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元スレ魔王「ふはは、小さいからといって甘く見ていたな!」

みんなの評価 : ★★★×6
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勇者「い、いいよ、家でゆっくりしとけよ」
魔王「いやだ!」
賢者「はっはっは。仲がいいのう」
勇者「い、いやそんなことはないんですよ!?」
魔王「な、なにおう!」
賢者「それでは、張り切って行こうではないか」
勇者「は、はい!」
魔王「…」(デレデレしおって…)
魔王「いやだ!」
賢者「はっはっは。仲がいいのう」
勇者「い、いやそんなことはないんですよ!?」
魔王「な、なにおう!」
賢者「それでは、張り切って行こうではないか」
勇者「は、はい!」
魔王「…」(デレデレしおって…)
勇者「募金にご協力くださーい」
「おや、勇者様じゃないですか!」
「魔王討伐、おめでようございます」
勇者「いやいや、それほどでもないですよ」
魔王「…ふんっ」
「それじゃあすこしだけ」
チャリン
勇者「ありがとうございまーす!」
賢者「そういえば、討伐したのだったな、勇者よ」
勇者「は、はい! そうなんですよ。あはははは」
賢者「すまんかったな、私もお供できればよかったのだが…」
勇者「いえいえ、賢者さんの手を煩わす事なんてできませんよ」
「おや、勇者様じゃないですか!」
「魔王討伐、おめでようございます」
勇者「いやいや、それほどでもないですよ」
魔王「…ふんっ」
「それじゃあすこしだけ」
チャリン
勇者「ありがとうございまーす!」
賢者「そういえば、討伐したのだったな、勇者よ」
勇者「は、はい! そうなんですよ。あはははは」
賢者「すまんかったな、私もお供できればよかったのだが…」
勇者「いえいえ、賢者さんの手を煩わす事なんてできませんよ」
賢者「しかし、ひとりで魔王討伐とは、なかなかの大役を一人でこなすとは、すごいのう」
勇者「お褒めに預り、光栄です」
魔王「…」バチッ
勇者「気を取り直して…募金にご協力おねがいしまーす!」
そして…
賢者「そろそろ、おしまいにしよう、どうじゃ? お昼をご馳走しよう」
勇者「え、本当ですか?」
賢者「うむ、あまり上手くないが、料理でも…」
勇者(手料理…!)「はい、いただきます!」
魔王「…」バチッバチッ
勇者「お褒めに預り、光栄です」
魔王「…」バチッ
勇者「気を取り直して…募金にご協力おねがいしまーす!」
そして…
賢者「そろそろ、おしまいにしよう、どうじゃ? お昼をご馳走しよう」
勇者「え、本当ですか?」
賢者「うむ、あまり上手くないが、料理でも…」
勇者(手料理…!)「はい、いただきます!」
魔王「…」バチッバチッ
勇者「おい、行くぞ」
魔王「私はいい」
勇者「は? なんで」
魔王「そんなことを言いながら、お前は私のことを邪魔者だと思っているのだろう?」
勇者「は、はぁ?」
魔王「ふん、私はいい。まずい飯など食べたくもないわ」
勇者「お、おい! 賢者さんに謝れ!」
魔王「ふんだっ! バーカバーカ!」
賢者「勇者よ、あいつの言うとおりじゃ。私の飯は決して美味くはない」
勇者「それでも許せませんよ…」
賢者「あの子はまだ未熟じゃ。おまえさんがやつを熟成しないといけないのに、お前さんが未熟でどうする?」
勇者「は、はい…すいませんでした」
魔王「私はいい」
勇者「は? なんで」
魔王「そんなことを言いながら、お前は私のことを邪魔者だと思っているのだろう?」
勇者「は、はぁ?」
魔王「ふん、私はいい。まずい飯など食べたくもないわ」
勇者「お、おい! 賢者さんに謝れ!」
魔王「ふんだっ! バーカバーカ!」
賢者「勇者よ、あいつの言うとおりじゃ。私の飯は決して美味くはない」
勇者「それでも許せませんよ…」
賢者「あの子はまだ未熟じゃ。おまえさんがやつを熟成しないといけないのに、お前さんが未熟でどうする?」
