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元スレ魔王「ふはは、小さいからといって甘く見ていたな!」
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>196
ksk
ksk
勇者「さて、そろそろ朝食時だな、帰って食べよう」
魔王「私はいい」
勇者「なんで?」
魔王「昨日の夜食べ過ぎたから…あまり食べれそうにない」グゥ
勇者「俺には腹の虫が元気よく鳴ってる気がするんだが…」
魔王「ぐ、ぐぅ!」グゥ
勇者(自分で言ってもバレバレだって…。こいつ、かわいいなぁ)
魔王「私はいい」
勇者「なんで?」
魔王「昨日の夜食べ過ぎたから…あまり食べれそうにない」グゥ
勇者「俺には腹の虫が元気よく鳴ってる気がするんだが…」
魔王「ぐ、ぐぅ!」グゥ
勇者(自分で言ってもバレバレだって…。こいつ、かわいいなぁ)
魔王「おいしい!」パクパク
勇者「それはよかった。にしてもお前、けっこう食べるんだな」
魔王「そうか? これぐらい普通だろう」ムシャムシャ
勇者「いや、子供はこんなに食わねぇよ。特に、女はな」
魔王「…勇者は、よく食べる女は、嫌いか?」
勇者「いんや。元気があっていいと思うぞ。それに、お前は線が細いんだから、もっと食べた方がいいぜ」
魔王「それは胸のことか!?」
勇者「ちげえよ!」
勇者「それはよかった。にしてもお前、けっこう食べるんだな」
魔王「そうか? これぐらい普通だろう」ムシャムシャ
勇者「いや、子供はこんなに食わねぇよ。特に、女はな」
魔王「…勇者は、よく食べる女は、嫌いか?」
勇者「いんや。元気があっていいと思うぞ。それに、お前は線が細いんだから、もっと食べた方がいいぜ」
魔王「それは胸のことか!?」
勇者「ちげえよ!」
魔王「私だって、不思議なんだぞ! こんなに食べてるのになぜこっちに栄養がこないのかわからん!」
勇者「だから、そのことじゃねえって言ってんだろ!」
魔王「じゃあどういうことだ!」
勇者「体全体のことだ。お前、見るからに病弱そうだからな」
魔王「むむぅ、そうか?」
勇者「昨日、魔物食ってるときはびっくりしたけどな」
魔王「そ、そうか?」
勇者「ああ、ちょっと…怖かった」
魔王「ふ、ふはははは! 私を誰だと思っているのだ! 私は全知全能の魔王だぞ! ふははははは!」
勇者「だから、そのことじゃねえって言ってんだろ!」
魔王「じゃあどういうことだ!」
勇者「体全体のことだ。お前、見るからに病弱そうだからな」
魔王「むむぅ、そうか?」
勇者「昨日、魔物食ってるときはびっくりしたけどな」
魔王「そ、そうか?」
勇者「ああ、ちょっと…怖かった」
魔王「ふ、ふはははは! 私を誰だと思っているのだ! 私は全知全能の魔王だぞ! ふははははは!」
勇者「こんな可愛い魔王がいたら困るぞ」
魔王「!」カァァ
魔王「な、なぜだ?」
勇者「殺せないだろ」
魔王「…ふんっ」
勇者「昼から、隣町まで作物を届けることになってるんだが、お前も行くか?」
魔王「なぜ私が行かなければならない? めんどくさい」
勇者「いや、なら別にいいんだけどさ。そうなると、俺、明日まで帰ってこれないから」
魔王「えっ…それは…いやだ」
勇者「お前の飯も作らなきゃならないから、お前も来てくれたら嬉しいんだけど」
魔王「ふ、ふん! お前の飯はまずいが、腹を膨らせることはできるからな、ま、まあ、行ってやらんでもない、ぞ?」
勇者「そうか、よかった」
魔王「!」カァァ
魔王「な、なぜだ?」
勇者「殺せないだろ」
魔王「…ふんっ」
勇者「昼から、隣町まで作物を届けることになってるんだが、お前も行くか?」
魔王「なぜ私が行かなければならない? めんどくさい」
勇者「いや、なら別にいいんだけどさ。そうなると、俺、明日まで帰ってこれないから」
魔王「えっ…それは…いやだ」
勇者「お前の飯も作らなきゃならないから、お前も来てくれたら嬉しいんだけど」
魔王「ふ、ふん! お前の飯はまずいが、腹を膨らせることはできるからな、ま、まあ、行ってやらんでもない、ぞ?」
勇者「そうか、よかった」
魔王「でも、なぜお前が行くのだ?」
勇者「男手が足りないことと、護衛をするためにさ」
魔王「護衛ねぇ…」
勇者「そうだ、この前食った野菜くれたじいさんも来るから、お礼言っとけよ」
魔王「なんでこの私が!」
勇者「じゃあ、もう飯は作ってやらん」
魔王「いいもん! 私はまもの……」
勇者「ん?」
魔王「…なんでも、ない…」
魔王(魔物は食べない! 魔物は食べない!)
