起き上がり構え言い放つその相手に、スサノオは無言で距離を詰める。
騎士「腕一本と六本、どちらが有利か分からないほど狂ったのですか!」
死霊の騎士の右側に流れるように回り込む。
それを追随するように迫る3本の剣。
それを…動かない左腕で受ける。
騎士「なんっ・・!?」
スサノオ「覇ぁぁぁっ!」
すくい上がるように。
右手に握り締めた剣を振り上げる。
騎士「おおぉ!」
死霊の騎士の『左腕』をまとめてきり飛ばし、間髪入れずに蹴りを放つ!
もんどりうって距離をおく両者。
スサノオはそのまま地に臥し、死霊の騎士は踏みとどまる。
そして死霊の騎士の口からは紫色の霧が漏れ…
スサノオの右腕は土気色に染まり力なく弛緩していた。
騎士「…やってくれましたね」
スサノオ「……」
騎士「まさかここまでの余力があるとは…しかし」
残った3本の腕をわざとらしく鳴らし問いかける。
騎士「0と3。簡単な算数です」
スサノオは地を這いながら落ちた剣へと向かう。
騎士「あなたがいくら狂っていても、このくらいの計算は出来るはずです」
剣の柄を、咥え、渾身の力で立ち上がる。
騎士「さあ、答え合わせの時間ですよ!」
一気に距離を詰めてくる死霊の騎士
スサノオ(クシナダ…願わくば)
スサノオ(私が帰らぬ時は…)
スサノオ(新しい幸せを…!)
両者は
最後の交錯をした
スサノオ「……」
騎士「まさかここまでの余力があるとは…しかし」
残った3本の腕をわざとらしく鳴らし問いかける。
騎士「0と3。簡単な算数です」
スサノオは地を這いながら落ちた剣へと向かう。
騎士「あなたがいくら狂っていても、このくらいの計算は出来るはずです」
剣の柄を、咥え、渾身の力で立ち上がる。
騎士「さあ、答え合わせの時間ですよ!」
一気に距離を詰めてくる死霊の騎士
スサノオ(クシナダ…願わくば)
スサノオ(私が帰らぬ時は…)
スサノオ(新しい幸せを…!)
両者は
最後の交錯をした
必死に駆け上がった。
みんなが来てくれた。
スサノオが命を賭けてくれた。
これで美琴を救えなかったら…俺は最低の糞野郎だ!
登る!登る!!登る!!!
全力で駆け抜けて遂に鉄の扉にたどり着く。
上条(美琴!)
その扉を全力で押し開けようとして
上条「あ、開かない!?」
最後の最後で、絶望が待っていた。
みんなが来てくれた。
スサノオが命を賭けてくれた。
これで美琴を救えなかったら…俺は最低の糞野郎だ!
登る!登る!!登る!!!
全力で駆け抜けて遂に鉄の扉にたどり着く。
上条(美琴!)
その扉を全力で押し開けようとして
上条「あ、開かない!?」
最後の最後で、絶望が待っていた。
不意に起きた地上での大爆発に御坂とボストロール、両者とも動きを止める。
ボスト「な、なんだぁ!?」
御坂(…今の、落雷!?)
慌てて天を仰ぐ。そこには信じられない量の雷雲が渦巻いていた。
御坂(これで…)
御坂「これで決める!」
最後のコインを握り締めてボストロールを狙いに定める!
御坂「うわあああああああああっ!」
全力で吼える!
そのまま音速の弾丸はボストロールに命中し、
光弾で押しつぶすように弾き飛ばし続ける!
それを追うように前傾姿勢で駆け出す!全力全霊の力を持って雷雲を支配する!
落とす!
一発二発三発四発五発六発!
ボストロールの巨体がピンポン球のように跳ね回り、その口から悲鳴を上げ始める!
ボストロール「うおっいでえ!?いでえええええええええええ!?」
御坂「あああああああああああっ!!」
全ての力を搾り出すように!一滴も残さぬように!決死の覚悟で落とし続ける!
ボスト「な、なんだぁ!?」
御坂(…今の、落雷!?)
慌てて天を仰ぐ。そこには信じられない量の雷雲が渦巻いていた。
御坂(これで…)
御坂「これで決める!」
最後のコインを握り締めてボストロールを狙いに定める!