勇者「は、はい…すいませんでした」
そして
勇者「ただいま」
魔王「…」プイッ
勇者「…賢者さんの飯、普通に美味かったぞ」
魔王「そんなこと聞いとらんわ」
勇者「…」イラッ
勇者「あのな…お前そろそろいいかげんにしろよ?」
魔王「…」
勇者「なにが気にくわないのか知らないけどな、このさいはっきりさせろよ」
魔王「…」プイッ
勇者「おい! 目をそらすなよ!」
魔王「…」
勇者「…お前…泣いてるのか?」
勇者「ただいま」
魔王「…」プイッ
勇者「…賢者さんの飯、普通に美味かったぞ」
魔王「そんなこと聞いとらんわ」
勇者「…」イラッ
勇者「あのな…お前そろそろいいかげんにしろよ?」
魔王「…」
勇者「なにが気にくわないのか知らないけどな、このさいはっきりさせろよ」
魔王「…」プイッ
勇者「おい! 目をそらすなよ!」
魔王「…」
勇者「…お前…泣いてるのか?」
魔王「な、泣くわけがなかろう!」
勇者「で、でも…」
魔王「目にゴミが入っただけだ!」
勇者「そんなに涙でたらとりあえず病院行かねえとダメだろ」
魔王「…」ダッ
勇者「お、おい!」
勇者「…ったく、もうあたり真っ暗だぞ?」
勇者「くそ、追いかけるかっ」
勇者「で、でも…」
魔王「目にゴミが入っただけだ!」
勇者「そんなに涙でたらとりあえず病院行かねえとダメだろ」
魔王「…」ダッ
勇者「お、おい!」
勇者「…ったく、もうあたり真っ暗だぞ?」
勇者「くそ、追いかけるかっ」
勇者「おーい!」
勇者「くそ、あいつ早すぎるだろ…もうどこにもいねえじゃねぇか…」
遊び人「あら、勇者じゃんやほー」
勇者「おお、遊び人。また今日も朝までお遊びかい?」
遊び人「まぁね。伝説の勇者様がこんな時間にどうしたんだい?」
勇者「いや、実はな、さっき…」
遊び人「ああ、あの子か」
勇者「知ってるのか?」
遊び人「たりめぇよ、もう街では相当有名だぜ?」
勇者「くそ、あいつ早すぎるだろ…もうどこにもいねえじゃねぇか…」
遊び人「あら、勇者じゃんやほー」
勇者「おお、遊び人。また今日も朝までお遊びかい?」
遊び人「まぁね。伝説の勇者様がこんな時間にどうしたんだい?」
勇者「いや、実はな、さっき…」
遊び人「ああ、あの子か」
勇者「知ってるのか?」
遊び人「たりめぇよ、もう街では相当有名だぜ?」
遊び人「さっき、あっちの森に突っ走ってったけどあの森、夜は相当危険だぜ?」
勇者「そうか、ありがとう」
遊び人「どーいたましてー」
勇者「あとな、遊び人」
遊び人「あん?」
勇者「お前は可愛いんだから、口調を改めた方がいいと思うぞ。絶対損してるからな」
遊び人「な、なにいってんだよ…」カァァ
勇者「じゃあな!」
遊び人「…イメチェン、してみよっかな…」
勇者「そうか、ありがとう」
遊び人「どーいたましてー」
勇者「あとな、遊び人」
遊び人「あん?」
勇者「お前は可愛いんだから、口調を改めた方がいいと思うぞ。絶対損してるからな」
遊び人「な、なにいってんだよ…」カァァ
勇者「じゃあな!」
遊び人「…イメチェン、してみよっかな…」
勇者「はぁ、はぁ…」
勇者(あの森は、凶暴なやつが多い。夜行性の魔物ばかりだから、この時間帯は本当に危険だ)
勇者「恩に着るぜ、遊び人!」
魔王「…はぁ…はぁ…」
魔王「ここなら、あいつもこれまい」
魔王「…いつまで、涙を流している」
魔王「流す必要がどこにある…」
勇者(あの森は、凶暴なやつが多い。夜行性の魔物ばかりだから、この時間帯は本当に危険だ)
勇者「恩に着るぜ、遊び人!」
魔王「…はぁ…はぁ…」
魔王「ここなら、あいつもこれまい」
魔王「…いつまで、涙を流している」
魔王「流す必要がどこにある…」
「グルルルル…」
魔王「!」
「グアウゥ!」
魔王「…やれやれ、仕方がない…」
魔王「今の私は加減ができんぞ?」
勇者「! いた! おい…」
勇者「…!?」
勇者(魔物を…食っている?)