勇者「男手が足りないことと、護衛をするためにさ」
魔王「護衛ねぇ…」
勇者「そうだ、この前食った野菜くれたじいさんも来るから、お礼言っとけよ」
魔王「なんでこの私が!」
勇者「じゃあ、もう飯は作ってやらん」
魔王「いいもん! 私はまもの……」
勇者「ん?」
魔王「…なんでも、ない…」
魔王(魔物は食べない! 魔物は食べない!)
勇者「とりあえず、もう用意はできてるから、そろそろ行くぞ」
魔王「む? まだ昼ではないぞ?」
勇者「作物を荷台に置く仕事があるんだ」
魔王「私も手伝うのか?」
勇者「いんや、それは俺とか、男でなんとかするよ」
魔王「私も手伝う」
勇者「え? さっきめんどくさいとか言ってたじゃないか。それに、お前が持てるようなもんはねぇよ」
魔王「なにおう! ならば、絶対に運んでやる!」
魔王「む? まだ昼ではないぞ?」
勇者「作物を荷台に置く仕事があるんだ」
魔王「私も手伝うのか?」
勇者「いんや、それは俺とか、男でなんとかするよ」
魔王「私も手伝う」
勇者「え? さっきめんどくさいとか言ってたじゃないか。それに、お前が持てるようなもんはねぇよ」
魔王「なにおう! ならば、絶対に運んでやる!」
魔王「うう…重いぃ」
「嬢ちゃん、もういいよ、手伝ってくれてありがとさん」
魔王「うるさい! 私はなにがなんでも運ぶ! うぬぅう!」
勇者「邪魔になるからそろそろやめとけ!」
魔王「くそうぅ! なんでだぁ!」
勇者「お前の体重より何倍も重いんだ。無理に決まってるだろ」
魔王「勇者よ…私を甘く見ているようだな…」
勇者「ほう?」
魔王「私はまだ本当の力をみせていない! 見ておけ! ふおおおおおお!」
MPが足りません。
魔王「うわぁぁん!」
「嬢ちゃん、もういいよ、手伝ってくれてありがとさん」
魔王「うるさい! 私はなにがなんでも運ぶ! うぬぅう!」
勇者「邪魔になるからそろそろやめとけ!」
魔王「くそうぅ! なんでだぁ!」
勇者「お前の体重より何倍も重いんだ。無理に決まってるだろ」
魔王「勇者よ…私を甘く見ているようだな…」
勇者「ほう?」
魔王「私はまだ本当の力をみせていない! 見ておけ! ふおおおおおお!」
MPが足りません。
魔王「うわぁぁん!」
勇者「はいはい、ごくろうさん。隣町に着いたらアイスでもおごってやるよ」
魔王「え! アイス? アイスとはなんだ?」
勇者「アイスは、アイスとしか言えないだろ」
魔王「むう、もったいぶるな!」
勇者「町に着いたらな」
魔王「うむ、楽しみにしているぞ」
勇者(…こいつも、最近やっと素直になってきたな)
魔王「え! アイス? アイスとはなんだ?」
勇者「アイスは、アイスとしか言えないだろ」
魔王「むう、もったいぶるな!」
勇者「町に着いたらな」
魔王「うむ、楽しみにしているぞ」
勇者(…こいつも、最近やっと素直になってきたな)
「そうだ、勇者さん、お城に外出許可を取りに行ってくれませんかね?」
勇者「ああ、わかりました」
魔王「私も行く!」
勇者「おう」
勇者(どうか、姫に会いませんように…!)