御坂「うわあああああああああっ!」
全力で吼える!
そのまま音速の弾丸はボストロールに命中し、
光弾で押しつぶすように弾き飛ばし続ける!
それを追うように前傾姿勢で駆け出す!全力全霊の力を持って雷雲を支配する!
落とす!
一発二発三発四発五発六発!
ボストロールの巨体がピンポン球のように跳ね回り、その口から悲鳴を上げ始める!
ボストロール「うおっいでえ!?いでえええええええええええ!?」
御坂「あああああああああああっ!!」
全ての力を搾り出すように!一滴も残さぬように!決死の覚悟で落とし続ける!
御坂は…力尽きていた。
両膝を突いて両手を前に垂らし、肩を落とし頭をうな垂れていた。
最後の落雷の中、ボストロールの肉体が砕け散るのを視認した彼女は勝利を確信していた。
御坂(…勝った)
御坂(……勝った!)
そのまま前のめりに倒れこむ。
もう静電気すら起こせない。
彼女はそのまま気絶しそうになり…
瓦礫の中から立ち上がるボストロールの姿を見て
死を覚悟した
両膝を突いて両手を前に垂らし、肩を落とし頭をうな垂れていた。
最後の落雷の中、ボストロールの肉体が砕け散るのを視認した彼女は勝利を確信していた。
御坂(…勝った)
御坂(……勝った!)
そのまま前のめりに倒れこむ。
もう静電気すら起こせない。
彼女はそのまま気絶しそうになり…
瓦礫の中から立ち上がるボストロールの姿を見て
死を覚悟した
上条は目の前の絶望を殴り続けた。
皮が切れ肉が裂け血が飛び散るのもかまわず殴り続けた。
上条「ふざけんなふざけんなふざけんなふざけんな!」
殴り続ける
上条「こんな板切れ一枚破れねえで何が幻想殺しだ!」
殴り続ける
上条「最強だって神様だってぶっ飛ばしてきただろ!こんな扉ぐらい何とかしろよぉ!」
殴り続け…止まる
崩れ落ちるように両膝をつくと、床に額を打ち付ける。何度も何度も何度も何度も。
上条「頼む…誰だっていい…神様だって悪魔だって…何だって…っ!?」
(精霊ルビスの涙は、小さな奇跡を起こすと言われています)
慌てて左のポケットから宝玉を取り出す。
それを扉の前におくと数歩離れて右手を背中に回し、
額を床に打ち付ける。そして祈る、念じる、懇願する。
上条(俺を…俺を美琴の所に行かせてくれ…美琴に会わせてくれ…!)
皮が切れ肉が裂け血が飛び散るのもかまわず殴り続けた。
上条「ふざけんなふざけんなふざけんなふざけんな!」
殴り続ける
上条「こんな板切れ一枚破れねえで何が幻想殺しだ!」
殴り続ける
上条「最強だって神様だってぶっ飛ばしてきただろ!こんな扉ぐらい何とかしろよぉ!」
殴り続け…止まる
崩れ落ちるように両膝をつくと、床に額を打ち付ける。何度も何度も何度も何度も。
上条「頼む…誰だっていい…神様だって悪魔だって…何だって…っ!?」
(精霊ルビスの涙は、小さな奇跡を起こすと言われています)
慌てて左のポケットから宝玉を取り出す。
それを扉の前におくと数歩離れて右手を背中に回し、
額を床に打ち付ける。そして祈る、念じる、懇願する。
上条(俺を…俺を美琴の所に行かせてくれ…美琴に会わせてくれ…!)