魔王「!」
「グアウゥ!」
魔王「…やれやれ、仕方がない…」
魔王「今の私は加減ができんぞ?」
勇者「! いた! おい…」
勇者「…!?」
勇者(魔物を…食っている?)
魔王「ふぅ…ひさしぶりにまとも飯を食べた」
勇者「…」
魔王「…む、まだたくさんいうようだな…」
魔王「一匹残らず食ってやる!」
勇者「…帰ろう」
勇者「俺がここで出ていっても、何も起こらないだろうし」
勇者「…」
勇者「…」
魔王「…む、まだたくさんいうようだな…」
魔王「一匹残らず食ってやる!」
勇者「…帰ろう」
勇者「俺がここで出ていっても、何も起こらないだろうし」
勇者「…」
魔物は魔王を襲うのか
魔王は魔物を食べるのか
魔物は魔王の手先じゃないのか
魔王は魔物を食べるのか
魔物は魔王の手先じゃないのか
>>117
自然繁殖した魔物たくさんいるわけで…ってことで考えておいてくれ。
自然繁殖した魔物たくさんいるわけで…ってことで考えておいてくれ。
>>119
OK水差して悪かった
OK水差して悪かった
勇者「…はぁ」
勇者「やなもん見ちまったな…」
勇者「くそ、俺の予定では、襲われそうなあいつを俺の剣でぶった斬る…だったのに!」
勇者「…あいつ、このまま帰ってこないのか?」
勇者「…もういっかい、森に行こう」
勇者「やなもん見ちまったな…」
勇者「くそ、俺の予定では、襲われそうなあいつを俺の剣でぶった斬る…だったのに!」
勇者「…あいつ、このまま帰ってこないのか?」
勇者「…もういっかい、森に行こう」
魔王「…」
勇者「おい!」
魔王「む、勇者…」
勇者(う、口が血まみれ…)
魔王「ふむ…見ていたのか」
勇者「…ああ」
魔王「見られては仕方がない」
魔王「死んでもらう」
勇者「おい!」
魔王「む、勇者…」
勇者(う、口が血まみれ…)
魔王「ふむ…見ていたのか」
勇者「…ああ」
魔王「見られては仕方がない」
魔王「死んでもらう」
勇者「!」
シュン
勇者(んな!? 早いっ!)
勇者(やべえ、殺られる…!)
魔王「…」
勇者「…え?」(寸止め…?)
魔王「おかしいな…まったく、笑わせる」
勇者「?」
魔王「これ以上、体が動かない。動くのを拒否する」
勇者「…」
魔王「なぜだろうな、私はいったいどうしたのだろうな…」
シュン
勇者(んな!? 早いっ!)
勇者(やべえ、殺られる…!)
魔王「…」
勇者「…え?」(寸止め…?)
魔王「おかしいな…まったく、笑わせる」
勇者「?」
魔王「これ以上、体が動かない。動くのを拒否する」
勇者「…」
魔王「なぜだろうな、私はいったいどうしたのだろうな…」
勇者「…」ギュッ
魔王「にゃ!? なにをする!」
勇者「もういい、何も言うな」
魔王「は、離せ! 離せよう!」
勇者「ええい、離さん! 絶対に離さないからな!」
魔王「私は…あの女みたいに、胸は柔らかくないぞ…?」
勇者(姫のことか?)「そんなこと、関係ないだろ…」
魔王「まあ、お前が、そ、そこまでそうしたいのなら…少しの間は、このままで、…いいぞ」
魔王「にゃ!? なにをする!」
勇者「もういい、何も言うな」
魔王「は、離せ! 離せよう!」
勇者「ええい、離さん! 絶対に離さないからな!」
魔王「私は…あの女みたいに、胸は柔らかくないぞ…?」
勇者(姫のことか?)「そんなこと、関係ないだろ…」
魔王「まあ、お前が、そ、そこまでそうしたいのなら…少しの間は、このままで、…いいぞ」
勇者「俺はお前と出会えてよかった!」
魔王「そ、そうか?」
勇者「俺は魔王を倒したあと、どれほど面白くない人生が続くんだろうってずっと考えてた」