勇者「すいません、王様に会わせていただけませんか?」
兵「少々お待ちを」
勇者(ふう、これなら会わずにすむな)
勇者「ああ、わかりました」
魔王「私も行く!」
勇者「おう」
勇者(どうか、姫に会いませんように…!)
勇者「すいません、王様に会わせていただけませんか?」
兵「少々お待ちを」
勇者(ふう、これなら会わずにすむな)
姫「勇者様!」
勇者「げっ!」
魔王(! あやつは…)
姫「勇者様、会いとうございましたぁ!」
勇者「ひ、姫様…元気で何よりです…」
姫「昨日は余韻に浸って、何も手がつけられませんでしたわ!」
勇者「そ、そうですか…」
魔王「おい」
姫「? はい?」
魔王「勇者が嫌がってるだろ。やめろ」
勇者「げっ!」
魔王(! あやつは…)
姫「勇者様、会いとうございましたぁ!」
勇者「ひ、姫様…元気で何よりです…」
姫「昨日は余韻に浸って、何も手がつけられませんでしたわ!」
勇者「そ、そうですか…」
魔王「おい」
姫「? はい?」
魔王「勇者が嫌がってるだろ。やめろ」
姫「あら?」
魔王「勇者から離れろ」
姫「あらあら、怒っていますの?」
魔王「離れろという言葉が聞こえないのか?」バチバチ
勇者(バカ! ここで問題起こしたら洒落になんねーぞっ)
兵「王様の準備が整いました。どうぞこちらへ」
勇者(おっ! ラッキー)
勇者「はい、すぐに行きます」
姫「あら、父上に何を?」
勇者「外出許可を頂きに来たんですよ」
姫「そうでしたか…。なら、私はお邪魔ですわね。それでは…」
勇者「はい、さいならー」
魔王「勇者から離れろ」
姫「あらあら、怒っていますの?」
魔王「離れろという言葉が聞こえないのか?」バチバチ
勇者(バカ! ここで問題起こしたら洒落になんねーぞっ)
兵「王様の準備が整いました。どうぞこちらへ」
勇者(おっ! ラッキー)
勇者「はい、すぐに行きます」
姫「あら、父上に何を?」
勇者「外出許可を頂きに来たんですよ」
姫「そうでしたか…。なら、私はお邪魔ですわね。それでは…」
勇者「はい、さいならー」
勇者「…ったく、おい! こんなところで問題起こしてどうすんだよ!」
魔王「だって…お前が…嫌そうだったから…」
勇者「ま、まさか、心配してくれたのか?」
魔王「し、してない! お前の心配なんて、誰がするか!」
勇者「そうか、ちょっと残念」
魔王「え?」
勇者「お前が俺のこと、気にかけてくれたのかと思った」
魔王「そ、そそそ、そんなこと、あるわけないだろう!?」
魔王「だって…お前が…嫌そうだったから…」
勇者「ま、まさか、心配してくれたのか?」
魔王「し、してない! お前の心配なんて、誰がするか!」
勇者「そうか、ちょっと残念」
魔王「え?」
勇者「お前が俺のこと、気にかけてくれたのかと思った」
魔王「そ、そそそ、そんなこと、あるわけないだろう!?」
勇者「ま、それでも、助かったよ。ありがとな」
魔王「ふん、礼を言われる筋合いはないわ」
勇者「そうですかい」
勇者「とってきましたよ、ほら、許可書も」
「はい、ありがとさん」
魔王「こ、この荷馬車に乗るのか?」
勇者「俺は護衛だから馬だけどな」
魔王「私も馬がいい!」
勇者「なんでだよ」
魔王「馬、かっこいいから」
魔王「ふん、礼を言われる筋合いはないわ」
勇者「そうですかい」
勇者「とってきましたよ、ほら、許可書も」
「はい、ありがとさん」
魔王「こ、この荷馬車に乗るのか?」
勇者「俺は護衛だから馬だけどな」
魔王「私も馬がいい!」
勇者「なんでだよ」
魔王「馬、かっこいいから」
勇者「つっても、馬は一頭しかないんだぞ。それ以外は荷台用の馬だし」
魔王「やだやだ! 乗りたい!」
勇者「やれやれ…わかったよ」
魔王「やったー!」
勇者「よいしょっと」
魔王「む、なんでお前も乗るんだ」
勇者「お前一人じゃ心配だからな」
魔王「むぅ…前が見えないではないか」
勇者「我慢しろ。ちゃんと、俺の体につかまっとけよ?」
魔王「やだやだ! 乗りたい!」
勇者「やれやれ…わかったよ」
魔王「やったー!」
勇者「よいしょっと」
魔王「む、なんでお前も乗るんだ」
勇者「お前一人じゃ心配だからな」
魔王「むぅ…前が見えないではないか」
勇者「我慢しろ。ちゃんと、俺の体につかまっとけよ?」
魔王(あれ? これって、もしかして…勇者と二人?)