その巨体は、半分が消し飛んでいた。
右胸から右腕にかけて崩壊し、右目も沸騰して蒸発していた。
それでもなお、立ってきた。
正気を失いながら、狂気をもって敵を探す。
周りを見回し、倒れこむ御坂を見つけ
ゆっくりと歩み寄る
御坂(…最後に、会いたかったな…)
目を閉じる
まぶたの裏にその顔が浮かんで…
涙が溢れた
右胸から右腕にかけて崩壊し、右目も沸騰して蒸発していた。
それでもなお、立ってきた。
正気を失いながら、狂気をもって敵を探す。
周りを見回し、倒れこむ御坂を見つけ
ゆっくりと歩み寄る
御坂(…最後に、会いたかったな…)
目を閉じる
まぶたの裏にその顔が浮かんで…
涙が溢れた
>>326
AA略
AA略
その目に飛び込んできたものは、倒れ臥す御坂美琴
彼女に歩み寄る化け物
駆ける
全力で
駆け抜ける
心臓があり得ないほど鳴り響く
目の前が真っ白になる
喜びと、怒りで
様々な感情が入り乱れ、ぶつかり、混ざり、言葉が弾けた
上条「お前が美琴を傷つけるって言うんなら―――」
上条「その幻想をぶち殺す!」
彼女に歩み寄る化け物
駆ける
全力で
駆け抜ける
心臓があり得ないほど鳴り響く
目の前が真っ白になる
喜びと、怒りで
様々な感情が入り乱れ、ぶつかり、混ざり、言葉が弾けた
上条「お前が美琴を傷つけるって言うんなら―――」
上条「その幻想をぶち殺す!」
幻聴だと思った
幻聴でもいいと思った
それでも見ずにはいられなかった
その目に飛び込んできたのはいつもの背中
巨大な化け物にその身一つで立ち向かう、いつもの馬鹿さ加減
そいつが、何だか小恥ずかしいことを叫びながら戦っている
とっくに絞りきって、逆さに振っても一滴もでない
枯れたはずの、力が、何故だか湧いてきた
幻聴でもいいと思った
それでも見ずにはいられなかった
その目に飛び込んできたのはいつもの背中
巨大な化け物にその身一つで立ち向かう、いつもの馬鹿さ加減
そいつが、何だか小恥ずかしいことを叫びながら戦っている
とっくに絞りきって、逆さに振っても一滴もでない
枯れたはずの、力が、何故だか湧いてきた
>>344
俺は大好きだ
俺は大好きだ
奴の体にもうあの刻印はなかった
あいつが絶望的な相手に命を駆けて真正面から挑み、削り取った
今なら負ける気がしなかった
御坂「当麻ぁー!」
名前を叫ぶ
御坂「…幸福の…1セント硬貨!」
あいつはすぐにポケットに手を突っ込んで、こちらに投げてくれた
本当に持っててくれた
そのコインを受け取ると、私は最後の一撃を放って…
気を失った
あいつが絶望的な相手に命を駆けて真正面から挑み、削り取った
今なら負ける気がしなかった
御坂「当麻ぁー!」
名前を叫ぶ
御坂「…幸福の…1セント硬貨!」
あいつはすぐにポケットに手を突っ込んで、こちらに投げてくれた
本当に持っててくれた
そのコインを受け取ると、私は最後の一撃を放って…
気を失った
美琴も上条さんもかっこよすぎるだろ!!!!!!!!!!!
まぁ俺は固法さんに手出さないならそれでいい
まぁ俺は固法さんに手出さないならそれでいい
上条当麻はベッドの上で悶々としていた
あの戦いの後、錯乱状態の中で色々と口走ったような記憶がある
上条(…駄目だぁ!半分以上憶えてねぇよ!)
何度も寝返りを繰り返し、悶える。
スサノオ「怪我人のする事とは思えんな」
戦友が奇行を咎めてくる。
両腕に包帯を巻いてはいるが、もう箸を持つくらいには支障はないようだった。
上条「…お前に俺の気持ちがわかるもんか」
スサノオ「私はいつも素直に気持ちを伝えている。後で思い返して後悔するような事は言っていない」
その言葉を聞いて
上条「うわああああああああああん」
枕を抱きかかえて再び悶えだした。
あの戦いの後、錯乱状態の中で色々と口走ったような記憶がある
上条(…駄目だぁ!半分以上憶えてねぇよ!)
何度も寝返りを繰り返し、悶える。
スサノオ「怪我人のする事とは思えんな」
戦友が奇行を咎めてくる。
両腕に包帯を巻いてはいるが、もう箸を持つくらいには支障はないようだった。
上条「…お前に俺の気持ちがわかるもんか」
スサノオ「私はいつも素直に気持ちを伝えている。後で思い返して後悔するような事は言っていない」
その言葉を聞いて
上条「うわああああああああああん」
枕を抱きかかえて再び悶えだした。
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