勇者「でも、お前に会って、この先も面白い人生になるって、思えたんだ」
魔王「ふ、ふんっ」
勇者「だから、どっかに行こうなってしないでくれよ」
魔王「…」
勇者「な?」
魔王「…」コクリ
勇者「よし、それじゃあ帰ろうか」
魔王「…」コクリ
魔王(でも、それは無理だ…。私とお前は対の存在…なのだから)
魔王「そ、そうか?」
勇者「俺は魔王を倒したあと、どれほど面白くない人生が続くんだろうってずっと考えてた」
勇者「でも、お前に会って、この先も面白い人生になるって、思えたんだ」
魔王「ふ、ふんっ」
勇者「だから、どっかに行こうなってしないでくれよ」
魔王「…」
勇者「な?」
魔王「…」コクリ
勇者「よし、それじゃあ帰ろうか」
魔王「…」コクリ
魔王(でも、それは無理だ…。私とお前は対の存在…なのだから)
勇者「もう、だいぶ遅くなっちまったな」
魔王「そうだな」
勇者「お前はそのベッドで寝な」
魔王「お前はどうするんだ?」
勇者「俺はテーブルに突っ伏して寝るからいい」
魔王「…」
勇者「じゃあ、おやす…」
ギュッ
勇者「ん?」
魔王「…私にはあのベッドは、大きすぎる」
勇者「そうだろうな」
魔王「だから、二人で寝ても、支障はないはずだ」
勇者「え」
魔王「か、勘違いするなよ、私はベッドをただもっと有効活用したいだけだ!」
勇者「…そうか、じゃあ、一緒に寝るか」
魔王「そうだな」
勇者「お前はそのベッドで寝な」
魔王「お前はどうするんだ?」
勇者「俺はテーブルに突っ伏して寝るからいい」
魔王「…」
勇者「じゃあ、おやす…」
ギュッ
勇者「ん?」
魔王「…私にはあのベッドは、大きすぎる」
勇者「そうだろうな」
魔王「だから、二人で寝ても、支障はないはずだ」
勇者「え」
魔王「か、勘違いするなよ、私はベッドをただもっと有効活用したいだけだ!」
勇者「…そうか、じゃあ、一緒に寝るか」
魔王「う、うむ…」
勇者「なんてな。お前は嫌だろ?」
魔王「え?」
勇者「好きでもないやつと一緒に寝るなんてできないだろ」
魔王「そ、そんな…」
勇者「ん?」
魔王「そ、そ、その通りだ! お前となぞ一緒に寝とうないわ!」
勇者「そうだよな、それじゃあ、おやすみぃ」
魔王「…うぅ……ふえぇん…」
勇者「なんてな。お前は嫌だろ?」
魔王「え?」
勇者「好きでもないやつと一緒に寝るなんてできないだろ」
魔王「そ、そんな…」
勇者「ん?」
魔王「そ、そ、その通りだ! お前となぞ一緒に寝とうないわ!」
勇者「そうだよな、それじゃあ、おやすみぃ」
魔王「…うぅ……ふえぇん…」
次の日
魔王(寝顔が見れなくなるのは悲しいが…)「おい、起きろ!」
勇者「ん? おお、おはよう」
魔王「うむ」
勇者「今朝は早いな」
魔王「うむ」
勇者「うむ以外言えないのか?」
魔王「う、うるさい!」
勇者「どうして起こしたんだよ?」
魔王「その…なんだ。散歩にでも行かないかと…思って」
勇者「散歩? ああ、いいぜ」
魔王(寝顔が見れなくなるのは悲しいが…)「おい、起きろ!」
勇者「ん? おお、おはよう」
魔王「うむ」
勇者「今朝は早いな」
魔王「うむ」
勇者「うむ以外言えないのか?」
魔王「う、うるさい!」
勇者「どうして起こしたんだよ?」
魔王「その…なんだ。散歩にでも行かないかと…思って」
勇者「散歩? ああ、いいぜ」
勇者「でも、いきなりどうしたんだよ、散歩なんて」
魔王「べ、別に、理由はない」
勇者「? そうか」
魔王「…」
勇者「ん?」
魔王「こっちを、見るな! バカ!」
勇者「え、あ、すまん」
魔王(照れるだろう…まったく!)