魔王「はわわ…」カァァ
勇者「あ? どうした?」
魔王「な、なんでもないわ! バカ!」
勇者(いきなり貶された…)
勇者「よっし、それじゃあ出発しましょう」
「あいよー!」
魔王「はわわ…」カァァ
勇者「あ? どうした?」
魔王「な、なんでもないわ! バカ!」
勇者(いきなり貶された…)
勇者「よっし、それじゃあ出発しましょう」
「あいよー!」
おいぃ!そこは前に乗せて後ろから抱くようにしてやるだろおおお!!
パカラパカラ
魔王「…」ムッスー
勇者「ん? どした、機嫌悪いな」
魔王「ふんっ、眺めが悪すぎる、それに、鈍い」
勇者「仕方ないだろ。護衛が仕事なんだから。護衛だけ先走ったら意味ねぇだろ」
魔王「ならばこの眺めだけでもどうにかしろ」
勇者「それなら、できるけど、お前がいいのか?」
魔王「どういうことだ?」
勇者「俺の前に行けば、眺めは良くなるけど…」
魔王「…けど?」
魔王「…」ムッスー
勇者「ん? どした、機嫌悪いな」
魔王「ふんっ、眺めが悪すぎる、それに、鈍い」
勇者「仕方ないだろ。護衛が仕事なんだから。護衛だけ先走ったら意味ねぇだろ」
魔王「ならばこの眺めだけでもどうにかしろ」
勇者「それなら、できるけど、お前がいいのか?」
魔王「どういうことだ?」
勇者「俺の前に行けば、眺めは良くなるけど…」
魔王「…けど?」
勇者「俺に抱かれるみたいなことになる」
魔王「…」ボンッ!
勇者「うお!? 顔がなんかすごい真っ赤!?」
魔王「な、なな、ながめが良くなるなら、そお、そんなこっ、こと、どーでもいいっ!」
魔王(む、むしろ…そっちの方が…嬉しい)
勇者「いいのか?」
魔王「いいと言っているだろうが! は、はははははあ、はやくしりょ!」
魔王「…」ボンッ!
勇者「うお!? 顔がなんかすごい真っ赤!?」
魔王「な、なな、ながめが良くなるなら、そお、そんなこっ、こと、どーでもいいっ!」
魔王(む、むしろ…そっちの方が…嬉しい)
勇者「いいのか?」
魔王「いいと言っているだろうが! は、はははははあ、はやくしりょ!」
勇者「わかった…よいっしょっと」
魔王「はわわわわわ…」カァァァァァ
勇者「どうだ? ちょっと馬の頭が邪魔かもしれないけど、いい眺めだろ?」
魔王「ま、まあ、じぇっけいだな…」
勇者「はは、絶景、な?」
魔王「噛んだだけだ!」
勇者「わりーわりー」
魔王「はわわわわわ…」カァァァァァ
勇者「どうだ? ちょっと馬の頭が邪魔かもしれないけど、いい眺めだろ?」
魔王「ま、まあ、じぇっけいだな…」
勇者「はは、絶景、な?」
魔王「噛んだだけだ!」
勇者「わりーわりー」
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