魔王「べ、別に、理由はない」
勇者「? そうか」
魔王「…」
勇者「ん?」
魔王「こっちを、見るな! バカ!」
勇者「え、あ、すまん」
魔王(照れるだろう…まったく!)
勇者「あのさ」
魔王「…うむ」
勇者「ずっと気になってるんだけど」
魔王「うむ」
勇者「魔王は、どこに行っちまったんだろうな」
魔王「…は?」
勇者「ほら、お前だけを残して、どこに行っちまっただろうって」
魔王「お前の馬鹿さにはほとほと呆れた」
勇者「え? 何がだ?」
魔王「なんでもないっ」
魔王「…うむ」
勇者「ずっと気になってるんだけど」
魔王「うむ」
勇者「魔王は、どこに行っちまったんだろうな」
魔王「…は?」
勇者「ほら、お前だけを残して、どこに行っちまっただろうって」
魔王「お前の馬鹿さにはほとほと呆れた」
勇者「え? 何がだ?」
魔王「なんでもないっ」
魔王「それと、勇者よ」
勇者「あん?」
魔王「私はまだお前をすべて認めていないからな」
勇者「そうか。それならよかった」
魔王「な、なぜじゃ?」
勇者「そういうのはゆっくりでいいからさ。じっくりと考えて、結果を出してくれよ」
魔王「そうか…まあ、お前もそうであろう?」
勇者「ああ、俺はすでにお前のことを全部受け止める覚悟だ」
魔王「えっ」カァァ
勇者「俺はこらから二人で暮らしていくって、お前に言っただろ」
魔王「…そうだな」
勇者「ま、お前が嫌になったらどこに行ってもいい。俺はその時もちゃんと覚悟しとくからさ」
勇者「でも、何も言わずに消えるのはやめてくれよ?」
魔王「…」コクリ
勇者「あん?」
魔王「私はまだお前をすべて認めていないからな」
勇者「そうか。それならよかった」
魔王「な、なぜじゃ?」
勇者「そういうのはゆっくりでいいからさ。じっくりと考えて、結果を出してくれよ」
魔王「そうか…まあ、お前もそうであろう?」
勇者「ああ、俺はすでにお前のことを全部受け止める覚悟だ」
魔王「えっ」カァァ
勇者「俺はこらから二人で暮らしていくって、お前に言っただろ」
魔王「…そうだな」
勇者「ま、お前が嫌になったらどこに行ってもいい。俺はその時もちゃんと覚悟しとくからさ」
勇者「でも、何も言わずに消えるのはやめてくれよ?」
魔王「…」コクリ
勇者「っと、歩いてるうちにこんなところに着いちまったな」
魔王「うわぁ…すごい…綺麗な湖だな」
勇者「だろ? 俺はこの湖を見て、旅することにしたんだ」
魔王「なんで?」
勇者「俺が行くか行かないか迷ってた頃、ちょうど今日の今頃ぐらいの時間にとぼとぼ歩いてたんだ」
勇者「そしたら、ここに着いてさ。この、大きな湖を見たんだ。それで世界にはこれ以上の何かが存在するんだって、あの時、思っただろうな」
魔王(じゃあ、これがなかったら、私はこいつと出会わなかったのか…)
魔王「うふふ…」
勇者「なんだ? 不気味な笑い声出して」
魔王「ぶ、不気味とは失礼な!! ふんっ! …ただ」
勇者「ただ?」
魔王「湖サマサマ、だな」
勇者「…そうだな」
魔王「うわぁ…すごい…綺麗な湖だな」
勇者「だろ? 俺はこの湖を見て、旅することにしたんだ」
魔王「なんで?」
勇者「俺が行くか行かないか迷ってた頃、ちょうど今日の今頃ぐらいの時間にとぼとぼ歩いてたんだ」
勇者「そしたら、ここに着いてさ。この、大きな湖を見たんだ。それで世界にはこれ以上の何かが存在するんだって、あの時、思っただろうな」
魔王(じゃあ、これがなかったら、私はこいつと出会わなかったのか…)
魔王「うふふ…」
勇者「なんだ? 不気味な笑い声出して」
魔王「ぶ、不気味とは失礼な!! ふんっ! …ただ」
勇者「ただ?」
魔王「湖サマサマ、だな」
勇者「…そうだな」
すまん、脇腹の激痛に耐えられない…。
朝には戻ります。すんません…。
朝には戻ります。すんません…。



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